JPS6023400Y2 - 自動車用ドアロツクノブの取付構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車ドアロックの施錠開錠をするために室内
扉に装着されるロックノブの取付構造に係わり、特に開
扉操作ハンドルの取付基板の上、または下へ装着される
ロックノブの取付構造に関する。

従来かかるドアの開閉、開施錠装置は第１図、第２図に
示すように車輛の内側扉内に装着される取付基板５に図
示しない開閉操作ハンドルと、基板上を横方向摺動する
ロックノブを装着して構成される。

前記ロックノブは、取付基板５上を摺動する摺動板１の
略中央を突設させたノブ２と、その背面を突設させて基
板５のガイド溝６に挿入し得るようにした偏平な係止突
片３とを一体成形した合成樹脂にて戒る。

ロックノブの装着固定は、係止突片３をガイド溝６より
突出させ、金属製弾性片７を該係止突片３へはめこみ、
さらに弾性片７の舌片８を係止突片３の段部３ａへ係止
させて抜は止めとする。

４はドアロックを操作するロッドの先端を嵌入する係止
孔である。

かかる構成において、ロックノブを操作する際、ノブは
その略中央を弾性保持されているので前後に揺動し傾く
ため、操作の円滑さを欠くという問題があった。

本考案はかかる問題を解消するためになされたもので、
以下、第３図から第５図の図示実施例に基づき説明する
。

ロックノブは、合成樹脂にて摺動板１、ノブ２、係止突
片３とさらに係止突片３の側方へ平行に突設させたＴ型
突片１１を一体成形してなる。

Ｔ型突片１１は突出部の上縁を両側共突き出した張出部
１１ａを設けた形状である。

取付基板５のガイド溝６は、従来のものよりロックノブ
の操作範囲を越えて長めに形威し、その端縁にＴ型突片
１１の挿入を許す幅広部１０を設ける。

金属製薄板より成る弾性片７は、弾発力をその中央部に
付与するように両端を折り曲げ内側へたわめさせ、Ｈ型
孔９を穿設してノブの係止突片段部３ａに係合する舌片
８を該孔９の両縁より伸長せしめである。

かかる構成においてロックノブを取付基板５に装着する
には、取付基板５のロックノブ取付側からノブのＴ型突
片１１を基板ガイド溝の幅広部１０に合せ、かつ偏平な
係止突片３も同時にガイド溝６へ挿入腰基板５の裏面へ
突出させる。

さらに突出した係止突片３へ弾性片７をＨ型孔９をくぐ
らせて装着し、舌片８を段部３ａへ係止して弾性片の折
曲部が基板裏面を押圧するようにして脱落不能に固定す
る。

ついでロックノブ２をガイド溝６に沿ってドアロック操
作位置へ移行すると基板の幅広部１０より突出するＴ型
突片１１もまた張出部１１ａをガイド溝６両縁に乗り上
げながら移行し、その位置で図示しない該ロックのロッ
ドを係止突片３の係止孔４へ挿入し、組付けを完了する
。

本考案はかかる構成、作用を有するので、ロックノブは
Ｔ型突片と、係止突片へ係止させた弾性片との２箇所で
取付基板へ保持するようにしたから、ノブは操作時に傾
かず円滑なスライド操作をなし得るという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は従来方案のロックノブ取付構造を示し
、第１図は第２図Ｘ−Ｘ線断面図、第３、４．５図は本
考案実施例を示腰第３図は第４図のＹ−Ｙ線断面図、第
５図は斜視図である。 １・・・・・・摺動板、２・・・・・・ノブ、３・・・
・・・係止突片、５・・・・・・取付基板、６・・・・
・・ガイド溝、７・・・・・・弾性片、訃・・・・・舌
片、１０・・・・・・幅広部、１１・・・・・・Ｔ型突
片、ｌｌａ・・・・・・張出部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 自動車扉の室内側へ装着され、ドアロックの施錠開錠を
   する摺動式ドアロックノブにおいて、前記ロックノブを
   摺動板１の一側に突設したノブ２と、その背面へ突設し
   た偏平な係止突片３と、該係止突片３の側方へ平行に突
   設させたＴ型突片１１とで構成すると共に、ロックノブ
   を取付ける基板５にガイド溝６と連ねてＴ型突片１１の
   挿入を許す幅広部１０を形威し、両突片３，１１をガイ
   ド溝６へ挿入した後に係止突片３には弾性片７を嵌着し
   、ロックノブの操作範囲ではＴ型突片の張出部１１ａが
   ガイド溝６の両縁に乗りあげるようにしたことを特徴と
   する自動車用ドアロックノブの取付構造。