JP2542444Y2 - スライドレール装置 - Google Patents

スライドレール装置

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JP2542444Y2 JP4710692U JP4710692U JP2542444Y2 JP 2542444 Y2 JP2542444 Y2 JP 2542444Y2 JP 4710692 U JP4710692 U JP 4710692U JP 4710692 U JP4710692 U JP 4710692U JP 2542444 Y2 JP2542444 Y2 JP 2542444Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、机やキャビネット等の
引き出し、あるいは電子機器類の引き出し部を滑らかに
スライドさせるためのスライドレール装置に係り、特に
複数の伸縮自在なレールを備えたスライドレール装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種のスライドレール装置の従来例と
して、実開昭60−137839号公報、あるいは実開
昭63−202340号公報に記載のものが知られてい
る。このスライドレール装置は、固定物に取り付けられ
る第1レールと、該第1レールの表面側に前後進スライ
ド自在に支持された第2レールと、該第2レールの表面
側に前後進スライド自在に支持された第3レールとを有
している(公報毎に各レールに相当する要素の名称はそ
れぞれ異なるが、ここでは便宜上統一する)。また、第
2レールの後端部には、伸長した第2レールの後進ロッ
クを行うロックレバーが回動自在に備わっている。
【0003】上記ロックレバーは、第1レールに形成さ
れた係止孔に係脱自在な係止部と、第3レールの後進に
ともなって係止孔と係止部の係合状態を解除する係合解
除案内部と、係合解除の状態で第3レールを前進させよ
うとしたときに第3レールの後端が当たることで第3レ
ールの前進を阻止するレール前進用ストッパ部と、第3
レールの後端が当たることで第3レールの後進を阻止す
るレール後進用ストッパ部と、を有するものであり、こ
のロックレバーは、第2レールの幅方向に回動自在に設
けられている。
【0004】上記スライドレール装置では、ロックレバ
ーを第2レールの幅方向に回動自在に設けているので、
第2レールの表面側において、該ロックレバーが同レー
ルの幅方向に大きなスペースを占有しやすい。そのた
め、ロックレバーが、第3レールのスライド動作を案内
するリテーナと干渉しやすくなり、これを避けるため、
上記公報の技術では、ロックレバーを第2レールの後端
部に配置するとともに、リテーナの後端部を短めに設定
している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、取付作業時
の利便性から、ロックレバーをもっと前側に配置したい
という要望がでてきた。しかし、従来のスライドレール
装置では、ロックレバーの構造上の特徴(第2レールの
幅方向に回動する構造)ゆえにその要望を満たすことが
できないという問題があった。
【0006】そこで本考案は、リテーナの邪魔にならな
いようにロックレバーの構造を工夫することで、ロック
レバーを前側に配置できるようにしたスライドレール装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、第1レールの表面側に第2レールが前後
進スライド自在に支持され、第2レールの表面側に第3
レールが前後進スライド自在に支持され、第2レール
に、伸長状態での第2レールの後退を阻止する回動自在
なロックレバーが設けられたスライドレール装置におい
て、前記ロックレバーを、第2レールの幅方向ではな
く、厚さ方向(レール取付面に直交する方向)に回動自
在に設けた。そして、それにより第1レールと係合状態
となる突出位置と非係合状態となる退避位置とに切り換
え可能となるよう構成した。また、ロックレバーを付勢
部材によって突出位置側に付勢し、ロックレバーには、
第3レールの後進動作によってロックレバーを退避位置
に回動させ、かつ第3レールの退縮時にロックレバーを
退避位置に保持する案内部を設けた。
【0008】
【作用】上記構成のスライドレール装置は、第1レール
を机などの本体側に固定し、第3レールを引き出しなど
