JPH07103739B2 - ファイリングキャビネット等における引出しの同時引き出し防止装置 - Google Patents

ファイリングキャビネット等における引出しの同時引き出し防止装置

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JPH07103739B2
JPH07103739B2 JP3159895A JP15989591A JPH07103739B2 JP H07103739 B2 JPH07103739 B2 JP H07103739B2 JP 3159895 A JP3159895 A JP 3159895A JP 15989591 A JP15989591 A JP 15989591A JP H07103739 B2 JPH07103739 B2 JP H07103739B2
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誠次 小熊
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Okamura Corp
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Okamura Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファイリングキャビネ
ット等において、複数の引出しを同時に引き出すことが
できないようにする装置に関する。
【0002】
【従来の技術】実公昭60−18105号公報には、フ
ァイリングキャビネット等において、複数の引出しを同
時に引出した際に生じる重心の前方移動による転倒のお
それを防止するための代表的な構成が記載されている。
これは、いずれか一つの引出しを引き出すと、それと連
動して上昇させられる停止素子が、他の引出しにおける
突出部の前側へ移動して、これらの引出しの引き出しを
不能とするものである。
【0003】しかし、このようなものにおいては、その
構成上、複数の引出しすべて同時に引き出すことは
可能であり、また地震等の不可抗力的な外力により、複
数の引出しが同時に飛び出てキャビネット転倒させ
る危険がある。
【0004】このような欠点を解消した装置としては、
例えば特開平2−241407号公報に記載されている
ように、各引出し毎に、別々のロック杆と作動カムと作
動ピンを設け、一つの引出しを引き出すと、他のロック
杆を拘束して、他の引出しを引き出すことができないよ
うにしたものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のこの種のもの
は、いずれも、構造が複雑であるとともに、作動は必ず
しも確実ではなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上下に
並ぶ複数の引出しを収容した筐体の内側面に、各引出し
と対応する高さに位置する複数の縦長孔と、各縦長孔の
前縁に続く前向きの進入孔とを内側面に設けた上下方向
の軸受筒を固着し、この軸受筒に、各引出しと対応する
高さにあり、上下に移動しうるとともに、内方を向く係
止ピンと後方を向く戻しピンを備える複数の回転体を
嵌合し、一方、各引出しの外側面には、それを引き出し
た際、前記係止ピンが嵌合することができ、かつ前端を
上下に開く案内斜面とした前後方向の案内溝を有するガ
イド部材を設けてなり、前記上下に並ぶ進入孔のピッチ
を、複数の引出しの上下方向のピッチと等しくし、かつ
前記上下に並ぶ係止ピンのピッチを、引出しのピッチと
異ならせてあり、しかも各係止ピンの位置を、対応する
引出しにおけるガイド部材の案内斜面に含まれる高さと
したことにより、上記課題は解決される。
【0007】
【作用】ひとつの引出しを引き出すと、それに対応する
係止ピンのみは、引出しにおけるガイド部材の案内溝
と、軸受筒における進入孔へ進入可能となる。しかし、
他の係止ピンは、それに対応する引出しにおけるガイド
部材の案内溝、並びに軸受筒における進入孔とは異なる
高さとなるので、他の引出しを引き出すことはできなく
なる。
【0008】
【実施例】図面は、上下に並ぶ同形同寸の4個の引出し
を備えるファイリングキャビネットに、本発明を適用し
た実施例を示す。なお、以下の説明において、内外と
は、ファイリングキャビネットの筐体の中央垂直面に対
するものを言い、また、筐体の入口側を前、奥を後と呼
ぶ。図示を省略したファイリングキャビネットの筐体の
内側面要所には、そのほぼ全高に亘って、保持枠(1)が
固着されている。
【0009】保持枠(1)は、平面形が外方を向く偏平
U形をなす基片(2)の前後片のより、それぞれ前
方及び後方を向く取付片(3)(3)を連設したものであ
る。基片(2)の内側面における前後方向の中央には、断
面円形の上下方向を向く軸受筒(4)が形成されている。
【0010】各引出しと対応する高さの個所において、
軸受筒(4)には、その後縁から90゜よりやや大きな角
度をもって前方を向く縦長孔(5)と、各縦長孔(5)の高
さ方向の中間部において、その前縁より、90゜よりや
や大きな角度をもって前方を向く進入孔(6)が穿設さ
れている。
【0011】縦長孔(5)と進入孔(6)の寸法および形状
は、後述する作用が適切に行われるように定められる。
【0012】軸受筒(4)には、各引出しと対応し、かつ
等高位置において、互いに直交する係止ピン(7)と戻し
ピン(8)が突設されている4本の筒状回転体(9)が、突
合せ状態で嵌合されている。
【0013】垂直の枢軸(10)がすべての回転体(9)を
貫通し、かつ軸受筒(4)の上下端より突出する枢軸(10)
