JP3914444B2 - スライドレール - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、引出し、あるいは機器類を本体側から引出した時、最大引出し状態で一旦摺動不能となし、さらに、点検、修理等のため引出し、あるいは機器類を本体側より抜き出す必要がある時、所定の操作で移動側レールが共に抜き出され、その後、再び装着し、所定の操作で移動側レールが収納されるスライドレールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の、上記スライドレールは断面略C字形の固定側メンバーと、固定側メンバーに摺動自在となした断面略C字形の中間メンバー(移動側支持メンバー)と、中間メンバー(移動側支持メンバー)に摺動自在となした断面略C字形の移動側メンバーと、上記各メンバー間でボールを回転自在に保持するボールリテーナー等からスチール材にて構成されるスライドレールは、各メンバーの最大伸長状態で摺動不能にロックさせる着脱レバー、ストッパー等が各メンバー間に形成されていた。
【0003】
この為、中間メンバー(移動側支持メンバー)に対し最大伸長状態で摺動不能となった移動側メンバーを中間メンバー(移動側支持メンバー)に収納する場合は、中間メンバー(移動側支持メンバー)の前端部に指先を位置させ、移動側メンバーの内面側に設けた着脱レバーを押さえながら、移動側メンバーを押し込むので、爪、或いは指先が、中間メンバー(移動側支持メンバー)の鋭利な小口面に衝突し、苦痛をともなうだけでなく、怪我をする危険があった。
又、機器類(移動側メンバー)を抜き出した状態では、中間メンバー(移動側支持メンバー)が本体から突出した状態となっているので、点検あるいは修理作業中に不用意に身体の一部(特に頭部)が、飛び出した中間メンバー(移動側支持メンバー)の小口面、特に前端角部に衝突し、怪我をする危険もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、移動側メンバーの収納時のロック解除操作と点検作業等が安全に行えるスライドレールを提供する事を目的とする。
【0005】
【課題を解決する為の手段】
そこで、上記課題を解決する為、本発明の第1の手段として構成したところは、少なくとも移動側メンバーと、移動側メンバーを摺動自在に保持する移動側支持メンバーよりなり、移動側メンバーの最大伸長状態で、移動側支持メンバーに形成されたストッパー突片に移動側メンバーにもうけられた着脱レバーが一旦摺動不能状態にロックされ、着脱レバーの操作によって、移動側メンバーを移動側支持メンバーより抜き出し可能、且つ収納可能としたスライドレールにおいて、着脱レバーの位置に対応する移動側支持メンバーの前端部に、合成樹脂製の装着案内部材が設けられ、装着案内部材は、移動側支持メンバーのストッパー突片が貫通する嵌挿孔と、取付状態でストッパー突片間を閉塞する閉塞突部と、閉塞突部に連設され移動側支持メンバーのストッパー突片の前端と基板の小口面をカバーする指詰め防止部と、指詰め防止部の上下端部に連設されて、移動側支持メンバーの上下折曲縁の小口面をカバーする小口面より大きい緩衝部と、緩衝部の内側端部と指詰め防止部の外側端部の後方に突出して連設され、移動側支持メンバーと移動側メンバーの上下折曲縁間に位置する案内突条と、案内突条の後端部間に形成された取付基部と、取付基部と閉塞突部間に形成された基板嵌合孔が一体に形成されている ものである。
【0006】
次に、本発明が第2の手段として構成したところは、上記第1の手段として構成したところに加え、指詰め防止と緩衝部は、上下方向中央部側が前方に突出する緩やかな弓形状に連設され、取付状態で、移動側メンバー収納時ストッパーが指詰め防止部に衝突した時の緩衝用間隙を移動側支持メンバーの小口面間に有しているものである。
【0009】
【実施例】
以下、第1実施例を図面に基づいて説明する。
図1〜図2において、符号100はスライドレールを示し、スライドレール100は、固定側メンバー1と、固定側メンバー1に摺動自在に保持された移動側支持メンバー(以下中間メンバーと云う。)2と、中間メンバー2にボールリテーナー4に回転自在に保持されたボール44・・・を介して摺動自在に保持された移動側メンバー3より構成されている
【0010】
