JPH0432467Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0432467Y2 JPH0432467Y2 JP2952385U JP2952385U JPH0432467Y2 JP H0432467 Y2 JPH0432467 Y2 JP H0432467Y2 JP 2952385 U JP2952385 U JP 2952385U JP 2952385 U JP2952385 U JP 2952385U JP H0432467 Y2 JPH0432467 Y2 JP H0432467Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lock
- drawer
- interlocking
- pin
- rotating shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 14
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000003449 preventive effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
- Drawers Of Furniture (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、キヤビネツトや机等に取り付けた複
数箇の引き出しを同時にロツク又はロツク解除可
能に設けてなる連動ロツク装置に関する。
数箇の引き出しを同時にロツク又はロツク解除可
能に設けてなる連動ロツク装置に関する。
従来、上述ロツク装置としては第8図に例示し
た如きものが知られている。
た如きものが知られている。
これは横向きとした回転軸aの端部に固定され
ているピボツトbと、ロツクピンdが付設されて
いる縦装の連動バーcとを、上記ピボツトbの長
孔eに連動バーcの連動ピンfをスライド自在に
係合して連結し、上記回転軸aと回転式シリンダ
ー錠gは、回転軸aに固設したピボツトhの横長
孔iに上記回転式シリンダー錠gの偏心軸jをス
ライド自在に係合し、該偏心軸jの回転時の変位
量をもつて上記ピボツトhを上下方向へ回転する
ことにより上記回転軸aを回転し、これにより上
記ピボツトb、連動ピンfを介して連動バーcを
引き上げ上昇し、引き出しkの側板部に固定した
ガイド溝m付きロツク部材lの前端面l′と上記ロ
ツクピンdとを図示の0点で当接せしめて各引き
出しk……を同時にロツクする構成である。
ているピボツトbと、ロツクピンdが付設されて
いる縦装の連動バーcとを、上記ピボツトbの長
孔eに連動バーcの連動ピンfをスライド自在に
係合して連結し、上記回転軸aと回転式シリンダ
ー錠gは、回転軸aに固設したピボツトhの横長
孔iに上記回転式シリンダー錠gの偏心軸jをス
ライド自在に係合し、該偏心軸jの回転時の変位
量をもつて上記ピボツトhを上下方向へ回転する
ことにより上記回転軸aを回転し、これにより上
記ピボツトb、連動ピンfを介して連動バーcを
引き上げ上昇し、引き出しkの側板部に固定した
ガイド溝m付きロツク部材lの前端面l′と上記ロ
ツクピンdとを図示の0点で当接せしめて各引き
出しk……を同時にロツクする構成である。
尚、ロツク解除時は、上記ロツクピンdは下降
して図示のn点に保持させておくことにより、引
き出しkの引き出しにより上記ガイド溝mと係合
し、当該引き出しkは引き出される。
して図示のn点に保持させておくことにより、引
き出しkの引き出しにより上記ガイド溝mと係合
し、当該引き出しkは引き出される。
しかし、上述ロツク装置は、回転式シリンダー
錠gの偏心軸jによつてピボツトhを上下方向へ
回転する構成であるので、回転軸a及びシリンダ
ー錠gの取り付け高さがどうしても高くなりシリ
ンダー錠gは、キヤビネツトや机pの前面に幕板
qを設けて当該幕板qに取り付けなければならな
いので、幕板qが必要となる。
錠gの偏心軸jによつてピボツトhを上下方向へ
回転する構成であるので、回転軸a及びシリンダ
ー錠gの取り付け高さがどうしても高くなりシリ
ンダー錠gは、キヤビネツトや机pの前面に幕板
qを設けて当該幕板qに取り付けなければならな
いので、幕板qが必要となる。
このため、キヤビネツトや机pの加工が面倒と
