JP3040309U - 扉の開放防止具 - Google Patents

扉の開放防止具

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JP3040309U
JP3040309U JP1997000528U JP52897U JP3040309U JP 3040309 U JP3040309 U JP 3040309U JP 1997000528 U JP1997000528 U JP 1997000528U JP 52897 U JP52897 U JP 52897U JP 3040309 U JP3040309 U JP 3040309U
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door
suction plate
opening
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徹 藤堂
佳行 田中
明子 丸谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 扉のロック及びその解除に際してホルダを移
動させることがなく、ロック及び解除が容易でその上見
映えのよい扉の開放防止具を得ること。 【解決手段】 先端部に係止爪32を有するほぼU字状
の係止具30が前後方向にスライド可能に収容され、前
面に開口部6を有し下部に吸着盤20が取付けられて両
開き戸の一方の扉に装着される第1のホルダ1aと、前
面に開口部6を有し下部に吸着盤20が取付けられて両
開き戸の他方の扉に第1のホルダ1aと前面同志を対向
させて装着される第2のホルダ1bとを備え、扉を閉じ
たときに係止具30を前進させてその先端部を第2のホ
ルダ1bの開口部6内に挿入し、その係止爪32を第2
のホルダ1bに係止させるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、キャビネットや戸棚などの両開き戸をロックするための扉の開放防 止具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
キャビネットや戸棚などの両開き戸は、通常、本体側に設けた磁石と、扉側に 設けた鉄製の吸着材とからなる磁石錠を有し、扉を閉じると吸着材が磁石に吸着 されロックするようになっている。
【0003】 しかしながら、このような磁石錠は、ある程度の外力が加わるとロックが簡単 に解除されて扉が開放されてしまうので、幼児などのいたずらにより扉が開いて しまい、本体内の物が落下したり、本体内に収容したものを飲食するなどのおそ れがあり、危険である。また、冷蔵庫の場合は、幼児なとが扉を開いたまま放置 することがあり、冷却効果が低下するばかりでなく、電力の無駄使いなる。
【0004】 このような扉の開放防止具として、実公平7−43403号公報に記載された 考案がある。この考案は、係止部を有し吸盤が取付けられた雄形ホルダと、この 雄形ホルダの係止部が係止する係合部を有し、吸盤が取付けられた雌形ホルダと からなり、例えば、両開き戸を有するキャビネットの一方の扉に雄形ホルダを、 他方の扉に雌形ホルダをそれぞれ吸盤により係止部と係合部を対向させて取付け る。
【0005】 扉を閉めて雄、雌形ホルダの両者又は何れか一方を吸盤に沿って前方にスライ ドさせると、雄形ホルダの係止部が雌形ホルダの係合部に挿入されて係止し、ロ ックされる。これにより、扉を開くことができない。 扉を開くときは、雄形ホルダの係止部に設けた操作部を圧下するとにより係止 部の係合部への係止が解除されるので、操作部を圧下したままの状態で、雄、雌 形ホルダの両者又は何れか一方を後方にスライドさせる。これにより、雄、雌形 ホルダは互いに離れ、ロックが解除される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような扉の開放防止具は、両開き戸の扉を閉めて雄、雌形ホルダを結合 すれば、扉はロックされるが、次のような問題がある。 (1)扉を開閉するためロック又はロックを解除するためには、少なくとも一方 のホルダを吸盤に沿ってスライドさせなければならいので、その都度吸盤に大き な力が作用し、これを繰返すうちに吸盤の吸着力が低下して扉から外れ易くなる 。
