JP5507215B2 - レール装置、シート部材供給装置、画像形成装置 - Google Patents

レール装置、シート部材供給装置、画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、レール装置、シート部材供給装置及び画像形成装置に関するものである。
特許文献1に記載のレール装置(スライドレール)には、支持レールとこの支持レールに移動可能に保持される移動レールとが設けられている。そして、支持レールと移動レールとの間には、支持レールに移動可能に支持されると共に、支持レールと移動レールとの間を転がるボールを備えたボール保持部材(ボールリテーナー)が設けられている。このボール保持部材は、ボールとこのボールを支持する支持板とから構成されており、移動レールが支持レールに対して移動すると、支持レール内を移動するようになっている。
さらに、支持レールの先端部には、移動レールを支持レールの先端部から引き抜く際に、先端側に移動したボール保持部材の支持板と擦れて支持レールの先端側にボール保持部材を摩擦力で保持する樹脂製のストッパー部材が設けられている。 このように、支持レールの先端側にボール保持部材を保持することで、引き抜かれた移動レールを支持レールの先端部から装着する際に、移動レールの装着側の端部が、ストッパー部材との摩擦力で支持レールの先端側に保持されたボール保持部材のボールに支持されるようになっている。
この場合、摩擦による接触力でボール保持部材を保持するため、位置精度により保持力が変動し易く、また接触面が磨耗することで保持力が径時的に低下しやすい。
また、ボール保持部材の保持力が変動するため、初期の保持力を大きく設定する必要があり、移動レールの引き抜き及び装着力の増加に繋がっていた。
特開平9−252863号公報
本発明の課題は、移動レールを支持レールの先端部から引き抜いた際に、ボール保持部材の支持板と樹脂製のストッパー部材との摩擦力によってボール保持部材を支持レールの先端側で保持する場合よりも、ボール保持部材が変位または、変形することで発生する移動レールを引く抜く際の抵抗を低減し、また、ボール保持部材の磨耗による保持力の変動を抑え安定した保持力でボール保持部材を支持レールの先端側で保持することを目的とする。
本発明の請求項1に係るレール装置は、支持レールと、前記支持レールへ前記支持レールの先端部から引き抜き可能に装着され、前記支持レールに対して移動する移動レールと、前記支持レールと前記移動レールとの間に設けられ、前記移動レールを前記支持レールに対して相対的に移動させるのに伴って回転すると共に前記支持レールの長手方向から見て対向するように配置される複数のボールを保持し、前記支持レール内を前記支持レールの長手方向へ移動可能とされるボール保持部材と、前記支持レールの先端部に設けられ、前記支持レールの長手方向から見て対向すると共に、前記支持レールと前記ボール保持部材との間に配置され、前記移動レールを前記支持レールの先端部から引き抜く動作に伴って、前記ボール保持部材に備えられた前記ボールを前記支持レールの先端側で保持し、前記移動レールを前記支持レールの先端部から前記支持レールへ装着する動作に伴って、先端側で保持した前記ボールを解放する一対の保持手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項2に係るレール装置は、請求項1に記載において、前記保持手段は、前記移動レールを前記支持レールの先端部から引き抜く動作に伴って、前記支持レール内を移動する前記ボール保持部材に備えられた前記ボールに押されて弾性変形及び復元して前記ボールを保持し、前記移動レールを前記支持レールの先端部から前記支持レールへ装着する動作に伴って、前記移動レールに当った前記ボールに押されて弾性変形及び復元して前記ボールを解放する保持部材であることを特徴とする。
本発明の請求項3に係るレール装置は、請求項2に記載において、前記保持部材は、前記ボールを保持する保持部と、前記支持レールの後端部へ向って延びて自由端側に前記保持部を備えると共に、自由端部が前記ボールに押されて弾性変形する片持ちの弾性腕部と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項4に係るレール装置は、請求項2又は3に記載において、前記支持レールの先端部には、前記支持レールの先端部を保護する保護部材が設けられ、前記保持部材と前記保護部材とは一体に成形されていることを特徴とする。
本発明の請求項5に係るレール装置は、請求項4に記載において、前記保護部材には、前記移動レールを前記支持レールに装着する際に、前記移動レールを、前記移動レールの前記支持レールへの装着動作に伴って、前記移動レールに設けられたボール溝部を、前記保持部材によって保持された前記ボールが前記ボール溝部へ入り込むように案内する案内部が一体に成形されていることを特徴とする。
