JP7172513B2 - 給シート装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、給シート装置及び画像形成装置に関する。
画像形成装置に保持され、当該画像形成装置にシート状の記録媒体を供給する給シート装置が知られている。給シート装置は、記録媒体を収納する記録媒体収納部を備え、記録媒体を補充するときに画像形成装置本体から引き出せる機構を備える。
給シート装置を画像形成装置から引き出すときに、給シート装置の記録媒体収納部が画像形成装置本体から落下しないように保持する機構として、引き出し動作をサポートする可動スライダが開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
従来の給シート装置は、記録媒体収納部がコロを利用したスライドレールに乗せられた状態で保持される構造を採用し、これによって、記録媒体収納部を画像形成装置本体から引き出すとときの「引き出し量」を増やしていた。
特許文献1に開示されているスライドレールは、複数のスライダによって構成されている。一般的に、スライドレールは高価である。また、記録媒体収納部をスライド可能な状態で保持するためにスライドレールを用いると、画像形成装置の幅方向の寸法を大きくする必要がある。したがって、特許文献1に開示されているようなスライドレールを給シート装置に用いると、給シート装置を含む画像形成装置の製造コストの増大につながる。また、特許文献1に開示されているスライドレールのような従来技術は、机上に設置して用いるような小型機種に適用することは困難である。
従来の小型画像形成装置においてスライドレールを用いないものは、画像形成装置本体に対して給シート装置の記録媒体収納部がレール面を直接滑るような構造を採用していた。このような従来構造において給シート装置の引き出し量を大きくするには、給シート装置の腕部(画像形成装置と給シート装置の引っかかり部)を長尺にする必要がある。しかし、腕部を長くすると、画像形成装置本体の奥行き寸法を大きくしなければならない。一方、寸法を小さくするために、腕部を短くして、給シート装置を画像形成装置の表面ギリギリまで引き出せるような構造にすると、引き出された記録媒体収納部が装置本体の下方向に大きく撓み、画像形成装置本体から落下する可能性が高くなる。
本発明は、記録媒体収納部の引き出し量を増加させることができ、かつ、引き出し量を増加させても引き出し時の落下の可能性を低下させることができる給シート装置を提供することを目的とする。
上記技術的課題を解決するため、本発明の一態様は、シート状の記録媒体を収納する媒体収納部と、前記媒体収納部と摺動する収納拡張部と、記収納拡張部と摺動する筐体と、を有し、前記媒体収納部を前記筐体から引き出して、前記収納拡張部との嵌合位置に移動した後、当該媒体収納部を引き出し方向に移動すると前記収納拡張部が前記媒体収納部に追従して前記筐体に対し摺動する、ことを特徴とする。
本発明によれば、記録媒体収納部の引き出し量を増加させることができ、かつ、引き出し量を増加させても引き出し時の落下の可能性を低下させることができる。
本発明に係る画像形成装置の実施形態であるプリンタの内部構成を示す概略図。 本発明に係る給シート装置の実施形態である給紙装置の側方断面図。 上記実施形態に係る給シート装置の引き出し動作に係る、(a)収納時、(b)引き出し途中、(c)引き出し完了時の様子を状態例示する図。 上記給シート装置を引き出し方向から見た断面図。 上記給シート装置を構成する媒体収納部と収納拡張部を固定する固定部における、(a)固定状態を例示する一部拡大図、(b)固定解除状態を例示する一部拡大図。 上記給シート装置に対する用紙の、(a)A4サイズ以下を収納する様子、(b)A4サイズより大判を収納する様子、を例示する平面図。 上記プリンタに上記給シート装置が収納されるときの様子を段階的に例示する図。 上記プリンタに上記給シート装置が収納されるときの様子を段階的に例示する図。 上記プリンタに上記給シート装置が収納されるときの様子を段階的に例示する図。 上記プリンタに上記給シート装置が収納されるときの様子を段階的に例示する図。 上記プリンタに上記給シート装置が収納されるときの様子を段階的に例示する図。 上記給シート装置が備える固定状態部における、(a)固定状態を例示する断面図、(b)解除状態を例示する断面図。 上記プリンタから上記給シート装置が引き出されるときの様子を段階的に例示する図。 上記プリンタから上記給シート装置が引き出されるときの様子を段階的に例示する図。 上記プリンタから上記給シート装置が引き出されるときの様子を段階的に例示する図。 上記プリンタから上記給シート装置が引き出されるときの様子を段階的に例示する図。 上記プリンタから上記給シート装置が引き出されるときの様子を段階的に例示する図。
[本発明の概略]
本発明は、画像形成装置に記録媒体を送り出して供給する(給送する)ための給シート装置に関するものである。本発明に係る給シート装置は、画像形成装置本体に搭載可能なものであって、シート状の記録媒体を保持する記録媒体収納部に記録媒体を補充するときなどにおいて、画像形成装置の筐体、または給シート装置の筐体から引き出し可能な構造を備えている。