【0007】 (2)扉を開放したときは、雄、雌形ホルダは扉の表面に沿って垂下するので、 扉を閉じてロックするときは、雄、雌ホルダを回動して水平にし、両者の位置合 わせを行って結合しなければならないので、ロック操作が面倒である。
【0008】 (3)上記(1)の問題の対策として吸着部の大きい吸盤を用いる必要があるた め、扉への取付時に吸盤が雄、雌形ホルダの本体から上下にはみ出し、また、ホ ルダの本体の上面にはホルダの本体をスライドさせるための長穴が露出している ため、見映えが悪い。
【0009】 本考案は、上記の課題を解決するためになされたもので、扉のロック及びその 解除に際してホルダを移動させることがなく、また、ロック及び解除が容易でそ の上見映えのよい扉の開放防止具を得ることを目的としたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
(1)本考案に係る扉の開放防止具は、先端部に係止爪を有するほぼU字状の係 止具が前後方向にスライド可能に収容され、前面に開口部を有し下部に吸着盤が 取付けられて両開き戸の一方の扉に装着される第1のホルダと、前面に開口部を 有し下部に吸着盤が取付けられて前記両開き戸の他方の扉に前記第1のホルダと 前面同志を対向させて装着される第2のホルダとを備え、前記扉を閉じたときに 前記係止具を前進させてその先端部を前記第2のホルダの開口部内に挿入し、そ の係止爪を該第2のホルダに係止させるようにしたものである。
【0011】 (2)上記(1)の扉の開放防止具において、両側壁に操作窓を、また前壁に開 口部を有し、天板に凹状の吸着盤取付部が設けられた断面ほぼコ字状の第1のホ ルダと、前壁に開口部を有し、天板に凹状の吸着盤取付部が設けられた断面ほぼ コ字状の第2のホルダと、前記第1、第2のホルダの凹状の吸着盤取付部を閉塞 するカバーと、前記第1、第2のホルダの吸着盤取付部に取付けられる吸着盤と 、先端部に係止爪を有し両側面に操作つまみが突設されてほぼU字状に形成され 、前記第1のホルダ内に前記操作つまみを操作窓から露出させて中心方向に変位 可能、かつ前後方向にスライド可能に収容された係止具とを備えたものである。
【0012】 (3)上記(1)の扉の開放防止具において、両側壁に操作窓を、また前壁に開 口部を有し、係止穴を有する一対の係止リブが天板の下面に設けられた断面ほぼ コ字状の第1のホルダと、前面に開口部を有し、係止穴を有する一対の係止リブ が天板の下面に設けられた断面ほぼコ字状の第2のホルダと、前記第1、第2の ホルダの係止リブに設けた係止穴に係止する係止爪を有する係止片が両側に設け られた吸着盤取付具と、該吸着盤取付具に取付けられる吸着盤と、先端部に係止 爪を有し両側面に操作つまみが突設されて弾性材によりほぼU字状に形成され、 前記第1のホルダ内に前記操作つまみを操作窓から露出させて中心方向に変位可 能かつ前記方向にスライド可能に収容された係止具とを備えたものである。
【0013】 (4)上記(2)又は(3)の扉の開放防止具において、第1のホルダの吸着盤 取付部と後壁との間又は後壁側の係止リブと後壁との間において天板に係止具の ガイドリブを設けた。
【0014】
【考案の実施の形態】
実施形態1 図1は本考案に係る扉の開放防止具の実施形態1の分解斜視図である。図にお いて、1aは合成樹脂成型品からなる第1のホルダ、1bは同じく第2のホルダ である。15は合成樹脂成型品からなるカバー、20は合成樹脂、ゴム等の弾性 材からなる吸着盤、30は合成樹脂成型品からなり弾性を有する係止具である。
【0015】 第1のホルダ1aの一例を図2に示す。図において、2は周壁3を有し、下面 が開口され両側に設けた段部4を介して天板5が設けられた断面ほぼコ字状の本 体部で、周壁3の前面側には開口部6が設けられている。7a,7bは周壁3の 上方の対向する二面に設けられた操作窓である。 8は天板5のほぼ中央部に設けられた吸着盤取付部で、ほぼ楕円形状の凹部9 からなり、底部には円形の貫入穴10と、その一方の側に連続する貫入穴10の 径より幅の狭い取付溝11とが設けられており、貫入穴10の他方の側と取付溝 11の端部には、それぞれガイド溝12a,12bが設けられている。13a, 13bはガイド穴12a,12bに接する凹部9の周壁の下部に設けられた係止 部である。 第2のホルダ1bは、操作窓7a,7bが設けられていない点を除けば、第1 のホルダ1aと同じ構造のものである。
