JP2012001312A - トレイ及び画像記録装置 - Google Patents

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哲男 浅田
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Abstract

【課題】伸縮可能なトレイの操作の際に、トレイの上下方向の長さにかかわらず、良好な操作性を維持できる手段を提供する。
【解決手段】トレイ本体71に対して伸縮可能であり、伸張状態でトレイ本体71と協働して記録用紙を積載可能な拡張トレイ72と、拡張トレイ72の伸縮をロック可能なロック部材100とを備える。拡張トレイ72は、ロック部材100を支持する支持部84を備える。ロック部材100は、支持部84に回動自在に支持され上下方向7に延設された回動部102と、回動部102の上側に設けられ回動部102を回動させるために把持される操作部101と、回動部102の下側に設けられ、回動部102の回動によってロック位置と非ロック位置に回動可能な係合部103とを備える。支持部84は、トレイ71,72の上下方向7の中心110に対して上側にオフセットした位置にてロック部材100を支持する。
【選択図】図10

Description

本発明は、シートを積載可能なトレイ、及び当該トレイを備えた画像記録装置に関する。
従来より、内部においてシートを搬送可能な装置がある。当該装置の一例としては、複写機やプリンタなどの画像記録装置がある。画像記録装置には、シートを堆積状態で収容可能であって画像記録装置に対して挿抜可能なトレイを備えているものがある。また、近年、画像記録装置の小型化が求められている。画像記録装置が小型化されると、画像記録装置に装着されるトレイも小型化される。その結果、画像記録装置に装着されるトレイには、大きいサイズのシートを収容することは困難となる。
上記問題を解決するため、画像記録装置に装着されているトレイを伸縮可能な構成として、大きいサイズのシートをトレイに収容する際には、当該トレイを伸張させることが考えられる。例えば、特許文献1には、画像記録装置に挿抜可能に配置されており、給紙向きの上流側に位置する第1給紙トレイ部と、第1給紙トレイ部に対して給紙向きに沿ってスライドして、載置面を給紙向きにおいて伸縮可能に設けられた第2給紙トレイ部とを備える給紙トレイ装置が開示されている。
当該給紙トレイ装置は、第1給紙トレイ部に対して第2給紙トレイ部が縮んだ状態を保持した第1状態、伸びた状態を保持した第2状態、及びスライド可能な第3状態を切替可能なロック手段としてのロック杵を備えている。
ロック杵は、第2給紙トレイ部に突設された回動軸に水平方向に揺動可能となるように用紙載置面に軸支されている。また、ロック杵は、第2給紙トレイ部の用紙載置面と略同高さにおいて水平方向に延設されており、第1給紙トレイ部に係合可能に構成されている。ロック杵は、当該係合により第1状態乃至第3状態への切替が可能である。また、ロック杵はユーザによって操作される操作部を有し、操作部が操作されると揺動し、ロック杵の係合が切り替えられる。これにより、ユーザは、給紙トレイ装置の上側から操作部を操作することで、ロック杵を揺動させ、第1給紙トレイ部に対して第2給紙トレイ部をロック及びロック解除することができる。
特開2009−179455号公報
上述したように、特許文献1に記載された給紙トレイ装置の操作部は、上側から操作される。よって、操作部が給紙トレイ装置の高さに比べて低い位置に設けられていると、ユーザが給紙トレイ装置の上側から手を伸ばして操作部を操作する際に、操作部までの距離が長くなり、操作しづらくなってしまう。
上記問題を解決するために、操作部の位置を、給紙トレイ装置の高さに合わせて、より上方とすることが考えられる。しかし、以下の問題が生じる。
操作部が上側から操作されるのに対して、ロック杵は、用紙載置面において、つまり下側において支持されている。よって、操作部の位置を上方とすると、操作部が操作される高さと、ロック杵が軸支されている高さ(用紙載置面)との上下方向の距離が長くなる。これにより、ユーザがロック杵の上側である操作部を操作すると、操作部と支持されている部分との間でねじれが発生してしまう。その結果、ユーザが操作部を操作した際に、操作部の動作がロック杵まで伝わらず、ロック杵が第1給紙トレイ部に係合したまま揺動できなくなるなどの弊害が生じるおそれがあり、ユーザは、操作部を操作しづらくなってしまう。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、伸縮可能なトレイを操作する際に、当該トレイの上下方向の長さにかかわらず、良好な操作性を維持することができる手段を提供することにある。
(1) 本発明は、シートを搬送可能な装置に対して給送されるシートを載置するトレイである。上記トレイは、上記装置に給送されるシートを積載可能な第1底板、及び上記第1底板の給送向きと直交する幅方向の両端において上記給送向きに沿って延設された一対の第1側板を備えた第1トレイ部と、上記装置に給送されるシートを積載可能な第2底板、及び上記第2底板の上記幅方向の両端において上記給送向きに沿って延設された一対の第2側板を備え、上記第2底板が上記第1底板に対して、シートの給送向きに沿ってスライド可能に形成され、上記給送向きにおけるシートの載置面を伸縮可能な第2トレイ部と、上記第2トレイ部のスライドをロック可能なロック部材と、を備える。上記第1トレイ部は、上記第2トレイ部のスライド方向に沿って間隔を空けて複数配置され、各々が上記ロック部材と係合可能な複数の被係合部を備える。上記第2トレイ部は、上記第2底板の上記給送向き上流側の端部に設けられ、上記第1側板及び上記第2側板の上下方向の中心に対して上側にオフセットした位置にて上記ロック部材を支持する支持部を備える。上記ロック部材は、上記支持部に回動自在に支持され、上記支持部から上記第2底板まで延びて形成された回動部と、上記回動部において回動軸方向の上記第2底板から離間した側に設けられ、上記回動部を回動させるために把持される操作部と、上記回動部において上記回動軸方向の上記第2底板に近接した側から上記第1トレイ部側に延びており、上記回動部の回動に伴って、上記被係合部のいずれかと係合可能な第1位置、及び上記被係合部から離間される第2位置の間で移動する係合部と、を備える。
