JPH0636201Y2 - 取 手 - Google Patents

取 手

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JPH0636201Y2
JPH0636201Y2 JP7755589U JP7755589U JPH0636201Y2 JP H0636201 Y2 JPH0636201 Y2 JP H0636201Y2 JP 7755589 U JP7755589 U JP 7755589U JP 7755589 U JP7755589 U JP 7755589U JP H0636201 Y2 JPH0636201 Y2 JP H0636201Y2
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JP
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JP7755589U
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JPH0315959U (ja
Inventor
恒次 小滝
Original Assignee
高橋金物株式会社
小滝金属工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ドア類に取り付けられる取手に関し、さら
に詳しくは、ドア類に埋設されるハウジングに対してこ
のハウジングに取付けられる取手部材が押込み操作によ
って突出位置と没入位置との2つの位置態様をとるプッ
シュ式構造の取手に関する。
〔従来の技術〕
この種の取手では、従来、ドア類に埋設されるハウジン
グに取手部材がその出没方向に付勢されて装着されてい
る。ハウジング内には取手部材の位置を規制するための
係合溝が略ハート形の輪郭をもって形成されており、こ
の係合溝には取手部材に固定されたピン状の係合片の先
端部が係合されている。係合片は取手部材の出没方向の
移動で弾性変形をもって係合溝を強制的になぞらされ、
係合溝の略対向位置における係合片の係止状態をもって
取手部材の突出位置と没入位置とが得られるようになっ
ている。取手部材はドア類の開閉時には突出位置に設定
され、不使用時には凹凸による外観上の見劣りを抑制す
る観点から没入位置に設定されるものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上述のような構造のものでは、係合片の弾性
変形による係合を利用しているので、取手の操作回数の
累積増加で金属疲労等による係合片の折損が生じ易く、
操作不能となる場合があった。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、上記課題を解決するために、係合溝に対す
る係合片の係合状態を常に円滑にできる構造とすること
によって、他頻度操作に対する耐久性の向上を企図した
もので、ドア類に埋設されるハウジングと、前記ハウジ
ングに設けられる案内孔に突出位置と没入位置との22つ
の定位置態様をもって設置される取手部材と、前記取手
部材を突出位置へ付勢する第1のバネ手段と、前記案内
孔内に前記取手部材の出没方向と交差する方向をもって
移動可能に設置されるスライド部材と、前記取手部材と
スライド部材間に相対的に設けられる係合片並びにこの
係合片を案内するとともに前記取手部材が2つの定位置
に位置するように係合片を規制する形状を有する係合溝
と、前記取手部材を2つの定位置に位置付ける方向に前
記スライド部材を付勢する第2のバネ手段とから成る構
成としたものである。
〔作用〕
この考案によれば、例えば突出位置にある取手部材が押
されると、取手部材は第1のバネ手段の付勢力に抗して
ハウジングの案内孔内を没入方向に押し込まれる。取手
部材の移動に伴って、取手部材とスライド部材の何れか
一方に設けられる係合片がこれに対応して他方に設けら
れる係合溝を案内され、且つ、スライド部材が第2のバ
ネ手段で付勢されながら取手部材の出没方向と交差する
方向に移動させられる。第2のバネ手段の付勢力によっ
て係合溝に対する係合片の進路が限定され、係合溝の形
状によって係合片は一つの定位置に拘束される。これに
より、取手部材は没入位置に係止される。
また、没入位置にある取手部材が押されると、押圧力に
よる係合溝と係合片の係合位置のずれによって取手部材
の係止状態が解除され、取手部材は第1のバネ手段の付
