JPH11180232A - 車両用電源遮断装置 - Google Patents

車両用電源遮断装置

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JPH11180232A
JPH11180232A JP9355389A JP35538997A JPH11180232A JP H11180232 A JPH11180232 A JP H11180232A JP 9355389 A JP9355389 A JP 9355389A JP 35538997 A JP35538997 A JP 35538997A JP H11180232 A JPH11180232 A JP H11180232A
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insulating plate
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で遮断状態の表示および復帰を容
易に行わすことができるようにした車両用電源遮断装置
を提供することを課題とする。 【解決手段】 ケースに収納され、電池と負荷とを接続
するバスバーに直列に設けられた遮断器の開閉を制御手
段によって行う車両用電源遮断装置において、前記制御
手段の制御指令に基づいて回動するモータと、前記モー
タの回動によって前記遮断器の接触片間に挿入されて電
流の流れを遮断させる絶縁板と、前記モータの回動にと
もなって前記ケースのフタに設けられた確認窓より突出
して遮断器が遮断状態であることを表示する作動確認バ
ーと、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両に搭載された電
池の容量低下を未然に防止するための車両用電源遮断装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば特開昭54−1545号公報にお
いては、エンジンが停止した後に一定時間以上ヘッドラ
イトが点灯していた場合等の異常状態が続いた場合、電
池より負荷に供給される電源を遮断する車両回路の遮断
回路が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
例においては、電源が遮断されたことの表示および復帰
手段については何も記載されていない。本発明は簡単な
構成で遮断状態の表示および復帰を容易に行わせること
ができるようにした車両用電源遮断装置を提供すること
を課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ために、請求項1の発明においては、ケースに収納さ
れ、電池と負荷とを接続するバスバーに直列に設けられ
た遮断器の開閉を制御手段によって行う車両用電源遮断
装置において、前記制御手段の制御指令に基づいて回動
するモータと、前記モータの回動によって前記遮断器の
接触片間に挿入されて電流の流れを遮断させる絶縁板
と、前記モータの回動にともなって前記ケースのフタに
設けられた確認窓より突出して遮断器が遮断状態である
ことを表示する作動確認バーと、を備える。
【0005】モータによって遮断器の接触片間に絶縁板
を挿入させ、またフタに設けられた確認窓より作動確認
バーを突出させるようにしたので、容易に遮断器が遮断
状態であるか否かを確認することができる。
【0006】請求項2の発明においては、前記モータの
回転軸に歯車を設け、該歯車と噛合して上下するラック
に前記絶縁板および前記作動確認バーを取付ける。モー
タの回転軸に歯車を設け、歯車と噛合して上下するラッ
クに絶縁板および作動確認バーを取付けるようにしたの
で、作動確認バーを押し下げることによって容易に遮断
状態から復帰させることができる。
【0007】請求項3の発明においては、前記ラック長
さを、前記絶縁板が前記遮断器の接触片間に挿入されて
電流の流れを完全に遮断した状態においては、前記歯車
と前記ラックの噛合が解除される長さにする。ラックの
長さを、遮断状態になったときは歯車とラックの噛合が
解除されて歯車が空廻りするような長さにしたので、モ
ータに対する複雑な制御を要しなくなる。
【0008】請求項4の発明においては、前記モータの
