JP3619510B2 - 飛び出し装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は飛び出し装置に関し、特に調理台の抽斗等に取付けられて用いられる飛び出し装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、調理台等に組込まれた抽斗等には使い勝手を向上させるためにいわゆる飛び出し装置が取付けられているものが多い。
【0003】
すなわち、この飛び出し装置は、抽斗が「閉」状態にある時に、一旦抽斗を押し込むように力を加えると、これをトリガーとして抽斗を押出す力が働くように構成したものである。これによって、このような装置が取付けられていないものに比べて、引出しに要する力が低減されて抽斗がスムーズに引出されるため使い勝手が良い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の飛び出し装置は、その内部構造が複雑なものが多く、コスト的に不利であり、又それだけ故障等が生じやすい。
【0005】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、構造が単純で且つ動作の信頼性が高い飛び出し装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、枠体内から引出され、且つ枠体に引込まれる抽斗等の被取付体に取付けてその移動を補助するための飛び出し装置であって、被取付体の外方面に取付けられた前方ローラーと、枠体に取付けられ、前方ローラーに係合するアーム体と、アーム体を、前方ローラーを介して被取付体を枠体から引出す第1方向に常に付勢する付勢手段と、アーム体に係合して、その移動を阻止する移動阻止手段と、移動阻止手段のアーム体との係合を解除する係合解除手段とを備えたものである。
【0007】
このように構成すると、係合解除手段を能動化させると、アーム体が付勢されてローラーに被取付体を引出す方向の力を伝達する。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、アーム体は第1方向とは反対方向への移動が所定以上進行した時の第1の位置から第1方向に交差する方向の第2の位置に回転移動し、移動阻止手段は、第2の位置に回転移動したアーム体の一部に係合するものである。
【0009】
このように構成すると、アーム体を第1方向とは反対方向に移動させると、アーム体は第1の位置から第2の位置へ回転移動し移動阻止手段が能動化する。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明の構成において、係合解除手段は第2の位置におけるアーム体の他の一部に当接状態となる解除板と、解除板に接続され、移動によってアーム体を解除板を介して第1の位置に移動させる押出し棒とからなるものである。
【0011】
このように構成すると、押出し棒を移動させると、係合解除手段が能動化する。
【0012】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明の構成において、被取付体の前面扉の一部に取付けられ、押込み自在で且つ押込む前の状態に復帰するように付勢されているボタン本体を更に備え、ボタン本体の裏面に対向するように押出し棒が配置され、ボタン本体を押込むことによって押出し棒が移動するものである。
【0013】
このように構成すると、ボタン本体を押し込むことによって係合解除手段が能動化する。
【0014】
請求項5記載の発明は、請求項2から請求項4のいずれかに記載の発明の構成において、アーム体には被取付体が枠体から引出された状態から第1の位置までの移動をガイドする第1ガイド片及び第2ガイド片を有し、第2の位置への移動は、第2ガイド片のガイドが終了した位置において生じると共に、第1ガイド片は第2の位置への位置決め機能を有するものである。
【0015】
このように構成すると、被取付体の引出し状態から第1位置までのアーム体の移動が安定する。
【0016】
請求項6記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の発明の構成において、被取付体の外方面であって、前方ローラーに対して被取付体の引込み方向側に取付けられた後方ローラーを更に備え、被取付体を枠体の外から枠体に引き込むように移動させたとき、後方ローラーはアーム体と係合して、アーム体を第1方向とは反対方向へ移動させ、移動阻止手段に係合させるものである。
【0017】
このように構成すると、被取付体を初期取付時に枠体に対して移動させると、移動阻止手段が能動化する。
【0018】
請求項7記載の発明は、請求項6記載の発明の構成において、付勢手段によるアーム体の移動を所定位置で停止させるストッパーを更に備え、アーム体はその外方側に位置する前アームと、内方側に位置する後アームとからなり、前アームは後アームに対して第1方向に回転自在となるように接続され、ストッパーは後アームに係合するものである。
