JP5286080B2 - スライドレールユニット - Google Patents

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Description

本発明は、例えば家具類における引き出しや複写機におけるペーパトレイ等、所定方向に沿って相対的に往復動する一対の部材の間に設けられて、これら部材の相対的な進退運動を支承するスライドレールユニットに係り、特に、3本のレールから構成され、引き出し等の可動部材を家具本体等の固定部から大きなストローク量で引き出すことが可能なスライドレールユニットに関する。
従来、家具やシステムキッチンにおける引き出し、複写機におけるペーパートレイ等の可動部材の進退運動を支承する案内部材として、アウタレールとインナレールとを備えたスライドレールユニットが知られている(特許文献1)。具体的には、長手方向に沿って一対のボール転走部を曲げ起こしてチャネル状に形成されたアウタレールと、このアウタレールよりも一回り小さく形成され、やはり一対のボール転走部を曲げ起こしてチャネル状に形成されたインナレールと、これらアウタレールのボール転走部の内側とインナレールのボール転走部の外側を転走する多数のボールと、前記アウタレールとインナレールとの間でボールを所定の間隔で整列させるリテーナとから構成されており、例えば、前記アウタレールを家具本体に、インナレールを引き出しの両側面に固定して使用される。
また、前記スライドレールユニットの2本を組み合わせ、ストローク量を増大させたタイプのスライドレールユニットも知られている(特許文献2)。具体的には、2本のスライドレールユニットのインナレール同士を背面合わせの状態で接合して中間レールを構成し、一方のアウタレールを固定レール、他方のアウタレールを移動レールとして用いている。このスライドレールユニットでは、固定レールに対して中間レールがスライドし、更に中間レールに対して移動レールがスライドすることから、固定レールの全長を超えて移動レールをスライドさせることが可能であり、例えば、引き出しの全体を家具本体から引き出すことができ、引き出しに対する物品の出し入れを容易に行い得るといった利点がある。
特開平11−201158号公報 特開2003−120126号公報
しかし、従来のスライドレールユニットでは、移動レール又は固定レールとなるアウタレールがチャネル状に形成されてはいるものの、ボール転走部を形成するために金属板の長手方向に沿った両端辺をボール球面に倣って曲げ起こしただけの形状なので、かかる移動レール及び固定レールの断面二次モーメントが小さく、例えば引き出しが全開され、その状態で引き出し内に多量の物品が収納されると、移動レールに捩れ、撓みが発生し易かった。このため、移動レールの中間レールに対する移動抵抗が大きくなり、引き出しを家具本体に格納する際の操作感が重く感じられ、家具そのものの高級感が損なわれる懸念があった。
また、中間レールは2本のインナレールを背面合わせに接合していることから、移動レールに比べれば捩れや撓みが発生し難いものとなっているが、かかる接合は中間レールの全長にわたって行われておらず、スポット溶接によって部分的に行われているのみなので、やはり大きな荷重が作用した際には中間レールが変形し易い。従って、固定レールに対して中間レールを引き込む際の抵抗、中間レールに対して移動レールを引き込む際の抵抗が大きくなり、この点も引き出しを家具本体に格納する際にその操作感が重く感じられる原因となっていた。
更に、前記インナレール及びアウタレールは、ボール転走部も含め、ロールフォーミング加工のみによってその形状を完成させることができるが、スライドレールユニットの中間レールを生産する際には、2本のインナレールをスポット溶接で接合する工程が必要となり、工程が余分に必要なことから、生産コストが上昇するといった問題点もあった。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、中間レール及び移動レールの捩れや撓みを抑え、荷重が作用した場合であっても軽い操作感で移動レールの引き出し及び格納を行うことが可能であり、しかも生産に必要な工程数を可及的に低減し、低コストで生産することが可能なスライドレールユニットを提供することにある。
このような目的を達成する本発明のスライドレールユニットは、固定レールと、複数のボールを介して前記固定レールに組み付けられ、かかる固定レールの長手方向に沿って移動自在な中間レールと、複数のボールを介して前記中間レールに組み付けられ、かかる中間レールの長手方向に沿って移動自在な移動レールとから構成されている。前記中間レールは互いに隣接すると共に相反する方向へ突出する一対の矩形状案内ベースを有して断面略S字状に形成されている。前記固定レールは中間レールの一方の案内ベースを外側から覆う断面略C字状に形成されており、また、前記移動レールは中間レールの他方の案内ベースを外側から覆う断面略C字状に形成されている。
