JP4699705B2 - スライドレールの収納時保持装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機の内部機器や家具等の抽斗を本体内に収納した時、床面の状態や本体の移動時に抽斗等が飛び出すのを防止するスライドレールの収納時保持装置に関するものである。
従来、移動側メンバーが固定側メンバーに収納された状態で、固定側メンバーの後端部に設けられた保持部材によって、移動側メンバーの収納状態が保持されるスライドレールの収納時保持装置において、前記保持部材は、固定側メンバーと連結される連結基部と、移動側メンバーの摺動面の外方に位置して、連結基部側より前方に突出する係合脚部が合成樹脂材にて一体に形成され、係合脚部は弾性脚体と、弾性脚体の前端部に位置し、移動側メンバーが固定側メンバーに収納された状態で、移動側メンバーの摺動面の後端部に形成された係合凹部に係合する係合突起を有しているものがある。(例えば特許文献1参照。)
この場合、合成樹脂材にて形成された係合脚部の保持力は、使用材料、外形寸法が同じであれば連結基部からの突出量と、移動側メンバーの摺動面の後端部に形成された係合凹部と係合凹部に係合する係合突起の形状によって決定される。
従って、スライドレールとして製品が完成した後は、スライドレールの使用目的、あるいは使用機器に応じて、移動側レールの保持力をかえることが出来なかった。
特開2003−47533号公報(第4−5頁、図3、図5、図7)
本発明は、スライドレールとして製品が完成した後、使用目的等に応じて簡単に保持力の強弱を変化させる事ができ、保持部材の汎用性を広げ、製造過程で保持力の調整を必要としないスライドレールの収納時保持装置を提供することを課題とする。
そこで、上記課題を解決する為、本発明が第1の手段として構成したところは、移動側メンバーが固定側メンバーに収納された状態で、固定側メンバーにもうけられた保持部材が、移動側メンバーに対する保持力を調整する保持力調整手段を有するスライドレールの収納時保持装置において、保持部材は、固定側メンバーの後端部に連結される連結基部と、連結基部側より前方に突出して移動側メンバーの摺動面に対向して位置し、所定の弾性を有する保持脚部より構成され、保持力調整手段は、対向する保持脚部の弾性基点を移動側メンバーの摺動方向で選択可能とした脚部保持部材と、脚部保持部材を所定位置で維持する保持機構を有し、保持脚部は、弾性脚体と、弾性脚体の前端部に位置し、移動側メンバーが固定側メンバーに収納された状態で、移動側メンバーの摺動面の後端部に形成された係合凹部に係合する係合突起より構成され、脚部保持部材は、操作用基部と操作用基部の両端部に連設され弾性脚体の外側に位置する脚体押さえ突部より構成され、保持機構は連結基部と所定の間隔を持って弾性脚体に形成された嵌合凹部と、脚体押さえ突部に形成された嵌合凹部に嵌合する嵌合突部よりなるものである。
次に、本発明が第の手段として構成したところは、第の手段としての構成に加え、脚部保持部材は、操作用基部と操作用基部の両端部に連設され弾性脚体の外側に位置する脚体押さえ突部より構成され、保持機構は連結基部と所定の間隔を持って保持部材の取付基板に形成された段階凹部と、操作用基部に形成された段階凹部に嵌合する嵌合突条より構成されているものである。
請求項1に記載の発明によると、保持部材が保持力調整手段を有しているので、使用目的等に応じて簡単に保持力の強弱を変化させる事ができ、保持部材の汎用性を広げ、製造過程で保持力の調整を必要とせず、トータル的なコストの削減につながる。
さらに、前記効果に加え、保持力調整手段は、対向する保持脚部の弾性基点を移動側メンバーの摺動方向で選択可能とした脚部保持部材と保持機構による構成であるから、一定の保持力を維持することができ、保持力の調整は、脚部保持部材を移動側メンバーの摺動方向に移動させるだけの簡単な操作で行う事が出来る。