【0019】
このように構成すると、被取付体を枠体から引出して後方ローラーがアーム体に接触した際、アーム体の前アームが後アームに対して回転する。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明は、係合解除手段を能動化すると、被取付体を引出す方向に力が伝達されるため、簡易な構造で被取付体が枠体から安定して引出される。
【0021】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、アーム体を第1方向とは反対方向に移動させると、移動阻止手段が能動化するため、被取付体の構造に合わせてアーム体の移動を容易に阻止した固定状態とすることができる。
【0022】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明の効果に加えて、押出し棒を移動させると係合解除手段が能動化するため、被取付体の構造に合わせて押出し棒を移動させるようにすればよいため使い勝手が向上する。
【0023】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明の効果に加えて、ボタン本体を押し込むことによって被取付体にこれを引出そうとする力が加わるため引出しが容易となる。
【0024】
請求項5記載の発明は、請求項2から請求項4のいずれかに記載の発明の効果に加えて、アーム体の移動が安定するため、被取付体のスムーズな収納動作が可能となる。
【0025】
請求項6記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の発明の効果に加えて、被取付体を枠体に対して押し込むように移動させると、被取付体は枠体から押し戻されることなく枠体に取付けることができる。
【0026】
請求項7記載の発明は、請求項6記載の発明の効果に加えて、引出し時に後方ローラーがアーム体に接触した時にはアーム体の前アームが後アームに対して回転するため、被取付体の引出しをスムーズに行うことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明の第1の実施の形態による飛び出し装置が組込まれた調理台の外観正面図であり、図2は図1で示したII−IIラインの断面図であり、図3は図2で示したIII−IIIラインの拡大断面図であり、図4は図3で示したIV−IVラインから見た図であり、図5は図4で示したV−Vラインから見た図である。
【0028】
これらの図を参照して、シンク14が取付けられている調理台13の前面板15に抽斗16及び開閉扉19が取付けられている。抽斗16はその中央に取手17が、その左下に押込み自在の押しボタン61が各々設けられている。調理台13内に取付けられた枠体26内に収納されている抽斗16は具体的には上方が開放の箱型形状を有している。すなわち、抽斗16は底板24と、底板24の一辺から立ち上がり、調理台13の前面板15の外方に面する前面扉21と、前面扉21が接する底板24の辺のうち隣接の2辺から立ち上がる1対の側板22a,側板22bと、底板24の残りの一辺から立ち上がる後方板23とから構成されている。
【0029】
抽斗16の底板24の下面には回動自在な前方ローラー30及び後方ローラー31が取付けられている。又、底板24の下方であって枠体26に掛け渡された支持板33の上に飛び出し装置29が取付けられている。
【0030】
飛び出し装置29は支持板33に取付けられたベース体35を中心に構成されている。ベース体35は、断面がコの字状で軸方向に伸びる胴部77と、胴部77の一方端に接続され、水平方向に伸びる板状の第1フランジ部78と、胴部77の他方に接続され、水平方向に伸びる板状の第2フランジ部79とから構成されている。胴部77内には引張バネ42が収納されており、引張バネ42の一端は固定ピン43に取付けられ、他方はアーム体37に形成された開口47に取付けられている。そして引張バネ42は、被取付体となる抽斗16を枠体26から引出す第1方向、すなわち図4においては下方向にアーム体37を常に付勢するように機能する。
【0031】
アーム体37は平面視において略々T字形状を有している。すなわち、アーム体37は、開口47が形成されているベース46と、ベース46の上方左側においてベース46に対して直角方向に延びる作動アーム48と、ベース46の上方右側方向に接続され、ベース46に対して直角方向に延びる前アーム38及び後アーム39とから構成されている。
【0032】
ベース46の下方部には垂直方向に延びる第1ガイド片56が形成されており、第1ガイド片56はベース体35の胴部77の側面に当接してアーム体37のそれ以上の左方向への移動を阻止している。アーム体37の作動アーム48はベース体35の胴部77の左側面上方端から下方に形成された第1スリット59からその一部が突き出るように位置している。