【0016】 カバー15は、図3に示すように、第1、第2のホルダ1a,1bの吸着盤取 付部8に設けた凹部9に嵌合しうる形状の本体16と、本体16の両側から下方 に突設され、先端部に係止爪18を有して第1、第2のホルダ1a,1bの凹部 9に設けたガイド穴12a,12bに挿入される係止片17と、本体16の下面 の中央部から若干一方の側に片寄って突設されたストッパ片19とからなってい る。なお、ストッパ片19は、本体16の下面中央部に設けてもよく、このよう に構成することによりカバー15の方向性をなくすことができる。
【0017】 吸着盤20は、図4に示すように、第1、第2のホルダ1a,1bの吸着盤取 付部8に設けた貫入穴10に挿入しうる大きさで円形の頭部21と、取付溝11 に挿入しうる大きさで断面四角形の頸部22と、頭部21より大径の台部23と 、台部23からスカート状に形成された吸着部24とかなり、吸着部24の下面 中心部には穴25が設けられている。
【0018】 係止具30は、図1に示すように、先端部に係止爪32を有する一対の係止片 31と、両係止片31を連結する弾性部33とによりほぼU字状に形成されてお り、係止片31の外壁にはほぼ半円状で外周にすべり止めが設けられた操作つま み34が突設されている。35は操作つまみ34の下面に突設されたストッパで ある(図5、図6、図9参照)。このように構成した係止具30の係止片31は 、弾性部33により外方に開く方向に付勢されている。
【0019】 次に、上記のように構成した本考案の組立手順を、図1〜図9を参照して説明 する。 (1)ストッパ35を下にして第1のホルダ1aの下部開口部から係止具30を 挿入し、その先端部を操作窓7a,7bに当てがい、操作つまみ34を操作窓7 a,7b内に嵌挿する。このとき、操作つまみ34の一部は操作窓7a,7bか ら露出しており(図7)、また、係止具30の弾性部33は第1のホルダ1aの 周壁3に設けたストッパリブ14(図5)に当接し、操作つまみ34に設けたス トッパ35は段部4の内壁4a(図2(c)、図5)に押付けられて、係止具3 0はその位置に保持される。
【0020】 (2)次に、第1のホルダ1aの下部開口部から、吸着盤取付部8の貫入穴10 に吸着盤20の頭部21を挿入し、ついで、後方(開口部6の反対側)に移動さ せてその頸部22を取付溝11内に挿入する。
【0021】 (3)この状態で、天板5の上方から、カバー15の係止片17を吸着盤取付部 8のガイド穴12a,12bに挿入し、押込む。これにより、カバー15の本体 16が吸着盤取付部8の凹部9内に嵌合され、また、係止爪18が吸着盤取付部 8の係止部13a,13bに係止する。このとき、カバー15に設けたストッパ ー片19は、吸着盤20の頭部21に当接又は近接して位置し(図9)、吸着盤 20の移動を阻止する。 同様にして、第2のホルダ1bに吸着盤20及びカバー15を装着する。これ により、第1、第2のホルダ1a,1bの組立が終了する。
【0022】 次に、本考案に係る扉の開放防止具のキャビネット等の扉への取付けについて 、図5、図6を参照して説明する。先ず、第1、第2のホルダ1a,1bの開口 部6を対向させ、両者の前面側周壁3を当接する。この状態で一部が操作窓7a ,7bから露出している操作つまみ34を親指と人差指で矢印a方向に押圧する 。これにより、係止具30の係止片31は図6に実線で示すように、内側に向っ て弾性変位する。
【0023】 この状態で、操作つまみ34を操作窓7a,7bに沿って矢印b方向にスライ ドさせる。これにより、係止具30の係止爪32は両ホルダ1a,1bの開口部 6を通って第2のホルダ1b内に位置する。そして、両操作つまみ34から指を 離すと、係止具30の係止片31はその弾性により元の状態に戻り、係止爪32 が第2のホルダ1bの開口部6の側壁6cに係止し(図6に係止状態を破線で示 す)、図6〜図9に示すように、両ホルダ1a,1bは一体に結合される。
【0024】 このようにして、両ホルダ1a,1bを結合した状態で、図10に示すように 、例えば、キャビネット40の扉41a,41bに、両ホルダ1a,1bの当接 部を扉41a,41bの合せ目とほぼ一致させ、両吸着盤20を扉41a,41 bにそれぞれ吸着させる。これにより、扉の開放防止具のキャビネット等への取 付けが完了する。