本発明に係る給シート装置の引き出し構造(記録媒体収納部の引き出し構造)は、スライダなどの部品を用いることなく安価な構成で実現されるものである。また、給シート装置の奥行き寸法を大きくすることなく、画像形成装置本体の小型化に貢献するものである。
本発明に係る給シート装置は、画像形成装置本体に対する引き出し量を増加させるための構造として、給シート装置に画像形成装置本体との「引っかかり量」を大きくする構造を備える。これによって、本発明に係る給シート装置は、画像形成装置本体から引き出されたときに、画像形成装置本体から落下する可能性を低下させつつ、記録媒体収納部の引き出し量を増加させることができる。
本発明に係る給シート装置は、シート状の記録媒体を収納する収納領域を有する媒体収納部と、収納領域を拡張する収納領域拡張部と、を有する。収納領域拡張部は媒体収納部に対して、装置筐体の奥行き側に位置し、多様なサイズの記録媒体をセット可能にするための部材である。また、収納領域拡張部は、画像形成装置または給シートの筐体から記録媒体収納部を引き出すとき、及び収納するときの態様を切り替えることができる部材である。媒体収納部と収納領域拡張部は、相互にスライド可能な状態で遊嵌されていて、筐体から引き出される際に、収納領域拡張部のみが筐体に引っかかる構造を備えている。これによって、給シート装置の引き出し時に、媒体収納部と収納領域拡張部とがスライド可能な嵌合位置までスライドし、媒体収納部の奥行き寸法に加えて収納領域拡張部の奥行き寸法に相当する分、給シート装置を手前側に長く引き出すことができる。
すなわち、本発明に係る給シート装置によれば、収納領域拡張部の長さに相当する分だけ「手前方向(引き出し方向)」により長く、記録媒体収納部を引き出すことができ、大きな引き出し量を確保できる。しかも、本発明に係る給シート装置は、収納領域拡張部が筐体に保持され、その収納領域拡張部が媒体収納部を保持する構造になっているので、記録媒体収納部を引き出したときに、画像形成装置本体から落下する可能性を低下させることができる。
[画像形成装置の実施形態]
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る画像形成装置の実施形態であるプリンタ100の構成を示す概略図である。図1に示すように、プリンタ100は、給紙コロ101、中継ローラ102、レジストローラ103、感光体104、帯電装置105、LED106、転写ローラ107、定着ローラ108、定排ローラ109、排紙ローラ110を備えている。
プリンタ100の下部には、発明に係る給シート装置の実施形態である給紙装置200が搭載されている。給紙装置200は、後述するように、プリンタ100の内部に収納される。なお、給紙装置200に対してプリンタ100は、「他の装置」に相当する。したがって、給紙装置200は、他の装置であるプリンタ100に対してシート状の記録媒体である用紙Pを供給する装置である。
シート状の記録媒体の実施形態である用紙Pは、給紙装置200が備える分離コロ201と、プリンタ100に設置されている給紙コロ101によって、給紙装置200からプリンタ100に対して送り出される。分離コロ201を含む給紙装置200がプリンタ100における給シート部を構成する。
給紙装置200から送り出された用紙Pは、中継ローラ102によって、点線矢印で示されている搬送経路に搬送されて、レジストローラ103において一旦停止して、弛みが形成される。給紙コロ101、中継ローラ102、レジストローラ103、定排ローラ109、排紙ローラ110によって、用紙Pを感光体104等により形成される画像形成部に搬送し、その後排出する搬送部が構成される。
プリンタ100は、感光体104の周囲に、当該感光体104の表面を帯電する帯電装置105と、帯電された感光体104の表面を画像情報により露光して感光体104上に静電潜像を形成する光源としてのLED106を備えている。これら画像形成部の動作によって、用紙Pに転写される画像が形成される。
感光体104に形成されたトナー像に対して、所定のタイミングで、レジストローラ103による搬送が開始される。これによって、感光体104と、感光体104の対面に設置されている転写ローラ107との間に用紙Pが搬送されて、感光体104のトナー像が用紙Pに転写される。
その後、用紙Pは、転写されたトナー像を定着させる定着ローラ108に搬送され、定排ローラ109と排紙ローラ110を経て、プリンタ100の筐体上面に設けられている排紙トレイに排出される。
給紙装置200は、プリンタ100の装置本体に対して、前面方向に摺動する構造を有するフロントローディングタイプの用紙収納手段である。
