JP2003040513A - 排紙トレイ装置及び画像形成装置 - Google Patents

排紙トレイ装置及び画像形成装置

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JP2003040513A
JP2003040513A JP2001232472A JP2001232472A JP2003040513A JP 2003040513 A JP2003040513 A JP 2003040513A JP 2001232472 A JP2001232472 A JP 2001232472A JP 2001232472 A JP2001232472 A JP 2001232472A JP 2003040513 A JP2003040513 A JP 2003040513A
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extension tray
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Noboru Kususe
登 楠瀬
Makoto Kikura
真 木倉
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成された用紙が排紙トレイ装置上に排
紙されたとき、その用紙が排紙トレイ装置上から落下す
ることを防止する。 【解決手段】 排紙トレイ装置4は、画像形成部で画像
形成された最大サイズの用紙が載置可能な固定トレイ3
0と、固定トレイ30における用紙の排紙方向先端側に
配置されて固定トレイ30内に略収まる収納位置と用紙
の排紙方向へ延出した引出し位置とへスライド自在な延
長トレイ31とを有する。最大サイズの用紙が排紙され
るときには、延長トレイ31を引出し位置へスライドさ
せておく。これにより、排紙された最大サイズの用紙が
固定トレイ30からはみ出した場合でも、その用紙を延
長トレイ31により支持することができ、排紙された最
大サイズの用紙が排紙トレイ装置4から脱落することが
防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排紙トレイ装置及
びその排紙トレイ装置を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタ、複写機、ファクシミリ
等の画像形成装置においては、各画像形成装置の画像形
成部において画像形成された用紙が排紙される排紙トレ
イ装置が設けられている。
【0003】これらの排紙トレイ装置の構造としては、
トレイ台とこのトレイ台上に用紙の排紙方向に沿ってス
ライド自在に設けられたエンドフェンス等から構成され
たものが一般的である。
【0004】エンドフェンスは、排紙される用紙のサイ
ズ(排紙方向の長さ寸法)に応じた位置へスライド自在
であり、その画像形成装置で使用される最大サイズの用
紙に対応した位置が最大スライド位置とされている。即
ち、排紙トレイ装置は、その排紙トレイ装置が設けられ
ている画像形成装置で使用される最大サイズの用紙と略
同じサイズに形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】画像形成装置で画像形
成された最大サイズの用紙が排紙トレイ上に排紙された
とき、排紙された用紙はエンドフェンスに当接して停止
されるが、その用紙がカールしていた場合や、エンドフ
ェンスを超える高さに積載された場合には、排紙された
用紙がエンドフェンスを乗り越えてトレイ台上から落下
する場合がある。
【0006】本発明の目的は、画像形成された用紙が排
紙トレイ装置上に排紙されたとき、その用紙が排紙トレ
イ装置上から落下することを防止することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
画像形成装置の画像形成部で画像形成された用紙が排紙
される排紙トレイ装置において、前記画像形成部で画像
形成される最大サイズの用紙を載置可能な固定トレイ
と、前記固定トレイにおける用紙の排紙方向先端側に配
置され、前記固定トレイ内に略収まる収納位置と用紙の
排紙方向へ延出した引出し位置とへスライド自在に設け
られた延長トレイと、を有することを特徴とする。
【0008】したがって、画像形成部で画像形成された
最大サイズの用紙が排紙されるときには、延長トレイを
引出し位置へスライドさせておく。これにより、排紙さ
れた最大サイズの用紙がその用紙を載置可能な固定トレ
イからはみ出した場合でも、その用紙は排紙方向先端側
に位置する延長トレイにより支持されることになり、排
紙された最大サイズの用紙が排紙トレイ装置から脱落す
るということが防止される。用紙が勢い良く排紙された
場合や、先行して排紙された用紙が後から排紙された用
紙に押された場合や、用紙がカールしている場合などで
あっても、それらの排紙された用紙は、引出し位置へス
ライドさせた延長トレイにより支持され、排紙トレイ装
置からの脱落が防止される。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の排
紙トレイ装置において、前記固定トレイと収納位置に位
置する前記延長トレイとは画像形成装置本体の投影面内
に位置し、引出し位置へスライドした前記延長トレイは
前記画像形成装置本体の投影面外に位置することを特徴
とする。
【0010】したがって、最大サイズの用紙以外の用紙
に対して画像形成を行う場合には、延長トレイは固定ト
レイと共に画像形成装置本体の投影面内に位置するの
