JP5100558B2 - シート給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート給送装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5100558B2
JP5100558B2 JP2008198437A JP2008198437A JP5100558B2 JP 5100558 B2 JP5100558 B2 JP 5100558B2 JP 2008198437 A JP2008198437 A JP 2008198437A JP 2008198437 A JP2008198437 A JP 2008198437A JP 5100558 B2 JP5100558 B2 JP 5100558B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rear end
end regulating
sheet
regulating member
sheet feeding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008198437A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010037002A (ja
Inventor
伸二 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2008198437A priority Critical patent/JP5100558B2/ja
Publication of JP2010037002A publication Critical patent/JP2010037002A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5100558B2 publication Critical patent/JP5100558B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Description

本発明は、シート給送装置及び画像形成装置に関し、特にシートを収納する給紙カセットのカセット本体に別体で後端規制部材を設けたものに関する。
従来の複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置においては、シート給送装置を備え、このシート給送装置から画像形成部にシートを給送して画像を形成するようにしたものが広く普及している。このようなシート給送装置としては、画像形成装置本体にシート収納部である給紙カセットを引出し可能に装着し、給紙カセットに収納されたシートをシート給送ローラにより、画像形成部に自動給送するようにしているのが一般的である。
ここで、給紙カセットのシートが収納されるカセット本体には、収納できる最大サイズのシートより小さいサイズのシートを収納する際、収納されるシートのシート給送方向上流側端(以下、後端という)の位置を規制する後端規制部材が設けられている。また、シートのシート給送方向と直交する方向(以下、幅方向という)の側端位置を規制する側端規制部材が設けられている。
そして、このような給紙カセットにおいては、側端規制部材によってシートの側端位置を規制する一方、後端規制部材によってシートの後端を規制し、シートの先端位置を常に所定のシート給送可能位置に規制するようにしている。これにより、給紙カセットを画像形成装置本体に装着した際、シートのサイズによらず、安定したシートの給送を行うことができる。
ところで、近年、スペース効率を向上させるため画像形成装置の小型化が図られているが、このように画像形成装置を小型化した場合、使用されるシートより、言い換えれば給紙カセットより画像形成装置本体の方が短くなる場合がある。この場合、給紙カセットを画像形成装置本体に装着すると、画像形成装置本体から給紙カセットが突き出した状態となり、スペース効率が悪くなる。
そこで、このような問題を解決するため、カセット本体に後端規制部材を別体に引き出し可能に設け、シートのサイズに応じて後端規制部材を引き出して使用するようにした伸縮式の給紙カセットがある(特許文献1参照)。
ここで、このような伸縮式の給紙カセットにおいて、カセット本体は画像形成装置本体と略同サイズもしくはそれ以下の大きさにしている。そして、カセット本体サイズより大きなサイズのシートを収納する場合、後端規制部材を、シートの画像形成装置本体からの突出分だけ引き出して使用するようにしている。
なお、このような従来の給紙カセットにおいて、後端規制部材はロック部材により引き出し位置又は収納位置でロックされており、後端規制部材を引き出す際、又は収納する際には、ロック部材のロックを解除するようにしている。
また、より小さなサイズのシートを給紙カセットに収納可能にするために、後端規制部材を2体化して大サイズ用の後端規制部材と小サイズ用の後端規制部材を設けて対応している。なお、カセット本体にはシートをシート給送ローラに押し付けるための中板が設けられているが、この中板には、小サイズ用の後端規制部材の移動が可能となるよう切り込みが形成されている。そして、小サイズ用の後端規制部材は、この切り込み内を移動できるよう大サイズ用の後端規制部材よりも小さな形状となっている。