すなわち、固定側メンバー1は、基板10と、上下折曲縁11、11よりチャンネル型に形成され、上下折曲縁11、11内面と中間メンバー2の外面間に位置する複数個のボール13・・・を介して、中間メンバー2を摺動自在に保持している。複数個のボール13・・・は、固定側メンバー1のほぼ半分程度の長さとなした略C字形のリテーナー12・・・に回転自在に保持されている。
そして、固定側メンバー1の基板10の後端部には、中間メンバー2の収納時ストッパー15が形成され、基板10の前端部には前記リテーナー12の引出し方向への移動範囲を規制するリテーナー前ストッパー(図示せず。)が形成され、基板10の中間部には中間メンバー2の方向に突出するストッパー部19が形成されている。
【0011】
中間メンバー2は、固定側メンバー1とほぼ同長で、基板20と上下折曲縁21、21より固定側メンバー1と同方向の略チャンネル型に形成され、上下折曲縁21、21の外面に、摺動方向に渡って前記ボール13・・・が転動する外面側ボール摺動溝22、22を有し、上下折曲縁21、21の内面に、摺動方向に渡ってボール44・・・が転動するボール摺動溝23、23を有している。
そして、基板20の後端部には、中間メンバー2の最大引出し時に、前端部が前記固定側メンバー1のリテーナー前ストッパー(図示せず。)に当接したリテーナー12の後端に当接して、中間メンバー2の最大引出し量を規制するリテーナー後ストッパー25が形成され、基板20の後部所定位置に、移動側メンバー3が最大収納状態となった時、ボールリテーナー4の後端部が当接するボールリテーナー後端ストッパー26、26が形成されている。
【0012】
そして、基板20の後端部には、前記固定側メンバー1のストッパー部19に対応して、中間メンバー2が固定側メンバー1対して最大伸長状態で、移動側メンバー3が中間メンバー2に対し若干でも前方に摺動した時、ストッパー部19の前側に係合し、中間メンバー2の固定側メンバー1に対する収納方向への摺動を阻止するロック部材9が、回動自在で後端部が外方に突出して設けられ、基板20前端部には、移動側メンバー3が最大伸長状態となった時、後記する着脱レバー6に係合するストッパー突片61、61が形成されると共に、合成樹脂製の装着案内部材5が取り付けられている。
尚、ロック部材9は、常にストッパー部19に係合する方向に付勢され、移動側メンバー3の上下折曲縁31、31の後端部が収納方向へ移動する事によって、係合状態が解除される。
【0013】
移動側メンバー3は、固定側メンバー1とほぼ同長に形成され、ボールリテーナー4に保持されたボール44・・・を介して摺動自在な大きさで、金属製の細条板の短手両端部を外向き円弧状に折り曲げて形成された、外面長手方向にボール44・・の摺動面33、33を有する上下折曲縁31、31と基板30より断面略C字型に形成されている。
【0014】
そして、基板30の内面所定位置に着脱レバー6が設けられ、中間メンバー2に対し、引出し方向に摺動し、最大引出し位置に達した状態で、着脱レバー6が中間メンバー2のストッパー突片61、61に係合して停止する。この状態で、中間メンバー2は固定側メンバー1に対し最大伸長状態となっており、ロック部材9は、ストッパー部19の前側に係合しているので、固定側メンバー1と中間メンバー2と移動側メンバー3は一旦摺動不能状態となる。
次に、着脱レバー6とストッパー突片61の係合状態を指先で解除する事で、移動側メンバー3は中間メンバー2より抜き出しあるいは収納可能となる。 一方、移動側メンバー3が中間メンバー2に最も収納された状態で、装着案内部材5の一部に当接する移動側メンバー収納時ストッパー35が、基板30の前端部に形成されている。
【0015】
ボールリテーナー4は、帯状金属板にて中間メンバー2の半分程度の長さとし、前記中間メンバー2と移動側メンバー3の基板20、30間に挿入可能な大きさのコ字形基板40と、コ字形基板40の両端部よりL字形に突出し、中間メンバー2と移動側メンバー3の各上下折曲縁21、21、31、31間に位置する上下突出縁41、41より断面略コ字形に形成され、上下突出縁41、41の摺動方向に複数個のボール44・・・を回転自在に保持している。
そして、移動側メンバー3が最大引出し位置に達した状態で、前記装着案内部材5に前端部が当接し、移動側メンバー3が中間メンバー2より前方に引き出された状態で、装着案内部材5の一部に当接する。
【0016】