で、画像形成装置を狭い設置スペース内に設置するとき
に延長トレイは支障とならない。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の排紙トレイ装置において、前記延長トレイは、前記
固定トレイ上における最大サイズの用紙が排紙される位
置の排紙方向と直交する紙幅方向の略センター位置に配
置されていることを特徴とする。
【0012】したがって、延長トレイは排紙された最大
サイズの用紙の支持を確実に行える。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1ないし3
のいずれか一記載の排紙トレイ装置において、引出し位
置に位置する前記延長トレイは、この延長トレイに対し
て略下向き方向に所定値以上の外力が作用したとき前記
固定トレイから外れるように設けられていることを特徴
とする。
【0014】したがって、引出し位置にスライドしてい
る延長トレイに対して略下向き方向に所定値以上の外力
が作用した場合でも、延長トレイや固定トレイの破損が
防止される。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項4記載の排
紙トレイ装置において、前記延長トレイが所定値以上の
外力の作用により前記固定トレイから外れる機構は、前
記延長トレイの幅方向の両側に形成されてその幅方向へ
可撓性を有する一対の可撓部と、前記可撓部に設けられ
てその可撓方向外側へ突出した軸部と、前記固定トレイ
に設けられて前記軸部がスライド自在にガイドされるガ
イド溝と、前記軸部の端部の上部側に形成され、前記ガ
イド溝の上部側縁部に当接したときに一対の前記可撓部
をその間隔を狭める方向へ撓ませる力を発生させるテー
パ面部と、を有することを特徴とする。
【0016】したがって、この構成により請求項4記載
の発明が実現されるもので、引出し位置に位置している
延長トレイに略下向き方向に所定値以上の外力が作用す
ると、軸部のテーパ面部がガイド溝の上側縁部に押圧さ
れ、軸部が設けられている一対の可撓部がその間隔を狭
める方向へ撓み、軸部がガイド溝から外れることによ
り、延長トレイが固定トレイから外れる。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項1ないし5
のいずれか一記載の排紙トレイ装置において、前記延長
トレイの排紙方向先端部にこの延長トレイの上面より上
方に突出したエンドフェンスが設けられていることを特
徴とする。
【0018】したがって、排紙トレイ装置上に排紙され
た用紙が勢い良く排紙された場合でも、その用紙がエン
ドフェンスに当接して停止されることにより、排紙され
た用紙の排紙トレイ装置上からの脱落が確実に防止され
る。
【0019】請求項7記載の発明は、請求項6記載の排
紙トレイ装置において、前記エンドフェンスは、前記延
長トレイの上面から上方向きに突出する第1移動位置
と、前記延長トレイの上面と略同じ位置に位置する第2
移動位置とへ移動自在に設けられている。
【0020】したがって、延長トレイを引出し位置へス
ライドさせた後にエンドフェンスを第1移動位置へ移動
させることにより、最大サイズの用紙が勢い良く排紙さ
れた場合であってもその用紙の排紙方向先端部がエンド
フェンスにぶつかり、排紙された用紙の排紙トレイ装置
上からの脱落が防止される。また、延長トレイを収納位
置にスライドさせるときには、エンドフェンスを第2移
動位置へ移動させておくことにより、固定トレイ上に排
紙された小さいサイズの用紙の固定トレイ上からの取り
出しを、用紙がエンドフェンスに当ることなくスムーズ
に行える。
【0021】なお、エンドフェンスが第1移動位置と第
2移動位置とに移動する形態としては、回動、スライド
等が挙げられる。
【0022】請求項8記載の発明は、請求項6記載の排
紙トレイ装置において、前記エンドフェンスは、前記延
長トレイの上面から上方向きに突出する第1移動位置
と、前記延長トレイの上面と略同じ位置に位置する第2
移動位置とへ回動自在に設けられていることを特徴とす
る。
【0023】したがって、延長トレイを引出し位置へス
ライドさせた後にエンドフェンスを第1移動位置へ回動
させることにより、最大サイズの用紙が勢い良く排紙さ
れた場合であってもその用紙の排紙方向先端部がエンド
フェンスにぶつかり、排紙された用紙の排紙トレイ装置
上からの脱落が防止される。また、延長トレイを収納位
置にスライドさせるときには、エンドフェンスを第2移
動位置へ回動させておくことにより、固定トレイ上に排
紙された小さいサイズの用紙の固定トレイ上からの取り
出しを、用紙がエンドフェンスに当ることなくスムーズ
に行える。
【0024】請求項9記載の発明は、請求項8記載の排
紙トレイ装置において、前記エンドフェンスには、この
エンドフェンスを第1移動位置へ回動させたときに前記
延長トレイに弾発的に係合する係合突起が設けられてい
ることを特徴とする。
【0025】したがって、エンドフェンスを第1移動位
置へ回動させたとき、係合突起が延長トレイに弾発的に
係合したときのクリック感によりオペレータはエンドフ
ェンスが第1移動位置に回動したことを確認することが
できる。また、この係合により、振動や軽く触れたこと
などが原因となってエンドフェンスが第2移動位置へ不
用意に回動するということが防止される。
【0026】請求項10記載の発明は、請求項8又は9
記載の排紙トレイ装置において、前記エンドフェンスに
は、このエンドフェンスを第2移動位置へ回動させたと
きに第1移動位置へ回動させたときよりは小さい突出寸