給紙装置200は、記録媒体が収納されている部分の底面が、付勢手段であるコイルスプリング240によって常時上方向に付勢されている。給紙装置200がプリンタ100に装着されている時は、コイルスプリング240の付勢力によって、分離コロ201に、用紙収納部210の最上部に積層されている用紙Pが圧接される。用紙Pをプリンタ100に供給するときは、分離コロ201とプリンタ100の給紙コロ101が回転して最上部に積層されている用紙Pを搬送経路に送り出す。
[給シート装置の実施形態]
次に、本発明に係る給シート装置の実施形態である給紙装置200について詳細に説明する。図2は、給紙装置200を側方から見た断面図である。図2に示すように、給紙装置200は、媒体収納部の実施形態である用紙収納部210と、収納領域を拡張する収納拡張部の実施形態である領域拡張部220とを組み合わせた構造物を備える。この構造物が、記録媒体収納部に相当する。
用紙収納部210と領域拡張部220は、相互に遊嵌された状態で相対的に摺動できるように嵌め合わされている。用紙収納部210が領域拡張部220に対してスライド伸縮することで、筐体に対して、より前方に、用紙収納部210を多く引き出すことができる構造になっている。そして、用紙収納部210と領域拡張部220のスライド構造によって、給紙装置200の奥行き寸法を短くすることができる。なお、用紙収納部210と領域拡張部220のスライド構造は、プリンタ100の筐体と、給紙装置200の筐体のいずれに対するスライドを可能にする構造でもよい。
用紙収納部210は、用紙Pを積載する底面部230と、底面部230を上に持ち上げるように付勢するコイルスプリング240と、用紙Pを1枚ずつ分離してプリンタ100の内部に供給する分離コロ201と、を備えている。用紙収納部210は、底面部230と、後述するサイドフェンス211,エンドフェンス212によって、記録媒体である用紙Pを収納する収納領域を構成している。領域拡張部220は、用紙収納部210の収納領域を拡張する収納拡張部を構成する。
図2(a)は、一般的なサイズである用紙P1を、用紙収納部210に収納した様子を例示している。用紙P1のサイズとしては、例えば「A4サイズ」である。この場合、用紙収納部210を領域拡張部220に対してスライドさせて、用紙P1の収納領域を拡張することなくことなく、当該収納領域に用紙P1をセットして使用する。
図2(b)は、北欧などで使用される「リーガルサイズ」などである用紙P2を収納した様子を例示している。リーガルサイズはA4サイズよりも長手方向の寸法が長いので、用紙収納部210を領域拡張部220に対してスライドさせて、記録媒体を収納する領域を拡張して、拡張された収納領域に用紙P2をセットして使用する。
[給紙装置200の引き出し動作の例]
次に、プリンタ100に装着されている給紙装置200の引き出し動作の例について図3を用いて説明する。図3(a)は、プリンタ100に給紙装置200が装着され、用紙収納部210と領域拡張部220がプリンタ100の本体底部に収納されている様子を例示している。プリンタ100の使用によって、用紙収納部210に収納されている用紙Pが消費されて、用紙Pの補充が必要になったとき、用紙収納部210の前方に設けられている引き出し取っ手250を操作者が把持して矢印A方向に引き出す。
図3(b)は、給紙装置200に含まれる用紙収納部210がプリンタ100の本体前方に向けて矢印A方向に引き出され始めた状態を例示している。このとき、用紙収納部210は前方にスライドしているが領域拡張部220は初期の位置(図3(a)の位置)に留まっている。
そして、用紙収納部210をさらに引き出して領域拡張部220の嵌合位置に至ると、その後、用紙収納部210の引き出し動作に領域拡張部220も追従してきて、図3(c)に示すように、用紙収納部210が引き出し限界位置まで引き出される。
図3(c)に示した引き出し限界位置まで用紙収納部210を引き出すと、用紙収納部210に嵌合している領域拡張部220の後端に設けられている凸形状からなる凸部221が、プリンタ100に設けられているストッパ150に接触する。このストッパ150によって領域拡張部220の前方へのスライドは抑止される。図3(c)の例示した状態は、用紙収納部210と領域拡張部220は、プリンタ100に対して、最大限の引き出し位置に至っている状態を例示している。
[スライド構造の実施形態]
続いて、給紙装置200が備える用紙収納部210を、筐体に対してスライドさせるスライド構造について、より詳細に説明する。図4は、プリンタ100に給紙装置200が収納されている状態の断面を引き出し方向(前面方向)から見た例である。なお、図4は、用紙収納部210を引き出し方向から見て右側の断面を例示している。したがって、給紙装置200は、幅方向において対向する位置に同様に構造を備えている。
図4に示すように、給紙装置200は、プリンタ100の本体を構成する底板120と、底板120に固定された側板121と、によって囲まれた空間に収納される。側板121の内側(プリンタ100の内側)には、用紙収納部210が引き出されるときに、プリンタ100に対して領域拡張部220がスライド可能になるように保持する側面ガイド部160が設けられている。