勢力で突出方向に移動させられる。没入操作と同様に、
取手部材の移動に伴って係合片は係合溝を案内され、係
合溝の形状によって係合片は他の定位置に拘束される。
これにより、取手部材は突出位置に係止される。
〔実施例〕
第1図乃至第4図はこの考案の一実施例を示す。
引き戸等のドア類Dの取手取付位置には、断面が長孔状
の筒体をなすハウジング2がその挿入側端部をドア類D
の側面から一定幅突出されて埋設されており、ハウジン
グ2にはその案内孔4に挿入して取手部材6が設置され
ている。ハウジング2の開口側端部にはその端縁に鍔部
8が形成されており、一方他端部にはその突出部分全体
を覆ってキャップ10が固定されている。これにより、ド
ア類Dに対するハウジング2のズレ及び脱落が阻止され
る。
取手部材6は、ハウジング2の案内孔4に挿入される取
手本体部12と、この取手本体部12の外端に形成された押
圧部14とから成っている。取手本体部12にはその高さ方
向の両端部近傍に、出没方向に奥行きを有する装着凹部
16,16が形成されている。
これに対応してハウジング2の案内孔4には、取手本体
部12の装着凹部16,16に装着される装着体18が設置され
ている。装着体18は、基板20と、この基板20上に装着凹
部16,16に対向して立設された支柱22,22とから成ってい
る。支柱22,22は装着凹部16,16に余裕をもって挿入でき
る大きさに形成されており、着凹部16,16と支柱22,22間
には、取手部材6を突出位置P1(第2図の状態)方向で
ある矢印U方向に付勢する第1のバネ手段としてのコイ
ルバネ24,24がそれぞれの一端側を支柱22,22に嵌挿して
設置されている。
これにより、没入位置P2(第5図の状態)方向である矢
印L方向への取手部材6の押し込み操作は常にコイルバ
ネ24,24の付勢力に抗して行われる。なお、突出位置P1
におけるハウジング2に対する取手部材6のガタツキを
なくすために、各々コイルバネ24,24は突出位置P1にお
いても取手部材6を付勢できる長さに設定されることが
望ましい。
ハウジング2は、鍔部8を有する本体部26と、この本体
部26に対して分離可能な蓋部28とから成っている。各本
体部26と蓋部28間には両端部において、相互に連通する
透孔30,32が形成され、各透孔30,32に挿通される連結ピ
ン34,34で連結されるようになっている。また、同じ両
端部の合わせ目部には、ねじ穴36,36が形成されてお
り、このねじ穴36に螺合するビス38,38でハウジング2
に対するキャップ10の固定がなされる。
ハウジング2の案内孔4は、本体部26と蓋部28とに亘っ
て形成される基本孔40と、この基本孔40と段差をもって
本体部26に連設される側孔42とから成っている。基本孔
40及び側孔42の開口側には、没入位置P2における取手部
材6の押圧部14を収容するための収容凹部44が連設され
ている。
また、取手部材6の取手本体部12には、その押込み方向
先端部の両側に摺動ピン46,46が設けられている。これ
に対応してハウジング2の蓋部28の内面には、取手部材
6の出没方向に延びる案内溝48,48が形成されている。
これにより、取手部材6は案内孔4をガタツキのない状
態で案内される。
案内孔4の側孔42には、取手部材6の突出位置P1と没入
位置P2の2つの定位置を得るための直方体状のスライド
部材50が設置されている。スライド部材50は、スライド
部材50と本体部26間に配される第2のバネ手段としての
コイルバネ52で取手部材6の出没方向と交差する方向で
ある矢印F方向に付勢されている。なお、スライド部材
50は側孔42を密接に摺動する大きさに形成される。コイ
ルバネ52はその一端部が本体部26の側面に形成されたバ
ネ受凹部54に収容され、他端部がスライド部材50の側面
に形成されたバネ受凹部56に嵌められている。
取手部材6のスライド部材50との対向面には、係合を得
るための係合片58が設置されており、これに対応してス
ライド部材50には略ハート形の輪郭をもって係合溝60が
形成されている。係合片58は略T字形に形成され、取手
本体部12に形成された断面T字状の透孔62にその頭部を
係止されて設置されている。また、係合片58は、透孔62
に封止片64を介して装着されたコイルバネ66で付勢され
ている。これにより、係合溝60に対する係合片58の接触
圧が調整される。
係合溝60には、その略ハート形の輪郭によって突出位置
P1を規制する頂部60aと、右下端部60b、没入位置P2を規