法で前記延長トレイの上面から上方向きに突出するつま
み用突起が設けられていることを特徴とする。
【0027】したがって、エンドフェンスを第2移動位
置から第1移動位置へ回動させるとき、つまみ用突起を
操作することにより回動操作をスムーズに行える。ま
た、つまみ用突起は上方への突出寸法は小さいが、エン
ドフェンスと同じように作用するので、排紙される用紙
の枚数が少ない場合等には、エンドフェンスを第1移動
位置へ回動させずに排紙作業を開始した場合でも、排紙
された用紙が用紙トレイ装置から脱落するということが
確実に防止される。
【0028】請求項11記載の発明の画像形成装置は、
スキャナ部と、前記スキャナ部の下方に配置された画像
形成部とを有し、前記スキャナ部と前記画像形成部との
間に排紙用空間が設けられ、前記排紙用空間内に請求項
1ないし10のいずれか一記載の排紙トレイ装置が設け
られていることを特徴とする。
【0029】したがって、スキャナ部とプリンタ部との
間に設けられた排紙用空間内に請求項1ないし10のい
ずれか一記載の排紙トレイ装置が設けられている画像形
成装置においては、請求項1ないし16のいずれか一記
載の発明の作用・効果と同じ作用・効果を奏する。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
ないし図10に基づいて説明する。図1は画像形成装置
である複写機の全体構造を示す縦断正面図、図2は排紙
トレイ装置を示す斜視図、図3は排紙トレイ装置を一部
を断面にして示す平面図、図4ないし図6は排紙トレイ
装置を示す縦断正面図、図7は延長トレイとエンドフェ
ンスとを示す分解斜視図、図8は延長トレイへのエンド
フェンスの取付け部の構造を一部を断面にして示す側面
図、図9は延長トレイへのエンドフェンスの取付け状態
を示す縦断正面図、図10はエンドフェンスの回動操作
状態を示す正面図である。
【0031】この複写機は、画像形成装置本体の上部に
スキャナ部1が設けられ、スキャナ部1の下方に画像形
成部2が配置され、スキャナ部1と画像形成部2との間
に排紙用空間3が設けられている。そして、この排紙用
空間3内に排紙トレイ装置4が設けられている。
【0032】スキャナ部1は、原稿が載置されるコンタ
クトガラス5、ADF(自動原稿搬送装置)6、露光光学
系7等により構成されている。
【0033】ADF6は、画像読み取りの対象となる原
稿を自動的に搬送する装置であり、原稿が載置される原
稿台8、読み取りが終了した原稿が排出される排紙部
9、原稿台8から排紙部9へ連通された搬送経路10等
を備えている。搬送経路10上には、原稿台8上に載置
された原稿を取り出すピックアップローラ11、ピック
アップローラ11により取り出された原稿の重送を防止
する分離搬送ベルトと阻止ローラとからなる分離搬送機
構12、分離搬送機構12で1枚ずつに分離された原稿
を順次搬送する搬送ローラ13等が配置されている。
【0034】露光光学系7は、ADF6で搬送された原
稿、又は、コンタクトガラス5上に載置された原稿の画
像を読み取る部分であり、露光ランプ14とミラー15
とが取付けられた第1走行体16、2つのミラー17、
18が取付けられた第2走行体19、レンズ20、CC
D21等により構成されている。第1走行体16と第2
走行体19とは、コンタクトガラス5上の原稿の読み取
りを行う場合には、副走査方向(図1中の左側から右
側)へ2:1の速度比で走行する。
【0035】画像形成部2は、スキャナ部1で読み取っ
た原稿の画像を用紙22上に形成する部分である。この
画像形成部2は、感光体ドラム23、感光体ドラム23
の表面を一様に帯電させる帯電器24、スキャナ部1で
読み取った画像データに応じて感光体ドラム23の表面
を露光することにより静電潜像の書き込みを行う露光器
25、静電潜像に対してトナーを付着させることにより
静電潜像をトナー像として顕像化させる現像器26、ト
ナー像を用紙トレイ27から給紙された用紙22に対し
て転写させる転写器28、トナー像が転写された用紙2
2に対して定着処理を施す定着器29等により構成され
ている。
【0036】排紙トレイ装置4は、定着器29において
定着処理された用紙22が排紙される部分であり、固定
トレイ30と延長トレイ31とを有している。
【0037】固定トレイ30は、位置固定に設けられ、
画像形成部2で画像形成された最大サイズの用紙22を
載置可能なサイズに形成されている。つまり、画像形成
部2で画像形成された最大サイズの用紙22が排紙され
た場合、その用紙22が緩やかに排紙され、及び、後続
の用紙22により押し出されない限り、その用紙22は
固定トレイ30からはみ出さない状態で固定トレイ30
上に載置されることになる。
【0038】図4ないし図6に示すように、固定トレイ
30の排紙方向先端側であって上面板の下側には収納空
間32が形成され、この収納空間32には延長トレイ3
1がスライド自在に取付けられている。収納空間32に
取付けられた延長トレイ31は、収納空間32内に略収
まる(固定トレイ30内に略収まる)収納位置(図6参
照)と、用紙22の排紙方向へ向けて収納空間32から
突出した引出し位置(図2ないし図5参照)とへスライ
ド自在に設けられている。
【0039】固定トレイ30と収納位置に位置する延長
トレイ31とは、画像形成装置本体の投影面内に位置
し、引出し位置へスライドした延長トレイ31は画像形
成装置本体の投影面外に位置している。
【0040】また、延長トレイ31は、固定トレイ30
上における最大サイズの用紙が排紙される位置の排紙方
向と直交する紙幅方向の略センター位置に配置されてい
