JP2586383Y2 - 受金具 - Google Patents
受金具Info
- Publication number
- JP2586383Y2 JP2586383Y2 JP6964892U JP6964892U JP2586383Y2 JP 2586383 Y2 JP2586383 Y2 JP 2586383Y2 JP 6964892 U JP6964892 U JP 6964892U JP 6964892 U JP6964892 U JP 6964892U JP 2586383 Y2 JP2586383 Y2 JP 2586383Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hole
- movable member
- operation button
- diameter portion
- fitting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Description
【0001】
【産業上の分野】本考案は、扉錠のラッチの係止部を調
整できるようにした可動式の受金具に関するものであ
る。
整できるようにした可動式の受金具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の受金具としては実開平3
−115781号公報記載のものが知られている。上記
従来例のものは、プラス型ドライバーの先端側両歯部が
噛み合うラック状歯と斜孔を有した摺動板の斜孔に、可
動部材の突起を嵌合させた後、上記ラック状歯にプラス
型ドライバーの先端を噛合させ、ドライバーの回動によ
って摺動板を上下動させることによって可動部材を左右
方向に摺動させ、ラッチの係止部を調整するようにした
ものである。
−115781号公報記載のものが知られている。上記
従来例のものは、プラス型ドライバーの先端側両歯部が
噛み合うラック状歯と斜孔を有した摺動板の斜孔に、可
動部材の突起を嵌合させた後、上記ラック状歯にプラス
型ドライバーの先端を噛合させ、ドライバーの回動によ
って摺動板を上下動させることによって可動部材を左右
方向に摺動させ、ラッチの係止部を調整するようにした
ものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記従来例
のものでは、ラッチの係止部を調整する為には、必ずプ
ラス型のドライバーを必要とし、しかもその先端部の大
きさも摺動板のラック状歯に噛合し得る大きさのものに
限定される等の問題点があった。更には、可動部材の突
起と摺動板の斜孔とは摩擦力によって止まっている為、
使用中に大きな力が作用すると突起が斜孔に沿って移動
してしまい、ラッチの係止部が狂ってしまう等の問題点
もあった。本考案は、上記従来の問題点を全て解消しよ
うとするものである。
のものでは、ラッチの係止部を調整する為には、必ずプ
ラス型のドライバーを必要とし、しかもその先端部の大
きさも摺動板のラック状歯に噛合し得る大きさのものに
限定される等の問題点があった。更には、可動部材の突
起と摺動板の斜孔とは摩擦力によって止まっている為、
使用中に大きな力が作用すると突起が斜孔に沿って移動
してしまい、ラッチの係止部が狂ってしまう等の問題点
もあった。本考案は、上記従来の問題点を全て解消しよ
うとするものである。
【0004】
【問題を解決する為の手段】上記問題点を解決する為、
本考案は中央部にラッチが嵌合する嵌合孔を形成した受
板と、上記嵌合孔と対向する位置に開口を有し、上記受
板の上下部内面に重合される取付片と、底部に斜孔を有
する箱受と、該箱受内に位置して左右方向に移動可能な
ラッチ嵌合用凹部の底部に係止孔を有した可動部材と、
上記箱受の斜孔と可動部材の係止孔とに挿通され、該斜
孔に沿って摺動自在に箱受に保持され、大径部と小径部
と操作部とを有した操作釦と、該操作釦の大径部を上記
係止孔に係合させる方向に操作釦を付勢する付勢部材と
からなるものである。
本考案は中央部にラッチが嵌合する嵌合孔を形成した受
板と、上記嵌合孔と対向する位置に開口を有し、上記受
板の上下部内面に重合される取付片と、底部に斜孔を有
する箱受と、該箱受内に位置して左右方向に移動可能な