の可動部側に固定して用いられる。
【0009】この装置において、第1レールに第2レー
ルを収容し、第2レールに第3レールを収容した状態、
すなわち引き出しを机の中に収容した状態から、第3レ
ールを引き出す。そうすると、第3レールが第2レール
から伸び出し、同様に第2レールが第1レールから伸び
出す。
【0010】第2レールが第1レールから伸び出し、第
3レールが第2レールから伸び出すと、第3レールによ
るロックレバーの押さえが外れて(ロックレバーの退避
保持動作が解除されて)、ロックレバーが付勢部材の付
勢力で突出位置に回動し、ロックレバーと第1レールと
が係合する。これにより、ロックレバーを備えた第2レ
ールの後退が阻止される。
【0011】退縮時には、第3レールを後進させること
で、ロックレバーが自身の案内部の作用により退避位置
に回動する。そして、ロックレバーと第1レールとの係
合が外れて、第2レールの後退阻止動作が解除され、第
2レールが自由に後退できるようになる。
【0012】上記の動作の際、ロックレバーは、第2レ
ールの厚さ方向にのみ揺動する。したがって、第2レー
ルの幅方向の占有スペースは最小ですむ。よって、例え
ば第3レールのスライド動作を案内するリテーナに小さ
な切欠を設ける程度で、リテーナの邪魔にならずに、ロ
ックレバーを第2レールの長さ方向のどこの場所にも配
置できるようになり、第2レールの後端にのみ配置せざ
るを得なかった設計上の制限が解除される。
【0013】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。図1は実施例のスライドレール装置の全体
構成を模式的に示す平面図、図2は実施例のスライドレ
ール装置の全体構成の概略を示す側面図である。なお、
平面図、側面図の区別は使用時の姿勢に対応させてい
る。
【0014】このスライドレール装置は、机などの本体
側に固定される第1レール10と、第1レール10の表
面側に該第1レール10に対して前後進(矢印B方向)
スライド自在に支持された第2レール20と、第2レー
ル20の表面側に該第2レールに対して前後進(矢印B
方向)スライド自在に支持された第3レール30とから
なる。引き出しなどの可動部は、この第3レール30に
固定される。
【0015】第1レール10、第2レール20、第3レ
ール30は、略等全長のもので、それぞれ図3に示すよ
うに構成され、互いに組み合わせられている。すなわ
ち、第1レール10は、断面C字形のアウターレールと
して構成されている。また、第2レール20は、第1レ
ール10と同形のアウターレール21と、その裏面に一
体固着された断面コ字形のインナーレール22との一体
合わせ部品として構成されている。さらに、第3レール
30は、第2レール20のインナーレール22と同形の
インナーレールとして構成されている。
【0016】そして、第1レール10の内部に、第2レ
ール20の裏面に設けたインナーレール22が複数のボ
ール40を介して長手方向スライド自在に保持されてい
る。また、第2レール20の表面側のアウターレール2
1の内部に、第3レール30が同じく複数のボール40
を介して長手方向スライド自在に保持されている。これ
により、3つのレール10、20、30が相互に組み合
わせられている。アウターレールとインナーレールとし
ての役目を果たす各レール間に配設されたボール40
は、それぞれリテーナ50、51により保持されてい
る。
【0017】各リテーナ50、51には、その幅方向中
央部にインナーレール側にコ字状に折曲した段部50
a、51aが形成されている。なお、リテーナ50は、
第1レール10に対して第2レール20をスライドさせ
たとき、第2レール20の半分だけ動くものである。同
様に、リテーナ51は、第2レール20に対して第3レ
ール30をスライドさせたとき、第3レール20の半分
だけ動くものである。
【0018】図2に示すように第2レール20の後端部
には、第3レール30の後端が当たることで第3レール
30の後進を阻止するストッパ部23が設けられてい
る。また、図1に示すように第2レール20の中間部に
は、第2レールの厚さ方向(図1のA方向)に回動自在
なロックレバー60が設けられている。また、第2レー
ル20の前端部には、第3レール30の裏面に設けた板
バネ31と係合して第3レール30の前進限を定めかつ
第2レール20と第3レール30とをロックするストッ