なるばかりでなく、キヤビネツトや机等前面の引
き出しに対するデザイン上の自由度が制限され、
又シリンダー錠gの取り付け精度が要求されるの
で取り付けが面倒で、かつその取り付け位置を変
更できない等の問題点がある。
なるばかりでなく、キヤビネツトや机等前面の引
き出しに対するデザイン上の自由度が制限され、
又シリンダー錠gの取り付け精度が要求されるの
で取り付けが面倒で、かつその取り付け位置を変
更できない等の問題点がある。
そこで本考案は上述従来の問題点に鑑みて検討
の結果、回転軸の回転機構に、ピニオンとラツク
との噛合によるギヤ方式を採用し、該ラツクをシ
リンダープツシユ錠にて押圧作動させるよう構成
することによつて、上記回転軸の取り付け高さを
低くでき、キヤビネツト等の天板裏面への取り付
けを可能にすると共に、シリンダープツシユ錠は
引き出しの前板に取り付けることができ、この結
果幕板が不要となり、しかも上記ラツクとシリン
ダープツシユ錠を分離した関連構造としたことに
より簡単に取り付けができ、かつ解錠時に引き出
しを引き出した状態にあつて、シリンダープツシ
ユ錠を誤操作しても引き出しの押し込み動作に何
んら支障をきたすことなく、そのまま押し込むこ
とでロツクが可能となるようにするのが、その目
的である。
の結果、回転軸の回転機構に、ピニオンとラツク
との噛合によるギヤ方式を採用し、該ラツクをシ
リンダープツシユ錠にて押圧作動させるよう構成
することによつて、上記回転軸の取り付け高さを
低くでき、キヤビネツト等の天板裏面への取り付
けを可能にすると共に、シリンダープツシユ錠は
引き出しの前板に取り付けることができ、この結
果幕板が不要となり、しかも上記ラツクとシリン
ダープツシユ錠を分離した関連構造としたことに
より簡単に取り付けができ、かつ解錠時に引き出
しを引き出した状態にあつて、シリンダープツシ
ユ錠を誤操作しても引き出しの押し込み動作に何
んら支障をきたすことなく、そのまま押し込むこ
とでロツクが可能となるようにするのが、その目
的である。
即ち本考案は、引き出しの出し入れ動作でロツ
ク兼用転倒防止具のガイド溝により上下方向へ案
内されるロツクピンを付設した連動バーが、回転
軸の回転に連動して上昇されることにより上記ロ
ツクピンとロツク兼用転倒防止具の前端面とが当
接して各引き出しをロツクするよう設けてなる連
動ロツク装置において、上記回転軸にピニオンを
固設し、該ピニオンを、介在したバネにより前進
方向へ復帰力を付勢せしめてケース内へ前後移動
可能に配置したラツクと噛合させ、該ラツクをシ
リンダープツシユ錠にて押圧移動するようにして
上記回転軸を回転するよう設けて構成し、上述問
題点を解決したのである。
ク兼用転倒防止具のガイド溝により上下方向へ案
内されるロツクピンを付設した連動バーが、回転
軸の回転に連動して上昇されることにより上記ロ
ツクピンとロツク兼用転倒防止具の前端面とが当
接して各引き出しをロツクするよう設けてなる連
動ロツク装置において、上記回転軸にピニオンを
固設し、該ピニオンを、介在したバネにより前進
方向へ復帰力を付勢せしめてケース内へ前後移動
可能に配置したラツクと噛合させ、該ラツクをシ
リンダープツシユ錠にて押圧移動するようにして
上記回転軸を回転するよう設けて構成し、上述問
題点を解決したのである。
以下本考案の一実施例を図面に基づいて詳述す
れば、第1図ないし第5図に示したように、キヤ
ビネツト1の開口部近傍にあつて、左右方向へ架
設される回転軸2の端部には、先端部にフツク形
状の係合凹部3aを設けた回転アーム3を固定し
てあると共に、同軸2の略中間部にはピニオン4
を固定してある。
れば、第1図ないし第5図に示したように、キヤ
ビネツト1の開口部近傍にあつて、左右方向へ架
設される回転軸2の端部には、先端部にフツク形
状の係合凹部3aを設けた回転アーム3を固定し
てあると共に、同軸2の略中間部にはピニオン4
を固定してある。
上記回転軸2は、上記ピニオン4の左右両側部
にあつて、軸受5,5にて回転自在に支持されて
おり、該両軸受5,5には有底状のケース6を下
方から嵌着させ、これにより上記ピニオン4を覆
つている。
にあつて、軸受5,5にて回転自在に支持されて
おり、該両軸受5,5には有底状のケース6を下
方から嵌着させ、これにより上記ピニオン4を覆
つている。
上記ケース6の前面下部には開口部6aを設け