ラッチ嵌合用凹部の底部に係止孔を有した可動部材と、
上記箱受の斜孔と可動部材の係止孔とに挿通され、該斜
孔に沿って摺動自在に箱受に保持され、大径部と小径部
と操作部とを有した操作釦と、該操作釦の大径部を上記
係止孔に係合させる方向に操作釦を付勢する付勢部材と
からなるものである。
【0005】
【実施例】本考案の一実施例を図1ないし図6に基づい
て以下に説明する。1は受板で、中央部にラッチが嵌合
する嵌合孔10が形成してあり、該嵌合孔の側部に後述
の可動部材が移動する時のガイド孔12が連設されてい
る。11は取付孔で、13はラッチの斜面が当接する折
り曲げ部である。
て以下に説明する。1は受板で、中央部にラッチが嵌合
する嵌合孔10が形成してあり、該嵌合孔の側部に後述
の可動部材が移動する時のガイド孔12が連設されてい
る。11は取付孔で、13はラッチの斜面が当接する折
り曲げ部である。
【0006】3は箱受で、上記受板の嵌合孔10に対向
する位置に開口部31を有し、該開口部から上下および
左右に延び、前記受板1の上下部内面に重合される取付
片32および耳片33が設けてあり、また開口部の底部
には斜孔34が形成してある。なお、斜孔は底部に形成
した打ち出し部に形成されている。
する位置に開口部31を有し、該開口部から上下および
左右に延び、前記受板1の上下部内面に重合される取付
片32および耳片33が設けてあり、また開口部の底部
には斜孔34が形成してある。なお、斜孔は底部に形成
した打ち出し部に形成されている。
【0007】2は可動部材で、前記箱受3内に位置して
左右方向に移動可能なラッチ嵌合用凹部21を有し、該
凹部21から左右に延びる耳片35が設けてあり、また
凹部の底面には上下方向に延びる係止孔9が設けてあ
る。該係止孔9は、後述の操作釦4の大径部41が嵌合
する嵌合部91が上下方向に複数個連設してあり、隣り
合う嵌合孔の間には、上記操作釦の小径部42の移動が
可能で大径部41の移動を阻止する阻止部92が形成さ
れている。なお、23は耳片25の一部に形成されたガ
イド用の突起部で、可動部材2が左右に移動する時、該
突起部23が前記受板1のガイド孔12にガイドされ
る。なお、可動部材2は上下方向を箱受3の開口部31
の上下にガイドされており上下方向には移動出来ない。
左右方向に移動可能なラッチ嵌合用凹部21を有し、該
凹部21から左右に延びる耳片35が設けてあり、また
凹部の底面には上下方向に延びる係止孔9が設けてあ
る。該係止孔9は、後述の操作釦4の大径部41が嵌合
する嵌合部91が上下方向に複数個連設してあり、隣り
合う嵌合孔の間には、上記操作釦の小径部42の移動が
可能で大径部41の移動を阻止する阻止部92が形成さ
れている。なお、23は耳片25の一部に形成されたガ
イド用の突起部で、可動部材2が左右に移動する時、該
突起部23が前記受板1のガイド孔12にガイドされ
る。なお、可動部材2は上下方向を箱受3の開口部31
の上下にガイドされており上下方向には移動出来ない。
【0008】4は操作釦で、操作部43を有した頭部
と、小径部42および大径部41とを有した軸部とで形
成されている。該操作釦4は軸部を前記可動部材2の係
止孔9および箱受3の斜孔34に挿通し、先端部に設け
た溝44にリティナー6を係入し、操作釦4を箱受3に
保持する。5はコの字状に形成した板バネよりなる付勢
部材で、操作釦の頭部と可動部材2との間に介装し、頭
部を可動部材2の開口部21から突出する方向に付勢
し、大径部41が箱受3の斜孔34と可動部材2の係止
孔23とに重合した状態に位置し、小径部42は係止孔
23から外れた位置にあり、それ以上の突出はリティナ
ー6が箱受3の底部に当接して阻止されている。(図
4)この状態で、操作釦4の大径部41は、図3に示す
如く可動部材2の係止孔9の嵌合部91に嵌合している
が、阻止部92によって移動は出来ない。従って可動部
材2はこの状態に安定保持され、ラッチ9の係止部26
は図2および図5に示す状態に位置している。
と、小径部42および大径部41とを有した軸部とで形
成されている。該操作釦4は軸部を前記可動部材2の係
止孔9および箱受3の斜孔34に挿通し、先端部に設け