回動部は、支持部に支持されることによって、上下方向に延びている。よって、係合部が載置面側にあり、操作部は、回動部の上側に設けられていることになる。また、支持部は、第1側板及び第2側板において上下方向の中心に対して上側にオフセットした位置である。つまり、第1側板及び第2側板の高さが高い場合であっても、操作部が操作される高さと支持部との上下方向の距離は、短くなる。これにより、ユーザが操作部を操作した場合に、回動部がねじれにくくなるため、操作部の動作に連動して回動部が回動する。従って、回動部の端部に形成された係合部が操作部の操作に連動して、第1トレイの被係合部に対して係合及び離間でき、操作性が向上する。
(2) 上記支持部は、上記第2底板から上記第1側板と上記第2側板の上下方向の中心に対して上側にオフセットした位置まで上記シートの積載向きに突出した突出部と、上記突出部の上端面に形成された軸受けと、を有する。上記回動部は、上記軸受けに回動可能に嵌合される回動軸と、上記回動軸から上記回動軸の外周側にて上記第2底板まで延びた回動部材と、を有する。
上述の構成によって、回動部を支持する支持部が操作部に近接した位置に形成できる。
(3) 上記回動部材は、上記第2底板側において上記突出部の外周側を覆う被覆部を有する。
これにより、操作部が操作されると、係合部に近い被覆部が突出部によって案内されるため、操作部の操作が係合部に円滑に伝達できる。
(4) 上記トレイは、上記第1トレイ部及び上記第2トレイ部の上面の一部または全部を覆う蓋板と、上記蓋板において上記操作部の上方に設けられた開口と、を更に備える。
第1トレイ部及び第2トレイ部には蓋板が設けられているため、第1トレイ部及び第2トレイ部に積載されたシートに埃などの異物が付着することが低減可能である。また、開口が操作部の上方に設けられているため、ユーザは、第1トレイ部及び第2トレイ部が蓋板に覆われていても、操作部に容易にアクセスすることができる。
(5) 上記操作部は、その上端が上記蓋板の下面よりも下方となる位置に配置されている。これにより、ユーザは、操作部の存在に関係なく、蓋板を姿勢変化させることができる。
(6) 上記開口は、上記操作部よりも大きく形成されており、上記操作部は、その上端が上記蓋板の下面よりも上方となる位置に配置されている。これにより、ユーザは、操作部へよりアクセスし易くなる。
(7) 上記蓋板は、上記第1側板に支持された第1蓋部と、上記第2側板に支持され、上記開口が設けられ、かつ上記第2トレイ部のスライドに連動して上記第1蓋部に対して上記給送向きに沿って伸縮可能な第2蓋部と、で構成されている。
上述の構成においては、第2トレイ部の位置にかかわらず、第2トレイ部の上面が蓋板に覆われた状態を維持することができる。
(8) 上記操作部は、上記第1トレイ部及び上記第2トレイ部に積載可能な最大量のシートが積載された場合における当該シートの最高位置よりも上方に配置されている。
上述の構成においては、ユーザが上側より手を伸ばして操作部を操作する際に、ユーザの手がシートに触れる可能性が低くなる。これにより、ユーザは操作部を操作し易くなる。
(9) 上記支持部は、上記第1トレイ部及び上記第2トレイ部に積載可能な最大量のシートが積載された場合における当該シートの最高位置よりも上方に配置されている。
この構成により、ユーザが用紙に触れないように、操作部をシートの最高位置よりも上方に形成しても、支持部を操作部と近接した位置に形成できる。
(10) 上記第2トレイは、上記操作部の下端位置にて上記操作部を下方から支持する操作支持部を有する。これにより、シートの載置面から離れた位置の操作部が下方から支持されるため、操作部が不要な方向に移動せず、操作部の操作が簡易になる。
(11) 本発明は、上記トレイと、上記トレイから給送されたシートに画像を記録する記録部と、を備えた画像記録装置として捉えることもできる。
本発明においては、第2トレイ部は、第1トレイ部に対して伸縮可能に構成されている。また、本発明においては、操作部が操作される高さと支持部との距離は、第1側板及び第2側板の高さが高い場合であっても、短くなる。そのため、回動部が支持部を中心として傾くことが防止される。これにより、ユーザが操作部を操作した場合に、回動部が回動し易くなり、係合部の被係合部に対する係合及び脱離が円滑に行われる。以上より、本発明においては、伸縮可能なトレイを操作する際に、当該トレイの上下方向の長さにかかわらず、良好な操作性を維持することができる。
図1は、複合機10の斜視図である。 図2は、プリンタ部11の内部構造を模式的に示す縦断面図である。 図3は、収縮状態の給紙トレイ22の斜視図である。 図4は、伸張状態の給紙トレイ22の斜視図である。 図5は、収縮状態のトレイ71,72の斜視図である。 図6は、伸張状態のトレイ71,72の斜視図である。 図7は、ロック部材100の斜視図であり、(A)には斜め上から見た状態が示されており、(B)には斜め下から見た状態が示されており、(C)には(B)における回動部102付近の拡大図が示されている。 図8は、第1拡張トレイ72の斜視図であり、(A)にはロック部材100が取り付けられた状態が示されており、(B)にはロック部材100が取り付けられていない状態示されている。 図9は、第1トレイ本体71の下面図である。 図10は、ロック部材100と支持部84の係合について説明するための図であり、(A)には第1拡張トレイ72の上面図が示されており、(B)には(A)におけるA−A間の断面図が示されており、(C)には第1拡張トレイ72の断面図が示されており、(D)には(C)におけるB−B間の断面図が示されている。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。以下の説明においては、複合機10が使用可能に設置された状態(図1の状態)を基準として上下方向7を定義し、開口13が設けられている側を手前側(正面)として前後方向8を定義し、複合機10を手前側(正面)から見て左右方向9を定義する。また、給紙トレイ21,22については、複合機10に装着された状態(図1の状態)を基準として、上下方向7、前後方向8及び左右方向9を定義する。