る。図3又は図7に示すように、延長トレイ31は略長
方形に形成されており、延長トレイ31の後端側であっ
てスライド方向と直交する方向の両側にはくの字型に屈
曲して弾性を有するフック部33が形成されている。収
納空間32におけるフック部33が対向する両側部に
は、延長トレイ31を収納位置へスライドさせたときに
フック部33が弾発的に係合する係合溝34aと、延長
トレイ31を引出し位置へスライドさせたときにフック
部33が弾発的に係合する係合溝34bとが形成されて
いる。
【0041】延長トレイ31の排紙方向先端側には、エ
ンドフェンス35が取付けられている。エンドフェンス
35は、延長トレイ31の上面から上方向きに突出する
第1移動位置(図2、図4参照)と、延長トレイ31の
上面と略同じ位置に位置する第2移動位置(図5、図6
参照)とへ回動自在に設けられている。延長トレイ31
の上面部には、エンドフェンス35を第2移動位置へ回
動させたときにこのエンドフェンス35を収納するへこ
み部36が形成されている。
【0042】エンドフェンス35には、このエンドフェ
ンス35を第1移動位置へ回動させたときに延長トレイ
31におけるへこみ部36の縁部に弾発的に係合する係
合突起37が形成されている(図4参照)。エンドフェ
ンス35を第1移動位置へ回動させたとき、係合突起3
7がへこみ部36の縁部に弾発的に係合したときのクリ
ック感によりオペレータはエンドフェンス35が第1移
動位置に回動したことを確認することができる。また、
この係合により、エンドフェンス35を第1移動位置で
保持することができ、振動や軽く触れたことなどが原因
となってエンドフェンス35が第2移動位置へ不用意に
回動するということが防止される。
【0043】また、エンドフェンス35には、このエン
ドフェンス35を第2移動位置へ回動させたときに第1
移動位置へ回動させたときよりは小さい突出寸法で延長
トレイ31の上面から上方向きに突出するつまみ用突起
38が形成されている(図5参照)。このつまみ用突起
38は、エンドフェンス35を第2移動位置から第1移
動位置へ回動させるときの操作用つまみとして用いるこ
とができる(図10参照)。さらに、このつまみ用突起
38は、第1移動位置へ回動したエンドフェンス35と
同様に、排紙された用紙22が当接することによりその
用紙22が排紙トレイ装置4上から脱落することを防止
するという作用を奏する。
【0044】延長トレイ31へのエンドフェンス35の
取付けは、図7及び図9に示すように、エンドフェンス
35における用紙22の排紙方向と直交する横幅方向の
両側に設けられた一対の回動軸39a、39bを、延長
トレイ31の先端側両側に形成された一対の支持部であ
る支持穴40a、40bで支持することにより行われて
いる。支持穴40a、40bの下側には、回動軸39
a、39bの直径より小さい切欠幅を有する切欠41が
形成されている(図9参照)。切欠41の幅寸法は、回
動軸39a、39bの直径より0.05〜0.3mm程
度小さく形成されている。
【0045】回動軸39a、39bの先端部間の幅寸法
は、一方の回動軸39aを支持穴40aに最大挿入位置
まで挿入したときに他方の回動軸39bの先端部が支持
穴40bの縁部に当接する寸法に形成されている。一方
の回動軸39aを支持穴40aに最大挿入位置まで挿入
したとき、他方の回動軸39bにおける支持穴40bの
縁部に当接する部分にはテーパ面部42が形成されてい
る(図8参照)。
【0046】このような構成において、画像形成部2で
画像形成された最大サイズの用紙22が排紙されるとき
には延長トレイ31を引出し位置へスライドさせてお
き、それより小さいサイズの用紙22が排紙される場合
には延長トレイ31を収納位置へスライドさせておく。
なお、最大サイズの用紙22より小さいサイズの用紙2
2が排紙される場合においても、延長トレイ31を引出
し位置へスライドさせておいてもよい。
【0047】ここで、固定トレイ30は画像形成部2で
画像形成される最大サイズの用紙22が載置可能であ
り、画像形成部2で画像形成された最大サイズの用紙2
2が排紙された場合、その用紙22が緩やかに排紙さ
れ、及び、後続の用紙22により押し出されない限り、
その用紙22は固定トレイ30からはみ出さない状態で
固定トレイ30上に載置されることになる。
【0048】しかし、画像形成された用紙22が勢い良
く排紙された場合や、先に排紙されている用紙22が後
続の用紙22に押された場合、排紙された用紙22が固
定トレイ30上からはみ出した状態となる。
【0049】このような場合において、延長トレイ31
を引出し位置へスライドさせておくことにより、排紙さ
れた用紙22が固定トレイ30上からはみ出した場合で
あっても、そのはみ出した部分を延長トレイ31で支持
することができ、排紙された用紙22が排紙トレイ装置
4から脱落するということが防止される。
【0050】さらに、エンドフェンス35を第1移動位
置へ回動させておくことにより、最大サイズの用紙22
が勢い良く排紙された場合であってもその用紙22の排
紙方向先端部がエンドフェンス35にぶつかり、排紙さ
れた用紙22が排紙トレイ装置4上からはみ出すこと、
さらには、排紙トレイ装置4から脱落するということが
確実に防止される。
【0051】一方、延長トレイ31を収納位置にスライ
ドさせた場合などのようにエンドフェンス35を使用す
る必要がない場合には、エンドフェンス35を第2移動
位置へ回動させておく。これにより、固定トレイ30上
に排紙された用紙22の固定トレイ30上からの取り出
しを、用紙22がエンドフェンス35に当ることなくス
