JP5232699B2 - スライドレール - Google Patents

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Description

本発明は、引き出し、あるいは、機器類を本体側から所定の位置まで完全に引き出した状態で、引き出し方向にも、又、収納方向にも移動しないようロックするロック機能を有し、引き出し、あるいは、機器類の手前側で、必要に応じて容易にロック状態を解除することができるロック解除機能を有するスライドレールに関するものである。
従来、ロック解除機能を有するスライドレールは、固定側メンバーと、移動側メンバーと、該固定側メンバーと移動側メンバー間に多数のボールを保持しながら配置されるボールリテーナーとからなるスライドレールと、前記固定側メンバーの長手方向端部に設けられた係合突起と、端部が前記移動側メンバーに固定される共に前記固定側メンバー側に弾性力により付勢されているロック用プレートを有し、前記係合突起と前記ロック用プレートに設けられた係合凹部を嵌め合うことにより、該スライドメンバーのスライド動作をロックする機構を有するスライドレールにおいて、前記ロック機構のロックを解除するロック解除プレートは一端に前記ロック用プレートの前端に形成された傾斜面に係合する傾斜面が形成され、他端前記支持プレートの長手方向端部から突出し、該突出部を押圧することにより、前記ロック機構の係合凹部と係合突起の嵌め合わせを解除するものであった。
すなわち、ロック解除プレートは、一端に傾斜面が形成され、他端が操作される単体の部材で形成されている。
したがって、スライドレールのそれぞれの長さ(それぞれのストロークの違い)に対応して異なった長さのロック解除プレートを用意しなければならず、少量での製作が面倒で、コスト高となり、在庫管理も煩雑になる問題があった。
特許第4022109号公報
本発明は、従来のロック解除機能を有するスライドレールのロック解除プレートが製作が面倒で、コスト高となり、在庫管理も煩雑になる問題点を改善することを課題とする。
そこで、上記課題を解決するため、本発明が第1の手段として構成したところは、移動側メンバーのスライド動作をロックするロック部材と、該ロック部材のロックを解除するロック解除プレートを有するスライドレールにおいて、ロック解除プレートは、ロック部材に作用するロック解除部材と、ロック解除部材に間接的に作用する先端操作部材と、先端操作部材とロック解除部材を所望の長さで連結する棒状の中間連結部材から構成され、先端操作部材とロック解除部材には中間連結部材が着脱自在に連結される前後被連結部が形成され、中間連結部材の前後端部には前記前後被連結部に対応して前後連結部が形成されているものである。
そして、上記課題を解決するため、本発明が第2の手段として構成したところは、第1の手段として構成したところに加え、前被連結部は、連結用前切欠き部と、連結用前切欠き部の上端に下方に突出して設けられた前連結突部より構成され、後被連結部は、連結用後切欠き部と、連結用後切欠き部の上端に下方に突出して設けられた後連結突部より構成され、中間連結部材の前後連結部は前記前後連結突部に嵌合する凹部からなり、前後連結突部に前後連結部が嵌合することで、中間連結部材の両端部が連結用前後切欠き部に埋設された状態で、先端操作部材とロック解除部材は中間連結部材と一体に着脱自在に連結されているものである。
又、上記課題を解決するため、本発明が第3の手段として構成したところは、移動側メンバーのスライド動作をロックするロック部材と、該ロック部材のロックを解除するロック解除プレートを有するスライドレールにおいて、ロック解除プレートは、ロック部材に作用するロック解除部材と、ロック解除部材に間接的に作用する先端操作部材と、先端操作部材とロック解除部材を所望の長さで連結する棒状の中間連結部材から構成され、先端操作部材とロック解除部材には中間連結部材が着脱自在に連結される前後被連結部が形成され、中間連結部材の前後端部には前記前後被連結部に対応して前後連結部が形成され、先端操作部材とロック解除部材が中間連結部材を介して着脱自在に連結された状態で、先端操作部材が収納側に押し込まれることにより、ロック解除部材がロック部材に作用して、移動側メンバーのロック状態が解除され、移動側メンバーが完全に収納されると、先端操作部材が、移動側メンバーの引き出し側端部から所定寸法強制的に前方に押し出され、ロック部材がロック可能姿勢に復帰するものである。