てあり、該開口部6aに前端部を臨ませた状態
で、上記ケース6にはラツク7が前後方向へ移動
自在にして、かつ上記ピニオン4と噛合させた状
態で内装してあると共に、第4、第5図の如く該
ピニオン4の後端面と、上記ケース6の後壁内面
に設けたバネ受け6bとに端部を夫々掛止して圧
縮バネ8を介在させ、該バネ8により上記ラツク
7は前方、つまり同上図において左方向へ復帰力
が付勢されている。
てあり、該開口部6aに前端部を臨ませた状態
で、上記ケース6にはラツク7が前後方向へ移動
自在にして、かつ上記ピニオン4と噛合させた状
態で内装してあると共に、第4、第5図の如く該
ピニオン4の後端面と、上記ケース6の後壁内面
に設けたバネ受け6bとに端部を夫々掛止して圧
縮バネ8を介在させ、該バネ8により上記ラツク
7は前方、つまり同上図において左方向へ復帰力
が付勢されている。
上記ラツク7を押圧作動するには、シリンダー
プツシユ錠9が用いられる。
プツシユ錠9が用いられる。
このシリンダープツシユ錠9は、本体9aから
前方へ突出するプツシユボタン9bと、該プツシ
ユボタン9bを本体9aに押し込むことで、該本
体9aの後端から後方へ突出されるロツド9cと
を備えている。
前方へ突出するプツシユボタン9bと、該プツシ
ユボタン9bを本体9aに押し込むことで、該本
体9aの後端から後方へ突出されるロツド9cと
を備えている。
又、上記本体9aの後端部には座板9dを備え
ている。
ている。
更にキヤビネツト1の側板1a内面に沿つて昇
降動作可能に配置される連動バー10の上端部に
は、連動ピン11が引き出し12側へ突出するよ
う横向きに固設してあると共に、下側部には、引
き出し12の数と、各引き出し12…の間隔に対
応させて複数箇のガイドピン13…を上記連動ピ
ン11の直下位置に夫々固定してある。
降動作可能に配置される連動バー10の上端部に
は、連動ピン11が引き出し12側へ突出するよ
う横向きに固設してあると共に、下側部には、引
き出し12の数と、各引き出し12…の間隔に対
応させて複数箇のガイドピン13…を上記連動ピ
ン11の直下位置に夫々固定してある。
上記連動バー10は、キヤビネツト1の側板1
a内面に縦設した取付溝1b内にあつて、該側板
1aにビス14止め等にて固定される複数箇のガ
イド15……により、昇降動可能に配置されてお
り、上記連動ピン11が上記回転アーム3に係支
されている。
a内面に縦設した取付溝1b内にあつて、該側板
1aにビス14止め等にて固定される複数箇のガ
イド15……により、昇降動可能に配置されてお
り、上記連動ピン11が上記回転アーム3に係支
されている。
上記連動バー10は自重によつて下降するが、
その下降動作が確実にして、かつ速やかに行なわ
れるよう、一端を連動バー10に他端を上記ガイ
ド15に夫々掛止して張設した補助バネ16が同
バー10を下方へ弾撥付勢している。
その下降動作が確実にして、かつ速やかに行なわ
れるよう、一端を連動バー10に他端を上記ガイ
ド15に夫々掛止して張設した補助バネ16が同
バー10を下方へ弾撥付勢している。
又、上記各引き出し12の側板12aの外側面
には、上記ロツクピン13と対応してロツク兼用
転倒防止具17が夫々固定してある。
には、上記ロツクピン13と対応してロツク兼用
転倒防止具17が夫々固定してある。
上記ロツク兼用転倒防止具17は、引き出し1
2の出し入れ方向にあつて、後端入口部18bか
ら前端面17aに開口する前端入口部18aへ傾
斜下降するガイド溝18を凹設して、上記ロツク
ピン13がスライドし、かつ係脱自在なるよう案
内可能なる如く係合するようにしてあると共に、
引き出し12の押し込み時に、上記ロツクピン1
3を押し上げ可能な傾斜面17bが、上記ガイド
溝18の後端入口部18bから後端部へ傾斜下降
して形成されている。
2の出し入れ方向にあつて、後端入口部18bか
ら前端面17aに開口する前端入口部18aへ傾
斜下降するガイド溝18を凹設して、上記ロツク
ピン13がスライドし、かつ係脱自在なるよう案
内可能なる如く係合するようにしてあると共に、
引き出し12の押し込み時に、上記ロツクピン1
3を押し上げ可能な傾斜面17bが、上記ガイド
溝18の後端入口部18bから後端部へ傾斜下降
して形成されている。
又、上記回転アーム3は、第3図に実線で示し
た傾斜下降位置から同図中二点破線で示した位置
