JPH036772Y2 - - Google Patents

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JPH036772Y2
JPH036772Y2 JP1983052833U JP5283383U JPH036772Y2 JP H036772 Y2 JPH036772 Y2 JP H036772Y2 JP 1983052833 U JP1983052833 U JP 1983052833U JP 5283383 U JP5283383 U JP 5283383U JP H036772 Y2 JPH036772 Y2 JP H036772Y2
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JP
Japan
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movable body
support groove
case
groove
slide pin
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JP1983052833U
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JPS59158667U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本案は、オーデイオラツクその他の箱の扉の開
閉を、扉を押すとロツクされ、再度押すと前記ロ
ツクが解放されるプツシユラツチ機構を有する開
閉装置に関し、その構造を簡易にして組立てを容
易化し、かつ作動を確実化するものである。
扉の開閉装置において、扉を押すとロツクさ
れ、再度押すと前記ロツクが解除されるプツシユ
ラツチ機構を有する開閉装置はすでに公知で、例
えば、実開昭57−56957号公報に開示された、ケ
ースなどの固定側に設けられたエンドレスの係合
溝と、ケース内のスライド可能な可動体に、その
スライド方向と直交する方向に設けられた支持溝
内の両方にわたつてボールがはめ込まれたものが
ある。しかし、ボールは支持溝との接触面積が小
さく、その長さ方向に容易に転動する。例えば、
第6図において、係止部Aにあつたボールが支持
溝を介して可動体で押されてガイド辺Cに達すれ
ば、ボールは矢印の方向に移動し問題はない。し
かし、扉を介して可動体がケース内に押入される
際に振動が生じたり、可動体の押入速度が余りに
も遅いような場合には、第6図の係止部Aにあつ
たボールがガイド辺Cに達するまでに、支持溝に
沿つてボールが第6図において下方に移動する場
合が生じ、そのまま可動体がケース内内に押入さ
れると、ボールは矢印と逆の方向に移動するか
ら、可動体のロツクが不能になる場合が生じる問
題を有している。
本案はエンドレスの係合溝を有するプツシユラ
ツチ機構における前記の問題を解決するもので、
ケース内に、その内外方向にスライド可能な可動
体を有し、ケースまたはこれに固定された板の可
動体と相対する面に、可動体のスライド方向の両
端部に係止部を有するエンドレスの係合溝が設け
られ、係合溝と相対する可動体の面に、それのス
ライド方向と直交する方向に長く、しかも係合溝
の全体と重なる長さにされるとともに、その長さ
方向の相対した面が平行された支持溝を有し、一
端が係合溝に挿入されたスライドピンの他端が支
持溝内にスライド可能に挿入され、かつ支持溝側
のスライドピンがその支持溝の長さ方向に直交す
る方向の断面が四角形にされた所要の長さの四角
柱状にされ、この支持溝の長さ方向の両側面がそ
の支持溝の長さ方向の相対した面に面接合され、
可動体が扉の固定手段を有し、ばねでケースの外
方に付勢されたことを要旨とする。
本案の装置を第1〜8図の実施例について説明
すると、1は合成樹脂製などのケース、2はケー
ス1の一側壁に設けられた開口部からその内部
に、ケース1の内外方向にスライド可能にかつ先
端をケース1の外部に突出させて挿入された可動
体で、これは合成樹脂などの非磁性材で枠状に形
成され、その内部にフエライトなどの永久磁石3
がはめ込まれている。4は可動体2の先端側、す
なわち、ケース1に突出した方の端部側の両側面
に取付けられた鉄などの磁性金属製の吸着板で、
これらは可動体2の先端よりもやや突出させてあ
るが、可動体2の先端と面一にしてもよい。そし
て、吸着板4は可動体2とともにスライドできて
それと移動不能に取付ければよく、この例では可
動体2の両側面に形成された凹部に吸着板4をは
め込んで移動不能にしているが、接着するなど任
意である。5は可動体2をケース1の外方に付勢
するためにケース1内の奥側に設けられたばねで
ある。
6は可動体2と重ねる状態にされてケース1内
にはめ込まれた受板、7は受板6の可動体2と相
対する面に形成されたエンドレス状で、その可動
体2のスライド方向と同方向の両端部に係止部を
有する係合溝で、第6図の例では、ケース1の側
壁で係合溝7の可動体2の先端側の端部を閉鎖さ
せているから、その係合溝7の端部を開口させて
いるが、第7図のようにエンドレスにすることも
可能である。8は可動体2の底板6と相対する面
において、ばね5側の端部に、可動体2のスライ