このように中間レールは矩形状に形成された一対の案内ベースを逆向きに連ねることにより、その断面形状が略S字状に形成されているので、この中間レールは断面二次モーメントが大きくなり、荷重が作用した際の捩れや撓みの発生を抑えることが可能となる。また、固定レール及び移動レールは中間レールの案内ベースを外側から覆う断面略C字状に形成されているので、必然的に中間レールの案内ベースよりも一回り大きなサイズの矩形状に形成されることになり、これら固定レール及び移動レールの断面二次モーメントも大きく設定され、荷重が作用した際の捩れや撓みの発生を抑えることが可能となる。すなわち、本発明のスライドレールユニットでは、中間レールの断面形状を略S字状に形成することにより、中間レールそのものだけでなく、この中間レールと組み合わされる固定レール及び移動レールの断面二次モーメントも大きくなり、ユニット全体として荷重が作用した際の捩れが抑えられた構造となっている。これにより、固定レールに対する中間レールの走行、中間レールに対する移動レールの走行が円滑なものとなり、荷重が作用した場合であっても軽い操作感で移動レールの引き出し及び格納を行うことが可能となる。
また、中間レールは長手方向に垂直な断面が略S字状に形成されていることから、曲げ加工、引き抜き加工などの塑性加工のみによって形成することが可能であり、従来の中間レールのような溶接工程が不要になることから、これを安価に製造することが可能となる。加えて、前記固定レール及び移動レールも中間レールと同様な手法によって製作することが可能であり、製作に必要な設備投資を最小限に抑えることも可能である。
本発明のスライドレールユニットの第一の実施形態を示す斜視図である。 図1に示すスライドレールユニットの正面図である。 中間レールを示す正面図である。 引き出しのスライド機構にスライドレールユニットを適用した例を示す概略平面図である。 引き出しのスライド機構にスライドレールユニットを適用した例を示す概略側面図である。 本発明のスライドレールユニットの第二の実施形態を示す正面図である。 第二の実施形態のスライドレールユニットの取付け例を示す正面図である。
符号の説明
1…固定レール、2…中間レール、2a,2b…案内ベース、3…移動レール、4…ボール
以下、添付図面を用いて本発明のスライドレールユニットを詳細に説明する。
図1及び図2は本発明を適用したスライドレールユニットの第一の実施形態を示すものである。このスライドレールユニットは、固定レール1と、複数のボール4を介して前記固定レール1に組み付けられた中間レール2と、複数のボール4を介して前記中間レール2に組み付けられた移動レール3とから構成されている。そして、各レール1,2,3の間に介在するボール4が転動することにより、前記中間レール2を固定レール1に対して自在に移動させ、更に移動レール3を中間レール2に対して自在に移動させることが可能なっている。
先ず、図3に示すように、前記中間レール2はその長手方向に垂直な断面が略S字状に形成されている。このS字状の断面は矩形状に形成された一対の案内ベース2a,2bを組み合わせることにより形成されている。これらの案内ベース2a,2bは互いに隣接すると共に相反する方向へ向けて開放されたチャネル溝20を具備しており、中間レール2はこれら案内ベース2a,2bが連続することによって略S字状の断面を備えている。この中間レール2は、中央壁21と、かかる中央壁21と前記チャネル溝20を隔てて設けられた一対の側壁22,22を有しており、各側壁22の外側面及び中央壁21の両側面にはボール4の転動溝23が夫々形成されている。
一方、前記固定レール1は長手方向に垂直な断面が略C字状に形成されており、前記中間レール2の案内ベース2aを外側から包み込む形状をなしている。この固定レール1は案内ベース2aを挟んで対向する一対の側壁11,12を具備しており、各側壁11,12の内側面にボール4の転動溝13が形成されている。また、この転動溝13は中間レール2に形成されたボール4の転動溝23と対向しており、ボール4は中間レール2の転動溝23と固定レール1の転動溝13との間で荷重を負荷しながら転動する。
また、前記移動レール3は固定レール1と全く同一の構造を有しており、前記中間レール2の案内ベース2bを外側から包み込む形状をなしている。すなわち、この移動レール3は案内ベース2bを挟んで対向する一対の側壁31,32を具備しており、各側壁31,32の内側面にボール4の転動溝33が形成されている。また、この転動溝33は中間レール2に形成されたボール4の転動溝23と対向しており、ボール4は中間レール2の転動溝23と移動レール3の転動溝33との間で荷重を負荷しながら転動する。