側面ガイド部160は、プリンタ100の側板121の奥行き方向に延びている部材で構成され、その部材の延び方向に渡って、プリンタ100の内部方向に向いている側面の一部が凹んだ側面凹み部160aを有している。したがって、側面ガイド部160は、図4に示すように、断面形状が、凹字を変形させた様な形状になっている。この側面凹み部160aに対し、領域拡張部220の側面を奥行き方向に渡って突出している拡張部側面凸部220aが摺動可能な状態で保持される。用紙収納部210の引き出し操作に連動して領域拡張部220もプリンタ100の前方にスライドするときは、側面凹み部160aは拡張部側面凸部220aが滑る摺動面になる。これによって、領域拡張部220がプリンタ100に対してスライドできる。
また、図4に示すように、領域拡張部220は、断面形状がコの字型であって、上方の開口端部は内側かつ下側に折り曲げられたU字状になっている。このU字状部を収納部遊嵌部220bとする。また、用紙収納部210も、断面形状がコの字型であって領域拡張部220の内側に入り込める寸法からなる。これによって、用紙収納部210の一部(後端部)は、領域拡張部220の内側に嵌まり込むようになっている。用紙収納部210の開口端部は、収納部遊嵌部220bの隙間に嵌合するようになっている。この収納部遊嵌部220bの隙間に嵌合する部分を、領域拡張部220に対してスライドする収納部摺動部210bとする。
また、用紙収納部210の底面部230の外側には、下方に突出した裏面リブ210aが形成されている。裏面リブ210aは、領域拡張部220の底面の内側と接触していて、用紙収納部210を前方に引き出すときに領域拡張部220に対してスライドする。領域拡張部220の底面と用紙収納部210の裏面リブ210aの接触面の間の摩擦係数が、用紙収納部210の領域拡張部220と摺動する部分の第二摩擦係数に相当する。
また、用紙収納部210をプリンタ100の前方に引き出すときは、用紙収納部210は裏面リブ210aと収納部摺動部210bとによって領域拡張部220に対してスライドして前方に移動する。また領域拡張部220は、収納部遊嵌部220bが収納部摺動部210bとスライドするとともに、拡張部側面凸部220aが側面ガイド部160の側面凹み部160aに対してもスライドする。拡張部側面凸部220aと側面ガイド部160の間の摩擦係数が、収納拡張部の筐体と摺接する部分の第一摩擦係数に相当する。
これら、裏面リブ210a、収納部摺動部210b、拡張部側面凸部220a、収納部遊嵌部220b、側面凹み部160aは、給紙装置200をプリンタ100から引き出すときの摺動部を構成する。
本実施形態では、これら摺動部において、用紙収納部210が領域拡張部220に対してスライドするときの摩擦係数と、領域拡張部220が筐体に対してスライドするときの摩擦係数に差を設ける構造になっている。この「摩擦係数の差」によって、給紙装置200の用紙収納部210を筐体から取り出すとき、または、用紙収納部210を筐体に収納するときの摺動開始のタイミングを、領域拡張部220における摺動開始のタイミングとは異なるタイミングにできる。
本実施形態において、裏面リブ210aと底板120、及び、収納部摺動部210bと収納部遊嵌部220bにおける摩擦係数は、拡張部側面凸部220aと側面凹み部160aにおける摩擦係数よりも小さい。すなわち、領域拡張部220がプリンタ100に対してスライドするよりも、用紙収納部210の領域拡張部220に対してスライドする方が、スライドし易い状態になるように、摩擦係数に差ができるように構成されている。
このように、嵌まり合う部材同士が連なっている構造において、各部材同士の摩擦係数に差を設けることで、用紙収納部210のスライド開始のタイミングと、領域拡張部220のスライド開始のタイミングに差を生じさせることができる。具体的には、給紙装置200をプリンタ100から取り出すとき、用紙収納部210が先にスライドし、一定の位置に至ったタイミングで領域拡張部220がスライドを開始するように構成することができる。以上のように、用紙収納部210をプリンタ100から引き出すときの二つの部材の摺動開始のタイミングを異なるようにできる。本実施形態に係る給紙装置200は、プリンタ100から引き出される際に、領域拡張部220がプリンタ100の本体に残された状態で用紙収納部210だけが先に引き出される。用紙収納部210と領域拡張部220は、嵌め合い箇所が引き出し方向にスライドする構成になっている。これらの構成により、用紙収納部210が領域拡張部220との嵌め合い箇所の端部である嵌合位置まで引き出されてから、領域拡張部220が用紙収納部210に追従して引き出される。
この引き出し状態になった後、用紙収納部210と領域拡張部220が一緒に引き出されて、プリンタ100のストッパ部150と領域拡張部220の凸部221が接触する位置まで給紙装置200が引き出される。このとき、領域拡張部220の長さ成分によってプリンタ100内に、用紙収納部210と領域拡張部220の一体物を保持させることができる。以上により、プリンタ100からの給紙装置200の脱落防止や、給紙装置200の撓み量の低減を図ることができる。
