JP2004238889A - ラッチ装置 - Google Patents

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Toshiaki Ogasawara
敏晶 小笠原
Mutsuo Kurosaki
睦雄 黒崎
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05CBOLTS OR FASTENING DEVICES FOR WINGS, SPECIALLY FOR DOORS OR WINDOWS
    • E05C19/00Other devices specially designed for securing wings, e.g. with suction cups
    • E05C19/02Automatic catches, i.e. released by pull or pressure on the wing

Abstract

【課題】取外し可能で、また、見栄えの良いラッチ装置を得る。
【解決手段】操作片50をハウジング18の内側へ弾性変形させることで、操作片50と一体に形成された爪部48をハウジング18の内側へ弾性変形させる。これにより、爪部48を装着孔42の孔縁部から係止解除させることができ、ラッチ装置16をボックス14から取り外すことが可能となる。このため、リサイクルにおいて、ラッチ装置16とボックス14とを分別することができる。また、操作片50をラッチアーム24の下方に配置し、ラッチアーム24によって隠れるようにしている。これにより、ラッチ装置16をボックス14に取り付けた状態で、操作片50を露出させないようにして、見栄えを良くしている。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、蓋体等の前面を押圧操作することで、蓋体をロック又は開放状態とするラッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のリサイクル処理においては、材質の分別化が最も問題視されている。このため、ラッチ装置とラッチ装置を取り付ける蓋又はボックス等との材質が異なる場合、ラッチ装置を該蓋又はボックス等から取り外す必要が生じてしまう。
【0003】
例えば、特許文献1では、図19に示すように、ハウジング100の幅方向の両外壁面100Aの下方からは、ハウジング100の長手方向に沿って弾性変形可能な一対の係止アーム102が斜め上方へ向かって延出しており、この係止アーム102の中央外面には、三角形状の係止部104が突設している。
【0004】
この係止部104は、プレート106に形成された装着孔106A内にハウジング100が挿通され、ハウジング100の鍔部100Bがプレート106の表面に当接したとき、装着孔106Aの孔縁部に係止され、これにより、ハウジング100がプレート106に固定される。
【0005】
ここで、係止アーム102の先端には、解除部108が設けられており、ハウジング100をプレート106に取り付けた状態で、プレート106の表面側に露出している。
【0006】
このため、ハウジング100がプレート106に固定された状態で、プレート106の表面側から解除部108に爪や工具の先端等を引っ掛け、解除部108をハウジング100の長手方向中央側に移動させることにより、係止部104をプレート106の装着孔106Aの孔縁部から係止解除させることができ、ハウジング100をプレート106から取外すことができるようになっている。
【0007】
しかしながら、このような構成によると、解除部108をプレート106の表側に露出させなければならなくなり、見栄えが良くない。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−147094号公報(第4頁、図1)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実を考慮し、取外し可能で、また、見栄えの良いラッチ装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、ハウジングと、ハウジングの開口部に設けられた枠体と、前記ハウジングに弾性変形可能に設けられ装着部材に形成された装着孔の孔縁部に係止され前記枠体とで前記装着孔の孔縁部を挟持する爪部と、前記ハウジング内に押込方向及び抜出方向へ移動可能に収容され前記抜出方向へ付勢されるラッチボディと、前記ラッチボディに設けられ押込状態で前記枠体に押されて先端が近接してストライクをラッチし、抜出状態で枠体から抜出し、先端が離れてストライクのラッチ状態を解除するラッチアームと、前記ラッチボディの押込動作毎にラッチボディを前記ハウジングへの押込状態と抜出状態で交互に維持するカム手段と、を備え、前記爪部から前記枠体内に延出し枠体から挿入される治具で前記ハウジングの内側へ弾性変形される係止解除部材を設けたことを特徴としている。