まで僅かに回転するだけで、各引き出し12……
を連動ロツクするようにしてあり、又前記ピニオ
ン4、ラツク7は、その左右両側の軸受5,5を
キヤビネツト1の天板1c裏面に直接固定して
も、動作上何んら支障がない構造としてあるの
で、前記回転軸2は、上記両軸受5,5と、同軸
2の端部近傍を支持した軸受5′を、上記天板1
cの裏面に図示しないビスにて固定して回転可能
なるよう上記キヤビネツト1に架設される。
た傾斜下降位置から同図中二点破線で示した位置
まで僅かに回転するだけで、各引き出し12……
を連動ロツクするようにしてあり、又前記ピニオ
ン4、ラツク7は、その左右両側の軸受5,5を
キヤビネツト1の天板1c裏面に直接固定して
も、動作上何んら支障がない構造としてあるの
で、前記回転軸2は、上記両軸受5,5と、同軸
2の端部近傍を支持した軸受5′を、上記天板1
cの裏面に図示しないビスにて固定して回転可能
なるよう上記キヤビネツト1に架設される。
ここで、上記各軸受5,5′には、上記回転軸
2の軸承が可能であり、かつ連動ピン11をキヤ
ツチすることも可能なキヤツチ部5aが設けてあ
り、従つて上記回転軸2の軸受と、転倒防止の為
である上記連動ピン11のキヤツチとを兼用した
ものが用いられているから、上記天板1cの裏面
にあつて、上記連動ピン11を上昇限位置でキヤ
ツチ可能に上記構成とした他の軸受5″を下向き
にビス止め等にて固定することになる。
2の軸承が可能であり、かつ連動ピン11をキヤ
ツチすることも可能なキヤツチ部5aが設けてあ
り、従つて上記回転軸2の軸受と、転倒防止の為
である上記連動ピン11のキヤツチとを兼用した
ものが用いられているから、上記天板1cの裏面
にあつて、上記連動ピン11を上昇限位置でキヤ
ツチ可能に上記構成とした他の軸受5″を下向き
にビス止め等にて固定することになる。
又、上記キヤツチ部5aは、上記回転軸2及び
連動ピン11の外径と略同等の内径を有するキヤ
ツチ孔部5bの下部に、狭幅開口部5cを連設
し、該狭幅開口部5cから上記回転軸2及び連動
ピン11を強制的に押し込むことで上記キヤツチ
孔部5bに嵌合保持される構造としてある。
連動ピン11の外径と略同等の内径を有するキヤ
ツチ孔部5bの下部に、狭幅開口部5cを連設
し、該狭幅開口部5cから上記回転軸2及び連動
ピン11を強制的に押し込むことで上記キヤツチ
孔部5bに嵌合保持される構造としてある。
又、上記連動バー10にはストツパー19を設
けてあり、このストツパー19がガイド15の上
端縁等と係合することで連動バー10は所定の下
降限、つまり上記ロツクピン13が第3図に示し
た〓点に保持されて、引き出し12の引き出しに
より、該ロツクピン13がロツク兼用転倒防止具
17のガイド溝における前端入口部18aに導入
される位置に保持させてある。
けてあり、このストツパー19がガイド15の上
端縁等と係合することで連動バー10は所定の下
降限、つまり上記ロツクピン13が第3図に示し
た〓点に保持されて、引き出し12の引き出しに
より、該ロツクピン13がロツク兼用転倒防止具
17のガイド溝における前端入口部18aに導入
される位置に保持させてある。
上述のように回転軸2及びピニオン4、ラツク
7は軸受5,5′にてキヤビネツト1の天板1c
裏面に取り付けられ、これに対応して前記シリン
ダープツシユ錠9は、引き出し12の前板1bに
穿設した取付孔12cに嵌着し、そのロツド9c
により上記ラツク7を押圧移動可能に固定され
る。
7は軸受5,5′にてキヤビネツト1の天板1c
裏面に取り付けられ、これに対応して前記シリン
ダープツシユ錠9は、引き出し12の前板1bに
穿設した取付孔12cに嵌着し、そのロツド9c
により上記ラツク7を押圧移動可能に固定され
る。
第6図は本案装置を両袖机20の引き出しロツ
ク装置とした使用例、第7図はキヤビネツト1の
引き出しロツク装置とした使用例を夫々示してい
る。
ク装置とした使用例、第7図はキヤビネツト1の
引き出しロツク装置とした使用例を夫々示してい
る。
尚、第2図において21は引き出し12レール
を示している。
を示している。
而して上記構成において、ロツク解除時は、第
4図に明示したように、ラツク7はバネ8により
押されて前進位置に保持されており、一方、回転
軸2は第2図の矢印A方向へ回転されて、回転ア
ーム3は第3図に示す実線による傾斜下降の位置
