JPH0513890Y2 - - Google Patents

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JPH0513890Y2
JPH0513890Y2 JP15732586U JP15732586U JPH0513890Y2 JP H0513890 Y2 JPH0513890 Y2 JP H0513890Y2 JP 15732586 U JP15732586 U JP 15732586U JP 15732586 U JP15732586 U JP 15732586U JP H0513890 Y2 JPH0513890 Y2 JP H0513890Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は蓋体の係止構造に関し、例えば自動
車のリア・トランクルーム内のトリム部品に開設
したランプ等の交換用の開口部を塞ぐ蓋体の係止
構造の改良に関する。
〈従来の技術〉 従来、開口部を有する本体パネルと、その開口
部を閉鎖する開閉可能な蓋体と、蓋体を閉状態に
係止するクリツプから成る蓋体の係止構造が公知
である。
上記クリツプとしては、実開昭59−98070号公
報に示される様に、蓋体に取り付く雄体と、本体
パネルの開口縁部に取り付く雌体から成る。上記
雄体は、回転操作部と、この回転操作部から一体
的に突出し、その先端に放射状に延びた一対の腕
を有する雄軸を備えて成る。又、前記雌体は、上
記雄軸の腕が嵌り込む一回り大きな切欠部と、こ
の切欠部から嵌め込まれた前記腕が該切欠部の下
で回転可能な切欠部に連通した円形な空部を備え
て成る。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかし、従来のクリツプでは、その雄体と雌体
とを取り付けるために、蓋体と本体パネルの開口
縁部との間に両材が互いに重なり合つたラツプ部
分を設定しなければならなかつた。
このため、蓋体を開口部より大きくしなければ
ならず、蓋体を本体パネルとは別成形するか、或
は別体のブラケツトを開口部に向かつて突出させ
なければならなかつた。
しかし、蓋体を別成形するとなると、その分コ
スト高となるばかりでなく、開口部の破材が生
じ、材料取りに無駄が多い。
これに対して、ブラケツトを使用すれば、本体
パネルの開口部を打抜いた部分を蓋体とし利用す
ることができるが、部品点数が多くなり、取付工
数が増加する等の欠点がある。
〈問題点を解決するための手段〉 そこで本考案は、前記問題点を解決するもので
あつて、以下にその内容を実施例に対応する図面
を用いて説明する。
本考案は、第1図に示す様に、上記蓋体3を開
口部2より一回り小さく設定し、蓋体3の縁の近
くに本体パネル1に接離する方向に延びたスライ
ド溝5を設けると共に、クリツプ4は、上記スラ
イド溝5に嵌り込んで本体パネル1に接した施錠
位置と、本体パネル1から離れた解錠位置との間
でスライド可能な脚部9と、この脚部9の両端か
らスライド溝5の幅方向外方に延び、上記脚部9
を施錠位置に移動した際には、蓋体3から本体パ
ネル1に懸けて両表裏面に互いに接すると共に、
脚部9を解錠位置に移動した際には、その一方が
本体パネル1の表裏面の一方の面から少なくとも
退避する一対の相対向した摺動部10,11を備
えて成ることを特徴とするものである。
〈作用〉 従つて本考案によれば、第7図から第10図に
示す様に、蓋体3を閉じて、クリツプ4の脚部9
を解錠位置から施錠位置に向かつてスライドする
だけで、蓋体3を本体パネル1の開口部2に対し
て閉位置に係止できる。
即ち、第8図及び第10図に示す様に、脚部9
を施錠位置に向かつてスライドすると、両摺動部
10,11が蓋体3から本体パネル1に懸けて両
表裏面を接する。このため、蓋体3がクリツプ4
を介して本体パネル1の開口部2に固定され、蓋
体3により開口部2が閉鎖される。
これに対して、蓋体3を開ける際には、第7図
及び第9図に示す様に、クリツプ4の脚部9を施
錠位置から解錠位置にスライドするだけでよい。
即ち、脚部9をスライドすると、両摺動部1
0,11の少なくとも一方が本体パネル1の表裏
面の一方の面から退避する。このため、摺動部1
0,11の退避した側より蓋体3をクリツプ4と
共に開くことができる。
〈実施例〉 以下に本考案を図面に示した実施例に基づいて
説明する。
第1図中、1は自動車のリア・トランクルーム
内のトリム部品の本体パネルを、2は本体パネル
1に開設したランプ等の交換用の開口部を、3は
開口部2を閉鎖する蓋体を、4は蓋体3を閉状態
に係止するクリツプを夫々示す。
