JP2611556B2 - 二重引き出し防止機能付ラッチ装置 - Google Patents

二重引き出し防止機能付ラッチ装置

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JP2611556B2
JP2611556B2 JP3044239A JP4423991A JP2611556B2 JP 2611556 B2 JP2611556 B2 JP 2611556B2 JP 3044239 A JP3044239 A JP 3044239A JP 4423991 A JP4423991 A JP 4423991A JP 2611556 B2 JP2611556 B2 JP 2611556B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数個の引出しが列設
されたキャビネット等の保管庫のラッチ装置であって、
同時に二つ以上の引出しを引き出すことができない二重
引き出し防止機能付ラッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数個の引出しが列設されたキャ
ビネット等の保管庫において、引出しに設けたラッチと
本体側に設けたラッチ受け具とを互いに係合可能とする
とともに、把手に設けた指掛板に連動して前記ラッチが
変位して、それに対応するラッチ受け具との係合を解除
することができるラッチ機構としては、例えば実公昭60
−23413 号公報にて開示されているように公知である。
【0003】また、前述の保管庫において、一つの施錠
操作によって全ての引出しを引き出し不能となしてロッ
クすることができる同時ロック装置も、例えば実公昭60
−6132号公報にて開示されているように公知である。
【0004】ところで、従来のラッチ機構を有する保管
庫にあっては、同時ロックを解除した使用可能状態で、
特定の引出しを引き出して使用している間に他の引出し
も引き出すことができるので、同時に二つ以上の引出し
を引き出して使用することが頻繁に生じる。
【0005】しかし、引出しには書類等が密に収納され
ていることが多く、その重量たるは想像以上であり、同
時に二つ以上の引出しを引き出した場合には、その重量
によって保管庫が前方に倒れそうになる若しくは倒れる
ことは経験的である。特に上下に引出しを多段に設けた
保管庫では、それは使用者にとって非常に危険である。
そのため、保管庫の後部を壁等に固定したり又は隣接す
る保管庫に連結したりして前倒れを防止していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明が前述の状況に
鑑み、解決しようとするところは、複数個の引出しを有
するキャビネット等の保管庫に前倒れ防止の処置を施す
ことなく、同時に二つ以上の引出しを引き出せないよう
にすることによってその問題の解決を図るのである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題解
決のために、複数個の引出しが列設されたキャビネット
等の保管庫のラッチ装置であって、各引出しに引き出し
動作時に使用する指掛板と連動して変位するラッチを設
けるとともに、保管庫本体に該ラッチと対をなして係合
するラッチ受け具を設け、該ラッチ受け具にはそれぞれ
連動して回動可能且つラッチの変位に伴って回動可能と
なしたカムを備え、特定の引出しの引き出し動作に伴っ
て回動したカムが、他の引出しのラッチの変位を規制し
てラッチ受け具との係合を維持するとともに、前記特定
の引出しの格納動作に伴ってそのラッチによって前記カ
ムが回動復帰して他の引出しを引き出し可能としてなる
二重引き出し防止機能付ラッチ装置を構成した。
【0007】
【作用】以上の如き内容からなる本発明の二重引き出し
防止機能付ラッチ装置は、特定の引出しを引き出して使
用している間は、その引き出し動作に伴うラッチの変位
によって、各ラッチ受け具に備えたカムが他の引出しの
ラッチの変位を規制してラッチ受け具との係合を維持す
る状態に連動回動するのである。また、引き出した前記
特定の引出しを押し込み格納すると、その格納動作に伴
ってその引出しのラッチがそれに対応するラッチ受け具
