JPH0211570Y2 - - Google Patents

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JPH0211570Y2
JPH0211570Y2 JP12832782U JP12832782U JPH0211570Y2 JP H0211570 Y2 JPH0211570 Y2 JP H0211570Y2 JP 12832782 U JP12832782 U JP 12832782U JP 12832782 U JP12832782 U JP 12832782U JP H0211570 Y2 JPH0211570 Y2 JP H0211570Y2
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movable body
suction
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door
tip
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Description

【考案の詳細な説明】 本案は、オーデイオラツクその他の箱体の扉の
開閉装置に関し、扉を開く場合の操作を容易にす
るものである。
オーデイオラツクその他箱体の扉の開閉装置に
おいて、扉を閉じるときはそれをやや強く押す
と、ラツチ装置が係止固定され、開くときは再度
扉をやや強く押すとラツチ装置の係止が解除さ
れ、かつ扉を箱体からやや分離させる開閉装置は
すでに公知である。しかし、この種の装置は、扉
を、それの裏面に固着された鉄板を開閉装置に設
けた永久磁石で吸着固定している。したがつて、
開くときに扉を磁石から分離することが必要で箱
体に大きな振動を与えるような場合が生じてい
る。この問題をを解決するために、箱体から扉を
分離させる、と同時に、磁石から扉を離すように
する開閉装置が提案されているが、扉から磁石を
分離するときのシヨツクが大きくなる難点があ
る。
本案はこの問題を解決するもので、ケースと、
それにその内外にスライド可能にかつ外方にスプ
リングで付勢して設けられた可動体間に、可動体
を押すとそれが係止固定され、それを再度押すと
前記係止が解除されるラツチ装置が設けられ、か
つ可動体の先端に磁石を使用した吸着体を有する
扉などの開閉装置において、可動体に長孔が、ケ
ースに溝部が互いに重なり、交差する方向にかつ
可動体のスライド方向に対し傾斜させて設けら
れ、その先端の吸着面と反対の側が吸着面よりも
巾狭になるように可動体のスライド方向に沿つた
面が斜面に形成された吸着体がその奥側の端部に
立設された支持軸が長孔と溝部に挿入されて可動
体に取付けられ、可動体がケース内に押入され、
吸着体の吸着面が可動体の先端とほぼ並んだとき
に、長孔の前側と溝部の奥側の端部に支持軸が位
置するようにし、しかも可動体が押出されたとき
に、吸着体側面の前記斜面が可動体のスライド方
向に向き、先端の吸着面が可動体の先端奥側にお
いて可動体先端に対して傾斜した面となり、長孔
の奥側と溝部の前側の端部に支持軸が位置するよ
うにされたことを要旨とする。
本案の装置を図面の実施例について説明する
と、1は断面凹形で、その長さ方向の一端が閉鎖
されたケース、2はケース1内にその長さ方向に
スライド可能に入れられた可動体で、これは断面
凹形に形成され、スライド方向の先端がケース1
から突出する長さにされている。なお、以下、可
動体2のケース1から突出した端部側、すなわ
ち、第3図の上側をケース1、可動体2などの前
側、前記と反対側、すなわち、第3図の下側をケ
ース1、可動体2などの奥側と称す。3は可動体
2の前側の端部の内部に設けられた吸着体で、こ
れは永久磁石4の両側面に金属板5が固着され、
かつ金属板5の扉と相対する吸着面6が磁石4よ
りやや突出させてある。しかし、吸着体3は永久
磁石のみで構成することも可能である。そして、
吸着体3は、その吸着面6の長さが、可動体2の
内部の巾に適合させられ、かつ吸着体3の吸着面
6と反対の側が吸着面6側よりも巾狭になるよう
に、可動体2の対向壁と相対する面が斜面になつ
ている。
7は吸着体3の吸着面6と反対の端部におい
て、可動体2と相対する面に突設された支持軸、
8は可動体2に、それのスライド方向に対し傾斜
させて設けられた長孔で、これを支持軸7が貫通
している。そして、長孔8は、吸着体3の吸着面
6が、第3図のように可動体2の先端面とほぼ並
び、かつ吸着面6の方がやや突出したときに、長
孔8の前側の端部に支持軸7が位置し、後端側が
吸着体3と可動体2の対向壁との間隔が大きい方
向に延びている。9は長孔8と重なる位置におい
て、ケース1の内面に形成された溝部で、これ
は、長孔8と交差する方向において、可動体2の
スライド方向に対して傾斜した傾斜部と、その奥
側の端部に連続して形成された可動体2のスライ
ド方向と平行な直線部とで構成されている。そし
て、溝部9は、吸着体3が、第3図のように吸着
面6が可動体2の先端面とほぼ並んだときに、前
記傾斜部の奥側の端部が長孔8の前側端部と重な
り、前側の端部が長孔8と同じ側に延びている。
そして、溝部9にも支持軸7の先端が挿入されて
いる。溝部9も長孔にすることもできる。
10はケース1と可動体2間に構成されたラツ
チ装置である。11はラツチ装置10を構成す
る、可動体2の長さ方向と同方向に長くされて、
可動体2の奥側の部分に、それに重ねて設けられ
たスイング板で、その可動体2の前側の端部で可
動体2に軸12で取付けられている。そして、ス