図14は、このような従来の伸縮式の給紙カセットの斜視図である。図14において、102は伸縮式の給紙カセット、103はカセット本体、104はカセット本体103にスライド可能に設けられた第1後端規制部材である。この第1後端規制部材104には、第1後端規制部材104をカセット本体103にロックするための不図示のロック部材と、ロック部材によるロックを解除する第1後端規制部材用のロック解除レバー106が設けられている。
105は第1後端規制部材104にスライド可能に設けられた小サイズ用の第2後端規制部材である。この第2後端規制部材105には、第2後端規制部材105をカセット本体103にロックするための不図示のロック部材と、ロック部材によるロックを解除する第2後端規制部材用のロック解除レバー107が設けられている。108は、カセット本体103に上下方向に回動可能に設けられた中板であり、この中板108には、第2後端規制部材105が進入する切り込み108aが形成されている。
そして、給紙カセット102にシートを収納する際には、ロック解除レバー106,107により第1及び第2後端規制部材104,105のロックを解除し、第1及び第2後端規制部材104,105をシートサイズに応じた位置に移動させる。
例えば、小サイズシートを収納する際は、図15の(a)に示すように、第2後端規制部材105のみを、中板108に形成された切り込み内を進入させて使用する。また、大サイズのシートを収納する際は、図15の(b)に示すようにカセット本体103から第1及び第2後端規制部材104,105を引き出して使用するようにしている。
特開2001−97561号公報
しかし、このような従来の給紙カセットを備えた従来のシート給送装置及び画像形成装置において、第2後端規制部材105のロック部材は、第2後端規制部材105をカセット本体103にロックするため、付勢されている。このため、カセット本体103には、常にロック部材から負荷が加えられている。
このため、特に輸送時や保管時などの高温状態において、カセット本体103が熱変形し、第2後端規制部材105がロックされない、または操作性が悪化する恐れがあった。
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、カセット本体の変形を防止することのできるシート給送装置及び画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、給紙カセットに収納されたシートを給送するシート給送装置において、前記給紙カセットは、シートが収納されるカセット本体と、前記カセット本体に、シート給送方向に移動可能に設けられ、前記カセット本体に収納されたシートの後端を規制する第1後端規制部材と、前記第1後端規制部材に、シート給送方向に移動可能に設けられ、前記カセット本体に収納されたシートの後端を規制する第2後端規制部材と、前記第2後端規制部材に設けられ、前記第1後端規制部材及び前記第2後端規制部材が一体的に移動するよう前記第1後端規制部材及び前記第2後端規制部材を連結する連結部材と、前記連結部材を、前記第1後端規制部材と前記第2後端規制部材とを連結させる方向に付勢する付勢部材と、所定サイズより小さいサイズのシートの後端を規制する際には、前記第2後端規制部材のみが移動するよう前記連結部材を、前記第1後端規制部材及び前記第2後端規制部材の移動に伴って前記付勢部材による付勢力に抗しながら前記第1後端規制部材及び前記第2後端規制部材の連結を解除する方向に移動させる連結解除部材と、前記付勢部材による付勢力に抗しながら連結解除方向に移動した前記連結部材の負荷による前記カセット本体の変形を防ぐための変形防止部と、を備えたことを特徴とするものである。
本発明のように、変形防止部を設けることにより、付勢部材による付勢力に抗しながら連結解除方向に移動した連結部材の負荷によるカセット本体の変形を防ぐことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るシート給送装置を備えた画像形成装置の一例であるレーザビームプリンタの概略構成を示す図である。
図1において、1はレーザビームプリンタ、1Aはレーザビームプリンタ本体(以下、プリンタ本体という)である。このレーザビームプリンタ1は、スキャナユニット7によって潜像が形成される感光ドラム6、感光ドラム6にトナー像を形成するよう潜像をトナーを用いて現像する不図示の現像器、クリーナ等を一体的に包括したプロセスカートリッジ12を有している。そして、これら感光ドラム6、不図示の現像器等により画像形成部300を構成している。
また、このレーザビームプリンタ1は、プリンタ本体1Aに着脱自在に装着された給紙カセット2と、給紙カセット2に収納されたシートSを給送するシート給送ローラ9とを有し、シートSを画像形成部300に給送するシート給送装置1Bを備えている。
そして、シートSに画像を形成する場合は、シート給送部材であるシート給送ローラ9によりシートSを画像形成部300に向けて送り出すようにしている。なお、シート給送ローラ9により送り出されたシートSは、まずシート給送ローラ9と摩擦板17とにより構成される分離部により一枚ずつ分離給送された後、搬送ローラ対8に搬送される。
次に、シートSは搬送ローラ対8からレジストローラ対19に搬送され、レジストローラ対19よって斜行を補正された後、所定のタイミングで転写ローラ10と感光ドラム6により構成される転写部15に搬送される。そして、この転写部15において、転写ローラ10により、それまでに感光ドラム6上に形成されたトナー像が転写される。