[複合機10の概略構成]
図1に示されるように、複合機10は、上部にスキャナ部12、下部にインクジェット記録方式のプリンタ部11(本発明の装置の一例、及び当該装置としての画像記録装置の一例)が設けられている。複合機10は、ファクシミリ機能及びプリント機能などの各種の機能を有している。なお、プリント機能以外の機能の有無は任意である。
プリンタ部11の正面側に開口13が形成されている。プリンタ部11は、給紙トレイ21,22(本発明のトレイの一例)と、記録部40(本発明の記録部の一例、図2参照)とを備えている。プリンタ部11は、開口13を通じて、給紙トレイ21及び給紙トレイ22を前後方向8に挿抜可能である。なお、プリンタ部11は、トレイ21,22がスライドしないように構成されていてもよい。例えば、トレイ21,22がプリンタ部11に固定されていてもよい。また、トレイ21,22は、プリンタ部11から中途まで引き出し可能な構成、換言するとプリンタ部11から完全には脱抜されない構成であってもよい。
給紙トレイ21,22には、記録用紙50(本発明のシートの一例)が載置される(図2参照)。プリンタ部11においては、記録用紙50が、給紙トレイ21又は給紙トレイ22からプリンタ部11内へ選択的に供給される。供給された記録用紙50は、記録部40によって画像が記録された後に給紙トレイ22の上面23に排出される。上面23は、排紙トレイ23(本発明の蓋板の一例)として機能する。
図1及び図2に示されるように、給紙トレイ21と給紙トレイ22とは、給紙トレイ22を上側として上下二段に配置されている。給紙トレイ21,22は、いずれも画像記録が行われる記録用紙50を保持するものである。2つの給紙トレイ21,22が設けられることによって、それぞれにサイズや紙種が異なる記録用紙50が保持され得る。給紙トレイ21,22については後述される。
[搬送路17,18,19及び供給部28,38]
給紙トレイ22の傾斜板24の上側には、湾曲状に形成された搬送路18が設けられている。プリンタ部11に給紙トレイ22が装着されると、傾斜板24が搬送路18の下方に配置され、かつ給紙トレイ22の上側に第1供給部28が配置される。第1供給部28は、給紙ローラ25、アーム26及び軸27を有している。給紙ローラ25は、アーム26の先端側に回動可能に設けられている。アーム26は、プリンタ部11の筐体に支持された軸27に回動可能に設けられている。アーム26は、自重によって或いはバネ等による弾性力を受けて給紙トレイ22側へ回動付勢されている。第1供給部28は、給紙トレイ22から記録用紙50をピックアップして搬送路18に給送する。第2供給部38は、第1供給部28と同様の構成である。つまり、第2供給部38は、給紙ローラ35、アーム36及び軸37を有しており、給紙トレイ21から記録用紙50をピックアップして搬送路17に給送する。
プリンタ部11の内部には、搬送路17及び搬送路18と連続する搬送路19が設けられている。搬送路19は、搬送路17又は搬送路18に沿って搬送された記録用紙50が搬送される経路であり、搬送路17と搬送路18とが合流する位置から複合機10の正面側へ向けて給紙トレイ22の排紙トレイ23の上方まで延出されている。
[記録部40]
記録部40は、記録ヘッド42を搭載して主走査方向(図2の紙面に垂直な方向)へ往復移動するキャリッジ41を備えている。記録ヘッド42には、インクカートリッジ(不図示)からシアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)・ブラック(Bk)の各色インクが供給される。記録ヘッド42は、その下面に設けられたノズルから、各インクを微小なインク滴として吐出する。キャリッジ41が主走査方向へ往復動することにより、記録ヘッド42が記録用紙に対して走査され、記録部40の下方に記録部40と対向して設けられているプラテン43上を搬送される記録用紙に画像が記録される。プラテン43は、搬送路19に沿って搬送される記録用紙を支持する部材である。
[搬送ローラ対59及び排出ローラ対64]
記録部40よりも記録用紙50の搬送向き6の上流側に搬送ローラ対59が設けられている。搬送ローラ対59は、搬送ローラ60及びピンチローラ61からなる。搬送ローラ60は、搬送路19の上側に配置されており、搬送モータ(不図示)からの駆動力を受けて回動する。ピンチローラ61は、搬送路19を挟んで搬送ローラ60の下側に回動自在に配置されており、搬送ローラ60へ向けてバネによって付勢されている。
記録部40よりも記録用紙50の搬送向き6の下流側に排出ローラ対64が設けられている。排出ローラ対64は、排紙ローラ62及び拍車63からなる。排紙ローラ62は、搬送路19の下側に配置されており、上記搬送モータからの駆動力を受けて回動する。拍車63は、搬送路19を挟んで排紙ローラ62の上側に回動自在に配置されており、排紙ローラ62へ向けてバネによって付勢されている。
給紙トレイ21または給紙トレイ22から第1供給部28または第2供給部38によって前側から後側の向き(本発明の給送向きに相当)に給送された記録用紙50は、搬送ローラ対59によって記録部40へ案内され、記録部40で画像が記録される。その後、排出ローラ対64によって給紙トレイ22の排紙トレイ23に排出される。
[給紙トレイ21,22]