に保持されており、これよつて連動バー10は下
降限にあり、ロツクピン13は同図の○イ点に保持
されている。
4図に明示したように、ラツク7はバネ8により
押されて前進位置に保持されており、一方、回転
軸2は第2図の矢印A方向へ回転されて、回転ア
ーム3は第3図に示す実線による傾斜下降の位置
に保持されており、これよつて連動バー10は下
降限にあり、ロツクピン13は同図の○イ点に保持
されている。
上記解除状態で引き出し12を引き出すと、ロ
ツク兼用転倒防止具17のガイド溝前端入口部1
8aから、ロツクピン13はガイド溝18に導入
されるが、該ガイド溝18は前方へ傾斜下降して
設けてあるので、引き出し12の引き出し力は、
上記ガイド溝18の下部傾斜面18cによりロツ
クピン13に押し上げ力として作用する。
ツク兼用転倒防止具17のガイド溝前端入口部1
8aから、ロツクピン13はガイド溝18に導入
されるが、該ガイド溝18は前方へ傾斜下降して
設けてあるので、引き出し12の引き出し力は、
上記ガイド溝18の下部傾斜面18cによりロツ
クピン13に押し上げ力として作用する。
よつて、ロツクピン13は押し上げられ、これ
により連動バー10は連動ピン11を伴なつて上
昇し、上記ロツクピン13はガイド溝18の後端
入口部18bの位置で押し上げ限度である図示の
○ハ点となる。
により連動バー10は連動ピン11を伴なつて上
昇し、上記ロツクピン13はガイド溝18の後端
入口部18bの位置で押し上げ限度である図示の
○ハ点となる。
この時、連動ピン11は軸受5″のキヤツチ部
5aにキヤツチされ、図示の○ハ′点に保持される
ので、上記ロツクピン13は上記○ハ点に保持さ
れ、転倒防止ロツクの状態となる。
5aにキヤツチされ、図示の○ハ′点に保持される
ので、上記ロツクピン13は上記○ハ点に保持さ
れ、転倒防止ロツクの状態となる。
更に引き出し12を引き出すと、上記ロツクピ
ン13は○ハ点に保持されたままでガイド溝18と
の係合は外れ、引き出し12は引き出される。
ン13は○ハ点に保持されたままでガイド溝18と
の係合は外れ、引き出し12は引き出される。
又、上記転倒防止ロツク機能を持たない場合
は、上記ガイド溝18との係合が解かれたロツク
ピン13が傾斜面17bに沿つて下降して○イ点に
復帰するので、他の引き出しを引き出すことがで
きる。
は、上記ガイド溝18との係合が解かれたロツク
ピン13が傾斜面17bに沿つて下降して○イ点に
復帰するので、他の引き出しを引き出すことがで
きる。
しかし、同時に、又は前後して複数箇の引き出
し12……が引き出されると、当該引き出し12
……の重量及び収納物の重量によつてキヤビネツ
ト1の重心は前方へ移動することにより当該キヤ
ビネツト1が転倒することがある、そこで上述の
ように転倒防止ロツク状態とすれば一箇の引き出
し12が引き出されている間は、他の引き出し1
2を引き出そうとすると、そのロツク兼用転倒防
止具の前端面と、これと対応して連動バー10に
設けてあるロツクピンとが当接し、引き出しの引
き出しは阻止され、このようにして上述の如き転
倒は防止される。
し12……が引き出されると、当該引き出し12
……の重量及び収納物の重量によつてキヤビネツ
ト1の重心は前方へ移動することにより当該キヤ
ビネツト1が転倒することがある、そこで上述の
ように転倒防止ロツク状態とすれば一箇の引き出
し12が引き出されている間は、他の引き出し1
2を引き出そうとすると、そのロツク兼用転倒防
止具の前端面と、これと対応して連動バー10に
設けてあるロツクピンとが当接し、引き出しの引
き出しは阻止され、このようにして上述の如き転
倒は防止される。
又、引き出した引き出し12を押し込むと、○ハ
点位置にあるロツクピン13は後端入口部18b
からガイド溝18に導入され、更に引き出し12
を押し込むと、その押し込み力はガイド溝18の
上部傾斜面18dによりロツクピン13は押し下
げ力として作用するので、当該ロツクピン13は
ガイド溝18に沿つて下降し、引き出し12を閉
じた時点で、ロツクピン13はガイド溝18から
外れ、図示の○イ点位置に下降復帰するから、連動
バー10は下降限となり、連動ピン11は図示の
○イ′点位置に戻る。
点位置にあるロツクピン13は後端入口部18b
からガイド溝18に導入され、更に引き出し12
を押し込むと、その押し込み力はガイド溝18の