【0011】
請求項1に記載の発明では、係止解除部材をハウジングの内側へ弾性変形させることで、係止解除部材と一体に形成された爪部もハウジングの内側へ弾性変形することとなる。これにより、爪部を装着孔の孔縁部から係止解除させることができる。
【0012】
このため、ラッチ装置を装着部材から取り外すことが可能となり、リサイクルにおいて、ラッチ装置と装着部材とを分別することができる。また、ハウジングの枠体からの操作で、ラッチ装置を装着部材から取り外すことができるので、ラッチ装置の取外しが容易である。このため、ラッチ装置と装着部材の材質の分別に掛かる手間が削減される。
【0013】
請求項2に記載の発明では、係止解除部材を操作する治具を爪部へ誘導するガイド手段を設けている。これにより、爪部を確実に内側へ向かって弾性変形させることができる。
【0014】
請求項3に記載の発明では、ラッチアームの外側に、係止解除部材との干渉を回避する切込みを設けている。これにより、ラッチボディの押込状態でラッチアームが枠体内に押込まれるときに、係止解除部材が邪魔にならないようにしている。
【0015】
請求項4に記載の発明では、ラッチアームで係止解除部材を隠している。これにより、ラッチ装置を装着部材に取り付けた状態で、係止解除部材が露出しないため、見栄えが良い。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係るラッチ装置について説明する。
【0017】
図1〜図3(A)、(B)に示すように、蓋部10(又はボックス)等に取り付けられたストライク12には、ボックス14(又は蓋)等に取り付けられたラッチ装置16が係合可能となっており、これにより、ボックス14が閉塞され、また、ストライク12がラッチ装置16から係合解除されると、ボックス14が開放される。
【0018】
このラッチ装置16は、ボックス14に取付可能なハウジング18と、ハウジング18に収容されると共にストライク12に係合可能なラッチボディ20と、で構成されている。
【0019】
ラッチボディ20には略直方体を成すラッチボディ本体22が備えられており、ラッチボディ本体22の長手方向の一端面角部からは、一対のラッチアーム24が、先端部へ行くに従って互いに離間する方向へ向かって延出している。
【0020】
このラッチアーム24がストライク12の先端部に形成された拡幅部26を挟持して係合可能となっている。また、ラッチアーム24の基部には、ラッチアーム24の内面側に切欠き部28が形成されており、ラッチアーム24が内側へ弾性変形し易くなっている。
【0021】
また、ラッチボディ本体22の互いに対面する一対の側壁22Aには、それぞれ略ハート状のカム部30が形成されている。カム部30の外周にはカム溝31、33が形成されており、カム部30の近傍には、ラッチボディ本体22の長手方向に沿って直方体状のストッパ32が突設され、ハウジング18に形成された長孔34に係合可能となっている。
【0022】
さらに、ラッチボディ本体22の他端側の中央部には、ラッチボディ本体22の長手方向に沿って中空部36が凹設されており、コイルスプリング38が収容可能となっている。
【0023】
一方、ハウジング18は略箱状を成しており、ハウジング18の開口側には、ハウジング18の側壁18Aが延出すると共に、ラッチボディ20がハウジング18内に収容された状態で、ラッチアーム24を覆う枠体40が設けられている。この枠体40は、ハウジング18よりも幅広となっており、ボックス14に形成された矩形状の装着孔42の孔縁部に当接可能な大きさとなっている。
【0024】
ここで、ラッチボディ20の側壁22Aと対面するハウジング18の側壁18Aに直交する側壁18Bと枠体40との間には、開口部21が形成されており、側壁18Bの幅方向の両端側には、ハウジング18の長手方向に沿って切込み部46が形成されている。
【0025】
この切込み部46と切込み部46の間には、側壁18Bの外側に向かって爪部48が突設されており、弾性変形可能となっている。この爪部48の上面からは、図3(A)に示すように、側壁18Bの外壁面の延長線上に沿って、かつ、側壁18Bの肉厚よりも薄肉の操作片50が延出している。