本発明のスライドレールは、第1の手段によると、ロック解除プレートは、先端操作部材とロック解除部材と中間連結部材で構成されているので、スライドメンバーのそれぞれの異なった長さにかかわらず、先端操作部材とロック解除部材は同一のものが使用できるので、大量に生産することで安価となり、部材管理もスライドレールの長さごとに細かくする必要がなく容易であり、中間連結部材は棒状であるから、スライドメンバーのそれぞれの異なった長さに対応して、その都度、適宜な長さに切断して両端部に前後連結部を加工するだけでいいので、少量生産にも対応が可能で、全体として安価に製作できる。
そして、第2の手段によると、上記効果に加え、中間連結部材の前後連結部の凹部が連結用前後切欠き部に形成された前後連結突部に嵌合して連結され、中間連結部材の両端部が連結用前後切欠き部に埋設されるので、ロック解除プレート全体の厚みを、移動側メンバーの厚みに対応した先端操作部材とロック解除部材の厚みに構成することができるので他の部材に影響を与えることがない。
さらに、第3の手段によると、前記第1の手段による効果に加え、移動側メンバーが完全に収納されると、先端操作部材が、移動側メンバーの引き出し側端部から所定寸法強制的に前方に押し出され、ロック部材がロック可能姿勢に復帰するものであるから、先端操作部材(ロック解除プレート)を初期状態に復帰させるための部材が必要ないので、部品点数が削減できると共に安価に製作できる。
図1は本発明の外側方向からの斜視図である。 図2は本発明の内側方向からの斜視図である。 図3は本発明の要部縦断面図である。 図4はロック解除プレートの外側方向からの分解斜視図である。 図5はロック部材の斜視図である。 図6はロック解除プレートの内側方向からの分解斜視図である。 図7はロック状態の外側方向からの側面図である。 図8はロック解除状態の外側方向からの側面図である。
スライド動作をロックするロック部材と、該ロック部材のロックを解除するロック解除プレートを有するロック解除機能を有するスライドメンバーにおいて、ロック解除プレートは、ロック部材に作用するロック解除部材と、ロック解除部材に間接的に作用する先端操作部材と、先端操作部材とロック解除部材を所望の長さで連結する棒状の中間連結部材から構成され、先端操作部材とロック解除部材には中間連結部材が着脱自在に連結される前後被連結部が形成され、中間連結部材の前後端部には前記前後被連結部に対応して前後連結部が形成され、先端操作部材が収納側に押し込まれることにより、ロック解除部材がロック部材に作用して、スライドレールのロック状態が解除され、移動側メンバーが完全に収納されると、先端操作部材が、移動側メンバーの引き出し側端部から所定寸法強制的に前方に押し出され、ロック部材はロック可能姿勢に復帰するものである。
以下、実施例を図面に基づいて説明する。
図1〜図3において、符号100はロック解除機能を有する本発明のスライドレールを示し、スライドレール100は、固定側メンバー1と、固定側メンバー1にボールリテーナー4に回転自在に保持されたボール44・・・を介して摺動自在に保持された中間メンバー2と、中間メンバー2にボールリテーナー5に回転自在に保持されたボール54・・・を介して摺動自在に保持された移動側メンバー3を有している。
以後、図1で左上方向を引出し側、右下方向を収納側として説明する。
すなわち、固定側メンバー1は、基板10と、上下折曲縁11、11よりチャンネル型に形成され、上下折曲縁11、11内面と中間メンバー2の外面間に位置する複数個のボール44・・・を介して、中間メンバー2を摺動自在に保持している。複数個のボール44・・・は、固定側メンバー1のほぼ半分程度の長さとなした略C字形のボールリテーナー4・・・に回転自在に保持されている。
そして、固定側メンバー1の基板10の後端部には、移動側メンバー3の収納状態を保持する弾性材からなる移動側メンバー収納保持部14がもうけられ、固定側メンバー1の後端内面側には、中間メンバー2が完全に固定側メンバー1に収納されたときに、その後端面が当接する合成樹脂材からなるストッパー部材15が取付けられ、基板10の前端部には前記ボールリテーナー4の引出し方向への移動範囲を規制するリテーナー前ストッパー(図示せず。)が形成されている。
