JP5214376B2 - 移動側部材の引き込み装置 - Google Patents

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Description

本発明は、家具等の引出し部、陳列棚等のスライド棚等の移動側部材を、引出し状態(スライド状態)から収納位置(最終所定位置)まで完全に移動させなくても、一定位置まで移動されるとあとは自動的に家具本体等の固定側部材に引き込まれる移動側部材の引き込み装置に関するものである。
家具本体等の固定側部材に引出し部等の移動側部材を収納する時、移動側部材を勢い良く収納すると、収納時の跳ね返りによって、移動側部材が完全に収納されなかったり、移動側部材を最初から完全に収納されていなかったりする場合があった。
この問題を解決するため、固定側部材あるいは移動側部材のいずれか一方側に取付けられた引き込み力付加部材と、引き込み力付加部材に対応して他方側に取付けられた引き込み力受動部材からなり、引き込み力付加部材は、移動側部材が固定側部材に対して最終所定位置に近づいたとき、引き込み力受動部材に一部が弾性的に圧接する圧接機構を有し、引き込み力受動部材は、圧接機構の圧接力を移動側部材を固定側部材に対し最終所定位置となす方向への引き込み力に変化させる案内傾斜面を有するものが提供されている。(例えば特許文献1参照。)
この場合、収納時の跳ね返り、あるいは運搬時の引出し(移動側部材)の飛び出しはないものの、収納状態の移動側部材を引き出す場合、引き込み力に抗して移動側部材を引き出さねばならず、収納時の摺動力以上の引出し力を必要とするので、移動側部材を収納する時も、引き出す時も同じ摺動力で行う事ができず、好ましくなかった。
特に、停止した状態の移動側部材を引出す初期摺動力が重くなるので、使用者に違和感を起こさせる原因となっていた。
一方、近年、キャビネット等の引出し、あるいは棚板等には、固定側本体に係合して、引出し、棚板を収納位置に維持し、引出し動作に連動して棚板、引出しの係合状態を解除するラッチ装置が、地震対策として引き手に設けられているのが一般的であり、移動側部材の引き込み装置に収納時の跳ね返り、あるいは運搬時の引出し(移動側部材)の飛び出しを防止する機能を設ける必要がなくなっている。
特開2007−195754号公報
本発明は、簡単な構造で安価に製作出来、スライドレールの構造に関係なく、移動側部材と固定側部材間に引き込み機能を設ける事が出来、しかも、好ましい収納感覚、引き出し感覚を簡単に得ることができ、さらに、使用場所に応じた引き込み感覚、引き込み力の選択も容易に行う事が可能な移動側部材の引き込み装置を提供することを課題とする。
そこで、上記課題を解決する為、本発明が第1の手段として構成したところは、固定側部材あるいは移動側部材のいずれか一方側に取付けられた弾性圧接部材と、弾性圧接部材に対応して他方側に取付けられた回動引き込み部材からなり、弾性圧接部材は、移動側部材の収納途中で回動引き込み部材に弾性的に圧接し、弾性圧接部材と圧接しながら移動側部材が収納される途中で、回動引き込み部材は回動して、移動側部材に引き込み力を付与し、移動側部材が収納状態となると、回動引き込み部材は通常姿勢に復帰し、移動側部材が収納状態から引き出し方向に移動するときは、弾性圧接部材は通常姿勢となった回動引き込み部材に圧接しないものである。
次に、本発明が第2の手段として構成したところは、第1の手段としての構成に加え、回動引き込み部材は、移動側部材の収納時、通常姿勢で弾性圧接部材と圧接する押し込み案内路と、回動姿勢で弾性圧接部材と圧接し、移動側部材を引き込む引き込み案内路を連続して有しているものである。
次に、本発明が第3の手段として構成したところは、第2の手段としての構成に加え、弾性圧接部材は、回動引き込み部材の押し込み案内路と引き込み案内路に前端部分が圧接する方向に回動力が付勢された弾性圧接腕を有し、引き込み案内路は、回動引き込み部材が回動したとき、弾性圧接腕の先端の圧接力が移動側部材を最終収納位置となす方向への引き込み力に変化させる方向に傾斜し、引き込み案内路と押し込み案内路は屈折して配設されているものである。