[摩擦抵抗に差を設ける方法]
上記のように、用紙収納部210をプリンタ100から引き出すときの摩擦係数と、領域拡張部220をプリンタ100から引き出すときの摩擦係数に差を設ける方法について説明する。例えば、領域拡張部220に対する用紙収納部210の摺動が、プリンタ100に対する領域拡張部220の摺動よりも、摺動しやすくなるように、拡張部側面凸部220aと側面凹み部160aとの摺動箇所に外力を与えればよい。また、例えば、用紙収納部210と領域拡張部220の摺接面(裏面リブ210aと底板120の接触部分、及び、収納部摺動部210bと収納部遊嵌部220bの接触部分)の摩擦係数抵をより下げるようにし、または、拡張部側面凸部220aと側面凹み部160aの摺接面の摩擦係数をより上げるようにすればよい。
用紙収納部210と領域拡張部220の摺接面の摩擦係数を下げるには、摺接面に摺動性グリス等の潤滑材を付着させればよい。また拡張部側面凸部220aと側面凹み部160aによる摺接面の摩擦係数を上げるには拡張部側面凸部220aに、フェルト素材など摩擦係数が大きくなる素材を貼り付ければよい。
また、領域拡張部220のプリンタ100に対する摺動のしにくさをより強める方法でもよい。当該方法としては、例えば、拡張部側面凸部220aと側面凹み部160aの摺動し易さを阻害するような外力を与えればよい。具体的には、側面ガイド部160にバネなどの弾性部材を用いて、側面ガイド部160に対して領域拡張部220が摺動しにくくすればよい。
または、拡張部側面凸部220aが嵌合される側面凹み部160aの少なくとも一部を極狭形状にし、領域拡張部220と側面ガイド部160との摺接面の摩擦係数を大きくして摺動性を低下させてもよい。
以上のように、用紙収納部210と領域拡張部220の摺接動面の摩擦係数を所定の値にすることで、領域拡張部220に対する用紙収納部210が摺動を開始するときに要する力よりも、プリンタ100に対する領域拡張部220の摺動を開始するときに要する力が大きくなるようにする。
以上のように、プリンタ100から給紙装置200を引き出す際の用紙収納部210が領域拡張部220に対して摺動を開始する第一タイミングと領域拡張部220がプリンタ100に対して摺動を開始する第二タイミングの差は、摺接面における摩擦係数の差によって生ずる。第一タイミングの決定に寄与する摩擦係数を第一摩擦係数とし、第二タイミングの決定に寄与する摩擦係数を第二摩擦係数とする。ここで、第二摩擦係数は第一摩擦係数よりも小さい。
[用紙収納部210のロック機構]
次に、用紙収納部210に対して領域拡張部220を固定するための固定部を構成するロック機構の実施形態について図5を用いて説明する。図5は、用紙収納部210の底面の一部であって領域拡張部220との固定状態を切り替える機構を説明するための一部拡大図である。図5(a)に示す様に、用紙収納部210の底面の裏面側に設けられている裏面リブ210aの側面の一部を凹ませた端部嵌合部であるレバー嵌合部210cが形成されている。
用紙収納部210と領域拡張部220とを固定するためのレバー部材であるロックレバー260は、一端が固定された支点になっていて、この支点が回転中心260cである。ロックレバー260は、回転中心260cにおいて領域拡張部220に固定されている。ロックレバー260の自由端である先端部近傍には、側面部が突出したロック凸部260aが形成されている。端部嵌合部であるレバー嵌合部210cにレバー部材の端部であるロック凸部260aが、図5(a)に例示するように嵌合することで、用紙収納部210と領域拡張部220が固定状態に切り替わる。ロックレバー260とレバー嵌合部210cにより、用紙収納部210と領域拡張部220の摺動を阻止する固定状態と、用紙収納部210が領域拡張部220に対して摺動する固定解除状態とを切り替えることができる。
なお、レバー嵌合部210cは、用紙収納部210と領域拡張部220の固定状態を複数段階で切り替えることができるように、レバー嵌合部210cを複数箇所に設けてもよい。
図5(a)に示すように、レバー部材であるロックレバー260は、バネなどの弾性部材によって、矢印D方向に常に付勢され、ロック凸部260aがレバー嵌合部210cに嵌まった状態で留まるようになっている。この状態のときは、用紙収納部210が領域拡張部220に対して摺動できない状態になる。ロックレバー260に矢印B方向の力であって、矢印D方向の力よりも強い力を加えると、回転中心260cを回転軸として矢印B方向にロック凸部260aが回転する。
ロックレバー260を、図5(a)の状態から図5(b)の状態になるようにレバー嵌合部210cを矢印C方向に回転させるとロック凸部260aから外れるので、用紙収納部210と領域拡張部220の固定が解除される。この状態のときには、用紙収納部210は領域拡張部220に対してスライドできる。
[給シート装置の収納態様の実施形態]