【0033】
前アーム38は後アーム39に対してピン40を介して図4に示した位置から時計方向周りには回転自在であるが、反時計方向周りには回転できないように設定されている。すなわち前アーム38に対して時計方向周りの力が加わると後アーム39はその位置のまま前アーム38のみが回転することになる。一方、前アーム38に反時計方向周りの力が加わると、前アーム38は後アーム39と共に一体となって移動することになる。尚、前アーム38はピン40に取り付けられたスプリング44によって後アーム39に対して反時計方向周りに付勢されている。従って、前アーム38に対して時計方向周りの力が加わって移動した場合、その力が消失すると反時計方向周りに移動して後アームに対して元の位置に復帰する。
【0034】
ベース体35の第1フランジ部78の上面には、胴部77に沿うようにして係合解除手段となる押出し棒36及び解除板52が取付けられている。
【0035】
押出し棒36は第1フランジ部78に固定された第1支持部74及び第2支持部75を貫通すると共に、その軸方向に対して移動自在となるように取付けられている。押出し棒36の下方側には第1リング71が取付けられ、第1リング71と第1支持部74との間には押出し棒36の周りに圧縮バネ50が取付けられている。これによって圧縮バネ50は押出し棒36に対して下方向へ移動するように常に付勢することになる。
【0036】
一方、押出し棒36の上方側には第2リング72が取付けられ、第2リング72と第2支持部75との間には押出し棒36周りに圧縮バネ51が取付けられている。これによって押出し棒36に対して圧縮バネ51は上方に移動するように常に付勢することになる。このように圧縮バネ50及び圧縮バネ51が押出し棒36に取付けられているため、押出し棒36の静止位置は圧縮バネ50と圧縮バネ51との力のバランスによって定まることになる。従って、押出し棒36に対してその軸方向に力を加えて移動させた場合、その加えた力を取り除くと、押出し棒36は元の静止位置に常に戻ることになる。
【0037】
押出し棒36の上方端は第2リング72を介して解除板52に接続されている。解除板52の上方部には屈曲部54が形成され、図4の状態にあっては、屈曲部54がアーム体37の作動アーム48に当接状態で係合することになる。
【0038】
尚、図4の状態にあっては、すなわち、図2に示すように被取付体となる抽斗16が枠体26内に収納された状態にあるときは、抽斗16の底板24の裏面に取付けられている前方ローラー30がアーム体37の前アーム38の下方端に当接した状態となっている。又、アーム体37の後アーム39の外側に形成されている第2ガイド片57は、後述するようにアーム体37の移動をガイドする。そして、第2ガイド片57を形成する後アーム39に接続する垂直部が、ベース体35の胴部77の右側面に形成されたスリットに係合して、引張バネ42の付勢力に抗してアーム体37を下方向に移動させないストッパーとしての機能を発揮する。
【0039】
図6は図1で示したVI−VIラインの拡大断面図である。
【0040】
図を参照して、押しボタン61はその裏面側に前面扉21に掛け渡された板バネ63が取付けられており、その背面の中央に図4で示した押出し棒36が近接した状態で対向するように取付けられている。従って、抽斗16の前面側から押しボタン61を内部に押込むように押圧すると、押しボタン61を構成するボタン本体62は図に示すように一点鎖線の位置に移動する。すなわち、ボタン本体62の移動に伴って押出し棒36もその内方に進行することになる。ボタン本体62に対する押圧を停止すると、板バネ63の作用によってボタン本体62は元の位置に復帰する。又、押出し棒36も図4で示した圧縮バネ50の作用によって元の位置に復帰することになる。
【0041】
そこで、図6で示した押しボタン61を操作することによる飛び出し装置29の作用について説明する。図4に示した状態から押出し棒36が上方向に移動すると、この移動は軸53を介して解除板52に伝達される。すなわち解除板52も図において上方方向に移動する。これによって解除板52の屈曲部54が作動アーム48に当接してこれを上方方向に移動させることになる。ところがアーム体37は引張バネ42によって下方向に常に付勢されているため、作動アーム48に加わった力によって、アーム体37は開口47を中心として時計方向周りに回転することになる。これによって前アーム38も時計方向周りに回転し、抽斗16に取付けられている前方ローラー30に対して図4において下方向に移動するように力を加えることになる。その結果、抽斗16は枠体26から押出されるように移動を開始する。
【0042】
図7は図4で示した状態から更にアーム体37が時計方向周りに回転して移動した状態を示した図であり、図8は図7で示したVIII−VIIIラインから見た図である。
【0043】
