JPH11172817A - 配管設備収納部材およびその配管設備収納部材を使用した間仕切構造 - Google Patents

配管設備収納部材およびその配管設備収納部材を使用した間仕切構造

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JPH11172817A
JPH11172817A JP33736697A JP33736697A JPH11172817A JP H11172817 A JPH11172817 A JP H11172817A JP 33736697 A JP33736697 A JP 33736697A JP 33736697 A JP33736697 A JP 33736697A JP H11172817 A JPH11172817 A JP H11172817A
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JP
Japan
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piping equipment
equipment storage
storage space
piping
inspection
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JP33736697A
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Hiroshi Inoue
博史 井上
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配管設備を室内から見えなくするとともに容
易に配管設備の点検作業を容易に行なうことができる配
管設備収納部材を提供することである。 【解決手段】 室内(110)に立設する配管設備(100)を収
納するための配管設備収納部材(10)であって、その配管
設備収納部材(10)は、配管設備(100)を四方から見えな
くするための本体部(20)を備え、その本体部(20)の内側
には、配管設備(100)を収納可能な配管設備収納空間(3
0)と、物を収納可能な物収納空間(40)とを備え、配管設
備収納部材(10)は、配管設備収納空間(30)内部の配管設
備(100)を点検可能な点検口(50)と、配管設備(100)の点
検時には点検口(50)を開口可能であるとともに、点検し
ないときには前記点検口(50)を覆って点検口(50)を見え
なくするための点検蓋(60)とを備えたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、室内に設置された
配管設備の収納部材、さらに詳しくは、配管設備を室内
から見えなくするとともに、収納した配管設備のメンテ
ナンスを容易に行なえる配管設備収納部材に関する。
【0002】
【先行技術】従来住宅の上下方向に沿って立設させる給
水、排水用配管設備を、室内の外観品質を損なうことな
く収める工夫がなされている。これに関連する技術とし
て、本出願人が出願した平成8年特許願第301382
号がある。この平成8年特許願第301382号には、
「室内において、床面から天井面までを貫通する配管設
備を収納するための配管設備収納部材であって、前記配
管設備の四方から配管設備を見えなくするための本体部
を備え、その本体部は、床面上に載置し、天井面には接
しないように形成し、本体部の上端部付近には、上下方
向にスライド可能なスライド部を備え、そのスライド部
を天井面に当接させて固定することによって、前記本体
部を床面から天井面まで連続可能に形成したことを特徴
とする配管設備収納部材」を開示している。この配管設
備収納部材により、スライド部を上下させることによっ
て配管設備収納部材を設置する現場において配管設備収
納部材の高さの微調整を行なうことができ、配管設備収
納部材と天井面との間の隙間を容易に埋めることができ
た。その結果、室内から配管設備を容易に見えなくする
ことができた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した技術
にあっては以下の問題点があった。すなわち、配管設備
収納部材の内部に収納した配管設備を点検しようとする
と、配管設備収納部材を移動しなければならず、点検作
業に手間がかかっていた。そこで、請求項1記載の発明
が解決しようとする課題は、配管設備を室内から見えな
くするとともに容易に配管設備の点検作業を行なうこと
ができる配管設備収納部材を提供することである。
【0004】また、請求項2記載の発明が解決しようと
する課題は、加えて、配管設備収納部材を設置する室内
のレイアウトの自由度を増やすことができる配管設備収
納部材を提供することである。また、請求項3および請
求項4記載の発明が解決しようとする課題は、加えて、
配管設備収納部材の外観品質を向上させることができる
配管設備収納部材を提供することである。
【0005】また、請求項5記載の発明が解決しようと