パ部24が設けられている。
【0019】次にロックレバー周辺の構成について、図
1並びに図4〜図6を参照しながら説明する。
【0020】第2レール20の長さ方向略中央部には、
金属板から形成されたロックレバー60が、軸61によ
り第2レール20の厚さ方向(図5、6において矢印A
方向)に回動自在に取り付けられている。この場合の軸
61は、第2レール20を構成するアウターレール21
と、その裏面に一体固着されたインナーレール22との
間に挟まれている。すなわち、アウターレール21とイ
ンナーレール22との合わせ面には、軸61を収容する
ための凹部がそれぞれ形成されており、それら凹部を合
わせることで形成された空洞部に、ロックレバー60を
支持する軸61の両端が収容されている。そして、軸6
1は、自身の軸線を第2レール20の幅方向に向けた姿
勢で配置されている。
【0021】図5、図6に示すように、第2レール20
の本体壁、つまりアウターレール21とインナーレール
22の合わせ壁25には、第2レール20の長さ方向に
長いスリット状の長穴26が形成されている。この長穴
26は、ロックレバー60の挿通する穴であり、ロック
レバー60の厚さよりも若干大きい程度の必要最小限の
幅の穴として形成され、合わせ壁25を貫通している。
前記軸61は、このスリット状の長穴26を跨いで配置
され、両端がアウターレール21とインナーレール22
との間に挟まれている。
【0022】図4に示すように、ロックレバー60は、
軸61を中心にして、前方(図の右方)に前腕62を延
ばし、後方(図の左方)に後腕63を延ばした構造のも
のである。前腕62と後腕63からなる本体部64は金
属薄板からなり、ロックレバー60は、この本体部64
を第2レール20の合わせ壁25と直交する姿勢にして
長穴26内に収容されており、軸61によって回動自在
に支持されることで、第2レール20の合わせ壁25を
貫通する方向に自由に揺動できるようになっている。
【0023】また、ロックレバー60の前腕62の下端
縁と後腕63の下端縁には、それぞれ本体部64から直
角に折曲した止板部65、66が一体形成されている。
両止板部65、66は共に第2レール20の合わせ壁2
5の裏面側に位置しており、各止板部65、66がスリ
ット状長穴26の近傍の合わせ壁25に当たることでロ
ックレバー60の揺動範囲を規制するようになってい
る。実際には、揺動範囲の規制量に応じて、止板部6
5、66との当たりを逃げるように、合わせ壁25を構
成するインナーレール22側とアウターレール21側と
には、適宜の大きさのあるいは適宜の深さの切欠が設け
られている(図示略)。
【0024】ロックレバー60は、上記のように中間部
を軸61により回動自在に支持されていることにより、
図5に示す突出位置と図6に示す退避位置とに切り換え
可能となっている。ロックレバー60が突出位置にある
ときは、図5に示すように、ロックレバー60の前端と
後端がそれぞれ第2レール20の表側(図中上側)及び
裏側(図中下側)に突出する。そして、後端が第2レー
ル20の裏側に突出した状態では、止板部66が、第1
レール10の前端に形成した係止壁11に当たることで
第2レール20の後進を阻止するようになっている。こ
の場合の第1レール10の前端の係止壁11は、前進す
るリテーナ50が当たることにより、第2レール20の
前進限を規定する役目も果す。また、ロックレバー60
が退避位置にあるときは、図6に示すように、ロックレ
バー60の前端及び後端が内方つまり合わせ壁25側に
退避するようになっている。
【0025】なお、ロックレバー60が突出した場合
に、ロックレバー60の前端が第3レール30のスライ
ド案内用のリテーナ51から外に突き出るように、該リ
テーナ51の段部51aには、ロックレバー60の前端
の突出を許すスリット状の切欠穴52が形成されてい
る。
【0026】ロックレバー60は、その後端側に設けた
板バネ(付勢部材)67によって突出位置側に付勢され
ている。すなわち、ロックレバー60の後腕63の上縁
部には、合わせ壁25に基端が固着された板バネ67の
自由端が上から被さるように当接しており、この板バネ
67が後腕63を常時第2レール20の裏側方向、つま
り突出位置側に付勢している。
【0027】また、ロックレバー60の前端の上縁に
は、前方に下り傾斜した案内斜面68aが設けられてい
る。この案内斜面68aは、図5に示すように、後進す