上記蓋体3は、開口部2より一回り小さく、例
えば本体パネル1と同時成形し、ヒンジ部分(図
示せず)を残して開口部2を打抜き、その打抜き
部分をそのまゝ蓋体3として利用する。
そして、蓋体3の自由端部には、その縁部に近
接させて本体パネル1に接離する方向に延びたス
ライド溝5を設ける。このスライド溝5は、その
一端が開口部2に向かつて開放した略々方形を成
し、その対向する両側縁部にはその長さ途中及び
後端に半円形の係止溝6,7を相対向して設け
る。又、スライド溝5の開口端5′に対向する本
体パネル1の開口縁部には、その端面からスライ
ド溝5とほヾ同じ幅で短く延びるガイド溝8を設
ける。
前記クリツプ4は、第2図から第6図に示す様
に、上記スライド溝5に嵌り込んで本体パネル1
に接した施錠位置と、本体パネル1から離れた解
錠位置との間でスライド可能な一対の脚部9,9
と、この脚部9の両端からスライド溝5の幅方向
外方に延び、上記脚部9を施錠位置に移動した際
には、蓋体3から本体パネル1に懸けて両表裏面
に互いに接すると共に、脚部9を解錠位置に移動
した際には、その一方が本体パネル1の表裏面の
一方の面から少なくとも退避する一対の相対向し
た摺動部10,11を備えて成り、プラスチツク
で一体成形される。
上記両摺動部10,11は、脚部9を介して蓋
体3の板厚にほヾ等しい間隔で相対向し、その一
方の摺動部10は平板形状を成し、その一端部に
は上方に向かつて延びた摘部12を一体的に備え
ている。又、この摺動部10は、その横幅をスラ
イド溝5の対向間隔より幅広に、その全長をスラ
イド溝5とガイド溝8の両奥行きの和よりも大き
く設定し、脚部9の施錠位置においてスライド溝
5とガイド溝8を同時に被覆できる様にしてい
る。
又、両脚部9は、その一端が上記摺動部10の
横幅方向に互いに離れて、該摺動部10の長さ途
中の下面に夫々薄肉なヒンジ部13で連接し、他
端が該下面から下に離れて後向きに短く延びてい
る。そして、両脚部9の後端には、前記スライド
溝5の係止溝6,7に嵌り込む背向した断面半円
形の係合突起部14,14を設ける。
前記他方の摺動部11は、その一端部が上記脚
部9の下面に夫々連接し、他端が前記摺動部10
の下面から蓋体3の板厚にほヾ等しい間隔で下に
離れて長く後向きに延びている。又、両摺動部1
1の左右両端からは、ガイド溝8の相対向する下
縁部に夫々弾性的に当接する当接片15,15を
斜め上向きに突出する。
次に使用状態について説明すと、まず、蓋体3
にクリツプ4を装着する。
即ち、クリツプ4の両脚部9を蓋体3のガイド
溝8の開口端5′に合せて横から嵌め込み、クリ
ツプ4をガイド溝8の奥に向かつてスライドさせ
る。両脚部9を嵌め込むと、その係合突起部14
がガイド溝8の対向する側縁部に当接し、そのヒ
ンジ部13が内向きに捩れる様にて係合突起部1
4が撓み込み、両脚部9がガイド溝8の間に嵌り
込む。
そして、クリツプ4の摘部12を持つてガイド
溝8の奥に向かつて更にスライドさせると、係合
突起部14が、まずガイド溝8の長さ途中に位置
する第1係止溝6に達し、そのヒンジ部13の弾
性復元力で第1係止溝6にパチンと勢い良く嵌り
込み、施錠位置に一旦停止する。このとき、一方
の摺動部10の下面がガイド溝8の上縁部に摺接
し、他方の摺動部11の当接片15の先端がガイ
ド溝8の下縁部に弾性的に当接する。
更に、クリツプ4をガイド溝8の奥に向かつて
更にスライドすると、その脚部9の係合突起部1
4が一旦撓み込んで、ガイド溝8の後端に位置す
る第2係止溝7に達して、パチンと勢い良く嵌り
込んで、解錠位置で行き止まる。このとき、一方
の摺動部10の先端部10′がスライド溝5の開
口端5′から横に突出し、又、他方の摺動部11
の先端はスライド溝5の開口端5′とほヾ同一面
上に位置する。
次に、クリツプ4を蓋体3に装着したならば、
第7図及び第9図に示す様に、蓋体3をそのヒン
ジ部分(図示せず)より屈曲させて開口部2を閉
じる。このとき、スライド溝5の開口端5′から
横に突出する摺動部10の先端部10′の下面が
本体パネル1の開口上縁部に当接し、蓋体3を閉
位置に保持し、それ以上蓋体3が沈み込むのを阻
止するストツパとして作用する。
尚、この閉位置において、蓋体3のスライド溝
5と本体パネル1のガイド溝8の両開口端が互い
に一致し、両溝5,8が一連に連通する。
そして、蓋体3を閉位置に施錠するには、第8
図及び第10図に示す様に、クリツプ4の摘部1
2を持つてクリツプ4を解錠位置から施錠位置に
向かつてスライドすればよい。
即ち、クリツプ4をスライドすると、その脚部
9の係合突起部14がスライド溝5の第1係止溝