前記固定レール1、中間レール2及び移動レール3の製作に当たっては、放電加工を用いて金属塊からこれらレールを切り出すことができる。その場合、ボール4の転動溝13,23,33は放電加工後に切削加工、研削加工などの手法で形成することになる。また、前記転動溝13,23,33の形成方法としては、圧延加工の如く回転するロールで金属板の表面を押し潰して形成することも可能であり、このような手法によれば、塑性変形に伴う金属板表面の加工硬化によって耐摩耗性の高い転動溝を得ることができる。
しかし、低コストで製作するという観点からすれば、放電加工を用いずに、引き抜き加工やプレス機を用いた曲げ加工等、種々の塑性加工によって各レールに前述の形状を与え、その後に圧延加工等の塑性加工の手法によってボール4の転動溝13,23,33を形成することが好ましい。
また、前記中間レール2の案内ベース2aと固定レール1との隙間、案内ベース2bと移動レール3との隙間には、前記ボール4を所定間隔で整列させるためのリテーナプレート5a,5bが夫々介装されている。これらリテーナプレート5a,5bは金属薄板に曲げ加工を施すことにより、前記隙間に適合する形状、すなわち矩形状の形が与えられている。また、各リテーナプレート5a,5bにはボール4の直径よりも僅かに大きな直径のボール保持孔が打ち抜かれており、ボール4はこれらボール保持孔内に収容された状態で固定レール1の転動溝13又は移動レール3の転動溝33の上を走行する。
尚、図に示した例では前記リテーナプレート5a,5bとして金属薄板を用いたが、中間レール2と固定レール1との隙間、中間レール2と移動レール3との隙間に配置することが可能となる程度にまで薄く形成することができるのなら、合成樹脂によって前記リテーナプレート5a,5bを製作しても差し支えない。例えば、冷蔵庫におけるスライド収納の案内装置として本発明のスライドレールユニットを用いる場合であれば、リテーナプレート5a,5bが固定レール1、中間レール2又は移動レール3に対して氷結するのを防止するため、前記リテーナプレート5a,5bは合成樹脂製であることが好ましい。
そして、このように構成されたスライドレールユニットでは、前記中間レール2が矩形状に形成された一対の案内ベース2a,2bを連ねて略S字状に形成されており、かかる中間レール2を梁として考慮した場合に、その断面二次モーメントを大きく設定することが可能なので、かかる中間レール2は曲げ及びねじりに対する剛性が高いものとなっている。また、前記固定レール1及び移動レール3は中間レール2の案内ベース2a,2bを外側から覆う断面略C字状に形成されていることから、必然的にかかる案内ベース2a,2bよりも一回り大きなサイズの矩形状に形成されている。このため、固定レール1及び移動レール3についても、これらを梁として考慮した場合に、その断面二次モーメントは大きくなり、やはり曲げ及びねじりに対する剛性が高いものとなっている。
図4及び図5はこのスライドレールユニットを家具における引き出しのスライド機構に適用した場合の概略を示す平面図及び側面図である。この例において、スライドレールユニットは引き出し6の両側面に配置されている。前記移動レール3は引き出し6に固定される一方、固定レール1は家具本体7に固定されている。引き出し6が家具本体7に収納されている状態では、固定レール1、中間レール2及び移動レール3が重なり合っているが、引き出し6を家具本体7から引っ張りだすと、移動レール3が中間レール2に対して移動する一方、中間レール2が固定レール1に対して移動し、家具本体7に対する引き出し6の移動が支承されるようになっている。
引き出し6を家具本体7から引っ張りだした状態、すなわち図4及び図5に示す状態では、引き出し6に物品を収納すると、引き出し6に対して下向きの荷重Fが作用することから、引き出し6を挟んで配置された一対のスライドレールユニットに対しては、移動レール3の先端及び中間レール2の先端を下方へ押し下げる方向の曲げモーメントが作用する他、移動レール3を中間レール2、固定レール1から引き剥がそうとする方向のねじりモーメントが作用する。このため、固定レール1、中間レール2及び移動レール3の剛性が低い場合には、中間レール2及び移動レール3に撓み及び捩れが発生し、引き出し6を家具本体7に格納する際の操作感が重くなるといった不具合が生じる。
しかし、本発明のスライドレールユニットでは、前述の如く各レール1,2,3の断面二次モーメントを大きく設定することができ、曲げ及びねじりに対する剛性が高いものとなっているので、引き出し6に対して荷重Fが作用した場合であっても、軽い操作感を維持したまま、引き出し6の家具本体7に対する格納を行うことが可能となっている。
尚、図4及び図5に示した例では、各スライドレールユニットを引き出し6の側面に固定しているが、側面近傍の底面に対して移動レール3を固定するようにしても差し支えない。
