JP2013119713A - 建物壁の点検口 - Google Patents

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Abstract

【課題】点検口蓋の着脱操作が容易で、かつ、地震などの振動に際して点検口蓋が容易に外れない点検口を提供する。
【解決手段】点検口1は、点検口蓋5をスライドさせて点検口蓋の一辺部側を点検口枠4の一辺部側に係合させる差込係合構造8を有し、点検口蓋5の他辺部側はいわゆるプッシュプッシュ型のキャッチ装置10で点検口枠4と係合させる構造である。点検口蓋5の一辺部側を点検口枠4の一辺部側にスライドさせ、点検口蓋の他辺部側を押すという極めて簡単な操作で、点検口蓋を点検口枠に取り付けることができ、取り外す際も同様に、簡単な操作で点検口枠から取り外すことができる。係合ロッド11の基端部が点検口蓋に設けた取付穴に遊びを持つ態様で取り付けられているので、地震などの振動に際して、係合ロッドの基端部11bが振動に追随することで、膨大部11aが一対のキャッチ片16から外れる恐れは少ない。
【選択図】図3

Description

この発明は、建物の壁に配線や配管などの点検のために設けられる点検口に関する。
建物の壁に配線や配管などの点検のために設けられる点検口は一般に、壁に形成した点検用の開口部に矩形の点検口枠を取り付け、この点検口枠に点検口蓋を取り付けた構造とされる。
従来の点検口として、図示は省略するが、例えば特許文献1のように、周囲に蓋枠14を持つ点検口蓋3側にマグネット21を取り付け、点検口枠2側に鋼板12を取り付けて、マグネット21の鋼板12に対する吸着力で点検口蓋3を点検口枠2に着脱可能に取り付けるものがある(特許文献1の図4など参照(符号は特許文献における符号))。
また、特許文献2のように、合成樹脂製の点検口枠(本体1)の周囲に薄肉ヒンジ部5を介して蓋押さえ片(押えカバー片6)を設け、この蓋押さえ片6で点検口蓋(閉塞用部材A)の縁部を蓋外面側から押える構造とすることも行なわれている(特許文献2の図3、図4など参照)。
この構造では、点検口枠1の外周部の縦壁2の上端に内側張り出し部40及び外側部分41を形成し、前記外側部分41に薄肉ヒンジ部5を介して連接した前記蓋押さえ片6に、前記内側張り出し部40の下面側に係合可能なフック部60を設けている。蓋押さえ片6を閉ざして点検口蓋Aの端縁部を押えた時に、前記フック部60が点検口枠1の内側張り出し部40に係合することにより、蓋押さえ片6が点検口蓋Aを押えた状態でロックされる。
特許文献3は、点検口枠3の断面形状を、点検口枠本体部(支持部5)の内側に点検口蓋4の端縁部を挟持する部分を有し外側に壁材1の開口縁部を挟持する部分を有する断面形状として、下地材を不要とした構造である。
点検口蓋4の端縁部を挟持する部分には、蓋押さえ片(口蓋挟持板8)を薄肉ヒンジ部15を介して点検口枠本体部5に連接し、壁材1の開口縁部を挟持する部分には、壁押さえ片(壁材挟持板7)を薄肉ヒンジ部15を介して点検口枠本体部5に連接した構造としている(特許文献3の図1、図4、図5など参照)。
特許文献4のように、ばねを用いた取付構造のものもある。特許文献4は、壁部の胴縁13で形成された開口部2に、矩形の枠体4に蓋体3を取り付けた蓋付き枠体を取り付ける構造であり、前記枠体4の下端に、金属線を折り曲げて形成したばね部材である枠体下部支持部材8を取り付け、枠体の上端近傍の左右両側部に、金属線を折り曲げて形成した二股状ばね部材である枠体側部支持部材11を取り付け、前記開口部2を形成する胴縁13に、前記枠体側部支持部材11を係合させる長穴である係合孔14bを持つ係合部材14を取り付けた構造である。