回転軸にウォームギヤを設け、該ウォームギヤと螺合し
て上下するギヤ部材に前記絶縁板および前記作動確認バ
ーを取付ける。請求項5の発明においては、前記ギヤ部
材に前記作動確認バーを複数本設けて前記フタに設けら
れた確認窓に挿入し、該確認窓と作動確認バーによって
前記ギヤの上下動作をガイドさせる。
【0009】モータの回転軸にウォームギヤを設け、ウ
ォームギヤと螺合して上下するギヤ部材に絶縁板および
作動確認バーを取付けるようにしたので、簡単な構成で
絶縁板および作動確認バーを移動させることができる。
【0010】請求項6の発明においては、前記ギヤの長
さを、前記絶縁板が前記遮断器の接触片間に挿入されて
電流の流れを完全に遮断した状態および前記絶縁板が前
記遮断器の接触片間より退出して完全に負荷へ電流を供
給する状態においては、前記ウォームギヤと前記ギヤ部
材との螺合が解除される長さにする。
【0011】ギヤの長さを、遮断状態および導通状態に
なったときはウォームギヤとギヤ部材の螺合が解除され
てウォームギヤが空廻りするような長さにしたので、モ
ータに対する複雑な制御を要しなくなる。
【0012】請求項7の発明においては、前記ギヤ部材
と前記フタおよび前記ギヤ部材と前記モータとの間にバ
ネを設ける。請求項8の発明においては、前記制御手段
に、前記遮断器が遮断状態より復帰させるときに前記モ
ータを逆回転させる手段を設ける。
【0013】ギヤ部材とフタおよびギヤ部材とモータと
の間にバネを設けるようにしたので、ウォームギヤとギ
ヤ部材の螺合が解除された状態においてモータを回転す
ると直ちにウォームギヤとギヤ部材を螺合させることが
でき、遮断状態より復帰させることができる。
【0014】請求項9の発明においては、前記モータの
回転軸の端面に係合部を設けると共に、前記フタのモー
タ回転軸の延長線上の位置に前記係合部と係合させてモ
ータを回転させる器具を挿入させる作業窓を設ける。モ
ータの回転軸の端面に係合部を設け、フタに設けた作業
窓より器具によって係合部と係合させてモータを回転さ
せるようにしたので、手動によっても遮断状態より復帰
させることができる。
【0015】請求項10の発明においては、前記制御部
が、前記遮断器が遮断状態より復帰したとき所定時間動
作を停止させる。遮断状態より復帰しても所定時間動作
を停止するようにしたので、この間にエンジンを動作さ
せて電池を充電させ、遮断状態にもどるのを防止するこ
とができる。
【0016】請求項11の発明においては、前記遮断器
の接触片の一方をバスバーとし、他方の接触片を他方の
バスバーと接続された弾性を有する接点付バスバーとす
る。接触片の一方をバスバーとし、他方の接触片を他方
のバスバーと接続された弾性を有する接点付バスバーと
するようにしたので、簡易な構造で遮断器を構成するこ
とができる。
【0017】請求項12の発明においては、前記他方の
接触片を前記一方の接触片の方向に押圧するスプリング
を設ける。他方の接触片を一方の接触片の方向に押圧す
るスプリングを設けるようにしたので、接触片の接触圧
が増加し、大電流の遮断器を容易に構成することができ
る。
【0018】また請求項13においては、前記ケースを
車両に設けられたジョイントボックスと一体化する。ケ
ースを車両に設けられたジョイントボックスと一体化す
るようにしたので、無駄なブスバーの延長を無くすこと
ができるとともにケースのための特別なスペースを設け
る必要がなくなる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
〜図6を参照して説明する。図1は本発明装置の第1の
実施例を示す斜視図、第2(A)は図1の接触片部の上
面図、(B)は断面図、図3は図1の歯車およびラック
部の断面図で、(A)は通電状態、(B)は遮断状態を
示し、図4は図1の電気的構成図、図5および図6は図
1の操作の動作フローチャートである。
【0020】図1において、Aはケース1、フタ2で構
成されるジョイントボックスを示す。ケース1内には電
池(図示せず)と接続されるバスバー4a、ヒュージブ
ルリンク(FL)キャビティ10に挿入されたFL11
を介して負荷に接続されるバスバー4bが、バスバー固
定用リブ1bで固定されて設けられている。またバスバ
ー4bには導電性でかつ弾性を有する接点付バスバー4