6にパチンと勢い良く嵌り込み、施錠位置に停止
する。この状態では、脚部9がスライド溝5から
ガイド溝8内に懸けて嵌り込み、他方の摺動部1
1が本体パネル1に向かつて横向きに突出する。
このため、摺動部11の当接片15がガイド溝8
の下縁部に当接し、この当接片15と一方の摺動
部10の下面との間で本体パネル1を挟持し、蓋
体3を開口部2の閉位置に係止する。
尚、このときには、一方の摺動部10により両
溝5,8が上から塞がれるので、両溝5,8が外
から見えずに見映えが良く、両溝5,8を通つて
内部にほこりや塵等が浸入するのを防止できる。
一方、蓋体3を開く際には、クリツプ4の摘部
12を持つて施錠位置から解錠位置に向かつて反
対方向にスライドすればよい。
即ち、クリツプ4をスライドすると、第7図及
び第9図に示す様に、他方の摺動部11の先端部
が本体パネル1から引込み、その端面がスライド
溝5の開口端5′とほヾ同一面上に位置する。こ
のため、クリツプ4の摘部12を持つて蓋体3を
ヒンジ部分(図示せず)を中心に開くことができ
る。
尚、図面に示した実施例では、蓋体3にヒンジ
部分を設けたが、ヒンジ部分がなくともよく、一
組のクリツプ4を利用し、蓋体3の両端部をクリ
ツプ4で係止する様にしてもよい。又、本考案の
蓋体3は、自動車のリア・トランクルーム内のト
リム部品ばかりでなく、ラゲージスペース内の各
トリム部品やヒユーズボツクスに取り付くもので
あつてもよく、自動車部品だけに限らず、広く家
具や電気器具等にも適用できる。
一方、クリツプ4に対を成す脚部9,9を設
け、両脚部9から他方の摺動部11,11を突設
したが、脚部9を一本とし、その脚部9を挟んで
両摺動部10,11を横H字形に突出する様にし
てもよい。又、ガイド溝8の端部を開口部2に向
かつて開放し、本体パネル1にこのスライド溝5
と連通するガイド溝8を設けたが、ガイド溝8の
端部は開放しなくともよいし、又、ガイド溝8を
設けなくともよく、この場合には、他方の摺動部
11の先端部をその後端部と同じ様に本体パネル
1に向かつて横L字形に突出しておけばよい。
〈考案の効果〉 以上説明した様に本考案によれば、蓋体3を開
口部2より一回り小さく設定できるので、本体パ
ネル1の開口部2の打抜き部分をそのまゝ蓋体3
として利用することもでき、材料取りの無駄を省
くことができる。又、本考案のクリツプ4は、従
来のものに比べその構造が非常に簡単であり、し
かも、その脚部9をガイド溝8に嵌め込むだけ
で、他にブラケツト等を要せず、非常に簡便に装
着できる。更に、クリツプ4を施錠位置と解錠位
置との間でスライドするだけでよいので、その操
作性が非常に良く、又、その施錠位置と解錠位置
を外部から簡単に視認できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
分解斜視図、第2図はクリツプの正面図、第3図
は同平面図、第4図は同底面図、第5図は左側面
図、第6図は右側面図、第7図はクリツプの解錠
状態の平面図、第8図はクリツプの施錠状態の平
面図、第9図は第7図の縦断面図、第10図は第
8図の縦断面図である。 同図中、1は本体パネル、2は開口部、3は蓋
体、4はクリツプ、5はスライド溝、9は脚部、
10は摺動部、11は摺動部を夫々示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 開口部を有する本体パネルと、その開口部を閉
    鎖する開閉可能な蓋体と、蓋体を閉状態に係止す
    るクリツプから成る蓋体の係止構造において、 上記蓋体を開口部より一回り小さく設定し、蓋
    体の縁の近くに本体パネルに接離する方向に延び
    たスライド溝を設けると共に、 前記クリツプは、上記スライド溝に嵌り込んで
    本体パネルに接した施錠位置と、本体パネルから
    離れた解錠位置との間でスライド可能な脚部と、
    この脚部の両端からスライド溝の幅方向外方に延
    び、上記脚部を施錠位置に移動した際には、蓋体
    から本体パネルに懸けて両表裏面に互いに接する
    と共に、脚部を解錠位置に移動した際には、その
    一方が本体パネルの表裏面の一方の面から少なく
    とも退避する一対の相対向した摺動部を備えて成
    ることを特徴とする蓋体の係止構造。
JP15732586U 1986-10-16 1986-10-16 Expired - Lifetime JPH0513890Y2 (ja)

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