に備えた前記カムを回動復帰させ、それと連動する他の
全てのカムを初期状態となし、もって他の引出しの引き
出しを可能とするものである。
【0008】
【実施例】次に添付図面に示した実施例に基づき更に本
発明の詳細を説明する。
【0009】図1は本発明の代表的実施例、図2はその
要部を示し、図中Aはキャビネット等の保管庫、Bはラ
ッチ装置、Cは施錠装置を示し、1は保管庫本体、2は
引出しをそれぞれ示している。
【0010】前記保管庫Aは、保管庫本体1に複数個の
引出し2,…を列設し、それぞれ独立して引き出し可能
となした通常構造のものである。本実施例では、上下に
多段に引出し2を設けたものを示したが、横方向に複数
個の引出し2を列設したものでもよい。引出し2は、前
面に前板3を有し、その適所に凹所を設けた把手4を設
けたものであり、前記保管庫本体1にサスペンションレ
ール等によって支持されている。また、保管庫本体1の
側板5と引出し2の前板3後方であって図示しない収容
部間には適宜な間隙を有するものとする。
【0011】次に、ラッチ装置Bについて以下に述べ
る。前記引出し2の前板3の側部背後には、垂直な回転
軸6にて回動可能なラッチ7が突設され、該ラッチ7は
バネ8にて外側方へ付勢されている。また、前記回転軸
6には水平な屈曲片9を一体形成し、前記把手4の凹所
内に配した前後回動可能な指掛板10の操作軸11の垂直な
屈曲片12と前記屈曲片9を関係づけ、もって引き出し動
作時に指掛板10を引くと、操作軸11、屈曲片12、屈曲片
9及び回転軸6を介してラッチ7を内側方へ回動するよ
うになしている。そして、図2及び図3に示すようにラ
ッチ7の先端部には側方へ開口した係合孔13を形成する
とともに、先端は平面視略半円形に形成し、そのやや基
端側内方に凹部を形成して操作部14となし、更に該操作
部14より基端側内方にストッパー15を突設している。
【0012】また、前記保管庫本体1の側板5には、図
2及び図3に示すように前記ラッチ7と対応する内面位
置にラッチ受け具16を固定している。ラッチ受け具16
は、前記側板5に固定するための基板部17を有し、該基
板部17には、前記ラッチ7の係合孔13に係合し、引出し
2の引き出しを規制するための係合爪18が前端部内方に
一体突設している。この係合爪18は平面視略三角形をな
し、前面側を斜面19となしている。
【0013】また、ラッチ受け具16の基板部17後部には
垂直に配したシャフト20を回動可能に支持し得る軸受21
を形成している。更に、基板部17の後端には内方へ延び
た平面視略く字形の上下一対の支承部22,22を所定間隔
を隔てて一体形成し、該支承部22,22の先端間にはカム
23を水平回動可能に取付けている。カム23の先端部に
は、その支軸24の方向に延びた長孔25が設けられ、前記
シャフト20から内側方へ延びた作動扞26の先端に屈曲形
成した垂直片27を該長孔25に遊挿し、該カム23の回動に
伴って前記シャフト20を回動可能となし、また逆にシャ
フト20の回動に伴ってカム23を回動可能となしている。
また、カム23の先端外周縁には凹陥部28が形成され、該
凹陥部28から右回り方向の外周面を前記支軸24を中心と
なした円弧面29となしている。更に、該円弧面29の終端
から支軸24の方向に向かって大きく切り込んだ切欠部30
を形成し、該切欠部30には前記ラッチ7の操作部14を収
容可能となしている。そして、該切欠部30の円弧面29側
の側面はやや窪んだ押圧面31となし、それと対向する他
側部は切欠部30側へ弾性的に屈曲可能なロック片32とな
している。また、該ロック片32の外側には、それとは分
離して前記カム23に固定し、該ロック片32の外側への傾
動を規制する受部33を設けている。尚、前記ロック片32
は本実施例では合成樹脂製のカム23と一体形成し、その
樹脂の弾性特性を利用してバネ効果を持たせているが、
カム23と別体の金属製のバネを該カム23に埋設すること
も可能であり、またカム23に別部材を回動可能に取付
け、その部材を受部33の方向に弾性付勢することも可能
である。また、本実施例におけるカム23の形状は、これ
に限定されるものではなく、それと同様な作用を有する