次に、本発明が第4の手段として構成したところは、スライドレールの移動側メンバーの収納側端部に取付けられた弾性圧接部材と、スライドレールの固定側メンバーの収納側端部に取付けられた回動引き込み部材からなり、回動引き込み部材は、移動側部材の収納時、通常姿勢で弾性圧接部材と圧接する押し込み案内路と、回動姿勢で弾性圧接部材と圧接し、移動側部材を引き込む引き込み案内路を連続して有し、弾性圧接部材は、回動引き込み部材の押し込み案内路と引き込み案内路に前端部分が圧接する方向に回動力が付勢された弾性圧接腕を有し、引き込み案内路は、回動引き込み部材が回動したとき、弾性圧接腕の先端の圧接力が移動側部材を最終収納位置となす方向への引き込み力に変化させる方向に傾斜して、押し込み案内路と屈曲して配設され、移動側部材が収納状態となると、回動引き込み部材は通常姿勢に復帰し、移動側部材が収納状態から引き出し方向に移動するときは、弾性圧接部材は通常姿勢となった回動引き込み部材に圧接しないものである。
請求項1に記載の発明によると、引き込み装置は、固定側部材あるいは移動側部材のいずれか一方側に取付けられる弾性圧接部材と、弾性圧接部材に対応して他方側に取付けられた回動引き込み部材から構成されているので、スライドレールに直接取付けなくても(もちろん、取付けても良いことは云うまでもない。)、スライドレールの引き込み機能を得る事ができる。すなわち、スライドレールの移動側メンバーと家具本体、あるいは、引出し部と固定側メンバー、あるいは、引出し部と家具本体に取付けておけば、移動側部材の引き込み機能を得ることができる。したがって、スライドレールの種類に影響されずに使用できるので汎用性に優れ、引き込み機能を得る為にスライドレールに特殊な加工を施す必要がなく安価に製作出来る。
さらに、弾性圧接部材は、移動側部材の収納途中で回動引き込み部材に弾性的に圧接し、弾性圧接部材と圧接しながら移動側部材が収納される途中で、回動引き込み部材は回動して、移動側部材に引き込み力を付与し、移動側部材が収納状態となると、回動引き込み部材は通常姿勢に復帰し、移動側部材が収納状態から引き出し方向に移動するときは、弾性圧接部材は通常姿勢となって回動引き込み部材に圧接しないので、移動側部材の停止状態(収納状態)から引出す時の初期摺動力に影響を与えることがなく、引き出し感覚を簡単に得ることができる。
請求項2に記載の発明によると、前記効果に加え、回動引き込み部材は、移動側部材の収納時、通常姿勢で弾性圧接部材と圧接する押し込み案内路と、回動姿勢で弾性圧接部材と圧接し、移動側部材を引き込む引き込み案内路を連続して有しているので、弾性圧接部材が引き込み案内路に圧接しても、移動側部材の摺動途中であるから、摺動中の加速度と相殺され、摺動力が急激に重くなる感覚はほとんどない。
むしろ、継続して収納摺動力を付加せず、初期動作だけで勢いよく移動側部材を収納した場合には、弾性圧接部材が押し込み案内路に達した時点でブレーキ効果が働き、かえって安全である。
請求項3に記載の発明によると、前記効果に加え、弾性圧接部材は、回動引き込み部材の押し込み案内路と引き込み案内路に前端部分が圧接する方向に回動力が付勢された弾性圧接腕を有しているので、弾性圧接腕の長さを選択する事によって、引き込み開始位置を使用場所に応じて選択することができる。
又、引き込み案内路は、回動引き込み部材が回動したとき、弾性圧接腕の先端の圧接力が移動側部材を最終収納位置となす方向への引き込み力に変化させる方向に傾斜し、引き込み案内路と押し込み案内路は屈折して配設されているので、回動引き込み部材の高さ寸法を小さく形成することができ、引き込み装置全体をコンパクトに構成することが可能である。
請求項4に記載の発明によると、前記請求項1から3に記載の発明の効果を併せ持つと共に、弾性圧接部材はスライドレールの移動側メンバーの収納側端部に取付けられ、回動引き込み部材はスライドレールの固定側メンバーの収納側端部に取付けられているので、通常、外部から目視されることがなく、スライドレールを取り替えるだけで、引き込み機能を持つキャビネット等を提供することができる。
