JP2004256247A - 画像形成装置 - Google Patents

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Hideki Kitagawa
英樹 北川
Kotaro Kawasaki
浩太郎 川崎
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Abstract

【課題】本発明は、給紙カセットを画像形成装置本体に装着する際の、給紙カセット固定用フックの変形・破損を防止するとともに、不完全な用紙幅の幅合わせに起因する斜め給紙等の発生を防止することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】ガイドレール29は、画像形成装置本体27の側板部28に固定して取り付けられており、ガイドレール29の前端部29aの離間距離Wは、後端部29bの離間距離Wより僅かに広くなっている。スライドレール31は、給紙カセット3の側板部30に固定して取り付けられており、互いに平行となる様に取り付けられている。一対のスライドレール31の離間距離Wは、ガイドレール29の前端部29aの離間距離Wよりも狭く、後端部29bの離間距離Wより広くなっている。給紙カセット3が画像形成装置本体27内部側へある程度挿入されると、左右一対のガイドレール29の離間距離が、左右一対のスライドレール31の離間距離Wよりも狭くなってくるため、ガイドレール29によって、スライドレール31が矢印41の方向に締め付けられる。従って、挿入の際の給紙カセット3の勢いが弱まり、最終的には、給紙カセット3が停止することになる。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル複写機、ファクシミリ、プリンター等の画像形成装置であって、画像形成装置本体に着脱自在に装着される給紙カセットを有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、デジタル複写機、イメージスキャナ、ファクシミリやプリンタ等の画像形成装置は、各種サイズに対応した所定の用紙を収納した給紙カセットを備えている。この給紙カセットは、左右一対のスライドレールを有しており、当該スライドレールが画像形成装置本体側に固定して取り付けられた左右一対のガイドレールと係合し、当該ガイドレール内を摺動することにより、画像形成装置本体に着脱自在に装着される構成となっている。(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−72569号公報(第2−3頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の画像形成装置においては、上記ガイドレールが、画像形成装置本体側に水平、かつ、給紙カセット側のスライドレールと同様に、平行となる様に固定して取り付けられているため、画像形成装置本体に対し、給紙カセットを着脱自在に装着する際に、当該給紙カセットをスムーズにスライドすることができる構成となっている。従って、給紙カセットを画像形成装置本体に勢いよく装着した場合、装着時の衝撃により、給紙カセット固定用に設けられている給紙カセット固定用フックが変形・破損してしまうといった不都合が生じていた。又、当該給紙カセット内には、各種用紙サイズに応じた用紙幅の設定を行うべく、給紙カセット内に収納された用紙の両側面に紙幅ガイド板が設けられているが、上記装着時の衝撃により、用紙の両側面に接触していた当該紙幅ガイド板が開いてしまい、用紙幅の幅合わせが不完全となる場合があり、結果として、給紙時に斜め給紙が発生したり、紙詰まりや斜め印字が発生してしまうという問題が生じていた。
【0005】
本発明は、上記問題点を解決し、給紙カセットを画像形成装置本体に装着する際の、給紙カセット固定用フックの変形・破損を防止するとともに、不完全な用紙幅の幅合わせに起因する斜め給紙等の発生を防止することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、画像形成装置本体に固定して取り付けられる左右一対のガイドレールと、画像形成装置本体に着脱自在に装着される給紙カセットに取り付けられ、ガイドレールに係合する左右一対のスライドレールを有する画像形成装置において、ガイドレールの前端部の離間距離は、ガイドレールの後端部の離間距離より広いことを特徴とする。
【0007】
又、本発明においては、スライドレールの離間距離は、前端部の離間距離よりも狭く、後端部の離間距離より広いことを特徴とする。
【0008】
又、本発明においては、前端部の離間距離は、ガイドレールの取付基準位置の離間距離をWnとし、ガイドレールの取付基準位置と前端部の取付位置との距離をaとすると、Wn+2aで表され、後端部の離間距離は、ガイドレールの取付基準位置と後端部の取付位置との距離をbとすると、Wn−2bで表されることを特徴とする。
【0009】