本発明の請求項6に係るシート部材供給装置は、請求項1〜5の何れか1項に記載のレール装置と、供給するシート部材が積載されると共に、前記レール装置に設けられた移動レールを支持レールに対して相対的に移動させることで装置本体から引き出されるシート積載部材と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項7に係る画像形成装置は、請求項1〜5の何れか1項に記載のレール装置と、シート部材に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部へ供給するシート部材が積載されると共に、前記レール装置に設けられた移動レールを支持レールに対して移動させることで装置本体から引き出されるシート積載部材と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項1の構成によれば、移動レールを支持レールの先端部から引き抜いた際に、ボール保持部材の支持板と樹脂製のストッパー部材との摩擦力によってボール保持部材を支持レールの先端側で保持する場合よりも、ボール保持部材が変位または、変形することで発生する移動レールを引く抜く際の抵抗を低減し、また、ボール保持部材の磨耗による保持力の変動を抑え安定した保持力でボール保持部材を支持レールの先端側で保持ができる。
本発明の請求項2の構成によれば、保持手段として弾性変形及び復元して、ボール保持部材に備えられたボールを保持又は解放する保持部材が設けられていない場合と比して、移動レールを支持レールの先端部から引き抜いた際に、安定した保持力でボール保持部材を支持レールの先端側で保持することができる。
本発明の請求項3の構成によれば、保持部材がボールに押されて弾性変形する片持ちの弾性腕部を有しない場合と比して、移動レールを支持レールの先端部から引き抜いた際に、安定した保持力でボール保持部材を支持レールの先端側で保持することができる。
本発明の請求項4の構成によれば、保持部材と保護部材とが一体に成形されない場合と比して、部品点数を削減することができる。
本発明の請求項5の構成によれば、案内部が保護部材に一体に成形されていない場合と比して、部品点数を削減することができる。
本発明の請求項6の構成によれば、請求項1〜5の何れか1項に記載のレール装置が設けられていない場合と比して、移動レールを支持レールの先端部から引き抜いた際に、安定した保持力でボール保持部材を支持レールの先端側で保持することができる。
本発明の請求項7の構成によれば、請求項1〜5の何れか1項に記載のレール装置が設けられていない場合と比して、移動レールを支持レールの先端部から引き抜いた際に、安定した保持力でボール保持部材を支持レールの先端側で保持することができる。
(A)(B)(C)本発明の実施形態に係るレール装置に用いられた支持レール、移動レール及び保持部材等を示した斜視図である。 (A)(B)(C)本発明の実施形態に係るレール装置に用いられたボール保持部材及び保持部材等を示した断面図である。 (A)(B)本発明の実施形態に係るレール装置に用いられる支持レール、移動レール及び脱着レバー等を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係るレール装置に用いられた支持レール及び保護部材を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係るレール装置に用いられた支持レールを示した斜視図である。 本発明の実施形態に係るレール装置に用いられた保護部材を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係るレール装置に用いられたボール保持部材、移動レール、支持レール及び固定レールを現し、図10に示すS−S断面図である。 本発明の実施形態に係るレール装置に用いられた保護部材、移動レール、支持レール及び固定レールを現し図10に示すJ−J断面図である。 本発明の実施形態に係るレール装置に用いられた保護部材、ボール保持部材、移動レール、支持レール及び固定レールを現し図10に示すK−K断面図である。 本発明の実施形態に係るレール装置に用いられた保護部材、ボール保持部材、移動レール、支持レール等を示した正面図である。 本発明の実施形態に係るレール装置を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係るレール装置が採用されたシート部材供給装置及び画像形成装置を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係るレール装置が採用されたシート部材供給装置及び画像形成装置を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係るレール装置が採用されたシート部材供給装置及び画像形成装置を示した概略構成図である。
本発明の実施形態に係るレール装置、シート部材供給装置及び画像形成装置の一例について図1〜図14に従って説明する。
(全体構成)
図14に示されるように、シート部材Pに画像を形成する画像形成装置10の隣には、記録媒体としてのシート部材Pを多量に収容し、収容されたシート部材Pを画像形成装置10へ供給するシート部材供給装置12が設けられている。なお、各図に示す矢印方向UPは、鉛直方向上方を示す。
〔画像形成装置〕
画像形成装置10の筐体10A内の下方には、画像が形成されるシート部材Pが積載された4個のシート積載部材18が上下方向に並んで設けられている。そして、4個のシート積載部材18には、夫々異なった大きさのシート部材Pが積載されている。