、保持脚部は移動側メンバーの摺動面に位置しているので、潤滑用のグリスが、移動用メンバーの摺動に伴って保持脚部にも付着し、保持脚部の磨耗を防止する効果がある。
、前記効果に加え、保持脚部の係合突起に係合する係合凹部を移動側メンバーの摺動面に形成しているので、抜き出し機能を有するもの、あるいは、そうでない移動側メンバーにも兼用して使用でき、潤滑用のグリスが、移動用メンバーの摺動に伴って係合凹部、係合突起に付着し、それぞれの磨耗を防止する効果がある。
さらに、前記効果に加え、脚部保持部材の脚体押さえ突部は弾性脚体の外側に位置しているので、移動側メンバーが収納されていない状態では、弾性脚体は互いに接近する方向には容易に変移するので、脚部保持部材の移動が簡単におこなえ、保持力の調整が手軽に行える。
又、弾性脚体に嵌合凹部を形成し、嵌合凹部に嵌合する嵌合突部を脚体押さえ突部に設けているので、弾性脚体の弾性の変化によって、嵌合凹部と嵌合突部の嵌合状態が指先だけで知覚することが出来る。
請求項に記載の発明によると、請求項に記載の発明の効果に加え、脚部保持部材の脚体押さえ突部は弾性脚体の外側に位置しているので、移動側メンバーが収納されていない状態では、弾性脚体は互いに接近する方向には容易に変移するので、脚部保持部材の移動が簡単におこなえ、保持力の調整が手軽に行える。
又、段階凹部が保持部材の取付基板に、段階凹部に嵌合する嵌合突条が操作用基部に形成されているので、両者を広範囲に渡って形成することが出来、微細な調節が可能である。
移動側メンバーが固定側メンバーに収納された状態で、固定側メンバーにもうけられた保持部材によって、移動側メンバーの収納状態が保持されるスライドレールの収納時保持装置において、保持部材の移動側メンバーに対する保持力を調整する保持力調整手段を保持部材が有しており、保持部材は、固定側メンバーの後端部に連結される連結基部と、連結基部側より前方に突出して移動側メンバーの摺動面に対向して位置する所定の弾性を有する弾性脚体と、弾性脚体の前端部に位置し、移動側メンバーが固定側メンバーに収納された状態で、移動側メンバーの摺動面の後端部に形成された係合凹部に係合する係合突起より構成された保持脚部より構成され、保持力調整手段は、操作用基部と操作用基部の両端部に連設され弾性脚体の外側に位置する脚体押さえ突部より構成された脚部保持部材と、脚部保持部材を所定位置で維持する保持機構を有しているものであり、保持機構は、弾性脚体の弾性基点を移動側メンバーの摺動方向で選択可能とするため、弾性脚体に形成された嵌合凹部に嵌合する嵌合突部を脚体押さえ突部に形成したものである。
以下、第1実施例を図面に基づいて説明する。
図1、図3において、符号100はスライドレールを示し、スライドレール100は、実施例では、固定側メンバー1と、固定側メンバー1に摺動自在に保持された中間メンバー2と、ボールリテーナー4に回転自在に保持されたボール44・・・を介して、中間メンバー2に摺動自在に保持された移動側メンバー3より構成されている。
すなわち、固定側メンバー1は、基板10と、上下折曲縁11、11よりチャンネル型に形成され、固定側メンバー1のほぼ半分程度の長さとなした合成樹脂製のリテーナー12・・・に回転自在に保持され、かつ、上下折曲縁11、11内面と中間メンバー2の外面間に位置する複数個のボール13・・・を介して、中間メンバー2を摺動自在に保持している。
そして、固定側メンバー1の基板10の後端部には、移動側メンバー3の後記する保持部材7が取付られる後端突壁15(図7)が形成され、基板10の前端部には前記リテーナー12の引出し方向への移動範囲を規制するリテーナー前ストッパー(図示せず。)が形成されている。