上部傾斜面18dによりロツクピン13は押し下
げ力として作用するので、当該ロツクピン13は
ガイド溝18に沿つて下降し、引き出し12を閉
じた時点で、ロツクピン13はガイド溝18から
外れ、図示の○イ点位置に下降復帰するから、連動
バー10は下降限となり、連動ピン11は図示の
○イ′点位置に戻る。
上記開錠状態で、シリンダープツシユ錠9のプ
ツシユボタン9bを第5図に示した如くプツシユ
すると、ロツド9cは突出してラツク7をバネ力
に抗して押圧後退するので、ピニオン4は第4図
の位置から反時計回り方向へ回転する。
ツシユボタン9bを第5図に示した如くプツシユ
すると、ロツド9cは突出してラツク7をバネ力
に抗して押圧後退するので、ピニオン4は第4図
の位置から反時計回り方向へ回転する。
これにより回転軸2は第2図の矢印A方向へ回
転アーム3を伴なつて回転し、上記ラツク7の押
圧後退エンドで上記回転アーム3は第3図の実線
位置から二点破線で示した位置まで回転し、連動
ピン11を○イ′点から○ロ′点位置まで引き上げる。
転アーム3を伴なつて回転し、上記ラツク7の押
圧後退エンドで上記回転アーム3は第3図の実線
位置から二点破線で示した位置まで回転し、連動
ピン11を○イ′点から○ロ′点位置まで引き上げる。
これによつて連動バー10は上昇するのでロツ
クピン13は○イ点から○ロ点位置に上昇して保持さ
れる。
クピン13は○イ点から○ロ点位置に上昇して保持さ
れる。
つまり、上記○ロ点位置は、○ハ点位置と同様にロ
ツク兼用転倒防止具17の前端面17aにロツク
ピン13が当接する位置であるが、前述の転倒防
止ロツクしたロツクピン13の位置○ハ点よりも上
記○ロ点は下方に位置する。
ツク兼用転倒防止具17の前端面17aにロツク
ピン13が当接する位置であるが、前述の転倒防
止ロツクしたロツクピン13の位置○ハ点よりも上
記○ロ点は下方に位置する。
従つて、上記各ロツクピン13が上記○ロ点位置
に保持されていることにより各引き出し12……
は連動ロツクされる。
に保持されていることにより各引き出し12……
は連動ロツクされる。
又、上記シリンダープツシユ錠9によつてロツ
クした場合の連動ピン11は、第3図の○ロ′点位
置にあつて、これより上昇されないので、シリン
ダープツシユ錠9によるロツク時に、連動ピン1
1のキヤツチ力はすべての部材に作用することは
ない。
クした場合の連動ピン11は、第3図の○ロ′点位
置にあつて、これより上昇されないので、シリン
ダープツシユ錠9によるロツク時に、連動ピン1
1のキヤツチ力はすべての部材に作用することは
ない。
又、上記ロツク解除は、シリンダープツシユ錠
9の図示されていないキーの回動操作を行うこと
により、当該プツシユボタン9bと共にロツド9
cは第4図に示した状態に前進復帰するので、ラ
ツク7はバネ8の弾撥力によつて前進復帰され、
これによりピニオン4は図において時計回り方向
へ回転されるので、回転軸2は第2図の矢印
A′方向へ回転アーム3を伴なつて回転し、該回
転アーム3は下降するので、連動ピン11は図示
の○イ′点に復帰し、これにより連動バー10を介
してロツクピン13も図示の○イ点位置に下降復帰
し、各引き出し12……のロツクは解降される。
9の図示されていないキーの回動操作を行うこと
により、当該プツシユボタン9bと共にロツド9
cは第4図に示した状態に前進復帰するので、ラ
ツク7はバネ8の弾撥力によつて前進復帰され、
これによりピニオン4は図において時計回り方向
へ回転されるので、回転軸2は第2図の矢印
A′方向へ回転アーム3を伴なつて回転し、該回
転アーム3は下降するので、連動ピン11は図示
の○イ′点に復帰し、これにより連動バー10を介
してロツクピン13も図示の○イ点位置に下降復帰
し、各引き出し12……のロツクは解降される。
以上説明したように本考案に係る連動ロツク装
置は構成されているから、回転軸2の回転機構
を、回転軸2にピニオン4を固定し、該ピニオン
4にラツク7を噛合した構造としたので、取り付
け高さを低くできることによりキヤビネツト1等
の天板1c裏面へ取り付けができ、これにより幕
板は不要となり、このため引き出し12を図示例
の如き内づけはもとより、外づけ、即ち上下、左
右すべてのかぶせ状態にて取り付けでき、キヤビ
ネツト1等の加工を簡易化できるだけでなく、キ