た溝44にリティナー6を係入し、操作釦4を箱受3に
保持する。5はコの字状に形成した板バネよりなる付勢
部材で、操作釦の頭部と可動部材2との間に介装し、頭
部を可動部材2の開口部21から突出する方向に付勢
し、大径部41が箱受3の斜孔34と可動部材2の係止
孔23とに重合した状態に位置し、小径部42は係止孔
23から外れた位置にあり、それ以上の突出はリティナ
ー6が箱受3の底部に当接して阻止されている。(図
4)この状態で、操作釦4の大径部41は、図3に示す
如く可動部材2の係止孔9の嵌合部91に嵌合している
が、阻止部92によって移動は出来ない。従って可動部
材2はこの状態に安定保持され、ラッチ9の係止部26
は図2および図5に示す状態に位置している。
【0009】次に、可動部材2を移動させるには、図6
の如く指で操作釦4を付勢部材5に抗して押し込むと、
大径部41は係止孔9から外れ箱受に設けた斜孔34内
に位置し、小径部42が可動部材2の係止孔9に重合す
る。すると、小径部42の移動は阻止部92によって阻
止されないので係止孔9内を移動可能となり操作釦4を
押したまま図2に於て下方へ移動させると、操作釦の大
径部41が枠7に固定された箱受3の斜孔34にガイド
されて移動するので、結果として可動部材2が図2に於
て左方に移動し、ラッチ9の係止部26は左方に移動す
る。必要なだけ移動させた後、指を離せば、操作釦4は
突出し大径部41が係止孔9の嵌合孔91に嵌合し保持
される。尚、可動部材2の移動量の単位は、係止孔9の
嵌合孔91のピッチ寸法と、斜孔34の傾斜角度によっ
て決まるものであり、必要に応じて適宜設計すればよ
い。
の如く指で操作釦4を付勢部材5に抗して押し込むと、
大径部41は係止孔9から外れ箱受に設けた斜孔34内
に位置し、小径部42が可動部材2の係止孔9に重合す
る。すると、小径部42の移動は阻止部92によって阻
止されないので係止孔9内を移動可能となり操作釦4を
押したまま図2に於て下方へ移動させると、操作釦の大
径部41が枠7に固定された箱受3の斜孔34にガイド
されて移動するので、結果として可動部材2が図2に於
て左方に移動し、ラッチ9の係止部26は左方に移動す
る。必要なだけ移動させた後、指を離せば、操作釦4は
突出し大径部41が係止孔9の嵌合孔91に嵌合し保持
される。尚、可動部材2の移動量の単位は、係止孔9の
嵌合孔91のピッチ寸法と、斜孔34の傾斜角度によっ
て決まるものであり、必要に応じて適宜設計すればよ
い。
【0010】
【その他の実施例】付勢部材5は、図示の板バネ状のも
のに限定されるものでなく、例えばコイルバネ等でもよ
いし任意である。また、それを設ける場所も任意であ
る。
のに限定されるものでなく、例えばコイルバネ等でもよ
いし任意である。また、それを設ける場所も任意であ
る。
【0011】操作釦4の操作部43の表面には、指で操
作し易くかつ、棒状体の先端でも操作できるように左右
方向に溝を形成してもよいし、また、凹部を設けてもよ
く任意である。
作し易くかつ、棒状体の先端でも操作できるように左右
方向に溝を形成してもよいし、また、凹部を設けてもよ
く任意である。
【0012】係止孔9の形状は、図3の如く円形の嵌合
孔91,91とし、それらを阻止部92で区切ってもよ
いし図7の如く方形の嵌合孔91とし、それらを阻止部
92で区切ってもよく、その形状は任意である。
孔91,91とし、それらを阻止部92で区切ってもよ
いし図7の如く方形の嵌合孔91とし、それらを阻止部
92で区切ってもよく、その形状は任意である。
【0013】
【考案の効果】本考案の効果は次の通りである。第一
に、可動部材を左右に移動させてラッチの係止部を調整
する場合、従来のように使用する工具は何ら限定される
ものでなく、鉛筆やマッチ棒その他任意の棒状体で操作
でき、しかも道具を使用することなく指でも操作でき、
非常に便利である。第二に、可動部材は、操作釦の大径
部が係止孔の嵌合孔内に位置することによって安定保持
され、操作釦を押し込まない限り移動しないので、大き
な力が作用してもラッチの係止部の位置が狂わない極め
て安定した可動式の受金具を提供できる。第三に、可動
部材を移動させる時、操作釦の大径部や小径部の軸部
