JP2008105819A - 用紙位置規制機構及びそれを備えた用紙収納装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的多量の用紙に対応できる高さの位置規制部材においても位置規制部材を円滑且つ確実に係止可能であり、且つ位置規制部材の係止及び解除操作が容易な用紙位置規制機構及びそれを備えた用紙収納装置を提供する。
【解決手段】後端カーソル30の背面30aにはロックレバー37を側面から支持する保持部40が突設されている。保持部40にはガイド穴41が形成されており、係合突起43が摺動可能に係合している。ロックレバー37はコイルバネ47の付勢力により係止部37bとラック36とが噛み合う第1の位置に配置されており、操作部37aを後端カーソル30に近づける方向に押圧すると、ロックレバー37は斜め上方向に摺動して係合突起43がガイド穴41の上端に移動する。これにより、ロックレバー37は係止部37bとラック36との係合が解除される第2の位置に配置される。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタル複写機、レーザプリンタ等の画像形成装置に用いられる、用紙の収納位置を規制する用紙位置規制機構に関し、特に用紙収納装置内の用紙の位置合わせを行う位置規制部材(カーソル)の操作性に関するものである。
従来の画像形成装置の構成を図5に示す。画像形成装置(例えばプリンタ)100では、画像形成動作を行う場合、帯電ユニット4により図中時計回りに回転する感光体ドラム5が一様に帯電され、原稿画像データに基づく露光ユニット(レーザ走査ユニット等)7からのレーザビームにより感光体ドラム5上に静電潜像が形成され、現像ユニット8により静電潜像に現像剤(以下、トナーという)が付着されてトナー像が形成される。
この現像ユニット8へのトナーの供給はトナーコンテナ9から行われる。なお、画像データはパーソナルコンピュータ(図示せず)等から送信される。また、感光体ドラム5の表面の残留電荷を除去する除電装置(図示せず)がクリーニング装置18の下流側に設けられている。
上記のようにトナー像が形成された感光体ドラム5に向けて、用紙が給紙カセット10から用紙搬送路11及びレジストローラ対12を経由して搬送され、転写ローラ13(画像転写部)により感光体ドラム5の表面に形成されたトナー像が用紙に転写される。そして、トナー像が転写された用紙は感光体ドラム5から分離され、定着ローラ対14aを有する定着部14に搬送されてトナー像が定着される。定着部14を通過した用紙は、用紙搬送路15を経由して装置上部に搬送され、排出ローラ対16より排出トレイ17に排出される。
次に、給紙カセットの構成について説明する。図6は、給紙カセット10を画像形成装置1本体から引き出した状態を示す斜視図である。図6において、カセットベース25上には用紙積載板28が、左右の支点32a、32bを中心として上下に昇降可能に設けられている。29a、29bは、用紙積載板28に積載される用紙の幅方向の位置決めを行う一対の幅合わせカーソルであり、図示しない案内レールに沿ってそれぞれ用紙幅方向(図の矢印AA′方向)に往復移動可能に設けられている。30は、用紙の後端を揃える後端カーソルである。ここでは用紙搬送路11(図5参照)に向けて用紙が矢印B方向に送出されるため、後端カーソル30は案内レール31a、31bに沿って用紙搬送方向と平行(図の矢印BB′方向)に往復移動可能に設けられている。
この幅合わせカーソル29a、29b、及び後端カーソル30を、積載される用紙サイズに合わせて移動させることにより、用紙を給紙カセット10内の所定位置に収納する。34はカセットカバーであり、その表面側(矢印C方向から見た側)が外部に露出して画像形成装置1(図5参照)本体の外装面の一部を構成する。また、カセットカバー34の端部には、給紙カセット10内の用紙の残量を表示する表示部材35が設けられている。
上述のような従来の給紙カセットにおいては、給紙カセット着脱時の衝撃や振動等による幅合わせカーソル29a、29b、或いは後端カーソル30の不用意な移動を防止するため、ユーザが移動した位置にロックするロック機構を備えている。例えば特許文献1には、図7に示すように、鋸歯状のラック歯を有するラック36を案内レール31a、31bと平行に設けておき、後端カーソル30に取り付けられたロックレバー37を所定の位置でラック36に係合させるロック機構を備えた給紙カセットが開示されている。