次に、給紙装置200における記録媒体(用紙P)の収納態様について図6を用いて説明する。図6に示すように、給紙装置200は、用紙収納部210において、用紙Pの幅方向の動きを規制するサイドフェンス211を有している。また、領域拡張部220において、用紙Pの奥行き方向の動きを規制するエンドフェンス212を有している。サイドフェンス211は、用紙収納部210の底面部230に設置されていて、収納される用紙Pの幅方向の寸法に合うように、位置を可変できる。エンドフェンス212は、用紙収納部210の底面部230に対してスライドして位置を可変できるスライド部材に設置されている。
図6(a)に示すように、縦方向(収納されたときの奥行き方向)の長さが、一般的に用いられるA4サイズ以下の用紙P1を収納させることができる。この状態では、領域拡張部220は縮んだ位置にあって、嵌合されている。また、図6(b)に示すように、縦方向の長さがA4を超える用紙P2(例えば、リーガルサイズ)を収納させることができる。この状態では、領域拡張部220は延びた位置にあって、かつ、エンドフェンス212の用紙収納部210の奥行き寸法よりも奥側の位置で固定されている。用紙収納部210の後端からはみ出た用紙P2は、エンドフェンス212を固定する部材に乗っている。
[プリンタ100に給紙装置200を収納するときの動作例]
次に、プリンタ100に給紙装置200を収納するときの一連の動きについて、図7~図11を用いて説明する。図7は給紙装置200をプリンタ100にセットする前の様子を例示している。
本実施形態では、ロックレバー260の姿勢を切り替えることで用紙収納部210と領域拡張部220のロック状態を切り替えることができる。このロックレバー260の姿勢の切り替えを、プリンタ100の底面を構成する底板120に設けられている底面ガイドレール122によって行うように構成されている。底面ガイドレール122は、底板120の奥行き方向において長尺の部材である。奥行き方向とは、図7において給紙装置200がプリンタ100にセットされるときの方向を示す矢印E方向をいう。底面ガイドレール122は、奥行き方向に向かって細長い棒状の外観を有しており、手前方向(矢印E方向の逆方向)の先端部が、手前方向に対して傾斜している。
なお、ロックレバー260の姿勢の切り替えをするための構造は、底面ガイドレール122に限定するものではない。例えばプリンタ100の側板121に固定されている側面ガイド部160にロックレバー260と当接できる形状の部品を追加または変更することでも同様の効果を果たすこともできる。
図7は、用紙収納部210がプリンタ100に対して引き出し限界位置まで引き出されているときの状態を例示する平面図である。この状態は、すでに説明したとおり、領域拡張部220の凸部221がプリンタ100に備わるストッパ150に接触する位置まで引き出されている状態である。なお、この状態は、用紙収納部210と領域拡張部220はロックレバー260によってロックされている。
図8は、図7の状態から用紙収納部210に矢印E方向の力を加えて、用紙収納部210がプリンタ100の内部に収納される途中の状態を例示している。このとき、用紙収納部210と領域拡張部220はロックされているので、一体的に矢印E方向に移動する。図8のような位置関係において、ロックレバー260の裏面にあるボス260d(後述する)が、プリンタ100に設けられた底面ガイドレール122の斜面部122aと接触する。斜面部122aにボス260dが接触すると、矢印E方向のベクトルが、矢印C方向のベクトルに変換される。これによって、ロックレバー260は、その先願部分(ロック凸部260a)が矢印C方向に回転移動する。
その結果、図9に示すように、ロックレバー260のロック凸部260aがレバー嵌合部210cから外れて、用紙収納部210と領域拡張部220のロックは解除される。したがって、用紙収納部210を矢印E方向に移動させても、すでに説明した摩擦係数の差によって、領域拡張部220は移動しなくなる。
図9の状態から、さらに用紙収納部210を矢印E方向に移動させると、図10のようになる。すなわち、図4を用いてすでに説明をしたように、用紙収納部210と領域拡張部220の摩擦係数が、領域拡張部220とプリンタ100との摩擦係数よりも小さい。この摩擦係数の差によって、用紙収納部210とのロックが外れた位置で留まった状態のままの領域拡張部220に対し、用紙収納部210は矢印E方向への移動を続けるので、用紙収納部210と領域拡張部220との隙間が先に閉じることになる。
その後、さらに、用紙収納部210を矢印E方向に移動させると、用紙収納部210の奥側の壁面に押されて領域拡張部220もプリンタ100の奥行き方向に移動し、図11に示すように、給紙装置200の全体がプリンタ100に収納される状態になる。
[ロックレバー260の動作]