イング板11が軸12の軸線方向に移動可能にす
るために、スイング板11の厚さよりも軸12が
長くされ、かつスイング板11の軸12を挿通す
る孔もやや大径にされている。13はスイング板
11の一方の長辺に形成された切欠部で、その前
側の口部に可動体2の奥側に延びるストツパ14
が、後側の口部には可動体2の前側に延びる係止
片15がそれぞれ形成されている。16は切欠部
13の奥側に、スイング板11の長さ方向と同方
向に長くされたガイドで、その可動体2の前側の
端部が可動体2から離れる方向に立起させてあ
る。17はスイング板11を切欠部13の方向に
付勢するばねで、付勢されたスイング板11は、
第4図のように、その係止片15が可動体2の一
方の対向壁に当つて停止し、このときガイド16
が可動体2のスライド方向とほぼ平行になるよう
にされている。18は係止片15が可動体2に当
つて停止したときに、ガイド16の重なる位置
に、可動体2にそのスライド方向とほぼ平行に長
く形成されたスリツトである。また、19はケー
ス1の内面に可動体2に向けて立設されたピンで
あつて、これは可動体2のスリツト18を挿通
し、可動体2がケース1内に挿入されたときにス
イング板11の係止片15の内側に係止される位
置に立設されている。そして、その先端部が可動
体2のラツチ装置10が設けられた表面に突出し
て前記スイング板11のガイド16に当接しうる
長さにされている。20は可動体2をケース1の
外方に付勢するためにケース1内に設けられたス
プリングである。21はケース1のふた、22は
ケース1に突設された取付板、23は箱体、24
は扉、25は扉24の内面に固着された鉄板であ
る。
この装置による扉の開閉は、第7図に例示する
ように、ケース1を箱体の上壁または下壁の内面
に吸着体3を前向きにして固着し、扉の内面にお
いて吸着体3と相対する位置に鉄板25を固着す
る。扉を閉じたときには、可動体2はスプリング
20を圧してケース1内に押入された状態を維持
している。これはラツチ装置10のピン19が係
止片15に係止されていることによる。このと
き、吸着体3は、その吸着面6が可動体2の先端
面とほぼ平行になりかつ可動体2よりもやや突出
しているから、吸着体3が鉄板25を吸着し、扉
に閉じた状態を維持させる。
扉を開くときは、それをやや強く押すと、可動
体2がケース1内にややはいることでラツチ装置
10のラツチが解除され、スプリング20の力で
第4図のように、可動体2がケース1外に押し出
され、扉を少し開いた状態にする。一方、可動体
2がケース1外に押し出されると、吸着体3も可
動体2と共に移動するが、吸着体3に固着突設さ
れた支持軸7は、可動体2の長孔8とケース1の
溝部9に挿入されている。そして、長孔8と溝部
9とは、共に可動体2のスライド方向に対し傾斜
し、かつその傾斜方向は逆にされて互いに交差す
る状態となつて重なつているから、可動体2のス
ライドに従つて長孔8と溝部9との重なる位置は
変つてゆく。したがつて、可動体2がケース1の
外部に出るようにスライドすると、可動体2が、
その長孔8を介して支持軸7を溝部9に沿つてそ
の奥側から前側に移動させ、支持軸7は可動体2
の巾方向に移動する。
この結果、可動体2のスライド方向における支
持軸7の移動距離は、可動体2の移動距離に比し
て小さく、第4図のように、可動体2がケース1
外に十分に出たときには、吸着体3は、その吸着
面6が可動体2の先端面よりもその内方に位置
し、かつ支持軸7が可動体2の巾方向に動くか
ら、吸着面6は可動体2の先端面に対して傾斜し
た状態になる。
すなわち、ケース1の外方に可動体2がスライ
ドすると、可動体2が扉を箱体から離し、かつ吸
着体3を扉の鉄板25から分離させる。鉄板25
からの吸着体3の分離は、支持軸7が可動体2の
巾方向に移動することで、吸着面6の一端から行
なわれるから、吸着面の全体を同時に分離させる
場合に比して、分離を容易で静かに行うことがで
き、シヨツクをきらうオーデイオラツクなどにお
いても扉を静かに吸着体3から解放できる。
扉を閉じるときは、扉を介して可動体2をケー
ス1内に押入すると、支持軸7が前記と逆に、支
持軸7を可動体2が、溝部9に沿つてその前側か
ら奥側に移動させ、可動体2がラツチ装置10で
固定されたときには第3図のように吸着面6は可
動体2の先端からやや突出し、鉄板25を介して
扉に固定状態を維持させる。
この実施例のラツチ装置10よる可動体2の固
定と解放は、固定時には、第3図のように、ケー
ス1に立設されたピン19がスイング板11の係
止片15に係止されている。ここで可動体2がケ
ース1内に押入されたのち解放されると、スイン
グ板11がケース1の奥側に移動し、可動体2か
ら離れる方向に少し立起させられたガイド16の
立起部がピン19の側部に位置する。この結果、
スイング板11が、ばね17の力で第3図で左方
に移動し、ピン19上にガイド16が重なる。こ
のときには、扉を押すことが中止されており、ス
イング板11はピン19上に載つた状態になり、
可動体2はスプリング20で付勢されているか
ら、スイング板11はピン19に引掛ることな
く、スリツト18によつて可動体2が第4図のよ
うにケース1外に大きく突出する。
扉を介して可動体2がケース1内に押入される
と、スイング板11の曲線になつた端部がピン1
9に当り、スイング板11は第4図で右方に回動
する。係止片15の先端がピン19を通過し、ス
トツパ14にピン19が当ると、可動体2は停止
する。ここで扉を押すことを中止すると、可動体
2がケース1の外方に少し動き、同時にスイング