スライドレールの移動側メンバーの収納側端部に取付けられた弾性圧接部材と、スライドレールの固定側メンバーの収納側端部に取付けられた回動引き込み部材からなり、回動引き込み部材は、移動側部材の収納時、通常姿勢で弾性圧接部材と圧接する押し込み案内路と、回動姿勢で弾性圧接部材と圧接し、移動側部材を引き込む引き込み案内路を連続して有し、弾性圧接部材は、回動引き込み部材の押し込み案内路と引き込み案内路に前端部分が圧接する方向に回動力が付勢された弾性圧接腕を有し、引き込み案内路は、回動引き込み部材が回動したとき、弾性圧接腕の先端の圧接力が移動側部材を最終収納位置となす方向への引き込み力に変化させる方向に傾斜して、押し込み案内路と屈曲して配設され、移動側部材が収納状態となると、回動引き込み部材は通常姿勢に復帰し、移動側部材が収納状態から引き出し方向に移動するときは、弾性圧接部材は通常姿勢となった回動引き込み部材に圧接しないものである。
以下、添付図面に基づいて実施例を説明する。
図1、図2、図3において、符号1は固定側メンバーを示し、符号2は移動側メンバーを示し、符号3はボールリテーナーを示し、符号50は、スライドレール100の引き込み装置を示している。そして、図1において左側斜め下方向を収納側、右側斜め上方向を引き出し側として説明する。
固定側メンバー1は、金属製の細長条板の短手両端部を外向き円弧状に折り曲げた外面長手方向にボール案内溝を有する上下の両折曲縁11、11と、家具等の本体側と連結される固定側メンバー基板12より断面略C字形に形成されている。
そして、固定側メンバー基板12の引き出し側端部を移動側メンバー2方向に折り曲げて固定側移動時ストッパー14が形成され、固定側メンバー基板12の収納側端部に引き込み部材連結座71を介して引き込み装置50の回動引き込み部材7が取付けられている。
ボールリテーナー3は、帯条金属板にて固定側メンバー1、移動側メンバー2間に挿入可能な大きさで、かつ、両メンバー1、2の半分以下の長さで、基板31と上下の折曲片32、32からなり、上下の両折曲片32、32の摺動方向の数箇所に複数個のボール30・・・を回転自在に保持している。
移動側メンバー2は、固定側メンバー1と対向した同形同長に形成され、金属製の細長条板の短手両端部を内向き円弧状に折り曲げて形成された内面長手方向にボール案内溝を有する上下の両折曲縁21、21と、移動側メンバー基板22より、断面略C字形に形成されている。
そして、移動側メンバー基板22の引き出し側端部を固定側メンバー1方向に折り曲げて形成された移動側収納時ストッパー23と、移動側メンバー基板22の収納側端部を固定側メンバー1方向に折り曲げて形成された移動側移動時ストッパー24を有している。
実施例のスライドレール100は上記の如く構成され、スライドレール100の最大伸長時には、移動側メンバー2の移動側移動時ストッパー24が緩衝部材を介してボールリテーナー3の収納側端面に当接し、ボールリテーナー3の引出し側端面は緩衝部材を介して固定側メンバー1の固定側移動時ストッパー14の内面に当接している。
一方、スライドレール100の最短収縮状態では、移動側メンバー2の引出し側端部の移動側収納時ストッパー23が緩衝部材を介して固定側メンバー1の収納側端部に形成された固定側移動時ストッパー14の外面に当接している。
引き込み装置50は、移動側メンバー2(あるいは、移動側メンバー2が連結される移動側部材)の収納側端部に取付けられる弾性圧接部材5と、弾性圧接部材5に対応して固定側メンバー1(あるいは、固定側メンバー1が連結される固定側部材)の収納側端部に取付けられる回動引き込み部材7より構成されている。
弾性圧接部材5は、引張りバネ51と、引張りバネ51によって所定方向に回動力が付与された弾性圧接腕8より構成されている。
弾性圧接腕8は、スライドレール100の厚み方向に扁平な板状で、収納側に長く突出し、移動側メンバー基板22の外側に連結ピン81にて、引出側端部が回動自在に連結されている。
そして、前記引き込み部材連結座71方向に突出し、移動側メンバー2の収納時、回動引き込み部材7に当接する圧接ピン82(図3に示す。)を収納側端部に有し、前記引き込み部材連結座71の反対方向(外側方向)に突出し、前記引張りバネ51の一端部が連結される、圧接腕側連結用突片83を収納側端部に有している。
引張りバネ51は、一端が前記圧接腕側連結用突片83に取付けられ、他端が、移動側メンバー基板22の収納側端部に形成された外側方向に突出するメンバー側連結用突部84に取付けられて、弾性圧接腕8に、図5で時計回りの回動力を付与し、圧接ピン82が移動側メンバー2の下折曲縁21の下面に当接して、弾性圧接腕8の回動は停止している。