中間メンバー2は、固定側メンバー1とほぼ同長で、基板20と上下折曲縁21、21より固定側メンバー1と同方向の略チャンネル型に形成され、上下折曲縁21、21の外面に、摺動方向に渡って前記ボール44・・・が転動する外面側ボール摺動溝を有し、上下折曲縁21、21の内面に、摺動方向に渡ってボール54・・・が転動するボール摺動溝を有している。
そして、基板20の後端部には、中間メンバー2から移動側メンバー3が所定位置まで引き出された状態で、中間メンバー2が固定側メンバー1に対し最も引き出されたときに、固定側メンバー1に形成された収納ストッパー16に当接して、中間メンバー2の収納方向への摺動を阻止する回動ラッチ部材22を有している。
さらに、中間メンバー2の最大引出し時に、前記固定側メンバー1のリテーナー前ストッパー(図示せず。)に前端部が当接したボールリテーナー4の後端に当接して、中間メンバー2の最大引出し量を規制するリテーナー後ストッパー(図示せず。)が形成され、基板20の前端部に、移動側メンバー3を中間メンバー2から抜き出した時、ボールリテーナー5の前端部が当接する前端案内部材6が設けられている。
移動側メンバー3は、固定側メンバー1とほぼ同長に形成され、ボールリテーナー5に保持されたボール54・・・を介して摺動自在な大きさで、金属製の細条板の短手両端部を外向き円弧状に折り曲げて形成された、外面長手方向にボール54・・の摺動面を有する上下折曲縁31、31と基板30より断面略C字型に形成されている。
そして、移動側メンバー3の最大引き出し時に中間メンバー2の前端部に設けられた前端案内部材6のロック用係合突起61に係合し、移動側メンバー3の中間メンバー2に対する摺動状態がロックされるロック部材7が、移動側メンバー3の摺動方向やや後端部に回動自在に設けられ、ロック部材7の前側にはロック部材7に作用して、移動側メンバー3の収納方向へのロック状態を解除するロック解除プレート800が設けられている。
一方のボールリテーナー4は、帯状金属板にて固定側メンバー1の半分程度の長さとし、前記固定側メンバー1と中間メンバー2の基板10、20間に挿入可能な大きさのコ字形基板40と、コ字形基板40の両端部よりL字形に突出し、固定側メンバー1と中間メンバー2の各上下折曲縁11、11、21、21間に位置する上下突出縁41、41より断面略コ字形に形成され、上下突出縁41、41の摺動方向に複数個のボール44・・・を回転自在に保持している。
他方のボールリテーナー5は、帯状金属板にて中間メンバー2の半分程度の長さとし、前記中間メンバー2と移動側メンバー3の基板20、30間に挿入可能な大きさのコ字形基板50と、コ字形基板50の両端部よりL字形に突出し、中間メンバー2と移動側メンバー3の各上下折曲縁21、21、31、31間に位置する上下突出縁51、51より断面略コ字形に形成され、上下突出縁51、51の摺動方向に複数個のボール54・・・を回転自在に保持している。
ロック部材7は、合成樹脂材より一体に形成され、常に移動側メンバー3の上折曲縁31の内面に接触しながら摺動する係合操作部71と、係合操作部71の下面と所定間隔を有し、前端下面が常に移動側メンバー3の下折曲縁31に弾性的に当接して、係合操作部71を常に移動側メンバー3の上折曲縁31の内面に接触するよう付勢する弾性脚部72と、弾性脚部72と係合操作部71の後端の連続箇所に位置する取付回動部73より構成されている。
そして、取付回動部73には移動側メンバー3の基板30に回動自在に取付けるための
回動用取付孔731が形成され、係合操作部71の前後方向略中央部上面には、移動側メンバー3が引き出された時、前端案内部材6のロック用係合突起61に係合して移動側メンバー3をロック状態とするロック用係合凹部711が形成され、ロック用係合凹部711の前側には、下方に傾斜するロック解除案内傾斜面712が形成され、ロック用係合凹部71の後側には、下方に傾斜する回動逃がし用傾斜面713が形成され、回動用取付孔731を貫挿し、移動側メンバー3の基板30に連結される回動保持ピン70にて、移動側メンバー3の基板30の後部内面に回動自在に取り付られる。
尚、ロック用係合凹部711は、ロック用係合突起61に係合し、回動逃がし用傾斜面713の引き出し側端部が移動側メンバー3の上折曲縁31の内面に当接した状態で、ロック解除案内傾斜面712の収納側端部は上折曲縁31の内面と所定間隔を有する深さに形成されている。
ロック部材7に作用して、移動側メンバー3の収納方向へのロック状態を解除するロック解除プレート800は、ロック部材7に直接作用するロック解除部材8と、ロック解除部材8に間接的に作用する先端操作部材9と、先端操作部材9とロック解除部材8を所望の長さで連結する中間連結部材801から構成されている。
