JPH10227165A - 扉の開閉ロック装置 - Google Patents
扉の開閉ロック装置Info
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- JPH10227165A JPH10227165A JP9030126A JP3012697A JPH10227165A JP H10227165 A JPH10227165 A JP H10227165A JP 9030126 A JP9030126 A JP 9030126A JP 3012697 A JP3012697 A JP 3012697A JP H10227165 A JPH10227165 A JP H10227165A
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- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05C—BOLTS OR FASTENING DEVICES FOR WINGS, SPECIALLY FOR DOORS OR WINDOWS
- E05C19/00—Other devices specially designed for securing wings, e.g. with suction cups
- E05C19/02—Automatic catches, i.e. released by pull or pressure on the wing
- E05C19/022—Released by pushing in the closing direction
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- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05B—LOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
- E05B15/00—Other details of locks; Parts for engagement by bolts of fastening devices
- E05B15/02—Striking-plates; Keepers; Bolt staples; Escutcheons
- E05B15/0205—Striking-plates, keepers, staples
- E05B15/024—Striking-plates, keepers, staples adjustable
- E05B2015/027—Striking-plates, keepers, staples adjustable auto-adjustable
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- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05B—LOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
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Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Washing And Drying Of Tableware (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】扉を押圧する操作のみで扉を開閉する所謂ワン
タッチ開閉操作のロック装置でありながら、耐久性が向
上し、部品点数を減らして機構を簡素化し、小型化を可
能とする。 【解決手段】正面が開放された箱状のロック本体ケース
５と、このロック本体ケース内を摺動可能な摺動体６
と、この摺動体の前端にそれぞれの基端を枢着し、ロッ
ク本体ケース内に後退すると、両先端が縮まる方向に外
方向からそれぞれの内方向に押圧される一対の爪１０，
１０と、摺動体を進出する方向に付勢する摺動体用バネ
部材１４と、摺動体の一側に刻設されハート形の輪郭形
状をなす溝１３と、一端が前記溝内を常に一方向のみ滑
動し他端はロック本体ケースに取り付けられ、かつ溝方
向の付勢力が与えられた突出片１６と、一対の爪で挟持
可能な係合体２２を有する受座体３とを備えてなる扉の
開閉ロック装置１とした。