次に、図6は本発明を適用したスライドレールユニットの第二の実施形態を示すものである。
この第二の実施形態のスライドレールユニットも、固定レール101と、複数のボール4を介して前記固定レール101に組み付けられた中間レール102と、複数のボール4を介して前記中間レール102に組み付けられた移動レール103とから構成されている。但し、固定レール101、中間レール102及び移動レール103はロールフォーミング加工によって金属板材を所定の形状に折り曲げて形成されており、かかるロールフォーミング加工の際に各レールの所定の位置にボール4の転走溝が形成されるようになっている。すなわち、レールに所定の形状を与える工程と、ボールの転動溝を形成する工程が同時に行われており、低コストで各レールを製作することができるようになっている。
先ず、前記中間レール102は、矩形状に形成された一対の案内ベース102a,102bを組み合わせることにより略S字状に形成されている。この中間レール102は、中央壁121と、かかる中央壁121と溝を隔てて対向する一対の側壁122,122を有しており、各側壁122の外側面及び中央壁121の両側面にはボール4の転動溝123が夫々形成されている。これらの転動溝123は前記中央壁121及び側壁122の一部をロールフォーミング加工により湾曲させることによって形成されており、かかる転動溝123にはボール4の直径に対して約55〜60%の曲率半径が与えられている。そして、金属板材を強制的に湾曲させてその内側曲面を転動溝123とすることで、かかる転動溝123の表面硬度は加工硬化によって上昇するので、ボール4の転動に対する転動溝123の耐摩耗性を良好なものとすることができるといった利点がある。
一方、前記固定レール101は前記中間レール102の案内ベース102aを外側から包み込む断面略C字状に形成されており、案内ベース102aを挟んで対向する一対の側壁111,112を具備している。各側壁111,112の内側面にボール4の転動溝113が形成されており、ボール4は中間レール102の転動溝123と固定レール101の転動溝113との間で荷重を負荷しながら転動する。この固定レールも金属板材をロールフォーミング加工によって曲げ起こして形成されており、かかる加工の際に前記転動溝113が形成されている。転動溝113の曲率半径については中間レール102の転動溝123と同一である。
また、前記固定レール101には、該固定レール101の長手方向と垂直な断面が略L字状に形成された取付け部114が一体に設けられている。この取付け部114は、前記金属板材を一方の側壁111の先端から折り返し、更に下方へ向けてフランジ部115を垂下させることによって形成されており、前記側壁111と一体に設けられている。かかる取付け部114を側壁111の先端から折り返して形成した結果、側壁111は取付け部114と二枚重ねの状態となり、側壁111の剛性が向上している。これにより、固定レール101から中間レール102及び移動レール103を引き出した際に、かかる固定レール101の一対の側壁111が荷重に抗しきれずに外側へ開いてしまうといった不具合を防止することができる。また、略L字状の取付け部114が固定レール101と一体に設けられているので、固定レール101そのものの剛性も向上し、固定レール101に捩れや撓みが生じ難くなっている。尚、符号116は固定レール101を家具本体などに仮固定する際に利用する引っ掛け爪である。
更に、前記移動レール103は前記中間レール102の案内ベース102bを外側から包み込む断面略C字状に形成されており、案内ベース102bを挟んで対向する一対の側壁131,132を具備している。各側壁131,132の内側面にボール4の転動溝133が形成されており、ボール4は中間レール102の転動溝123と移動レール103の転動溝133との間で荷重を負荷しながら転動する。この移動レール103も金属板材をロールフォーミング加工によって曲げ起こして形成されており、かかる加工の際に前記転動溝133が形成されている。転動溝133の曲率半径については中間レール102の転動溝123と同一である。
また更に、前記移動レール101には、前記側壁131をその先端から折り返した取付け部134が一体に設けられている。かかる取付け部134を側壁131の先端から折り返して形成した結果、側壁131は取付け部134と二枚重ねの状態となり、側壁131の剛性が向上している。この点は固定レール101の側壁111と同じである。尚、前記取付け部134は移動レール103と別個に製作し、溶接などの手法により移動レール103の側壁11と一体化することもできる。
また、前記中間レール102の案内ベース102aと固定レール101との隙間、案内ベース102bと移動レール103との隙間には、前記ボール4を所定間隔で整列させるためのリテーナプレート105a,105bが夫々介装されている。