ものであれば、他の形状及び構造も適宜採用される。
【0014】次に、施錠装置Cについて以下に述べる。
前記シャフト20の上端には、略直角に折曲した後、垂直
に折曲してクランク部34を形成し、該クランク部34先端
に設けた立片35の先端部と保管庫本体1の側板5間に引
張りコイルバネ36若しくはそれと同等のバネを装着し、
シャフト20が回動して引張りコイルバネ36が該シャフト
20の軸線上を通過した際に、その両回動終点状態を維持
するようにしている。ここで、前記クランク部34は保管
庫本体1の天板部37内に位置させている。一方、該天板
部37の前面の適所には錠前38が取付けられ、該錠前38に
は施錠、開錠操作に伴って側方へ出没する錠扞39を有
し、該錠扞39の先端には施錠部材40が固定されている。
そして、中央部が支軸41で水平回動可能に支持された回
動板42の前方に位置する一端43の内側に、前記施錠部材
40の突出方向端面が当接し、施錠時に施錠部材40が外側
方に移動して、前記回動板42を左回りに回転させ、その
他端44によって前記クランク部34の立片35を押圧して、
シャフト20に右回りの回転を与えるのである。尚、前記
錠前38の構造及びその施錠、開錠操作に伴って変位する
錠扞39、施錠部材40とその変位を前記シャフト20の回転
に変換する伝達機構は前記実施例に限定されるものでは
なく、適宜な構造、機構が採用される。
【0015】しかして、本発明の二重引き出し防止機能
付ラッチ装置の動作について以下に説明する。先ず、施
錠装置Cによるロックを解除し、全ての引出し2を保管
庫本体1に格納した場合には、図3に示す状態にある。
即ち、ラッチ7の係合孔13とラッチ受け具16の係合爪18
は係合するとともに、前記カム23は左回りの終点に位置
している。この状態では、引出し2の前方移動は係合孔
13と係合爪18の関係によって規制されている。また、施
錠部材40は左側に位置しているので、回動板42はフリー
になっている。
【0016】次に、図3の状態から、ある特定の引出し
2を引き出す場合、その把手4の指掛板10を持って手前
に引くとラッチ7は内側に回転し、その操作部14は、カ
ム23に設けたロック片32に当接して、カム23に右回りの
回転力を与えるとともに、垂直片27及び作動扞26を介し
て引張りコイルバネ36の弾性力に抗してシャフト20に左
回りの回転力を与える。カム23とシャフト20が回転し
て、やがて引張りコイルバネ36がシャフト20を通り越す
と、その引張りコイルバネ36による左回りの回転力がシ
ャフト20に付与されてカム23は自動的に右回り終点まで
回転して図4に示す状態になる。この場合、クランク部
34の立片35に回動板42の他端44が当接していると、カム
23の回転に伴って該回動板42も右回りに回転する。図4
の状態になると、ラッチ7の係合孔13とラッチ受け具16
の係合爪18との係合関係は解除されるとももに、そのス
トッパー15が引出し2の側壁45に当接して過剰なラッチ
7の変位によって前記ロック片32が破損することを防止
している。そして、引出し2を手前に引き出すことがで
きるのである。
【0017】ここで、引き出した引出し2のラッチ7に
対応するラッチ受け具16のカム23は前述のように右回り
終点まで回転したが、その他の格納状態にある引出し
2,…に対応するカム23,…もシャフト20、作動扞26及
び垂直片27を介して連動しているので、図5に示すよう
に同様に右回り終点まで回転する。この場合、格納状態
の引出し2のラッチ7には変位を与えないので、依然と
してその係合孔13とそれと対をなすラッチ受け具16の係
合爪18とは係合状態を維持している。その際、カム23が
右回りに回転すると、該カム23の円弧面29が対応するラ
ッチ7の操作部14に接触することなく又はラッチ7に変
位を与えない程度に若干接触して通過し、その右回り終
点ではラッチ7の操作部14は凹陥部28の近傍に位置す
る。そして、この状態で、格納状態の引出し2の指掛板
10をもって手前に引いた場合、それと連動したラッチ7
は内側に変位しようとするが、その操作部14がカム23の
凹陥部28に当接して、右回り終点にあるカム23を更に回
転させることができず、結果としてそのラッチ7の変位
