JP4587874B2 - 引戸錠 - Google Patents
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Description
(2)5mm,3mm,2mmなどチリ寸法が異なる場合であっても、一つの引戸錠で対応することができる。
(3)仮施錠状態に於いて、引戸を狭める方向へ移動することができる。
(4)仮施錠状態に於いて、引戸が人的要因により移動しないようにラッチング機構のラッチ板を完全に施錠することができる。
(5)さらに、請求項4に記載の発明は、悪戯等による開扉時の仮施錠状態を、外部から手動により操作して簡単に解除することができる。
まず、図1及び図2を参照に本願発明に関連する発明の実施の環境について説明する。Xは、例えば引戸1の中に収められる彫り込み型の引戸錠である。一方、Yは戸枠2に固定的に取付けられた受け金具である。受け金具Yは、ボックス部を有するトロヨケ3と、このトロヨケ3の開口に重ね合わせられたストライク(受座)4とから成る。ストライク4は縦長の板状に形成され、複数個の固着手段5を介してトロヨケ3の耳状の取り付け部に固定される。ストライク(受座)4の表面にトリガー31の先端部が当接可能である。
次に錠箱について説明する。10は錠箱で、この錠箱10は、ケース身10aと、ケース蓋10bとから成る。11はフロントで、このフロント11は、フロント前壁12に固定されている。13は複数個の第2固着手段である。14は鎌片用出入り窓で、この出入り窓14にはトリガー31を案内する角筒状のトリガー支持部材16が取り付けられ、該トリガー支持部材16の先端部寄りの部位に位置決め突起や取付け部分が設けられている。位置決め突起は、フロント11に当接することができるように上下対称、鍔状など適宜形状に形成され、先端部側は、図2で示すようにフロント11に嵌め込まれている。
図3はケース身10aの正面図である。ここで、図1,図2,図3等を参照にしてケース身10a及びケース蓋10bに形成された主な取付け部(例えば側壁開口部、ガイド孔、軸孔、取付け孔等)ついて説明する。なお、本実施例では、錠箱10のフロント11の開口部11a側にラッチ強制解除手段71が配設されるので、横軸72用の軸孔73が形成される。
図2,図6,図8等を参照にして本施錠片61を説明する。本施錠片61は、肉厚板状に形成された上下方向のスライド部材であり、ラッチング機構Zのラッチ板53の右隣に配設されている。こにより、錠箱10内の空間を有効的に活用している。本施錠片61は、少なくとも錠箱10の側壁開口部19を介して該錠箱10内に図示しない押圧腕部材の係合腕69と係合可能な係合窓63を有する。本実施例の係合窓63は矩形状に形成されている。この係合窓63を基準にすると、ラッチング機構Z側には、前述した錠止腕62が垂直状態に延びていると共に、該錠止腕62に連設する上方には、ラッチ板53の外壁部分の一部に当接可能な阻止部分66が設けられている。
図2,図4,図5等を参照にしてトリガー31を説明する。図4はトリガー31の正面図、図5はその左側面図である。トリガー31は錠箱10内に摺動自在に装着されている。このトリガー31は、やや長杆状先端部32と、この突出先端部32に幅広に連設する幅広状後端部33とから成り、図2で示すように引戸が開いている時は、前記先端部32は錠箱10のフロント11から突出する。
摺接面34及び仮止め用係合部分35は、ラッチ板用の第1係合部分に相当し、前者34はラッチ板53を誘導し、一方、後者35は閉戸時にラッチ板53を係止する。
ところで、36は幅広後端部33の下辺の先端部分に下向きU字形状に形成された第2係合部分で、この第2係合部分36には、鎌片の可動軸21が摺接自在に係合する。また、37は幅広後端部33の後端面からその内部にかけて横溝状に形成されたバネ嵌合部分で、このバネ嵌合部分37にはトリガーバネ38の先端側が組み込まれている。