図7において、後端カーソル30の幅方向の両下端部には、被案内部30a、30bが設けられており、被案内部30a、30bが案内レール31a、31bの案内溝38に係合することにより、後端カーソル30は案内レール31a、31bに沿って往復移動可能となっている。ロックレバー37は、ロック機構の作動及び解除を行う操作部37と、ラック36に係合する係合歯が設けられた係止部37bとが一体形成されており、支点39を中心に回動可能に支持されている。ロックレバー37は図示しない付勢手段により時計回りに付勢されており、通常は係止部37bがラック36に係合してロック機構が作動している。
図7の状態から用紙サイズを変更する場合、ユーザは、ロックレバー37を付勢力に抗して反時計回りに回動させ、係止部37bとラック36との係合を外してロックを解除する。そして、その状態でロックレバー37を保持したまま、所定の目盛り位置まで後端カーソル30を案内レール31a、31bに沿って矢印B方向に移動させる。最後にロックレバー37を離して係止部37bとラック36とを係合させ、後端カーソル30が移動しないようにロック機構を作動させる。
特許文献1の方法によれば、後端カーソル30を任意の位置で簡便且つ確実に係止させることができるが、ロックレバー37の操作方向が後端カーソル30の操作方向と直交する方向となるため、一方の手でロックレバー37を保持しながら他方の手で後端カーソル30を操作する必要があり、操作性が悪くなっていた。また、操作部37aが後端カーソル30の側方に突出するため配置スペースが大きく必要となる。
一方、ロックレバー37の操作方向を後端カーソル30の操作方向に合わせた場合、係止部37bの回動方向がラック36の溝方向と垂直になるため、ラック36と係止部37bとの係合及び解除を円滑に行うためには、ロックレバー37の回動支点をなるべく下方に設けて係止部37bとラック36との干渉を回避する必要が生じる。そのため、カーソルの高さが増すにつれて、ユーザは指を下方に伸ばしてロックレバーを操作しなければならず、操作性が低下してしまう。
また、操作部を上方に長く延ばしたり、カーソルに切り欠きを設けたりしてロックレバーの操作性を向上させる方法も考えられるが、操作部を延ばした場合はカーソル背面から大きく突出して省スペース化の妨げとなり、カーソルに切り欠きを設けた場合はカーソルの強度が低下するという問題点があった。なお、ここでは用紙の後端を整合する後端カーソル30を例に挙げて説明したが、用紙の幅方向の整合を行う幅合わせカーソル29a、29bについても事情は同じである。
また、特許文献2には、幅合わせカーソルを所定位置に固定するロック片をカセットフレーム上に備え、ロック片を撓ませて幅合わせカーソルとの係合を解除する解除ロッドを幅合わせカーソルの背面に備えた給紙カセットが開示されている。しかしながら、特許文献2の方法ではロック片の撓み変形で幅合わせカーソルを係止するため、用紙積載量が比較的多い給紙カセットの場合は用紙の重量によりロック片が撓んでしまい、幅合わせカーソルを確実に係止できないという問題点があった。また、解除ロッドをカーソル背面に沿って上方に引き上げて係合を解除し、さらに下方に押し下げて係合させる操作が必要となるため、ロック機構の操作をカーソルの移動と同時に行うことはできなかった。
特開2001−187642号公報 特開2005−231862号公報
本発明は、上記問題点に鑑み、比較的多量の用紙に対応できる高さの位置規制部材においても位置規制部材を円滑且つ確実に係止可能であり、且つ位置規制部材の係止及び解除操作が容易な用紙位置規制機構及びそれを備えた用紙収納装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、用紙を収納するハウジングの底面に沿って往復移動可能に設けられ、前記ハウジング内に収納される用紙位置を規制する位置規制部材と、該位置規制部材を任意の位置に係止するロック機構と、を備えた用紙位置規制機構において、前記ロック機構は、前記ハウジング底面に設けられるラックと、該ラックに係合する係止部を有し前記位置規制部材の背面に対して斜め上向きに接近し斜め下向きに離間するように摺動可能に支持される固定部材とから成り、前記固定部材を前記位置規制部材の背面に対して接近又は離間する方向に操作することにより、前記係止部と前記ラックとが係合する第1の位置と前記係止部と前記ラックとの係合が解除される第2の位置とに選択配置することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の用紙位置規制機構において、前記位置規制部材の背面に、前記固定部材を前記第1の位置と前記第2の位置とに案内するガイド部を有し前記固定部材の側面を摺動可能に支持する支持部を設けたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の用紙位置規制機構において、前記固定部材を前記第1の位置方向に付勢する付勢手段を設けたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の用紙位置規制機構において、前記固定部材が前記第1の位置にあるとき、前記固定部材を前記位置規制部材の背面に対し略平行に保持するとともに、前記第2の位置への移動に伴い弾性変形して前記固定部材と前記位置規制部材の接近を許容する保持手段を設けたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の用紙位置規制機構を備えた用紙収納装置である。