又、本発明においては、ガイドレールは、鉛直方向に斜行して画像形成装置に取り付けられており、後端部は、前端部より高い位置に固定されていることを特徴とする。
【0010】
又、本発明においては、画像形成装置本体に設けられた第1の位置決め部材と、給紙カセットに設けられた第2の位置決め部材が嵌合することにより、給紙カセットの位置決めが行われることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す概略図である。
【0012】
図1に示す様に、この画像形成装置1は、反転現像により画像形成を行う複写機であって、大きくは、一方向(図中のA方向)に回転する感光体ドラム2、用紙を収納した複数の給紙カセット3、これら給紙カセット3の各端部上方に配設され感光体ドラム2に向けて用紙を供給する給紙ユニット4、感光体ドラム2に対向するとともに、当該感光体ドラム2の上記回転方向に沿って配設された帯電ユニット5、現像ユニット6、転写ユニット7、及びクリーニングユニット8、その転写ユニット7から用紙を受け入れる定着ユニット9、この定着ユニット9から用紙を受け入れ画像形成装置1の外部に用紙を排出する排出部10、画像形成装置1の上部に配設され複写原稿を搬送する原稿搬送部11、この原稿搬送部11の下部に配設され複写原稿の画像を読み取る原稿読取部12から構成される。
【0013】
この様な構成のもとで、複写原稿は原稿搬送部11により原稿読取部12に搬送されて、この原稿読取部12によりその複写原稿の画像が読み取られ、これとともに感光体ドラム2の表面は帯電ユニット5により一様に帯電させられる。次いで、原稿読取部12によって読み取られた画像に基づく光が、不図示の光学部により感光体ドラム2の表面に照射されてその画像の静電潜像が形成され、その後、現像ユニット6によりその静電潜像にトナーを付着させトナー像が形成される。
【0014】
更に、給紙カセット3に収納された用紙は、給紙ユニット4により用紙供給経路21を経由して感光体ドラム2と転写ユニット7との間に供給され、次いで、この転写ユニット7により感光体ドラム2からトナー像が用紙上に引き寄せられて転写される。その後、トナー像が転写された用紙は感光体ドラム2から分離されて、用紙搬送経路22を経由して定着ユニット9に搬送され、この定着ユニット9によりそのトナー像が転写紙上に定着される。
【0015】
一方、転写ユニット7によるトナー像転写後、感光体ドラム2の表面に残留するトナーは、クリーニングユニット8により完全に除去される。そして、残留トナーが除去された感光体ドラム2は、複数のLED等で構成された不図示の除電部によりその表面の残留電荷が除去され、帯電ユニット5に至る。
【0016】
用紙搬出経路23内で、定着ユニット9の直後には、第1の分岐爪13が設けられている。この第1の分岐爪13は、図示しないソレノイド等により連結されており、当該ソレノイドの作動又は非作動により第1の分岐爪13を制御することにより、用紙の搬送経路を切り換えている。即ち、トナー像が定着された転写紙をそのまま用紙搬出経路23に沿って、排出部10により画像形成装置1の外部に排出させるか、第1の分岐爪13の下方に設けられた反転経路15に向かって搬送させるかを、当該第1の分岐爪13で切り換えている。
【0017】
反転経路15には、搬送ローラ54とガイドローラ54aが設けられており、反転経路15の搬送方向下流側には、トナー像が定着された転写紙を搬送経路に沿って反転搬送する両面ユニット14が設けられている。又、両面ユニット14は、転写紙の反転搬送を行うための反転ローラ50、及びガイドローラ50aを備えている。
【0018】
反転ローラ50、及びガイドローラ50aにより反転搬送された転写紙は、第2の分岐爪24により、両面ユニット14の搬送方向下流側の第1の返送経路25、又は第2の返送経路26のいずれかに分岐される。尚、第2の分岐爪24の切り替えは、第1の分岐爪13と同様に、図示しないソレノイド等により行われる。
【0019】
図1に示す様に、第2の返送経路26は、用紙搬出経路23に通じているため、用紙の表面のみに印刷をし、当該印刷された面を裏にして(印刷された面と反対の面を表にして)排出したい場合は、定着ユニット9を出た転写紙が反転経路15から両面ユニット14を経て、第2の返送経路26を通過し、用紙搬出経路23へ戻ってくる様に、第1、及び第2の分岐爪13、24を作動させる。
【0020】
一方、第1の返送経路25は、用紙供給経路21に通じているため、用紙の両面に印刷をしたい場合は、定着ユニット9を出た転写紙が反転経路15から両面ユニット14に設けられた第1の返送経路25を通過し、用紙供給経路21に戻ってくる様に、第1、及び第2の分岐爪13、24を作動させる。用紙供給経路21に戻ってきた用紙は、再度、感光体ドラム2と転写ユニット7との間に供給され、次いで、この転写ユニット7により感光体ドラム2からトナー像が用紙裏面上に引き寄せられて転写される。その後、トナー像が転写された用紙は感光体ドラム2から分離されて、用紙搬送経路22を経由して定着ユニット9に搬送され、この定着ユニット9によりそのトナー像が用紙裏面上に定着される。