中間メンバー2は、固定側メンバー1とほぼ同長で、基板20と上下折曲縁21、21より固定側メンバー1と同方向の略チャンネル型に形成され、上下折曲縁21、21の外面に、摺動方向に渡って前記ボール13・・・が転動する外面側ボール摺動溝22、22を有し、上下折曲縁21、21の内面に、摺動方向に渡ってボール44・・・が転動するボール摺動溝23、23を有している。
そして、上下折曲縁21、21の後端縁には、中間メンバー2の最大引出し時に、前端部が前記固定側メンバー1のリテーナー前ストッパーに当接したリテーナー12の後端に当接して、中間メンバー2の最大引出し量を規制するリテーナー後ストッパー25、25(図5)が形成され、基板20の後端部所定位置に、移動側メンバー3が最大収納状態となった時、ボールリテーナー4の後端部が当接するボールリテーナー後端ストッパー(図示せず。)が形成され、移動側メンバー3が最大引出し位置に達した状態で、ボールリテーナー4の先端部が当接して停止するボールリテーナー前端ストッパー(図示せず。)が基板20の前端部に形成されている。
移動側メンバー3は、固定側メンバー1とほぼ同長に形成され、ボールリテーナー4に保持されたボール44・・・を介して摺動自在な大きさで、金属製の細条板の短手両端部を外向き円弧状に折り曲げて形成された、外面長手方向にボール44・・の摺動面33、33を有する上下折曲縁31、31と基板30より断面略C字型に形成されている。
そして、中間メンバー2に対し、引出し方向に摺動し、最大引出し位置に達した状態で、移動側メンバー3の後端部に形成した移動側メンバー後端ストッパー34が、ボールリテーナー4の後端に当接して停止し、ボールリテーナー4の前端が中間メンバー2のボールリテーナー前端ストッパーに当接して停止する。
符号35は後記する保持部材7に対応して、摺動面33の後端部に形成された係合凹部を示している。
ボールリテーナー4は、帯状金属板にて中間メンバー2の半分程度の長さとし、前記中間メンバー2と移動側メンバー3の基板20、30間に挿入可能な大きさのコ字形基板40と、コ字形基板40の両端部よりL字形に突出し、中間メンバー2と移動側メンバー3の各上下折曲縁21、21、31、31間に位置する上下突出縁41、41より断面略コ字形に形成され、上下突出縁41、41の摺動方向に複数個のボール44・・・を回転自在に保持している。
保持部材7(図4)は、固定側メンバー1の後端部に連結される連結基部71と、連結基部71の固定側メンバー1の上下折曲縁11、11側の端部前面より前方に突出し、移動側メンバー3の摺動面33、33の外方に位置するよう連結基部71に連設された保持脚部8、8と、連結基部71の固定側メンバー1の基板10側端部より保持脚部8、8と所定間隔を有して前方に突出する連結基部71に連設された取付基板72より合成樹脂材にて一体に形成され、保持力調整手段9を有している。
連結基部71は、固定側メンバー1の後端突壁15が嵌入する嵌入孔711を中央部に有し、嵌入孔711は固定側メンバー1の基板10側端部に取付時の容易さを図る案内傾斜孔712(図7)を有している。
そして、連結基部71の固定側メンバー1の上下折曲縁11、11側端部に、固定側メンバー1の基板10側端部から上下折曲縁11、11の端部方向に突出し、連結基部71が固定側メンバー1の後端突壁15に連結された状態で、端部が上下折曲縁11、11の端部内面に当接し、保持部材7の後端突壁15からの抜け止めを行う弾性傾斜翼片713、713が一体に形成されている。
以下、保持脚部8、8は、対向して対称形に形成されているので一方側についてのみ説明する。
保持脚部8は、移動側メンバー3の摺動面33の外側に近接し、所定の弾性を有する弾性脚体81と、弾性脚体81の前端部で移動側メンバー3の基板3寄りに位置し、移動側メンバー3が固定側メンバー1に収納された状態で、移動側メンバー3の摺動面33の後端部で基板30よりに形成された係合凹部35に係合する係合突起82より構成されている。