回動引き込み部材7は、引出側から収納側に向って下方に傾斜する押し込み案内路72と、押し込み案内路72の収納側端部から収納側に向って上方に傾斜して、押し込み案内路72と屈曲して配設された引き込み案内路73を連続して有し、押し込み案内路72と引き込み案内路73の屈曲部分を回動用連結ピン74にて、回動自在に引き込み部材連結座71の外側面に取付けられている。
そして、引き込み案内路73の所定寸法上方に位置して、回動引き込み部材7の通常姿勢で、略水平面となるバネ支持面75が移動側メンバー2の下折曲縁21の下面間に回動用空間750を有して形成され、引き込み案内路72の引出側端部から収納方向に渡って延設された、回動引き込み部材7の通常姿勢を維持するためのストッパー面76が形成され、ストッパー面76の収納側端部からバネ支持面75に渡ってバネ配設面77が形成され、回動引き込み部材7は下向きへの字形に形成されている。
すなわち、回動引き込み部材7は、バネ支持面75と引き込み部材連結座71の外側面間に配設されたバネ70にて、図4に示す状態において常に反時計回りの方向に回動力が付与されている。
そして、引き込み部材連結座71に形成された外方に突出するストッパー突片711(図3に示す。)にストッパー面76が下方から当接し、回動引き込み部材7は、ストッパー面76が移動側メンバー2の下折曲縁21の下面にほぼ当接する位置で停止し、押し込み案内路72と移動側メンバー2の下折曲縁21の下面が連続する姿勢(通常姿勢)が維持される。
本発明は上記の如く構成され、図2、図4に示すように、移動側メンバー2が収納されて、圧接ピン82が移動側メンバー2の下折曲縁21の収納側端部の下面に当接して、回動引き込み部材7の引出側に位置した状態(移動側メンバー2が引出された状態)から、移動側メンバー2が収納されていくと、圧接ピン82が移動側メンバー2の下折曲縁21の下面から押し込み案内路72に当接しながら、引張りバネ51の引張り力に抗して、弾性圧接腕8を図4から反時計回りに回動して、収納方向に移動すると共に、押し込み案内路72と引き込み案内路73の連続箇所に圧接ピン82が達する。(図5に示す状態。)
この時、回動引き込み部材7のストッパー面76がストッパー突片711の下面に当接しているので、圧接ピン82(弾性圧接部材8)によって回動引き込み部材7は、図5で反時計廻りの方向に回動する事はない。
そして、圧接ピン82が、引き込み案内路73の引出側で、回動用連結ピン74の収納側に位置したとき、引張りバネ51の引張り力によって回動引き込み部材7は回動用連結ピン74を中心として、図5から時計回りの方向に回動し、図6に示す状態となる。
この状態で、引き込み案内路73は、収納方向で上方に傾斜し、圧接ピン82は、時計回りの方向の回動力が付与されて引き込み案内路73に圧接するので、弾性圧接部材8(弾性圧接部材8と連結された移動側メンバー2)は、収納方向に引き込まれ、移動側部材が収納状態となり、引き手等に設けられたラッチ装置が固定側部材と係止し、移動側部材の収納状態が維持される。
この状態で、圧接ピン82は、引き込み案内路73の収納側端部から収納側に位置し、移動側メンバー2の下折曲縁21の収納側端部の下面に当接するので、回動引き込み部材7は、バネ70にて、反時計回りの方向に回動し、ストッパー面76がストッパー突片711の下面に当接して通常姿勢に復帰し、バネ支持面75と移動側メンバー2の下折曲縁21の下面間に回動用空間750を形成する。
次に、移動側部材を引き出す時は、引き手等に設けられたラッチ装置を操作して、固定側部材との係止状態を解除しながら、移動側部材(移動側メンバー2)を引出すと、圧接ピン82は、移動側メンバー2の下折曲縁21の収納側端部の下面に当接した状態で、前記回動用空間750を移動し、やがて、ストッパー面76の収納側端部縁部(バネ配設面77の上端縁)に接触し、バネ70の弾性に抗して時計回りの方向に、回動引き込み部材7を回動させ(図8に示す状態)、ストッパー面76の上面を通過し、回動引き込み部材7の引出し側に位置し、回動引き込み部材7はバネ70によって通常姿勢に復帰する。(図4に示す状態。)