本発明の第1の構成によれば、位置規制部材の移動方向と固定部材の操作方向とが同方向となり、ユーザは固定部材を位置規制部材方向に押圧するだけで第2の位置に配置できるため、ロック機構の操作性が向上する。また、固定部材は位置規制部材の背面に対して斜め上向きに接近し、斜め下向きに離間するので、ロック機構の操作時における固定部材の移動量を小さく抑えつつ、係止部とラックとの干渉を容易に回避することができる。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の用紙位置規制機構において、位置規制部材の背面に固定部材の側面を摺動可能に支持する支持部を設け、支持部には固定部材を第1の位置と第2の位置とに案内するガイド部を形成することにより、簡単な構成で固定部材をより円滑に操作することができる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第1又は第2の構成の用紙位置規制機構において、固定部材を第1の位置方向に付勢する付勢手段を設けることにより、固定部材への押圧力を除去するだけで自動的に第1の位置に配置可能となる。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第1乃至第3のいずれかの構成の用紙位置規制機構において、固定部材を位置規制部材の背面に対し略平行に保持するとともに、弾性変形により固定部材と位置規制部材の接近を許容する保持手段を設けることにより、固定部材が第1の位置にあるときの姿勢を維持してぐらつきを抑制するとともに、第2の位置への円滑な移動も確保できる。
また、本発明の第5の構成によれば、上記第1乃至第4のいずれかの構成の用紙位置規制機構を用紙収納装置に搭載することにより、位置規制部材のロック機構の操作性が向上した使い勝手の良い用紙収納装置となる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の用紙位置規制機構を備えた給紙カセットの後端カーソル周辺の構成を示す斜視図であり、図2は、本発明の用紙位置規制機構の正面図である。従来例の図6及び図7と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
図1に示すように、ロックレバー37は中央に凸部39を有する側面視略T字状の樹脂部材であり、後端カーソル30の背面30aにはロックレバー37の凸部39を側面から支持する支持部40が突設されている。支持部40には長穴状のガイド穴41が形成されており、凸部39側面の係合突起43が摺動可能に係合している。ロックレバー37の上端部は操作部37aとなっており、ロックレバー37を把持する際の滑り止めとなるエンボスが形成されている。ロックレバー37の下端部にはラック36と噛み合う係止部37bが形成されている。
また、図2に示すように、ロックレバー37には凸部39の下方に開口45が形成され、開口45の下端部にはコイルバネ47の下端が固定されている。コイルバネ47はその自然長よりも所定量圧縮された状態で上端が後端カーソルに固定されており、ロックレバー37はコイルバネ47の付勢力により下向きに付勢されている。
また、凸部39の上方には接触片49が一体形成されており、接触片49の先端が後端カーソル30の背面30aに当接することにより、ロックレバー37の姿勢を背面30aに対し略平行に保持している。接触片49は後端カーソル30に固定されておらず、押圧力により弾性変形及び復元可能となっている。
図3は、ロックレバーの係止部がラックと係合している状態を示す側面図であり、図4は、係止部とラックとの係合が解除された状態を示す側面図である。図3及び図4を用いて本発明の用紙位置規制機構の操作手順について説明する。いま、後端カーソル30が所定の用紙サイズ位置(例えばA4サイズ)にあるとき、図3のように、ロックレバー37はコイルバネ47(図2参照)の付勢力により支持部40に沿って押し下げられ、係合突起43がガイド穴41の下端に到達する位置で停止する。このとき、ロックレバー37は係止部37bとラック36とが噛み合う位置(以下、第1の位置という)に配置されている。