タッチ開閉操作のロック装置でありながら、耐久性が向
上し、部品点数を減らして機構を簡素化し、小型化を可
能とする。 【解決手段】正面が開放された箱状のロック本体ケース
５と、このロック本体ケース内を摺動可能な摺動体６
と、この摺動体の前端にそれぞれの基端を枢着し、ロッ
ク本体ケース内に後退すると、両先端が縮まる方向に外
方向からそれぞれの内方向に押圧される一対の爪１０，
１０と、摺動体を進出する方向に付勢する摺動体用バネ
部材１４と、摺動体の一側に刻設されハート形の輪郭形
状をなす溝１３と、一端が前記溝内を常に一方向のみ滑
動し他端はロック本体ケースに取り付けられ、かつ溝方
向の付勢力が与えられた突出片１６と、一対の爪で挟持
可能な係合体２２を有する受座体３とを備えてなる扉の
開閉ロック装置１とした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、厨房家具等に用い
られる扉の開閉ロック装置に関するものである。
られる扉の開閉ロック装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、例えば実公平２−２８５７号公報
に示すような扉の開閉ロック装置がある。この扉の開閉
ロック装置は、図５に示すように、厨房家具の収納箱Ａ
に取り付けたロック本体３１と扉Ｂに取り付けた受座体
３２とからなり、ロック本体３１と受座体３２は係合離
脱可能となっている。このロック本体３１の正面が開口
した箱体３３内には摺動体３５が進退可能に内装され、
この摺動体３５の前端に一対の爪３６，３６を回動自在
に支持し、図示せぬバネで爪３６，３６の先端を八字形
に開放するように付勢すると共に、摺動体３５の側面に
ハート形の輪郭形状の溝３７を設け、一端がこの溝３７
内を常に一方向のみ滑動し他端は前記箱体３３の適宜位
置に取り付けられた突出片３８を、板バネ３９により溝
３７方向へ付勢している。
に示すような扉の開閉ロック装置がある。この扉の開閉
ロック装置は、図５に示すように、厨房家具の収納箱Ａ
に取り付けたロック本体３１と扉Ｂに取り付けた受座体
３２とからなり、ロック本体３１と受座体３２は係合離
脱可能となっている。このロック本体３１の正面が開口
した箱体３３内には摺動体３５が進退可能に内装され、
この摺動体３５の前端に一対の爪３６，３６を回動自在
に支持し、図示せぬバネで爪３６，３６の先端を八字形
に開放するように付勢すると共に、摺動体３５の側面に
ハート形の輪郭形状の溝３７を設け、一端がこの溝３７
内を常に一方向のみ滑動し他端は前記箱体３３の適宜位
置に取り付けられた突出片３８を、板バネ３９により溝
３７方向へ付勢している。
【０００３】従って、開いた状態にある扉Ｂを閉じる
と、扉の裏面に八字形に開いた爪３６，３６の先端がそ
れぞれの爪の間に受座体３２の係合体４２を介在させた
状態で当接し、更に扉Ｂを収納箱Ａ方向に押圧すると爪
３６，３６はコロ４３，４３により案内され内方向に押
圧されて、その開放端を狭める方向に回動し、係合体４
２を挟持して収納箱Ａ方向に移動し、ハート形の溝３７
内にある突出片３８の先端は溝３７の一辺から山部を経
てハート形の谷底部分の窪部に位置し、摺動体３５及び
爪３６，３６の摺動を阻止し、この状態で収納箱Ａに扉
Ｂをロックするようになっている。
と、扉の裏面に八字形に開いた爪３６，３６の先端がそ
れぞれの爪の間に受座体３２の係合体４２を介在させた
状態で当接し、更に扉Ｂを収納箱Ａ方向に押圧すると爪
３６，３６はコロ４３，４３により案内され内方向に押
圧されて、その開放端を狭める方向に回動し、係合体４
２を挟持して収納箱Ａ方向に移動し、ハート形の溝３７
内にある突出片３８の先端は溝３７の一辺から山部を経
てハート形の谷底部分の窪部に位置し、摺動体３５及び
爪３６，３６の摺動を阻止し、この状態で収納箱Ａに扉
Ｂをロックするようになっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな扉の開閉ロック装置では、突出片３８をハート形の
輪郭形状の溝３７に付勢するのに板バネ３９を用いてい
るが、扉の開閉ロック装置の使用回数が増加すると、板
バネの弾性力が低下するという耐久性上の問題があっ
た。また、ロック本体３１の箱体３３内にはコロ４３，
４３を設けねばならず、ロック本体３１の機構が複雑に
なり、形状も大きくなり、小型化するのが困難であっ
た。更に、扉側の受座体３２の係合体４２は、ロック本
体３１と対向する位置に正確に固定するのが難しく、ロ