図6、図7に中間メンバー2の先端部分と装着案内部材5を示し、装着案内部材5は、図7に示すように中間メンバー2のストッパー突片61、61が貫通する嵌挿孔51、51と、取付状態でストッパー突片61、61間を閉塞する閉塞突部52と、閉塞突部52に連設され中間メンバー2のストッパー突片61、61の前端と基板20の小口面をカバーする指詰め防止部53と、指詰め防止部53の上下端部に連設されて、中間メンバー2の上下折曲縁21、21の小口面をカバーする小口面より大きい緩衝部54、54と、緩衝部54、54の上端内側に後方に突出して連設され、中間メンバー2の外面ボール摺動溝22、22の外面に位置し、後記する案内突条55、55と共に、上下折曲縁21、21を挟み込む位置決め突部541、541と、位置決め突部541、541より所定寸法内側で、緩衝部54、54の内側端部と指詰め防止部53の外側端部の後方に突出して連設され、中間メンバー2と移動側メンバー3の上下折曲縁21、21、31、31間に位置する案内突条55、55と、案内突条55、55の後端部間に形成された取付基部56と、取付基部56と閉塞突部52間に形成された基板嵌合孔57等より合成樹脂材にて一体に構成されている。
【0017】
そして、基板嵌合孔57には、中間メンバー2のストッパー突片61、61の後方の基板20に形成された前側嵌合部201が嵌合し、取付基部56の裏面側には上下方向に所定寸法離間し、中間メンバー2の前側嵌合部201の後方に形成された略コ字形の後側嵌合孔202、202に嵌合し、嵌合突片203が内側に嵌合する嵌合脚部58、58が設けられ、嵌合脚部58、58の前端裏面側端面には基板嵌合孔57側に突出し、前側嵌合部201の後端裏面に係止する係止突部581、581が形成され、取付基部56の表面側後端上下方向中央部には、表面側が裏面側に傾斜して、中間メンバー2の基板20に形成された逃がし孔204に、先端部が位置する着脱レバー案内部59が後方に突出して形成されている。 符号531は、指詰め防止部53の補強突条を示している。
【0018】
そして、指詰め防止部53と補強突条531と緩衝部54、54は、上下方向中央部側が前方に突出する緩やかな弓形状に連設され、取付状態で、中間メンバー2の小口面間に所定の間隙を設け、移動側メンバー3の移動側メンバー収納時ストッパー35が指詰め防止部53に衝突した時の緩衝用間隙50を形成している。
【0019】
装着案内部材5は、上記の如く構成され次のようにして中間メンバー2に装着される。
まず、基板嵌合孔57内にストッパー突片61、61が位置し、取付基板56が前側嵌合部201の内側に重なる位置で、案内突条55、55の一方を、中間メンバー1のボール摺動溝23に嵌合し、次に取付基板56等を彎曲させて他方の案内突条55をボール摺動溝23に嵌合させる。
【0020】
続いて、装着案内部材5を中間メンバー2の後方側に押しやると、嵌合脚部58、58が前側嵌合部201に当接しながら、取付基板56等が彎曲に変形した状態で後方に移動し、嵌合脚部58、58が後側嵌合孔202、202に位置した状態で、彎曲した取付基板56の弾性で、嵌合脚部58、58及び係止突部581、581が後側嵌合孔202、202に落ち込み装着音が発生する。
この状態で、緩衝部54、54は中間メンバー2の上下折曲縁21、21の前端小口面に当接し、同時に係止突部581、581が後側嵌合孔202、202に落ち込んでいるので、装着案内部材5は前後方向に移動する事はない。
次に、取付基板56を指先で嵌合突片203側に強く押しつけると、嵌合脚部58、58が後側嵌合孔202、202に嵌合し、同時に、係止突部581、581が前側嵌合部201の後端裏面に係止し、係止音が発生し、装着案内部材5の取付は完了する。
この状態で、着脱レバー案内部59が後方に突出して、先端部が逃がし孔204に内に位置している。
【0021】
着脱レバー6は、移動側メンバー3の基板30内面所定位置にリベット等にて取付られる固定部60と、基板30側に変移可能な弾性を有する弾性変移部62と、弾性変移部62の前端上下端部に形成され、前記ストッパー突片61、61と係合するロック係合部63、63と、ロック係合部63、63の前端部に連設されたヘの字形の操作部64より板バネ材にて形成されている。
【0022】