さらに、幅広後端部33の後側の上部には、上下動する施錠片61の錠止腕62と係合する第3係合部分41が形成されている。この第3係合部分41は、仮止め用係合部分35よりも低い位置にある。
図2,図8等を参照にして鎌片43を説明する。鎌片43は全体として人差し指を折り曲げた形態をしており、その幅広基部43aの縁部には可動軸21が突設されている。前述したように、鎌片43の基部は固定軸23に軸支されていると共に、該基部には可動軸21が設けられ、該可動軸は前記鎌片43が回動することができるように錠箱に形成された横長案内部としての横長案内長孔20に案内される。また鎌片43の基部43aには鎌片長孔44が形成されている。鎌片43は、該鎌片長孔44を貫通する固定軸23に軸支されている。したがって、鎌片43がトリガー31に連動するための動力変換機構は、トリガー31の第2係合部分36と鎌片43の可動軸21で構成されているから、極めてシンプルな構成となっている。
図2,図6,図8等で示すように、フロント11の内壁面と施錠片61の錠止腕62側とで区画された空間部分7にトリガー31と係脱可能なラッチ板53を有するラッチング機構Zが配設されている。繰り返しになるが、本実施例の引戸錠Xのラッチ板53は、閉戸時、チリ寸法に対応して(チリ寸法が異なる場合であっても)、トリガー31の一辺に形成した複数個の仮止め用係合部分35のいずれかに係合する(図9と図11を参照)。
図7はラッチング機構Zの仮施錠状態に至る概略説明図の一例である。したがって、ラッチング機構Zの仮施錠状態が解消する場合は、図7とは逆の作動態様となる(図面上、ラッチ板53が時計方向に回ると、仮施錠状態が解消し得る)。また、図8はチリ寸法が、例えば5mmに設定された場合であり、図10はチリ寸法が、例えば1,8mmに設定された場合をそれぞれ概略的に示している。
図12で示すように、本願発明では、上述した基本的な構成部材(トリガー、鎌片、ラッチング機構Zなど)及び作用を前提にした上で、ラッチング機構Zの前方に位置する錠箱10のフロント11の部位に開口部11aを形成し、この開口部11aとラッチング機構Zの構成部材との間の空間部分7に可動可能なラッチ強制解除手段71を配設している。
Claims (4)
- 引戸を閉めると、戸枠側の受け金具に当たって錠箱内に後退するトリガー、固定軸23に軸支されかつトリガーの後退動に連動して前記受け金具に係合する方向へ回転する鎌片をそれぞれ備える引戸錠に於いて、前記トリガーの一辺に形成した複数個の仮止め用係合部分35のいずれかに係合するラッチ板53を備えたラッチング機構Zを錠箱内に配設し、一方、前記ラッチ板が前記仮止め用係合部分に係合した仮施錠の際に、操作部材の操作力によりスライドして前記トリガーに係合する錠止腕62及び前記ラッチ板に係合して該ラッチ板の回転を阻止する阻止部分66を有する本施錠片61をラッチ板の隣に配設したことを特徴とする引戸錠。
- 請求項1に於いて、本施錠片61の一端部に形成されたトリガー用錠止腕62は、トリガーに形成した横溝42に係合可能であり、一方、本施錠片の他端部に形成されたラッチ板用の阻止部分66は、ラッチ板の外壁部分に当接可能であることを特徴とする引戸錠。
- 請求項1に於いて、鎌片長孔44を介して固定軸23に軸支された鎌片43の基部には可動軸21が設けられ、該可動軸は前記鎌片が回動することができるように錠箱に形成された横長案内部20に案内されることを特徴とする引戸錠。
- 請求項1に於いて、錠箱内にラッチ強制解除手段71が配設され、該ラッチ強制解除手段の一方の指71aはフロント11の開口部側に位置する操作部分であり、他方の指71bはラッチ板53を軸支する可動支持板51に係合し、前記ラッチ板を解除する際、前記操作部分71aを外部から操作してラッチ板の前記仮止め用係合部分35に対する係合を解除することを特徴とする引戸錠。
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