ック本体３１と受座体３２の取り付け位置に多少のズレ
が生じやすかった。
うな扉の開閉ロック装置では、突出片３８をハート形の
輪郭形状の溝３７に付勢するのに板バネ３９を用いてい
るが、扉の開閉ロック装置の使用回数が増加すると、板
バネの弾性力が低下するという耐久性上の問題があっ
た。また、ロック本体３１の箱体３３内にはコロ４３，
４３を設けねばならず、ロック本体３１の機構が複雑に
なり、形状も大きくなり、小型化するのが困難であっ
た。更に、扉側の受座体３２の係合体４２は、ロック本
体３１と対向する位置に正確に固定するのが難しく、ロ
ック本体３１と受座体３２の取り付け位置に多少のズレ
が生じやすかった。
【０００５】そこで、本発明は、扉を押圧する操作のみ
で扉を開閉する所謂ワンタッチ開閉操作のロック装置で
ありながら、耐久性が向上し、部品点数を減らして機構
を簡素化し、小型化が可能で、しかもロック本体と受座
体の取り付け位置に多少のズレが生じても自動的に矯正
されるように構成し、以て上述した課題を解決した扉の
開閉ロック装置を提供することを目的とするものであ
る。
で扉を開閉する所謂ワンタッチ開閉操作のロック装置で
ありながら、耐久性が向上し、部品点数を減らして機構
を簡素化し、小型化が可能で、しかもロック本体と受座
体の取り付け位置に多少のズレが生じても自動的に矯正
されるように構成し、以て上述した課題を解決した扉の
開閉ロック装置を提供することを目的とするものであ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みてなされたものであって、正面が開放された箱状のロ
ック本体ケースと、このロック本体ケース内を摺動可能
な摺動体と、この摺動体の前端にそれぞれの基端を枢着
し、先端は前記ロック本体ケースの開口面より外方向に
突出可能で、前記ロック本体ケース内に後退すると、両
先端が縮まる方向に外方向からそれぞれの内方向に押圧
される一対の爪と、前記摺動体の前端に設けられ、前記
一対の爪の先端を略Ｖ字形に開放するよう付勢する爪用
バネと、前記ロック本体ケースと前記摺動体との間に介
在し、摺動体をロック本体ケースの開口より進出する方
向に付勢する摺動体用バネ部材と、前記摺動体の一側に
刻設されハート形の輪郭形状をなし、複数の段差と、ハ
ート形の谷底部分に設けた窪部とを有する溝と、一端が
前記溝内を常に一方向のみ滑動し他端は前記ロック本体
ケースの適宜位置に取り付けられ、かつ溝方向の付勢力
が与えられた突出片と、前記一対の爪の間に挟んで両爪
で挟持可能な係合体を有する受座体とを備えてなること
を特徴とする扉の開閉ロック装置とした。また、前記ロ
ック本体ケースの開口部の対向する面にそれぞれ前記一
対の爪を外方向からそれぞれの内方向に押圧するための
傾斜面を設けてなることを特徴とする扉の開閉ロック装
置とした。また、前記摺動体用バネ部材がコイルスプリ
ングであり、このコイルスプリングの一端に設けられた
小径部により前記突出片を溝方向に付勢してなることを
特徴とする扉の開閉ロック装置とした。また、前記受座
体の係合体が進退方向と直交する方向に所定範囲内で移
動可能なことを特徴とする扉の開閉ロック装置とした。
みてなされたものであって、正面が開放された箱状のロ
ック本体ケースと、このロック本体ケース内を摺動可能
な摺動体と、この摺動体の前端にそれぞれの基端を枢着
し、先端は前記ロック本体ケースの開口面より外方向に
突出可能で、前記ロック本体ケース内に後退すると、両
先端が縮まる方向に外方向からそれぞれの内方向に押圧
される一対の爪と、前記摺動体の前端に設けられ、前記
一対の爪の先端を略Ｖ字形に開放するよう付勢する爪用
バネと、前記ロック本体ケースと前記摺動体との間に介
在し、摺動体をロック本体ケースの開口より進出する方
向に付勢する摺動体用バネ部材と、前記摺動体の一側に
刻設されハート形の輪郭形状をなし、複数の段差と、ハ
ート形の谷底部分に設けた窪部とを有する溝と、一端が
前記溝内を常に一方向のみ滑動し他端は前記ロック本体
ケースの適宜位置に取り付けられ、かつ溝方向の付勢力
が与えられた突出片と、前記一対の爪の間に挟んで両爪
で挟持可能な係合体を有する受座体とを備えてなること
を特徴とする扉の開閉ロック装置とした。また、前記ロ
ック本体ケースの開口部の対向する面にそれぞれ前記一
対の爪を外方向からそれぞれの内方向に押圧するための
傾斜面を設けてなることを特徴とする扉の開閉ロック装
置とした。また、前記摺動体用バネ部材がコイルスプリ
