JPH04132208U - スタツド用クリツプ - Google Patents

スタツド用クリツプ

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JPH04132208U
JPH04132208U JP4686891U JP4686891U JPH04132208U JP H04132208 U JPH04132208 U JP H04132208U JP 4686891 U JP4686891 U JP 4686891U JP 4686891 U JP4686891 U JP 4686891U JP H04132208 U JPH04132208 U JP H04132208U
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JP
Japan
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stud
clip
molding
roof
assembled
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JP4686891U
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Inventor
富美夫 落合
真介 秋元
Original Assignee
株式会社東郷製作所
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 装飾部材の組付外観を長期にわたって安定良
く維持するとともに、装飾部材の組付性を改善する。 【構成】 ルーフ3に小溝部33を含む大溝部34が形
成される。小溝部33の底面上にT形スタッド4が配設
される。クリップ1は、モール2を装着する係合溝12
と係止翼14をもち、さらにスタッド係止部15及び弾
性案内片17を備える。モール2を装着してアッセンブ
リ化したクリップ1をルーフ3に組付ける時において、
弾性案内片17が小溝部33の側壁33a,33bにそ
れぞれ当接してスタッド4に対するスタッド係止部15
のセンターリング機能を果たす。またモール2の組付状
態では、弾性案内片17が前記側壁33a,33bに弾
性をもって当接して、クリップ1の位置規制をなす。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主として自動車のルーフモール、ガーニッシュ、内装トリム等の装 飾部材をボデイ側の被取付部材に組付けるためのスタッド用クリップに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のスタッド用クリップには、例えば図10に使用状態の断面図で示されて いるものがある。またそのクリップの平面図が図11に示されていると共にその 斜視図が図12に示されている。 このクリップ100は、自動車のルーフ3にルーフモール2を組付けるための もので、前記ルーフ3に形成した溝部33の底面上のT形スタッド4に係止され るスタッド係止部101と、前記モール2を装着する装着部102とを備えてい る。 前記クリップ100を使用してルーフ3にモール2を組付ける場合には、モー ル2を装着部102に装着してアッセンブリ化した後、そのモール2がルーフ3 の溝部33に押し付けられることにより、スタッド係止部101がその弾性を利 用してスタッド4に係止され、これによってルーフ3へのモール2の組付けが完 了する。 なお従来のスタッド用クリップには、前記クリップの他、例えば実開平3−1 0945号公報にて開示されたものもある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら前記した従来クリップ100によると、モール2の組付完了状態 においては、溝部33の短手方向(図10の左右方向)に対する位置規制対策が とられていないため、スタッド4に対する係止部位を支点として溝部33の短手 方向(図10中、矢印方向参照)にぐらつきやすく、モール2の組付外観が損な われることがある。 またルーフ3にモール2を組付ける際に、スタッド4に対するスタッド係止部 101のセンターリングをなす対策がとられていないため、例えば図13に示さ れているようにスタッド4上にスタッド係止部101が干渉して組付不良を生じ 、その組付性が損なわれることになる。
【0004】 そこで本考案は、前記した問題点を解決するためになされたものであり、その 目的は装飾部材の組付外観を長期にわたって安定良く維持するとともに、装飾部 材の組付性を改善することのできるスタッド用クリップを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決する本考案のスタッド用クリップは、 装飾部材を設ける被取付部材に溝部が形成され、その溝部の底面上にT形スタ ッドが配設され、このスタッドに前記装飾部材を組付けるためのスタッド用クリ ップであって、 前記スタッドに係止されるスタッド係止部と、 前記装飾部材を装着する装着部と、 前記溝部の両側壁にそれぞれ弾性をもって当接する弾性案内片と、 を備えている。