夫々のシート積載部材18は、筐体10Aの内部に設けられた強度部材(図示省略)にレール装置20を介して取り付けられており、シート積載部材18は、レール装置20に設けられた支持レール82及び移動レール84(図11参照)を移動させることで、筐体10Aから筐体10Aの正面側(ユーザが立つ側)に引き出し可能とされている(図12参照)。なお、このレール装置20については詳細を後述する。
さらに、シート積載部材18には、シート部材Pが積載される積載板24が設けられている。そして、シート部材Pに画像を形成する画像形成部30にシート部材Pを供給する際には、積載板24は、昇降手段(図示省略)によって、上方に移動し、積載板24に載せられた最上部のシート部材Pをシート積載部材18の上方に配置された給紙ロール32に押し当てるようになっている。
また、シート積載部材18を筐体10Aから引き出すと積載板24は、昇降手段(図示省略)によって下方へ移動し、シート部材Pを積載板24の上に積載することができるようになっている。
さらに、給紙ロール32に対してシート部材Pの搬送方向の下流側(以下単に「搬送方向下流側」という)には、給紙ロール32によってシート積載部材18から供給されたシート部材Pが重なって搬送されるのを防止する分離ロール34が設けられている。
また、筐体10A内の所定位置には、シート部材Pを搬送方向下流側に向けて搬送する搬送ロール36が複数個配置されており、これらの搬送ロール36によってシート部材Pを搬送する搬送経路40が構成されている。搬送経路40の途中には、円柱状の感光体ドラム42がシート部材Pに接触するように配置されており、この感光体ドラム42はシート部材Pに接触しつつ回転するようになっている。
さらに、図示しない帯電装置で帯電された感光体ドラム42に画像情報に応じたレーザービームを照射して感光体ドラム42に静電潜像を形成する露光装置44が筐体10A内に設けられている。また、感光体ドラム42に形成された静電潜像にトナーを供給して、静電潜像をトナー像として可視化させる現像装置46が、感光体ドラム42に隣接して設けられている。
さらに、搬送経路40を挟んで感光体ドラム42の反対側には、感光体ドラム42に形成されたトナー像をシート部材Pに転写する転写ロール50が感光体ドラム42に接して設けられている。つまり、シート部材Pに画像を形成する画像形成部30は、感光体ドラム42と転写ロール50とを主要部として構成されている。
この構成により、感光体ドラム42と転写ロール50との間に挟まれながら搬送されるシート部材Pの表面には、感光体ドラム42上のトナー像が転写され、シート部材Pに画像が形成されるようになっている。
さらに、感光体ドラム42の搬送方向下流側には、シート部材Pへ転写されたトナー画像を定着させる定着装置54が配置されている。
この定着装置54には、内部にヒータを備えた加熱ロール54Hと、シート部材Pを加熱ロール54Hに押し付ける加圧ロール54Nとが設けられている。この構成により、これら2つのロールでシート部材Pを挟み込んで回転搬送することでシート部材Pを加熱し、シート部材Pのトナー像をシート部材Pに定着させるようになっている。
また、定着装置54の搬送方向下流側には、シート部材Pを筐体10Aの外へ排出する排出ロール56が配置されており、トナー像が定着されたシート部材Pは、排出ロール56によって筐体10Aの上方に設けられた排出部58へ排出される構成となっている。
なお、排出部58の上方にはスキャナ60が設けられており、用紙等に形成される画像情報を読み取ることができるようになっている。
〔シート部材供給装置〕
次ぎに、画像形成装置10の隣りに設置されたシート部材供給装置12について説明する。
シート部材供給装置12の筐体12Aの内部には、多量のシート部材Pが積載されるシート積載部材70が設けられている。シート積載部材70は、筐体12Aの内部に設けられた強度部材(図示省略)にレール装置20を介して取り付けられており、シート積載部材70は、レール装置20に設けられた支持レール82及び移動レール84(図11参照)を移動させることで、筐体12Aから筐体12Aの正面側(ユーザが立つ側)に引き出し可能とされている(図13参照)。なお、このレール装置20については詳細を後述する。
さらに、シート積載部材70には、多量のシート部材Pが積載される積載板72が設けられている。そして、シート部材Pを画像形成装置10に供給する際には、積載板72は、昇降手段(図示省略)によって、上方に移動し、積載板72に載せられた最上部のシート部材Pをシート積載部材70の上方に配置された給紙ロール74に押し当てるようになっている。
また、シート積載部材70を筐体12Aから引き出すと積載板72は、昇降手段によって、下方へ移動し、新たなシート部材Pを積載板72の上に積載することができるようになっている。さらに、給紙ロール74の搬送方向下流側には、給紙ロール74によってシート積載部材70から供給されたシート部材Pが重なって搬送されるのを防止する分離ロール76が設けられている。
また、筐体12Aにおける分離ロール76の搬送方向下流側には、開口部13が設けられており、この開口部13を通して分離ロール76によって送りだされたシート部材Pは、画像形成装置10の筐体10Aに設けられた開口部15を通って、搬送経路40上に配置された搬送ロール36に受け渡されるようになっている。
(要部構成)
〔レール装置〕