これらの図を参照して、ベース体35の胴部77の側面の上方側には幅の大きな前部スリット66と幅の小さな後部スリット67とからなる第2スリット65が形成されている。一方、アーム体37の後アーム39に取付けられている第2ガイド片57は胴部77の側壁69に対してガイドするように移動するが、第2スリット65の前部スリット66に対しては挿通自在となるようにその大きさが設定されている。又、アーム体37のベース46は胴部77に形成された後部スリット67に対して移動自在となるようにその厚さが設定されている。更に、ベース46に形成されている第1ガイド片56は胴部77の側壁69に常時沿うように設定されている。
【0044】
このようにアーム体37及び胴部77が形成されているため、図4に示した状態からアーム体37が更に時計方向周りに移動すると、アーム体37の第2ガイド片57は前部スリット66を通して外方に移動することになる。この状態でアーム体37は引張バネ42によって下方向に付勢されているため、第2ガイド片57が前部スリット66を抜け出た後ではアーム体37は下方向に移動する。
【0045】
この状態が図7において二点鎖線で示されている。すなわち、アーム体37は、第1ガイド片56及び第2ガイド片57がベース体35の胴部77の側壁69に沿った状態で移動する。従ってアーム体37を構成する前アーム38及び後アーム39は、胴部77の軸方向に対してほぼ直角の状態で下方向に移動することになる。
【0046】
これによって抽斗16に取付けられている前方ローラー30は更に下方向に移動し、結果として抽斗16は更に枠体26から外方に引き出されることになる。この時アーム体37の作動アーム48は、胴部77の左側面に形成された第1スリット59に沿って移動するため、アーム体37は図7で示す状態において上下にぶれることなく安定して移動することが可能となる。アーム体37が更に下方向に移動すると、第1ガイド片56が後部スリット67の終端に当接して、その移動が停止する。この停止位置まで前方ローラー30は更に移動して抽斗16が引出されることになる。
【0047】
この後更に抽斗16を取手17を用いて引出すようにすると、抽斗16に取付けられている後方ローラー31も図7において下方向に移動することになる。後方ローラー31の移動方向にはアーム体37の前アーム38が位置するように設定されているため、後方ローラー31は前アーム38に当接する。ところが、前アーム38は上述のように後アーム39に対してピン40を介して時計方向周りに回転自在となるように設定されている。従って、前アーム38は破線のように回転し、後方ローラー31の下方への移動を阻止することはない。これによって前方ローラー30及び後方ローラー31も図7の仮想線の位置に移動して完全に抽斗16を枠体26から引出すことが可能となる。
【0048】
次に、抽斗16を枠体26から引出した状態から図2に示した状態にセットする場合について説明する。このセット前の状態は図7で言えば前方ローラー30及び後方ローラー31が仮想線で示した位置にある状態が対応している。この状態から抽斗16を枠体26に対して押込むように移動させると、これに伴って前方ローラー30及び後方ローラー31も上方に移動する。そして後方ローラー31が実線で示したアーム体37の前アーム38に当接することになる。
【0049】
この状態から後方ローラー31を更に上方向へ移動させると、前アーム38はこの状態において後アーム39に対して回転できないように構成されているため、後方ローラー31から加わった力は後アーム39に伝達されることになる。ところが後アーム39には第2ガイド片57が形成され、ベース46には第1ガイド片56が形成され、各々胴部77の側壁69に沿ったガイドとして機能するため、アーム体37は回転することなくその状態のまま仮想線で示す位置まで上方に移動する。
【0050】
そして後方ローラー31によってアーム体37に対して更に上方に力が加わると、第2ガイド片57は前部スリット66の位置まで達することになり第2ガイド片57のガイド機能が消失する。するとアーム体37は上昇しながら時計方向周りに回転移動することになる。この状態でも第1ガイド片56は胴部77の側壁69に沿っているためガイド機能は残っており、アーム体37の所定以上の反時計方向周りの移動を阻止することになる。
【0051】
この状態で更に後方ローラー31が上方に移動するとアーム体37は図4で示した状態に移動し、作動アーム48は解除板52の屈曲部54に当接した状態となってその移動は停止する。前アーム38は図7で示した位置から図4に示すような位置に移動するため、後方ローラー31は前アーム38の端部を通り過ぎるように移動する。
【0052】
更に抽斗16を押込むと、移動してきた前方ローラー30が図4に示すような前アーム38に当接した状態となり、抽斗16の枠体26に対するセットが完了する。この後は上述したように押出し棒36を駆動することによって、アーム体37の係合が解除して抽斗16は枠体26から押出されることになり、以下同様の動作が繰り返されることになる。
【0053】