蓋付き枠体の下端の枠体下部支持部材8を開口部2の下端内側に引掛け、上部の枠体側部支持部材11を前記係合部材14の係合孔14bに引っ掛けて、蓋付き枠体4を開口部2に取り付ける。
特開2007−291697 実用新案登録第3120934号 特開2000−179141 特開2005−200825
上記特許文献1のようにマグネットの吸着力による取付方式では、点検口蓋3が点検口枠2から外れないように確実に取り付けることができるとは言い難い。例えば地震などの振動によって外れる危険性を考慮して、落下防止用紐22を設けているが、地震などの振動によっても外れない構造が望まれる。
特許文献2のように、点検口枠1に薄肉ヒンジ部5を介して蓋押さえ片6を連接する構造は、樹脂の薄肉ヒンジ部5は破損し易いので、耐久性に欠けると言える。
また、点検口蓋Aを点検口枠1に固定する作業として、矩形の点検口枠1の四辺のそれぞれにおいて蓋押さえ片6で点検口蓋Aを押える操作する必要があり、また、点検口蓋を外す場合も同様であり、点検口蓋Aの着脱作業が煩雑である。
上記のような問題は、同じく薄肉ヒンジ部を介して連接した蓋押さえ片を有する特許文献3のものでも同様である。
特許文献4のようにばねを用いた取付構造では、どうしても部品点数が多くなり構造が複雑になる。また、着脱作業も煩雑である。
また、この構造では、蓋体3を枠体4に取り付けた蓋付き枠体が実質的に点検口蓋になるので、実質的な点検口蓋(蓋付き枠体)の重量が大となり、その点でも点検口の開閉が簡単でなくなる。
また、特許文献1〜4のいずれの構造も点検口蓋を取り外す際には、点検口蓋の表面に掴み部はないから、点検口蓋の一辺部を、その端縁と点検口枠との間の隙間に先の尖った道具などを引っ掛けて点検口枠から引き離した後に、取り外すものと思われるが、取り外しの作業が容易であるとは言い難い。
ところで、家電機器などにおいて、筐体にヒンジされた扉に、先端に膨大部を有する係合ロッドを取り付け、筐体側に弾性的に開閉可能な対向する一対のキャッチ片を有して前記係合ロッドの先端の膨大部を挟持するキャッチ装置本体を設けたキャッチ装置がしばしば使用されている。
この種のキャッチ装置として、扉を押して閉ざした時に、係合ロッドの先端の膨大部がキャッチ装置本体の一対のキャッチ片で挟持されて扉が開かないようにロックされ、扉を再び押した時には、前記一対のキャッチ片が開いて係合ロッドの膨大部が開放されロック解除される、いわゆるプッシュプッシュ型のキャッチ装置がある。
このプッシュプッシュ型のキャッチ装置を建物壁の点検口に採用すると、簡単な操作で点検口蓋を開閉することができる。しかし、従来、プッシュプッシュ型のキャッチ装置は点検口には採用されていない。その理由は色々考えられるが、このプッシュプッシュ型のキャッチ装置は、地震などの振動により係合ロッドの膨大部が一対のキャッチ片から外れてしまう恐れがあるということがあると思われる。また、プッシュプッシュ型のキャッチ装置は筐体にヒンジされた扉に用いるものという先入観もあるかと思われる。
本発明は上記従来の欠点を解消して、点検口蓋を点検口枠にみだりに外れないように確実に取り付けることができ、点検口蓋の着脱作業を簡単に行なうことができ、特に点検口蓋が単純な構造ですみかつ軽量化され、薄肉ヒンジ部のような耐久性に欠ける部分がなく、さらに部品点数が少なく構造が簡単で安価に製作することができる建物壁の点検口を提供することを目的とする。
上記課題を解決する請求項1の発明は、建物の壁に形成した開口部に固定された矩形の点検口枠に、同じく矩形の点検口蓋を着脱可能に取り付けてなる建物壁の点検口であって、