ングであり、このコイルスプリングの一端に設けられた
小径部により前記突出片を溝方向に付勢してなることを
特徴とする扉の開閉ロック装置とした。また、前記受座
体の係合体が進退方向と直交する方向に所定範囲内で移
動可能なことを特徴とする扉の開閉ロック装置とした。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明によ
る扉の開閉ロック装置の実施の形態の一例を説明する。
図１は本発明による扉の開閉ロック装置の一部切り欠い
た全体斜視図、図２はその分解斜視図であり、図１及び
図２に示すように、扉の開閉ロック装置１は収納箱Ａ側
に取り付けられるロック本体２と扉Ｂ側に取り付けられ
る受座体３とから構成されている
る扉の開閉ロック装置の実施の形態の一例を説明する。
図１は本発明による扉の開閉ロック装置の一部切り欠い
た全体斜視図、図２はその分解斜視図であり、図１及び
図２に示すように、扉の開閉ロック装置１は収納箱Ａ側
に取り付けられるロック本体２と扉Ｂ側に取り付けられ
る受座体３とから構成されている
【０００８】このロック本体２は合成樹脂からなる箱状
のケース５を有し、ケース５の正面は開放され、ケース
５の内部には前後方向に摺動可能に摺動体６が収納され
ている。また、摺動体６の前端部には側面視略円形の溝
７が設けられ、この円形の溝７の上下方向及び前方は開
放され、溝７内には上下一対の爪９，９の基端部がピン
１０を介して上下方向に回動自在に支持されている。こ
の両爪９，９の先端部対向面には凹欠部９ａ，９ａと、
バネ１１のそれぞれの一端を支持するためのスリット９
ｂ，９ｂが設けられ、バネ１１の付勢力により両爪９，
９の先端を側面視略Ｖ字形に開放させるようになってい
る。
のケース５を有し、ケース５の正面は開放され、ケース
５の内部には前後方向に摺動可能に摺動体６が収納され
ている。また、摺動体６の前端部には側面視略円形の溝
７が設けられ、この円形の溝７の上下方向及び前方は開
放され、溝７内には上下一対の爪９，９の基端部がピン
１０を介して上下方向に回動自在に支持されている。こ
の両爪９，９の先端部対向面には凹欠部９ａ，９ａと、
バネ１１のそれぞれの一端を支持するためのスリット９
ｂ，９ｂが設けられ、バネ１１の付勢力により両爪９，
９の先端を側面視略Ｖ字形に開放させるようになってい
る。
【０００９】そして、前記摺動体６の上端及び下端には
ガイド板部６ａ，６ａが設けられ、このガイド板部６
ａ，６ａ間の左右いずれか一側には後方に延出した側板
部６ｂが設けられ、このガイド板部６ａ，６ａの後端と
側板部６ｂの上面及び下面とで段差部６ｃ，６ｃが形成
されている。更に、この側板部６ｂの内側面にはハート
形の輪郭形状をなす溝１３が刻設されている。
ガイド板部６ａ，６ａが設けられ、このガイド板部６
ａ，６ａ間の左右いずれか一側には後方に延出した側板
部６ｂが設けられ、このガイド板部６ａ，６ａの後端と
側板部６ｂの上面及び下面とで段差部６ｃ，６ｃが形成
されている。更に、この側板部６ｂの内側面にはハート
形の輪郭形状をなす溝１３が刻設されている。
【００１０】また、ケース５は、正面に明けられた開口
５ａと、この開口５ａの内側の上側面及び下側面に設け
られた傾斜部５ｂ，５ｂと、内側の後端に貫設され突出
片１６の一端の屈曲部１６ａが挿入可能な側壁に設けら
れた小孔溝により突出片１６を回動自在に支持する突出
片支持用孔部５ｃと、この突出片支持用孔部５ｃと前記
摺動体６の段差部６ｃ，６ｃとの間にはコイルスプリン
グ１４が縮設されている。
５ａと、この開口５ａの内側の上側面及び下側面に設け
られた傾斜部５ｂ，５ｂと、内側の後端に貫設され突出
片１６の一端の屈曲部１６ａが挿入可能な側壁に設けら
れた小孔溝により突出片１６を回動自在に支持する突出
片支持用孔部５ｃと、この突出片支持用孔部５ｃと前記
摺動体６の段差部６ｃ，６ｃとの間にはコイルスプリン
グ１４が縮設されている。
【００１１】また、突出片１６は平面視コ字形で両端に
屈曲部１６ａ，１６ａを有し、一端の屈曲部１６ａがケ
ース５の突出片支持用孔部５ｃに回動自在に支持され、
他端の屈曲部１６ａがコイルスプリング１４の後端の小
径部１４ａの付勢力により常に摺動体６のハート形溝１
３内に当接するようになっている。
屈曲部１６ａ，１６ａを有し、一端の屈曲部１６ａがケ
ース５の突出片支持用孔部５ｃに回動自在に支持され、
他端の屈曲部１６ａがコイルスプリング１４の後端の小
径部１４ａの付勢力により常に摺動体６のハート形溝１