と、係止孔との間に大きな摩擦は生じないので、使用中
に摩耗によるガタ付きも生ずることなく、極めて耐久性
に優れる。以上の如く、本考案による可動式の受金具
は、実用上極めて優れた効果を有するものである。
に、可動部材を左右に移動させてラッチの係止部を調整
する場合、従来のように使用する工具は何ら限定される
ものでなく、鉛筆やマッチ棒その他任意の棒状体で操作
でき、しかも道具を使用することなく指でも操作でき、
非常に便利である。第二に、可動部材は、操作釦の大径
部が係止孔の嵌合孔内に位置することによって安定保持
され、操作釦を押し込まない限り移動しないので、大き
な力が作用してもラッチの係止部の位置が狂わない極め
て安定した可動式の受金具を提供できる。第三に、可動
部材を移動させる時、操作釦の大径部や小径部の軸部
と、係止孔との間に大きな摩擦は生じないので、使用中
に摩耗によるガタ付きも生ずることなく、極めて耐久性
に優れる。以上の如く、本考案による可動式の受金具
は、実用上極めて優れた効果を有するものである。
【図1】本考案の受金具の分解した状態の各部品の斜視
図。
図。
【図2】 取付け状態の正面図。
【図3】 操作釦と係止孔および斜孔との関係を示す拡大
正面図。
正面図。
【図4】 本考案の受金具の縦断側面図。
【図5】 取付け使用状態の横断平面図。
【図6】 操作状態を示す縦断側面図。
【図7】 係止孔の変形例を示す拡大正面図。
1 受板 2 可動部材 3 箱受 34 斜孔 4 操作釦 41 大径部 42 小径部 5 付勢部材 8 ラッチ 9 係止孔 91 嵌合孔
Claims (1)
- 【請求項1】 中央部にラッチが嵌合する嵌合孔を形成
した受板と、上記嵌合孔と対向する位置に開口部を有
し、上記受板の上下部内面に重合される取付片と底部に
斜孔を有する箱受と、該箱受内に位置して左右方向に移
動可能なラッチ嵌合用凹部並びに該凹部の底部に係止孔
を有した可動部材と、上記箱受の斜孔と可動部材の係止
孔とに挿通され、該斜孔に沿って摺動自在に箱受に保持
され、大径部と小径部と操作部とを有した操作釦と、該
操作釦の大径部を上記係止孔に係合させる方向に操作釦
を付勢する付勢部材とからなることを特徴とする受金
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6964892U JP2586383Y2 (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | 受金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6964892U JP2586383Y2 (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | 受金具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0651437U JPH0651437U (ja) | 1994-07-15 |
JP2586383Y2 true JP2586383Y2 (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=13408880
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6964892U Expired - Lifetime JP2586383Y2 (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | 受金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2586383Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-08-24 JP JP6964892U patent/JP2586383Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0651437U (ja) | 1994-07-15 |
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