先端操作部材9は、移動側メンバー3に取付けられた状態で、移動側メンバー3の前端部の前方に所定寸法位置して中間メンバー2方向に突出する操作部91と、操作部91の収納側で移動側メンバー3の内面にスライド自在に連結される操作部基板92より、合成樹脂材より一体に形成されている。
操作部91は、指先で押圧されて収納方向に所定寸法移動し、移動側メンバー3の基板30の引き出し側端面とほぼ面一となり、それ以上の押圧ができなくなった状態で、ロック解除部材8がロック部材7に作用して、スライドレール100の引き出し方向へのロック状態は解除されず、収納方向へのロック状態のみが解除され、移動側メンバー3と共に収納方向に移動し、移動側メンバー3が完全に収納されると、収納側端面が、中間メンバー2(前端案内部材6)の引き出し側端面によって、強制的に押し戻されて、操作部91の引き出し側端面は、移動側メンバー3の引き出し側端部から所定寸法前方に位置し、ロック部材7はロック可能姿勢に復帰する。
操作部基板92は、移動側メンバー3が中間メンバー2に対し摺動する際、中間メンバー2に設けられた前端案内部材6のロック係合突起61が接触しないよう、扁平に形成した摺動用前扁平部921を上端部に有し、上下方向中央部後端には、摺動方向に長いスライド用前連結孔922が形成され、収納側(ロック解除部材8側)端部下端の移動側メンバー3の基板30側には前記中間連結部材801を着脱自在に連結するための前被連結部90が形成されている。
前被連結部90は、下端と収納側端面が開口する連結用前切欠き部923と、連結用前切欠き部923の上端に下方に突出して設けられた半円形の前連結突部924より構成されている。
ロック解除部材8は、移動側メンバー3の基板30の内面にスライド自在に連結される解除部基板81の後端面に、ロック部材7のロック解除案内傾斜面712に対応して形成され、移動側メンバー3に取付けられた状態で常にロック解除案内傾斜面712に当接するロック解除操作用傾斜面82を有している。
そして、移動側メンバー3が中間メンバー2に対し摺動する際、中間メンバー2に設けられた前端案内部材6のロック係合突起61が接触しないよう、扁平に形成した摺動用後扁平部811を解除部基板81の上端部に有し、上下方向中央部後端には、摺動方向に長いスライド用後連結孔812が形成され、引き出し側(先端操作部材9側)端部下端の移動側メンバー3の基板30側には前記中間連結部材801を着脱自在に連結するための後被連結部80が形成されている。
後被連結部80は、下端と引き出し側端部が開口する連結用後切欠き部813と、連結用後切欠き部813の上端に下方に突出して設けられた半円形の後連結突部814より構成されている。
先端操作部材9とロック解除部材8を所望の長さで連結する中間連結部材801は、金属板にて、前記連結用前切欠き部923、連結用後切欠き部813に合致する厚みと大きさを有する扁平角棒状に形成され、引き出し側端部と収納側端部に同形の前後連結部802、803が形成されている。
そして、前後連結部802、803は前記前連結突部924、後連結突部814に嵌合する半円形の凹部から形成されている。
すなわち、前連結突部924と後連結突部814に前後連結部802、803が嵌合することで、両端部が連結用前後切欠き部813、924に埋設された状態で移動側メンバー3の基板30側に位置し、先端操作部材9とロック解除部材8は中間連結部材801と一体に着脱自在に連結されてロック解除プレート800が形成され、スライド用前後連結孔922、812を貫挿し、移動側メンバー3の基板30に連結されるスライド保持ピン60、60にて、移動側メンバー3に取付けられたロック部材7のロック解除案内面712にロック解除操作用傾斜面82が密着するよう移動側メンバー3の基板30の内面に所定範囲でスライド自在に取付られる。
この状態で、中間連結部材80は移動側メンバー3の基板30と先端操作部材9とロック解除部材の前後端部と下折曲縁31の内面で支持された状態となり、上下厚み方向に不測に移動することはない。
本発明は、上記のごとく構成され、固定側メンバー1に中間メンバー2及び移動側メンバー3が収納された状態で、中間メンバー2の収納側端面は固定側メンバー1の後端部に設けられたストッパー部材15に当接して停止し、移動側メンバー3の後端部は、中間メンバー2の後端部から収納側に突出して、固定側メンバー1に設けられた移動側メンバー収納保持部14を上下折曲縁31、31の内面側で弾性的に挟持し、固定側メンバー1に保持されている。