図1及び図2に示されるように、給紙トレイ21,22は、プリンタ部11に装着された状態において、記録部40の下方に配置されている。給紙トレイ21,22は、傾斜板24が設けられている側を先端として、後向きに開口13に挿し込まれることでプリンタ部11に装着される(図1及び図2の状態)。これにより、給紙トレイ21,22に収容された記録用紙50がプリンタ部11の搬送路17,18へ供給可能となる。給紙トレイ21,22は、上記先端と反対側の後端から前向きに開口13から引き出されることでプリンタ部11から取り出される。これにより、給紙トレイ21,22への記録用紙50の補充が可能となる。給紙トレイ21及び給紙トレイ22は、同様の構成を有している。このため、以下においては、給紙トレイ22の構成について説明し、給紙トレイ21の構成についてはその説明を省略する。
図3乃至図6に示されるように、給紙トレイ22は、平面視で挿抜方向(本実施形態では前後方向8)へ長い矩形の皿状に概ね形成されている。給紙トレイ22は、第1トレイ本体71(本発明の第1トレイ部の一例)と、第1拡張トレイ72(本発明の第2トレイ部の一例)と、排紙トレイ23とを備えている。
[第1トレイ本体71]
図3乃至図6に示されるように、第1トレイ本体71は、記録用紙50が載置される本体底板75(本発明の第1底板の一例)と、本体底板75の後端から立設された傾斜板24と、本体底板75の左右方向9(本発明の幅方向に相当)の両端から立設された第1側壁81(本発明の第1側板の一例)と、を備えている。
第1トレイ本体71には、一対のサイドガイド77が設けられている。サイドガイド77の一方が第1トレイ本体71の左右方向9へスライドされると、これに連動して、サイドガイド77の他方が相反する方向へスライドされる。これにより、記録用紙50の左右方向9の中央位置が給紙トレイ22の左右方向9の中央に略一致する。
第1側壁81は、前後方向8へ延びるように設けられている。なお、一対の第1側壁81の左右方向9の間隔は、後述する第1拡張トレイ72の一対の第2側壁98(本発明の第2側板の一例、図4及び図6参照)の間隔よりも大きい。
図5及び図6に示されるように、第1側壁81の内側には、側端ガイド111が前後方向8に並べられている。側端ガイド111は、断面が逆U字形状に構成されている。側端ガイド111には、第1拡張トレイ72の第2側壁98が挿入される。これにより、第1拡張トレイ72のスライド方向が前後方向8に規制される。
図9に示されるように、第1トレイ本体71の本体底板75において記録用紙50が載置される面の裏側には、前後方向8に伸びるレール70が本体底板75と一体に形成されている。レール70には、後述するロック部材100の係合部103と係合可能であって、係合された状態でロック部材100の前側へのスライドを制止する係合受け部67〜69(本発明の被係合部の一例)が、前後方向8に沿って間隔を空けて3箇所設けられている。係合受け部67〜69は、ロック部材100の係合部103と係合可能なように左向きへ突出する形状である。
[第1拡張トレイ72]
図3乃至図6に示されるように、第1拡張トレイ72は、記録用紙50が載置される拡張底板82(本発明の第2底板の一例、図6参照)と、拡張底板82の前端から立設された前板83と、拡張底板82の左右方向9の両端から立設されて前後方向8へ延設された一対の第2側壁98とを備えている。
第1拡張トレイ72には、左右方向9の中央に、リヤガイド80が設けられている。リヤガイド80は、前後方向8へスライド可能に構成されている。給紙トレイ22に記録用紙50が収容された状態でリヤガイド80が前後方向8へスライドされると、リヤガイド80が記録用紙50の前端に当接する。これにより、記録用紙50の前端がサイズに応じた位置に規制される。
第1拡張トレイ72は、第1トレイ本体71の本体底板75に対してスライドすることにより、第1トレイ本体71に対して伸縮可能に構成されている。第1拡張トレイ72のスライド方向は、第2側壁98が第1トレイ本体71の側端ガイド111に挿入されることにより、前後方向8に規制されている。給紙トレイ22に大きいサイズの記録用紙50を収容する場合、第1拡張トレイ72は、第1トレイ本体71に対して伸長された位置(図4及び図6参照)にスライドされる。これにより、記録用紙50の載置面が給送向きに沿った方向である前後方向8に伸長される。一方、給紙トレイ22に小さいサイズの記録用紙50を収容する場合、第1拡張トレイ72は、第1トレイ本体71に対して収縮された位置(図3及び図5参照)にスライドされる。これにより、記録用紙50の載置面が給送向きに沿った方向である前後方向8に収縮される。
[支持部84]
図8(B)に示されるように、第1拡張トレイ72の拡張底板82の前端における右側には、円柱状の支持部84(本発明の支持部の一例)が、拡張底板82と一体に形成されている。支持部84は、拡張底板82の上面から上向き、換言すると記録用紙50が積載される向きに突設された円柱状の突出部88(本発明の突出部の一例)を備えている。なお、後述するように、支持部84はロック部材100に覆われる(図8(A)参照)。図8(B)に示されるように、突出部88の上面85(本発明の上端面に相当)には、ロック部材100の回動部102に設けられた凸部105が嵌入可能な受け孔86(本発明の軸受の一例)が形成されている。受け孔86は、図10(D)に示されるように、円形の孔の外周の一箇所に方形の突起部を備えた形状である。
[排紙トレイ23]
図3及び図4に示されるように、排紙トレイ23は、第2トレイ本体95(本発明の第1蓋部の一例)及び第2拡張トレイ96(本発明の第2蓋部の一例)を有する。