用紙サイズ変更に伴い、ユーザが後端カーソル30を移動させる場合は、後端カーソル30の上方及びロックレバー37の操作部37aを同時に把持し、ロックレバー37を後端カーソル30の背面30aに近づける方向(図3の矢印D方向)に押圧する。これにより、接触片49が弾性変形するとともに、ロックレバー37はコイルバネ47の付勢力に抗して支持部40に沿って斜め上方向(図3の矢印E方向)に摺動するため、係止部37bもラック36から離間する方向(図3の矢印F方向)に移動する。そして、図4に示すように、ロックレバー37は係合突起43がガイド穴41の上端に到達する位置で停止する。このとき、ロックレバー37は係止部37bとラック36との係合が解除される位置(以下、第2の位置という)に配置される。
その後、ロックレバー37が第2の位置にある図4の状態を維持しながら後端カーソル30を矢印BB′方向に移動し、用紙サイズに応じた所定の位置に合わせる。位置合わせが完了した状態で後端カーソル30及び操作部37aを把持していた手を離すと、ロックレバー37はコイルバネ47の付勢力により再び斜め下方向に移動して第1の位置に配置され、後端カーソル30の移動が規制される。
この構成とすることにより、ロックレバー37の操作方向(矢印D方向)を後端カーソル30の移動方向(矢印BB′方向)に合わせることができる。即ち、ユーザは後端カーソル30及び操作部37aを同時に把持してロックレバー37を第2の位置に配置するとともに、そのまま手を離さずに後端カーソル30を所定の位置に移動できる。また、ロックレバー37を把持していた手を離すだけでロックレバー37を第1の位置に配置できる。従って、ロック機構の係止及び解除、並びに後端カーソル30の移動を一連の動作として行うことができ、後端カーソル30の操作性が向上する。
また、ロックレバー37は後端カーソル30の背面と略平行状態を保持したまま摺動するため、ロック機構の係止及び解除時におけるロックレバー37の移動量を小さく抑えても係止部37bとラック36との干渉を容易に回避することができ、用紙位置規制機構をコンパクト化することができる。
ここで、ロックレバー37を第1の位置に係止可能な係止機構を設けておき、後端カーソル30の不必要な移動を防止する構成としても良い。しかし、ロックレバー37を第2の位置に移動する際、或いは後端カーソル30を移動させた後にロックレバー37を再び第1の位置に移動する際に、係止機構の操作を別途行う必要が生じ、操作性が低下する。従って、上記実施形態のようにコイルバネ47を設け、ロックレバー37が自動的に第2の位置から第1の位置に戻り、且つ係止部37bを適度な圧力でラック36に押圧できる構成が好ましい。
なお、ここではロックレバー37を第1の位置方向に付勢する手段としてコイルバネ47を圧縮して用いたが、例えばコイルバネ47を自然長よりも所定量伸長した状態で一端を開口45の上端に、他端を後端カーソル30の下端部に固定して、コイルバネ47を引っ張りバネとして用いても良い。或いは、トーションバネ、ねじりコイルバネ等の他のバネ部材を用いることもできる。
また、上記実施形態では、支持部40に形成されたガイド穴41にロックレバー37の凸部39に設けられた係合突起43が係合してロックレバー37を第1の位置と第2の位置とに案内する構成としているが、例えばガイド穴41に代えてガイド溝を設けても良いし、凸部39側にガイド穴又はガイド溝を設け、支持部40側に係合突起を設ける構成としても良い。
ロックレバー37が摺動する際の傾斜角(ガイド穴又はガイド溝の角度)については特に制限はないが、傾斜角が小さくなると係止部37bの上方向への移動量が小さくなるため、ラック36と係止部37bとの干渉を回避するにはロックレバー37の操作量を大きくする必要がある。従って、ロック機構をコンパクト化する観点から傾斜角は45°程度が好ましい。
また、ロックレバー37を背面30aに対し略平行に保持する手段として、弾性変形可能な接触片49をロックレバー37と一体形成したが、接触片49を別部材として固定しても良いし、接触片49に代えてロックレバー37と後端カーソル30との隙間にコイルバネや板バネ等を配置しても良い。
その他本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば上記実施形態においては、用紙の後端を整合して用紙搬送方向の収納位置を規制する後端カーソル30に適用した例について説明したが、用紙の幅方向の端部を整合して用紙搬送方向と直交する方向の収納位置を規制する幅合わせカーソル29a、29b(図6参照)に適用する場合についても全く同様に説明される。