弾性脚体81は、移動側メンバー3の摺動面33側は摺動面33に沿った形状をなし、係合突起82は、連結基部71側に引き込み傾斜面821を有し、移動側メンバー3の収納時、折曲縁31の後端面隅部が接触し、弾性脚体81を弾性に抗して変移させる変移案内傾斜面822を引き込み傾斜面821の反対側に有し、係合凹部35は、係合突起82の引き込み傾斜面821に対応して後部傾斜面351を後端部側に有して、移動側メンバー3が収納される時、引き込み傾斜面821と弾性脚体81の弾性によって移動側メンバー3は収納方向に引き込まれる。
取付基板72は、固定側メンバー1の基板10の内面に当接して引出し方向に突出し、前端部分に、固定側メンバー1に中間メンバー2が収納された時、基板20の後端面が当接すると共に、収納時の衝撃を緩和する緩衝弾性部721、721が一体に形成されている。
保持力調整手段9は、対向する保持脚部8、8(弾性脚体81、81)の弾性基点を移動側メンバー3の摺動方向で選択可能とした脚部保持部材91と、脚部保持部材91を所定位置で維持する保持機構92より構成されている。
脚部保持部材91は、取付基板72と弾性脚体81、81間に位置する操作用基部911と、操作用基部911の弾性脚体81、81側の両端部に連設され、弾性脚体81、81の外側に突出する脚体押さえ突部912、912より構成されている。
符号913は、脚部保持部材91を移動側メンバー3の摺動方向に移動させるための操作用基部911に形成された操作用凹部を示している。
保持機構92は弾性脚体81、81に形成された嵌合凹部810・・と脚体押さえ突部912、912に形成された嵌合凹部810・・・に嵌合する嵌合突部914、914より構成されている。
第1実施例は上記の如く構成され、移動側メンバー3を収納方向に移動させると、中間メンバー2と共に移動側メンバー3は固定側メンバー1に収納されて、やがて、中間メンバー2の基板20の後端面が、固定側メンバー1に取付けられた保持部材7の取付基板72に形成した緩衝弾性部721、721の前端面に当接して中間メンバー2は摺動を停止する。
更に移動側メンバー3を収納させていくと、移動側メンバー3の摺動面33の後端部が、係合突起82の変移案内傾斜面822に接触し、弾性脚体81の弾性に抗して係合突起82を変移させながら収納方向に摺動し、やがて、係合突起82の引き込み傾斜面821に係合凹部35の後部傾斜面351が接触し、引き込み傾斜面821と弾性脚体81の弾性によって移動側メンバー3は収納方向に引き込まれる。
この時、弾性脚体81、81は、脚体押さえ突部912、912の嵌合突部914、914と弾性脚体81、81の嵌合凹部810、810の位置が弾性変移の基点となる。
すなわち、弾性変移の基点と係合突部82までの寸法が短くなれば、より強い弾性を生じ、長くなれば、弾性が弱くなるので、スライドレール100の使用目的(移動側メンバー3に取付けられる機器の重量あるいは種類等)によって、脚部保持部材91を移動側メンバー3の摺動方向に移動させ、適宜位置の嵌合凹部810、810に嵌合突部914、914を嵌合させると良い。
又、連結基部71の前端からの寸法が互いに異なる位置の嵌合凹部810、810を選択して嵌合突部914、914を嵌合させることで、より細かな保持力の調整が可能である。
そして、移動側メンバー3をさらに収納方向に摺動させると、移動側メンバー3の移動側メンバー後端ストッパー34が保持部材7の連結基板71に当接して移動側メンバーの3の摺動は停止し、移動側メンバー3は固定側メンバー1に最も収納された状態となる。
上記の状態より、移動側メンバー3を引きだすと、係合突起82の引き込み傾斜面821に係合凹部35の後部傾斜面351が接触するが、弾性脚体81の弾性に抗して強く引き出す事で係合突起82を移動側メンバー3の摺動面33に接触するまで弾性変移させる。