第2トレイ本体95は、平面視で左右方向9へ長い矩形に概ね形成されている。第2トレイ本体95は、リンク130を介して第1トレイ本体71に連結されている。リンク130は、第1側壁81から上方へ突設されており、突端付近に支持孔138が設けられている。また、本実施形態においては、リンク130は、第1トレイ本体71における前後方向8の概ね中央から突設されている。第2トレイ本体95の後端の両側には、左右方向9の外側へ突出する軸91が設けられている。軸91は、支持孔138に挿通される。これにより、第2トレイ本体95は、リンク130によって回動可能に支持され、軸91を中心として、図3の矢印140の方向に回動される。つまり、第2トレイ本体95は、リンク130を介して第1側壁81に支持されている。
第2拡張トレイ96は、第2トレイ本体95の上方に第2トレイ本体95と重なって設けられている。第2トレイ本体95の上面には、前後方向8に沿ってレール93が形成されている。一方、第2拡張トレイ96の下面のレール93に対向する位置には、レール溝(不図示)が形成されている。レール93とレール溝が嵌合されることで、第2拡張トレイ96は、第2トレイ本体95に対して前後方向8へスライド、つまり伸縮可能である。
第2拡張トレイ96の下面における前端かつ左右方向9の両側には、凹部(不図示)が設けられている。凹部は、第1拡張トレイ72の第2側壁98の上面に設けられている凸部74(図5及び図6参照)と対応する位置及び形状に形成されている。第1トレイ本体71に対して排紙トレイ23が倒伏されることにより、凸部74が凹部に収容される。この状態で、第2拡張トレイ96は、第2側壁98に支持されるとともに、第1拡張トレイ72に対する第2拡張トレイ96のスライドが規制される。このため、第1拡張トレイ72が第1トレイ本体71に対してスライドされると、これに連動して第2拡張トレイ96が第2トレイ本体95に対してスライドされる。
排紙トレイ23が第1トレイ本体71及び第1拡張トレイ72に対して倒伏された状態においては、第1トレイ本体71の上面のうちリンク130よりも前側の部分と第1拡張トレイ72の上面の全てとは、排紙トレイ23によって覆われている。つまり、排紙トレイ23は、第1トレイ本体71および第1拡張トレイ72の上面の一部を覆う。この状態が本発明の第1姿勢に相当する。なお、排紙トレイ23は、第1トレイ本体71および第1拡張トレイ72の上面の全部を覆うように構成されていてもよい。
また、排紙トレイ23は、図3及び図4に示される状態から軸91を中心として上側に回動可能である。排紙トレイ23が第1トレイ本体71に対して上側に回動された状態においては、第1トレイ本体71及び第1拡張トレイ72の上面が開放される。この状態が本発明の第2姿勢に相当する。
第2拡張トレイ96の前端における右側には、開口143(本発明の開口の一例)が設けられている。開口143が設けられている位置は、支持部84及び後述するロック部材100の操作部101の真上である。
[ロック部材100]
ロック部材100は、以下で詳述するように、第1拡張トレイ72のスライドのロック、及び当該ロックの解除が可能に構成されている。図5、図6、図8(A)及び図10に示されるように、ロック部材100は、支持部84に覆い被さるようにして配置されている。図7に示されるように、ロック部100は、支持部84に回動可能に支持される回動部102(本発明の回動部の一例)と、回動部102の回動軸方向の一方の端部に回動部102と一体に形成されている操作部101(本発明の操作部の一例)と、回動部102の回動軸方向の他方の端部から延出されている係合部103(本発明の係合部の一例)とで構成されている。
[回動部102]
回動部102は、円柱状の回動部本体120(本発明の回動部材の一例、図7(A)参照)と、後述する凸部105(本発明の回動軸の一例、図7(C)参照)とを備えている。
図7(B)、(C)に示されるように、回動部本体120においては、回動軸方向の他方の端部(係合部103が延出されている側の端部)が開放されている。換言すると、回動部本体120は、回動軸方向の他方の端部に円柱状の凹部を備えている。よって、図10(B)に示されるように、第1拡張トレイ72に形成された支持部84の突出部88が、当該凹部に対して挿入可能である。換言すると、回動部本体120は、支持部84の突出部88の外周側を覆う。図8(A)に示されるように、回動部本体120が突出部88の外周側を覆った状態では、回動部本体120は、下端を拡張底板82として上下方向7に延びて配置されている。
一方、図7(B)、(C)に示されるように、回動部102において、回動軸方向の一方の端部(操作部101が形成されている側の端部)は、面104で塞がれている。面104の中心から上記他方の端部に向かって凸部105が設けられている。つまり、回動部本体120は、凸部105の外周側に設けられている。回動部本体120が突出部88の外周側を覆った状態では、回動部本体120は、凸部105から拡張底板82まで上下方向7に延びて配置されている。
凸部105は、概ね円柱状である。但し、図10(B)に示されるように、凸部105における上記円柱の先端には、円の外周の一箇所に当該外周から外側に延びる概ね方形の突起106が形成されている。よって、回動部102の凸部105の突起106と、受け穴86の突起部とを合わせることにより、回動部102の凸部105は、受け穴86に嵌め込まれる。これにより、ロック部材100は、図8(A)に示されるような状態で配置される。
また、図10(B)の状態では、突起106は受け孔86よりも下方に突き出ている。よって、凸部105が受け孔86に嵌め込まれた状態において、ロック部材100の回動部102は、上下方向7を回動軸として回動可能である。また、当該状態においては、ロック部材100の凸部105の外周面が、支持部84の受け穴86の内周面87と当接している。つまり、凸部105は、受け孔86に回動可能に嵌合される。これにより、ロック部材100は、支持部84に支持される。
[操作部101]
図7(A)に示されるように、操作部101は、概ね薄板形状である。また、図8(A)に示されるように、ロック部材100が支持部84に覆い被さりつつ拡張底板82に配置された状態において、操作部101は、回動部102における回動軸方向の拡張底板82から離間した側、つまり回動部102の上側に設けられている。複合機10のユーザは、操作部101を把持して、矢印107の方向(図7(A)参照)、つまり回動部102の回動軸方向を中心とした回動方向に動かす。これにより、操作部101と一体の回動部102も回動される。