図11に示されるように、レール装置20は、筐体10A、12A(図14参照)の強度部材に固定される固定レール80と、この固定レール80に収納されると共に、固定レール80と滑動して固定レール80から引き出される支持レール82と、この支持レール82に収納され、支持レール82と滑動して支持レール82から引き出されると共に、シート積載部材18、70に固定される移動レール84と、を含んで構成されている。
詳細には、固定レール80と支持レール82との間には、支持レール82が固定レール80に対して移動すると回転するボール92を備えたボール保持部材96が固定レール80内を移動可能に設けられている。
この構成により、移動レール84を筐体10A、12Aから引き出そうとすると、移動レール84と支持レール82とが一緒に引出方向(図11に示す矢印A方向)へ移動しようとし、支持レール82と固定レール80との間に設けられたボール92が引出方向(図11に示す矢印A方向)へ回転する。このボール92の回転に伴って、ボール保持部材96が引出方向へ移動すると共に、移動レール84及び支持レール82が一緒に固定レール80に対して引出方向へ移動するようになっている。
さらに、支持レール82の後端部に設けられた阻止部材114は、支持レール82が固定レール80に対して最大引き出されて停止した後、移動レール84が支持レール82に対して引出方向へ移動すると、固定レール80に設けられた突起部100に引っ掛り、支持レール82の収納方向(図11に示す矢印B方向)への移動を阻止するようになっている。
なお、支持レール82に対して引出方向へ移動させた移動レール84を、収納方向へ移動させて支持レール82に収納させると、阻止部材114と突起部100との引っ掛りは解除され、支持レール82が固定レール80へ収納されるようになっている。
一方、支持レール82と移動レール84との間には、移動レール84が支持レール82に対して移動すると回転するボール108を備えたボール保持部材112が支持レール82内を移動可能に設けられている。
この構成により、固定レール80から最大引き出されて停止した状態の支持レール82から移動レール84を引き出そうとすると、ボール108が引出方向へ回転する。このボール108の回転に伴って、ボール保持部材112が引出方向へ移動すると共に、移動レール84が支持レール82に対して引出方向へ移動するようになっている。
このように、レール装置20に設けられた、支持レール82及び移動レール84が引出方向へ移動するようになっている。以下、各部品について説明する。
〔固定レール〕
図7に示されるように、固定レール80は、板状の基板88と、この基板88の上下の両端部が曲げられて曲線状に形成されたフランジ部90とから構成され、長手方向に直交する断面は、チャンネル型とされている。
さらに、基板88の両端部で折り曲げられた夫々のフランジ部90の内側には、支持レール82との間で回転自在とされたボール92が通る溝部90Aが形成されている。
図7、図11に示されるように、ボール92は、固定レール80の長手方向(以下単に「長手方向」と言う)に沿って複数個設けられ、複数個のボール92は、長手方向の長さが固定レール80の半分程度とされたチャンネル型のボール保持部材96に回転自在に保持されている。つまり、このボール保持部材96を固定レール80と支持レール82との間に配置することで、支持レール82が固定レール80に対して相対移動可能となっている。
また、固定レール80の基板88の後端側(支持レール82が引き出される方向とは逆側)には、支持レール82が固定レール80に収納されたときに、支持レール82の後端部に当って支持レール82の収納側への移動を規制する一対の規制片98が、基板88から切り起こされている。
これに対して、基板88の先端側(支持レール82が引き出される側)には、ボール保持部材96の先端部と当ってボール保持部材96の引出方向(図11に示す矢印A方向)への移動範囲を規制する第1規制部材(図示省略)が設けられ、基板88の長手方向中間部には、阻止部材114が引っ掛る突起部100が支持レール82側へ突出して形成されている。
〔支持レール〕
図11に示されるように、支持レール82は、固定レール80と同じ程度の長さとされている。図7に示されるように、支持レール82は、固定レール80の基板88に沿って設けられる基板104と、この基板104の上下の両端部がフランジ部90と同一方向へ二重に曲げられて曲線状に形成されたフランジ部106とから構成され、長手方向に直交する断面は、チャンネル型とされている。
このフランジ部106の外面には、固定レール80の溝部90Aとの間で回転自在とされるボール92が通る外側ボール溝部106Aが形成され、フランジ部106の内面には、移動レール84との間で回転自在とされた後述するボール108が通る内側ボール溝部106Bが形成されている。
図7、図11に示されるように、ボール108は、長手方向に沿って複数個設けられ、複数個のボール108は、長手方向の長さが支持レール82の半分程度とされたチャンネル型のボール保持部材112に回転自在に保持されている。つまり、このボール保持部材112を支持レール82と移動レール84との間に配置することで、移動レール84が支持レール82に対して相対移動可能となっている。
また、基板104の後端部には、支持レール82の最大引き出し時に、固定レール80の第1規制部材(図示省略)に当接して引出方向の移動が規制されたボール保持部材96の後端部と当り、支持レール82の最大引き出し量を規制する第2規制部材(図示省略)が形成されている。