前記点検口枠の一辺部と点検口蓋の対応する一辺部とは、点検口蓋を前記一辺部側を点検口枠の前記一辺部に向けてスライドさせた時に、蓋面と直交する方向の動きを拘束するように互いに係合する差込係合構造を有し、
点検口蓋の前記一辺部と反対側の他辺部と、前記点検口枠の前記一辺部と反対側の他辺部とは、点検口蓋側に取り付けた、先端に膨大部を有する係合ロッドと、点検口枠側に取り付けた、弾性的に開閉可能な対向する一対のキャッチ片を有して、前記係合ロッドの先端の膨大部が開状態の前記キャッチ片間に押し込まれた時に、前記膨大部を前記一対のキャッチ片で挟持するキャッチ装置本体とからなるキャッチ装置により互いに係合する構成であり、
前記係合ロッドは、その基端部が点検口蓋に設けた取付穴に遊びを持つ態様で取り付けられており、
前記キャッチ装置本体は、前記一対のキャッチ片を備えたキャッチ機構部とこのキャッチ機構部を収容するケースとからなり、
前記キャッチ機構部は、前記開閉可能な一対のキャッチ片を備えて前記ケース内をスライド可能なスライダと、このスライダを前方に付勢するスライダ付勢ばねと、前記係合ロッドで押し込まれた前記スライダが前記スライダ付勢ばねの反力に抗してケース内の後退位置まで移動した時にスライダをその後退位置にロックし、ロックされた後に再びスライダに押し込み力が作用した時にスライダに対する前記ロック状態を解除するロック・ロック解除機構とを備え、
前記一対のキャッチ片は、前記スライダと共に後退する際にケース内面により直接又は間接的に先端側がそれぞれ内側に押されて閉じて前記係合ロッドの膨大部を把持し、スライダのロックが解除されてスライダが前記スライダ付勢ばねで付勢されて前方に移動する際にケース内面からの拘束から放れて開き前記係合ロッドを開放する構成であることを特徴とする。
請求項2は、請求項1の建物壁の点検口において、前記差込係合構造は、前記点検口枠の一辺部の近傍に当該一辺と平行な突部又は凹部を形成し、点検口蓋の対応する一辺部の近傍に、点検口枠の前記一辺部近傍の突部又は凹部と係合する凹部又は突部を形成してなることを特徴とする。
本発明によれば、点検口蓋の点検口枠への取付手段として、点検口蓋の一辺部側を点検口枠の対応する一辺部に向けてスライドさせることで点検口蓋の一辺部側を拘束する差込係合構造を有し、他辺部側はいわゆるプッシュプッシュ型のキャッチ装置で係合させる構造なので、点検口蓋の一辺部側を点検口枠の一辺部側にスライドさせ、次いで点検口蓋の他辺部側を押すという極めて簡単な操作で、点検口蓋を点検口枠に取り付けることができる。
また、点検口蓋を取り外す際には、点検口蓋の他辺部側を押すだけで係合ロッドの膨大部のロックが解除され、次いで点検口蓋を他辺部側に引くという極めて簡単な操作で、点検口枠から取り外すことができる。
また、点検口蓋の平坦な表面を押すことで点検口枠から外すことができるので、従来構造のように、点検口蓋の一辺部を先の尖った道具などを用いて点検口枠から引き離した後に取り外すものと比べて、取り外し作業が極めて容易である。
このように、いわばワンタッチで点検口蓋の着脱を行なうことができるので、点検口蓋の着脱作業が極めて容易である。
また、特許文献2や特許文献3のように、点検口枠の四辺のそれぞれにおいて蓋押さえ片を操作するという、煩雑な操作が不要であるという点でも、点検口蓋の着脱作業が極めて容易である。
また、特許文献4のようにばねを用いる煩雑な構造と比較すると、点検口蓋の取り外し作業が一層容易である。
また、本発明では、点検口蓋の本体が単なる矩形の平板なので、特許文献4のように蓋付き枠体が実質的に点検口蓋である構造と比べて、点検口蓋が軽量であり、その点でも点検口蓋の開閉が容易である。