図3及び図4に示されるように、操作部101は、第2拡張トレイ96の開口143の真下に設けられている。また、操作部101の上面109(図7(A)参照)は、第2拡張トレイ96の下面よりも下方となる位置に配置されている。換言すると、操作部101は、開口143に挿入されていない状態である。
また、操作部101は、第1トレイ本体71及び第1拡張トレイ72に積載可能な最大量の記録用紙50が積載された場合における当該記録用紙50の最高位置よりも上方に配置されている。例えば、記録用紙50の最大積載量は、サイドガイド77の上端付近に内側に向かって突出された突板(不図示)によって制限されている。これにより、記録用紙50は、当該突板よりも上方には積載できない。そして、この場合、操作部101は、当該突板よりも上方の位置に配置されている。
また、図8(A)に示されるように、操作部101の下方にはリブ121(本発明の操作支持部の一例)が設けられている。リブ121は、前板83から後向きに延出され、かつ拡張底板82から上向きに延出されている。リブ121の上面は、操作部101の下面と当接されている。これにより、リブ121は、操作部101を下方から支持している。
[係合部103]
図7(A)、(B)に示されるように、係合部103は、回動部本体120の操作部101が形成された一方の端部に対して他方の端部から延出するよう形成されており、延出端においてL字状に形成された屈曲部108を備えている。
また、図8に示されるように、ロック部材100が支持部84に覆い被さりつつ拡張底板82に配置された状態においては、係合部103は、拡張底板82の上面に沿って第1拡張トレイ72のスライド方向後側へ延出されている。つまり、係合部103は、回動部102における回動軸方向の拡張底板82に近接した側、つまり回動部102の下側に設けられている。
上述したように、第1拡張トレイ72が、第1トレイ本体71に対して収縮された位置(図3及び図5参照)にスライドされている場合、拡張底板82の大部分が本体底板75の下側に重なった状態となっている。この場合、係合部103は、本体底板75の下面に沿って後側、つまり第1トレイ本体71側へ延出されることになる。これにより、図9に示されるように、係合部103の屈曲部108は、第1トレイ本体71のレール70に設けられた係合受け部67〜69に係合可能である。
上述したように、ロック部材100の回動部102は、上下方向9を軸として回動される。これに伴い、図9に示されるように、回動部102と一体に形成されている係合部103は、上下方向9を軸として、矢印107の方向に回動される。つまり、係合部103は、屈曲部108が係合受け部67〜69のいずれかと係合可能な第1位置(本発明の第1位置に相当、図9に実線で示される位置)と、係合受け部67〜69から左向きに離間されており、屈曲部108がいずれの係合受け部67〜69とも係合不可能な第2位置(本発明の第2位置に相当、図9に破線で示される位置)との間で回動可能である。
複合機10のユーザは、第1拡張トレイ72を第1トレイ本体71に対して伸縮させたい場合、操作部101を把持して捻ることにより、係合部103を第1位置から第2位置に回動させればよい。これにより、第1拡張トレイ72は第1トレイ本体71に対して伸縮可能となる。すなわち、係合部103が第2位置にある状態で、第1拡張トレイ72を第1トレイ本体71に対して引っ張りもしくは押し込むことで、給送向きと同じ前後方向8に沿った方向に記録用紙50を載置する載置面が伸縮することとなる。
また、複合機10のユーザは、第1拡張トレイ72の第1トレイ本体71に対するスライドをロックしたい場合、操作部101を把持して捻ることにより、係合部103を第2位置から第1位置に回動させればよい。その際、複合機10のユーザは、第1拡張トレイ72を第1トレイ本体71に対して最も伸張された状態でロックしたい場合、屈曲部108を係合受け部67と係合させればよい。また、第1拡張トレイ72を第1トレイ本体71に対して最も収縮された状態でロックしたい場合、屈曲部108を係合受け部69と係合させればよく、第1拡張トレイ72を第1トレイ本体71に対して中途まで伸張された状態でロックしたい場合、屈曲部108を係合受け部68と係合させればよい。
なお、操作部101は、その前方に第1拡張トレイ72と当接した状態の板部112と連結している。操作部101と板部112との連結部は、弾性変形可能であり、ユーザが操作部101を把持していないときは、操作部101と板部112とは所定量離れている。その状態では、係合部103は第1位置となっており、第1拡張トレイ72は、スライドがロックされている。ユーザが操作部101を把持し、操作部101と板部112とが近付くように捻ると、連結部が変形する。それに伴って回動部102が回動し、係合部103が第2位置となり、第1拡張トレイ72は、スライドのロックが解除される。そして、ユーザが操作部を離すと、連結部の弾性変形が元に戻るため、回動部102の回動が戻り、係合部103が第2位置から第1位置へと移動することとなる。この構成によって、ユーザが操作部101を第2位置から第1位置へと戻す動作が不要となる。また、操作部101は、係合部103を第1位置から第2位置へと移動させるときにのみ操作され、第1拡張トレイ72のスライド中で係合受け部間に係合部101が位置している間は、操作部101が把持されず、連結部のような付勢部材によって係合受け部と係合する方向に付勢された状態であってもよい。すなわち、板部112がリブ121と当接し、かつ、係合部103が係合受け部と係合した第1位置にある状態で、ロック部材100は突出部88に取り付けられている。その状態では、操作部101と板部112とは、ロック部材100が突出部88に取り付けられていない状態よりも、近づいた状態となっている。そのため、ロック部材100は、係合部103が第1位置にあるよう付勢されており、ロックを解除できる第2位置への移動はその付勢力に抗するよう操作部101が操作される。係合部103と係合受け部との係合が解除され、第1拡張トレイ72がスライドを開始しスライド方向における係合受け部間に係合部103が位置する間は、ロック部材100は係合部103が係合受け部側に向かうよう付勢力が働いている。そして、係合部103が係合受け部と係合可能となった時に、その付勢力によって自動的に係合するよう構成されていても良い。