さらに、基板104の後端部には、固定レール80に対して支持レール82の最大引出状態で、支持レール82に収納された移動レール84が引出方向へ移動した時に、固定レール80の突起部100に引っ掛り、支持レール82の収納方向(図11に示す矢印B方向)への移動を阻止する阻止部材114が設けられている。
なお、阻止部材114は、図示せぬ付勢部材により突起部100に引っ掛る方向に付勢されており、移動レール84が支持レール82へ収納された状態では、移動レール84の後端部が阻止部材114に押されて、阻止部材114と突起部100との引っ掛りが解除されるようになっている。
また、固定レール80に対して支持レール82が最大引出状態になるまでは、阻止部材114が移動レール84のフランジ部124の内面に接触して、移動レール84と支持レール82が一緒に移動するようになっている。
これに対して、図4に示されるように、基板104の先端部には、基板104の先端部を保護する合成樹脂で成形された保護部材120(図6参照)が取り付けられている。さらに、基板104の先端部には、移動レール84に設けられた後述する脱着レバー116(図3(A)参照)が当って移動レール84の支持レール82に対する最大引き出し量を規定する一対の規制片118が基板104から切り起こされている。
〔移動レール〕
図11に示されるように、移動レール84は、固定レール80と同じ程度の長さとされている。図7に示されるように、移動レール84は、支持レール82の基板104に沿って設けられる基板122と、この基板122の上下の両端部が支持レール82の基板104に向って曲げられて曲線状に形成されたフランジ部124とから構成され、長手方向に直交する断面は、チャンネル型とされている。さらに、このフランジ部124の外面には、支持レール82の内側ボール溝部106Bとの間で回転自在とされたボール108が通る外側ボール溝部124Aが形成されている。
図3(A)に示されるように、基板122の内側の面(支持レール82に向けられた面)には、前述した板バネ状の脱着レバー116が固定されている。この脱着レバー116は、引出方向の端部116Aが支持レール82側に反り出すように形成されている。そして、支持レール82に対して移動レール84の最大引出状態で、脱着レバー116の端部116Aが支持レール82の規制片118と当り、移動レール84の引出方向への移動が規制されるようになっている。
一方、支持レール82の基板104には、円形の貫通孔130(図4、図5参照)が設けられている。そして、図3(B)に示されるように、支持レール82の外側からこの貫通孔130を介して脱着レバー116の端部116Aを移動レール84の基板122に向って押すことで、脱着レバー116の端部116Aが、規制片118から離れる。この状態で、移動レール84を支持レール82から引き出して分割する(引き抜く)こが許容される。
これに対して、移動レール84の基板122の先端部には、移動レール84が支持レール82に最も奥まで収納された状態で、保護部材120に当って移動レール84の収納方向の移動を規制するストッパー片132が、基板122の先端部を折り曲げて形成されている(図11参照)。
〔保護部材〕
図4、図5、図6に示されるように、支持レール82の先端部を保護する保護部材120は、合成樹脂材料で一体に成形され、支持レール82に形成された一対の規制片118の上下方向外側に配置される一対のカバー部138と、一対のカバー部138に対して上方向及び下方向に設けられた断面円状の一対の案内部140と、案内部140の後端側に設けられ、ボール保持部材112に設けられたボール108(図11参照)に押されて弾性変形及び復元してボール108を保持又は解放する一対の保持部材146と、案内部140の先端部(図6に示す左側端部)に設けられ、支持レール82のフランジ部106の先端部をカバーする一対のカバー部148と、を含んで構成されている。なお、保持部材146については詳細を後述する。
さらに、夫々のカバー部148には、夫々のカバー部148から収納方向に突出すると共に、支持レール82の外側ボール溝部106A(図5参照)に嵌り込む一対の脚部150が設けられている。
また、一対のカバー部138の間には、保護部材120が支持レール82に取り付けられた状態で、支持レール82に形成された貫通孔160(図5参照)へ嵌り込む円柱状の突起部152を備えた板状の基板154が設けられている。
図8で示されるように、案内部140は、移動レール84の外側ボール溝部124Aとの間に一定の隙を空けて設けられており、支持レール82の内側ボール溝部106Bに嵌りこむ断面円形とされている。さらに、断面円形状とされた案内部140の内側(支持レール82の基板104側)及び外側には、案内部140を補強する補強リブ140Aが案内部と一体に成形されている。
なお、移動レール84を固定レール80及び支持レール82から最大に引き出した場合であって、シート積載部材18、70にシート部材Pを満載した場合であっても案内部140と外側ボール溝部124Aとの間には、隙が設けられるように案内部140と外側ボール溝部124Aとの距離が決められている。
図6に示されるように、保持部材146は、弾性変形可能とされる板状の片持ちの弾性腕部156と、支持レール82内を移動するボール保持部材112に設けられたボール108(図11参照)を保持する保持部の一例としての凹部158とを備えている。