図7~図11を用いて説明した給紙装置200の収納操作時における、ロックレバー260の動作の様子について、図12を用いて説明する。図12は、図7~図11における用紙収納部210と領域拡張部220をロックするロックレバー260を正面から見た図である。すでに説明したとおり、ロックレバー260は領域拡張部220に回転可能な状態で固定されているレバー部材である。また、図12に示す様に、ロックレバー260の裏面にはボス260dが設けられている。ボス260dとプリンタ100の底板120上に設けられている底面ガイドレール122は、接触できる位置関係になっている。したがって、底面ガイドレール122に沿ってボス260dの位置は変わる。ボス260dの位置が変わると、これに応じてロックレバー260が動く。このロックレバー260の動きは、付勢に抗う方向への動きを含む。
底面ガイドレール122に対するボス260dの位置は、領域拡張部220の筐体に対する位置に連動する。言い換えると、ロックレバー260は、筐体(プリンタ100本体)に対する領域拡張部220の位置に応じて付勢に抗う方向に変位するように構成されている。
図12(a)は、用紙収納部210と領域拡張部220がロックされている状態である。すなわち、図12(a)は、図7及び図8に相当するロックレバー260の状態を例示している。すなわち、用紙収納部210がプリンタ100から引き出されている状態のとき、ロックレバー260のボス260dと底面ガイドレール122は、図7等において示した矢印E方向から見ると、矢印Eと平行な直線上にある。
その後、図9の状態に至ると、ロックレバー260のボス260dが、底面ガイドレール122の斜面部122aに接触して、底面ガイドレール122の側面に沿ってボス260dが矢印F方向に移動する。図12(b)は、図9から図11に至る間のロックレバー260の様子を例示している。ロックレバー260のボス260dが、底面ガイドレール122の側面部に沿って奥行き方向に移動するとき、ロックレバー260は回転中心260cを回転軸として矢印F方向に回転している。これによって、ロックレバー260の先端部であるロック凸部260aがレバー嵌合部210cから外れる。したがって、ロックレバー260による用紙収納部210と領域拡張部220のロックが解除された状態になる。そして、図10及び図11にて例示したように、用紙収納部210及び領域拡張部220はロックが解除された状態でプリンタ100に装着される。
[プリンタ100から給紙装置200を引き出すときの動作例]
次に、プリンタ100に給紙装置200を収納するときの一連の動きについて、図13~図17を用いて説明する。図13は給紙装置200がプリンタ100にセットされている様子を例示している。
図13に示すように、給紙装置200がプリンタ100に収納されているときは、ロックレバー260がロック解除状態になっていて、用紙収納部210と領域拡張部220は固定されていない状態になっている。この状態において、給紙装置200を矢印A方向に引き出す。
すでに説明をしたように、用紙収納部210と領域拡張部220の摩擦係数には差が設けられている。したがって、図14に示すように、用紙収納部210を矢印A方向に引き出しても、領域拡張部220は移動せずに収納されていた時の位置(初期位置)に留まった状態になる。そして、用紙収納部210だけが領域拡張部220の嵌合位置まで引き出される。
さらに用紙収納部210を引き出すと、図15に示すように、領域拡張部220が追従して矢印A方向に移動しロックレバー260のボス260dが、底面ガイドレール122の斜面部122aを抜ける位置に至る。このとき、ロックレバー260は矢印F方向に回転する。すなわち、ロックレバー260は、領域拡張部220のプリンタ100に対する位置に応じて付勢に抗う方向に変位する機構を備えている。
そうすると、図16に示すように、矢印F方向に付勢されているロックレバー260によって、レバー嵌合部210cがロック凸部260aに嵌まり、用紙収納部210と領域拡張部220がロックされる。
その後、矢印A方向に用紙収納部210を引き出すと、領域拡張部220もロックされたまま引き出される。そして、領域拡張部220の凸部221がプリンタ100のストッパ150に接触するまで、用紙収納部210が引き出される。
[給紙装置200の脱落防止及び撓み低減の説明]
ここで、給紙装置200をプリンタ100から最大限に引き出した状態において、給紙装置200がプリンタ100から脱落することを防止する効果、及び撓み量を低減させる効果の要因について、これまで説明に用いた図を参照しつつ説明する。
まず、図16から図17に至る途中において、用紙収納部210の後端がプリンタ100の筐体の前面と同等の位置、すなわち、用紙収納部210はプリンタ100から引き出された状態を想定する。このとき、用紙収納部210の引き出し取っ手250を、重力により下がる力を受ける力点とすると、用紙収納部210の底面部230と領域拡張部220の前方先端との接触位置が支点、用紙収納部210の後方側面の上端部が作用点となる。すなわち、用紙収納部210が下方に撓むように力が加わると、用紙収納部210の側面上端は領域拡張部220の収納部遊嵌部220bに嵌まり込んでいる状態であるから、用紙収納部210の撓みを阻止することができる。