ド方向と直交方向に長く形成された支持溝で、こ
れは係合溝7の全体と重なる長さにされている。
そして、この支持溝8の長さ方向の相対した面は
平行にされている。9は支持溝8内に一端がスラ
イド可能に挿入され、他端が係合溝7内に挿入さ
れたスライドピンで、その支持溝8内に挿入され
た端部がこの支持溝8の長さ方向に直交する方向
の断面が四角形にされた所要の長さの四角柱状に
され、この支持溝8の長さ方向の両側面が支持溝
8の長さ方向の相対した面に面接合されて、両者
の接触面積が大きくされている。スライドピン9
の係合溝7に挿入された端部は係合溝7内を移動
させることが可能であればよく、断面は丸でも角
形でもよい。10は受板6と重ねてケース1内に
はめ込まれた底板で、これは受板6と一体にする
こともできる。
上記の構成において、係合溝7はケース1の内
面に設けることも可能であり、また、吸着板4を
除いて磁石3で直接に扉に固着された被吸着板を
吸着させることもできる。
係合溝7の構造は、公知のそれと同じである。
すなわち、可動体2の先端側の係合溝7の端部に
係止部Aを有し、係合溝7の突出部Bにおいて、
係止部Aと相対する辺が、可動体2のスライド方
向に対し直交する方向の斜面となつたガイド辺C
にされ、突出部Bのガイド辺Cと反対側の辺が、
ガイド辺Cと同方向に傾斜したガイド辺Dになつ
ている。そして、ガイド辺Dの係止部A側に寄つ
た端部に係止部A側にへこんだ係止部Eが形成さ
れ、係止部Eと相対した係合溝7の外周辺部がガ
イド辺Dと逆方向に傾斜させたガイド辺Fが形成
され、かつガイド辺Dと相対し、係止部A側に寄
つたガイド辺Fの端部に連続してばね5側にへこ
んだ支承部Gが設けられている。係止部Eはスラ
イドピン9が係止可能にされている。
この開閉装置は第13図に示すように、ケース
1がオーデイオラツクその他の箱体11の側壁内
面に、可動体2の先端側を箱体の口部側にして固
着される。そして、扉12の内面に可動体2と係
合可能に磁性金属製の被吸着板13が固着され
る。すなわち、扉を閉じたときは、被吸着板13
を、磁石3の磁力が作用した吸着板4で吸着する
ことで扉に閉じた状態を維持させる。そして、扉
を閉じたときは、スライドピン9が係合溝7の係
止部Eに係止されることで、可動体2がケース1
内にロツクされている。
扉を開くときは、それを軽く押すと、可動体2
がケース1内にはいつてスライドピン9が、第6
図において係止部Eからガイド辺F側に移動す
る。ガイド辺Fに当つたスライドピン9は、支持
溝8内をスライドしながらガイド辺Fに沿つて係
合溝7の端部まで移動して停止する。ここで扉を
押すことを中止すると、可動体2はばね5でケー
ス1の外方に付勢されており、スライドピン9の
前方が解放されるから、スライドピン9が、第6
図の係合溝7において下側の部分を係止部Aまで
移動して、可動体2を第4図のようにケース1か
ら突出させ、扉を少し開く。以後は扉を持つて、
それを吸着板4から分離させて開く。
扉を閉じるときは、それを可動体2に接合し、
かつそれを押すと可動体2がケース1内に押入さ
れる。一方、スライドピン9はガイド辺Cに当
り、かつそれに沿つて移動して支承部Gに達する
と停止するからここで扉を押すことを中止する。
押すことが中止された可動体2はばね5の力でケ
ース1の外方に移動し、スライドピン9がガイド
辺Dに当り、かつそれに沿つて係止部Eに達して
停止し、可動体2はケース1内にロツクされる。
そして、扉は吸着板4に吸着され、閉じた状態を
維持する。
第9〜10図は他の実施例で、磁石3の奥側の
端部に、それに対して直角方向に突出する突出部
14が設けられ、それがケース1の内面に設けら
れた掛止溝15内にはめ込まれて、磁石3がケー
ス1に移動不能に取付けられている。したがつ
て、扉を開くために第10図のように可動体2を
ケース1外に突出させたときは、それと吸着板4
のみが移動し磁石3はケース1内に残つて、磁石
3と吸着板4との重なり部分がなくなるから、吸
着板4で扉を吸着固定しておくことが不能とな
る。すなわち、この例では、扉を開くと同時に、
それが磁石3の磁力から解放されているから、扉
をより容易に開きうる。
磁石3は扉を固定するものであるが、これは他
の固定手段に変えることもでき、その例を第11
〜12図に示した。これは、可動体2の先端側
に、それと重なる係合体16を有し、かつその先
端において可動体2と相対する部分に係合突部1
7が設けられている。そして、扉に固定される被
係合体18に係合突部17とかみ合う係合片19
が設けられたもので、第11図のように、ケース
1内に可動体2がロツクされると、それと係合体
16が係合突部17とかみ合つた係合片19を挾
持し、扉を固定する。可動体2が解放されると、
係合片19を第12図のように解放するものであ
る。その他、実開昭55−128862号に開示された、
可動体に設けられたボールを、扉に固定された支
持体内にかみ合わせることで、扉を固定するなど
任意の固定手段を採用できる。
この装置による扉の開閉は上記のとおりで、可
動体2のスライドに伴つてスライドピン9は係合
溝8に沿つてその内部を環状に移動するのに従つ
て、支持溝8内をその長さ方向にスライドする。
しかし、スライドピン9の支持溝8内に挿入され
た端部は、この支持溝8の長さ方向の両側面が支