【0026】
この操作片50はラッチアーム24の下方に位置し、ラッチアーム24によって隠れるようになっている。これにより、ラッチ装置16をボックス14に取り付けた状態で、操作片50を露出させないようにして、見栄えを良くしている。
【0027】
また、操作片50の先端部は、枠体40から露出しない長さとなっており、図3(B)に示すように、ラッチボディ20がハウジング18内に収容された状態で、ラッチボディ20のラッチアーム24よりも短くなっている。
【0028】
さらに、操作片50と枠体40の内壁面との間には隙間が設けられており、また、ラッチボディ20がハウジング18内に収容された状態で、操作片50はラッチアーム24の外面側に当接し、ラッチアーム24が復元を防止して、ラッチアーム24同士が離間しないようにしている。
【0029】
一方、図1〜図3(A)、(B)に示すように、ラッチアーム24の外面側には、切込み部52が形成されており、ラッチボディ20をハウジング18内に押込む際に、ラッチアーム24が操作片50と干渉しないようにしている。
【0030】
ところで、ハウジング18の底部には、ラッチボディ本体22の中空部36に収容されたコイルスプリング38の一端部が装着可能となっており、ハウジング18内にラッチボディ20を収容させた状態で、ラッチボディ20をハウジング18から突出させる方向(抜出方向)へ付勢する。
【0031】
ここで、ハウジング18の側壁18Bには、長孔34が形成されており、この長孔34内にラッチボディ本体22のストッパ32が係合している。このため、ラッチボディ20はハウジング18に対して移動規制される。
【0032】
また、ハウジング18には略コ字状を成すと共に、両端部の端面が互いに対面するように折曲げられたトレース部材54が装着可能となっており、ラッチボディ20がハウジング18内に収容された状態で、ラッチボディ本体22のカム部30に係合する。ここで、トレース部材54の両端部は、ラッチボディ本体22の幅方向の端部から中心側へ向かって付勢されるようになっている。
【0033】
次に、ラッチ装置16をボックス14に取り付ける方法について説明する。
【0034】
図2に示すラッチボディ本体22に設けられたカム部30の係合部30Aにトレース部材54の両端面を係合させた状態で、ラッチボディ20をハウジング18内に収容させる。
【0035】
ここで、ラッチボディ本体22には、予め中空部36内にコイルスプリング38を収容しており、ラッチボディ20をハウジング18内に収容させた状態で、コイルスプリング38の一端部をハウジング18の底部に装着する。このとき、ハウジング18の長孔34にラッチボディ20のストッパ32を係合させる。
【0036】
次に、ハウジング18をボックス14に形成された装着孔42へ挿通させ、ハウジング18の爪部48が装着孔42の孔縁部に当接した状態でハウジング18を押込む。
【0037】
これにより、爪部48は内側へ向かって押し縮められ、装着孔42を通過した後、復元して、爪部48と枠体40とで装着孔42の孔縁部が挟持され、ハウジング18がボックス14に固定される。
【0038】
この状態では、図3(A)に示すように、ラッチボディ20がハウジング18から突出しており、蓋部10に取り付けられたストライク12の拡幅部26の先端面でラッチボディ本体22の一端面を押圧して、ラッチボディ20をハウジング18の奥方へ押込む。
【0039】
このとき、コイルスプリング38が付勢力の抗する方向へ向かって押し縮められると共に、トレース部材54の先端部は、カム溝31に沿ってカム部30の外周に当接し、これにより、トレース部材54が揺動する。
【0040】
そして、トレース部材54の両端部がカム部30の頂部30Bに到達すると、トレース部材54の付勢力によってトレース部材54の両端部は、ラッチボディ本体22の幅方向の端部から中心側へ向かって付勢され、図3(B)に示すように、カム部30の係合部30Aと係合する。
【0041】
また、ラッチボディ20がハウジング18から突出した状態で、ラッチボディ20をハウジング18の奥方へ押込むと、ラッチアーム24がハウジング18の枠体40の内壁面に沿って互いに近接する方向へ弾性変形し、ストライク12の拡幅部26を挟持して係合する。これにより、ラッチボディ20は位置決めされ、ラッチアーム24が枠体40内に収容されて、ボックス14が閉塞される。
【0042】