その後、さらに移動側メンバー3を引き出すと、係合突起82は移動側メンバー3の摺動面33、33を通過して通常位置に復帰した状態となり、やがて移動側メンバー3の移動側メンバー後端ストッパー34が、ボールリテーナー4の後端に当接して、移動側メンバー3はボールリテーナー4に対して停止する。
さらに続けて移動側メンバー3を引き出すと、ボールリテーナー4の前端は中間メンバー2のボールリテーナー前端ストッパーに当接し、中間メンバー2のリテーナー後ストッパー25がリテーナー12の後端に当接し、リテーナー12の前端が固定側メンバー1のリテーナー前ストッパーに当接して、スライドレール100は最大伸長状態となる。
尚、実施例では、スライドレール100を、固定側メンバー1、中間メンバー2、移動側メンバー3より構成しているが、中間メンバーを無くして固定側メンバーと移動側メンバーより構成しても良い事は云うまでもない。
次に第2実施例について説明する。(図10〜図14)
尚、第1実施例と同符号を付したものは、第1実施例の構成と同一の構成であるのでその詳細な説明は省略する。
第2実施例のスライドレール100は、固定側メンバー1と、固定側メンバー1にリテーナー12、ボール13・・・を介して摺動自在に保持された中間メンバー2と、ボールリテーナー4に回転自在に保持されたボール44・・・を介して中間メンバー2に摺動自在に保持された移動側メンバー3より構成され、固定側メンバー1の後端部に第2実施例の保持部材5が取付けられている。
第2実施例の保持部材5(図10)は、固定側メンバー1の後端部に連結される連結基部51と、連結基部51の固定側メンバー1の上下折曲縁11、11側の端部前面より前方に突出し、移動側メンバー3の摺動面33、33の外方に位置するよう連結基部51に連設された保持脚部50、50と、連結基部51の固定側メンバー1の基板10側端部より保持脚部50、50と所定間隔を有して前方に突出する連結基部51に連設された取付基板52より合成樹脂材にて一体に形成され、保持力調整手段6を有している。
連結基部51は、固定側メンバー1の後端突壁15が嵌入する嵌入孔511を中央部に有し、嵌入孔511は固定側メンバー1の基板10側端部に取付時の容易さを図る案内傾斜孔512(図7)を有している。
そして、連結基部51の固定側メンバー1の上下折曲縁11、11側端部に、固定側メンバー1の基板10側端部から上下折曲縁11、11の端部方向に突出し、連結基部51が固定側メンバー1の後端突壁15に連結された状態で、端部が上下折曲縁11、11の端部内面に当接し、保持部材5の後端突壁15からの抜け止めを行う弾性傾斜翼片513、513が一体に形成されている。
以下、保持脚部50、50は、対向して対称形に形成されているので一方側についてのみ説明する。
保持脚部50は、移動側メンバー3の摺動面33の外側に近接し、所定の弾性を有する弾性脚体501と、弾性脚体501の前端部で移動側メンバー3の摺動面33寄りに位置し、移動側メンバー3が固定側メンバー1に収納された状態で、移動側メンバー3の摺動面33の後端部で基板30よりに形成された係合凹部35に係合する係合突起502より構成されている。
弾性脚体501は、移動側メンバー3の摺動面33側は摺動面33に沿った形状をなし、摺動面33の反対側には後記する脚部保持部材61の滑動面503が形成されている。
係合突起502は、連結基部51側に引き込み傾斜面521を有し、移動側メンバー3の収納時、折曲縁31の後端面隅部が接触し、弾性脚体501を弾性に抗して弾性変移させる変移案内傾斜面522を引き込み傾斜面521の反対側に有し、係合凹部35は、係合突起502の引き込み傾斜面521に対応して後部傾斜面351を後端部側に有して、移動側メンバー3が収納される時、引き込み傾斜面521と弾性脚体501の弾性によって移動側メンバー3は収納方向に引き込まれる。
取付基板52は、固定側メンバー1の基板10の内面に当接して引出し方向に突出し、前端部分に、固定側メンバー1に中間メンバー2が収納された時、基板20の後端面が当接すると共に、収納時の衝撃を緩和する緩衝弾性部525、525が一体に形成されている。
