JP2003222114A - クリップ - Google Patents

クリップ

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JP2003222114A
JP2003222114A JP2002017263A JP2002017263A JP2003222114A JP 2003222114 A JP2003222114 A JP 2003222114A JP 2002017263 A JP2002017263 A JP 2002017263A JP 2002017263 A JP2002017263 A JP 2002017263A JP 2003222114 A JP2003222114 A JP 2003222114A
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修 相馬
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和彦 中南
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友治 井爪
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Daihatsu Motor Co Ltd
Nifco Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バンパーをボディに確実に固定させると共
に、バンパーを取り外すときに破損されることなく繰り
返し使用が可能なクリップを得る。 【解決手段】 互いに仮止めされた固定部材12、弾性
部材20及びバンパー40の突設部42をボディ10の
取付穴10Aに挿通した状態で、弾性部材20を奥方へ
移動させ、係合片24が開口部22に到達すると、開口
部22から外側へ広がりフランジ部14との間で取付孔
10Aの周縁部を挟持する。また、バンパー40を所定
値以上の引抜力で引っ張ると、係合片24が外側へ広げ
られ内方係止部32が係止解除されて、バンパー40が
ボディ10から取り外される。このように、所定値以上
の引抜力でバンパー40を引き抜いたとき、弾性部材2
0と突設部42とが係止解除できるようにすることで、
クリップ11が破損しないようにしている。このため、
クリップ11の繰り返し使用が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、取付部材を被取付
部材に固定させるためのクリップに関するものであり、
特に車両のボディにバンパーを固定させるときに使用す
る。
【0002】
【従来の技術】図10に示すように、断面が略U字状の
係合部材100の両側壁には、打抜き孔102が形成さ
れており、この打抜き孔102の周縁部からは係合片1
04が延出し、係合部材100の外側へ向かって略ク字
状に張り出している。
【0003】一方、係合部材100が内挿可能なグロメ
ット106の両側壁には、それぞれスリット100A、
100Bが形成されており、スリット100Aとスリッ
ト100Bとの間には、弾性片108がそれぞれ設けら
れている。
【0004】この弾性片108の内側には、内方係合部
110が突設しており、係合部材100をグロメット1
06に係合させるとき、係合部材100の係合片104
が内方係合部110に当接して弾性片108が押し広げ
られると共に、係合片104が内方係合部110を乗り
越え、弾性片108の基部側に位置すると、弾性片10
8が復元し、係合片104が内方係合部110に引掛か
り、係合部材100がグロメット106に係合される。
【0005】また、係合部材100の係合片104の両
端側には、斜め下方内側へ傾斜してそれぞれ係合爪11
2が形成されており、図11に示すように、係合部材1
00内にバンパー120に突設された差込み片114を
内挿させると、係合爪112が押し広げられ、差込み片
114が係合部材100に係合される。ここで、差込み
片114に抜け力が作用すると、差込み片114の外壁
に係合爪112が食い込み、差込み片114の抜けを防
止する。
【0006】一方、グロメット106の弾性片108の
外側には、外方係合部116が張り出しており、取付孔
118へグロメット106を挿通させるとき、弾性片1
08が内側に撓み、外方係合部116が取付孔118の
周縁部を通過すると、弾性片108が復元して外方係合
部116が周縁部に引っ掛かり、グロメット106が取
付孔118の周縁部に係合される。以上のような構成に
より、係合部材100及びグロメット106を介して、
バンパー120がボディ122に固定される。
【0007】しかし、係合部材100の係合爪112が
斜め下方内側へ傾斜して形成され、差込み片114に抜
け力が作用すると、差込み片114の外壁に係合爪11
2が食い込むようになっているため、バンパー120を