係合ロッドを扉などに固定的に設ける一般的なプッシュプッシュ型のキャッチ装置の場合、地震などの振動により係合ロッドの膨大部が一対のキャッチ片から外れてしまう恐れがあるが、本発明では、係合ロッドの基端部が点検口蓋に設けた取付穴に遊びを持つ態様で取り付けられているので、振動に対して係合ロッドの基端部の若干の動きが許容されることで、膨大部が一対のキャッチ片に挟持された状態を維持することができる。したがって、地震などの振動に対して点検口蓋が外れる恐れは少ない。
特許文献2や特許文献3のように、点検口枠が薄肉ヒンジ部を持つ構造と異なり、薄肉ヒンジ部が破損し易く耐久性に欠けるという問題はない。
本発明において、キャッチ装置及び差込係合構造を除けば、点検口蓋の本体が周囲に枠などのない単なる平板であり、点検口枠の本体も基本的には、例えば、下地材に取り付けられる平坦部と点検口蓋を囲む立上り部を有する断面形状でよいので、いずれも極めて簡単な形状で済み、また、部品点数も少なく済み、安価な点検口を得ることができる。
本発明の一実施例の建物壁の点検口の正面図である。 (イ)は図1における点検口蓋を外した状態の正面図、(ロ)は点検口蓋を下側に裏返して示した図、(ハ)は(ロ)のB−B断面図である。 図1の幅方向中間部を省略して示したA−A拡大断面図である。 図3におけるC部の拡大図である。 図3におけるキャッチ装置のD矢視拡大図である。 (イ)は図5のキャッチ装置におけるケースを切り欠いて、ロック状態の内部構造を示した図、(ロ)は(イ)において係合ロッドがキャッチ装置本体から離れているロック解除状態で示した図である。 キャッチ装置本体の内部構造を補足説明する図であり、(イ)はカム溝を有するスライド部材のみを示した図、(ロ)は(イ)を上から見た図に従動部材を模式的に付加して示した図、(ハ)はスライド部材に形成されるカム溝の深さを模式的に説明する図である。 本発明の他の実施例の建物壁面用の点検口の図3に対応する図である。
以下、本発明を実施した建物壁の点検口について、図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施例の建物壁の点検口の正面図、図2の(イ)は図1における点検口蓋を外した状態の正面図、(ロ)は点検口蓋を裏返して示した図、(ハ)は(ロ)のB−B断面図である。図3は図1の幅方向中間部を省略して示したA−A拡大断面図である。
この点検口1は、建物の配線や配管などの点検用として建物の壁2に設けられるもので、壁2に形成した開口部3に矩形の点検口枠4を固定し、この点検口枠4に同じく矩形の点検口蓋5を着脱可能に取り付けた構成である。
図示例の壁2は、石膏ボードあるいは珪酸カルシュウム板等による厚いボードによる内側壁材2aの外面側に薄いボードによる外側壁材2bを張り付けた二重構造であり、内側壁材2aに形成された開口3aが点検用の開口部3となり、外側壁材2bの開口3a’は内側壁材2aの開口3aより概ね点検口枠4の枠材幅程度広く、外側壁材2bの開口端縁で段差になっている。
内側壁材2aの内面の開口部端縁に図示例では軽量形鋼による下地材6が例えばビスで固定されている。
点検口枠4は樹脂成形品又はアルミ成形品である。点検口枠4の断面形状は、図2、図4に示すように、内側壁材2aの面に接触する平坦部4aと、平坦部4aの内側端縁に、内側壁材2aの面に対して隙間を形成する態様でL形に屈曲させたL形部4bと、平坦部4aの外側端縁から立ち上がる立上がり部4cと、この立上り部4cの先端から外側に折り返される態様で屈曲した折返しカギ形部4dとを有する断面形状である。この点検口枠4はビス25で内側壁材2aに固定されている。