次に、トナー像が転写されたシートSは、定着器11に搬送され、この定着器11によって加熱加圧されてトナー像が定着される。この後、シートSは、シート排出下ローラ12及びシート排出上ローラ13によってシート排出トレイ14上に排出される。
ところで、給紙カセット2は、図2に示すように、シートを収納するカセット本体を構成するカセットケース3と、カセットケース3に上下方向に回動自在に設けられた中板31と、幅規制板32と、後端規制板33とを備えている。中板31は、シートを積載すると共にシート給送時上方回動し、シートSをシート給送ローラ9に押し付け、シート給送動作を補助するものであり、この中板31には、後述する第2後端規制部材5が進入する切り込み31aが形成されている。
幅規制板32は、シートを収納する際にシートの幅方向の端部位置を規制するものである。また後端規制板33は、シートの後端位置を規制するものであり、この後端規制板33は、第1後端規制部材4と第2後端規制部材5とを備えている。
ここで、第1後端規制部材4は、図3に示すようにシートの後端と当接する本体4Aと、シートの後端部分を支持する支持面4Bを備えると共に、カセットケース3にスライド可能に取り付けられている。また、第2後端規制部材5は、この第1後端規制部材4の幅方向中央部に、第1後端規制部材4に対してスライド可能に設けられている。
そして、給紙カセット2にシートが収納される際、シートサイズに応じた位置に幅規制板32と後端規制板33とを移動させることにより、幅規制板32によってシートの端部を規制する一方、第1及び第2後端規制部材4,5によってシートの後端を規制する。これにより、シートのサイズによらず任意のシートにおいて安定したシート給送を行うことができる。
なお、図2は大きなサイズのシートの後端を規制するときの第1及び第2後端規制部材4,5の位置を示している。また、図4は、中板31のシート給送方向の長さよりも短い、所定サイズ例えばA5サイズよりも小さいサイズのシートの後端を規制するときの第2後端規制部材5の位置を示している。なお、この場合、第2後端規制部材5を中板31に形成された切り込み31a内に進入させることにより、シートの後端を規制するようにしている。
ところで、既述したように第1後端規制部材4は、カセットケース3に対しスライド可能になっている。そして、シートの後端を規制する場合には、第2後端規制部材5と共に第1後端規制部材4を後端規制位置に移動した後、第1及び第2後端規制部材4,5をこの位置に固定(保持)する必要がある。そこで、このように第1及び第2後端規制部材4,5を後端規制位置に固定(保持)するため、本実施の形態においては第1の固定機構2A及び第2の固定機構2Bを設けている。
次に、第1後端規制部材4及び第2後端規制部材5を固定する第1及び第2の固定機構2A,2Bの構成について説明する。まず、第1後端規制部材4を固定する第1の固定機構2Aの構成について説明する。
第1の固定機構2Aは、図5に示すようにカセットケース3の底面3aに設けられ、複数の三角形状の歯により構成されると共に、シート給送方向に沿って平行に延びた第1係合手段である第1ラック歯列34と、第2ラック歯列35を備えている。また、第1の固定機構2Aは、第1後端規制部材4に回動可能に保持された第1保持部材である第1ロック部材42を備えている。ここで、この第1ロック部材42の底面には、第1ラック歯列34及び第2ラック歯列35にそれぞれ対応して三角形状の歯により構成される第1歯列48、第2歯列49が設けられている。
次に、第2後端規制部材5を固定するための第2の固定機構2Bの構成について説明する。
第2の固定機構2Bは、図6に示すように第1後端規制部材4の支持面4Bに設けられ、複数の三角形状の歯により構成されると共に、シート給送方向に沿って平行に延びた第2係合手段である第3ラック歯列36と、第4ラック歯列37を備えている。また、第2の固定機構2Bは、第2後端規制部材5の本体51に、上下方向に移動可能に保持される第2保持部材である第2ロック部材52を備えている。ここで、この第2ロック部材52の底面には、第3ラック歯列36及び第4ラック歯列37にそれぞれ対応して第3歯列58、第4歯列59が設けられている。
一方、第1及び第2後端規制部材4,5を移動させる際は、このような構成の第1及び第2の固定機構2A,2Bによる固定を解除する必要がある。次に、第1及び第2の固定機構2A,2Bの固定を解除するための構成について説明する。
図7及び既述した図6に示すように、第2後端規制部材5には、後端規制レバー61が回動可能に設けられている。ここで、この後端規制レバー61の上部にはユーザが触る操作部62が設けられ、下部には第1ロック部材42に当接する第1カム63及び第2カム64と、第2ロック部材52に当接する第3カム65及び第4カム66が設けられている。
なお、図7において、43は第1ロック部材42の第1及び第2歯列48,49に対応する位置に設けられた第1ロックバネである。そして、この第1ロックバネ43によって第1ロック部材42が押圧されることにより、第1後端規制部材4がカセットケース3に対して保持される。
また、第1ロック部材42は、第1後端規制部材4に揺動軸42aを支点として揺動可能に配置されており、一方の揺動端には第1及び第2歯列48,49が設けられ、他方の揺動端には第1ロックカム46、第2ロックカム47が設けられている。