この時、ロック解除プレート800の先端操作部9に形成された操作部91は、収納側端面が、中間メンバー2(前端案内部材6)の引き出し側端面によって、引き出し方向に押し出され、操作部91の引き出し側端面は、移動側メンバー3の引き出し側端部から所定寸法前方に位置し、ロック部材7はロック可能姿勢となっている。
この状態から、移動側メンバー3と中間メンバー2が引き出され、中間メンバー2から移動側メンバー3が所定位置まで引き出された状態で、中間メンバー2が固定側メンバー1に対し最も引き出された状態になったとき、回動ラッチ部材22が下方に回動して収納側端面が固定側メンバー1の収納ストッパー16の引き出し側に位置して、収納ストッパー16にラッチ部材22が係止することで、中間メンバー2は固定側メンバー1にロックされて引き出し方向にも収納方向にも摺動しない。
さらに、中間メンバー2に対して移動側メンバー3が引出されると、ロック部材7のロック用係合凹部711が前端案内部材6のロック用係合突起61に係合して移動側メンバー3をロック状態とし、スライドレール100は最も伸長した状態を維持し、この状態で、移動側メンバー3と連結された引き出しの利用(引き出し内部への収納、内部からの取り出し、あるいは内部の整理、整頓等)、あるいは機器類の点検等を行う。
そして、作業終了後、左右の移動側メンバー3、3のロック解除プレート800、800の操作部91、91を指先で収納方向に押し込み、ロック解除操作用傾斜面82を収納方向に所定距離移動させると、これに当接するロック解除案内傾斜面712は下方に変移し、係合操作部71を押し下げて、ロック用係合凹部711のロック解除案内傾斜面712側の上端が、ロック用係合突起61の下方に位置するので、移動側メンバー3の収納方向へのロック状態が解除され、移動側メンバー3は中間メンバー2に収納されていく。
この時、指先はロック解除プレート800の引き出し側端部に位置しているので、引き出しの収納時、指詰めをおこす心配がない。
さらに、移動側メンバー3が収納されていくと、やがて移動側メンバー3の下折曲縁31の収納側端部が、ラッチ部材22の収納側端部を押し上げて上方に回動させ、収納ストッパー16との係止状態を解除し、同時に中間メンバー2も収納方向に移動し、やがて、中間メンバー2の上下折曲縁21、21の収納側端面がストッパー部材15に当接して中間メンバー2の摺動は停止し、中間メンバー2の引き出し側端面と固定側メンバー1の引き出し側端面はほぼ一致する。
そして、移動側メンバー3をさらに収納側に摺動させると、移動側メンバー3の後端部は、中間メンバー2の後端部から収納側に突出して、固定側メンバー1に設けられた移動側メンバー収納保持部14を上下折曲縁31、31の内面側で弾性的に挟持し、固定側メンバー1に保持される。
この時、ロック解除プレート800の操作部91の収納側端面が、中間メンバー2(前端案内部材6)の引き出し側端面によって、強制的に押し戻されて、操作部91の引き出し側端面は、移動側メンバー3の引き出し側端部から所定寸法前方に位置し、ロック部材7はロック可能姿勢に復帰する。
一方、修理等のため、引き出しあるいは機器類を移動側メンバー3と共にスライドレール100より取り外す必要があるときは、左右の移動側メンバー3、3に設けられたロック部材7、7まで腕を伸ばして指先で係合操作部71、71の引き出し側端部を同時に下方に押し下げ、ロック用係合突起61、61の下方にロック用係合凹部711,711の収納側端部上端(回動逃がし用傾斜面713,713の引き出し側端部)を位置させた状態を維持しながら、左右の移動側レール3、3と共に引き出しあるいは機器類を引き出し方向に抜き出す。
この時、移動側レール3が中間メンバー2から抜き出された事で、引き出しあるいは機器類の重量が急激に付加されても、引き出しあるいは機器類を両腕で抱きかかえるようにして保持しているので、落下させる恐れがなく安全に作業ができる。
尚、実施例では、本発明のスライドレール100の基本メンバーは、固定側メンバー1と、中間メンバー2と、移動側メンバー3から構成されているが、移動側メンバー3と、移動側メンバー3を摺動自在に支持する支持メンバー(実施例では中間メンバー2)を家具等の本体側に連結して使用すれば、支持メンバーを実施例の固定側メンバー3として使用することも可能である。