図7はこの第二の実施形態のスライドレールユニットの使用状態を示す図であり、冷蔵庫の筐体141に対してスライド式の収納庫142を支承する例を示している。固定レール101は冷蔵庫の筐体141の内側面に固定ボルト143を用いて固定される。前記筐体141には切欠き窓144が形成されており、固定レールに突設された引っ掛け爪116を前記切欠き窓に挿入することで、スライドレールユニットを冷蔵庫の筐体141に対して仮止めすることができ、前記固定ボルト143の締結作業を容易に行えるようになっている。また、固定レール101には下方へ向けて突出したフランジ部115が設けられているので、中間レール102及び移動レール103が固定レール101と重なり合った状態にあっても、固定レール101を冷蔵庫の筐体141に対してねじ止めし易くなっている。
このようにしてスライドレールユニットの全体が筐体141に対して固定された後、前記収納庫142が移動レール103に対して固定ボルト143を用いて固定される。このスライドレールユニットでは移動レール103の上部に平坦な取付け部134が設けられているので、前記収納庫142は移動レール103に対して上方から載せることができ、固定ボルト143を締結せずとも、収納庫142を移動レール103で支承することができるようになっている。従って、移動レール103に対する収納庫142の固定作業も容易に行うことが可能である。
そして、この第二の実施形態のスライドレールユニットにおいても、各レール101,102,103はその断面二次モーメントが大きく設定されており、各レールとも曲げ及び捩じりに対する剛性が高いものとなっているので、固定レール101から中間レール102及び移動レール103を順次引っ張りだした状態で該移動レール103に対して下向きの荷重Fが作用した場合であっても、軽い操作感を維持したまま、移動レール103及び中間レール102を固定レール101に対して格納することができるものである。
更に、この第二の実施形態のスライドレールユニットにおいては、固定レール101、中間レール102及び移動レール103がロールフォーミング加工によって形成されており、各レールを所定形状に加工するのと同時にボールの転動溝が形成されるので、かかる転動溝を別工程で後から加工する場合と比べて極めて生産性が高く、低コストでスライドレールユニットを生産することが可能である。

Claims (5)

  1. 固定レールと、複数のボールを介して前記固定レールに組み付けられ、かかる固定レールの長手方向に沿って移動自在な中間レールと、複数のボールを介して前記中間レールに組み付けられ、かかる中間レールの長手方向に沿って移動自在な移動レールとから構成されたスライドレールユニットにおいて、
    前記中間レールは互いに隣接すると共に相反する方向へ突出する一対の矩形状案内ベースを有して断面略S字状に形成され、前記固定レールは中間レールの一方の案内ベースを外側から覆う断面C字状に形成され、また、前記移動レールは中間レールの他方の案内ベースを外側から覆う断面C字状に形成され、
    前記中間レールは、中央壁と、この中央壁と間隔をおいて対向する一対の側壁と、を有し、
    これら中央壁と一対の側壁とが連続することにより互いに相反する方向へ突出する前記一対の案内ベースが構成され、更に各側壁の外側面及び中央壁の両側面にはボールの転動溝が夫々形成される一方、
    前記固定レール及び移動レールは前記中間レールを形成する中央壁及び一方の側壁と対向する一対の側壁を有して前記案内ベースを外側から包み込む形状をなしており、
    各側壁の内側面には、前記中間レールに形成された転動溝と対向する前記ボールの転動溝が形成されていることを特徴とするスライドレールユニット。
  2. 前記固定レール、移動レール及び中間レールは塑性加工によって形成されると共に、前記ボールの転動溝も塑性加工により形成されていることを特徴とする請求項1記載のスライドレールユニット。
  3. 前記固定レール、移動レール及び中間レールはロールフォーミング加工によって形成され、かかるロールフォーミング加工によって各レールにボールの転動溝が具備されることを特徴とする請求項2記載のスライドレールユニット。
  4. 前記固定レール及び移動レールには前記側壁から連続して折り返された取付け部が一体に形成されていることを特徴とする請求項3記載のスライドレールユニット。
  5. 前記固定レールに具備された取付け部は該固定レールの長手方向に垂直な断面が略L字状に形成されていることを特徴とする請求項4記載のスライドレールユニット。
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