一方、後端規制レバー61の回動中心よりやや下側には、第1ロック部材42を回動させて第1ロック部材42による第1後端規制部材4のロックを解除する第1保持解除部を構成する2つのカム形状である第1カム63と第2カム64が設けられている。
なお、この第1カム63と第2カム64は、後端規制レバー61の下部の第1ロック部材側側面に、第1ロック部材42の第1及び第2ロックカム46,47に対応して設けられている。
また、図7において、53は第2ロック部材52を付勢する第2ロックバネであり、この第2ロックバネ53によって第2ロック部材52を付勢することにより、第2後端規制部材5が第1後端規制部材4に保持される。
ここで、第2ロック部材52は、第2後端規制部材5に対し上下に移動可能に配置されており、既述した図6に示すように、下端に設けられた第3及び第4歯列58,59と第2ロックバネ53の間に第3ロックカム56、第4ロックカム57が設けられている。
一方、後端規制レバー61の回動中心よりやや上側には、第2ロック部材52を下降させて第2ロック部材52による第2後端規制部材5のロックを解除する第2保持解除部を構成する2つのカム形状である第3カム65と第4カム66が設けられている。なお、この第3カム65と第4カム66は、第2ロック部材52の第3ロックカム56及び第4ロックカム57に対応して設けられると共に、その作用点の位置(高さ)は略同じに設けられている。
次に、第1後端規制部材4をシートサイズに応じた位置に移動させる際、第1後端規制部材4を保持状態から解除状態にする際の操作について説明する。
この場合、後端規制レバー61の操作部62を、例えば図7に示す矢印cもしくはd方向へ倒す。これにより、後端規制レバー61の各カム63〜66が回動し、対応する第1及び第2ロック部材42,52の各ロックカム46,47,56,57に作用して第1及び第2ロック部材42,52が保持位置から解除方向に移動する。
例えば、図8に示すように、矢印c方向に後端規制レバー61の操作部62を倒した場合、後端規制レバー61は回動軸を中心に回動し、後端規制レバー61の第1カム63が第1ロック部材42の第1ロックカム46を押し下げる。
これにより、第1ロック部材42は、第1ロックバネ43の押圧力に抗しながら揺動軸42aを中心として保持解除方向に揺動し、これに伴い揺動軸42aを挟んで反対側に設けられた第1歯列48,49が押し上げられる。この結果、第1ロック部材42の第1及び第2歯列48,49とカセットケース3の第1及び第2ラック歯列34,35の係合が解除され、第1後端規制部材4はカセットケース3に対し、保持状態から解除状態になる。
同時に、第2後端規制部材5に関しても、後端規制レバー61の第3カム65が第2ロック部材52の第3ロックカム56を押し上げるため、第2ロック部材52は第2ロックバネ53の押圧力に抗しながら保持解除方向である上方に押し上げられる。この結果、第2ロック部材52の第3及び第4歯列58,59と第1後端規制部材4の第3及び第4ラック歯列36,37の係合が解除され、第2後端規制部材5は第1後端規制部材4に対し、保持状態から解除状態になる。
ところで、既述したように、本実施の形態において、シートを収納する際、シートサイズ、言い換えればシートのシート給送方向の長さに応じた位置まで第1及び第2後端規制部材4,5をスライド移動させるようにしている。
ここで、第1及び第2後端規制部材4,5をスライドする際、シートが所定以上のシート給送方向の長さを有する場合は、第1及び第2後端規制部材4,5によりシートの後端位置を規制するように第1及び第2後端規制部材4,5を一体的にスライドさせる。また、シートが所定以上のシート給送方向の長さを有さない、所定サイズ以下の小サイズのシートの場合は、第2後端規制部材5のみスライドするようにしている。
なお、本実施の形態においては、第1及び第2後端規制部材4,5が一体的にスライドする範囲の最小サイズのシートをA5サイズのシートとし、A5サイズのシートより小さいサイズのシートの場合には、第2後端規制部材5のみスライドするものとする。
ここで、A5サイズのシートより大きいサイズのシートを収納する場合には、第1及び第2後端規制部材4,5が一体的にスライドするよう第2後端規制部材5を第1後端規制部材4と一体化させるための第3ロック部材54(図6参照)を設けている。
なお、この第1及び第2後端規制部材4,5を連結する連結部材である第3ロック部材54は、図9に示すように、第2後端規制部材5に鉛直方向に移動可能に設けられている。この第3ロック部材54は、底面(下端)に突起部である差込部79を有し、通常、上端を付勢する付勢部材である第3ロックバネ55による下向きに押圧力(付勢力)により、第1後端規制部材4に形成されたスリット部67に差し込まれるようになっている。
ここで、第2後端規制部材5は、第1後端規制部材4に対し前後方向にずれない構成になっており。また、第3ロック部材54は第2後端規制部材5に対して前後方向に拘束されている。このため、第3ロック部材54の差込部79を第1後端規制部材4のスリット部67に差し込むことにより、第1後端規制部材4と第2後端規制部材5が一体化した状態でスライド可能となる。
一方、A5サイズのシートより小サイズのシートを給紙カセット2に収納する場合は、第2後端規制部材5を、第1後端規制部材4から離脱させ、第2後端規制部材5のみ、第1後端規制部材上をスライドさせるようにする。