【0006】
【作用】
前記手段によれば、被取付部材に装飾部材を組付ける場合には、装着部に装飾 部材を装着してアッセンブリ化した後、その装飾部材が被取付部材の溝部に押し 付けられることにより、スタッド係止部がその弾性を利用してスタッドに係止さ れ、これによって装飾部材の組付けが完了する。 この装飾部材の組付完了状態では、弾性案内片が溝部の側壁にそれぞれ弾性を もって当接して、クリップの位置規制をなすことにより、スタッドに対する係止 部位を支点としたクリップの溝部の短手方向のぐらつきが防止される。 また被取付部材に装飾部材を組付ける際には、前記弾性案内片がスタッドに対 するスタッド係止部のセンターリング機能を果たすため、スタッドに対するスタ ッド係止部の係止がスムーズに行われる。
【0007】
【実施例】
本考案の一実施例を図面にしたがって説明する。 本例のスタッド用クリップは、例えば図9に斜視図で示されているように自動 車のルーフ3に左右のルーフモール2を組付けるためのものであり、ルーフモー ル2が本考案でいう装飾部材に該当し、またルーフ3が本考案でいう被取付部材 に該当する。 前記ルーフ3は、図4に斜視図で示されているように、その主体をなすルーフ パネル31の側縁部の下面にルーフサイドパネル32が溶接等によって接合され ている。ルーフパネル31には、その端縁部に左右の側壁33a,33bを有す る樋状の小溝部33が形成されている。さらに前記両パネル31,32の接合に よって前記小溝部33を含む樋状の大溝部34が形成されている。そして前記小 溝部33の底面上には、T形スタッド4がその溝部33の長手方向に沿って所定 間隔毎に溶接等によって配設されている。なおスタッド4は、軸部41の上端に 円板状の頭部42を備えている。
【0008】 また前記ルーフモール2は、図5に斜視図で示されているように、弾力をもつ 合成樹脂製被装材2bで金属製芯材2aを被覆した長尺材で、断面ほぼチャンネ ル型をなしている。前記芯材2aはその両側縁に左右のフランジ溝22を形成す るフランジ縁21を有し、また被装材2bはその両側縁に弾性舌片23を備えて いる。
【0009】 次に、クリップについてその使用状態を断面図で示した図1、そのクリップの 平面図を示した図2、及びその斜視図を示した図3に基づいて詳述する。 クリップ1は、前記ルーフ3のスタッド4にほぼ対応して所定間隔毎に配置さ れるもので、ポリアセタール樹脂等の適度な弾性をもつ熱可塑性合成樹脂材料に よって成形されている。
【0010】 クリップ1の基部11は、縦長な前後両壁11a,11bと横長な左右の両側 壁11c,11dとによって略四角筒状に形成されている。前記左側壁11cの 上半部は開放されていて、それにより露呈する前後両壁11a,11bの左側縁 にそれぞれモール係合溝12が形成されている。前記前後両壁11a,11bの 左上隅角部は、それぞれ面取りされてガイド斜面13となっている。また右側壁 11dの上部には、前後一対のモール係止翼14が先端拡開状にして傾斜状に突 出されている。なおモール係合溝12とモール係止翼14は、本考案でいう装着 部に該当する。
【0011】 また前記左右の両側壁11c,11dの下縁には、断面鉤形状をなすスタッド 係止部15が対向状に形成されている。この両係止部15の対向面には先端拡開 状をなす傾斜面15aが形成されている。また前記前後両壁11a,11bの下 縁には、下向き傾斜状をなす弾性片16がそれぞれ形成されている。 さらに、前記基部11の各隅角部側縁には、それぞれ外側方へほぼ放射状に突 出する弾性案内片17が形成されている。
【0012】 次に、前記したクリップ1を使用してルーフモール2をルーフ3に組付ける場 合について説明する。 まず、クリップ1が次に述べるようにしてモール2にアッセンブリ化される。 すなわちモール2の一方(図1の右側)のフランジ溝22にモール係止翼14の 先端部が係合される。続いて、モール2の他方(図1の左側)のフランジ縁21 にガイド斜面13を当接させたうえで、そのクリップ1をモール2に押し込む。 このとき、モール係止翼14の先端が当該フランジ溝22を摺動しつつ拡開され 、左側のフランジ縁21がガイド斜面13を乗り越えたところで、モール係止翼 14が弾性復元することにより、モール係合溝12に当該フランジ縁21が係合 する。このようにして、モール2にクリップ1が抜け止めされた状態にアッセン ブリ化される。
【0013】 そして、前記アッセンブリ化されたクリップ1が次に述べるようにしてルーフ 3に組付けられる。すなわちルーフモール2がルーフ3の大溝部34に押し付け られる。このモール2の押し付けに伴い、スタッド係止部15の傾斜面15aが スタッド4の頭部42の外端を滑動していくにしたがって、スタッド係止部15 が基部11の両側壁11c,11dとともに湾曲状に拡開され、スタッド係止部 15の傾斜面15aがスタッド4の頭部42を乗り越えたところで、スタッド係 止部15が前記両側壁11c,11dとともに弾性復元することにより、スタッ ド4にスタッド係止部15が係止される。これによってルーフモール2の組付け が完了する。なお弾性片16は、その弾性をもって小溝部33の底面上に当接さ れる。またモール2の両弾性舌片23は、その弾性をもってルーフパネル31及 びルーフサイドパネル32の当該部位にそれぞれ当接される。