ムーズに行える。
【0052】なお、エンドフェンス35を第2移動位置
へ回動させているときにおいて、図5及び図6に示すよ
うにつまみ用突起38が延長トレイ31の上面より突出
している。このつまみ用突起38は、その突出寸法がエ
ンドフェンス35に比べて小さいながらもエンドフェン
ス35と同様に排紙された用紙22の先端部が当接した
場合にはその用紙22の排紙トレイ装置4上からの脱落
を防止できる。また、このつまみ用突起38を操作する
ことにより、図10に示すように、第2移動位置に回動
しているエンドフェンス35を第1移動位置へ容易に回
動させることができる。
【0053】ここで、エンドフェンス35が第1移動位
置に位置しているとき、排紙された用紙22を排紙トレ
イ装置4から取り出す場合等において、用紙22の束や
オペレータの手がエンドフェンス35にぶつかり、エン
ドフェンス35に対して略下向き方向又は略排紙方向に
所定値以上の外力が作用することがある。このような外
力がエンドフェンス35に作用すると、回動軸39a、
39bが支持穴40a、40bの下側縁部に押圧され、
回動軸39a、39bが切欠41の部分を押し広げなが
ら支持穴40a、40bから外れることになり、エンド
フェンス35が延長トレイ31から外れる。このため、
第1移動位置に位置するエンドフェンス35に対して外
力が作用したことによるエンドフェンス35や延長トレ
イ31の破損、特に、延長トレイ31とエンドフェンス
35との取付け部分の破損を防止できる。
【0054】延長トレイ31から外れたエンドフェンス
35を再び延長トレイ31に取付ける場合には、一方の
回動軸39aを支持穴40aに最大挿入位置まで挿入
し、他方の回動軸39bのテーパ面部42を支持穴40
bの縁部に当接させ(図8参照)、その後、回動軸39
bを下向きに押圧する。これにより、テーパ面部42に
押圧された支持穴40bの縁部が外側へ広がる方向(支
持穴40a、40bの間隔が広がる方向)に撓みを生
じ、回動軸39bが支持穴40bに嵌合され、延長トレ
イ31へのエンドフェンス35の取付けが終了する。こ
の取付けは、延長トレイ31の上方から行えるものであ
り、手間をかけず簡単に行える。
【0055】つぎに、本発明の第2の実施の形態を図1
1及び図12に基づいて説明する。なお、図1ないし図
10において説明した部分と同じ部分は同じ符号で示
し、説明も省略する(以下の実施の形態でも同じ)。図
11は延長トレイ31へのエンドフェンス35の取付け
構造を示す斜視図、図12はその一部を示す正面図であ
る。
【0056】エンドフェンス35における用紙22の排
紙方向と直交する横幅方向の両側には一対の回動軸43
が設けられている。延長トレイ31の先端側には上方向
きに開放された支持部である凹状支持溝44と支持部で
ある支持穴45とが形成されている。支持穴45には回
動軸43の直径より小さい切欠幅を有する切欠46が形
成されている。切欠46の幅寸法は、回動軸43の直径
より0.05〜0.3mm程度小さく形成されている。
【0057】このような構成において、図11に示すよ
うに第1移動位置へ回動しているエンドフェンス35に
対して略下向き方向又は略排紙方向に所定値以上の外力
が作用した場合には、一方の回動軸43が支持穴45の
下側縁部に押圧され、回動軸43が切欠46の部分を押
し広げながら支持穴45から外れ、略同時に他方の回動
軸43が凹状支持溝44から外れ、エンドフェンス35
が延長トレイ31から外れる。このため、第1移動位置
に位置しているエンドフェンス35に対して外力が作用
したことによるエンドフェンス35や延長トレイ31の
破損、特に、延長トレイ31とエンドフェンスと35と
の取付け部分の破損を防止できる。
【0058】延長トレイ31から外れたエンドフェンス
35を再び延長トレイ31に取付ける場合には、一方の
回動軸43を支持穴45に挿入し、ついで、他方の回動
軸43を上方から凹状支持溝44に落とし込むことによ
り行え、しかも、この取付けは、延長トレイ31の上方
から行えるものであり、手間をかけず簡単に行える。
【0059】つぎに、本発明の第3の実施の形態を図1
3及び図14に基づいて説明する。図13は延長トレイ
31へのエンドフェンス35の取付構造を示す分解斜視
図、図14はエンドフェンス35の回動動作について説
明する正面図である。
【0060】エンドフェンス35における用紙22の排
紙方向と直交する横幅方向の両側には一対の回動中心部
である回動軸47が設けられ、延長トレイ31の先端側
の両側には回動軸47が回動自在に嵌合される嵌合部で
ある嵌合穴48が形成されている。
【0061】さらに、エンドフェンス35における用紙
22の排紙方向と直交する横幅方向の両側であって回動
軸47の近傍には弾性係合部である係合凹部49が形成
され、延長トレイ31の先端側の両側であってエンドフ
ェンス35を第1移動位置へ回動させたときに係合凹部
49に対向する位置にはこの係合凹部49に弾発的に係
合する弾性係合部である係合凸部50が形成されてい
る。
【0062】このような構成において、図14(a)は
エンドフェンス35を第2移動位置へ回動させた状態で
あり、図14(b)はエンドフェンス35を第1移動位
置へ回動させた状態である。
【0063】図14(b)に示すように、エンドフェン
ス35が第1移動位置へ回動しているときには、係合凹
部49と係合凸部50とが弾発的に係合し、エンドフェ
ンス35は第1移動位置で保持されている。第1移動位
置へ回動しているエンドフェンス35に対して略下向き
方向又は略排紙方向に所定値以上の外力が作用した場合