ヤビネツト1前面の引き出し12……に対する仕
様及びデザイン上の自由度を拡大でき、又回転軸
2を取り付けた後、ラツク7、バネ8を内装した
カバー6を、軸受5に嵌着するだけの容易な操作
によつて上記ラツク7、バネ8を組み込みできる
ので、精度上の問題もなく、極めて簡単に取り付
けができ、更に解錠時、引き出し12を引き出し
た状態にあつて、間違つてシリンダープツシユ錠
9のプツシユボタン9bをプツシユしてしまいロ
ツド9cがラツク7側へ突出しても、引き出し1
2を押し込んで元に戻す動作には、何んら支障を
きたすことはなく、そのまま引き出し12を押し
込むことで、上記ロツド9cがラツク7を押圧移
動してロツクすることができる。
置は構成されているから、回転軸2の回転機構
を、回転軸2にピニオン4を固定し、該ピニオン
4にラツク7を噛合した構造としたので、取り付
け高さを低くできることによりキヤビネツト1等
の天板1c裏面へ取り付けができ、これにより幕
板は不要となり、このため引き出し12を図示例
の如き内づけはもとより、外づけ、即ち上下、左
右すべてのかぶせ状態にて取り付けでき、キヤビ
ネツト1等の加工を簡易化できるだけでなく、キ
ヤビネツト1前面の引き出し12……に対する仕
様及びデザイン上の自由度を拡大でき、又回転軸
2を取り付けた後、ラツク7、バネ8を内装した
カバー6を、軸受5に嵌着するだけの容易な操作
によつて上記ラツク7、バネ8を組み込みできる
ので、精度上の問題もなく、極めて簡単に取り付
けができ、更に解錠時、引き出し12を引き出し
た状態にあつて、間違つてシリンダープツシユ錠
9のプツシユボタン9bをプツシユしてしまいロ
ツド9cがラツク7側へ突出しても、引き出し1
2を押し込んで元に戻す動作には、何んら支障を
きたすことはなく、そのまま引き出し12を押し
込むことで、上記ロツド9cがラツク7を押圧移
動してロツクすることができる。
更に又、上記ロツド9cとラツク7との突き合
わせ面積の範囲で取付け誤差を吸取でき、かつ取
付位置の変更も可能であり、又、引き出し12を
引き出した際、引き出し前板12bの裏面に突起
等が全く突出しないので使用上も安全である等幾
多の実用的効果がある。
わせ面積の範囲で取付け誤差を吸取でき、かつ取
付位置の変更も可能であり、又、引き出し12を
引き出した際、引き出し前板12bの裏面に突起
等が全く突出しないので使用上も安全である等幾
多の実用的効果がある。
第1図は本考案に係る連動ロツク装置の実施例
を示した一部の斜視図、第2図は同実施例の使用
状態を示した一部の正面図、第3図は第2図にお
ける−線矢視縦断側面図、第4図、第5図は
同実施例における回転軸の回転機構部分を夫々示
した開錠時と施錠時の各縦断側面図、第6図、第
7図は同実施例を両袖机とキヤビネツトの引き出
しロツク装置として夫々使用した場合の使用例を
示した各斜視図、第8図は従来の連動ロツク装置
を示した分解斜視図である。 2……回転軸、4……ピニオン、6……ケー
ス、7……ラツク、8……バネ、9……シリンダ
ープツシユ錠、10……連動バー、11……連動
ピン、12……引き出し、13……ロツクピン、
17……ロツク兼用転倒防止具、17a……前端
面、18……ガイド溝。
を示した一部の斜視図、第2図は同実施例の使用
状態を示した一部の正面図、第3図は第2図にお
ける−線矢視縦断側面図、第4図、第5図は
同実施例における回転軸の回転機構部分を夫々示
した開錠時と施錠時の各縦断側面図、第6図、第
7図は同実施例を両袖机とキヤビネツトの引き出
しロツク装置として夫々使用した場合の使用例を
示した各斜視図、第8図は従来の連動ロツク装置
を示した分解斜視図である。 2……回転軸、4……ピニオン、6……ケー
ス、7……ラツク、8……バネ、9……シリンダ
ープツシユ錠、10……連動バー、11……連動
ピン、12……引き出し、13……ロツクピン、
17……ロツク兼用転倒防止具、17a……前端
面、18……ガイド溝。
Claims (1)
- 引き出しの出し入れ動作でロツク兼用転倒防止
具のガイド溝により上下方向へ案内されるロツク
ピンを付設した連動バーが、回転軸の回転に連動
して上昇されることにより上記ロツクピンとロツ
ク兼用転倒防止具の前端面とが当接して各引き出
しがロツクされるよう構成された連動ロツク装置
において、上記回転軸にピニオンを固設し、該ピ
ニオンと、介在したバネにより前進復帰力を付勢