【0025】 扉41a,41bを開放するときは、操作つまみ34を親指と人差指で図6の 矢印a方向に押圧しながら反矢印b方向にスライドさせる。これにより、係止具 30の係止爪32が第2のホルダ1bの側壁6cから離れ、ロックが解除される 。このとき、係止具30は図5の状態に戻る。ロックが解除されたことにより、 扉41a,41bを容易に開放することができる。 扉41a,41bを閉めたときは、両操作つまみ34を指で挟んで矢印a方向 に押しながら矢印b方向にスライドさせたのち指を離せば、係止具30の係止爪 32が第2のホルダ1bの側壁6cに係止し、ロックされる。
【0026】 実施形態2 図11は本考案の実施形態2の要部を示すもので、(a)は第1のホルダ1a の下面図、(b)はその左側面図である。本実施形態は、第1のホルダ1aの天 板5の下面に、周壁3の後部の壁面と吸着盤取付部8の後部側との間に2条のガ イドリブ14a,14bを設けると共に、係止具30の弾性部33の上面に、こ のガイドリブ14a,14bの間にスライド可能に嵌入する突起部(図示せず) を設けたものである。
【0027】 また、第1、第2のホルダ1a,1bの周壁3の前面側に、係止具30の係止 爪32のスライド方向に対向して、この係止爪32が挿入される開口部6a,6 bをそれぞれ設けたものである。 上記のように構成した本実施形態によれば、係止具30の前後方向へのスライ ドに際して係止具30に設けた突起部が、ガイドリブ14a,14bに沿って移 動するので、スライド方向と直行する方向にずれるのを防止することができる。
【0028】 実施形態3 図12は本考案の実施形態3の平面図、図13はそのF−F断面図である。な お、図13には係止具30は省略してあり、また、実施形態1と同じ部分にはこ れと同じ符号を付し、説明を省略する。 本実施形態においては、第1、第2のホルダ1a,1bの吸着盤取付部8を形 成する凹部9の底部に四角形の取付穴11aを設け、その両側にガイド穴12a ,12bを設けた。
【0029】 また、吸着盤20は、取付穴11aの幅より大径の頸部22aと吸着部24と からなり、頸部22aに上端部に開口する四角形の有底穴25aを設けたもので ある。26は止め具で、取付穴11aの幅より大径の頭部27と、取付穴11a より若干小さく、吸着盤20の有底穴25aより僅かに大きい四角形の脚部28 とからなっている。
【0030】 上記のような第1のホルダ1aに吸着盤20を取付けるには、第1のホルダ1 aに係止具30を装着したのち、下方から吸着盤20を挿入し、その頸部22a を吸着盤取付部8の下面に当接する。そして、吸着盤取付部8の上から取付穴1 1a内に止め具26の脚部28を挿入し、ついで、この脚部28を吸着盤20の 有底穴25aに圧入する。これにより吸着盤20は第1のホルダ1aに取付けら れる。同様にして第2のホルダ1bに吸着盤20を取付ける。なお、本実施形態 によれば、吸着盤20は取付穴11aにより所定の位置に保持されるので、カバ ー15のストッパ片19を省略することができる。
【0031】 実施形態4 図14は本考案の実施形態4の第1のホルダの平面図、下面図及びG−G断面 図、図15は本実施形態に使用する吸着盤取付具の平面図及びH−H断面図であ る。 本実施形態は、実施形態1〜3で説明した第1、第2のホルダ1a,1bの天 板5に設けた吸着盤取付部8を省略し、天板5の下面に係止穴42を有する係止 リブ41a,41bと、両係止リブ41a,41bの間の一方の側に片寄ってス トッパリブ43を設けたものである。なお、このストッパリブ43は、両係止リ ブ41a,41bの中央部に設けてもよい。
【0032】 また、吸着盤取付具45は、小判状の本体46に円形の貫入穴47とその一方 の側に連続する貫入穴47の径より幅の狭い取付溝48を設けると共に、両側に 、先端部に第1、第2のホルダ1a,1bの係止穴42に係止する係止爪50を 有する係止片49a,49bを立設したものである。
【0033】 上記のように構成した第1のホルダ1aに吸着盤20を装着するには、先ず、 吸着盤取付具45の貫入穴47に吸着盤20の頭部21を挿入し、ついで図の右 方に移動させてその頸部22を取付溝48内に挿入して取付ける。 次に、吸着盤20が取付けられた吸着盤取付具45を、係止具30が取付けら れた第1のホルダ1aの下部開口部に挿入し、その係止爪50を係止リブ41a ,41bの係止穴42に係止させる。このとき、ストッパリブ43は吸着盤20 の頭部21に当接又は近接して位置し、吸着盤20の移動を阻止する。 同様にして、第2のホルダ1bにも吸着盤20を装着する。