には、係合凸部50と係合凹部49との係合が外れ、エ
ンドフェンス35は回動軸47を中心として矢印で示す
時計回り方向へ回動し、最終的には図14(c)に示す
ように、上方への突出状態を解除されて下向き状態とな
る突出解除位置へ回動する。このため、第1移動位置に
位置しているエンドフェンス35に対して略下向き方向
又は略排紙方向へ所定値以上の外力が作用した場合で
も、そのような外力の作用によるエンドフェンス35や
延長トレイ31の破損、特に、延長トレイ31とエンド
フェンス35との取付け部分の破損が防止される。
【0064】外力の作用によりエンドフェンスが突出解
除位置へ回動したときには、その後、エンドフェンス3
5を逆向きに回動させて係合凸部50と係合凹部49と
を係合させることにより、エンドフェンス35を第1移
動位置へ戻すことができる。
【0065】つぎに、本発明の第4の実施の形態を図1
5ないし図17に基づいて説明する。図15は排紙トレ
イ装置を示す平面図、図16は延長トレイを示す斜視
図、図17は固定トレイへの延長トレイの取付け部の構
造を一部を断面にして示す側面図である。
【0066】本実施の形態の排紙トレイ装置4aは、固
定トレイ30aと延長トレイ31aとを有している。
【0067】固定トレイ30aの上面部には用紙22の
排紙方向に沿って細長い長方形の収納凹部51が形成さ
れ、延長トレイ31aは、収納凹部51内に略収まる
(固定トレイ30a内に略収まる)収納位置と、用紙2
2の排紙方向へ向けて収納凹部51から突出した引出し
位置(図15参照)とへスライド自在に設けられてい
る。延長トレイ31aの先端部には、第1の実施の形態
と同じ取付け構造によりエンドフェンス35が回動自在
に取付けられている。
【0068】延長トレイ31aの後端側であってスライ
ド方向と直交する幅方向の両側にはその幅方向へ可撓性
を有する一対の可撓部52が形成され、これらの可撓部
52には可撓方向外側へ突出した軸部53が形成されて
いる。これらの軸部53が収納凹部51の側面部に形成
されたガイド溝54に嵌合されている。軸部53の端部
における上部側には、ガイド溝54の上部側縁部に当接
したときに一対の可撓部52をその間隔を狭める方向へ
撓ませる力を発生させるテーパ面部55が形成されてい
る。
【0069】このような構成において、延長トレイ31
aは軸部53をガイド溝54に嵌合させて固定トレイ3
0aに取付けられており、軸部53をガイド溝54内で
スライドさせることにより収納位置と引出し位置とへス
ライドする。
【0070】ここで、引出し位置に位置している延長ト
レイ31aに対して用紙22の束やオペレータの手がぶ
つかり、延長トレイ31aに対して略下向き方向に所定
値以上の外力が作用すると、軸部53のテーパ面部55
がガイド溝54の上側縁部に押圧され、軸部53が設け
られている一対の可撓部52がその間隔を狭める方向へ
撓み、軸部53がガイド溝54から外れ、延長トレイ3
1aが固定トレイ30aから外れる。したがって、引出
し位置に位置している延長トレイ31aに略下向き方向
に所定値以上の外力が作用しても、そのような外力の作
用による延長トレイ31aや固定トレイ30aの破損、
特に、固定トレイ30aと延長トレイ31aとの取付け
部分の破損が防止される。
【0071】固定トレイ30aから外れた延長トレイ3
1aを固定トレイ30aに取付ける場合には、一対の可
撓部52をそれらの間隔が狭くなる向きに押圧して撓ま
せ、軸部53をガイド溝54に嵌合させる。これによ
り、固定トレイ30aから外れた延長トレイ31aの固
定トレイ30aへの取付けを簡単に行える。
【0072】
【発明の効果】請求項1記載の発明の排紙トレイ装置に
よれば、画像形成部で画像形成された最大サイズの用紙
が排紙されるときには、延長トレイを引出し位置へスラ
イドさせておくことにより、排紙された最大サイズの用
紙がその用紙を載置可能な固定トレイからはみ出した場
合でも、その用紙を排紙方向先端側に位置する延長トレ
イにより支持することができ、排紙された最大サイズの
用紙が排紙トレイ装置から脱落するということを防止で
き、特に、用紙が勢い良く排紙された場合や、先行して
排紙された用紙が後から排紙された用紙に押された場合
や、用紙がカールしている場合などであっても、それら
の用紙が排紙トレイ装置から脱落することを防止でき
る。
【0073】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の排紙トレイ装置において、固定トレイと収納位置に
位置する延長トレイとは画像形成装置本体の投影面内に
位置し、引出し位置へスライドした延長トレイは画像形
成装置本体の投影面外に位置するので、最大サイズの用
紙以外の用紙に対して画像形成を行う場合には延長トレ
イは固定トレイと共に画像形成装置本体の投影面内に位
置するので、画像形成装置を狭い設置スペース内に設置
する場合、延長トレイが支障となることなく画像形成装
置を設置することができる。
【0074】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は2記載の排紙トレイ装置において、延長トレイは、固
定トレイ上における最大サイズの用紙が排紙される位置
の排紙方向と直交する紙幅方向の略センター位置に配置
されているので、この延長トレイにより排紙された最大
サイズの用紙の支持を確実に行うことができる。
【0075】請求項4記載の発明によれば、請求項1な
いし3のいずれか一記載の排紙トレイ装置において、引
出し位置に位置する延長トレイは、この延長トレイに対
して略下向き方向に所定値以上の外力が作用したとき固