する課題は、加えて、点検作業を容易に行なうことがで
きる配管設備収納部材を提供することである。また、請
求項6記載の発明が解決しようとする課題は、配管設備
収納部材の外観品質を向上させとともに、配管設備収納
部材の内部空間を有効に利用することができる配管設備
収納部材を提供することである。
【0006】また、請求項7記載の発明が解決しようと
する課題は、配管設備を室内から見えなくするととも
に、洗濯機の設置を容易に行なうことができる間仕切構
造を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するためのものである。 (請求項1)請求項1記載の発明は、室内(110)に立設
する配管設備(100)を収納するための配管設備収納部材
(10)であって、その配管設備収納部材(10)は、配管設備
(100)を四方から見えなくするための本体部(20)を備
え、その本体部(20)の内側には、配管設備(100)を収納
可能な配管設備収納空間(30)と、物を収納可能な物収納
空間(40)とを備え、配管設備収納部材(10)は、前記配管
設備収納空間(30)と配管設備収納空間(30)の外部とを連
通して、配管設備収納空間(30)内部の配管設備(100)を
点検可能な点検口(50)と、配管設備(100)の点検時には
点検口(50)を開口可能であるとともに、点検しないとき
には前記点検口(50)を覆って点検口(50)を見えなくする
ための点検蓋(60)とを備えたことを特徴とする。
【0008】ここで「配管設備」とは、空調設備のため
の配管や、給水管、排水管の他、電気設備のための配線
をも含む趣旨である。また、「本体部(20)」は、室内に
いる者から配管設備(100)を見えなくすることができれ
ばよいものである。従って、例えば、室内の入隅に配管
設備(100)を立設させる場合には、右側または左側のど
ちらか一方と手前側との二方向から配管設備(100)を見
えなくすればよい。また、配管設備(100)を壁に沿って
立設させる場合には、本体部(20)を水平断面形状が略コ
字形状となるように形成し、配管設備収納部材(10)を壁
に隣接させることによって、配管設備(100)を見えなく
してもよい。また、本体部(20)の手前側、右側、左側の
区別をせずに、外表面が曲面を含むように形成してもよ
いものである。もちろん、本体部(20)を四角筒状や円筒
状に形成してもよい。
【0009】請求項1記載の発明の作用を説明する。配
管設備収納部材(10)の配管設備収納空間(30)の内部に配
管設備(100)を位置させると、室内(110)側から配管設備
(100)が見えなくなる。そのため、室内(110)の外観を良
好にすることができる。また、点検蓋(60)を外すと点検
口(50)から配管設備収納空間(30)内部の配管設備(100)
のメンテナンス作業を行うことができる。さらに、物収
納空間(40)を備えているため収納作業を容易に行うこと
ができる。 (請求項2)請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明を技術的に限定した発明であって配管設備収納部材は
複数の点検蓋(例えば右点検蓋64,左点検蓋)を備え、そ
れら複数の点検蓋(64)は、配管設備収納部材(10)におけ
る配管設備収納空間(30)内部の配管設備(100)を挟んで
対向する位置に備えることを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明の作用を説明する。複
数の点検蓋(64)のうち、いずれか一方の点検蓋が洗濯機
などの障害物により塞がれていても、他方の点検蓋(例
えば右点検蓋62)からメンテナンスができるため、室内
(110)のレイアウトが容易となる。 (請求項3)請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明を技術的に限定した発明であって、本体部(20)の内部
には、配管設備収納空間(30)と物収納空間(40)とを仕切
る仕切部材(例えば上仕切板70)を備え、点検蓋(60)は、
前記仕切部材(70)に備えたことを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明の作用を説明する。点
検蓋(60)は、本体部(20)の内部にあるため、点検蓋(60)
を閉めている状態にあっては、点検蓋(60)が配管設備収
納部材(10)の外部からは見えにくい。そのため、配管設
備収納部材(10)の外観品質を向上させることができる。
また、物収納空間(40)を備えているため、室内空間(11
0)の収納が容易になる。 (請求項4)請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明を技術的に限定した発明であって、配管設備収納部材
(10)は、仕切部材(例えば上仕切板70)の反配管設備収納
空間(30)側面と対向して物収納空間(40)と室内空間(11
0)とを仕切る手前面部(21)を備え、その手前面部(21)と