また、上記実施形態においては、画像形成装置に搭載されて用紙の供給源として用いられる用紙収納装置について説明したが、本発明の用紙位置規制機構は、例えば合紙の供給源として用いられる手差し機構の幅合わせカーソル、或いは自動原稿搬送装置(ADF)の幅合わせカーソルにも適用可能である。
本発明は、用紙を収納するハウジングの底面に沿って往復移動可能に設けられ、ハウジング内に収納される用紙位置を規制する位置規制部材と、該位置規制部材を任意の位置に係止するロック機構と、を備えた用紙位置規制機構において、ロック機構は、ハウジング底面に設けられるラックと、該ラックに係合する係止部を有し位置規制部材の背面に対して斜め上向きに接近し斜め下向きに離間するように摺動可能に支持される固定部材とから成り、固定部材を位置規制部材の背面に対して接近又は離間する方向に操作することにより、係止部とラックとが係合する第1の位置と係止部とラックとの係合が解除される第2の位置とに選択配置する。
これにより、固定部材の操作方向を位置規制部材の移動方向に合わせることができ、ロック機構の操作性に優れるとともに、ロック機構の操作時における係止部とラックとの干渉を容易に回避できるコンパクトな用紙位置規制機構を簡便且つ低コストで提供する。また、固定部材を第1の位置と第2の位置とに案内するガイド部を備えた支持部や、固定部材を第1の位置に付勢する付勢手段、或いは固定部材の姿勢を保持する保持手段を設けたので、固定部材の操作が一層円滑且つ確実なものとなる。
また、本発明の用紙位置規制機構を用紙収納装置に搭載したので、用紙を所定位置に円滑且つ確実に収納することができ、且つ位置規制部材の操作性も向上した使い勝手の良い用紙収納装置を提供できる。
は、本発明の用紙位置規制機構を備えた給紙カセットの後端カーソル周辺の構成を示す斜視図である。 は、本発明の用紙位置規制機構の正面図である。 は、ロックレバーの係止部がラックと係合している状態を示す側面断面図である。 は、係止部とラックとの係合が解除された状態を示す側面断面図である。 は、従来の画像形成装置の全体構成を示す概略断面図である。 は、従来の給紙カセットの構成を示す斜視図である。 は、従来の給紙カセットの後端カーソル付近の拡大図である。
符号の説明
10 給紙カセット(用紙収納装置)
25 カセットベース(ハウジング)
28 用紙積載板
29a、29b 幅合わせカーソル(位置規制部材)
30 後端カーソル(位置規制部材)
30a 背面
36 ラック
37 ロックレバー(固定部材)
37a 操作部
37b 係止部
39 凸部
40 支持部
41 ガイド穴(ガイド部)
43 係合突起
45 開口
47 コイルバネ(付勢手段)
49 接触片(保持手段)
100 画像形成装置

Claims (5)

  1. 用紙を収納するハウジングの底面に沿って往復移動可能に設けられ、前記ハウジング内に収納される用紙位置を規制する位置規制部材と、該位置規制部材を任意の位置に係止するロック機構と、を備えた用紙位置規制機構において、
    前記ロック機構は、前記ハウジング底面に設けられるラックと、該ラックに係合する係止部を有し前記位置規制部材の背面に対して斜め上向きに接近し斜め下向きに離間するように摺動可能に支持される固定部材とから成り、
    前記固定部材を前記位置規制部材の背面に対して接近又は離間する方向に操作することにより、前記係止部と前記ラックとが係合する第1の位置と前記係止部と前記ラックとの係合が解除される第2の位置とに選択配置することを特徴とする用紙位置規制機構。
  2. 前記位置規制部材の背面に、前記固定部材を前記第1の位置と前記第2の位置とに案内するガイド部を有し前記固定部材の側面を摺動可能に支持する支持部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の用紙位置規制機構。
  3. 前記固定部材を前記第1の位置方向に付勢する付勢手段を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の用紙位置規制機構。
  4. 前記固定部材が前記第1の位置にあるとき、前記固定部材を前記位置規制部材の背面に対し略平行に保持するとともに、前記第2の位置への移動に伴い弾性変形して前記固定部材と前記位置規制部材の接近を許容する保持手段を設けたことを特徴とする請求項1又乃至請求項3のいずれかに記載の用紙位置規制機構。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の用紙位置規制機構を備えた用紙収納装置。
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