次に、第2後端規制部材5のみをスライドさせるための構成について説明する。なお、本実施の形態において、第1後端規制部材4がスライドする際、第1及び第2後端規制部材4,5が一体的にA5サイズのシートの収納位置まで移動すると、第1後端規制部材4の前側先端がカセットケース3の不図示の突き当て部にぶつかるようになる。この結果、第1後端規制部材4は、これ以上シート給送方向下流側、即ち中板側へ移動することができない。なお、以下、A5サイズのシートの収納位置をA5収納位置、A5サイズよりも小さいサイズのシートの収納位置を小サイズ収納位置、A5サイズよりも大きいシートの収納位置を大サイズ収納位置という。
ここで、第2後端規制部材5を第1後端規制部材4から離脱して第2後端規制部材5のみスライド可能にするためには、第3ロック部材54の第1後端規制部材4のスリット部67との係合を解除する必要がある。
このため、本実施の形態においては、図9に示すようにカセットケース3には、第3ロック部材54によるロックを解除するための傾斜部77を備えた連結解除部材である第3ロック解除リブ38がスライド方向に設けられている。そして、大サイズのシートに対応する位置にある第1後端規制部材4を、第2後端規制部材5と一体的に小サイズのシートに対応する位置まで後端規制方向にスライドさせると、第3ロック部材54の差込部79が第3ロック解除リブ38の傾斜部77に当接する。
ここで、差込部79が傾斜部77に当接した後、さらに第1後端規制部材4を移動させると、第3ロックバネ55に抗しながら第3ロック部材54は第3ロック解除リブ38の傾斜部77に押されて、図10に示すように第2後端規制部材内を上方に移動する。これにより、第3ロック部材54の差込部79が第1後端規制部材4のスリット部67から抜けるようになり、第2後端規制部材5が第1後端規制部材4から離脱する。
つまり、差込部79が傾斜部77に当接した後、第1後端規制部材4を移動させると、第3ロック部材54は第1後端規制部材4と第2後端規制部材5との連結を解除する方向(以下、連結解除方向という)に移動する。これにより、第3ロック部材54による、第1後端規制部材4と第2後端規制部材5との連結が解除される。
以上のように構成することにより、第2後端規制部材5に取り付けられた後端規制レバー61の操作部62を操作して第1後端規制部材4を大サイズ収納位置から小サイズ収納位置へ移動する際、途中で第1後端規制部材4と第2後端規制部材5が離脱可能になる。
さらに後端規制レバー61の操作部62を操作していくと、第2後端規制部材5のみカセットケース3に保持された第1後端規制部材4上を前方向に移動する。そして、この後、図11に示すように第2後端規制部材5の前側先端部が、カセットケース3に設けられた第1後端規制部材4とは別の突き当て部(不図示)にぶつかって停止する。
なお、図11において、38aは第3ロック解除リブ38上に形成された係止部である。そして、図11に示すように第2後端規制部材5がカセットケース3の前方へ最も移動した位置に達したとき、第3ロック部材54の差込部79が、第3ロックバネ55の付勢力により係止部38aに係止する。これにより、カセットケース3に対し第1後端規制部材4がA5収納位置から移動し難くすることができる。
ところで、第2後端規制部材5を第1後端規制部材4から離脱して第2後端規制部材5のみスライド可能になった状態では、例えば図11に示すように、第3ロック部材54は、第3ロック解除リブ38に常に圧接している。即ち、第3ロックバネ55のバネ力(不勢力)により、第3ロック部材54が常に第3ロック解除リブ38に下方向の負荷を加えている。
ここで、例えば輸送時や保管時などの場合、第2後端規制部材5を所定サイズより小さいシートのうちの最小サイズのシートの後端を規制する位置(以下、最小シート後端規制位置という)に移動させるようにしている。そして、このように第2後端規制部材5を最小シート後端規制位置に移動させることにより、第3ロック解除リブ38に下方向の負荷が加わると、特に輸送時や保管時などの高温状態において、カセットケース3が下に凸になるように変形する。そして、このようにカセットケース3が下方に変形すると、第1及び第2後端規制部材4,5がロックされない、または操作性が悪化する恐れがある。
そこで、このようなカセットケース3の下方変形を防ぐため、例えば、変形防止部として、図11及び図5に示すようにカセットケース3に補強用のリブ3bを設け、カセットケース3の剛性を高めるようにしている。
ここで、リブ3bを第1後端規制部材4と第2後端規制部材5の移動経路上に形成した場合、カセットケース3の剛性を高めることはできるが、第1後端規制部材4と第2後端規制部材5の移動の妨げとなる。なお、第1後端規制部材4と第2後端規制部材5の移動の妨げとならないように第1及び第2後端規制部材4,5が補強用のリブ3bの上方を通過するように構成すると、カセットケース自体の高さがアップし、給紙カセットの小型化、軽量化の弊害となる。
このため、本実施の形態においては、カセットケース3の底面側に補強用のリブ3bを追加する場合は、第2後端規制部材5がカセットケース3の前方へ最も移動した位置よりもシート給送方向下流側近傍に設けるようにしている。言い換えれば、第2後端規制部材5が最小シート後端規制位置にあるときの位置よりも、シート給送方向下流側近傍に補強用のリブ3bを設けるようにしている。