【0034】 本実施形態においては、実施形態1〜3のように第1、第2のホルダ1a,1 bの天板5に吸着盤取付部8が設けられておらず、したがってカバー15も装着 されないので、天板5が平坦で見映えがよく、また、吸着盤20の取付も簡単で ある。また、必要に応じて天板5の上面に模様等を設けることもできる。 なお、本実施形態においても、実施形態2で説明したガイドリブを設けること により、係止具30のスライドを確実に行うことができ、また、実施形態3で説 明した構造及び要領により、吸着盤取付具45に吸着盤8を取付けてもよい。
【0035】 以上本考案の実施形態について説明したが、本考案はこれに限定するものでは なく、例えば、カバー15及びその取付構造、吸着盤20及びその取付構造など 、適宜変更することができる。
【0036】
【考案の効果】
(1)本考案に係る扉の開放防止具は、先端部に係止爪を有するほぼU字状の係 止具が前後方向にスライド可能に収容され、前面に開口部を有し下部に吸着盤が 取付けられて両開き戸の一方の扉に装着される第1のホルダと、前面に開口部を 有し下部に吸着盤が取付けられて前記両開き戸の他方の扉に前記第1のホルダと 前面同志を対向させて装着される第2のホルダとを備え、前記扉を閉じたときに 前記係止具を前進させてその先端部を前記第2のホルダの開口部内に挿入し、そ の係止爪を該第2のホルダに係止させるように構成したので、扉のロック及びロ ックの解除時に係止具をスライドさせるだけでホルダの本体部を移動させる必要 がないため、吸着盤に大きな力が加わることがなく、このため吸着力が低下する おそれがない。
【0037】 (2)また、上記(1)の扉の開放防止装置において、両側壁に操作窓を、また 前壁に開口部を有し、天板に凹状の吸着盤取付部が設けられた断面ほぼコ字状の 第1のホルダと、前壁に開口部を有し、天板に凹状の吸着盤取付部が設けられた 断面ほぼコ字状の第2のホルダと、前記第1、第2のホルダの凹状の吸着盤取付 部を閉塞するカバーと、前記第1、第2のホルダの吸着盤取付部に取付けられる 吸着盤と、先端部に係止爪を有し両側面に操作つまみが突設されて弾性材により ほぼU字状に形成され、前記第1のホルダ内に前記操作つまみを操作窓から露出 させて中心方向に変位可能、かつ前後方向にスライド可能に収容された係止具と によって構成したので、上記(1)の効果を有すると共に、次のような効果を得 ることができる。
【0038】 扉を開放しても第1、第2のホルダは回転することなくそのままの状態に保持 されているため、扉のロックに際しては係止具を前進させるだけでよいので、ロ ック操作がきわめて容易である。 また、ホルダの本体部を移動させないため吸着盤は小さくてよく、このため、 扉への装着時に吸着盤がホルダの本体部からはみ出すことがない。また、吸着盤 取付部はカバーによって閉塞されているので、意匠的に優れた見映えのよい扉の 開放防止具を得ることができる。
【0039】 (3)さらに、上記(1)の扉の開放防止具において、両側壁に操作窓を、また 前壁に開口部を有し、係止穴を有する一対の係止リブが天板の下面に設けられた 断面ほぼコ字状の第1のホルダと、前面に開口部を有し、係止穴を有する一対の 係止リブが天板の下面に設けられた断面ほぼコ字状の第2のホルダと、前記第1 、第2のホルダの係止リブに設けた係止穴に係止する係止爪を有する係止片が両 側に設けられた吸着盤取付具と、該吸着盤取付具に取付けられる吸着盤と、先端 部に係止爪を有し両側面に操作つまみが突設されて弾性材によりほぼU字状に形 成され、前記第1のホルダ内に前記操作つまみを操作窓から露出させて中心方向 に変位可能かつ前後方向にスライド可能に収容された係止具とを備えたので、上 記(1),(2)の効果を有すると共に、第1,第2のホルダの上面が平坦なの で見映えがよく、さらに、必要に応じて模様などを設けることができる。
【0040】 (4)上記(2)又は(3)の扉の開放防止具において、第1のホルダの吸着盤 取付部と後壁との間又は後壁側の係止リブと後壁との間において天板に係止具の ガイドリブを設けたので、係止具の前後方向へのスライドに際してスライド方向 と直交する方向にずれるのを防止することができ、係止具をスムーズにスライド させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施形態1の分解斜視図である。