尚、上記の実施の形態では、飛び出し装置を抽斗の底面に取り付けているが、この取付位置は取付対象に応じて自在に決めれば良い。
【0054】
又、上記の実施の形態では、飛び出し装置を調理台に組み込まれた抽斗に取り付けているが、同様に押し込み、引出しによって使用する構造の被取付体であれば同様に適用できる。
【0055】
更に、上記の実施の形態では、係合解除手段として押出し棒及び解除板を用いているが、アーム体の作動アームを押圧してこれを回転させることができるものであれば、他の構造でも良い。
【0056】
更に、上記の実施の形態では、付勢手段として引張バネを用いているが、アーム体に対して常に一定方向に付勢するものであれば他の構造でも良い。
【0057】
更に、上記の実施の形態では、抽斗の底板に取付けた前方ローラー及び後方ローラーの位置を特定しているが、引き出し装置のアーム体に同様に係合するものであれば、他の構造を採用したり、他の位置に配置しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態による飛び出し装置を取付けた状態の抽斗が組み込まれた調理台の正面図である。
【図2】図1で示したII−IIラインの断面図である。
【図3】図2で示したIII−IIIラインの拡大断面図である。
【図4】図3で示したIV−IVラインの断面図である。
【図5】図4で示したV−Vラインから見た図である。
【図6】図1で示したVI−VIラインの拡大断面図である。
【図7】図4で示した状態からアーム体が更に移動した状態を示した図である。
【図8】図7で示したVIII−VIIIラインから見た図である。
【符号の説明】
16…抽斗
26…枠体
29…飛び出し装置
30…前方ローラー
31…後方ローラー
36…押出し棒
37…アーム体
38…前アーム
39…後アーム
40…ピン
42…引張バネ
52…解除板
56…第1ガイド片
57…第2ガイド片
61…押しボタン
62…ボタン本体
尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (7)

  1. 枠体内から引出され、且つ前記枠体に引き込まれる抽斗等の被取付体に取付けてその移動を補助するための飛び出し装置であって、
    前記被取付体の外方面に取付けられた前方ローラーと、
    前記枠体に取付けられ、前記前方ローラーに係合するアーム体と、
    前記アーム体を、前記前方ローラーを介して前記被取付体を前記枠体から引出す第1方向に常に付勢する付勢手段と、
    前記アーム体に係合して、その移動を阻止する移動阻止手段と、
    前記移動阻止手段の前記アーム体との係合を解除する係合解除手段とを備えた、飛び出し装置。
  2. 前記アーム体は前記第1方向とは反対方向への移動が所定以上進行した時の第1の位置から前記第1方向に交差する方向の第2の位置に回転移動し、
    前記移動阻止手段は、前記第2の位置に回転移動した前記アーム体の一部に係合する、請求項1記載の飛び出し装置。
  3. 前記係合解除手段は、
    前記第2の位置における前記アーム体の他の一部に当接状態となる解除板と、前記解除板に接続され、移動によって前記アーム体を前記解除板を介して前記第1の位置に移動させる押出し棒とからなる、請求項2記載の飛び出し装置。
  4. 前記被取付体の前面扉の一部に取付けられ、押込み自在で且つ押込む前の状態に復帰するように付勢されているボタン本体を更に備え、
    前記ボタン本体の裏面に対向するように前記押出し棒は配置され、前記ボタン本体を押し込むことによって前記押出し棒は移動する、請求項3記載の飛び出し装置。
  5. 前記アーム体には、前記被取付体が前記枠体から引出された状態から前記第1の位置までの移動をガイドする第1ガイド片及び第2ガイド片を有し、
    前記第2の位置への移動は、前記第2ガイド片のガイドが終了した位置において生じると共に、前記第1ガイド片は前記第2の位置への位置決め機能を有する、請求項2から請求項4のいずれかに記載の飛び出し装置。
  6. 前記被取付体の前記外方面であって、前記前方ローラーに対して前記被取付体の引き込み方向側に取付けられた後方ローラーを更に備え、
    前記被取付体を前記枠体の外から前記枠体に引き込むように移動させたとき、前記後方ローラーは前記アーム体と係合して、前記アーム体を前記第1方向とは反対方向に移動させ、前記移動阻止手段に係合させる、請求項1から請求項5のいずれかに記載の飛び出し装置。
  7. 前記付勢手段による前記アーム体の移動を所定位置で停止させるストッパーを更に備え、
    前記アーム体はその外方側に位置する前アームと、内方側に位置する後アームとからなり、前記前アームは前記後アームに対して前記第1方向に回転自在となるように接続され、前記ストッパーは前記後アームに係合する、請求項6記載の飛び出し装置。
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