詳細には、片持ちの弾性腕部156は、案内部140を補強する外側の補強リブ140Aから収納方向に突出するように補強リブ140Aと一体に成形されており、片持ちの弾性腕部156の一部を切り欠くことで凹部158が設けられている。そして、片持ちの弾性腕部156は、支持レール82のフランジ部106と移動レール84のフランジ部124との間に配置されるようになっている(図9参照)。
また、図1(A)(B)(C)、図2(A)(B)(C)に示されるように、移動レール84を支持レール82から引き抜く際には、引出方向(矢印A方向)へ移動してきたボール保持部材112に備えられた先端側のボール108に片持ちの弾性腕部156が押されて図2(B)に示す矢印G方向へ弾性変形し、図2(C)に示す矢印H方向へ復元してボール108を凹部158に保持し、さらに、移動レール84を支持レール82へ装着する際には、移動レール84と当って収納方向(矢印B方向)へ移動しようとするボール108に片持ちの弾性腕部156が押されて、図2(B)に示す矢印G方向へ弾性変形し、図2(A)に示す矢印J方向へ復元してボール108を凹部158から解放するように、片持ちの弾性腕部156の形状が決められている。
具体的には、片持弾性保持部156の自由端部には、先端側へ移動するボール108に押されて図2に示す矢印G方向へ片持ちの弾性腕部156を弾性変形させるテーパー部156Aが設けられている。さらに、ボール108を保持する凹部158には、凹部158から後端側へ移動するボール108に押されて図2に示す矢印G方向へ片持ちの弾性腕部156を弾性変形させるテーパー部158Aが設けられている。
なお、凹部158に嵌ってボール108が保持された状態では、ボール108と凹部158は、接触状態であっても非接触状態であってもどちらでも良い。
(作用)
次ぎに、図14に示される画像形成装置10の筐体10Aからシート積載部材18を引き出す、又はシート部材供給装置12の筐体12Aからシート積載部材70を引き出す際のレール装置20の動作について説明する。
シート積載部材18、70が筐体10A、12Aの内部に収容された状態では、固定レール80に支持レール82及び移動レール84が収納されている。
図11に示されるように、シート積載部材18、70を筐体10A、12Aから引き出すと、固定レール80に支持レール82及び移動レール84が完全に収納された状態から、シート積載部材18、70の側面に固定された移動レール84が固定レール80から引き出される。
このとき、支持レール82の後端部に設けられた阻止部材114が移動レール84のフランジ部124の内面に接触しているため、支持レール82も移動レール84と一緒に固定レール80から引き出される。
そして、支持レール82が引き出されることで、固定レール80と支持レール82との間に設けられたボール保持部材96は、ボール92の回転に伴って支持レール82の移動量の半分の移動量をもって引出方向へ移動し、ボール保持部材96の先端部が、固定レール80に形成された第1規制部材(図示省略)に当って停止する。
さらに、支持レール82に形成された第2規制部材(図示省略)が、停止したボール保持部材96の後端部に当り、支持レール82が停止する。
支持レール82が停止すると、停止した支持レール82から移動レール84が引出方向に引き出され、移動レール84のフランジ部124の後端部が、支持レール82の後端部に設けられた阻止部材114から離れる。フランジ部124の後端部が阻止部材114から離れると、阻止部材114は図示せぬ付勢部材の付勢力によって回転し、阻止部材114が、固定レール80に形成された突起部100に引っ掛り、固定レール80に対する支持レール82の収納方向への移動が阻止される。
さらに、移動レール84を支持レール82から引き出すと、移動レール84と支持レール82との間に設けられたボール保持部材112は、ボール108の回転に伴って移動レール84の移動量の半分の移動量をもって引出方向へ移動する。そして、移動レール84に固定された脱着レバー116が、支持レール82に形成された規制片118(図3(A)参照)と当り、移動レール84が停止する。
これにより、シート積載部材18、70は筐体10A,12Aから引き出され、新たなシート部材Pがシート積載部材18、70へ収納可能となる(図12、図13参照)。
また、シート積載部材18、70を筐体10A、12Aへ収納する際には、引き出されたシート積載部材18、70を筐体10A、12Aへ向けて押すことで、シート積載部材18、70の側面に固定された移動レール84を収納方向へ移動させる。
さらに、図11に示されるように、移動レール84を収納方向に移動させると、移動レール84が収納方向への移動が阻止された支持レール82に収納され、移動レール84のフランジ部124の後端部が阻止部材114を回動させて、突起部100に対する阻止部材114の引っ掛りを解除する。
突起部100に対する阻止部材114の引っ掛りが解除されると、移動レール84と支持レール82とは一緒に収納方向へ移動する。移動レール84と支持レール82とが一緒に収納方向へ移動すると、支持レール82のフランジ部106の後端部が、固定レール80に形成された規制片98に当り、支持レール82は停止する。さらに、移動レール84の先端部に設けられたストッパー片132が、支持レール82の先端部に取り付けられた保護部材120に当り、移動レール84は停止する。これにより、シート積載部材18、70が筐体10A、12Aへ収納される。