保持力調整手段6は、対向する保持脚部50、50(弾性脚体501、501)の弾性基点を移動側メンバー3の摺動方向で選択可能とした脚部保持部材61と、脚部保持部材61を所定位置で維持する保持機構62より構成されている。
脚部保持部材61は、取付基板52と弾性脚体501、501間に位置する操作用基部611と、操作用基部611の弾性脚体501、501側の両端部に連設され、弾性脚体501、501の滑動面503、503側に突出して接触する脚体押さえ突部612、612より構成されている。
符号613は、脚部保持部材61を移動側メンバー3の摺動方向に移動させるための操作用基部611に形成された操作用凹部を示している。
保持機構62は、取付基板52の移動側メンバー3の摺動方向に形成された段階凹部621・・・と、脚部保持部材61の操作用基部611に形成された段階凹部621・・・に嵌合する嵌合突条623より構成されている。
すなわち、取付基板52に設けた段階凹部621・・・と操作用基部611の嵌合突条623で保持機構62を構成しているので、移動側メンバー3の摺動方向にわたって、段階凹部621・・・を広範囲に渡って形成することで保持力の微細な調節が可能である。
本発明の第1実施例を具備したスライドレールの斜視図 本発明の第1実施例を具備したスライドレール要部拡大正面図 図2のA−A線要部断面図 第1実施例の保持部材の斜視図 図2のB−B線要部断面図 図2のC−C線要部断面図 図2のD−D線要部断面図 本発明の第2実施例を具備したスライドレールの斜視図 本発明の第2実施例を具備したスライドレール要部拡大正面図 第2実施例の保持部材の斜視図 図9のE−E線要部断面図 図9のF−F線要部断面図 図9のG−G線要部断面図 図13のH部拡大図
符号の説明
1 固定側メンバー
100 スライドレール
2 中間メンバー
3 移動側メンバー
35 係合凹部
5、7 保持部材
6、9 保持力調整手段
61、91 脚部保持部材
612、912 脚体押え突部
62、92 保持機構
621 段階凹部
623 嵌合突条
8、50 保持脚部
81、501 弾性脚体
82、502 係合突起
914 嵌合突部

Claims (2)

  1. 移動側メンバーが固定側メンバーに収納された状態で、固定側メンバーにもうけられた保持部材が、移動側メンバーに対する保持力を調整する保持力調整手段を有するスライドレールの収納時保持装置において、保持部材は、固定側メンバーの後端部に連結される連結基部と、連結基部側より前方に突出して移動側メンバーの摺動面に対向して位置し、所定の弾性を有する保持脚部より構成され、保持力調整手段は、対向する保持脚部の弾性基点を移動側メンバーの摺動方向で選択可能とした脚部保持部材と、脚部保持部材を所定位置で維持する保持機構を有し、保持脚部は、弾性脚体と、弾性脚体の前端部に位置し、移動側メンバーが固定側メンバーに収納された状態で、移動側メンバーの摺動面の後端部に形成された係合凹部に係合する係合突起より構成され、脚部保持部材は、操作用基部と操作用基部の両端部に連設され弾性脚体の外側に位置する脚体押さえ突部より構成され、保持機構は連結基部と所定の間隔を持って弾性脚体に形成された嵌合凹部と、脚体押さえ突部に形成された嵌合凹部に嵌合する嵌合突部より構成されている事を特徴とするスライドレールの収納装置。
  2. 脚部保持部材は、操作用基部と操作用基部の両端部に連設され弾性脚体の外側に位置する脚体押さえ突部より構成され、保持機構は連結基部と所定の間隔を持って保持部材の取付基板に形成された段階凹部と、操作用基部に形成された段階凹部に嵌合する嵌合突条より構成されている事を特徴とする請求項1に記載のスライドレールの収納装置
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