仕切部材(70)との間には、着脱自在な可動棚(80)を備
え、その可動棚(80)の仕切部材(70)側端面と点検蓋(60)
とは当接するとともに、前記可動棚(80)の手前面部(21)
側端面と手前面部(21)の物収納空間(40)に面する面とは
当接することを特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明の作用を説明する。点
検蓋(60)の物収納空間(40)側端面を可動棚(80)で押さえ
ているため、常態では点検蓋(60)が外れにくくなる。ま
た、物収納空間(40)を可動棚(80)によって、縦方向に分
けることができるので、物の収納が容易になる。 (請求項5)請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明を技術的に限定した発明であって、点検蓋(60)は、可
動棚(80)の下端面を支持可能な突起部(76,76)を備えた
ことを特徴とする。
【0013】請求項5記載の発明の作用を説明する。突
起部(76,76)があるため、可動棚(80)を支持することが
できる。さらに、突起部(76,76)を引っ張れば点検蓋(6
0)を取り外すことができるので、点検蓋(60)の取り外し
作業を容易に行なうことができる。そのため、点検作業
にかかる手間を簡略化することができる。 (請求項6)請求項6記載の発明は、請求項1記載の発
明を技術的に限定した発明であって配管設備収納空間(1
0)には、点検蓋(例えば右点検蓋64)における配管設備収
納空間(30)側面に備えた被固定部材(例えば留め金具65)
に対して着脱自在に嵌合可能な固定部材(例えばキャッ
チ金具66)と、本体部(20)の外部から前記点検蓋(64)の
配管設備収納空間(30)側面にまで手を挿入可能であると
ともに、物を収納可能な物収納空間となる挿入通路(90)
を備えたことを特徴とする。
【0014】請求項6記載の発明の作用を説明する。被
固定部材(65)および固定部材(66)は、点検蓋(64)を外し
ていない状態にあっては、配管設備収納部材(10)の外側
から見えない。そのため、配管設備収納部材(10)の外観
品質を向上させることができる。また、挿入通路(90)か
ら点検蓋(64)の配管設備収納空間(30)側面に手を挿入し
て被固定部材(65)を固定部材(66)から外し、点検蓋(64)
を開けることができる。 (請求項7)請求項7記載の発明は、洗濯機を設置する
室内空間の間仕切構造であって、その間仕切構造は、室
内空間(110)に面する壁(120)に沿って立設する給水管(1
00)と、その給水管(100)を収納可能であるとともに、室
内空間(110)を洗濯機を設置するための洗濯機スペース
(160)と反洗濯機スペース(例えば洗面台170設置スペー
ス)とに仕切ることができる配管設備収納部材(10)とを
備え、その配管設備収納部材(10)は、給水管(100)を四
方から見えなくするための本体部(20)を備え、その本体
部(20)の内側には、給水管(100)を収納可能な配管設備
収納空間(30)と、物を収納可能な物収納空間(40)とを備
え、本体部(20)における洗濯機スペース(160)に面する
外表面には、配管設備収納部材(30)内部の給水管(100)
と連結可能な蛇口(180)を備え、配管設備収納部材(10)
は、前記配管設備収納空間(30)と配管設備収納空間(30)
の外部とを連通して、配管設備収納空間(30)内部の配管
設備(100)を点検可能な点検口(50)と、給水管(100)の点
検時には点検口(50)を開口可能であるとともに、点検し
ないときには前記点検口(50)を覆って点検口(50)を見え
なくするための点検蓋(60)とを備えたことを特徴とする
間仕切構造である。
【0015】請求項7記載の発明の作用を説明する。配
管設備収納部材(10)の配管設備収納空間(30)の内部に配
管設備(100)を位置させると、室内(110)側から配管設備
(100)が見えなくなる。そのため、室内(110)の外観を良
好にすることができる。また、配管設備収納部材(10)に
よって、室内空間を洗濯機スペース(160)と、反洗濯機
スペース(例えば洗面台170設置スペース)とに仕切るこ
とができるため、室内空間(110)のレイアウトに変化を
つけることができる。また、蛇口(180)があるため、室
内空間に面する壁に開口部を開けて蛇口を備えなくても
洗濯に必要な給水を容易に行なうことができる。また、
洗剤などの洗濯に必要な洗濯用具を物収納空間(40)内部
に収納することができる。さらに、配管設備収納部材(1
0)の点検蓋(60)を外すと点検口(50)から配管設備収納空
間(30)内部の給水管(100)のメンテナンス作業を行うこ
とができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態及び図
面に基づいて、更に詳しく説明する。ここで使用する図
面は、図1、図2、図3、図4、図5、図6、図7、お
よび図8である。ここで図1は、本発明の一実施の形態
を示すための斜視図である。図2は、本発明の一実施の