次ぎに、修理、点検の必要からシート積載部材18、70を筐体10A、12Aから分離させる場合について説明する。
筐体10A、12Aからシート積載部材18、70を分離させる際には、シート積載部材18、70を筐体10A、12Aから最も引き出した状態で、脱着レバー116を工具等で押して脱着レバー116を規制片118から離し、この離した状態(図3(B)参照)を維持しながら、シート積載部材18、70を引き出して移動レール84を引出方向へ移動させる。
移動レール84を引出方向へ移動させると、ボール保持部材112に回転自在に保持されたボール108も引出方向に回転しながら移動する。
図1(A)(B)、図2(A)(B)に示されるように、ボール保持部材112に設けられた先端側のボール108は、片持ちの弾性腕部156の端部に設けられたテーパー部156Aを押して片持ちの弾性腕部156を外側方向(図2(B)に示す矢印G方向)に弾性変形させながら引出方向に移動する。
図1(C)、図2(C)に示されるように、先端側のボール108が片持ちの弾性腕部156に形成された凹部158に達すると片持ちの弾性腕部156が復元し、先端側のボール108は、凹部158に嵌って保持される。さらに、ボール保持部材112の先端部が支持レール82に形成された規制片118に当り、ボール保持部材112は停止する。
そして、移動レール84が、支持レール82から引き出され、シート積載部材18、70は、筐体10A、12Aから分離する。
この状態で、ボール108は凹部158に嵌って保持され、不用意にボール保持部材112が収納方向に移動することはない。
次ぎに、分離したシート積載部材18、70を筐体10A、12Aに装着させる場合について説明する。
図1(C)に示されるように、シート積載部材18、70(図12、図13参照)の側面に固定された移動レール84の後端部を固定レール80から突出した状態で停止した支持レール82の先端側から支持レール82へ差し込むと、移動レール84の外側ボール溝部124Aが、支持レール82の先端部に取り付けられた保護部材120の案内部140に当り凹部158に保持されたボール108へ案内される。
移動レール84の上下に形成された一対の外側ボール溝部124Aが案内部140によってボール108へ案内されると、一対の外側ボール溝部124Aが外側からボール108に挟まれ、外側ボール溝部124Aは案内部140から離れてボール108によって保持される(図10参照)。
さらに、移動レール84を収納方向に移動させると、凹部158に保持されたボール108は、移動レール84の外側ボール溝部124Aとの摩擦力で収納方向に向けて転がろうとする。
図1(B)、図2(B)に示されるように、収納方向に向けて転がろうとするボール108は、片持ちの弾性腕部156に形成された凹部158のテーパー部158Aを押し、片持ちの弾性腕部156は、図2(B)に示す矢印G方向へ弾性変形する。
図1(A)、図2(A)に示されるように、片持ちの弾性腕部156が弾性変形することで、ボール108が収納方向へ移動可能となり、収納方向へ移動したボール108が片持ちの弾性腕部156を通過すると、片持ちの弾性腕部156が図2(A)に示す矢印J方向へ復元してボール108は凹部158から解放される。
さらに、移動レール84を収納方向へ移動させると、図3(B)に示されるように、脱着レバー116が規制片118に押されて弾性変形する。図3(A)に示されるように、脱着レバー116が規制片118を通過すると、脱着レバー116が復元し、復元した脱着レバー116が規制片118と当り、シート積載部材18、70を筐体10A、12Aへ収納可能な通常状態へ復帰させる。
以上説明したように、移動レール84を支持レール82の先端部から差し込む際に、外側ボール溝部124Aとの摩擦力で転がろうとするボール108に押されて片持ちの弾性腕部156が弾性変形してボール108が凹部158から解放されるため、摩擦力でボール保持部材を保持する場合と比較して、ボール保持部材の変形を減少させ、安定した保持力でボール保持部材を支持レールの先端側で保持できるようになっている。
また、ボール108は凹部158に嵌って保持されるため、支持レール82の先端部に対するボール108の保持位置がばらつくことがない構成となっている。
また、移動レール84を支持レール82の先端部から差し込む際に、保護部材120に設けられた案内部140が、外側ボール溝部124Aを凹部158に保持されたボール108へ案内する。このため、案内部140が設けられていない場合に比して、容易に移動レール84が支持レール82へ差し込まれるようになっている。
また、移動レール84の外側ボール溝部124Aが案内部140によってボール108へ案内されると、移動レール84の上下に形成された一対の外側ボール溝部124Aが外側からボール108に挟まれ、外側ボール溝部124Aは案内部140から離れボール108によって保持される(図10参照)。このように、ボール108によって保持された外側ボール溝部124Aが案内部140から離れることで、シート積載部材18、70を筐体10A、12Aから引き出す操作力、及びシート積載部材18、70を筐体10A、12Aへ収納する操作力が軽減されるようになっている。