cが取付けられており、該接点付バスバー4cとバスバ
ー4aが接触することによって遮断回路を構成してい
る。
【0021】また、5はモータであり、その回転軸5a
には歯車6が取付けられており、該歯車6と噛合するラ
ック7が設けられている。従って、モータ5が回転する
ことによってラック7はラックガイド7aに沿って上下
する。ラック7には上下移動方向に作動確認レバー9お
よび上下移動方向とは直交する方向に絶縁板8が取付け
られ、遮断回路が遮断状態では、作動確認用バー9の先
端は、フタ2に設けられた作動確認窓12より突出し、
また絶縁板8は前記した遮断回路を構成する接点付バス
バー4cとバスバー4aとの間に挿入されて電源を遮断
する。
【0022】すなわち、ラック7が下方向に移動して通
電状態においては図2に示すように接点4dが付いた接
点付バスバー4cとバスバー4aが接触し、遮断状態に
おいては図2(B)に示す接点付バスバー4cとバスバ
ー4aとの間に絶縁板8が挿入され、接点4dとバスバ
ー4aとの接触が開放される。
【0023】またラック7は通電状態では図3(A)に
示すように歯車6と噛合し、遮断状態では図3(B)に
示すように噛合が解除されてモータ5の回転によって歯
車6が空廻りするようになっている。またフタ2はケー
ス1に設けられた係止突起1aおよびフタ2に設けられ
たロック腕2aによってケース1と固定される。
【0024】図4は電気的接続構成および前記モータ5
の回転を制御する制御手段の構成図である。図4におい
て、20は車両に搭載された電池、21はバスバー4b
の電圧および電流を検出する電圧電流検出部、22はモ
ータ5の正逆回転の駆動を行う駆動部、23は温度を検
出する温度センサである。また24はタイマ、25はカ
ット放電値記録部、26は放電量記録部、27は制御
部、28〜31はインタフェース(I/O)、32は処
理を行うプロセッサ(CPU)である。
【0025】次に、図5および図6を参照して第1の実
施例の動作を説明する。ステップS1においては、作動
確認窓12より突出している作動確認バー9を押下げ、
接点付バスバー4cとバスバー4aとを接触させて通電
状態にする。ステップS2においては、制御部27は、
電圧電流検出部21よりI/O29を介して電圧が検出
されたか否かを判断し、電圧が検出されたときステップ
S3に移る。
【0026】ステップS3では、タイマ24の計時をリ
セットし、ステップS4に移ってタイマ24の計時時間
がT1 時間となるのを待ち、T1 時間となって動作を開
始する。またこのT1 時間内に車両のエンジンを回転さ
せて発電を行い電池を充電する。すなわちT1 時間を設
け、この間にエンジンを回転させることによって遮断状
態にもどるのを防止している。
【0027】ステップS5では、制御部27は、電圧電
流検出部21が出力する電圧値が設定値V0 より低いか
否かを判定し、判定がYESの場合はステップS16に
移る。なお設定値V0 は、電池20の容量がエンジンを
回転するスタータを回転させるのに必要な残存容量であ
る電圧値に設定される。
【0028】ステップS6では、制御部27は、I/O
30を介してイグニッションスイッチ(IGNSW)が
ONからOFFに変化したか否か、すなわち、エンジン
の回転が停止したか否かを判定し、判定がNOならばス
テップS5に移る。
【0029】ステップS7では、制御部27は、放電量
記録部26に記録されている放電量をリセットし、ステ
ップS8に移ってタイマ24の計時時間をリセットす
る。ステップS9では、タイマ24の計時時間がT0
になるまで待機し、ステップS10に移ってI/O29
より放電電流It を読取る。
【0030】ステップS11では、制御部27は、ステ
ップS10で読取った放電電流Itを放電量記録部26
に記録されている記録値Iに加算する。すなわちI=I
+I t なる加算を行う。
【0031】ステップS12では、制御部27は、I/
O30よりエンジンが回転しているか否か、すなわちイ
グニッションスイッチがOFFよりONに変化したか否
かを判定し、判定がYESの場合はステップS5に移り
ステップS5〜S12が繰り返される。
【0032】ステップS13では、ステップS12でエ
ンジンが回転していないと判定されたときはI/O31
を介して温度センサ23よりの温度Tt を読取り、ステ