[支持部84の位置]
支持部84において、ロック部材100を支持する箇所、つまり受け孔86の内周面87(図10(B)参照)は、第1トレイ本体71の第1側壁81における上下方向7の中央(第1側壁81の上端と下端の中点)よりも上側に設けられている。つまり、図10(C)に示されるように、受け孔86の内周面87は、上下方向7の中心を通り、かつ前後方向8に沿った中心線110に対して上側へオフセットした位置に配置されている。中心線110は、第1トレイ本体71の第1側壁81における上端及び下端の中心を通る仮想直線である。以上より、支持部84の突出部88は、中心線110に対して上側へオフセットした位置まで突出されている。
なお、支持部84の内周面87は、第1拡張トレイ72の第2側壁98における上下方向7の中央よりも上側に設けられていてもよい。また、中心線110を決める際における側壁の上端は、第1側壁81と第2側壁98の上端の高さから適宜決定できる。例えば、側壁の上端は、第1側壁81と第2側壁98の上端の高い方であってもよいし、第1側壁81と第2側壁98の上端の低い方であってもよいし、第1側壁81と第2側壁98の高さの平均であってもよい。また、中心線110を決める際における側壁の下端についても上端と同様、第1側壁81と第2側壁98の下端の高さから適宜決定できる。
[実施形態の効果]
回動部102は、支持部84に支持されることによって、上下方向7に延びている。よって、係合部103が載置面側にあり、操作部101は、回動部102の上側に設けられていることになる。そのため、ユーザは操作部101を把持しやすい。また、支持部84は、第1側壁81及び第2側壁98において上下方向7の中心に対して上側にオフセットした位置である。つまり、第1側壁81及び第2側壁98の高さが高い場合であっても、操作部101が操作される高さと支持部84との上下方向7の距離は、短くなる。これにより、ユーザが操作部101を操作した場合に、回動部102がねじれにくくなるため、操作部101の動作に連動して回動部102が回動する。従って、回動部102の端部に形成された係合部103が操作部101の操作に連動して、第1トレイ本体71の係合受け部67〜69に対して係合及び離間でき、操作性が向上する。
また、上述の実施形態においては、支持部84が回動部102を支持する位置を操作部101に近接させることができる。
また、上述の実施形態においては、第1トレイ本体71及び第1拡張トレイ72には蓋として機能する排紙トレイ23が設けられているため、第1トレイ本体71及び第1拡張トレイ72に積載された記録用紙50に埃などの異物が付着することが低減可能である。また、開口143が操作部101の上方に設けられているため、ユーザは、第1トレイ本体71及び第1拡張トレイ72が排紙トレイ23に覆われていても、操作部101に容易にアクセスすることができる。
また、上述の実施形態においては、操作部101の上端が排紙トレイ23の下面よりも下方となる位置に配置されているため、ユーザは、操作部101の存在に関係なく、排紙トレイ23を姿勢変化させることができる。
また、上述の実施形態においては、排紙トレイ23が伸縮可能に構成されているため、第1拡張トレイ72の伸縮状態にかかわらず、第1拡張トレイ72の上面が排紙トレイ23に覆われた状態を維持することができる。
また、上述の実施形態においては、操作部101が給紙トレイ22に積載可能な最大量の記録用紙50の高さよりも上方に配置されているため、ユーザが上側より手を伸ばして操作部101を操作する際に、ユーザの手が記録用紙50に触れる可能性が低くなる。これにより、ユーザは操作部101を操作し易くなる。
また、上述の実施形態においてはリブ121が設けられているため、記録用紙50の載置面から離れた位置の操作部101が下方から支持される。よって、操作部101が不要な方向に移動せず、操作部101の操作が簡易になる。
なお、上述の実施形態においては、支持部84は、突出部88の上面85にて回動部102を支持するよう形成されているが、突出部88の中途部であって第1側壁81及び第2側壁98において上下方向7の中心に対して上側にオフセットした位置にて回動部102を支持するよう形成されても良い。また、軸受けとなる受け孔86がロック部材100の回動部102に形成され、突出部88に軸となる凸部105が形成されても良い。回動部102は、円柱状に突出部88を覆う形状でなく、係合部103と連結できるよう延びていても良い。また、操作部101は、回動部120の上端部から上方に位置するよう形成されているが、回動部120の中途部から操作部101が形成されていても良い。
[実施形態の変形例1]
上述の実施形態においては、操作部101の上面109が第2拡張トレイ96の下面よりも下方となる位置に配置されている構成について説明した。しかし、操作部101は、その上端が第2拡張トレイ96の下面よりも上方となる位置に配置されていてもよい。例えば、操作部101は、下側から開口143を貫通して、開口143の上側まで突出していてもよい。この場合、開口143の面積は、操作部101が貫通可能な大きさである必要がある。操作部101が、その上端が第2拡張トレイ96の下面よりも上方となる位置に配置されることにより、ユーザは、操作部101へよりアクセスし易くなる。
[実施形態の変形例2]