３内に当接するようになっている。
【００１２】また、ハート形溝１３は、図３に示すよう
に、上辺部１３ａ、一対の谷部１３ｂ，１３ｃ、この一
対の谷部１３ｂ，１３ｃ間の底部分である窪部１３ｄ、
及び下辺部１３ｅとから形成され、上辺部１３ａの後端
から下辺部１３ｅの前端まで深さが深くなり、上辺部１
３ａと谷部１３ｂとの間、谷部１３ｂと窪部１３ｄとの
間、谷部１３ｃと下辺部１３ｅとの間に深さが深くなる
ように段差が設けられ、窪部１３ｄと谷部１３ｃは同一
深さで段差は設けられず、下辺部１３ｅは前端から後端
に至るに従い順次その深さが軽減され、下辺部１３ｅの
後端と上辺部１３ａの後端との間にも上辺部１３ａの後
端側が深くなるように段差が設けられている。従って、
突出片１６の屈曲部１６ａは、前記各段差により上辺部
１３ａ→谷部１３ｂ→窪部１３ｄ→谷部１３ｃ→下辺部
１３ｅ→上辺部１３ａの方向へは滑動可能であるが、逆
の方向へは滑動不能となっている。
に、上辺部１３ａ、一対の谷部１３ｂ，１３ｃ、この一
対の谷部１３ｂ，１３ｃ間の底部分である窪部１３ｄ、
及び下辺部１３ｅとから形成され、上辺部１３ａの後端
から下辺部１３ｅの前端まで深さが深くなり、上辺部１
３ａと谷部１３ｂとの間、谷部１３ｂと窪部１３ｄとの
間、谷部１３ｃと下辺部１３ｅとの間に深さが深くなる
ように段差が設けられ、窪部１３ｄと谷部１３ｃは同一
深さで段差は設けられず、下辺部１３ｅは前端から後端
に至るに従い順次その深さが軽減され、下辺部１３ｅの
後端と上辺部１３ａの後端との間にも上辺部１３ａの後
端側が深くなるように段差が設けられている。従って、
突出片１６の屈曲部１６ａは、前記各段差により上辺部
１３ａ→谷部１３ｂ→窪部１３ｄ→谷部１３ｃ→下辺部
１３ｅ→上辺部１３ａの方向へは滑動可能であるが、逆
の方向へは滑動不能となっている。
【００１３】一方、図１及び図２に示すように、厨房家
具の扉Ｂの裏面のロック本体２と対向する位置には受座
体３が取り付けられている。この受座体３は扉Ｂに取り
付ける基板１９を有し、基板１９は中央に円形の溝１９
ａがあり、この円形の溝１９ａには貫通孔が明けられて
いる。そして、基板１９の円形の溝１９ａ内には円形の
溝１９ａより小径の円板２０が摺動可能に嵌合され、小
径の円板２０には前記円形の溝１９ａの貫通孔より小径
のロッド２１が立設され、ロッド２１の先端には係合体
２２が固設されている。従って、円板２０、ロッド２１
及び係合体２２は、円形の溝１９ａの貫通孔の範囲で移
動可能であり、受座体３とロック本体２の取り付け位置
に多少のズレが生じても自動的に矯正されるようになっ
ている。
具の扉Ｂの裏面のロック本体２と対向する位置には受座
体３が取り付けられている。この受座体３は扉Ｂに取り
付ける基板１９を有し、基板１９は中央に円形の溝１９
ａがあり、この円形の溝１９ａには貫通孔が明けられて
いる。そして、基板１９の円形の溝１９ａ内には円形の
溝１９ａより小径の円板２０が摺動可能に嵌合され、小
径の円板２０には前記円形の溝１９ａの貫通孔より小径
のロッド２１が立設され、ロッド２１の先端には係合体
２２が固設されている。従って、円板２０、ロッド２１
及び係合体２２は、円形の溝１９ａの貫通孔の範囲で移
動可能であり、受座体３とロック本体２の取り付け位置
に多少のズレが生じても自動的に矯正されるようになっ
ている。
【００１４】次に、本発明による扉の開閉ロック装置の
作用を、図３の作動説明図に沿って説明する。図３
（ａ）は扉Ｂが開放状態の場合のロック本体と受座体を
示し、摺動体６及び爪９，９はコイルスプリング１４の
作用により前進位置にあり、爪９，９の先端はバネ１１
により開放され、突出片１６の屈曲部１６ａはハート形
溝１３の上辺部１３ａ後端に位置している。
作用を、図３の作動説明図に沿って説明する。図３
（ａ）は扉Ｂが開放状態の場合のロック本体と受座体を
示し、摺動体６及び爪９，９はコイルスプリング１４の
作用により前進位置にあり、爪９，９の先端はバネ１１
により開放され、突出片１６の屈曲部１６ａはハート形
溝１３の上辺部１３ａ後端に位置している。
【００１５】そして、図３（ｂ）に示すように、開いた
状態にある扉Ｂを閉じることにより、受座体３の係合体
２２が爪９，９の基端部を押圧し、爪９，９及び摺動体
６を後退させ、それに伴って、ケース５の傾斜部５ｂ，
５ｂに案内されて爪９，９が外方向からそれぞれの内方
向に押圧され、その開放端を縮めて凹欠部９ａ，９ａで
係合体２２を挟持すると共に、突出片１６の屈曲部１６