形態を示すための分解斜視図である。図3は、本発明の
一実施の形態を示すための部分拡大図である。図4は、
本発明の一実施の形態を示すための部分拡大図である。
図5は、本発明の一実施の形態を示すための概念図であ
る。図6は、本発明の一実施の形態を示すための斜視図
である。図7は、本発明の一実施の形態を示すための水
平断面図である。図8は、本発明の一実施の形態を示す
ための斜視図である。 (配管設備収納部材)図1の配管設備収納部材10は、室
内110に立設する配管設備100を収納するため部材であ
る。具体的には、図6および図7に示すように、室内11
0に面する壁120に沿って床面130から天井面140までを貫
通する給水管100を室内110から見えなくするとともに室
内空間110を左右方向に仕切ることができる部材であ
る。そして、室内空間110のうち配管設備収納部材10の
右側には、洗濯機を隣接して設置するための洗濯機スペ
ース160を備える。また、配管設備収納部材10の左側
は、洗面台170を位置させる。
【0017】前記配管設備収納部材10は、手前面部21、
左側面部22、および右側面部23とを備えた略コ字形状の
本体部20を備える。その本体部20の内側には、壁120側
に給水管100を収納可能な配管設備収納空間30を備え
る。また、本体部20の内側における手前側であって、床
面130の上方には手前側に出し入れ可能な抽斗91を備え
る。また、その抽斗91の上方には、物を収納可能な物収
納空間40とを備える。物収納空間40の内部には、物収納
空間40を縦方向に仕切るための着脱自在な可動棚80,81,
82を備える。
【0018】また、本体部20の右側面部23には、配管設
備収納部材10の内部に収納した給水管100と連結した水
道蛇口180を備える。 (仕切部材)本体部20の内部であって、物収納空間40と
配管設備収納空間30との間には、物収納空間40と配管設
備収納空間30とを仕切るための上仕切板70、中仕切板7
1、下仕切板72を備える。それら上仕切板70、中仕切板7
1、下仕切板72は、配管設備収納部材10から取り外し可
能に形成する。
【0019】上仕切板70の手前面73、中仕切板71の手前
面74、および下仕切板72の手前面75には、それぞれの手
前面73,74,75から物収納空間40方向に突出して可動棚8
0,81,82の下端部を支持可能な二つの突起部76,76・・・
を備える。また、図示は省略するものの本体部20の手前
面部21の物収納空間40側面には、物収納空間40側に突出
する突起部を備える。それらの突起部76,76,・・・上に
可動棚80,81,82を水平に載置する。 (点検口)配管設備収納部材10は、配管設備収納空間30
内部に位置する給水管100を点検するための複数の点検
口を備える。
【0020】本実施の形態においては、図1および図2
に示すように、本体部20の内部であって、配管設備収納
空間30と物収納空間40とが連通する位置に上点検口50、
中点検口51、下点検口52を備える。さらに、本体部20の
右側面部23の床面付近には右点検口54を備える。また、
図示は省略するものの、本体部20における給水管100を
挟んで右点検口54と対抗する位置には左点検口を備え
る。そして、前記上仕切板70、中仕切板71、下仕切板72
は、通常は、配管設備収納空間30と物収納空間40とが連
通する位置に備えた点検口50,51,52を覆って点検口51,5
2,53が見えなくするとともに、給水管100の点検時に
は、点検口50,51,52を開口可能な点検蓋60,61,62として
形成する。また前記右点検口54は、通常は右点検口54が
見えなくするための右点検蓋64によって覆う。その点検
蓋64の配管設備収納空間30側面には、図3および図4に
示す凸状の留め金具65を備える。また、配管設備収納部
材10の前記留め金具65に対応する位置には、留め金具65
を着脱自在に固定可能なキャッチ金具66を備える。そし
て、配管設備収納部材10は、図5に示すように前記抽斗
91を手前側に引き出すと、点検蓋64の配管設備収納空間
30側面にまで手を挿入可能な挿入通路90を備える。その
挿入通路90には、通常は物を収納可能な抽斗91を収納す
る。そして、給水管100の点検時には、抽斗91を手前側
に引き出して配管設備収納部材10の外部から前記キャッ
チ金具66まで手を挿入し、留め金具65をキャッチ金具66
から外して点検蓋64を取り外せるように形成する。 (可動棚)物収納空間40の内部には、水平かつ着脱自在
な三つの可動棚80,81,82を備える。それらの可動棚80,8
1,82のうちの一可動棚80は、その可動棚80の手前面と本
体部20の手前面部21の物収納空間40側面とが当接すると
ともに、前記可動棚80の上仕切板70側端面と上仕切板70
の手前面73とが当接する。同様に、残り二つの可動棚8
1,82のうち一方の可動棚81は、その可動棚81の手前面と
本体部20の手前面部21の物収納空間40側面とが当接する
とともに、前記可動棚81の中仕切板71側端面と中仕切板
71の手前面74とが当接する。また、可動棚82は、その可
動棚82の手前面と本体部20の手前面部21の物収納空間40
側面とが当接するとともに、前記可動棚82の下仕切板72
側端面と下仕切板72の手前面75とが当接する。 (作用)配管設備収納部材10の配管設備収納空間30の内
部に給水管100を位置させると、室内110側から給水管10
0が見えなくなる。そのため、室内110の外観を良好にす
ることができる。また、点検蓋60を外すと点検口50から
配管設備収納空間30内部の給水管100のメンテナンス作
業を行うことができる。さらに、物収納空間40を備えて
いるため収納作業を容易に行うことができる。
【0021】また、配管設備収納部材10の左側面部22お
よび右側面部23のどちらにも点検口50,50を備えている
ため、左右いずれからも給水管100のメンテナンス作業
をすることができる。また、配管設備収納部材10の左右
いずれか一方の点検蓋60が塞がっても、他方の点検蓋60
からメンテナンスができるため、室内110のレイアウト
が容易となる。
【0022】また、点検蓋60は、本体部20の内部にある
ため、点検蓋60を閉めている状態にあっては、点検蓋60
が配管設備収納部材10の外部からは見えにくい。また、
左側面部22および右側面部23に備えている点検蓋61,61
は、点検蓋61の配管設備収納空間30側面に留め金具62を
備えているため、留め金具62が室内110側から見えな
い。そのため、配管設備収納部材10の外観品質を向上さ
せることができる。
【0023】また、点検蓋60の物収納空間40側端面を可
動棚80で押さえているため、通常は点検蓋60が外れにく
くなる。また、物収納空間40を可動棚80によって、縦方
向に分けることができるので、物の収納が容易になる。
また、突起部76,76があるため、可動棚80を支持するこ
とができる。さらに、突起部76,76を引っ張れば点検蓋6
0を取り外すことができるので、点検蓋60の取り外し作
業を容易に行なうことができる。
【0024】また、挿入通路90から点検蓋60の配管設備
収納空間30側面に手を挿入して留め金具62をキャッチ金
具63から外すことができる。これにより、点検蓋61を開
けることができる。また、挿入通路90に抽斗91を収納す
ることによって、挿入通路90を収納空間として利用する
ことができる。また、本体部20の右側面部23に蛇口180
を備えるため、配管設備収納部材10に隣接させて設置す
る洗濯機への給水が容易に行なえる。
【0025】なお、本実施の形態においては、配管設備
として給水管100を収納したが、給水管100の他、洗濯排
水等を流すための排水管、空調設備のための配管、その
他電気設備のための配線を収納してもよい。また、蛇口
180は、配管設備収納部材の左側面部に備えてもよい。
もちろん、配管設備収納部材に蛇口180を備えていない
場合であっても、配管設備収納部材を室内の間仕切部材
として使用することができる。例えば、図8に示すよう
に台所に設置し、台所内部に立設する配管設備を収納す
るとともに、台所を流し台170設置スペースと、それ以
外のスペースとに仕切ってもよぃ。
【0026】
【発明の効果】請求項1記載の発明により、配管設備を
室内から見えなくするとともに容易に配管設備の点検作
業を容易に行なうことができる配管設備収納部材を提供
することができた。また、請求項2記載の発明により、
加えて、配管設備収納部材を設置する室内のレイアウト
の自由度を増やすことができる配管設備収納部材を提供
することができた。
【0027】また、請求項3および請求項4記載の発明
により、加えて、配管設備収納部材の外観品質を向上さ
せることができる配管設備収納部材を提供することがで
きた。また、請求項5記載の発明により、加えて、点検
作業を容易に行なうことができる配管設備収納部材を提
供することができた。
【0028】また、請求項6記載の発明により、配管設
備収納部材の外観品質を向上させとともに、配管設備収
納部材の内部空間を有効に利用することができる配管設
備収納部材を提供することができた。また、請求項7記
載の発明により、配管設備を室内から見えなくするとと
もに、洗濯機の設置を容易に行なうことができる間仕切
構造を提供することができた
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態を示す分解斜視図であ
る。
【図3】本発明の一実施の形態を示すための部分拡大図
である。
【図4】本発明の一実施の形態を示すための部分拡大図
である。
【図5】本発明の一実施の形態を示すための概念図であ
る。
【図6】本発明の一実施の形態を示す斜視図である。
【図7】本発明の一実施の形態を示す水平断面図であ
る。
【図8】本発明の一実施の形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 配管設備収納部材 20 本体部 21 手前面部 22 左側面部 23 右側面部 30 配管設備収納