ップS14に移って、温度Tt に対応するカット放電値
T をカット放電量記録部25より読取る。
【0033】すなわち、電池は温度によってイグニッシ
ョンモータを回転するに必要な放電容量が変化するた
め、カット放電値記録部25に予め温度に対する電池よ
りの放電電流を遮断する放電値が記録されている。
【0034】ステップS15では、ステップS14で読
取ったカット放電値IT と放電量記録部26に記録され
ている放電量Iとを比較し、I>IT であるか否かを判
定し、判定がNOならばステップS8に移り、ステップ
S8〜S15が繰り返される。
【0035】ステップS16では、制御部27は、タイ
マ24をリセットし、ステップS17に移ってI/O2
8を介して駆動部22に対してモータ5を回転させ絶縁
板8を押上げるよう指令する。該指令を受けてモータ5
は回転し、ブスバー4aと接点付ブスバー4c間に絶縁
板8が挿入され、スイッチがOFFとなり電池20より
放電を遮断する。
【0036】ステップS18では、制御部27は、タイ
マ24の計時時間がT2 時間になったか否かを判定し、
判定がNOならばステップS17に移ってモータ5の回
転を続行させ、YESの場合はステップS19に移って
モータ5の回転を停止させる指令を送出して停止させ、
ステップS1に移る。
【0037】なお時間T2 の設定は、モータ5が回転
し、絶縁板8がブスバー4aと接点付ブスバー4c間に
完全に挿入されて電流を遮断する状態、すなわち、図3
(B)で説明したように、歯車6とラック7との噛合が
解除されて歯車6が空廻りするような状態となるまでの
時間T2 に設定される。
【0038】次に、図7〜図10を参照して、本発明の
第2の実施例を説明する。第1の実施例と第2の実施例
の機械的構造の異なる点としては、図7および図8に示
されるように、モータ5が絶縁板8に対して垂直に取付
けられ、モータ5の回転軸5aにウォームギヤー14が
取付けられ、また該ウォームギヤー14と螺合して上下
するギヤー部材15が設けられている。
【0039】ギヤー部材15には絶縁板8が取付けられ
るとともに複数の作動確認バー9が設けられ、該複数の
確認バー9はフタ2に設けられた作動確認窓12を貫通
してギヤー部材15の上下移動をガイドする。
【0040】ウォームギヤー14とギヤー部材15との
螺合は、図8に示されるように、絶縁板8がバスバー4
aと接点付バスバー4c間より完全に抜け出た状態(通
電状態)および完全に挿入された状態(遮断状態)にお
いては、いずれもウォームギヤー14が空廻りするよう
にしている。
【0041】16aおよび16bはバネで、ギヤー部材
15を押上げ、または押下げるよう作用し、ウォームギ
ヤー14が空廻りするような状態において、モータ5を
逆回転したとき直ちにウォームギヤー14とギヤー部材
15が螺合するようにしている。
【0042】また、モータ5の回転軸5aの先端には溝
5bを設け、フタ2に設けられた作業窓17よりドライ
バを挿入してモータ5を逆回転し、ウォームギヤー14
とギヤー部材15を螺合させるようにしている。これに
よりトラブル時に手動で逆回転させて螺合させることが
できる。
【0043】図9は第2の実施例の電気的構成図であ
り、図4で説明した第1の実施例の構成にリバーススイ
ッチ33およびI/O34が追加される。図10は第2
の実施例の動作フローチャートであり、図5および図6
で説明した第1の実施例の動作フローチャートの確認バ
ー9を押下するステップS1が、リバーススイッチ33
を押下するステップS1Aおよびモータ5を逆回転する
ステップS1Bに変更になった点以外は同じである。
【0044】ステップS1Aでは、操作者がリバースス
イッチ33を押下する。ステップS1Bでは、制御部2
7は、ステップS1Aでリバーススイッチ33が押下さ
れると、I/O28を介して駆動部22にモータを一定
時間逆回転するよう指令する。
【0045】駆動部22は逆回転指令を受けるとモータ
5を逆回転し、図8(B)の遮断状態より(A)の通電
状態にする。図11は大電流に対応できる遮断器の構成
図であり、図2で説明した接点付ブスバー4cをブスバ
ー4aの方向に押圧するスプリング18とその支持壁1
9を設ける。このように構成することによって接点4c