【0021】
次に、図面を参照して、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の給紙カセット装着機構について説明する。図2は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の給紙カセットの装着機構を概略的に示す斜視図であり、図3は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の画像形成装置本体に取り付けられたガイドレールの取り付け位置を説明するための側面図である。
【0022】
図2に示す様に、画像形成装置本体27側には、その側板部28に左右一対のガイドレール29が固定して取り付けられており、又、給紙カセット3は、左右一対のスライドレール31を有している。このスライドレールは31は、給紙カセットの側板部30に固定して取り付けられている。給紙カセット3を画像形成装置本体27に取り付ける際には、左右一対のスライドレール31を画像形成装置本体27側に固定して取り付けられた左右一対のガイドレール29と係合させ、給紙カセット3をガイドレール29に支持させた状態で、図中のZ方向に給紙カセット3を画像形成装置本体27内部側へ押し込み、スライドレール31をガイドレール29の内側に摺動させることにより、画像形成装置本体27への取り付けがなされる。一方、給紙カセット3を画像形成装置本体27から取り外す際には、給紙カセット3をガイドレール29に支持させた状態から、図中のZ方向であって、給紙カセット3を画像形成装置本体27内部へ押し込んだ方向と逆の方向に給紙カセット3を画像形成装置本体27内部から引き出し、スライドレール31をガイドレール29の内側に摺動させることにより、画像形成装置本体27からの取り外しがなされる。この様に、給紙カセット3は、画像形成装置本体27に対し、着脱自在に装着される。
【0023】
左右一対のガイドレール29は、その前端部29aの離間距離が、後端部29bの離間距離より広くなる様に、画像形成装置本体27に取り付けられている。即ち、図2に示す様に、X軸方向における、前端部29aの離間距離Wは、後端部29bの離間距離Wより僅かに(1mm〜5mm程度)広くなる様に取り付けられており、画像形成装置本体29の上方(図中のY軸方向)からみて、略ハの字形状となる様に取り付けられている(後述の図4〜図6参照)。
【0024】
又、当該ガイドレール29は、図3に示す様に、鉛直方向(図中のY軸方向)に斜行して画像形成装置本体27に取り付けられており、ガイドレール29の後端部29bは、前端部29aより高い位置に固定されている。即ち、図3に示す様に、Y軸方向における、画像形成装置本体27の底板部32から後端部29bまでの距離Hは、底板部32から前端部29aまでの距離Hより僅かに(5mm〜1cm程度)長くなっている。
【0025】
次に、図4〜図6を用いて、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置における給紙カセットの装着機構について詳細に説明する。図4は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の給紙カセットを画像形成装置本体から引き出した状態を示す上面図であり、図5は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の給紙カセットを画像形成装置本体へ挿入している途中段階を示す上面図であり、図6は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の給紙カセットを画像形成装置本体に挿入し終えた状態を示す上面図である。
【0026】
図4に示す様に、給紙カセットを画像形成装置本体から引き出した状態においては、左右一対のスライドレール31が画像形成装置本体27側に取り付けられた左右一対のガイドレール29の前端部29aと係合しており、給紙カセット3は画像形成装置本体27の外に支持されている。
【0027】
ガイドレール29は、画像形成装置本体27の側板部28に取り付けられた取付板33を介して、画像形成装置本体27の側板部28に固定して取り付けられている。ここで、前述のごとく、左右一対のガイドレール29は、その前端部29aの離間距離Wが、後端部29bの離間距離Wより僅かに広くなる様に取り付けられており、図4より明らかな様に、画像形成装置本体29の上方からみて、略ハの字形状となる様に、画像形成装置本体27に取り付けられている。
【0028】
スライドレール31は、給紙カセット3の側板部30に取り付けられた取付板35を介して、給紙カセット3の側板部30に固定して取り付けられている。この左右一対のスライドレール31は、上述の左右一対のガイドレール29とは異なり、互いに平行となる様に取り付けられている。図中のWは、一対のスライドレール31の離間距離を示しており、当該離間距離Wは、ガイドレール29の前端部29aの離間距離Wよりも狭く、後端部29bの離間距離Wより広くなっている。離間距離Wと離間距離Wの差、及び、離間距離Wと離間距離Wの差は、ともに微少(0.5mm〜2.5mm程度)である。