ａは、ハート形溝１３の上辺部１３ａ、谷部１３ｂを経
て窪部１３ｄまで滑動して、コイルスプリング１４の弾
性力により窪部１３ｄの位置にロックされ、この状態で
扉Ｂはロックされた状態となる。この際、突出片１６は
コイルスプリング１４の小径部１４ａにより常にハート
形溝１３方向に付勢されている。一方、受座体３の円板
２０、ロッド２１及び係合体２２は、係合体２２の進退
方向と直交する方向に基板１９の円形の溝１９ａの貫通
孔の範囲内で移動可能であるので、受座体３とロック本
体２の取り付け位置に多少のズレが生じても自動的に矯
正可能である。
状態にある扉Ｂを閉じることにより、受座体３の係合体
２２が爪９，９の基端部を押圧し、爪９，９及び摺動体
６を後退させ、それに伴って、ケース５の傾斜部５ｂ，
５ｂに案内されて爪９，９が外方向からそれぞれの内方
向に押圧され、その開放端を縮めて凹欠部９ａ，９ａで
係合体２２を挟持すると共に、突出片１６の屈曲部１６
ａは、ハート形溝１３の上辺部１３ａ、谷部１３ｂを経
て窪部１３ｄまで滑動して、コイルスプリング１４の弾
性力により窪部１３ｄの位置にロックされ、この状態で
扉Ｂはロックされた状態となる。この際、突出片１６は
コイルスプリング１４の小径部１４ａにより常にハート
形溝１３方向に付勢されている。一方、受座体３の円板
２０、ロッド２１及び係合体２２は、係合体２２の進退
方向と直交する方向に基板１９の円形の溝１９ａの貫通
孔の範囲内で移動可能であるので、受座体３とロック本
体２の取り付け位置に多少のズレが生じても自動的に矯
正可能である。
【００１６】そして、閉じた状態にある扉Ｂを再押圧す
ると、突出片１６の屈曲部１６ａはハート形溝１３の窪
部１３ｄから谷部１３ｃを経て下辺部１３ｅ前端に至
り、次いでコイルスプリング１４の弾性力により、摺動
体６及び爪９，９が前進し、それに伴って、爪９，９の
先端は開放され、係合体２２との係合が解除され、即ち
ロックが解除され、図３（ａ）に示す状態に戻り、扉Ｂ
は開放状態となる。この際、突出片１６の屈曲部１６ａ
はハート形溝１３の窪部１３ｄから谷部１３ｃ、下辺部
１３ｅを経て上辺部１３ａ後端まで滑動し、この位置で
停止する。
ると、突出片１６の屈曲部１６ａはハート形溝１３の窪
部１３ｄから谷部１３ｃを経て下辺部１３ｅ前端に至
り、次いでコイルスプリング１４の弾性力により、摺動
体６及び爪９，９が前進し、それに伴って、爪９，９の
先端は開放され、係合体２２との係合が解除され、即ち
ロックが解除され、図３（ａ）に示す状態に戻り、扉Ｂ
は開放状態となる。この際、突出片１６の屈曲部１６ａ
はハート形溝１３の窪部１３ｄから谷部１３ｃ、下辺部
１３ｅを経て上辺部１３ａ後端まで滑動し、この位置で
停止する。
【００１７】従って、突出片１６を付勢するのに、従来
のように板バネを用いず、コイルスプリング１４の小径
部１４ａを用いているため、板バネより弾性及び耐久性
を向上させることができる。また、ロック本体には一対
の爪を外方向からそれぞれの内方向に押圧するための一
対のコロや、突出片に付勢力を与える板バネが不要のた
め、それだけ部品点数が減少し、機構が簡素化し、故障
しにくく、小型化が可能である。
のように板バネを用いず、コイルスプリング１４の小径
部１４ａを用いているため、板バネより弾性及び耐久性
を向上させることができる。また、ロック本体には一対
の爪を外方向からそれぞれの内方向に押圧するための一
対のコロや、突出片に付勢力を与える板バネが不要のた
め、それだけ部品点数が減少し、機構が簡素化し、故障
しにくく、小型化が可能である。
【００１８】次に、図４に沿って一部変更した第２の実
施の形態について説明する。図４は、ロック本体と係合
体が固定された受座体からなる扉の開放ロック装置を示
す一部切り欠いた全体斜視図である。厨房家具の扉Ｂの
裏面には受座体２５が取り付けられ、この受座体２５は
扉Ｂに取り付ける基板２６を有し、この基板２６にはロ
ッド２７が立設され、ロッド２７の先端には係合体２８
が固設されており、その他、ロック本体は上述第１の実
施の形態と同様に構成されている。従って、係合体２８
は進退方向と直交する方向に移動することはないが、ロ
ッド２７及び係合体２８を大きくすることが可能で、ガ
タがなく、より強固にロック本体と係合し、扉Ｂをロッ
クすることができる。
施の形態について説明する。図４は、ロック本体と係合
体が固定された受座体からなる扉の開放ロック装置を示
す一部切り欠いた全体斜視図である。厨房家具の扉Ｂの
裏面には受座体２５が取り付けられ、この受座体２５は