そして、このような位置に補強用のリブ3bを設けることにより、第3ロックバネ55による付勢力に抗しながら連結解除方向に移動した第3ロック部材54の負荷による給紙カセット2のカセットケース3の変形を防ぐことができる。この結果、特に輸送時や保管時などの高温状態においても、給紙カセット2のカセットケース3の熱変形を防止することができ、後端規制部材4,5の操作性の悪化を防ぐことができる。
次に、本発明の第2の実施の形態につい説明する。
図12は、本実施の形態に係るシート給送装置に設けられた給紙カセットの構成を説明する図である。なお、図12において、既述した図7と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
図12において、81は第3ロック解除リブ38に設けられ、変形防止部を構成する凹部である切り欠き部であり、82は第1後端規制部材4に設けられたスリット部である。そして、これら第3ロック解除リブ38の切り欠き部81及び第1後端規制部材4のスリット部82は、後端規制部材5の最小シート後端規制位置に対応した位置に設けられている。
なお、切り欠き部81及びスリット部82が第2後端規制部材5の移動経路上に位置していると、第2後端規制部材5の操作性が悪化する恐れがあることから、本実施の形態においては、切り欠き部81及びスリット部82を、このような位置に設けている。
また、図13に示すように、第3ロック解除リブ38の切り欠き部81のシート給送方向上流側には傾斜部81aが設けられている。これにより、第2後端規制部材5が最小シート後端規制位置に移動する際、それまで差込部79を第3ロック解除リブ38の上面に圧接させながら移動していた第3ロック部材54が切り欠き部81の傾斜部81aに沿って下方に移動する。
そして、第2後端規制部材5が最小シート後端規制位置に移動した際、第3ロック部材54は差込部79を切り欠き部81に入り込ませながら第1後端規制部材4のスリット部82に入り込む。なお、切り欠き部81の下面81bは、このように差込部79が入り込んだ場合でも、差込部79と当接することのない高さに設定されている。即ち、切り欠き部81は、入り込んだ第3ロック部材54の差込部79と当接することのない深さを有している。また、第1後端規制部材4のスリット部82も、第3ロック部材54に当接しない位置に設けられている。
このように構成することにより、第2後端規制部材5が最小シート後端規制位置に移動した場合、第3ロック部材54は、差込部79を切り欠き部81に入り込ませた状態で第1後端規制部材4のスリット部82により保持される。これにより、最小シート後端規制位置に移動した際、第3ロック部材54は、第3ロック解除リブ38に負荷を加えることなく第1後端規制部材4により保持されるようになり、カセットケース3の変形を防止することができる。
なお、最小シート後端規制位置にある第2後端規制部材5を大サイズ収納位置へ移動する場合、第2後端規制部材5をシート給送方向と逆方向に移動させる。この際、切り欠き部81には傾斜部81aが設けられているので、傾斜部81aに沿って差込部79を摺動させながら第3ロック部材54はスムーズに上方へ移動し、この後、シート給送方向と逆方向に移動することができる。
このように、本実施の形態では、第3ロック解除リブ38に切り欠き部81を設けることにより、第3ロック解除リブ38に負荷を加えることがないようにすることができ、これによりカセットケース3の変形を防止することができる。この結果、特に輸送時や保管時などの高温状態においても、給紙カセット2のカセットケース3の熱変形を防止することができ、後端規制部材4,5の操作性の悪化を防ぐことができる。
本発明の第1の実施の形態に係るシート給送装置を備えた画像形成装置の一例であるレーザビームプリンタの概略構成を示す図。 上記シート給送装置に設けられた給紙カセットの構成を示す斜視図。 上記給紙カセットに設けられた後端規制板、第1後端規制部材及び第2後端規制部材を説明する分解斜視図。 上記給紙カセットに、中板のシート給送方向の長さよりも短いサイズのシートが収納されたときの第2後端規制部材の後端規制位置を示す図。 上記第1後端規制部材を固定するための第1の固定機構の構成を説明する図。 上記第2後端規制部材を固定するための第2の固定機構の構成を説明する図。 上記第1の固定機構及び第2の固定機構の構成を説明する図。 上記給紙カセットの第2後端規制部材に設けられた後端規制レバーの操作部を矢印c方向に倒したときの状態を示す図。 上記第2後端規制部材に設けられた第3ロック部材を説明する図。 上記第3ロック部材の動作を説明する図。 上記第3ロック部材が最小シート後端規制位置に移動したときの状態を説明する図。 本発明の第2の実施の形態に係るシート給送装置に設けられた給紙カセットの構成を説明する図。 上記給紙カセットに設けられた第3ロック部材が最小シート後端規制位置に移動したときの状態を説明する図。 従来の伸縮式の給紙カセットの斜視図。 上記従来の給紙カセットにシートが収納されたときの第2後端規制部材の位置を示す図。
符号の説明
1 レーザビームプリンタ
1A レーザビームプリンタ本体
1B シート給送装置
2 給紙カセット
3 カセットケース
3b 補強用のリブ
4 第1後端規制部材
5 第2後端規制部材
31 中板
38 第3ロック解除リブ
54 第3ロック部材
55 第3ロックバネ
79 差込部
81 切り欠き部
82 スリット部
300 画像形成部
S シート