本発明は上記の如く構成され、固定側メンバー1に中間メンバー2移動側メンバー3が完全に収納された状態から、機器類(移動側メンバー3)が引き出されると、ロック部材9は移動側メンバー3の上下折曲縁31、31の内面に弾性接触し、着脱レバー6の操作部64の外面がボールリテーナー4に弾性接触しているので、中間メンバー2も固定側メンバー1に対し同時に移動し、同時に、リテーナー12も中間メンバー2の移動量の半分の移動量をもって前方に移動し、やがて、リテーナー12の前端は固定側メンバー1のリテーナー前ストッパー(図示せず。)に当接して停止し、同時に、中間メンバー2のリテーナー後ストッパー25がリテーナー前ストッパー(図示せず。)に当接したリテーナー12の後端に当接して停止する。
【0023】
次に、停止した中間メンバー2に対し移動側メンバー3が前方に摺動し、上下折曲縁31の後端が、ロック部材9の前方に位置すると、ロック部材9は弾性によって回動し、後端部が、ストッパー部19の前側に係合し、中間メンバー2の固定側メンバー1に対する収納方向への摺動を阻止する。
そして、更に機器類(移動側メンバー3)を引き出すと、リテーナー4も移動側メンバー3の移動量の半分の移動量をもって前方に移動し、やがて、着脱レバー6の操作部64の外面が、着脱レバー案内部59に接触しながら、中間メンバー2の基板20から、装着案内部材5の取付基部56及び中間メンバー2の前側嵌合部201に接触して移動し、ストッパー突片61、61を乗り越えた後、ロック係合部63、63がストッパー突片61、61に係合して、移動側メンバーの摺動は停止する。すなわち、着脱レバー6は着脱レバー案内部59の案内によって、スムーズな移動が可能となり、移動側メンバー3の摺動過程でその摺動力が大きく変化することがない。
【0024】
上記の状態で、固定側メンバー1と中間メンバー2は、ロック部材9とストッパー部19の係合、リテーナー前ストッパー(図示せず。)とリテーナー12及びリテーナー後ストッパー25の当接によって摺動不能となり、中間メンバー2と移動側メンバー3は、着脱レバーと6とストッパー突片61、61の係合によって、摺動不能となり、スライドレール100は最大伸長状態が維持される。
次に、修理、点検の必要から機器類と共に、移動側メンバー3を中間メンバー2から抜き出す場合は、指先で、着脱レバー6の操作部64を移動側メンバー3の基板30側に押さえ込んで、ロック係合部63、63とストッパー突片61、61との係合を解除した状態を維持しながら、移動側メンバー3を前方に摺動させる。
【0025】
次に、抜き出された移動側メンバー3を固定側メンバー1から突出した状態で摺動不能となった中間メンバー2に装着する場合は、移動側メンバー3の摺動面33、33に、装着案内部材5の案内突条55、55の内側を外嵌させながら中間メンバー2に差し込み、やがて、ボール44、44を摺動面33、33に位置させて、さらに収納方向に移動させると、着脱レバー6の弾性変移部62がストッパー突片61、61を乗り越えた後、ロック係合部63、63がストッパー突片61、61と係合し、移動側メンバー3は中間メンバー2に対し摺動不能状態となる。
【0026】
次に、指先で、着脱レバー6の操作部64を移動側メンバー3の基板30側に押さえ込んで、ロック係合部63、63とストッパー突片61、61との係合を解除する。この時、閉塞突部52によって、ストッパー突片61、61間が閉塞されているので、不測に指先をストッパー突片61、61間に潜り込ます事がなく安全である。
そして、ロック係合部63、63とストッパー突片61、61との係合を解除した状態を維持しながら、移動側メンバー3を中間メンバー2に収納していく。
この時、中間メンバ2の前端部には合成樹脂製の指詰め防止部53が設けられているので、直接中間メンバー2の鋭利な小口面に衝突したり、或いは、ストッパー突片61、61間に侵入して指先を傷つける事はない。
【0027】
さらに、移動側メンバー3が更に中間メンバー2に収納されていくと、移動側メンバー3の折曲縁31の後端部が、ストッパー部19に係合しているロック部材9を回動させて、両者の係合状態を解除した状態を維持しながら、同時に中間メンバー2は移動側メンバー3と共に固定側メンバー1に収納され、やがて、上下折曲縁21、21の後端面が、固定側メンバー1の収納時ストッパー15に当接して、中間メンバー2の摺動は停止し、ほぼ同時に、移動側メンバ3の移動側メンバー収納時ストッパー35が指詰め防止部53の前面に当接して移動側メンバー3の摺動は停止する。
【0028】