は規制され、その引出し2を引き出すことを防止してい
る。これは、カム23の回転半径よりラッチ7の回転半径
が大きいことによる。
【0018】そして、引き出した引出し2を格納するに
は、引出し2の前板3を押し込めば、図4に示すように
ラッチ7の操作部14は対応するラッチ受け具16の係合爪
18の斜面19を慴動して内方へ変位しながら右回り終点に
位置するカム23の切欠部30内に進入し、操作部14がカム
23の押圧面31を押して該カム23に左回りの回転力を与え
るとともに、該ラッチ7の外側への弾性付勢力によって
その係合孔13が係合爪18の先端部を受け入れる。それか
ら、カム23の左回りの回転に伴って垂直片27、作動扞26
を介してシャフト20が引張りコイルバネ36の弾性力に抗
して右回りの回転をし、引張りコイルバネ36がシャフト
20を通過すると、その弾性力によってシャフト20に右回
りの回転力を付与してカム23を自動的に左回り終点まで
回動復帰させる。このカム23の左回りの初期の回転力付
与に関しては、引出し2の押し込みによるラッチ7の後
方変位とラッチ7の外側への弾性力によって行うのであ
る。こうして、図3に示す格納状態に復帰するのであ
る。
【0019】次に、全引出し2,…をロックする場合に
は、図6に示すように前記引出し2を格納状態となした
後、錠前38に鍵を差して回転すると、錠扞39が突出し、
それによって施錠部材40が回動板42の一端43を外側方へ
押し、該回動板42が介してしてその他端44によってクラ
ンク部34の立片35を押し、シャフト20、作動扞26及び垂
直片27を介して左回り終点に位置するカム23の状態を維
持するのである。この状態で、何れかの引出し2を引き
出そうと指掛板10を手前に引いても、そのラッチ7の操
作部14がロック片32に当接して、それ以上のラッチ7の
内側変位を規制し、もって係合孔13と係合爪18の係合状
態を解除するには至らないのである。
【0020】このように、本発明は常に一つの引出し2
を引き出して使用している間は、他の引出し2が引き出
されることを防止し、常に一つの引出し2のみが保管庫
本体1から引き出されるのである。こうすることによ
り、引き出した引出し2の重量とその他の引出し2,…
を含む保管庫本体1の重量のバランスを後方に常に位置
させ、保管庫Aの安定化が図れるのである。
【0021】ところで、全ての引出し2,…を格納状態
となした後に、前述の如く施錠装置Cを操作して全引出
し2をロックすれば問題はないが、引き出した引出し2
を完全に格納しないまま、施錠装置Cを操作してロック
状態にする場合も生じる。この場合には、従来は再度施
錠装置Cを操作してロックを解除した後、引き出した引
出し2を完全に格納し、それから再度施錠装置Cを操作
してロック状態にしていたが、本発明の装置によれば、
引出し2を引き出したままロック状態となしても、図7
に示すようにその引出し2を押し込むことによって、そ
の引出し2までもロック状態となすことが可能である。
【0022】即ち、右回り終点にカム23がある状態で引
出し2を押し込むと、そのラッチ7の操作部14は対応す
るラッチ受け具16の係合爪18の斜面19を慴動してカム23
のロック片32の内側に当接した後、該ロック片32を外側
にその弾性力に抗して切欠部30側に曲げ、ラッチ7の係
合孔13が係合爪18を受け入れ、更に引出し2を押し込む
と、その押し込み力とラッチ7の外側方への弾性付勢力
によって更にロック片32が曲げられ、やがて前記操作部
14の先端がロック片32を通過すると、そのロック片32は
元の受部33に接触した状態に復元するとともに、ラッチ
7はその弾性付勢力によって、係合孔13と係合爪18の改
善な係合状態が実現できる。この状態は、全ての引出し
2を完全格納した後、施錠装置Cを操作してロックした
状態と同じである。
【0023】以上述べた実施例は本発明の代表的なもの
であるが、指掛板10とラッチ7の連動機構、ラッチ7と
ラッチ受け具16との係合機構、ラッチ7とカム23の回動
機構、カム23とシャフト20の連動機構、シャフト20と施
錠装置Cの連動機構は前述の実施例に限定されるもので
はなく、特定の引出し2の引き出し動作に伴ってラッチ
7が変位し、その変位によってカム23を回転させ、その