Claims (5)

  1. 給紙カセットに収納されたシートを給送するシート給送装置において、
    前記給紙カセットは、
    シートが収納されるカセット本体と、
    前記カセット本体に、シート給送方向に移動可能に設けられ、前記カセット本体に収納されたシートの後端を規制する第1後端規制部材と、
    前記第1後端規制部材に、シート給送方向に移動可能に設けられ、前記カセット本体に収納されたシートの後端を規制する第2後端規制部材と、
    前記第2後端規制部材に設けられ、前記第1後端規制部材及び前記第2後端規制部材が一体的に移動するよう前記第1後端規制部材及び前記第2後端規制部材を連結する連結部材と、
    前記連結部材を、前記第1後端規制部材と前記第2後端規制部材とを連結させる方向に付勢する付勢部材と、
    所定サイズより小さいサイズのシートの後端を規制する際には、前記第2後端規制部材のみが移動するよう前記連結部材を、前記第1後端規制部材及び前記第2後端規制部材の移動に伴って前記付勢部材による付勢力に抗しながら前記第1後端規制部材及び前記第2後端規制部材の連結を解除する方向に移動させる連結解除部材と、
    前記付勢部材による付勢力に抗しながら連結解除方向に移動した前記連結部材の負荷による前記カセット本体の変形を防ぐための変形防止部と、を備えたことを特徴とするシート給送装置。
  2. 前記変形防止部は、前記カセット本体に設けられ、所定サイズより小さいシートのうちの最小サイズのシートの後端を規制する位置に移動した前記第2後端規制部材よりもシート給送方向下流側近傍に位置するリブであることを特徴とする請求項1記載のシート給送装置。
  3. 前記リブをシート給送方向と直交する幅方向に設けたことを特徴とする請求項2記載のシート給送装置。
  4. 前記連結部材の底面には、前記連結解除部材と圧接する突起部が形成され、
    前記変形防止部は、前記連結解除部材に設けられ、前記第2後端規制部材が所定サイズより小さいシートのうちの最小サイズのシートの後端を規制する位置に移動した際、前記連結部材の前記突起部が入り込む凹部であり、
    前記凹部は、入り込んだ前記連結部材の突起部と当接することのない深さを有していることを特徴とする請求項1記載のシート給送装置。
  5. シートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部にシートを給送する請求項1ないし4のいずれか1項に記載のシート給送装置とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
JP2008198437A 2008-07-31 2008-07-31 シート給送装置及び画像形成装置 Expired - Fee Related JP5100558B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008198437A JP5100558B2 (ja) 2008-07-31 2008-07-31 シート給送装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008198437A JP5100558B2 (ja) 2008-07-31 2008-07-31 シート給送装置及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010037002A JP2010037002A (ja) 2010-02-18
JP5100558B2 true JP5100558B2 (ja) 2012-12-19