【0014】 前記したスタッド用クリップ1によると、前記ルーフ3にルーフモール2を組 付ける時において、前記スタッド係止部15がスタッド4の頭部42に係合する までに弾性案内片17が小溝部33の両側壁33a,33bにそれぞれ当接する ことにより、スタッド4に対するスタッド係止部15のセンターリング機能が果 たされる。例えば図6に示されているようにスタッド4に対しクリップ1がオフ セット状態にあったとしても、モール2が押し込まれるにしたがって、図7に示 されるように、クリップ1がスタッド4に当たるまでにオフセット側の弾性案内 片17がクリップ1をスタッド4に対応するように押しやり、センターリングを 果たす。このため、スタッド4に対するスタッド係止部15の係止がスムーズに 行え、よってモール2の組付性が向上する。
【0015】 また、図1に示されているようにモール2の組付状態では、弾性案内片17が 小溝部33の両側壁33a,33bにそれぞれ弾性をもって当接して、クリップ 1の位置規制をなすことにより、スタッド4に対する係止部位を支点としたクリ ップ1の小溝部33の短手方向のぐらつきが防止される。従ってルーフモール2 の組付外観を長期にわたって安定良く維持することができる。 なお前記実施例においてはルーフパネル31に側壁33bがあるものについて 説明したが、この側壁33bがないルーフ3の場合には、図8に示されるように 当該弾性案内片17をルーフサイドパネル32の側壁34bに当接させればよい 。また、このようにスタッド4に対する左右の側壁33a,34bの位置がアン バランスの場合には、それに対応して弾性案内片17の肉厚、突出量及び突出幅 等を設計することにより、前記実施例と同等の機能を確保することが可能である 。 なお本考案は前記実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しな い範囲における変更が可能である。
【0016】
【考案の効果】
本考案によれば、弾性案内片が溝部の側壁にそれぞれ弾性をもって当接してク リップの位置規制をなすことにより装飾部材の組付外観を長期にわたって安定良 く維持することができ、また被取付部材に装飾部材を組付ける際には前記弾性案 内片がスタッドに対するスタッド係止部のセンターリング機能を果たすことによ り装飾部材の組付性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クリップの使用状態の断面図である。
【図2】クリップの平面図である。
【図3】同斜視図である。
【図4】ルーフのスタッド部周辺の斜視図である。
【図5】ルーフモールの斜視図である。
【図6】クリップの組付開始状態を示す断面図である。
【図7】クリップのセンターリング状態を示す断面図で
ある。
【図8】クリップの変更例の断面図である。
【図9】自動車の後部斜視図である。
【図10】従来例のクリップの断面図である。
【図11】クリップの平面図である。
【図12】同斜視図である。
【図13】クリップの組付不良状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 クリップ 2 ルーフモール(装飾部材) 3 ルーフ(被取付部材) 4 スタッド 15 スタッド係止部 17 弾性案内片 33,34 溝部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装飾部材を設ける被取付部材に溝部が形
    成され、その溝部の底面上にT形スタッドが配設され、
    このスタッドに前記装飾部材を組付けるためのスタッド
    用クリップであって、前記スタッドに係止されるスタッ
    ド係止部と、前記装飾部材を装着する装着部と、前記溝
    部の両側壁にそれぞれ弾性をもって当接する弾性案内片
    と、を備えているスタッド用クリップ。
JP1991046868U 1991-05-24 1991-05-24 スタッド用クリップ Expired - Lifetime JP2561757Y2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19980049431A (ko) * 1996-12-19 1998-09-15 박병재 버스의 패널 연결부 커버모울드
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JP2561757Y2 (ja) 1998-02-04

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