JPS6224386Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、輸送時等に使用するレコードプレ
ーヤ用パツキンに関するものであり、その特徴と
するところは、ターンテーブルの外縁および上面
に当接する段部と取つ手とを設けたことにより、
取り付け作業が極めて簡単になつた点である。

本出願人は、プレーヤキヤビネツトを画期的に
小型にするために、小さいターンテーブルをプレ
ーヤキヤビネツトに対して前後方向に移動可能に
支持し、使用時前方に引き出すようにしたレコー
ドプレーヤを開発し、既に出願している。

そのようなものに於ては、ターンテーブルが小
さく比較的軽いことと、前扉式でありしかもプレ
ーヤキヤビネツトが小さいからターンテーブルを
取り外しにくいという理由で、輸送時ターンテー
ブルをモーター軸から外すことなく固定したまま
にしているが、そのため、スプリングで支持され
た内部機構とトーンアームの妄動を防止するため
にパツキンが必要である。

この考案の目的は、そのようなレコードプレー
ヤに用いるための、取り付け作業が極めて簡単な
パツキンを得ることである。

この考案の一実施例について図面を参照しなが
ら説明する。

第１図および第２図は、その裏面図および断面
図であり、第３図は、プレーヤキヤビネツトに取
り付けたところを示す断面図である。

合成樹脂製のパツキン１の先端には、自動演奏
機構により上昇位置に支持されているトーンアー
ム２を後方斜め下に押圧する係合部１２が設けら
れている。

パツキン１の裏面には、ターンテーブル３の外
縁に当接して位置決めし、ターンテーブルの上面
に当接して下方に押圧する半円形の段部１３が設
けられている。

また、パツキン１の後端には、片手でつかむこ
とができるように指かけ部を有する取つ手１４が
形成されている。

パツキン１をプレーヤキヤビネツトに取り付け
るには、取つ手１４を持つて、単にプレーヤキヤ
ビネツトの前方から挿入し停止するところまで強
く押し込むだけでよい。

第４図に示されたものは、他の実施例であり、
トーンアーム２を係止する係合部２２が半円形を
していて、トーンアーム２をプレーヤキヤビネツ
トのリアパネルとの間で完全に係止するようにな
つている。

以上説明したように、この考案のレコードプレ
ーヤ用パツキンは、ターンテーブルの外縁および
上面に当接する段部と取つ手とを設けたことによ
り、プレーヤキヤビネツトの前から単に押し込む
だけで取り付けることができ、プレーヤキヤビネ
ツトが小さくても作業がやりやすいという優れた
効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この考案の一実施例の裏面図、第２
図は、その−線に沿つた断面図、第３図は、
プレーヤキヤビネツトに取り付けた状態を示す断
面図、また、第４図は、他の実施例の先端部分の
断面図である。 １……レコードプレーヤ用パツキン、２……ト
ーンアーム、３……ターンテーブル、１２および
２２……係合部、１３……半円形の段部、１４…
…取つ手。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 先端にトーンアームを係止する係合部を、裏面
   にターンテーブルの外縁および上面に当接する段
   部を、また、後端に取つ手をそれぞれ設け、プレ
   ーヤキヤビネツトの天板とターンテーブルとの間
   に挿入して、トーンアームを係止しかつターンテ
   ーブルを底板に押圧することを特徴とするレコー
   ドプレーヤ用パツキン。