【0029】
尚、34は、給紙カセット3内に設けられた紙幅ガイド板、36は給紙カセット3内に設けられた位置決め用孔部、37は、画像形成装置本体27内に設けられ、画像形成装置本体27の側板部28に固定された取付板38に取り付けられた位置決め用ピンである。この位置決め用孔部36と位置決め用ピン37については、後に詳しく説明する。
【0030】
図5に示す状態は、給紙カセットが画像形成装置本体へ挿入されている途中の段階を示すものであり、給紙カセットが停止している状態を示している。即ち、図4の状態から、図4に示した矢印の方向へ給紙カセット3を画像形成装置本体27内へ勢い良く挿入すると、左右一対のスライドレール31が左右一対のガイドレール29と係合したまま、スライドレール31がガイドレール29の内側を摺動し、給紙カセット3が画像形成装置本体27内部側へ押し込まれてゆく。
【0031】
ここで、上述のごとく、左右一対のガイドレール29は、その前端部29aの離間距離Wが、後端部29bの離間距離Wより僅かに広くなる様に取り付けられているため、給紙カセット3が画像形成装置本体27内部側へ挿入されてゆくにつれて、左右一対のガイドレール29の離間距離は、前端部29aの離間距離Wから後端部29bの離間距離Wへと徐々に狭まってゆく。
【0032】
又、上述のごとく、左右一対のスライドレール31の離間距離Wは、ガイドレール29の前端部29aの離間距離Wよりも狭く、後端部29bの離間距離Wより広くなっているため、給紙カセット3が画像形成装置本体27内部側へある程度挿入されると、左右一対のガイドレール29の離間距離が、左右一対のスライドレール31の離間距離Wよりも狭くなってくる。そうすると、ガイドレール29によって、スライドレール31が図5の矢印41の方向に締め付けられるため、挿入の際の給紙カセット3の勢いが弱まり、最終的には、図5に示す様に、給紙カセット3が停止することになる。
【0033】
そして、図5に示す給紙カセットが停止した状態から、図5に示す矢印の方向に給紙カセット3を押し込むことにより、図6に示す状態になり、給紙カセット3は画像形成装置本体27へ完全に取り付けられることになる。この際、上述のごとく、離間距離Wと離間距離Wの差は微少(0.5mm〜2.5mm程度)であるため、給紙カセット3を勢い良く押し込む必要はなく、図5に示す矢印の方向に給紙カセット3を軽く押し込みさえすれば、給紙カセット3を画像形成装置本体27へ完全に取り付けることができる。
【0034】
図7は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の給紙カセットを画像形成装置本体から引き出した状態を示す側面図であり、図8は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の給紙カセットを画像形成装置本体へ挿入している途中段階を示す側面図であり、図9は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の給紙カセットを画像形成装置本体に挿入し終えた状態を示す側面図である。尚、図7、図8、図9に示した状態は、各々、上述の図4、図5、図6に示した状態に対応するものである。
【0035】
図3において説明した様に、ガイドレール29は、鉛直方向に斜行して画像形成装置本体27に取り付けられており、ガイドレール29の後端部29bは、前端部29aより高い位置に固定されている。従って、給紙カセットを画像形成装置本体から引き出した状態(図4に示した状態)においては、図7に示す様に、上記ガイドレールの斜行に対応して、給紙カセット3も鉛直方向に斜行した状態(即ち、図7において、スライドレール31の後端部31bが前端部31aより高い位置にある状態)で画像形成装置本体27の外に支持されている。
【0036】
又、図7において、画像形成装置本体27には、給紙カセット3を固定するための固定用フック39が設けられている。この固定用フック39は、取付板33に取り付けられ、固定されている。一方、給紙カセット3には、当該固定用フック39と嵌合する突起部40が設けられている。この突起部40は、取付板35に取り付けられ、固定されている。
【0037】
図7の状態から、給紙カセット3を画像形成装置本体27内へ勢い良く挿入すると、図5において説明した様に、スライドレール31がガイドレール29と係合したまま、スライドレール31がガイドレール29の内側を摺動し、給紙カセット3が画像形成装置本体27内部側へ押し込まれるとともに、ガイドレール29によって、スライドレール31が締め付けられるため、挿入の際の給紙カセット3の勢いが弱まり、最終的に、図8に示す様に、給紙カセット3が停止することになる。この状態下においては、給紙カセット3は鉛直方向に斜行した状態のままで画像形成装置本体27に支持されている。