又、実施例では、指先で押圧されて収納方向に所定寸法移動した操作部91の引き出し側端面が、移動側メンバー3の基板30の引き出し側端面とほぼ面一となり、それ以上の押圧ができなくなる事で、スライドレール100の引き出し方向へのロック状態は解除されず、収納方向へのロック状態のみが解除される構成としている。
しかしながら、先端操作部材9のスライド用前連結孔922のスライド方向の長さを所定寸法に設定することで、先端操作部材9が最も押し込まれた状態であっても、ロック用係合凹部711のロック解除案内傾斜面712側の上端は、ロック用係合突起61の下方に位置し、ロック用係合凹部711の回動逃がし用傾斜面713側の上端は、ロック用係合突起61への係合状態が維持されたままとすることで、移動側メンバー3は収納方向にのみ移動可能となるように構成しても良い。
以上詳述したように、本発明は、ロック解除機能を有するスライドレールにかかわるものであり、ロック解除プレートを、先端操作部材と、ロック解除部材と、先端操作部材からロック解除部材を所望の長さで連結する中間連結部材をそれぞれ別の部材で構成することにより、部材管理が容易であり、スライドメンバーのそれぞれの異なった長さに対応して中間連結部材を製作するだけでいいので、全体として安価に製作できので、陳列棚、複写機等のスライドレールとして広く利用することが出来る。
1 固定側メンバー
100 スライドレール
2 中間メンバー
3 移動側メンバー
6 前端案内部材
61 ロック用係合突起
7 ロック部材
71 係合操作部
711 ロック用係合凹部
712 ロック解除案内傾斜面
713 回動逃がし用傾斜面
8 ロック解除部材
80 後被連結部
81 解除部基板
813 連結用後切欠き部
814 後連結突部
82 ロック解除操作用傾斜面
800 ロック解除プレート
801 中間連結部材
802 前連結部
803 後連結部
9 先端操作部材
90 前被連結部
91 操作部
923 連結用前切欠き部
924 前連結突部

Claims (3)

  1. 移動側メンバーのスライド動作をロックするロック部材と、該ロック部材のロックを解除するロック解除プレートを有するスライドレールにおいて、ロック解除プレートは、ロック部材に作用するロック解除部材と、ロック解除部材に間接的に作用する先端操作部材と、先端操作部材とロック解除部材を所望の長さで連結する棒状の中間連結部材から構成され、先端操作部材とロック解除部材には中間連結部材が着脱自在に連結される前後被連結部が形成され、中間連結部材の前後端部には前記前後被連結部に対応して前後連結部が形成されていることを特徴とするスライドレール。
  2. 前被連結部は、連結用前切欠き部と、連結用前切欠き部の上端に下方に突出して設けられた前連結突部より構成され、後被連結部は、連結用後切欠き部と、連結用後切欠き部の上端に下方に突出して設けられた後連結突部より構成され、中間連結部材の前後連結部は前記前後連結突部に嵌合する凹部からなり、前後連結突部に前後連結部が嵌合することで、中間連結部材の両端部が連結用前後切欠き部に埋設された状態で、先端操作部材とロック解除部材は中間連結部材と一体に着脱自在に連結されていることを特徴とする請求項1に記載のスライドレール。
  3. 移動側メンバーのスライド動作をロックするロック部材と、該ロック部材のロックを解除するロック解除プレートを有するスライドレールにおいて、ロック解除プレートは、ロック部材に作用するロック解除部材と、ロック解除部材に間接的に作用する先端操作部材と、先端操作部材とロック解除部材を所望の長さで連結する棒状の中間連結部材から構成され、先端操作部材とロック解除部材には中間連結部材が着脱自在に連結される前後被連結部が形成され、中間連結部材の前後端部には前記前後被連結部に対応して前後連結部が形成され、先端操作部材とロック解除部材が中間連結部材を介して着脱自在に連結された状態で、先端操作部材が収納側に押し込まれることにより、ロック解除部材がロック部材に作用して、移動側メンバーのロック状態が解除され、移動側メンバーが完全に収納されると、先端操作部材が、移動側メンバーの引き出し側端部から所定寸法強制的に前方に押し出され、ロック部材がロック可能姿勢に復帰することを特徴とするスライドレール。
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