の端部には、一端を軸受筒(4)内へ嵌合した抜止めカラ
ー(11)(12)が嵌合され、抜止めカラー(11)(12)は、頭部
が突出することのない抜止めピン(13)をもって、枢軸(1
0)に固着されている。
【0014】前記進入孔(6)の上下方向の幅は、係止ピ
ン(7)が進入しうる程度のものとし、かつ上下に並ぶ進
入孔(6)(6)のピッチは、重装された引出しのピッチと
等しくしてある。しかし、上下に並ぶ係止ピン(7)(7)
のピッチは、重装された引出しのピッチとは異ならせて
ある。
【0015】前記縦長孔(5)の前後方向の幅は、係止ピ
ン(7)が内方へ直角方向となり、かつ戻しピン(8)が、
後方を向きうるように定められている。
【0016】保持枠(1)の基片(2)の外側には、平面
形が外側方を向く偏平U形をなし、かつその前後片(14)
(14)の外端より、互いに対向する係合片(15)(15)を連設
した受枠(16)が嵌合固着されている。
【0017】対向する前後の係合片(15)(15)における各
係止ピン(7)と対応する個所には、図2に示すように、
摺動片(17)の前後縁が嵌合されている。
【0018】各回転筒(9)には、外方を向く突片(18)を
設けてあり、この突片(18)と対応する摺動片(17)の前後
方向の中央部との間に引張りばね(19)を張設してあ
る。かくして回転筒(9)は、係止ピン(7)が内方を向く
位置と前方を向く位置とに亘って、90゜の範囲で
オーバーセンター作用をする
【0019】摺動片(17)を係止ピン(7)とともに上下移
動させるために、回転筒(9)より外方へ向けて突設した
外向レバー(20)を、摺動片(17)に穿設した前後方向に長
係止孔(21)に嵌合係止してある。
【0020】図示しない引出しの側面要所には、図1に
示すように、前端を上下に拡開する案内斜面(22)(22)
し、かつ後端を閉塞した前後方向の案内溝(23)を有する
ガイド部材(24)が固着されている。各引出しのガイド部
材(24)の案内溝(23)は、進入孔(6)と等高としてある。
【0021】任意の引出しを引き出すと、ガイド部材(2
4)の案内斜面(22)(22)により案内されて、対応する位置
にある係止ピン(7)は、案内溝(23)の中へ嵌入して行
く。引出しをさらに引き出すと、係止ピン(7)は、案内
溝(23)の後端閉塞部に当接して、前方へ90゜前向回動
させられて、進入孔(6)の中へ入り、後方を向いていた
戻しピン(8)は内方を向く。
【0022】一つの係止ピン(7)が対応するガイド部
材(24)の案内溝(23)へ進入すると、他の係止ピン(7)
は、対応する進入孔(6)とは異なる高さとなるので、他
の引出しをあけることはできなくなる。
【0023】引出しを閉じると、内方を向いていた戻し
ピン(8)は、ガイド部材(24)の後面(もしくは引出しの
側面に、この目的のために設けた突起)に押されて後向
回動し、係止ピン(7)は内方を向いて、案内溝(23)へ入
る。
【0024】引出しをさらに後方へ移動させると、係止
ピン(7)は内方を向いたまま残る。
【0025】
【発明の効果】比較的簡単な構成で、一つの引出しを引
き出すと、他のすべての引出しは、引き出し不能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】筐体および引出しを省略して示す本発明の装置
の内方斜視図である。
【図2】保持枠の上部を外方より見た斜視図である。
【図3】図2のIII−III線における横断面図である。
【符号の説明】
(1)保持枠 (2)基片 (3)取付片 (4)軸受筒 (5)縦長孔 (6)進入孔 (7)係止ピン (8)戻しピン (9)回転体 (10)枢軸 (11)(12)抜止めカラー (13)抜止めピン (14)前後片 (15)係合片 (16)受枠 (17)摺動片 (18)片 (19)引張りばね (20)外向レバー (21)係止孔 (22)案内斜面 (23)案内溝 (24)ガイド部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に並ぶ複数の引出しを収容した筐体
    の内側面に、各引出しと対応する高さに位置する複数の
    縦長孔と、各縦長孔の前縁に続く前向きの進入孔とを内
    側面に設けた上下方向の軸受筒を固着し、この軸受筒
    に、各引出しと対応する高さにあり、上下に移動しうる
    とともに、内方を向く係止ピンと後方を向く戻しピン
    を備える複数の回転体を嵌合し、一方、各引出しの外側
    には、それを引き出した際、前記係止ピンが嵌合する
    ことができ、かつ前端を上下に開く案内斜面とした前後
    方向の案内溝を有するガイド部材を設けてなり、前記上
    下に並ぶ進入孔のピッチを、複数の引出しの上下方向の
    ピッチと等しくし、かつ前記上下に並ぶ係止ピンのピッ
    を、引出しのピッチと異ならせてあり、しかも各係止
    ピンの位置を、対応する引出しにおけるガイド部材の案
    内斜面に含まれる高さとしたことを特徴とするファイリ
    ングキャビネット等における引出しの同時引き出し防止
    装置。
JP3159895A 1991-06-05 1991-06-05 ファイリングキャビネット等における引出しの同時引き出し防止装置 Expired - Lifetime JPH07103739B2 (ja)

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JPH0673940A JPH0673940A (ja) 1994-03-15
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