【図2】図1の第1のホルダの平面図、左側面図、A−
A断面図及びB−B断面図である。
【図3】図1のカバーの平面図及びC−C断面図であ
る。
【図4】図1の吸着盤の平面図及びD−D断面図であ
る。
【図5】係止具を装着した第1のホルダと、第2のホル
ダの下面図である。
【図6】図5の第1、第2のホルダの結合を示す作用説
明図である。
【図7】第1、第2のホルダの結合状態を示す平面図で
ある。
【図8】図7の側面図である。
【図9】図7のE−E断面図である。
【図10】本考案に係る扉の開放防止具をキャビネット
に取付けた状態を示す斜視図である。
【図11】本考案の実施形態2の第1のホルダの下面図
及び側面図である。
【図12】本考案の実施形態3の第1のホルダに吸着盤
を取付けた状態を示す平面図である。
【図13】図12のF−F断面図である。
【図14】本考案の実施形態4の第1のホルダの平面
図、下面図及びG−G断面図である。
【図15】実施形態4の吸着盤取付具の平面図及びH−
H断面図である。
【図16】図14の第1のホルダに吸着盤を装着した状
態を示す断面図である。
【符号の説明】
1a 第1のホルダ 1b 第2のホルダ 2 本体部 6,6a,6b 開口部 7a,7b 操作窓 8 吸着盤取付部 14a,14b ガイドリブ 15 カバー 20 吸着盤 30 係止具 32 係止爪 34 操作つまみ 41a,41b 係止リブ 45 吸着盤取付具

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部に係止爪を有するほぼU字状の係
    止具が前後方向にスライド可能に収容され、前面に開口
    部を有し下部に吸着盤が取付けられて両開き戸の一方の
    扉に装着される第1のホルダと、 前面に開口部を有し下部に吸着盤が取付けられて前記両
    開き戸の他方の扉に前記第1のホルダと前面同志を対向
    させて装着される第2のホルダとを備え、 前記扉を閉じたときに前記係止具を前進させてその先端
    部を前記第2のホルダの開口部内に挿入し、その係止爪
    を該第2のホルダに係止させるようにしたことを特徴と
    する扉の開放防止具。
  2. 【請求項2】 両側壁に操作窓を、また前壁に開口部を
    有し、天板に凹状の吸着盤取付部が設けられた断面ほぼ
    コ字状の第1のホルダと、 前壁に開口部を有し、天板に凹状の吸着盤取付部が設け
    られた断面ほぼコ字状の第2のホルダと、 前記第1、第2のホルダの凹状の吸着盤取付部を閉塞す
    るカバーと、 前記第1、第2のホルダの吸着盤取付部に取付けられる
    吸着盤と、 先端部に係止爪を有し両側面に操作つまみが突設されて
    弾性材によりほぼU字状に形成され、前記第1のホルダ
    内に前記操作つまみを操作窓から露出させて中心方向に
    変位可能、かつ前後方向にスライド可能に収容された係
    止具とを備えたことを特徴とする請求項1記載の扉の開
    放防止具。
  3. 【請求項3】 両側壁に操作窓を、また前壁に開口部を
    有し、係止穴を有する一対の係止リブが天板の下面に設
    けられた断面ほぼコ字状の第1のホルダと、 前面に開口部を有し、係止穴を有する一対の係止リブが
    天板の下面に設けられた断面ほぼコ字状の第2のホルダ
    と、 前記第1、第2のホルダの係止リブに設けた係止穴に係
    止する係止爪を有する係止片が両側に設けられた吸着盤
    取付具と、 該吸着盤取付具に取付けられる吸着盤と、 先端部に係止爪を有し両側面に操作つまみが突設されて
    弾性材によりほぼU字状に形成され、前記第1のホルダ
    内に前記操作つまみを操作窓から露出させて中心方向に
    変位可能、かつ前後方向にスライド可能に収容された係
    止具とを備えたことを特徴とする請求項1記載の扉の開
    放防止具。
  4. 【請求項4】 第1のホルダの吸着盤取付部と後壁との
    間又は後壁側の係止リブと後壁との間において天板に係
    止具のガイドリブを設けたことを特徴とする請求項2又
    は3記載の扉の開放防止具。
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