また、図17に至った状態のとき、用紙収納部210が重力方向に撓もうとする力は、まず、領域拡張部220との嵌合位置に伝わり、領域拡張部220の前方端部にも重力方向に撓もうとする力が加わる。このとき、引き出し取っ手250を、重力により下がる力を受ける力点とすると、領域拡張部220の底面とプリンタ100の底板120との接触位置が支点となり、領域拡張部220の後端が作用点となる。すなわち、用紙収納部210が撓もうとすると、領域拡張部220の後端に対して上方向の力が加わる。
このとき、領域拡張部220の後端はプリンタ100のストッパ150と接触しているので、プリンタ100の本体によって動きが抑止される。また、領域拡張部220は、プリンタ100の側面凹み部160aに拡張部側面凸部220aがスライド可能な状態で嵌まっているので、この嵌まり合いによって領域拡張部220に加わる力はプリンタ100が受けることになる。側面凹み部160aと拡張部側面凸部220aの嵌まり合う位置は、プリンタ100の奥行き方向にある程度の長さがあるので、用紙収納部210が撓もうとすることで加わる力を受け止めることができる。
また、領域拡張部220は、上方が開口した箱型の部材であるから、側面部分に上記のような力が加わっても、全体として変形しにくい形状になっている。したがって、用紙収納部210が図17のように最大引き出し位置に至っても、給紙装置200全体として、撓みを抑止することができる。
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、その技術的要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項のすべてが本発明の対象となる。上記実施形態は、好適な例を示したものであるが、当業者であれば、開示した内容から様々な変形例を実現することが可能である。そのような変形例も、特許請求の範囲に記載された技術的範囲に含まれる。
100 :プリンタ
101 :給紙コロ
102 :中継ローラ
103 :レジストローラ
104 :感光体
105 :帯電装置
106 :LED
107 :転写ローラ
108 :定着ローラ
109 :定排ローラ
110 :排紙ローラ
120 :底板
121 :側板
122 :底面ガイドレール
122a :斜面部
150 :ストッパ
150 :ストッパ部
160 :側面ガイド部
160a :側面凹み部
200 :給紙装置
201 :分離コロ
210 :用紙収納部
210a :裏面リブ
210b :収納部摺動部
210c :レバー嵌合部
211 :サイドフェンス
212 :エンドフェンス
220 :領域拡張部
220a :拡張部側面凸部
220b :収納部遊嵌部
221 :凸部
230 :底面部
240 :コイルスプリング
250 :引き出し取っ手
260 :ロックレバー
260a :ロック凸部
260c :回転中心
260d :ボス
特開2003-312858号公報

Claims (8)

  1. シート状の記録媒体を収納する媒体収納部と、
    前記媒体収納部と摺動する収納拡張部と、
    記収納拡張部と摺動する筐体と、を有し、
    前記媒体収納部を前記筐体から引き出して、前記収納拡張部との嵌合位置に移動した後、当該媒体収納部を引き出し方向に移動すると前記収納拡張部が前記媒体収納部に追従して前記筐体に対し摺動する、ことを特徴とする給シート装置。
  2. 前記収納拡張部の前記筐体と摺接する部分の第一摩擦係数は、前記媒体収納部の前記収納拡張部と摺接する部分の第二摩擦係数より大きい、ことを特徴とする請求項1に記載の給シート装置。
  3. 前記媒体収納部の前記収納拡張部と摺接する部分に潤滑材が付着している、請求項2に記載の給シート装置。
  4. 前記媒体収納部に対し前記収納拡張部を固定する固定部を備え、
    前記固定部は、前記媒体収納部を前記筐体から引き出して、前記収納拡張部との嵌合位置に移動したき、当該収納拡張部を当該媒体収納部に固定する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の給シート装置。
  5. 前記固定部は、前記収納拡張部に固定された支点を中心として回転するレバー部材と、前記レバー部材の回転によって端部が嵌合する端部嵌合部により構成される、請求項4に記載の給シート装置。
  6. 前記レバー部材は、前記端部が前記端部嵌合部へ嵌合する方向に常に付勢されている、請求項5に記載の給シート装置。
  7. 前記レバー部材は、前記筐体に対する前記収納拡張部の位置に応じて前記付勢に抗う方向に変位する、請求項6に記載の給シート装置。
  8. 記録媒体に画像を形成して排出する画像形成部と、
    前記画像形成部に前記記録媒体を搬送する搬送部と、
    前記搬送部に対して前記記録媒体を供給する給シート部と、を備える画像形成装置であって、
    前記給シート部は、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の給シート装置である、ことを特徴とする画像形成装置。
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