このとき、操作片50がラッチアーム24の外面側に当接し、ラッチアーム24の復元を防止して、ラッチアーム24同士が離間しないようにしている。このため、ラッチアーム24でストライク12の拡幅部26を確実に挟持することができ、ボックス14が閉塞された状態で、蓋部10のガタツキを小さくしている。
【0043】
また、ラッチアーム24が枠体40内に収容された状態で、枠体40の開口はラッチアーム24によって塞がれるようになっており、枠体40内へゴミ等が入り難くなっている。
【0044】
ここで、蓋部10によってボックス14が閉塞された状態で、蓋部10とハウジング18の枠体40との間には、隙間Hが設けられており、蓋部10は隙間H分の移動が可能となる。
【0045】
このため、ボックス14が閉塞された状態で、蓋部10を押圧すると、蓋部10が枠体40に当接すると共に、ストライク12を介してラッチボディ20が隙間H分だけハウジング18の奥方へ押込まれる。
【0046】
一方、トレース部材54の先端部は、係合部30Aから係合解除され、頂部30Cを通過してカム溝33に沿って揺動すると共に、図3(A)に示すように、コイルスプリング38の付勢力によってラッチボディ20がハウジング18から突出する。このとき、ラッチボディ本体22のストッパ32(図2参照)が長孔34(図2参照)の内壁に当接し、ラッチボディ20は移動規制される。
【0047】
このように、ラッチボディ20がハウジング18から突出することで、ラッチボディ20のラッチアーム24が枠体40から突出し、ラッチアーム24が復元して、ストライク12が係合解除される。このため、ボックス14は開放される。
【0048】
次に、ラッチ装置16をボックス14から取り外す方法について説明する。
【0049】
図4に示すように、一対の挟持片56Aで構成され、挟持片56A同士のピッチが可変可能な治具56を用いる。ストライク12(図3(A)参照)が係合解除された状態では、ラッチアーム24は枠体40から突出した状態であるため、挟持片56A同士のピッチを広げ、ラッチアーム24の先端部の外側に挟持片56Aを配置した後、ピッチを狭くしていく。
【0050】
次に、図5に示すように、治具56の挟持片56A同士のピッチが枠体40の内壁面の幅よりも狭くなった時点で、挟持片56Aを枠体40内へ進入させる。操作片50と枠体40の内壁面との間には隙間が設けられているため、この隙間に挟持片56Aの先端部を進入させ、操作片50を内側に弾性変形させる。
【0051】
そして、図6に示すように、操作片50を介して爪部48を内側へ弾性変形させ、爪部48の頂部を装着孔42よりも内側へ撓ませる。これにより、爪部48が装着孔42の孔縁部に係止された状態が解除され、図7に示すように、治具56を引っ張ると、ラッチ装置16を装着孔42から取外すことができる。
【0052】
ここで、操作片50には復元力が保持されているため、治具56の挟持片56Aとの間に生じる摩擦力によって、治具56を引っ張ったときに、ラッチ装置16は治具56の挟持片56Aと一体に移動する。
【0053】
次に、本発明の実施の形態に係るラッチ装置の作用について説明する。
【0054】
操作片50をハウジング18の内側へ弾性変形させることで、操作片50と一体に形成された爪部48をハウジング18の内側へ弾性変形させる。これにより、爪部48を装着孔42の孔縁部から係止解除させることができ、ラッチ装置16をボックス14から取り外すことが可能となる。このため、リサイクルにおいて、ラッチ装置16とボックス14とを分別することができる。
【0055】
また、ハウジング18の枠体40から治具56、58を進入させ、操作するだけで、ラッチ装置16をボックス14から取り外すことができるので、ラッチ装置16の取外しが容易である。このため、ラッチ装置16とボックス14の材質の分別に掛かる手間が削減される。
【0056】
さらに、操作片50をラッチアーム24の下方に配置し、ラッチアーム24によって隠れるようにしている。これにより、ラッチ装置16をボックス14に取り付けた状態で、操作片50を露出させないようにして、見栄えを良くしている。
【0057】
なお、本形態では、ラッチボディ20がハウジング18から突出した状態で、ラッチ装置16を装着孔42から取り外したが、ラッチ装置16を装着孔42から取り外す前に、図8に示すように、一旦ラッチボディ20をハウジング18内に収容させ、この状態で図11に示すように、ラッチ装置16を装着孔42から取り外しても良い。
【0058】