ボディ122から取り外す場合、グロメット106に係
合部材100が係合された状態のまま、係合部材100
の係合爪112が破損してしまう恐れが生じる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、バンパーをボディに確実に固定させると共に、バ
ンパーを取り外すときに破損されることなく繰り返し使
用が可能なクリップを提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、被取付部材に形成された取付孔には、固定部材が挿
通可能となっており、固定部材に設けられたフランジ部
が取付孔の周縁部に面接可能となっている。
【0010】ここで、被取付部材に固定される取付部材
から突設された突設部が固定部材へ進入するとき、弾性
部材の脚部が内側へ撓み突設部を係止し、脚部とフラン
ジ部との間で取付孔の周縁部を挟持すると共に、所定値
以上の引抜力で取付部材を引き抜くと固定部材の側壁に
形成された一対の開口部から外側へ広がり、突設部を係
止解除する。
【0011】このように、所定値以上の引抜力で取付部
材を引き抜いたとき、突設部を係止解除できるようにす
ることで、バンパーをボディに確実に固定させることが
できると共に、取付部材を被取付部材から取り外すとき
に、弾性部材が破損しないようにしている。このため、
クリップの繰り返し使用が可能である。
【0012】また、弾性部材の脚部が固定部材の側壁に
形成された開口部から張出し、フランジ部との間で取付
孔の周縁部を挟持するため、被取付部材に固定された取
付部材を取り外しても、弾性部材は固定部材へ内挿され
た状態のままである。
【0013】このため、弾性部材が固定部材へ内挿され
た状態で、弾性部材に取付部材の突設部を係止させるこ
とができるので、被取付部材に固定された取付部材を交
換するとき、交換する取付部材の突設部に弾性部材を係
止させる必要がなく、作業が楽であり、また、取付部材
の交換時に弾性部材をなくす恐れもない。
【0014】請求項2に記載の発明では、弾性部材を固
定部材へ内挿して仮止めさせた状態で突設部へ弾性部材
を進入させ、突設部に固定部材及び弾性部材を仮止めさ
せた後、取付孔に固定部材を挿通させて、弾性部材を固
定部材の奥方へ押し込む。これにより、弾性部材を介し
て固定部材を被取付部材に固定させると共に、取付部材
を被取付部材に固定させることができる。
【0015】請求項3に記載の発明では、仮止めしたと
き開口部の周縁部に係合して、固定部材に対して弾性部
材の移動規制を行う爪部を弾性部材に設けている。これ
により、弾性部材を固定部材へ進入させ、爪部が開口部
の周縁部に係合されると、固定部材に対する弾性部材の
移動が規制される。
【0016】請求項4に記載の発明では、突設部には凹
部を設けている。一方、弾性部材の内側には凹部に入り
込んで係止可能な係止部を設けている。ここで、凹部及
び係止部の接触部分のうちの一方を角部とし、他方を面
部としている。
【0017】これにより、凹部及び係止部の接触部分で
は線接触となるので、突設部を係止或いは係止解除させ
るとき、互いに摺動する係止部と凹部との摩擦係数を下
げることができ、突設部の係止及び係止解除がスムーズ
に為される。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態に係るク
リップについて説明する。
【0019】図1及び図2に示すように、被取付部材と
しての車両のボディ10に形成された取付孔10Aに
は、クリップ11を構成する略角柱状に形成された固定
部材12が挿通可能となっている。この固定部材12の
一端部には、フランジ部14が張り出しており、取付孔
10A内に固定部材12を挿通させると、取付孔10A
の周縁部に面接可能となっている。
【0020】また、固定部材12の他端部は角錐台状と
なっており、取付孔10Aに挿通し易くなっている。固
定部材12の側壁12Aのフランジ部14側には、フラ
ンジ部14に対して平行に一対の突起部16がそれぞれ
形成されており、固定部材12の移動方向に沿って略三
角形状に形成されている。
【0021】対面する側壁12Aに設けられた突起部1
6同士の頂部の離間距離は、取付孔10Aの側壁12A
に対応する周縁部の離間距離よりも若干長くなってい
る。このため、固定部材12を取付孔10A内に挿通さ
せると、取付孔10Aの周縁部に突起部16が当接する
が、固定部材12を押し込むと、突起部16の頂部が取
付孔10Aの周縁部を乗り越え、突起部16とフランジ
部14とで取付孔10Aの周縁部を挟持するようになっ
ている。
【0022】また、固定部材12には中空部18が設け
られており、中空部18内には断面が略U字状の弾性部
材20が内挿可能となっている。さらに、固定部材12
の側壁12Aのフランジ部14側には、矩形状の開口部
22がそれぞれ形成されており、この開口部22は一対
の突起部16の間に配置され、開口部22の幅は、弾性
部材20の幅と略同一となっている。
【0023】ここで、弾性部材20の両端側には、端部
へ行くに従って互いに離間する方向へ傾斜する係合片2
4(脚部)が設けられており、弾性部材20の両側壁2
0Aの係合片24側には、それぞれ一対の爪部26が幅
方向に沿って形成されている。
【0024】また、弾性部材20の両側壁20Aには、
爪部26と爪部26の間に切り込み部28が形成されて
おり、この切り込み部28の係合片24側の周縁部から
は弾性片30が延出し、片持ちの状態で支持され、弾性
変形可能となっている。
【0025】この弾性片30の内側には、略ク字状の内
方係止部32が張り出しており、また、弾性片30の外
側には、爪状の外方係合部34が突設している。この外
方係合部34の頂部同士の離間距離は、固定部材12の
側壁12Aの内側の離間距離と略同一となっている。ま
た、弾性部材20の先端中央部には、両側壁20Aから
先端面に渡って略矩形状の孔部38が形成されており、
弾性部材20を弾性変形し易くしている。
【0026】一方、取付部材としてのバンパー40の裏
側には、板状の突設部42が複数突設されており、この
突設部42を介してバンパー40をボディ10に取り付
ける。突設部42の本体44の両端部には、本体44の
表面から張り出すガイド板46が設けられており、この
ガイド板46の内側の離間距離は、弾性部材20の幅方
向の長さよりも若干長くなっている。
【0027】また、突設部42の本体44の肉厚は、弾
性部材20の側壁20Aの離間距離よりも若干肉薄とな
っており、ガイド板46の間に弾性部材20を外挿可能
となっている。
【0028】ガイド板46の外側の離間距離は、固定部
材12の側壁12Aの内側の離間距離よりも若干短く、
また、本体44の肉厚方向のガイド板46の長さは、固
定部材12の側壁12Aの内側の離間距離よりも若干短
くなっており、固定部材12を外挿可能としている。
【0029】さらに、突設部42の先端面の中央部に
は、ボス48が設けられており、弾性部材20を突設部
42へ外挿したとき、弾性部材20の先端中央部に形成
された孔部38を貫通可能となっている。また、突設部
42の本体44の中央部付近には、貫通孔50(凹部)
が形成されており、弾性部材20を突設部42へ外挿し
たとき、内方係止部32が係合可能となっている。
【0030】次に、本形態に係るクリップの作用につい
て説明する。
【0031】図2に示す弾性部材20を固定部材12へ
内挿させるとき、固定部材12の中空部18への入口縁
部18Aに爪部26の下斜面26Aが当接する。この状
態から弾性部材20を固定部材12の奥方へ押し込む
と、爪部26の下斜面26Aに沿って弾性部材20の側
壁20Aが押圧され内側へ撓む。
【0032】さらに、弾性部材20を固定部材12の奥
方へ押し込むと、図3に示すように、爪部26の頂部が
入口縁部18Aを乗り越え、固定部材12の開口部22
内へ到達する。これにより、弾性部材20が復元して、
爪部26の上面26Bと係合片24との間にフランジ部
14が配置され、固定部材12に対して弾性部材20が
移動規制されて仮止めされる。
【0033】固定部材12に弾性部材20が仮止めされ
た状態のクリップ11をバンパー40の突設部42に外
挿させると、突設部42のボス48によって弾性片30
の内側から張り出した内方係止部32を介して弾性片3
0が押し広げられる。
【0034】クリップ11を突設部42の奥方へさらに
押し込むと、内方係止部32が突設部42の本体44へ
移動し、図4に示すように、本体44の貫通孔50へ到
達すると、内方係止部32の頂部が貫通孔50内へ入り
込み、弾性片30が復元すると共に、内方係止部32が
貫通孔50の周縁部に係止される。これにより、弾性部
材20が突設部42に仮止めされると共に、弾性部材2
0を介して固定部材12が突設部42に仮止めされる。
【0035】ここで、内方係止部32を略ク字状を成す
斜面とし、貫通孔50の周縁部を角部としている。この
ため、内方係止部32と貫通孔50の周縁部との接触部
分は線接触となるので、弾性部材20と突設部42とを
係止或いは係止解除させる(後述する)とき、摺動する
内方係止部32と貫通孔50との摩擦係数を下げること
ができる。このため、弾性部材20と突設部42との係
止及び係止解除がスムーズに為される。
【0036】一方、弾性部材20を介して固定部材12
が突設部42に仮止めされた状態で、ボディ10に形成
された取付孔10Aに突設部42、弾性部材20及び固
定部材12を挿通すると、固定部材12の側壁12Aに
形成された突起部16の下斜面16Aが取付孔10Aの
周縁部に当接する。
【0037】この状態から、バンパー40を押圧する
と、図5に示すように、突起部16の頂部が取付孔10
Aの周縁部を乗り越えて、突起部16の上面16Bとフ
ランジ部14とで取付孔10Aの周縁部を挟持する。こ
れにより、固定部材12がボディ10に仮止めされる。
【0038】このとき、フランジ部14とバンパー40
の裏面との間には、隙間が生じており、この状態から、
さらにバンパー40を押圧すると、バンパー40の移動
と共に、バンパー40の突設部42に形成された貫通孔
50に係止された内方係止部32を介して弾性部材20
を固定部材12の奥方へ移動させる。
【0039】これにより、図6に示すように、弾性部材
20の係合片24が固定部材12の入口縁部18Aに当
接し、弾性部材20の移動と共に、係合片24同士が近
接して弾性部材20が内側に撓む。
【0040】そして、図7に示すように、係合片24の
端部が入口縁部18Aを乗り越え、固定部材12の側壁
12Aに形成された開口部22に到達すると、係合片2
4が開口部22から外側へ広がり、フランジ部14との
間で係合片24の端部が取付孔10Aの周縁部を挟持す
る。
【0041】このとき、取付孔10Aの周縁部には弾性
部材20に形成された爪部26の下斜面26Aが当接
し、固定部材12の移動を規制して、弾性部材20を介
して固定部材12が取付孔10Aの周縁部に固定され
る。これにより、突設部42、弾性部材20及び固定部
材12を介してバンパー40がボディ10に固定され
る。
【0042】ここで、固定部材12の奥方には、台座1
3が設けられており、突設部42を固定部材12の奥方
へ押し込んだとき、ガイド板46の先端部が台座13に
当接することで、固定部材12が移動規制される。
【0043】ところで、バンパー40の交換等により、
バンパー40をボディ10から取り外す場合、バンパー
40を所定値以上の引抜力で引っ張る。これにより、ま
ず、弾性片30の爪部26の下斜面26Aを中心に弾性
片30が回転し、突設部42の移動と共に、弾性片30
の外方係合部34を中心にして弾性片30が回転し、図
8に示すように、係合片24が外側へ広げられ、内方係
止部32が係止解除される。
【0044】そして、ボディ10に固定されたバンパー
40の突設部42に形成された貫通孔50の周縁部が弾
性部材20の内方係止部32の斜面32Aに沿って移動
し、図9に示すように、バンパー40がボディ10から
取り外される。
【0045】このように、所定値以上の引抜力でバンパ
ー40を引き抜いたとき、弾性部材20と突設部42と
が係止解除できるようにすることで、バンパー40をボ
ディ10に確実に固定できると共に、バンパー40をボ
ディ10から取り外すときに、クリップ11が破損しな
いようにしている。このため、クリップ11の繰り返し
使用が可能である。
【0046】一方、弾性部材20は固定部材12のフラ
ンジ部14との間で取付孔10Aの周縁部を挟持するた
め、ボディ10に固定されたバンパー40を取り外して
も、弾性部材20は固定部材12へ内挿された状態のま
まである。
【0047】このため、弾性部材20が固定部材12へ
内挿された状態のまま弾性部材20にバンパー40の突
設部42を係合させることができるので、ボディ10に
固定されたバンパー40を交換するとき、交換するバン
パー40の突設部42に弾性部材20を係合させる必要
がなく、作業が楽であり、また、バンパー40の交換時
に弾性部材20をなくす恐れもない。
【0048】なお、ここでは、突設部42に貫通孔50
を設け、弾性部材20には略ク字状の内方係止部32を
設け、内方係止部32が貫通孔50に入り込んで係止さ
せることで、突設部42と弾性部材20とが係止されて
いる状態で、突設部42と弾性部材20との接触部分が
線接触となるようにしたが、突設部42の係止及び係止
解除をスムーズにすることができれば良いため、これに
限るものではない。
【0049】例えば、図示はしないが貫通孔側に面部を
設け、内方係止部側に角部を設けて互いに係止させるよ
うにしても良い。また、貫通孔50の代わりに一対の凹
部であっても良い。
【0050】また、本形態では、弾性部材20を固定部
材12へ内挿して仮止めさせた状態で突設部42を固定
部材12へ進入させ、突設部42に固定部材12及び弾
性部材20を仮止めさせた後、取付孔10Aに突設部4
2、弾性部材20及び固定部材12を挿通させて、弾性
部材20を固定部材12の奥方へ押し込んで、弾性部材
20を介して固定部材12をボディ10に固定させると
共に、バンパー40をボディ10に固定させたが、取付
方法の順番はこれに限るものではない。
【0051】例えば、突設部42に弾性部材20を仮止
めさせた後、ボディ10に仮止めさせた固定部材12に
突設部42及び弾性部材20を内挿して、バンパー40
をボディ10に固定させても良い。このように、取付方
法に自由度を与えることで、製造ラインを考慮して取付
方法を選択できるため、製造ラインの効率を向上させる
ことができる。
【0052】
【発明の効果】本発明は、上記構成としたので、請求項
1に記載の発明では、クリップの繰り返し使用が可能で
ある。また、弾性部材が固定部材へ内挿された状態で、
弾性部材に取付部材の突設部を係止させることができる
ので、被取付部材に固定された取付部材を交換すると
き、交換する取付部材の突設部に弾性部材を係止させる
必要がなく、作業が楽であり、また、取付部材の交換時
に弾性部材をなくす恐れもない。
【0053】請求項2に記載の発明では、弾性部材を介
して固定部材を被取付部材に固定させると共に、取付部
材を被取付部材に固定させることができる。請求項3に
記載の発明では、弾性部材を固定部材へ進入させ、爪部
が開口部の周縁部に係合されると、固定部材に対する弾
性部材の移動が規制される。
【0054】請求項4に記載の発明では、凹部及び係止
部の接触部分では線接触となるので、突設部を係止或い
は係止解除させるとき、互いに摺動する係止部と凹部と
の摩擦係数を下げることができ、突設部の係止及び係止
解除がスムーズに為される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るクリップ及び突設部
を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るクリップ及び突設部
を示す分解断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るクリップを構成する
弾性部材に固定部材を仮止めさせた状態を示す断面図で
ある。
【図4】本発明の実施の形態に係るクリップを突設部に
仮止めさせた状態を示す断面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るクリップを突設部に
仮止めした状態でボディに固定部材を仮止めさせた状態
をを示す断面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るクリップを構成する
固定部材をボディに仮止めした状態で突設部を固定部材
の奥方へ移動させている状態を示す断面図である。
【図7】本発明の実施の形態に係るクリップを介してバ
ンパーがボディに固定された状態を示す断面図である。
【図8】ボディに固定されたバンパーを取り外している
状態を示す断面図である。
【図9】ボディに固定されたバンパーを取り外された状
態を示す断面図である。
【図10】従来のクリップを示す分解斜視図である。
【図11】従来のクリップを介してバンパーがボディに
固定された状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 ボディ(被取付部材) 11 クリップ 12 固定部材 14 フランジ部 16 突起部 20 弾性部材 24 係合片(脚部) 26 爪部 32 内方係止部(係止部) 40 バンパー(取付部材) 42 突設部 50 貫通孔(凹部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中南 和彦 大阪府池田市桃園2丁目1番1号 ダイハ ツ工業株式会社内 (72)発明者 井爪 友治 神奈川県横浜市戸塚区舞岡町184番地1 株式会社ニフコ内 Fターム(参考) 3J037 AA02 BB02 DA02 DB02 DC02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被取付部材に形成された取付孔に挿通可
    能な固定部材と、 前記固定部材に設けられ、前記取付孔の周縁部に面接可
    能なフランジ部と、 前記被取付部材に固定される取付部材から突設された突
    設部が前記固定部材へ進入するとき、脚部が内側へ撓み
    前記突設部を係止し、前記フランジ部との間で前記取付
    孔の周縁部を挟持すると共に、所定値以上の引抜力で取
    付部材を引き抜くと、固定部材の側壁に形成された一対
    の開口部から外側へ広がり、前記突設部を係止解除する
    弾性部材と、 を有することを特徴とするクリップ。
  2. 【請求項2】 前記弾性部材を前記固定部材へ内挿して
    仮止めさせた状態で前記突設部へ弾性部材を進入させ、
    突設部に固定部材及び弾性部材を仮止めさせた後、前記
    取付孔に固定部材を挿通させて、弾性部材を固定部材の
    奥方へ押し込むことを特徴とする請求項1に記載のクリ
    ップ。
  3. 【請求項3】 仮止めしたとき前記開口部の周縁部に係
    合し、前記固定部材に対して前記弾性部材の移動規制を
    行う爪部を弾性部材に設けたことを特徴とする請求項1
    又は2に記載のクリップ。
  4. 【請求項4】 前記突設部に設けられた凹部と、前記弾
    性部材の内側に設けられ前記凹部に入り込み係止可能な
    係止部と、を備え、前記凹部及び前記係止部の接触部分
    のうちの一方を角部とし、他方を面部とすることを特徴
    とする請求項1〜3の何れかに記載のクリップ。
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