尚、スライドレールは使用される個所に応じて、適宜構成のスライドレールが選択されるものであるから、本発明は、スライドレールの構成を限定するものではなく、引き出される機器類と直接連結されるメンバーを移動側メンバーとし、移動側メンバーを直接摺動可能に支持するメンバーを移動側支持メンバーとするものである。
すなわち、実施例では、中間メンバー2が移動支持メンバーとなり、固定側メンバーと移動側メンバーからなるスライドレールでは、固定側メンバーが移動支持メンバーとなるものである。
【0029】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、指先で、着脱レバーのロック状態を解除する時、ストッパー突片間が閉塞突部によって閉塞されているので、不測に指先をストッパー突片間に潜り込ます事がなく安全である。
そして、着脱レバーのロックを解除した状態を維持しながら、移動側メンバーを移動側支持メンバーに収納していくとき、移動側支持メンバーの前端部には合成樹脂製の指詰め防止部が設けられているので、直接移動側支持メンバーの鋭利な小口面に衝突したり、或いは、ストッパー突片間に侵入して指先を傷つける事はない。
さらに、移動側支持メンバーの前端部に移動側支持メンバーの小口面を覆う合成樹脂製の緩衝部を設けたので移動側メンバーを抜き出した状態で、点検等の作業中に、不用意に身体の一部(特に頭部)が、移動側支持メンバーの小口面、特に前端角部に衝突しても、怪我をする事がなく安全である。
又、嵌挿孔と閉塞突部と指詰め防止部と緩衝部案内突条と取付基部と基板嵌合孔が一体に形成されているので、部品点数が少なくなり安価に製作できる。
【0030】
請求項2に記載の発明によれば、前記効果に加え、指詰め防止と緩衝部は、上下方向中央部側が前方に突出する緩やかな弓形状に連設され、取付状態で、移動側メンバー収納時ストッパーが指詰め防止部に衝突した時の緩衝用間隙を移動側支持メンバーの小口面間に有しているので、移動側メンバーの収納時ストッパーが指詰め防止部に衝突した時に緩衝効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のスライドレールの斜視図
【図2】 図1のA−A線拡大断面図
【図3】 本発明のスライドレールの一部正面図
【図4】 図3のB−B線要部断面図
【図5】 図3のC−C線要部断面図
【図6】 中間メンバー(移動側支持メンバー)の前端部斜視図
【図7】 装着案内部材の斜視図
【図8】 着脱レバーの斜視図
【図9】 スライドレールの要部横断面図
【図10】 図9のD部拡大図
【図11】 図9のE部拡大図
【図12】 着脱レバーと着脱レバー案内部との関係を示す断面図
【符号の説明】
1 固定側メンバー
100 スライドレール
2 中間メンバー(移動側支持メンバー)
3 移動側メンバー
5 装着案内部材
53 指詰め防止部
54、54 緩衝部
9 ロック部材
Claims (2)
- 少なくとも移動側メンバーと、移動側メンバーを摺動自在に保持する移動側支持メンバーよりなり、移動側メンバーの最大伸長状態で、移動側支持メンバーに形成されたストッパー突片に移動側メンバーにもうけられた着脱レバーが一旦摺動不能状態にロックされ、着脱レバーの操作によって、移動側メンバーを移動側支持メンバーより抜き出し可能、且つ収納可能としたスライドレールにおいて、着脱レバーの位置に対応する移動側支持メンバーの前端部に、合成樹脂製の装着案内部材が設けられ、装着案内部材は、移動側支持メンバーのストッパー突片が貫通する嵌挿孔と、取付状態でストッパー突片間を閉塞する閉塞突部と、閉塞突部に連設され移動側支持メンバーのストッパー突片の前端と基板の小口面をカバーする指詰め防止部と、指詰め防止部の上下端部に連設されて、移動側支持メンバーの上下折曲縁の小口面をカバーする小口面より大きい緩衝部と、緩衝部の内側端部と指詰め防止部の外側端部の後方に突出して連設され、移動側支持メンバーと移動側メンバーの上下折曲縁間に位置する案内突条と、案内突条の後端部間に形成された取付基部と、取付基部と閉塞突部間に形成された基板嵌合孔が一体に形成されている事を特徴とするスライドレール。
- 指詰め防止と緩衝部は、上下方向中央部側が前方に突出する緩やかな弓形状に連設され、取付状態で、移動側メンバー収納時ストッパーが指詰め防止部に衝突した時の緩衝用間隙を移動側支持メンバーの小口面間に有してる事を特徴とする請求項1に記載のスライドレール。
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