る第3レール30の端部下面の突部32が当たることに
より、また更に第3レール30と共に動くリテーナ51
の段部51aの切欠穴26の縁が当たることにより、ロ
ックレバー60を図5の突出位置から図6の退避位置へ
回動させる作用をなすものである。また、この案内斜面
68aに続く平坦部68bは、第3レール30の退縮時
に、図6に示すようにリテーナ51の段部51aの裏面
に当たり、これによりロックレバー60を退避位置に保
持する作用をなすものである。ここでは、前記案内斜面
68aと平坦部68bとが、ロックレバー60の動作を
規定する案内部68を構成している。なお、第3レール
30の後端部下面に設けた突部32は、第3レール30
の素材の一部をプレスで第2レール20側に打ち込むこ
とにより形成されている。
【0028】次に第3レール30を第2レール20にロ
ックする構造について、図7、図8を参照して簡単に説
明する。
【0029】前述したように、第2レール20の前端部
にはストッパ部24が形成され、第3レール30の裏面
には板バネ31が設けられており、これらストッパ部2
4と板バネ31とが係合することにより、第3レール3
0の前進限を定めかつ第3レール30を第2レール20
にロックするようになっている。
【0030】ストッパ部24は、図3に示すように、第
2レール20の素材をプレスで打ち抜き、打ち抜き片を
起立させることにより左右一対形成されており、第3レ
ール30側に突出している。
【0031】また、板バネ31は、図7に概略を示すよ
うに、中央の水平部31aの前後に傾斜部31bを設け
たもので、水平部31aの長さ方向中央に、第2レール
20側のストッパ部24が係合する左右一対のロック孔
31cを有している。
【0032】板バネ31は、図8に示すように、長さ方
向両端が第3レール30の下面に形成した突起33に嵌
合されることにより第3レール30に固定されており、
水平部31aを第2レール20側に突出させている。そ
して、常時この水平部31aが、リテーナ51の段部5
1aの表面に当たっている。したがって、第3レール3
0を引き伸ばす際には、第3レール30とリテーナ51
とは相対移動するから、板バネ31がリテーナ51の段
部51aに摺接して摩擦力を発生するようになってい
る。
【0033】次に、上記構成のスライドレール装置の作
用を説明する。このスライドレール装置は、第1レール
10を机などの本体側に固定し、第3レール30を引き
出しなどの可動部側に固定して用いられる。
【0034】この装置において、第1レール10に第2
レール20を収容し、第2レール20に第3レール30
を収容した状態、すなわち引き出しを机の中に収容した
状態から、第3レール30を引き出す。そうすると、第
3レール30の下面の板バネ31と第2レール20の表
面側のリテーナ51との摩擦により抵抗力が生じるの
で、より抵抗の小さい方、つまり第2レール20と第1
レール10との間の摩擦の方が小さいので第2レール2
0の方が、第1レール10に対してスライドし伸長する
ことになる。
【0035】そして、第1レール10上で第2レール2
0がスライドして前進し、第2レール20のスライド動
作案内用リテーナ50が、第1レール10前端の係止壁
11に当たることにより、第2レール20の前進が止ま
る。その状態でさらに第3レール30を引き出すと、今
度は、第3レール30が第2レール20上をスライドし
て前進し、図7に示す板バネ31の傾斜部31bが第2
レール20の前端のストッパ24に当たることで前進抵
抗が増す。
【0036】この状態から更に最後まで第3レール30
を引き出すと、ストッパ部24上を板バネ31の傾斜部
31bが乗り上げることになり、大きな抵抗力を発生し
ながら水平部31aがストッパ部24上に至り、ついに
はストッパ部24が板バネ31に形成したロック孔31
cに係合する。
【0037】このとき、同時にリテーナ51の切欠孔5
2がロックレバー60上に位置し、第3レール30の後
端がロックレバー60上を通過することにより、ロック
レバー60の規制が外れて、ロックレバー60が板バネ
67の力で突出位置に回動する。そして、ロックレバー
60の前端がリテーナ51の切欠穴52から突出し、ま
たロックレバー60の後端の止板部66が、第1レール
10の前端に設けた係止壁11の前方に突き出る。よっ
て、この状態で、前進を止められた第2レール20はさ
らに後退も阻止されることになる。しかも、第3レール
30と第2レール20とがロックされているので、全部
のレール10、20、30がロックされる。
【0038】次に、ここまで伸長したレールを収納する
場合は、板バネ31を手で押し込みながら第3レール3
0を後方に押す。そうすると、ストッパ部24と板バネ
31の係合が外れ、第3レール30が第2レール20に
対して若干スライドし後進する。この初期の段階で、第
3レール30の後端の突部32がロックレバー60の前
端の案内斜面68aに当たり、ロックレバー60を退避
位置に回動させる。それにより、第2レール20の後進
ロックが外れて、第2レール20が第1レール10上を
スライドし、第2レール20が退縮する。そして、さら
に第3レール30を押し込むことにより、今度は第3レ
ール30が第2レール20上をスライドし退縮する。
【0039】以上のように、引き出すときには、最初に
第2レール20が第1レール10上をスライドし、次い
で第3レール30が第2レール20上をスライドして前
進する。一方、収納するときには、最初に第2レール2
0が第1レール10上をスライドし、次いで第3レール
30が第2レール20上をスライドし後進する。板バネ
31の作用で、必ずこの順番で引き出し及び収納が行わ
れる。よって、各レール10、20、30には必ず決ま
った順番で負荷が作用することになり、スライド動作が
スムーズに行われると共に、耐久性も高くなる。
【0040】また、上記のスライドレール装置では、ロ
ックレバー60を第2レール20の厚さ方向に回動する
ように設けているから、第2レール20の幅方向におけ
るロックレバー60の占有スペースが最小限ですみ、リ
テーナ51に小さな切欠穴52を設ける程度で、リテー
ナ51の邪魔にならずに、適当な位置、つまりできるだ
け前側の位置にロックレバー60を配置することが可能
となっている。
【0041】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のスライド
レール装置によれば、第3レールのスライド案内用のリ
テーナの邪魔にならないように、ロックレバーを第2レ
ールの厚さ方向に回動自在に設けたので、ロックレバー
をできるだけ前側に配置できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の全体構成を模式的に示す平
面図である。
【図2】同実施例のスライドレール装置の全体構成の概
略側面図である。
【図3】図2のIII−III線矢視図である。
【図4】上記実施例のスライドレール装置に用いられて
いるロックレバー60の斜視図である。
【図5】上記実施例の主要部の側断面図であり、ロック
レバー60がロック位置(突出位置)にあるときの状態
を示す図である。
【図6】上記実施例の主要部の側断面図であり、ロック
レバー60が非ロック位置(退避位置)にあるときの状
態を示す図である。
【図7】上記実施例における第3レール固定用の板バネ
31の斜視図である。
【図8】上記板バネ31の取り付け状態を模式的に示す
平面図である。
【符号の説明】
10 … 第1レール 20 … 第2レール 30 … 第3レール 60 … ロックレバー 61 … 軸 67 … 板バネ(付勢部材) 68 … 案内部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1レールの表面側に第2レールが前後
    進スライド自在に支持され、第2レールの表面側に第3
    レールが前後進スライド自在に支持され、第2レール
    に、伸長状態での第2レールの後退を阻止する回動自在
    なロックレバーが設けられたスライドレール装置におい
    て、 前記ロックレバーは、前記第2レールの厚さ方向に回動
    自在に支持されることにより、前記第1レールと係合状
    態となる突出位置と非係合状態となる退避位置とに切り
    換え可能に構成され、しかも付勢部材によって突出位置
    側に付勢されており、該ロックレバーには、前記第3レ
    ールの後進動作によって該ロックレバーを退避位置に回
    動させ、かつ第3レールの退縮時にロックレバーを退避
    位置に保持する案内部が設けられていることを特徴とす
    るスライドレール装置。
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