図示例の点検口枠4の断面形状は四辺とも共通である。
前記L形部4bの先端部4b’は、後述する差込形係合部8の一方を形成する突部として機能する(先端部4b’=突部4b’)。
一方、点検口蓋5は石膏ボードや珪酸カルシュウム板などであり、蓋本体は周囲に枠を持たない単なる矩形平板であるが、一辺部(図示例では正面図における左辺部)に、点検口枠4に形成した前記L形部4bの先端部すなわち突部4b’が係合する凹部7aを形成するための凹部形成部材7が接着固定され、他辺部(正面図における右辺部)に後述するキャッチ装置10の蓋側の部品である係合ロッド11が取り付けられている。
前記点検口枠4のL形部4bの先端部である突部4b’と点検口蓋5の前記凹部形成部材7の凹部7aとは、点検口蓋5を、その一辺部側を点検口枠4の一辺部に向けてスライドさせた時に、蓋面と直交する方向の動きを拘束するように互いに係合する前記差込係合構造8を構成する。
前記凹部形成部材7の上下方向の長さLは、点検口枠4の上下の内法寸法(内側端縁間の寸法)L’とほぼ同じであるが僅かに短く、凹部形成部材7が点検口枠4の内側端縁間に嵌合して、点検口蓋5の点検口枠4に対する上下の位置決めをする。したがって、点検口蓋5は、点検口枠4の周囲の立上り部4cの内面に対して僅かな隙間s(図1参照)のある態様で、点検口枠4内に保持される。
点検口蓋をスライドさせてその一辺部を点検口枠の一辺部に係合させる差込係合構造は、実施例では、点検口枠4側を突部4b’とし点検口蓋5側を凹部7aとしたが、逆に、点検口枠4側を凹部とし点検口蓋5側を突部としてもよい(なお、図示例の差込係合構造8も、見方を変えれば、そのように言える)。
また、差込係合構造8を構成する凹部形成部材7は、点検口蓋側をスライドさせることで点検口蓋の一辺部と点検口枠の一辺部とを互いに係合させることができるものであればよく、例えば実施例の長さLのように長くせずに、短いものでもよい。
前記キャッチ装置10は、樹脂製のL形のキャッチ装置本体取付部材9を下地材6の内側面に接着固定し、このキャッチ装置本体取付部材9にキャッチ装置10のケース13と一体のベース部13bを接着固定している。
前記キャッチ装置10の具体的一例を図5、図6に示す。図5は図3の拡大したD矢視図で、キャッチ装置10はロック状態にある。図6(イ)は図5のキャッチ装置10のケース13を切り欠いて示した内部構造図、同図(ロ)はキャッチ装置10のロック解除状態を示す図である。なお、図5では後述するスライダ付勢ばね19などは図示を省略している。
このキャッチ装置10は、点検口蓋5側に取り付けた係合ロッド11と、点検口枠4側(壁2側ないし下地材6側)に取り付けたキャッチ装置本体12とからなる。
前記係合ロッド11は、軸部11cの先端に球状の膨大部11aを有し、円板状をなす基端部11bは点検口蓋5側に設けた取付穴14に遊びを持つ態様で取り付けられている。すなわち、係合ロッド11は軸部11cと直交する方向、及び軸部11cの長手方向に僅かに動くことができる。
図示例の取付穴14は、点検口蓋5の内面に接着固定された細長い板状の取付穴形成部材27に設けられ、係合ロッド11の軸部11cより径の大きな軸部挿通穴14aの奥に、前記円板状の基端部11bより径の大きな基端部収容凹所14bを有して、係合ロッド11が、前記の通り軸部11cと直交する方向、及び軸部11cの長手方向に僅かに動くことを許容する。前記取付穴形成部材27の長さは、前記凹部形成部材7の長さLと同じにしている。したがって、取付穴形成部材27と凹部形成部材7とがともに点検口蓋5の点検口枠4に対する上下の位置決めをする。
前記キャッチ装置本体12は、ネジリばね15により付勢されて弾性的に開閉可能な対向する一対のキャッチ片16を有するキャッチ機構部17と、このキャッチ機構部17を収容する前記ケース13とからなる。
前記キャッチ機構部17は、前記開閉可能な一対のキャッチ片16を備えて前記ケース13内をスライド可能なスライダ18と、このスライダ18を前方に付勢するスライダ付勢ばね19と、後退したスライダ18のロック及びロック解除をするカム機構によるロック・ロック解除機構20とを備えている。
前記ロック・ロック解除機構20は、前記係合ロッド11で押し込まれた前記スライダ18が前記スライダ付勢ばね19の反力に抗してケース13内の後退位置(図5、図6(イ)の位置)まで移動した時にスライダ18をその後退位置にロックし、ロックされた後に再びスライダ18に押し込み力が作用した時にスライダ18に対する前記ロック状態を解除するという、カム機構によるロック・ロック解除機構である。すなわち、このキャッチ装置10はいわゆるプッシュプッシュ型のキャッチ装置である。
ロック・ロック解除機構20を構成する前記カム機構は、図7(イ)にも示すように、スライダ18と一体に形成された平板部24に形成されたハート形のカム溝22と、一端部21aを中心として回動可能に設けられたコ字形線状体による従動部材21とからなり、従動部材21の前記カム溝22に係合する他端部21bがロック・ロック解除機能を果たす。従動部材21は、図7(ロ)に模式的に示した板ばね26などにより、常にカム溝22に係合するようにカム溝22側に弾性的に付勢されている。
前記カム溝22は、図7(イ)に示したハート形の一周における22a、22b、22c、22d、22e、22fの各部分の深さが、図7(ハ)のように変化している。従動部材21の他端部21bは、ロック解除状態では22aの位置にあり、ロック動作において図7(イ)で左向き矢印のように移動し、22dの位置にきて、ロック状態となる。
ロック解除動作の際、従動部材21の他端部21bは、22dの位置から右向き矢印のように移動して、22aのロック解除位置にくる。
点検口蓋5を閉ざす場合、まず、点検口蓋5の一辺部側(係合ロッド11と反対側)を点検口枠4の一辺部側にスライド(図2(イ)で左方向にスライド)させて、点検口枠4のL形部4bの先端部(突部4b’)を点検口蓋5の凹部形成部材7の凹部7aに係合させる。
次いで、点検口蓋5の他辺部側(係合ロッド11側)を点検口枠4側(壁側)に押し込むと、図6(ロ)の状態にあるキャッチ装置10における係合ロッド11の先端の膨大部11aが一対のキャッチ片16間を押し込むことにより、一対のキャッチ片16及びスライダ18が後退(図6で上側に移動)する。その際、一対のキャッチ片16がケース13の開口側の傾斜面13aで案内されて閉じ、図6(イ)のように膨大部11aを挟持する。
前記のようにスライダ18が後退する際に、コ字形の従動部材21の他端部21bが図7で説明したような動きをし、22dの位置(図6(イ)の位置)にきて、ロック状態となる。その状態では、係合ロッド11の膨大部11aが一対のキャッチ片16で挟持された状態のままスライダ18がその位置から戻らないように拘束され、点検口蓋5が閉じた状態にロックされる。
点検口蓋5を開く時は、点検口蓋5の他辺部側(係合ロッド11側)を押すと、スライダ18が若干押し込まれて、従動部材21の他端部21bがカム溝22の22fの部分に移動して、ロック状態から脱出し、スライダ18はスライダ付勢ばね19で付勢されて一対のキャッチ片16とともに前進し、キャッチ片16が開いて係合ロッド11の膨大部11を開放し、図6(ロ)の状態に戻る。