とブスバー4aとの接触圧が増加し、大電流に対処する
ことができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
の効果が得られる。モータによって遮断器の接触片間に
絶縁板を挿入させ、またフタに設けられた確認窓より作
動確認バーを突出させるようにしたので、容易に遮断器
が遮断状態であるか否かを確認することができる。
【0047】モータの回転軸に歯車を設け、歯車と噛合
して上下するラックに絶縁板および作動確認バーを取付
けるようにしたので、作動確認バーを押し下げることに
よって容易に遮断状態から復帰させることができる。
【0048】ラックの長さを、遮断状態になったときは
歯車とラックの噛合が解除されて歯車が空廻りするよう
な長さにしたので、モータに対する複雑な制御を要しな
くなる。モータの回転軸にウォームギヤーを設け、ウォ
ームギヤーと螺合して上下するギヤー部材に絶縁板およ
び作動確認バーを取付けるようにしたので、簡単な構成
で絶縁板および作動確認バーを移動させることができ
る。
【0049】ギヤーの長さを、遮断状態および導通状態
になったときはウォームギヤーとギヤー部材の螺合が解
除されてウォームギヤーが空廻りするような長さにした
ので、モータに対する複雑な制御を要しなくなる。ギヤ
ー部材とフタおよびギヤー部材とモータとの間にバネを
設けるようにしたので、ウォームギヤーとギヤー部材の
螺合が解除された状態においてモータを回転すると直ち
にウォームギヤーとギヤー部材を螺合させることがで
き、遮断状態より復帰させることができる。
【0050】モータの回転軸の端面に係合部を設け、フ
タに設けた作業窓より器具によって係合部と係合させて
モータを回転させるようにしたので、手動によっても遮
断状態より復帰させることができる。遮断状態より復帰
しても所定時間動作を停止するようにしたので、この間
にエンジンを動作させて電池を充電させ、遮断状態にも
どるのを防止することができる。
【0051】接触片の一方をバスバーとし、他方の接触
片を他方のバスバーと接続された弾性を有する接点付バ
スバーとするようにしたので、簡易な構造で遮断器を構
成することができる。他方の接触片を一方の接触片の方
向に押圧するスプリングを設けるようにしたので、接触
片の接触圧が増加し、大電流の遮断器を容易に構成する
ことができる。
【0052】また、ケースを車両に設けられたジョイン
トボックスと一体化するようにしたので、無駄なブスバ
ーの延長を無くすことができるとともにケースのための
特別なスペースを設ける必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の第1の実施例を示す斜視図であ
る。
【図2】(A)は図1の接触片部の上面図、(B)は
(A)の縦断面図である。
【図3】図1の歯車およびラック部の断面図で、(A)
は通電状態、(B)は遮断状態の図である。
【図4】第1の実施例の電気的構成図である。
【図5】第1の実施例の動作フローチャートである。
【図6】第1の実施例の動作フローチャートである。
【図7】本発明装置の第2の実施例を示す斜視図であ
る。
【図8】図7のウォームギヤーおよびギヤー部の断面図
で、(A)は通電状態、(B)は遮断状態の図である。
【図9】第2の実施例の電気的構成図である。
【図10】第2の実施例の動作フローチャートである。
【図11】接触片部の他の実施例であり、(A)は上面
図、(B)は断面図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 フタ 4a,4b バスバー 4c 接点付バスバー 4d 接点 5 モータ 6 歯車 7 ラック 8 絶縁板 9 作動確認バー 12 作動確認窓 14 ウォームギヤー 15 ギヤー部材 16a,16b バネ 17 作業窓 18 スプリング 19 支持壁 20 電池 21 電圧電流検出部 22 駆動部 23 温度センサ 24 タイマ 25 カット放電値記録部 26 放電量記録部 27 制御部 28〜31,34 インタフェース(I/O) 32 プロセッサ(CPU) 33 リバーススイッチ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースに収納され、電池と負荷とを接続