Family

ID=42009949

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008198437A Expired - Fee Related JP5100558B2 (ja) 2008-07-31 2008-07-31 シート給送装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5100558B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2840517B2 (ja) * 1992-06-02 1998-12-24 キヤノン株式会社 給紙カセット及び画像形成装置
JP3389758B2 (ja) * 1995-10-18 2003-03-24 富士ゼロックス株式会社 給紙カセット
JP4438695B2 (ja) * 2005-06-10 2010-03-24 富士ゼロックス株式会社 給紙カセット
JP2008162704A (ja) * 2006-12-26 2008-07-17 Brother Ind Ltd シート保持装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010037002A (ja) 2010-02-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5202109B2 (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP5058740B2 (ja) シート給送装置及び画像形成装置
US9260262B2 (en) Sheet stacking apparatus, sheet feeding apparatus and image forming apparatus
JP5219720B2 (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP4713361B2 (ja) 給紙カセット・画像形成装置
US10053310B2 (en) Sheet feeding apparatus and image forming apparatus
JP2009263078A (ja) 画像形成装置
US8573588B2 (en) Medium feeding cassette and image forming apparatus
JP5344578B2 (ja) 画像形成装置
JP4724633B2 (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP5127570B2 (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP5372232B2 (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP5100558B2 (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP2022075711A (ja) 画像形成装置
JP5084658B2 (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP2018016460A (ja) シート積載装置、画像形成装置および規制部材
US9977389B2 (en) Sheet stacking apparatus and image forming apparatus
JP5084659B2 (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP2008105819A (ja) 用紙位置規制機構及びそれを備えた用紙収納装置
JP2018095413A (ja) シート収納装置、シート給送装置及び画像形成装置
JP2008268715A (ja) ミラー機構、露光装置、及びこれを備えた画像形成装置
JP2009256051A (ja) 画像形成装置
JP2021187611A (ja) 給紙カセットおよび画像形成装置
JP2011140373A (ja) 画像形成装置
JP2017171490A (ja) シート収容装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110801

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20120125

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20120203

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120820

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120828

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120925

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151005

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5100558

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151005

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees