JPH061840U - スライドレール装置 - Google Patents

スライドレール装置

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JPH061840U
JPH061840U JP4710692U JP4710692U JPH061840U JP H061840 U JPH061840 U JP H061840U JP 4710692 U JP4710692 U JP 4710692U JP 4710692 U JP4710692 U JP 4710692U JP H061840 U JPH061840 U JP H061840U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リテーナの邪魔にならないようロックレバー
の構造を工夫することにより、ロックレバーを前側に配
置できるようにする。 【構成】 第1レール10の表面側に第2レール20が
前後進スライド自在に支持され、第2レールの表面側に
第3レール30が前後進スライド自在に支持され、第2
レールに、伸長状態での第2レールの後退を阻止する回
動自在なロックレバー60が設けられたスライドレール
装置において、ロックレバーを、第2レールの幅方向で
はなく、厚さ方向(レール取付面に直交する方向)に回
動自在に設ける。そして、それにより第1レールと係合
状態となる突出位置と非係合状態となる退避位置とに切
り換え可能となるよう構成する。また、ロックレバーを
板バネ67によって突出位置側に付勢し、ロックレバー
には、第3レールの後進動作によってロックレバーを退
避位置に回動させ、かつ第3レールの退縮時にロックレ
バーを退避位置に保持する案内部68を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、机やキャビネット等の引き出し、あるいは電子機器類の引き出し部 を滑らかにスライドさせるためのスライドレール装置に係り、特に複数の伸縮自 在なレールを備えたスライドレール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のスライドレール装置の従来例として、実開昭60−137839号公 報、あるいは実開昭63−202340号公報に記載のものが知られている。こ のスライドレール装置は、固定物に取り付けられる第1レールと、該第1レール の表面側に前後進スライド自在に支持された第2レールと、該第2レールの表面 側に前後進スライド自在に支持された第3レールとを有している(公報毎に各レ ールに相当する要素の名称はそれぞれ異なるが、ここでは便宜上統一する)。ま た、第2レールの後端部には、伸長した第2レールの後進ロックを行うロックレ バーが回動自在に備わっている。
【0003】 上記ロックレバーは、第1レールに形成された係止孔に係脱自在な係止部と、 第3レールの後進にともなって係止孔と係止部の係合状態を解除する係合解除案 内部と、係合解除の状態で第3レールを前進させようとしたときに第3レールの 後端が当たることで第3レールの前進を阻止するレール前進用ストッパ部と、第 3レールの後端が当たることで第3レールの後進を阻止するレール後進用ストッ パ部と、を有するものであり、このロックレバーは、第2レールの幅方向に回動 自在に設けられている。
【0004】 上記スライドレール装置では、ロックレバーを第2レールの幅方向に回動自在 に設けているので、第2レールの表面側において、該ロックレバーが同レールの 幅方向に大きなスペースを占有しやすい。そのため、ロックレバーが、第3レー ルのスライド動作を案内するリテーナと干渉しやすくなり、これを避けるため、 上記公報の技術では、ロックレバーを第2レールの後端部に配置するとともに、 リテーナの後端部を短めに設定している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、取付作業時の利便性から、ロックレバーをもっと前側に配置したい という要望がでてきた。しかし、従来のスライドレール装置では、ロックレバー の構造上の特徴(第2レールの幅方向に回動する構造)ゆえにその要望を満たす ことができないという問題があった。
【0006】 そこで本考案は、リテーナの邪魔にならないようにロックレバーの構造を工夫 することで、ロックレバーを前側に配置できるようにしたスライドレール装置を 提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、第1レールの表面側に第2レールが前後 進スライド自在に支持され、第2レールの表面側に第3レールが前後進スライド 自在に支持され、第2レールに、伸長状態での第2レールの後退を阻止する回動 自在なロックレバーが設けられたスライドレール装置において、前記ロックレバ ーを、第2レールの幅方向ではなく、厚さ方向(レール取付面に直交する方向) に回動自在に設けた。そして、それにより第1レールと係合状態となる突出位置 と非係合状態となる退避位置とに切り換え可能となるよう構成した。また、ロッ クレバーを付勢部材によって突出位置側に付勢し、ロックレバーには、第3レー ルの後進動作によってロックレバーを退避位置に回動させ、かつ第3レールの退 縮時にロックレバーを退避位置に保持する案内部を設けた。
【0008】
【作用】
上記構成のスライドレール装置は、第1レールを机などの本体側に固定し、第 3レールを引き出しなどの可動部側に固定して用いられる。
【0009】 この装置において、第1レールに第2レールを収容し、第2レールに第3レー ルを収容した状態、すなわち引き出しを机の中に収容した状態から、第3レール を引き出す。そうすると、第3レールが第2レールから伸び出し、同様に第2レ ールが第1レールから伸び出す。
【0010】 第2レールが第1レールから伸び出し、第3レールが第2レールから伸び出す と、第3レールによるロックレバーの押さえが外れて(ロックレバーの退避保持 動作が解除されて)、ロックレバーが付勢部材の付勢力で突出位置に回動し、ロ ックレバーと第1レールとが係合する。これにより、ロックレバーを備えた第2 レールの後退が阻止される。
【0011】 退縮時には、第3レールを後進させることで、ロックレバーが自身の案内部の 作用により退避位置に回動する。そして、ロックレバーと第1レールとの係合が 外れて、第2レールの後退阻止動作が解除され、第2レールが自由に後退できる ようになる。
【0012】 上記の動作の際、ロックレバーは、第2レールの厚さ方向にのみ揺動する。し たがって、第2レールの幅方向の占有スペースは最小ですむ。よって、例えば第 3レールのスライド動作を案内するリテーナに小さな切欠を設ける程度で、リテ ーナの邪魔にならずに、ロックレバーを第2レールの長さ方向のどこの場所にも 配置できるようになり、第2レールの後端にのみ配置せざるを得なかった設計上 の制限が解除される。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面を参照しながら説明する。 図1は実施例のスライドレール装置の全体構成を模式的に示す平面図、図2は 実施例のスライドレール装置の全体構成の概略を示す側面図である。なお、平面 図、側面図の区別は使用時の姿勢に対応させている。
【0014】 このスライドレール装置は、机などの本体側に固定される第1レール10と、 第1レール10の表面側に該第1レール10に対して前後進(矢印B方向)スラ イド自在に支持された第2レール20と、第2レール20の表面側に該第2レー ルに対して前後進(矢印B方向)スライド自在に支持された第3レール30とか らなる。引き出しなどの可動部は、この第3レール30に固定される。
【0015】 第1レール10、第2レール20、第3レール30は、略等全長のもので、そ れぞれ図3に示すように構成され、互いに組み合わせられている。すなわち、第 1レール10は、断面C字形のアウターレールとして構成されている。また、第 2レール20は、第1レール10と同形のアウターレール21と、その裏面に一 体固着された断面コ字形のインナーレール22との一体合わせ部品として構成さ れている。さらに、第3レール30は、第2レール20のインナーレール22と 同形のインナーレールとして構成されている。
【0016】 そして、第1レール10の内部に、第2レール20の裏面に設けたインナーレ ール22が複数のボール40を介して長手方向スライド自在に保持されている。 また、第2レール20の表面側のアウターレール21の内部に、第3レール30 が同じく複数のボール40を介して長手方向スライド自在に保持されている。こ れにより、3つのレール10、20、30が相互に組み合わせられている。アウ ターレールとインナーレールとしての役目を果たす各レール間に配設されたボー ル40は、それぞれリテーナ50、51により保持されている。
【0017】 各リテーナ50、51には、その幅方向中央部にインナーレール側にコ字状に 折曲した段部50a、51aが形成されている。なお、リテーナ50は、第1レ ール10に対して第2レール20をスライドさせたとき、第2レール20の半分 だけ動くものである。同様に、リテーナ51は、第2レール20に対して第3レ ール30をスライドさせたとき、第3レール20の半分だけ動くものである。
【0018】 図2に示すように第2レール20の後端部には、第3レール30の後端が当た ることで第3レール30の後進を阻止するストッパ部23が設けられている。ま た、図1に示すように第2レール20の中間部には、第2レールの厚さ方向(図 1のA方向)に回動自在なロックレバー60が設けられている。また、第2レー ル20の前端部には、第3レール30の裏面に設けた板バネ31と係合して第3 レール30の前進限を定めかつ第2レール20と第3レール30とをロックする ストッパ部24が設けられている。
【0019】 次にロックレバー周辺の構成について、図1並びに図4〜図6を参照しながら 説明する。
【0020】 第2レール20の長さ方向略中央部には、金属板から形成されたロックレバー 60が、軸61により第2レール20の厚さ方向(図5、6において矢印A方向 )に回動自在に取り付けられている。この場合の軸61は、第2レール20を構 成するアウターレール21と、その裏面に一体固着されたインナーレール22と の間に挟まれている。すなわち、アウターレール21とインナーレール22との 合わせ面には、軸61を収容するための凹部がそれぞれ形成されており、それら 凹部を合わせることで形成された空洞部に、ロックレバー60を支持する軸61 の両端が収容されている。そして、軸61は、自身の軸線を第2レール20の幅 方向に向けた姿勢で配置されている。
【0021】 図5、図6に示すように、第2レール20の本体壁、つまりアウターレール2 1とインナーレール22の合わせ壁25には、第2レール20の長さ方向に長い スリット状の長穴26が形成されている。この長穴26は、ロックレバー60の 挿通する穴であり、ロックレバー60の厚さよりも若干大きい程度の必要最小限 の幅の穴として形成され、合わせ壁25を貫通している。前記軸61は、このス リット状の長穴26を跨いで配置され、両端がアウターレール21とインナーレ ール22との間に挟まれている。
【0022】 図4に示すように、ロックレバー60は、軸61を中心にして、前方(図の右 方)に前腕62を延ばし、後方(図の左方)に後腕63を延ばした構造のもので ある。前腕62と後腕63からなる本体部64は金属薄板からなり、ロックレバ ー60は、この本体部64を第2レール20の合わせ壁25と直交する姿勢にし て長穴26内に収容されており、軸61によって回動自在に支持されることで、 第2レール20の合わせ壁25を貫通する方向に自由に揺動できるようになって いる。
【0023】 また、ロックレバー60の前腕62の下端縁と後腕63の下端縁には、それぞ れ本体部64から直角に折曲した止板部65、66が一体形成されている。両止 板部65、66は共に第2レール20の合わせ壁25の裏面側に位置しており、 各止板部65、66がスリット状長穴26の近傍の合わせ壁25に当たることで ロックレバー60の揺動範囲を規制するようになっている。実際には、揺動範囲 の規制量に応じて、止板部65、66との当たりを逃げるように、合わせ壁25 を構成するインナーレール22側とアウターレール21側とには、適宜の大きさ のあるいは適宜の深さの切欠が設けられている(図示略)。
【0024】 ロックレバー60は、上記のように中間部を軸61により回動自在に支持され ていることにより、図5に示す突出位置と図6に示す退避位置とに切り換え可能 となっている。ロックレバー60が突出位置にあるときは、図5に示すように、 ロックレバー60の前端と後端がそれぞれ第2レール20の表側(図中上側)及 び裏側(図中下側)に突出する。そして、後端が第2レール20の裏側に突出し た状態では、止板部66が、第1レール10の前端に形成した係止壁11に当た ることで第2レール20の後進を阻止するようになっている。この場合の第1レ ール10の前端の係止壁11は、前進するリテーナ50が当たることにより、第 2レール20の前進限を規定する役目も果す。また、ロックレバー60が退避位 置にあるときは、図6に示すように、ロックレバー60の前端及び後端が内方つ まり合わせ壁25側に退避するようになっている。
【0025】 なお、ロックレバー60が突出した場合に、ロックレバー60の前端が第3レ ール30のスライド案内用のリテーナ51から外に突き出るように、該リテーナ 51の段部51aには、ロックレバー60の前端の突出を許すスリット状の切欠 穴52が形成されている。
【0026】 ロックレバー60は、その後端側に設けた板バネ(付勢部材)67によって突 出位置側に付勢されている。すなわち、ロックレバー60の後腕63の上縁部に は、合わせ壁25に基端が固着された板バネ67の自由端が上から被さるように 当接しており、この板バネ67が後腕63を常時第2レール20の裏側方向、つ まり突出位置側に付勢している。
【0027】 また、ロックレバー60の前端の上縁には、前方に下り傾斜した案内斜面68 aが設けられている。この案内斜面68aは、図5に示すように、後進する第3 レール30の端部下面の突部32が当たることにより、また更に第3レール30 と共に動くリテーナ51の段部51aの切欠穴26の縁が当たることにより、ロ ックレバー60を図5の突出位置から図6の退避位置へ回動させる作用をなすも のである。また、この案内斜面68aに続く平坦部68bは、第3レール30の 退縮時に、図6に示すようにリテーナ51の段部51aの裏面に当たり、これに よりロックレバー60を退避位置に保持する作用をなすものである。ここでは、 前記案内斜面68aと平坦部68bとが、ロックレバー60の動作を規定する案 内部68を構成している。なお、第3レール30の後端部下面に設けた突部32 は、第3レール30の素材の一部をプレスで第2レール20側に打ち込むことに より形成されている。
【0028】 次に第3レール30を第2レール20にロックする構造について、図7、図8 を参照して簡単に説明する。
【0029】 前述したように、第2レール20の前端部にはストッパ部24が形成され、第 3レール30の裏面には板バネ31が設けられており、これらストッパ部24と 板バネ31とが係合することにより、第3レール30の前進限を定めかつ第3レ ール30を第2レール20にロックするようになっている。
【0030】 ストッパ部24は、図3に示すように、第2レール20の素材をプレスで打ち 抜き、打ち抜き片を起立させることにより左右一対形成されており、第3レール 30側に突出している。
【0031】 また、板バネ31は、図7に概略を示すように、中央の水平部31aの前後に 傾斜部31bを設けたもので、水平部31aの長さ方向中央に、第2レール20 側のストッパ部24が係合する左右一対のロック孔31cを有している。
【0032】 板バネ31は、図8に示すように、長さ方向両端が第3レール30の下面に形 成した突起33に嵌合されることにより第3レール30に固定されており、水平 部31aを第2レール20側に突出させている。そして、常時この水平部31a が、リテーナ51の段部51aの表面に当たっている。したがって、第3レール 30を引き伸ばす際には、第3レール30とリテーナ51とは相対移動するから 、板バネ31がリテーナ51の段部51aに摺接して摩擦力を発生するようにな っている。
【0033】 次に、上記構成のスライドレール装置の作用を説明する。 このスライドレール装置は、第1レール10を机などの本体側に固定し、第3 レール30を引き出しなどの可動部側に固定して用いられる。
【0034】 この装置において、第1レール10に第2レール20を収容し、第2レール2 0に第3レール30を収容した状態、すなわち引き出しを机の中に収容した状態 から、第3レール30を引き出す。そうすると、第3レール30の下面の板バネ 31と第2レール20の表面側のリテーナ51との摩擦により抵抗力が生じるの で、より抵抗の小さい方、つまり第2レール20と第1レール10との間の摩擦 の方が小さいので第2レール20の方が、第1レール10に対してスライドし伸 長することになる。
【0035】 そして、第1レール10上で第2レール20がスライドして前進し、第2レー ル20のスライド動作案内用リテーナ50が、第1レール10前端の係止壁11 に当たることにより、第2レール20の前進が止まる。その状態でさらに第3レ ール30を引き出すと、今度は、第3レール30が第2レール20上をスライド して前進し、図7に示す板バネ31の傾斜部31bが第2レール20の前端のス トッパ24に当たることで前進抵抗が増す。
【0036】 この状態から更に最後まで第3レール30を引き出すと、ストッパ部24上を 板バネ31の傾斜部31bが乗り上げることになり、大きな抵抗力を発生しなが ら水平部31aがストッパ部24上に至り、ついにはストッパ部24が板バネ3 1に形成したロック孔31cに係合する。
【0037】 このとき、同時にリテーナ51の切欠孔52がロックレバー60上に位置し、 第3レール30の後端がロックレバー60上を通過することにより、ロックレバ ー60の規制が外れて、ロックレバー60が板バネ67の力で突出位置に回動す る。そして、ロックレバー60の前端がリテーナ51の切欠穴52から突出し、 またロックレバー60の後端の止板部66が、第1レール10の前端に設けた係 止壁11の前方に突き出る。よって、この状態で、前進を止められた第2レール 20はさらに後退も阻止されることになる。しかも、第3レール30と第2レー ル20とがロックされているので、全部のレール10、20、30がロックされ る。
【0038】 次に、ここまで伸長したレールを収納する場合は、板バネ31を手で押し込み ながら第3レール30を後方に押す。そうすると、ストッパ部24と板バネ31 の係合が外れ、第3レール30が第2レール20に対して若干スライドし後進す る。この初期の段階で、第3レール30の後端の突部32がロックレバー60の 前端の案内斜面68aに当たり、ロックレバー60を退避位置に回動させる。そ れにより、第2レール20の後進ロックが外れて、第2レール20が第1レール 10上をスライドし、第2レール20が退縮する。そして、さらに第3レール3 0を押し込むことにより、今度は第3レール30が第2レール20上をスライド し退縮する。
【0039】 以上のように、引き出すときには、最初に第2レール20が第1レール10上 をスライドし、次いで第3レール30が第2レール20上をスライドして前進す る。一方、収納するときには、最初に第2レール20が第1レール10上をスラ イドし、次いで第3レール30が第2レール20上をスライドし後進する。板バ ネ31の作用で、必ずこの順番で引き出し及び収納が行われる。よって、各レー ル10、20、30には必ず決まった順番で負荷が作用することになり、スライ ド動作がスムーズに行われると共に、耐久性も高くなる。
【0040】 また、上記のスライドレール装置では、ロックレバー60を第2レール20の 厚さ方向に回動するように設けているから、第2レール20の幅方向におけるロ ックレバー60の占有スペースが最小限ですみ、リテーナ51に小さな切欠穴5 2を設ける程度で、リテーナ51の邪魔にならずに、適当な位置、つまりできる だけ前側の位置にロックレバー60を配置することが可能となっている。
【0041】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のスライドレール装置によれば、第3レールのス ライド案内用のリテーナの邪魔にならないように、ロックレバーを第2レールの 厚さ方向に回動自在に設けたので、ロックレバーをできるだけ前側に配置できる ようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の全体構成を模式的に示す平
面図である。
【図2】同実施例のスライドレール装置の全体構成の概
略側面図である。
【図3】図2のIII−III線矢視図である。
【図4】上記実施例のスライドレール装置に用いられて
いるロックレバー60の斜視図である。
【図5】上記実施例の主要部の側断面図であり、ロック
レバー60がロック位置(突出位置)にあるときの状態
を示す図である。
【図6】上記実施例の主要部の側断面図であり、ロック
レバー60が非ロック位置(退避位置)にあるときの状
態を示す図である。
【図7】上記実施例における第3レール固定用の板バネ
31の斜視図である。
【図8】上記板バネ31の取り付け状態を模式的に示す
平面図である。
【符号の説明】
10 … 第1レール 20 … 第2レール 30 … 第3レール 60 … ロックレバー 61 … 軸 67 … 板バネ(付勢部材) 68 … 案内部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1レールの表面側に第2レールが前後
    進スライド自在に支持され、第2レールの表面側に第3
    レールが前後進スライド自在に支持され、第2レール
    に、伸長状態での第2レールの後退を阻止する回動自在
    なロックレバーが設けられたスライドレール装置におい
    て、 前記ロックレバーは、前記第2レールの厚さ方向に回動
    自在に支持されることにより、前記第1レールと係合状
    態となる突出位置と非係合状態となる退避位置とに切り
    換え可能に構成され、しかも付勢部材によって突出位置
    側に付勢されており、該ロックレバーには、前記第3レ
    ールの後進動作によって該ロックレバーを退避位置に回
    動させ、かつ第3レールの退縮時にロックレバーを退避
    位置に保持する案内部が設けられていることを特徴とす
    るスライドレール装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5263596U (ja) * 1975-11-06 1977-05-11
JP2004008308A (ja) * 2002-06-04 2004-01-15 Nippon Akyuraido Kk スライドレールのロック装置
JP2009165764A (ja) * 2008-01-21 2009-07-30 Nippon Akyuraido Kk 移動側部材の摺動装置
JP2013255663A (ja) * 2012-06-12 2013-12-26 Fujitsu Ltd スライドレール
JP2016147638A (ja) * 2015-02-13 2016-08-18 アイシン精機株式会社 車両用シートスライド装置

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