扉Ｂに取り付ける基板２６を有し、この基板２６にはロ
ッド２７が立設され、ロッド２７の先端には係合体２８
が固設されており、その他、ロック本体は上述第１の実
施の形態と同様に構成されている。従って、係合体２８
は進退方向と直交する方向に移動することはないが、ロ
ッド２７及び係合体２８を大きくすることが可能で、ガ
タがなく、より強固にロック本体と係合し、扉Ｂをロッ
クすることができる。
【００１９】なお、上述第１及び第２の実施の形態で
は、扉の開閉ロック装置を厨房家具に適用したが、これ
に限らず、他の家具に適用してもよいことは勿論であ
る。また、上述第１及び第２の実施の形態では、扉の開
閉ロック装置のロック本体と受座体をそれぞれ収納箱と
扉に垂直状態で取り付けたが、これに限らず、水平状態
で取り付けてもよいことは勿論である。また、上述第１
及び第２の実施の形態では、コイルスプリングの小径部
により突出片を溝方向に付勢したが、これに限定される
わけではなく、独立したバネ部材等により突出片を付勢
してもよい。
は、扉の開閉ロック装置を厨房家具に適用したが、これ
に限らず、他の家具に適用してもよいことは勿論であ
る。また、上述第１及び第２の実施の形態では、扉の開
閉ロック装置のロック本体と受座体をそれぞれ収納箱と
扉に垂直状態で取り付けたが、これに限らず、水平状態
で取り付けてもよいことは勿論である。また、上述第１
及び第２の実施の形態では、コイルスプリングの小径部
により突出片を溝方向に付勢したが、これに限定される
わけではなく、独立したバネ部材等により突出片を付勢
してもよい。
【００２０】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ロック本体には一対の爪を外方向からそれぞれの内方向
に押圧するための一対のコロが不要のため、それだけ部
品点数が減少し、機構が簡素化し、故障しにくく、かつ
小型化が可能である。また、ロック本体ケースの開口部
の対向面にそれぞれ一対の爪を外方向からそれぞれの内
方向に押圧するための傾斜面を設けたので、一対の爪の
両先端をスムーズに閉じ、係合体を挟持し、扉をロック
することができる。また、突出片を溝方向に付勢するの
に、従来のように板バネを用いず、コイルスプリングの
一端に設けた小径部を用いているため、板バネより弾性
及び耐久性を向上させることができる。また、受座体の
係合体が進退方向と直交する方向に所定範囲内で移動可
能なので、受座体とロック本体ケースの取り付け位置に
多少のズレが生じても自動的に矯正することができ、一
層スムーズかつ確実に扉の開閉ロック装置を作動させる
ことができる。
ロック本体には一対の爪を外方向からそれぞれの内方向
に押圧するための一対のコロが不要のため、それだけ部
品点数が減少し、機構が簡素化し、故障しにくく、かつ
小型化が可能である。また、ロック本体ケースの開口部
の対向面にそれぞれ一対の爪を外方向からそれぞれの内
方向に押圧するための傾斜面を設けたので、一対の爪の
両先端をスムーズに閉じ、係合体を挟持し、扉をロック
することができる。また、突出片を溝方向に付勢するの
に、従来のように板バネを用いず、コイルスプリングの
一端に設けた小径部を用いているため、板バネより弾性
及び耐久性を向上させることができる。また、受座体の
係合体が進退方向と直交する方向に所定範囲内で移動可
能なので、受座体とロック本体ケースの取り付け位置に
多少のズレが生じても自動的に矯正することができ、一
層スムーズかつ確実に扉の開閉ロック装置を作動させる
ことができる。
【図１】本発明による扉の開閉ロック装置の一部切り欠
いた全体斜視図である。
いた全体斜視図である。
【図２】本発明による扉の開閉ロック装置の分解斜視図
である。
である。
【図３】本発明による扉の開閉ロック装置の作動説明図
であり、（ａ）は扉が開放状態のロック本体と受座体を
示し、（ｂ）は扉がロックされた状態のロック本体と受
座体を示している。
であり、（ａ）は扉が開放状態のロック本体と受座体を
示し、（ｂ）は扉がロックされた状態のロック本体と受
座体を示している。
【図４】本発明による扉の開閉ロック装置の一部変更し
た第２の実施の形態を示す一部切り欠いた全体斜視図で
ある。
た第２の実施の形態を示す一部切り欠いた全体斜視図で
ある。
【図５】従来の扉の開閉ロック装置の一部切り欠いた全
体斜視図である。
体斜視図である。