すなわち、引出しの初期動作において、回動引き込み部材7と弾性圧接部材5は、全く影響し合わないので、初期摺動力が従来に比較して非常に軽い。
又、圧接ピンが押し込み案内路に収納途中で圧接するので、理論的には摺動力が重くなるが、実際に使用状態では、すでにある程度の加速度がついた状態となっているので、使用者に摺動力が急に重くなった印象を与えることはなく、むしろ、最終収納状態に近づいたことを、使用者に感知させる効果がある。
尚、実施例では、回動引き込み部材7は、スライドレール100の固定側メンバー1の収納側端面に引き込み部材連結座71を介して取付けられ、弾性圧接部材5は移動側メンバー2に取付けられた構成となっているが、スライドレール100と関係なく回動引き込み力付加部材7をキャビネット等の固定側部材の収納側端部に設け、弾性圧接部材5をスライドレールを介して固定側部材に収納、引出し自在として引出しの収納側端部に設けるようにしても良い。
本発明を具備したスライドレールの斜視図 移動側メンバーがやや引出された状態の本発明を具備したスライドレールの斜視図 移動側部材の収納時、弾性圧接部材が回動引き込み部材に近づいた状態の説明図 圧接ピンが押し込み案内路に圧接している状態の説明図 圧接ピンが押し込み案内路と引き込み案内路間に位置した状態の説明図 圧接ピンが引き込み案内路に位置した状態の説明図 移動側メンバーが完全に収納された状態の説明図 圧接ピンがストッパー面の収納側端部縁部に接触した状態の説明図
符号の説明
1 固定側メンバー
11、11 上下折曲縁
100 スライドレール
2 移動側メンバー
5 弾性圧接部材
50 引き込み装置
7 回動引き込み部材
72 押し込み案内路
73 引き込み案内路
8 弾性圧接腕
82 圧接ピン

Claims (4)

  1. 固定側部材あるいは移動側部材のいずれか一方側に取付けられた弾性圧接部材と、弾性圧接部材に対応して他方側に取付けられた回動引き込み部材からなり、弾性圧接部材は、移動側部材の収納途中で回動引き込み部材に弾性的に圧接し、弾性圧接部材と圧接しながら移動側部材が収納される途中で、回動引き込み部材は回動して、移動側部材に引き込み力を付与し、移動側部材が収納状態となると、回動引き込み部材は通常姿勢に復帰し、移動側部材が収納状態から引き出し方向に移動するときは、弾性圧接部材は通常姿勢となった回動引き込み部材に圧接しないことを特徴とする移動側部材の引き込み装置。
  2. 回動引き込み部材は、移動側部材の収納時、通常姿勢で弾性圧接部材と圧接する押し込み案内路と、回動姿勢で弾性圧接部材と圧接する移動側部材を引き込む引き込み案内路を連続して有していることを特徴とする請求項1に記載の移動側部材の引き込み装置。
  3. 弾性圧接部材は、回動引き込み部材の押し込み案内路と引き込み案内路に前端部分が圧接する方向に回動力が付勢された弾性圧接腕を有し、引き込み案内路は、回動引き込み部材が回動したとき、弾性圧接腕の先端の圧接力が移動側部材を最終収納位置となす方向への引き込み力に変化させる方向に傾斜し、引き込み案内路と押し込み案内路は屈折して配設されていることを特徴とする請求項2に記載の移動側部材の引き込み装置。
  4. スライドレールの移動側メンバーの収納側端部に取付けられた弾性圧接部材と、スライドレールの固定側メンバーの収納側端部に取付けられた回動引き込み部材からなり、回動引き込み部材は、移動側部材の収納時、通常姿勢で弾性圧接部材と圧接する押し込み案内路と、回動姿勢で弾性圧接部材と圧接し、移動側部材を引き込む引き込み案内路を有し、弾性圧接部材は、回動引き込み部材の押し込み案内路と引き込み案内路に前端部分が圧接する方向に回動力が付勢された弾性圧接腕を有し、引き込み案内路は、回動引き込み部材が回動したとき、弾性圧接腕の先端の圧接力が移動側部材を最終収納位置となす方向への引き込み力に変化させる方向に傾斜し、移動側部材が収納状態となると、回動引き込み部材は通常姿勢に復帰し、移動側部材が収納状態から引き出し方向に移動するときは、弾性圧接部材は通常姿勢となった回動引き込み部材に圧接しないことを特徴とする移動側部材の引き込み装置。
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