定トレイから外れるように設けられているので、引出し
位置に位置する延長トレイに対して略下向き方向に大き
な外力が作用した場合においても延長トレイや固定トレ
イの破損を防止することができる。
【0076】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の排紙トレイ装置において、延長トレイが所定値以上
の外力の作用により固定トレイから外れる機構は、延長
トレイの幅方向の両側に形成されてその幅方向へ可撓性
を有する一対の可撓部と、可撓部に設けられてその可撓
方向外側へ突出した軸部と、固定トレイに設けられて軸
部がスライド自在にガイドされるガイド溝と、軸部の端
部の上部側に形成されてガイド溝の上部側縁部に当接し
たときに一対の可撓部をその間隔を狭める方向へ撓ませ
る力を発生させるテーパ面部と、を有するので、この構
成により請求項4記載の発明を実現でき、引出し位置に
位置している延長トレイに略下向き方向に所定値以上の
外力が作用すると、軸部のテーパ面部がガイド溝の上側
縁部に押圧され、軸部が設けられている一対の可撓部が
その間隔を狭める方向へ撓んで軸部がガイド溝から外れ
ることにより、延長トレイを固定トレイから外すことが
できる。
【0077】請求項6記載の発明によれば、請求項1な
いし5のいずれか一記載の排紙トレイ装置において、延
長トレイの排紙方向先端部にこの延長トレイの上面より
上方に突出したエンドフェンスが設けられているので、
排紙トレイ装置上に排紙された用紙が勢い良く排紙され
た場合でも、その用紙がエンドフェンスに当接して停止
されることにより、排紙された用紙の排紙トレイ装置上
からの脱落を確実に防止できる。
【0078】請求項7記載の発明によれば、請求項6記
載の排紙トレイ装置において、エンドフェンスは、延長
トレイの上面から上方向きに突出する第1移動位置と、
延長トレイの上面と略同じ位置に位置する第2移動位置
とへ移動自在に設けられているので、延長トレイを引出
し位置へスライドさせた後にエンドフェンスを第1移動
位置へ移動させることにより、最大サイズの用紙が勢い
良く排紙された場合であってもその用紙の排紙方向先端
部がエンドフェンスにぶつかることにより排紙された用
紙の排紙トレイ装置上からの脱落を確実に防止でき、ま
た、延長トレイを収納位置にスライドさせるときには、
エンドフェンスを第2移動位置へ移動させておくことに
より、固定トレイ上に排紙された小さいサイズの用紙の
固定トレイ上からの取り出しを、用紙がエンドフェンス
に当ることなくスムーズに行える。
【0079】請求項8記載の発明によれば、請求項6記
載の排紙トレイ装置において、エンドフェンスは、延長
トレイの上面から上方向きに突出する第1移動位置と、
延長トレイの上面と略同じ位置に位置する第2移動位置
とへ回動自在に設けられているので、延長トレイを引出
し位置へスライドさせた後にエンドフェンスを第1移動
位置へ回動させることにより、最大サイズの用紙が勢い
良く排紙された場合であってもその用紙の排紙方向先端
部がエンドフェンスにぶつかることにより排紙された用
紙の排紙トレイ装置上からの脱落を確実に防止でき、ま
た、延長トレイを収納位置にスライドさせるときには、
エンドフェンスを第2移動位置へ回動させておくことに
より、固定トレイ上に排紙された小さいサイズの用紙の
固定トレイ上からの取り出しを、用紙がエンドフェンス
に当ることなくスムーズに行える。
【0080】請求項9記載の発明によれば、請求項8記
載の排紙トレイ装置において、エンドフェンスには、こ
のエンドフェンスを第1移動位置へ回動させたときに延
長トレイに弾発的に係合する係合突起が設けられている
ので、係合突起が延長トレイに弾発的に係合したときの
クリック感によりオペレータはエンドフェンスが第1移
動位置に回動したことを確認することができ、また、こ
の係合により、振動や軽く触れたことなどが原因となっ
てエンドフェンスが第2移動位置へ不用意に回動すると
いうことを防止できる。
【0081】請求項10記載の発明によれば、請求項8
又は9記載の排紙トレイ装置において、エンドフェンス
には、このエンドフェンスを第2移動位置へ回動させた
ときに第1移動位置へ回動させたときよりは小さい突出
寸法で延長トレイの上面から上方向きに突出するつまみ
用突起が設けられているので、エンドフェンスを第2移
動位置から第1移動位置へ回動させるときにはつまみ用
突起を操作することによって回動操作をスムーズに行う
ことができ、また、つまみ用突起は上方への突出寸法は
小さいがエンドフェンスと同じように作用するので、排
紙される用紙の枚数が少ない場合等には、エンドフェン
スを第1移動位置へ回動させずに排紙作業を開始した場
合でも、排紙された用紙が用紙トレイ装置から脱落する
ということを確実に防止できる。
【0082】請求項11記載の発明の画像形成装置によ
れば、スキャナ部と、スキャナ部の下方に配置された画
像形成部とを有し、スキャナ部と画像形成部との間に排
紙用空間が設けられ、排紙用空間内に請求項1ないし1
0のいずれか一記載の排紙トレイ装置が設けられている
ので、請求項1ないし10のいずれか一記載の発明の作
用・効果と同じ作用・効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の複写機の全体構造
を示す縦断正面図である。
【図2】排紙トレイ装置を示す斜視図である。
【図3】排紙トレイ装置を一部を断面にして示す平面図
である。
【図4】排紙トレイ装置を示す縦断正面図である。
【図5】排紙トレイ装置を示す縦断正面図である。