空間 40 物収納空間 50 上点検口 52 下点検口 54 右点検口 60 上点検蓋 61 中点検蓋 62 下点検蓋 64 右点検蓋 65 留め金具 66 キャッチ金具 70 上仕切板 71 中仕切板 72 下仕切板 73 手前面 75 手前面 76 突起部 80 上段可動棚 81 中段可動棚 82 下段可動棚 90 挿入通路 91 抽斗 100 配管設備 110 室内 120 壁 130 床面 140 天井面 150 洗面台 160 洗濯機スペー
ス 170 流し台 180 蛇口

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内に立設する配管設備を収納するた
    めの配管設備収納部材であって、 その配管設備収納部材は、配管設備を四方から見えなく
    するための本体部を備え、 その本体部の内側には、配管設備を収納可能な配管設備
    収納空間と、物を収納可能な物収納空間とを備え、 配管設備収納部材は、前記配管設備収納空間と配管設備
    収納空間の外部とを連通して、配管設備収納空間内部の
    配管設備を点検可能な点検口と、 配管設備の点検時には点検口を開口可能であるととも
    に、点検しないときには前記点検口を覆って点検口を見
    えなくするための点検蓋とを備えたことを特徴とする配
    管設備収納部材。
  2. 【請求項2】 配管設備収納部材は複数の点検蓋を備
    え、 それら複数の点検蓋は、配管設備収納部材における配管
    設備収納空間内部の配管設備を挟んで対向する位置に備
    えることを特徴とする請求項1記載の配管設備収納部
    材。
  3. 【請求項3】 本体部の内部には、配管設備収納空間
    と物収納空間とを仕切る仕切部材を備え、 点検蓋は、前記仕切部材に備えたことを特徴とする請求
    項1記載の配管設備収納部材。
  4. 【請求項4】 配管設備収納部材は、仕切部材の反配
    管設備収納空間側面と対向して物収納空間と室内空間と
    を仕切る手前面部を備え、 その手前面部と仕切部材との間には、着脱自在な可動棚
    を備え、 その可動棚の仕切部材側端面と点検蓋とは当接するとと
    もに、前記可動棚の手前面部側端面と手前面部の物収納
    空間に面する面とは当接することを特徴とする請求項3
    記載の配管設備収納部材。
  5. 【請求項5】 点検蓋は、可動棚の下端面を支持可能
    な突起部を備えたことを特徴とする請求項4記載の配管
    設備収納部材。
  6. 【請求項6】 配管設備収納空間には、点検蓋におけ
    る配管設備収納空間側面に備えた被固定部材に対して着
    脱自在に嵌合可能な固定部材と、 本体部の外部から前記点検蓋の配管設備収納空間側面に
    まで手を挿入可能であるとともに、物を収納可能な物収
    納空間となる挿入通路とを備えたことを特徴とする請求
    項1記載の配管設備収納部材。
  7. 【請求項7】 洗濯機を設置する室内空間の間仕切構
    造であって、 その間仕切構造は、室内空間に面する壁に沿って立設す
    る給水管と、 その給水管を収納可能であるとともに、室内空間を洗濯
    機を設置するための洗濯機スペースとその洗濯機スペー
    スの反対側たる反洗濯機スペースとに仕切ることができ
    る配管設備収納部材とを備え、 その配管設備収納部材は、給水管を四方から見えなくす
    るための本体部を備え、 その本体部の内側には、給水管を収納可能な配管設備収
    納空間と、物を収納可能な物収納空間とを備え、 本体部における洗濯機スペースに面する外表面には、配
    管設備収納部材内部の給水管と連結可能な蛇口を備え、 配管設備収納部材は、前記配管設備収納空間と配管設備
    収納空間の外部とを連通して、配管設備収納空間内部の
    配管設備を点検可能な点検口と、 給水管の点検時には点検口を開口可能であるとともに、
    点検しないときには前記点検口を覆って点検口を見えな
    くするための点検蓋とを備えたことを特徴とする間仕切
    構造。
JP33736697A 1997-12-08 1997-12-08 配管設備収納部材およびその配管設備収納部材を使用した間仕切構造 Pending JPH11172817A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002322804A (ja) * 2001-04-25 2002-11-08 Sekisui House Ltd 壁点検口の隠蔽構造
JP2013119713A (ja) * 2011-12-06 2013-06-17 Goyu Kako Co Ltd 建物壁の点検口
JP2015021235A (ja) * 2013-07-16 2015-02-02 大和ハウス工業株式会社 室内構造
JP2015058125A (ja) * 2013-09-18 2015-03-30 大和ハウス工業株式会社 収納構造

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