【0038】
図8に示す給紙カセットが停止した状態から、給紙カセット3を更に押し込むと、図6において説明した様に、給紙カセット3は画像形成装置本体27へ完全に取り付けられることになる。この際、図9に示す様に、給紙カセット3に設けられた突起部40が画像形成装置本体27に設けられた固定用フック39と嵌合することにより、給紙カセット3が画像形成装置本体27に固定されるとともに、図9に示す様に、給紙カセット3内に設けられた位置決め用孔部36が、画像形成装置本体27内に設けられた位置決め用ピン37に嵌合し、給紙カセット3は、図7、図8において説明した鉛直方向に斜行した状態から、図9に示す水平状態(即ち、スライドレール31の後端部31bと前端部31aが同じ高さにある状態)になる。即ち、位置決め用孔部36が位置決め用ピン37に嵌合することにより、画像形成装置本体27への取り付け時における給紙カセット3の位置決めが行われることになる。
【0039】
一方、給紙カセット3を画像形成装置本体27の外部に取り出す際には(即ち、図9に示す状態から、図7に示す状態に給紙カセット3を移動させる際には)、まず、突起部40と固定用フック39の嵌合状態、及び、位置決め用孔部36と位置決め用ピン37の嵌合状態を解除するために、給紙カセット3を画像形成装置から引き出す。この際、給紙カセット3は図8に示す斜行状態になる。次に図8に示した状態から、図7に示した状態に給紙カセット3を移動させる必要があるが、上述のごとく、ガイドレール29は、鉛直方向に斜行して画像形成装置本体27に取り付けられており、ガイドレール29の後端部29bは、前端部29aより高い位置に固定されているため、斜行状態にある給紙カセット3を軽く引き出せば、容易に給紙カセット3を画像形成装置本体27の外部に取り出すことが可能となる。即ち、給紙カセット3を軽く引き出せば、容易に給紙カセット3を画像形成装置本体27の外部に取り出すことができる。
【0040】
次に、図面を参照して、本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置の給紙カセット装着機構について説明する。図10は、本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置の給紙カセットの装着機構を概略的に示す正面図であり、図11は、本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置における給紙カセットを画像形成装置本体へ挿入している途中段階を示す上面図である。
【0041】
図中の50は、左右一対のガイドレールを示しており、画像形成装置本体27の側板部28に取り付けられた取付板33を介して、画像形成装置本体27の側板部28の所定の位置にネジ51によりネジ止めされ、固定して取り付けられている。ここで、前述の第1の実施形態と同様に、左右一対のガイドレール50は、その前端部50aの離間距離Wが、後端部50bの離間距離Wより僅かに広くなる様に取り付けられており、図11より明らかな様に、画像形成装置本体29の上方からみて、略ハの字形状となる様に、画像形成装置本体27に取り付けられている。又、図中の52は、ガイドレール50に並行して並べられたベアリングを示している。
【0042】
図中の53は、左右一対のスライドレールを示しており、給紙カセット3の側板部30に取り付けられた取付板35を介して、給紙カセット3の側板部30の所定の位置にネジ54によりネジ止めされ、固定して取り付けられている。この左右一対のスライドレール53は、上述の第1の実施形態と同様、互いに平行となる様に取り付けられている。又、図中の55は、ガイドレール53に並行して並べられたベアリングを示している。そして、この左右一つのスライドレール53は、上述のガイドレール50の内側にベアリング55を介して嵌合係止されることにより、前記ガイドレールに係合し、移動可能となるように取り付けられている。
【0043】
図11に示す状態は、給紙カセットが画像形成装置本体へ挿入されている途中の段階を示すものであり、給紙カセット3を画像形成装置本体27内へ挿入し、左右一対のスライドレール53が左右一対のガイドレール50と係合したまま、スライドレール53がガイドレール50の内側を摺動し、給紙カセット3が画像形成装置本体27内部側へ押し込まれてゆく状態を示している。
【0044】
ここで、図中のWは、ガイドレール50の取付基準位置の離間距離を示している。即ち、本実施形態においては、上述のごとく、画像形成装置本体29の上方からみて、略ハの字形状となる様に、画像形成装置本体27に取り付けられているが、スライドレール53と同様に、左右一対のガイドレール50を、互いに平行となる様に取り付けた場合の、当該ガイドレール50の取付基準位置(図中のN)の離間距離を示している。
【0045】