板11がばね17の力で図面で左方に回動するか
ら、第3図のように、ピン19が切欠部13内に
位置し、係止片15がピン19に引掛つて可動体
2を固定するものである。
この実施例では、ラツチ装置10として、スイ
ング板とピンからなるものを示したが、例えば、
実公昭45−29360号公報に開示されたように、可
動体にエンドレスで、その一部に係止用の折曲部
を有する凹溝が設けられ、ケースには、可動体の
スライド方向と直角方向に係止溝を有し、これら
の溝にまがつてボールがはめ込まれたラツチ装
置、可動体がエンドレスの凹溝を有し、ケースに
一端が軸着された棒体の他端のかぎ部が凹溝内に
係止されたラツチ装置などの各種の構成からなる
ラツチ装置がすでに知られているが、可動体を押
すと、それが係止され、再度押すと前記の係止が
解除される任意の構成のラツチ装置が使用可能で
ある。
上記のように、本案は、可動体2とケース1と
に、互いに交差して重なり、かつ可動体2のスラ
イド方向に対して傾斜させた長孔8と溝部9とに
吸着体3に突設した支持軸7を挿入することで、
可動体2の移動距離に比して吸着体3の移動距離
を小さくして、吸着体3に吸着した扉を、可動体
2で吸着体3から分離可能にした。したがつて、
可動体2で少し開いた扉を磁石から分離する手間
を不要にできる、とともに、扉からの吸着体3の
分離は吸着面6の端部から行うから、吸着体3を
扉から容易にかつ静かに分離できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本案の実施例を示し、第1図は正面図、
第2図は側面図、第3図は可動体をケース内に押
入したときのふたを除いた平面図、第4図は可動
体をケースから突出させたときのふたを除いた平
面図、第5図はA−A線拡大断面図、第6図はB
−B線断面図、第7図は使用状態の側面図であ
る。 1:ケース、2:可動体、3:吸着体、6:吸
着面、7:支持軸、8:長孔、9:溝部、10:
ラツチ装置、11:スイング板、20:スプリン
グ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケースと、それにその内外にスライド可能にか
    つ外方にスプリングで付勢して設けられた可動体
    間に、可動体を押すとそれが係止固定され、それ
    を再度押すと前記係止が解除されるラツチ装置が
    設けられ、かつ可動体の先端に磁石を使用した吸
    着体を有する扉などの開閉装置において、可動体
    に長孔が、ケースに溝部が互いに重なり、交差す
    る方向にかつ可動体のスライド方向に対し傾斜さ
    せて設けられ、その先端の吸着面と反対の側が吸
    着面よりも巾狭になるように可動体のスライド方
    向に沿つた面が斜面に形成された吸着体の奥側の
    端部に立設された支持軸が長孔と溝部に挿入され
    て可動体に取付けられ、可動体がケース内に押入
    され、吸着体の吸着面が可動体の先端とほぼ並ん
    だときに、長孔の前側と溝部の奥側の端部に支持
    軸が位置するようにし、しかも可動体が押出され
    たときに、吸着体側面の前記斜面が可動体のスラ
    イド方向に向き、先端の吸着面が可動体の先端奥
    側において可動体先端に対して傾斜した面とな
    り、長孔の奥側と溝部の前側の端部に支持軸が位
    置するようにされた扉などの開閉装置。
JP12832782U 1982-08-24 1982-08-24 扉などの開閉装置 Granted JPS5932069U (ja)

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JP12832782U JPS5932069U (ja) 1982-08-24 1982-08-24 扉などの開閉装置

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JP12832782U JPS5932069U (ja) 1982-08-24 1982-08-24 扉などの開閉装置

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JPS5932069U JPS5932069U (ja) 1984-02-28
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JP12832782U Granted JPS5932069U (ja) 1982-08-24 1982-08-24 扉などの開閉装置

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0315737Y2 (ja) * 1984-10-30 1991-04-05
JPS6143360U (ja) * 1984-08-24 1986-03-20 有限会社 東京巧作所 扉開閉用マグネツトキヤツチヤ−
JPS6113779U (ja) * 1984-06-29 1986-01-27 有限会社 東京巧作所 扉開閉用マグネツトキヤツチヤ−
JPH0735073Y2 (ja) * 1989-01-20 1995-08-09 三洋電機株式会社 蓋体のロツク装置

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JPS5932069U (ja) 1984-02-28

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