また、案内部140から突出した片持ち状態の片持ちの弾性腕部156を撓ませて、ボール108を保持又は解放するため、弾性変形する腕部が片持ち状態ではない場合に比して、ボール108の保持力が安定するようになっている。
また、片持ち状態の片持ちの弾性腕部156を撓むように弾性変形させて、ボール108を保持又は解放するため、摩擦力でボール保持部材を保持する場合と比較して、保持力の経時変化が抑制されるようになっている。
また、片持ちの弾性腕部156を支持レール82のフランジ部106と移動レール84のフランジ部124との間に配置することで、片持ちの弾性腕部156の弾性変形可能な領域が確保され、片持ちの弾性腕部156の弾性力がこの領域内で調整されるようになっている。
また、支持レール82に対する移動レール84の通常の移動では、脱着レバー116が規制片118と当ってボール108が片持ちの弾性腕部156と当らないため、通常状態での移動レール84の操作力が軽減されるようになっている。
また、保護部材120に、案内部140及び保持部材146が一体に成形されているため、一体に成形されない場合と比して、部品点数が少ない構成となっている。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、レール装置20に固定レール80が設けられていたが、レール装置を支持レールと移動レールとで構成し、支持レールを筐体の強度部材に固定してもよい。
また、上記実施形態では、シート積載部材18、70を筐体10A、12Aから引き出すために、レール装置20を用いたが、特にシート積載部材に限定されることなく、例えば画像形成装置の画像形成ユニットや机の引出し等の他の機能部材を本体から引き出すのにレール装置20を用いてもよい。
10 画像形成装置
10A 筐体(装置本体)
12 シート部材供給装置
12A 筐体(装置本体)
18 シート積載部材
20 レール装置
70 シート積載部材
82 支持レール
84 移動レール
108 ボール
112 ボール保持部材
120 保護部材
140 案内部
146 保持部材
156 片持ちの弾性腕部
158 凹部

Claims (7)

  1. 支持レールと、
    前記支持レールへ前記支持レールの先端部から引き抜き可能に装着され、前記支持レールに対して移動する移動レールと、
    前記支持レールと前記移動レールとの間に設けられ、前記移動レールを前記支持レールに対して相対的に移動させるのに伴って回転すると共に前記支持レールの長手方向から見て対向するように配置される複数のボールを保持し、前記支持レール内を前記支持レールの長手方向へ移動可能とされるボール保持部材と、
    前記支持レールの先端部に設けられ、前記支持レールの長手方向から見て対向すると共に、前記支持レールと前記ボール保持部材との間に配置され、前記移動レールを前記支持レールの先端部から引き抜く動作に伴って、前記ボール保持部材に備えられた前記ボールを前記支持レールの先端側で保持し、前記移動レールを前記支持レールの先端部から前記支持レールへ装着する動作に伴って、先端側で保持した前記ボールを解放する一対の保持手段と、
    を備えるレール装置。
  2. 前記保持手段は、前記移動レールを前記支持レールの先端部から引き抜く動作に伴って、前記支持レール内を移動する前記ボール保持部材に備えられた前記ボールに押されて弾性変形及び復元して前記ボールを保持し、前記移動レールを前記支持レールの先端部から前記支持レールへ装着する動作に伴って、前記移動レールに当った前記ボールに押されて弾性変形及び復元して前記ボールを解放する保持部材である請求項1に記載のレール装置。
  3. 前記保持部材は、
    前記ボールを保持する保持部と、
    前記支持レールの後端部へ向って延びて自由端側に前記保持部を備えると共に、自由端部が前記ボールに押されて弾性変形する片持ちの弾性腕部と、
    を備える請求項2に記載のレール装置。
  4. 前記支持レールの先端部には、前記支持レールの先端部を保護する保護部材が設けられ、前記保持部材と前記保護部材とは一体に成形されている請求項2又は3に記載のレール装置。
  5. 前記保護部材には、前記移動レールを前記支持レールに装着する際に、前記移動レールを、前記移動レールの前記支持レールへの装着動作に伴って、前記移動レールに設けられたボール溝部を、前記保持部材によって保持された前記ボールが前記ボール溝部へ入り込むように案内する案内部が一体に成形されている請求項4に記載のレール装置。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載のレール装置と、
    供給するシート部材が積載されると共に、前記レール装置に設けられた移動レールを支持レールに対して相対的に移動させることで装置本体から引き出されるシート積載部材と、
    を備えるシート部材供給装置。
  7. 請求項1〜5の何れか1項に記載のレール装置と、
    シート部材に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部へ供給するシート部材が積載されると共に、前記レール装置に設けられた移動レールを支持レールに対して移動させることで装置本体から引き出されるシート積載部材と、
    を備える画像形成装置。
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