又、図11に示す様に、ガイドレール50の前端部50aの取付位置(図中のA)と上記取付基準位置Nの距離(又は、差)をaとし、ガイドレール50の後端部50bの取付位置(図中のB)と上記取付基準位置Nの距離(又は、差)をbとすると、ガイドレール50の前端部50aの離間距離Wは、W+2aで表され、ガイドレール50の後端部50bの離間距離Wは、W−2bで表されることになる。又、上記第1の実施形態と同様に、左右一対のスライドレール31の離間距離Wは、ガイドレール29の前端部29aの離間距離Wよりも狭く、後端部29bの離間距離Wより広くなっているため、左右一対のスライドレール31の離間距離Wは、Wb<Wc<Wa、即ち、W−2b<W<W+2aで表されることになる。
【0046】
そして、本実施形態においても、上述の第1の実施形態と同様に、給紙カセット3が画像形成装置本体27内部側へ挿入されてゆくにつれて、左右一対のガイドレール50の離間距離は、前端部50aの離間距離Wから後端部50bの離間距離Wへと徐々に狭まってゆく。従って、給紙カセット3が画像形成装置本体27内部側へある程度挿入されると、左右一対のガイドレール50の離間距離が、左右一対のスライドレール53の離間距離Wよりも狭くなってくる。そうすると、挿入の際の給紙カセット3の勢いが弱まり、最終的には、給紙カセット3が停止することになる。そして、給紙カセットが停止した状態から、当該給紙カセット3を押し込むことにより、給紙カセット3は画像形成装置本体27へ完全に取り付けられることになる。
【0047】
尚、その他の構成については、上述の第1の実施形態と同様であるため、ここでは詳しい説明を省略する。
【0048】
又、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて各部の構造、形状等を適宜変更することが可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
【0049】
例えば、上記実施形態においては、左右一対のガイドレール29を、画像形成装置本体29の上方からみて、略ハの字形状となる様に画像形成装置本体27に取り付ける構成としたが、図12に示す様に、左右一対のガイドレールのうち、一方のみ(図12においては、右側のガイドレール29c)を画像形成装置本体27の側板部28に対して斜行する様に取り付け、他方のガイドレール(図12においては、左側のレール29d)を画像形成装置本体27の側板部28に対して平行となる様に取り付ける構成としても良い。この場合も、上記実施形態と同様に、前端部29aの離間距離Wが、後端部29bの離間距離Wより広くなる様に、一対のガイドレール29c、29dは画像形成装置本体27に取り付けられている。
【0050】
【発明の効果】
以上、説明した様に、本発明によれば、左右一対のガイドレールは、その前端部の離間距離が後端部の離間距離より広くなる様に画像形成装置本体に取り付けられており、又、左右一対のスライドレールの離間距離は、ガイドレールの前端部の離間距離よりも狭く、後端部の離間距離より広くなっているため、給紙カセットを画像形成装置本体に勢いよく装着した場合であっても、略ハの字形状となる様に画像形成装置本体に取り付けられたガイドレールによって、スライドレールが締め付けられ、挿入時の給紙カセットの勢いが弱まり、最終的には、給紙カセットが停止することになる。その結果、給紙カセットが停止した状態から、給紙カセットを軽く押し込むことにより、給紙カセットを画像形成装置本体へ完全に取り付けることが可能となる。よって、装着時の衝撃を軽減することができるため、給紙カセット固定用フックが変形・破損してしまうといった不都合を回避することができる。
【0051】
又、装着時の衝撃を軽減することができるため、装着時の衝撃により、用紙の両側面に接触している紙幅ガイド板が不用意に開いてしまうのを防止することができ、結果として、給紙時における斜め給紙や、紙詰まり、斜め印字等の発生を回避することができる。
【0052】
更に、本発明によれば、ガイドレールは、鉛直方向に斜行して画像形成装置本体に取り付けられており、ガイドレールの後端部は、前端部より高い位置に固定されているため、給紙カセットを画像形成装置本体の外部に取り出す際においても、斜行状態にある給紙カセットを軽く引き出せば、容易に給紙カセットを画像形成装置本体の外部に取り出すことが可能となる。従って、給紙カセットを画像形成装置本体から引き出す際の衝撃を軽減することができるため、給紙カセット引き出し時における給紙カセット固定用フックの変形・破損を回避することができるとともに、用紙の両側面に接触している紙幅ガイド板が不用意に開いてしまうのを防止することができ、結果として、給紙時における斜め給紙や、紙詰まり、斜め印字等の発生を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す概略図である。
【図2】は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置における給紙カセットの装着機構を概略的に示す斜視図である。