次いで、点検口蓋5を図1で右方向にスライドさせると、点検口枠4から取り外すことができる。
上記の通り、本発明の点検口1は、点検口蓋5の点検口枠4への取付手段として、点検口蓋5の一辺部側を点検口枠4の対応する一辺部に向けてスライドさせることで点検口蓋5の一辺部側を拘束する差込係合構造8を有し、他辺部側はいわゆるプッシュプッシュ型のキャッチ装置10で係合させる構造なので、点検口蓋5の一辺部側を点検口枠4の一辺部側にスライドさせ、次いで点検口蓋4の他辺部側を押すという極めて簡単な操作で、点検口蓋5を点検口枠4に取り付けることができる。
また、点検口蓋5を取り外す際には、点検口蓋5の他辺部側を押すだけで係合ロッド11の膨大部11aのロックが解除され、次いで点検口蓋5を他辺部側に引くという極めて簡単な操作で、点検口枠4から取り外すことができる。
また、点検口蓋5の平坦な表面を押すことで点検口枠4から外すことができるので、従来構造のように、点検口蓋の一辺部を先の尖った道具などを用いて点検口枠から引き離した後に取り外すものと比べて、取り外し作業が極めて容易である。
このように、いわばワンタッチで点検口蓋の着脱を行なうことができるので、点検口蓋の着脱作業が極めて容易である。
また、特許文献2や特許文献3のように、点検口枠の四辺のそれぞれにおいて蓋押さえ片を操作するという、煩雑な操作が不要であるという点でも、点検口蓋の着脱作業が極めて容易である。
また、特許文献4のようにばねを用いる煩雑な構造と比較すると、点検口蓋の取り外し作業が一層容易である。
また、本発明では、点検口蓋の本体が単なる矩形の平板なので、特許文献4のように蓋付き枠体が実質的に点検口蓋である構造と比べて、点検口蓋が軽量であり、その点でも点検口蓋の開閉が容易である。
係合ロッドを蓋側に固定的に設ける一般的なプッシュプッシュ型のキャッチ装置の場合、地震などの振動により係合ロッドの膨大部が一対のキャッチ片から外れてしまう恐れがあるが、本発明では、係合ロッド11の基端部が点検口蓋に設けた取付穴に遊びを持つ態様で取り付けられているので、振動に対して係合ロッド11の基端部の若干の動きが許容されることで、係合ロッド11がキャッチ装置本体12の動きに柔軟に追随し、膨大部11aが一対のキャッチ片16に挟持された状態を維持することができる。したがって、地震などの振動に対して点検口蓋5が外れる恐れは少ない。
特許文献2や特許文献3のように、点検口枠が薄肉ヒンジ部を持つ構造と異なり、薄肉ヒンジ部が破損し易く耐久性に欠けるという問題はない。
本発明において、キャッチ装置10及び差込係合構造8を除けば、点検口蓋5の本体が周囲に枠などのない単なる平板であり、点検口枠4の本体も基本的には、下地材6に取り付けられる平坦部4aと点検口蓋を囲む立上り部4cとを有する断面形状でよいので、いずれも極めて簡単な形状で済み、また、部品点数も少なく済み、安価な点検口を得ることができる。
図8に本発明の他の実施例を示す。
この実施例の点検口1Aは、下地材6Aの一部が壁2Aから露出しており、点検口枠4を、下地材Aの壁2Aから露出した部分に直接、例えばビスで固定している。そして、L形のキャッチ装置本体取付部材9を前記下地材6Aの、点検口枠4から露出した部分に接着固定し、そのキャッチ装置本体取付部材9にキャッチ装置本体12を接着固定している。
また、図3の実施例では、点検口枠4は立上り部4cの先端に折返しカギ形部4dを有しており、この折返しカギ形部4dが外側壁材2bの端縁を隠す形状であるが、図8のように、折返しカギ形部4dのない断面形状として、立上り部4cの先端が壁2Aの外面に揃う構成としてもよい。