引出し2を引き出し可能となすとともに、該カム23と連
動して他の全てのカム23が同様に回転するにもかかわら
ず、他の引出し2のラッチ7の変位を引き出し不能とな
すべく規制するものであればよい。
【0024】
【発明の効果】以上にしてなる本発明の二重引き出し防
止機能付ラッチ装置によれば、複数個の引出しが列設さ
れたキャビネット等の保管庫のラッチ装置であって、各
引出しに引き出し動作時に使用する指掛板と連動して変
位するラッチを設けるとともに、保管庫本体に該ラッチ
と対をなして係合するラッチ受け具を設け、該ラッチ受
け具にはそれぞれ連動して回動可能且つラッチの変位に
伴って回動可能となしたカムを備え、特定の引出しの引
き出し動作に伴って回動したカムが、他の引出しのラッ
チの変位を規制してラッチ受け具との係合を維持すると
ともに、前記特定の引出しの格納動作に伴ってそのラッ
チによって前記カムが回動復帰して他の引出しを引き出
し可能としてなるので、特定の引出しを引き出して使用
している間は、その引き出し動作に伴うラッチの変位に
よって、各ラッチ受け具に備えたカムが他の引出しのラ
ッチの変位を規制してラッチ受け具との係合を維持する
状態に連動回動し、ある一つの引出しを引き出して使用
している間は他の引出しの引き出しを規制し、もって保
管庫の前倒れをその重量バランスのみで防止することが
できるのである。
【0025】また、引き出した前記特定の引出しを押し
込み格納すると、その格納動作に伴ってその引出しのラ
ッチがそれに対応するラッチ受け具に備えた前記カムを
回動復帰させ、それと連動する他の全てのカムを初期状
態となし、もって他の引出しの引き出しを可能とするこ
とができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のラッチ装置を適用して保管庫の簡略斜
視図である。
【図2】同じくその要部を示す斜視図である。
【図3】全引出しを格納した通常状態の要部の横断平面
図である。
【図4】特定の引出しを引き出し可能となした状態の要
部の横断平面図である。
【図5】図4の状態における他の引出しの状態を示す要
部の横断平面図である。
【図6】全引出しをロックした状態の要部の横断平面図
である。
【図7】一つの引出しを引き出したまま施錠装置でロッ
ク状態となした後そのに引出しを格納する状態を示した
要部の横断平面図である。
【符号の説明】
A 保管庫 B ラッチ装置 C 施錠装置 1 保管庫本体 2 引出し 3 前板 4 把手 5 側板 6 回転軸 7 ラッチ 8 バネ 9 屈曲片 10 指掛板 11 操作軸 12 屈曲片 13 係合孔 14 操作部 15 ストッパー 16 ラッチ受け具 17 基板部 18 係合爪 19 斜面 20 シャフト 21 軸受 22 支承部 23 カム 24 支軸 25 長孔 26 作動扞 27 垂直片 28 凹陥部 29 円弧面 30 切欠部 31 押圧面 32 ロック片 33 受部 34 クランク部 35 立片 36 引張りコイルバ
ネ 37 天板部 38 錠前 39 錠扞 40 施錠部材 41 支軸 42 回動板 43 一端 44 他端 45 側壁

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の引出しが列設されたキャビネッ
    ト等の保管庫のラッチ装置であって、各引出しに引き出
    し動作時に使用する指掛板と連動して変位するラッチを
    設けるとともに、保管庫本体に該ラッチと対をなして係
    合するラッチ受け具を設け、該ラッチ受け具にはそれぞ
    れ連動して回動可能且つラッチの変位に伴って回動可能
    となしたカムを備え、特定の引出しの引き出し動作に伴
    って回動したカムが、他の引出しのラッチの変位を規制
    してラッチ受け具との係合を維持するとともに、前記特
    定の引出しの格納動作に伴ってそのラッチによって前記
    カムが回動復帰して他の引出しを引き出し可能としてな
    ることを特徴とする二重引き出し防止機能付ラッチ装
    置。
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