Ａ 収納箱 Ｂ 扉 １ 扉の開閉ロック装置 ２ ロック本体 ３ 受座体 ５ ケース（ロック本体ケース） ５ａ 開口 ５ｂ 傾斜部（傾斜面） ５ｃ 突出片支持用孔部 ６ 摺動体 ６ａ ガイド板部 ６ｂ 側板部 ６ｃ 段差部 ９，９ 爪 １０ ピン １１ バネ １３ ハート形溝 １４ コイルスプリング（摺動体用バネ部材） １４ａ 小径部 １６ 突出片 １６ａ，１６ａ 屈曲部 １９ 基板 １９ａ 円形の溝 ２０ 円板 ２２ 係合体
Claims (4)
- 【請求項１】 正面が開放された箱状のロック本体ケー
スと、 このロック本体ケース内を摺動可能な摺動体と、 この摺動体の前端にそれぞれの基端を枢着し、先端は前
記ロック本体ケースの開口面より外方向に突出可能で、
前記ロック本体ケース内に後退すると、両先端が縮まる
方向に外方向からそれぞれの内方向に押圧される一対の
爪と、 前記摺動体の前端に設けられ、前記一対の爪の先端を略
Ｖ字形に開放するよう付勢する爪用バネと、 前記ロック本体ケースと前記摺動体との間に介在し、摺
動体をロック本体ケースの開口より進出する方向に付勢
する摺動体用バネ部材と、 前記摺動体の一側に刻設されハート形の輪郭形状をな
し、複数の段差と、ハート形の谷底部分に設けた窪部と
を有する溝と、 一端が前記溝内を常に一方向のみ滑動し他端は前記ロッ
ク本体ケースの適宜位置に取り付けられ、かつ溝方向の
付勢力が与えられた突出片と、 前記一対の爪の間に挟んで両爪で挟持可能な係合体を有
する受座体とを備えてなることを特徴とする扉の開閉ロ
ック装置。 - 【請求項２】 前記ロック本体ケースの開口部の対向す
る面にそれぞれ前記一対の爪を外方向からそれぞれの内
方向に押圧するための傾斜面を設けてなることを特徴と
する請求項１に記載の扉の開閉ロック装置。 - 【請求項３】 前記摺動体用バネ部材がコイルスプリン
グであり、このコイルスプリングの一端に設けられた小
径部により前記突出片を溝方向に付勢してなることを特
徴とする請求項１又は２に記載の扉の開閉ロック装置。 - 【請求項４】 前記受座体の係合体が進退方向と直交す
る方向に所定範囲内で移動可能なことを特徴とする請求
項１又は２又は３に記載の扉の開閉ロック装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9030126A JPH10227165A (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 扉の開閉ロック装置 |
| US09/015,318 US5997056A (en) | 1997-02-14 | 1998-01-29 | Locking devices |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9030126A JPH10227165A (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 扉の開閉ロック装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10227165A true JPH10227165A (ja) | 1998-08-25 |
Family
ID=12295092
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9030126A Pending JPH10227165A (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 扉の開閉ロック装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5997056A (ja) |
| JP (1) | JPH10227165A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2016183024A (ja) * | 2015-03-26 | 2016-10-20 | ブラザー工業株式会社 | シート給送装置及び画像形成装置 |
| WO2023231621A1 (zh) * | 2022-05-30 | 2023-12-07 | 广东联迅精密制造有限公司 | 一种抱球式柜门按压反弹开启器的改良结构 |
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|---|---|
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