制する屈曲部60c及び左下端部60dが形成されている。そ
して、係合溝60の頂部60aから右下端部60b方向における
一定範囲は、頂部60aから左下端部60d方向における一定
範囲より段差を有するように深く形成されており、没入
位置P2に操作される場合の取手部材6の移動では係合片
58は必ず右下端部60b方向へ案内されるようになってい
る。
次に使用動作を説明する。係合片58が係合溝60の頂部60
aに位置する突出位置P1から取手部材6がその押圧部14
をもってコイルバネ24,24の付勢力に抗して押込操作さ
れると、係合片58は係合溝60をその右下端部60b方向に
案内され、右下端部60bに当接する。ここで操作力が解
除されると、スライド部材50はコイルバネ52の付勢力で
側孔42内を矢印F方向に移動する。これにより、係合片
58は係合溝60の屈曲部60cに案内され、スライド部材50
の移動も阻止される。屈曲部60cにおける係合片58の係
止状態によって、第5図に示すように、取手部材6の没
入位置P2が得られる また、取手部材6が没入位置P2にある状態で押込操作さ
れると、スライド部材50の移動とともに係合片58は係合
溝60の左下端部60dに案内される。ここで操作力が解除
されると、取手部材6はコイルバネ24,24の付勢力で突
出方向に移動する。これに伴って係合片58は、第6図に
示すように、係合溝60を左下端部60dから頂部60aに案内
され、取手部材6は再び突出位置P1に位置する。この場
合、スライド部材50は、係合片58によって矢印F方向と
逆方向にコイルバネ52の付勢力に抗して押し戻される。
このように、取手部材6の2つの定位置を、係合片58と
係合溝60の相対的な移動による係止状態をもって得る構
造とすれば、係合片58と係合溝60との係合が円滑とな
り、操作性の向上が図られるとともに、係合片58の機械
的疲労が軽減されるので耐久性の向上が図られる。この
例においては特に係合溝60に対する係合片58の接触圧を
調整できるので機械的疲労の軽減効果が高い。従って、
良好な取手操作を長期に亘って維持させることができ
る。
なお、この例では、各部の構造を特定して例示したが、
これに限られるものではなく、上述の機能が得られる範
囲内で種々設計変更できるものである。
また、係合片58を取手部材6に設け、係合溝60をスライ
ド部材50に形成する構造としたが、逆態様の構造とする
こともできる。
〔考案の効果〕
この考案によれば、係合片と係合溝間における係合動作
を円滑に行わせることができるので、操作性の向上を図
ることができるとともに、係合片の機械的疲労が軽減さ
れるので、耐久性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例に係る取手の使用状態にお
ける全体斜視図、第2図は第1図で示した取手の詳細図
で、(A)はそのハウジングを一部取り外した状態での
正面図、(B)は側面図、第3図は第2図(A)におけ
るIII−III線での断面図、第4図は主要部の分解斜視
図、第5図及び第6図は取手操作における動作説明図で
ある。 P1……突出位置、P2……没入位置 D……ドア類、2……ハウジング 4……案内孔、6……取手部材 24,24……コイルバネ(第1のバネ手段) 50……スライド部材 52……コイルバネ(第2のバネ手段) 58……係合片、60……係合溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドア類に埋設されるハウジングと、 前記ハウジングに設けられる案内孔に突出位置と没入位
    置との2つの定位置態様をもって設置される取手部材
    と、 前記取手部材を突出位置へ付勢する第1のバネ手段と、 前記案内孔内に前記取手部材の出没方向と交差する方向
    をもって移動可能に設置されるスライド部材と、 前記取手部材とスライド部材間に相対的に設けられる係
    合片並びにこの係合片を案内するとともに前記取手部材
    が2つの定位置に位置するように係合片を規制する形状
    を有する係合溝と、 前記取手部材を2つの定位置に位置付ける方向に前記ス
    ライド部材を付勢する第2のバネ手段とから成る取手。
JP7755589U 1989-06-30 1989-06-30 取 手 Expired - Lifetime JPH0636201Y2 (ja)

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