この場合、図5及び図6と同様、治具56の挟持片56Aの先端部を操作片50に当接させた状態で、挟持片56Aのピッチを狭くしていくが、図9及び図10に示すように、操作片50を内側へ向けて弾性変形させるときに、図5及び図6と異なり、ラッチボディ本体22が操作片50の移動軌跡上に配置されないため、図9及び図10では、操作片50の弾性変形量を大きくすることができる。
【0059】
このため、ラッチボディ20をハウジング18内に収容させた状態で爪部48を弾性変形させた方が、爪部48をより内側へ撓ませることができるため、ラッチ装置16を装着孔42から取り外し易くすることができる。
【0060】
また、本形態では、治具56の挟持片56Aを可変タイプとしたが、これに限るものではなく、例えば、図13に示すように、挟持片58A同士のピッチが固定された治具58によって、ラッチ装置64を装着孔42から取り外しても良い。
【0061】
この場合、ラッチアーム24を近接させた状態で、治具58の挟持片58Aをラッチアーム24の外側に配置し、図14に示すように、挟持片58Aの先端部をハウジング18の枠体40内へ進入させる。
【0062】
ここで、爪部60には、図12に示すように、幅方向の中央部に、操作片50の延出する方向に沿ってガイド溝62が形成されている。このため、図15に示すように、治具58の挟持片58Aの先端部が、爪部60のガイド溝62へ案内され、治具58の奥方への移動に従って、操作片50が内側へ弾性変形すると共に、爪部60が直接弾性変形して、装着孔42よりも内側へ撓む。
【0063】
これにより、図16に示すように、ラッチ装置64を装着孔42から取外すことができる。このように、操作片50を操作する治具58を爪部60へ誘導するガイド溝62を設けることで、爪部60を確実に内側へ向かって弾性変形させることができる。
【0064】
また、本形態では、図3(A)、(B)に示すように、ラッチアーム24の外面側の全面に渡って切込み部52を形成したが、ラッチボディ20をハウジング18内に押込む際に、ラッチアーム24が操作片50と干渉しなければ良いため、これに限るものではない。
【0065】
例えば、図17に示すように、ラッチアーム66の外面側の幅方向の両端部に切込み部68を形成して、幅方向の中央部に係合壁70を残し、操作片72の幅方向の中央部に、係合壁70を係合させるスリット74を形成しても良い。
【0066】
ここで、図18に示すように、ラッチアーム66でストライク26を挟持するとき、操作片72のスリット74にラッチアーム66の係合壁70が係合すると共に、操作片72によってラッチアーム66はストライク12の拡幅部26側へ押圧される。
【0067】
ラッチアーム66の外面側に係合壁70を残すことで、ラッチアーム66自体が補強されると共に、操作片72による単位面積当たりのラッチアーム66への押圧力を上げることができるため、ストライク26の保持力を向上させることができる。
【0068】
さらに、本形態では、治具56、58によって一対の爪部48、60を同時に装着孔42の孔縁部から係止解除させるようにしたが、一方の爪部48、60を装着孔42の孔縁部から係止解除させた後、他方の爪部48、60を装着孔42の孔縁部から係止解除させても良く、治具56、58もこれに限るものではない。
【0069】
【発明の効果】
本発明は上記構成としたので、請求項1に記載の発明では、爪部を装着孔の孔縁部から係止解除させることができるため、ラッチ装置を装着部材から取り外すことが可能となり、リサイクルにおいて、ラッチ装置と装着部材とを分別することができる。また、ハウジングの枠体からの操作で、ラッチ装置を装着部材から取り外すことができるので、ラッチ装置の取外しが容易であり、ラッチ装置と装着部材の材質の分別に掛かる手間が削減される。
【0070】
請求項2に記載の発明では、爪部を確実に内側へ向かって弾性変形させることができる。請求項3に記載の発明では、ラッチボディの押込状態でラッチアームが枠体内に押込まれるときに、係止解除部材が邪魔にならないようにしている。請求項4に記載の発明では、ラッチ装置を装着部材に取り付けた状態で、係止解除部材が露出しないため、見栄えが良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るラッチ装置の斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るラッチ装置の分解斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るラッチ装置の断面図であり、(A)はストライクを係合させる前の状態を示し、(B)はストライクを係合させた状態を示している。