【図6】排紙トレイ装置を示す縦断正面図である。
【図7】延長トレイとエンドフェンスとを示す分解斜視
図である。
【図8】延長トレイへのエンドフェンスの取付け部の構
造を一部を断面にして示す側面図である。
【図9】延長トレイへのエンドフェンスの取付け状態を
示す縦断正面図である。
【図10】エンドフェンスの回動操作状態を示す正面図
である。
【図11】本発明の第2の実施の形態における延長トレ
イへのエンドフェンスの取付け構造を示す斜視図であ
る。
【図12】その一部を示す正面図である。
【図13】本発明の第3の実施の形態における延長トレ
イへのエンドフェンスの取付構造を示す分解斜視図であ
る。
【図14】エンドフェンスの回動動作について説明する
正面図である。
【図15】本発明の第4の実施の形態における排紙トレ
イ装置を示す平面図である。
【図16】延長トレイを示す斜視図である。
【図17】固定トレイへの延長トレイの取付け部の構造
を一部を断面にして示す側面図である。
【符号の説明】
1 スキャナ部 2 画像形成部 3 排紙用空間 4、4a 排紙トレイ装置 30、30a 固定トレイ 31、31a 延長トレイ 35 エンドフェンス 37 係合突起 38 つまみ用突起 52 可撓部 53 軸部 54 ガイド溝 55 テーパ面部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置の画像形成部で画像形成さ
    れた用紙が排紙される排紙トレイ装置において、 前記画像形成部で画像形成される最大サイズの用紙を載
    置可能な固定トレイと、 前記固定トレイにおける用紙の排紙方向先端側に配置さ
    れ、前記固定トレイ内に略収まる収納位置と用紙の排紙
    方向へ延出した引出し位置とへスライド自在に設けられ
    た延長トレイと、を有することを特徴とする排紙トレイ
    装置。
  2. 【請求項2】 前記固定トレイと収納位置に位置する前
    記延長トレイとは画像形成装置本体の投影面内に位置
    し、引出し位置へスライドした前記延長トレイは前記画
    像形成装置本体の投影面外に位置することを特徴とする
    請求項1記載の排紙トレイ装置。
  3. 【請求項3】 前記延長トレイは、前記固定トレイ上に
    おける最大サイズの用紙が排紙される位置の排紙方向と
    直交する紙幅方向の略センター位置に配置されているこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の排紙トレイ装置。
  4. 【請求項4】 引出し位置に位置する前記延長トレイ
    は、この延長トレイに対して略下向き方向に所定値以上
    の外力が作用したとき前記固定トレイから外れるように
    設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のい
    ずれか一記載の排紙トレイ装置。
  5. 【請求項5】 前記延長トレイが所定値以上の外力の作
    用により前記固定トレイから外れる機構は、 前記延長トレイの幅方向の両側に形成されてその幅方向
    へ可撓性を有する一対の可撓部と、 前記可撓部に設けられてその可撓方向外側へ突出した軸
    部と、 前記固定トレイに設けられて前記軸部がスライド自在に
    ガイドされるガイド溝と、 前記軸部の端部の上部側に形成され、前記ガイド溝の上
    部側縁部に当接したときに一対の前記可撓部をその間隔
    を狭める方向へ撓ませる力を発生させるテーパ面部と、
    を有することを特徴とする請求項4記載の排紙トレイ装
    置。
  6. 【請求項6】 前記延長トレイの排紙方向先端部にこの
    延長トレイの上面より上方に突出したエンドフェンスが
    設けられていることを特徴とする請求項1ないし5のい
    ずれか一記載の排紙トレイ装置。
  7. 【請求項7】 前記エンドフェンスは、前記延長トレイ
    の上面から上方向きに突出する第1移動位置と、前記延
    長トレイの上面と略同じ位置に位置する第2移動位置と
    へ移動自在に設けられていることを特徴とする請求項6
    記載の排紙トレイ装置。
  8. 【請求項8】 前記エンドフェンスは、前記延長トレイ
    の上面から上方向きに突出する第1移動位置と、前記延
    長トレイの上面と略同じ位置に位置する第2移動位置と
    へ回動自在に設けられていることを特徴とする請求項6
    記載の排紙トレイ装置。
  9. 【請求項9】 前記エンドフェンスには、このエンドフ
    ェンスを第1移動位置へ回動させたときに前記延長トレ
    イに弾発的に係合する係合突起が設けられていることを
    特徴とする請求項8記載の排紙トレイ装置。
  10. 【請求項10】 前記エンドフェンスには、このエンド
    フェンスを第2移動位置へ回動させたときに第1移動位
    置へ回動させたときよりは小さい突出寸法で前記延長ト
    レイの上面から上方向きに突出するつまみ用突起が設け
    られていることを特徴とする請求項8又は9記載の排紙
    トレイ装置。
  11. 【請求項11】 スキャナ部と、 前記スキャナ部の下方に配置された画像形成部とを有
    し、 前記スキャナ部と前記画像形成部との間に排紙用空間が
    設けられ、 前記排紙用空間内に請求項1ないし10のいずれか一記
    載の排紙トレイ装置が設けられていることを特徴とする
    画像形成装置。
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