持溝8の長さ方向の相対した面に所要の長さにわ
たつて面接合しているから、支持溝8とスライド
ピン9との接触面積が大きくなる。したがつて、
支持溝8の長さ方向におけるスライドピン9の移
動が両者間の摩擦で規制され、ケース1が取付け
られた箱体が振動したり、ケース1内に押入され
るときの可動体2の速度が遅く、係合溝7の係止
部Aからガイド辺Cに移動するときの速度が遅く
ても、スライドピン9が支持溝8内をその長さ方
向に不必要に移動することはほとんど不可能であ
る。このため、スライドピン9は係合溝7のガイ
ド辺C,D,Fその他の係合溝7の内周壁に接し
たときのみに、それに沿つて支持溝8内をその長
さ方向に移動させることができるから、スライド
ピン9は係合溝7内をその矢印の方向に常に移動
し、可動体2を確実にロツクすることができる。
スライドピン9の支持溝8内に挿入された端部
における支持溝8の長さ方向の両側面を、この支
持溝8の長さ方向の相対した面に面接合させるよ
うにした結果、それの支持溝8の長さ方向の寸法
は、スライドピン9の係合溝7に挿入される端部
の大きさに無関係に大きくでき、それと支持溝8
との摩擦を任意に大きくできるから、支持溝8内
におけるスライドピン8の自由な移動の規制をよ
り確実にかつ容易に行いうる。
【図面の簡単な説明】
図面は本案の実施例を示し、第1図は平面図、
第2図は正面図、第3図は拡大断側面図、第4図
は可動体が突出した拡大断側面図、第5図は受板
と底板とを除いた底面図、第6図は底板の拡大平
面図、第7図は係合溝の他の例の底板の拡大平面
図、第8図はスライドピンの拡大正面図、第9図
はケースに磁石が係止された例の断側面図、第1
0図は第9図の例で可動体が突出した断側面図、
第11図は固定手段の他の例の断側面図、第12
図は第11図の例で可動体が突出した断側面図、
第13図は使用状態の断側面図である。 1:ケース、2:可動体、3:磁石、4:吸着
板、5:ばね、6:受板、7:係合溝、8:支持
溝、9:スライドピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケース内に、その内外方向にスライド可能な可
    動体を有し、ケースまたはそれに固定された板の
    可動体と相対する面に、可動体のスライド方向の
    両端部に係止部を有するエンドレスの係合溝が設
    けられ、係合溝と相対する可動体の面に、それの
    スライド方向と直交する方向に長く、しかも係合
    溝の全体と重なる長さにされるとともに、その長
    さ方向の相対した面が平行された支持溝を有し、
    一端が係合溝に挿入されたスライドピンの他端が
    支持溝内にスライド可能に挿入され、かつ支持溝
    側のスライドピンがその支持溝の長さ方向に直交
    する方向の断面が四角形にされた所要の長さの四
    角柱状にされ、この支持溝の長さ方向の両側面が
    その支持溝の長さ方向の相対した面に面接合さ
    れ、可動体が扉の固定手段を有し、ばねでケース
    の外方に付勢された扉の開閉装置。
JP5283383U 1983-04-09 1983-04-09 扉の開閉装置 Granted JPS59158667U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5283383U JPS59158667U (ja) 1983-04-09 1983-04-09 扉の開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP5283383U JPS59158667U (ja) 1983-04-09 1983-04-09 扉の開閉装置

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Publication Number Publication Date
JPS59158667U JPS59158667U (ja) 1984-10-24
JPH036772Y2 true JPH036772Y2 (ja) 1991-02-20

Family

ID=30183182

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5283383U Granted JPS59158667U (ja) 1983-04-09 1983-04-09 扉の開閉装置

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ITMI20041020A1 (it) * 2004-05-21 2004-08-21 Agostino Ferrari Spa Dispositivo di chiusura per mobili

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6233890Y2 (ja) * 1980-03-11 1987-08-29

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JPS59158667U (ja) 1984-10-24

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