せしめた状態にてケース内に前後移動可能なるよ
う配置したラツクとを噛合させ、シリンダープツ
シユ錠は、該ラツクを同錠にて押圧移動すること
で上記回転軸への回転力が伝達される位置に設け
てなる連動ロツク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2952385U JPH0432467Y2 (ja) | 1985-03-01 | 1985-03-01 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2952385U JPH0432467Y2 (ja) | 1985-03-01 | 1985-03-01 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61146362U JPS61146362U (ja) | 1986-09-09 |
JPH0432467Y2 true JPH0432467Y2 (ja) | 1992-08-04 |
Family
ID=30528409
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2952385U Expired JPH0432467Y2 (ja) | 1985-03-01 | 1985-03-01 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0432467Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-03-01 JP JP2952385U patent/JPH0432467Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61146362U (ja) | 1986-09-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5257860A (en) | Drawer lock mechanism including push button latch | |
US7857401B2 (en) | Anti-tip interlocking linkage mechanism for vertical cabinets | |
US4303287A (en) | Locking mechanism for a storage cabinet | |
CA2687112C (en) | Drawer lock mechanism | |
US7104619B2 (en) | Anti-tip interlocking linkage mechanism for vertical cabinets | |
JPS62502858A (ja) | ヨコ型ファイル用ロック機構 | |
US3998508A (en) | Gang locking mechanism | |
US4168103A (en) | Drawer-lock device | |
US4804876A (en) | Cabinet with latch mechanism | |
JPH0432467Y2 (ja) | ||
JPH0438384A (ja) | ロック装置 | |
JPS5814220Y2 (ja) | 複数段の抽斗を有するキヤビネツト等の前倒防止装置 | |
JP2519796B2 (ja) | ロック装置 | |
JP2601073Y2 (ja) | 荷物等自動受け渡しボックス | |
JP4351119B2 (ja) | 引き戸用のロック装置 | |
JPH0728363Y2 (ja) | 引出、扉等のラッチ装置 | |
JPH0432466Y2 (ja) | ||
JP3733173B2 (ja) | 扉の係止装置及びこれを用いた両開き扉の係止装置 | |
JP4643422B2 (ja) | 引き戸及び引き戸用のロック装置 | |
JPH0319777Y2 (ja) | ||
JPS6123578Y2 (ja) | ||
JPH0421480Y2 (ja) | ||
JP2588850Y2 (ja) | 多段抽斗式キヤビネツトのロツク装置 | |
JPH0651448U (ja) | 抽斗の施錠および安全係止装置 | |
JPH0533191Y2 (ja) |