その他の点は、実施例1の構成と概ね同じである。
上述の各実施例ではキャッチ装置10を点検口の右側、差込係合構造8を左側に設けているが、その逆でもよい。
また、実施例ではキャッチ装置10及び差込係合構造8を点検口の左右に設けたが、点検口の上下に設けてもよい。
1 点検口
2、2A 壁
2a 内側壁材
2b 外側壁材
3 開口部
3a (内側壁材の)開口
4 点検口枠
4a 平坦部
4b L形部
4b’ 突部(先端部)
4c 立上り部
4d 折返しカギ形部
5 点検口蓋
6、6A 下地材
7 凹部形成部材
7a 凹部
8 差込係合構造
9 キャッチ装置本体取付部材
10 キャッチ装置
11 係合ロッド
11a 膨大部
11b 基端部
11c 軸部
12 キャッチ装置本体
13 ケース
13a 傾斜面
13b ベース部
14 取付穴
14a 軸部挿通穴
14b 基端部収容凹所
15 ねじりバネ
16 キャッチ片
17 キャッチ機構部
18 スライダ
19 スライダ付勢ばね
20 ロック・ロック解除機構
21 従動部材
21a 一端部
21b 他端部
22 カム溝
24 平板部
25 ビス
26 板ばね
27 取付穴形成部材

Claims (2)

  1. 建物の壁に形成した開口部に固定された矩形の点検口枠に、同じく矩形の点検口蓋を着脱可能に取り付けてなる建物壁の点検口であって、
    前記点検口枠の一辺部と点検口蓋の対応する一辺部とは、点検口蓋を前記一辺部側を点検口枠の前記一辺部に向けてスライドさせた時に、蓋面と直交する方向の動きを拘束するように互いに係合する差込係合構造を有し、
    点検口蓋の前記一辺部と反対側の他辺部と、前記点検口枠の前記一辺部と反対側の他辺部とは、点検口蓋側に取り付けた、先端に膨大部を有する係合ロッドと、点検口枠側に取り付けた、弾性的に開閉可能な対向する一対のキャッチ片を有して、前記係合ロッドの先端の膨大部が開状態の前記キャッチ片間に押し込まれた時に、前記膨大部を前記一対のキャッチ片で挟持するキャッチ装置本体とからなるキャッチ装置により互いに係合する構成であり、
    前記係合ロッドは、その基端部が点検口蓋に設けた取付穴に遊びを持つ態様で取り付けられており、
    前記キャッチ装置本体は、前記一対のキャッチ片を備えたキャッチ機構部とこのキャッチ機構部を収容するケースとからなり、
    前記キャッチ機構部は、前記開閉可能な一対のキャッチ片を備えて前記ケース内をスライド可能なスライダと、このスライダを前方に付勢するスライダ付勢ばねと、前記係合ロッドで押し込まれた前記スライダが前記スライダ付勢ばねの反力に抗してケース内の後退位置まで移動した時にスライダをその後退位置にロックし、ロックされた後に再びスライダに押し込み力が作用した時にスライダに対する前記ロック状態を解除するロック・ロック解除機構とを備え、
    前記一対のキャッチ片は、前記スライダと共に後退する際にケース内面により直接又は間接的に先端側がそれぞれ内側に押されて閉じて前記係合ロッドの膨大部を把持し、スライダのロックが解除されてスライダが前記スライダ付勢ばねで付勢されて前方に移動する際にケース内面からの拘束から放れて開き前記係合ロッドを開放する構成であることを特徴とする建物壁の点検口。
  2. 前記差込係合構造は、前記点検口枠の一辺部の近傍に当該一辺と平行な突部又は凹部を形成し、点検口蓋の対応する一辺部の近傍に、点検口枠の前記一辺部近傍の突部又は凹部と係合する凹部又は突部を形成してなることを特徴とする請求項1記載の建物壁の点検口。
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