上述の実施形態においては、操作部101は、第1トレイ本体71及び第1拡張トレイ72に積載可能な最大量の記録用紙50が積載された場合における当該記録用紙50の最高位置よりも上方に配置されている場合について説明した。しかし、操作部101のみならず支持部84も当該最高位置よりも上方に配置されていてもよい。例えば、支持部84の突出部88の上面85(図8(B)参照)が、当該最高位置よりも上方となるように、支持部84が配置されていてもよい。これにより、ユーザが記録用紙50に触れないように、操作部101を当該最高位置よりも上方に形成しても、支持部84を操作部101と近接した位置に形成できる。
[実施形態の変形例3]
上述の実施形態においては、回動部102の回動部本体120は、図8(A)に示されるように、突出部88の外周側を全て覆っている場合について説明した。しかし、回動部本体120は、拡張底板82の周辺のみ、つまり下端近傍のみで突出部88の外周側を覆っており、下端近傍以外では突出部88の外周側を覆っていなくてもよい。このような構成の場合の回動部本体120は、本発明の被覆部の一例である。これにより、操作部101が操作されると、係合部103に近い回動部本体120が突出部88によって案内されるため、操作部101の操作が係合部103に円滑に伝達できる。
10:複合機
11:プリンタ部
21:給紙トレイ
22:給紙トレイ
23:排紙トレイ
40:記録部
67:係合受け部
68:係合受け部
69:係合受け部
71:第1トレイ本体
72:第1拡張トレイ
75:本体底板
81:第1側壁
82:拡張底板
84:支持部
86:受け孔
88:突出部
95:第2トレイ本体
96:第2拡張トレイ
98:第2側壁
100:ロック部材
101:操作部
102:回動軸
103:係合部
105:凸部
120:回動部本体120
121:リブ
143:開口

Claims (11)

  1. シートを搬送可能な装置に対して給送されるシートを載置するトレイであって、
    上記装置に給送されるシートを積載可能な第1底板、及び上記第1底板の給送向きと直交する幅方向の両端において上記給送向きに沿って延設された一対の第1側板を備えた第1トレイ部と、
    上記装置に給送されるシートを積載可能な第2底板、及び上記第2底板の上記幅方向の両端において上記給送向きに沿って延設された一対の第2側板を備え、上記第2底板が上記第1底板に対して、シートの給送向きに沿ってスライド可能に形成され、上記給送向きにおけるシートの載置面を伸縮可能な第2トレイ部と、
    上記第2トレイ部のスライドをロック可能なロック部材と、を備え、
    上記第1トレイ部は、上記第2トレイ部のスライド方向に沿って間隔を空けて複数配置され、各々が上記ロック部材と係合可能な複数の被係合部を備え、
    上記第2トレイ部は、上記第2底板の上記給送向き上流側の端部に設けられ、上記第1側板及び上記第2側板の上下方向の中心に対して上側にオフセットした位置にて上記ロック部材を支持する支持部を備え、
    上記ロック部材は、
    上記支持部に回動自在に支持され、上記支持部から上記第2底板まで延びて形成された回動部と、
    上記回動部において回動軸方向の上記第2底板から離間した側に設けられ、上記回動部を回動させるために把持される操作部と、
    上記回動部において上記回動軸方向の上記第2底板に近接した側から上記第1トレイ部側に延びており、上記回動部の回動に伴って、上記被係合部のいずれかと係合可能な第1位置、及び上記被係合部から離間される第2位置の間で移動する係合部と、を備えたトレイ。
  2. 上記支持部は、上記第2底板から上記第1側板と上記第2側板の上下方向の中心に対して上側にオフセットした位置まで上記シートの積載向きに突出した突出部と、上記突出部の上端面に形成された軸受けと、を有し、
    上記回動部は、上記軸受けに回動可能に嵌合される回動軸と、上記回動軸から上記回動軸の外周側にて上記第2底板まで延びた回動部材と、を有する請求項1に記載のトレイ。
  3. 上記回動部材は、上記第2底板側において上記突出部の外周側を覆う被覆部を有する請求項2に記載のトレイ。
  4. 上記第1トレイ部及び上記第2トレイ部の上面の一部または全部を覆う蓋板と、
    上記蓋板において上記操作部の上方に設けられた開口と、を更に備えた請求項1から3のいずれかに記載のトレイ。
  5. 上記蓋板は、上記上面の一部または全部を覆った第1姿勢と、上記上面を開放した第2姿勢とに姿勢変化可能であり、
    上記操作部は、その上端が上記蓋板の下面よりも下方となる位置に配置されている請求項4に記載のトレイ。
  6. 上記開口は、上記操作部よりも大きく形成されており、
    上記操作部は、その上端が上記蓋板の下面よりも上方となる位置に配置されている請求項4に記載のトレイ。
  7. 上記蓋板は、上記第1側板に支持された第1蓋部と、上記第2側板に支持され、上記開口が設けられ、かつ上記第2トレイ部のスライドに連動して上記第1蓋部に対して上記給送向きに沿って伸縮可能な第2蓋部と、で構成されている請求項4から6のいずれかに記載のトレイ。
  8. 上記操作部は、上記第1トレイ部及び上記第2トレイ部に積載可能な最大量のシートが積載された場合における当該シートの最高位置よりも上方に配置されている請求項1から7のいずれかに記載のトレイ。
  9. 上記支持部は、上記第1トレイ部及び上記第2トレイ部に積載可能な最大量のシートが積載された場合における当該シートの最高位置よりも上方に配置されている請求項8に記載のトレイ。
  10. 上記第2トレイは、上記操作部の下端位置にて上記操作部を下方から支持する操作支持部を有する請求項1から9のいずれかに記載のトレイ。
  11. 請求項1から10のいずれかに記載のトレイと、上記トレイから給送されたシートに画像を記録する記録部と、を備えた画像記録装置。
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