【図3】は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置おける画像形成装置本体に取り付けられたガイドレールの取り付け位置を説明するための側面図である。
【図4】は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置における給紙カセットを画像形成装置本体から引き出した状態を示す上面図である。
【図5】は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置における給紙カセットを画像形成装置本体へ挿入している途中段階を示す上面図である。
【図6】は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置における給紙カセットを画像形成装置本体に挿入し終えた状態を示す上面図である。
【図7】は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置における給紙カセットを画像形成装置本体から引き出した状態を示す側面図である。
【図8】は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置における給紙カセットを画像形成装置本体へ挿入している途中段階を示す側面図である。
【図9】は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置における給紙カセットを画像形成装置本体に挿入し終えた状態を示す側面図である。
【図10】は、本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置の給紙カセットの装着機構を概略的に示す正面図である。
【図11】は、本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置における給紙カセットを画像形成装置本体へ挿入している途中段階を示す上面図である。
【図12】は、本発明の実施形態に係る画像形成装置におけるガイドレールの変形例の概略構成を示す上面図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置
2 感光体ドラム
3 給紙カセット
4 給紙ユニット
5 帯電ユニット
6 現像ユニット
7 転写ユニット
8 クリーニングユニット
9 定着ユニット
27 画像形成装置本体
29 ガイドレール
29a ガイドレール前端部
29b ガイドレール後端部
31 スライドレール
34 紙幅ガイド板
36 位置決め用孔部
37 位置決め用ピン
39 固定用フック
40 突起部
50 ガイドレール
50a ガイドレール前端部
50b ガイドレール後端部
52、55 ベアリング
53 スライドレール

Claims (5)

  1. 画像形成装置本体に固定して取り付けられる左右一対のガイドレールと、前記画像形成装置本体に着脱自在に装着される給紙カセットに取り付けられ、前記ガイドレールに係合する左右一対のスライドレールを有する画像形成装置において、
    前記ガイドレールの前端部の離間距離は、前記ガイドレールの後端部の離間距離より広いことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記スライドレールの離間距離は、前記前端部の離間距離よりも狭く、前記後端部の離間距離より広いことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記前端部の離間距離は、前記ガイドレールの取付基準位置の離間距離をWnとし、前記ガイドレールの取付基準位置と前記前端部の取付位置との距離をaとすると、Wn+2aで表され、前記後端部の離間距離は、前記ガイドレールの取付基準位置と前記後端部の取付位置との距離をbとすると、Wn−2bで表されることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ガイドレールは、鉛直方向に斜行して前記画像形成装置に取り付けられており、前記後端部は、前記前端部より高い位置に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成装置本体に設けられた第1の位置決め部材と、前記給紙カセットに設けられた第2の位置決め部材が嵌合することにより、前記給紙カセットの位置決めが行われることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010163257A (ja) * 2009-01-16 2010-07-29 Ricoh Co Ltd 用紙後処理装置および画像形成装置
JP2011107575A (ja) * 2009-11-20 2011-06-02 Fuji Xerox Co Ltd レール装置、シート部材供給装置、画像形成装置

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