    するバスバーに直列に設けられた遮断器の開閉を制御手
    段によって行う車両用電源遮断装置において、 前記制御手段の制御指令に基づいて回動するモータと、 前記モータの回動によって前記遮断器の接触片間に挿入
    されて電流の流れを遮断させる絶縁板と、 前記モータの回動にともなって前記ケースのフタに設け
    られた確認窓より突出して遮断器が遮断状態であること
    を表示する作動確認バーと、を備えたことを特徴とする
    車両用電源遮断装置。
  2. 【請求項2】 前記モータの回転軸に歯車を設け、該歯
    車と噛合して上下するラックに前記絶縁板および前記作
    動確認バーを取付けるようにしたことを特徴とする請求
    項1記載の車両用電源遮断装置。
  3. 【請求項3】 前記ラック長さを、前記絶縁板が前記遮
    断器の接触片間に挿入されて電流の流れを完全に遮断し
    た状態においては、前記歯車と前記ラックの噛合が解除
    される長さにしたことを特徴とする請求項2記載の車両
    用電源遮断装置。
  4. 【請求項4】 前記モータの回転軸にウォームギヤを設
    け、該ウォームギヤと螺合して上下するギヤ部材に前記
    絶縁板および前記作動確認バーを取付けるようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の車両用電源遮断装置。
  5. 【請求項5】 前記ギヤ部材に前記作動確認バーを複数
    本設けて前記フタに設けられた確認窓に挿入し、該確認
    窓と作動確認バーによって前記ギヤの上下動作をガイド
    させるようにしたことを特徴とする請求項4記載の車両
    用電源遮断装置。
  6. 【請求項6】 前記ギヤの長さを、前記絶縁板が前記遮
    断器の接触片間に挿入されて電流の流れを完全に遮断し
    た状態および前記絶縁板が前記遮断器の接触片間より退
    出して完全に負荷へ電流を供給する状態においては、前
    記ウォームギヤと前記ギヤ部材との螺合が解除される長
    さにしたことを特徴とする請求項4または5記載の車両
    用電源遮断装置。
  7. 【請求項7】 前記ギヤ部材と前記フタおよび前記ギヤ
    部材と前記モータとの間にバネを設けたことを特徴とす
    る請求項6記載の車両用電源遮断装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段に、前記遮断器が遮断状態
    より復帰させるときに前記モータを逆回転させる手段を
    設けたことを特徴とする請求項4,5,6または7記載
    の車両用電源遮断装置。
  9. 【請求項9】 前記モータの回転軸の端面に係合部を設
    けると共に、前記フタのモータ回転軸の延長線上の位置
    に前記係合部と係合させてモータを回転させる器具を挿
    入させる作業窓を設けるようにしたことを特徴とする請
    求項4,5,6,7または8記載の車両用電源遮断装
    置。
  10. 【請求項10】 前記制御部が、前記遮断器が遮断状態
    より復帰したとき所定時間動作を停止させるようにした
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8または9記載の車両用電源遮断装置。
  11. 【請求項11】 前記遮断器の接触片の一方をバスバー
    とし、他方の接触片を他方のバスバーと接続された弾性
    を有する接点付バスバーとするようにしたことを特徴と
    する請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9または
    10記載の車両用電源遮断装置。
  12. 【請求項12】 前記他方の接触片を前記一方の接触片
    の方向に押圧するスプリングを設けたことを特徴とする
    請求項11記載の車両用電源遮断装置。
  13. 【請求項13】 前記ケースを車両に設けられたジョイ
    ントボックスと一体化したことを特徴とする請求項1,
    2,3,4,5,6,7,8,9,10,11または1
    2記載の車両用電源遮断装置。
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