【図4】本発明の実施の形態に係るラッチ装置を装着孔から取外す方法を示す断面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るラッチ装置を装着孔から取外す方法を示す断面図であり、操作片を弾性変形させた状態を示している。
【図6】本発明の実施の形態に係るラッチ装置を装着孔から取外す方法を示す断面図であり、操作片をさらに弾性変形させた状態を示している。
【図7】本発明の実施の形態に係るラッチ装置を装着孔から取外す方法を示す断面図であり、ラッチ装置を装着孔から取り外した状態を示している。
【図8】本発明の実施の形態に係るラッチ装置を装着孔から取外す他の方法を示す断面図であり、ラッチボディをハウジング内に収容させた状態を示している。
【図9】本発明の実施の形態に係るラッチ装置を装着孔から取外す他の方法を示す断面図であり、操作片を弾性変形させた状態を示している。
【図10】本発明の実施の形態に係るラッチ装置を装着孔から取外す他の方法を示す断面図であり、操作片をさらに弾性変形させた状態を示している。
【図11】本発明の実施の形態に係るラッチ装置を装着孔から取外す他の方法を示す断面図であり、ラッチ装置を装着孔から取り外した状態を示している。
【図12】本発明の実施の形態に係るラッチ装置の他の例を示す斜視図である。
【図13】本発明の実施の形態に係るラッチ装置を装着孔から取外すその他の方法を示す断面図である。
【図14】本発明の実施の形態に係るラッチ装置を装着孔から取外すその他の方法を示す断面図であり、操作片を弾性変形させた状態を示している。
【図15】本発明の実施の形態に係るラッチ装置を装着孔から取外すその他の方法を示す断面図であり、操作片をさらに弾性変形させた状態を示している。
【図16】本発明の実施の形態に係るラッチ装置を装着孔から取外すその他の方法を示す断面図であり、ラッチ装置を装着孔から取り外した状態を示している。
【図17】本発明の実施の形態に係るラッチ装置のその他の例を示す斜視図である。
【図18】本発明の実施の形態に係るその他の例を示すラッチ装置の断面図であり、ストライクを係合させた状態を示している。
【図19】従来のラッチ装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
16 ラッチ装置
18 ハウジング
20 ラッチボディ
24 ラッチアーム
30 カム部(カム手段)
38 コイルスプリング(カム手段)
40 枠体
48 爪部
50 操作片(係止解除部材)
52 切込み部
54 トレース部材(カム手段)
60 爪部
62 ガイド溝(ガイド手段)
64 ラッチ装置
66 ラッチアーム
68 切込み部
72 操作片(係止解除部材)

Claims (4)

  1. ハウジングと、
    ハウジングの開口部に設けられた枠体と、
    前記ハウジングに弾性変形可能に設けられ、装着部材に形成された装着孔の孔縁部に係止され前記枠体とで前記装着孔の孔縁部を挟持する爪部と、
    前記ハウジング内に押込方向及び抜出方向へ移動可能に収容され、前記抜出方向へ付勢されるラッチボディと、
    前記ラッチボディに設けられ、押込状態で前記枠体に押されて先端が近接してストライクをラッチし、抜出状態で枠体から抜出し先端が離れてストライクのラッチ状態を解除するラッチアームと、
    前記ラッチボディの押込動作毎に、ラッチボディを前記ハウジングへの押込状態と抜出状態で交互に維持するカム手段と、
    を備え、
    前記爪部から前記枠体内に延出し、枠体から挿入される治具で前記ハウジングの内側へ弾性変形される係止解除部材を設けたことを特徴とするラッチ装置。
  2. 前記係止解除部材を操作する治具を前記爪部へ誘導するガイド手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載のラッチ装置。
  3. 前記ラッチアームの外面側に、前記係止解除部材との干渉を回避する切込みを設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のラッチ装置。
  4. 前記ラッチアームで前記係止解除部材が隠れることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のラッチ装置。
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