JPH06187891A - 回路遮断器の電動操作装置 - Google Patents

回路遮断器の電動操作装置

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JPH06187891A
JPH06187891A JP34006492A JP34006492A JPH06187891A JP H06187891 A JPH06187891 A JP H06187891A JP 34006492 A JP34006492 A JP 34006492A JP 34006492 A JP34006492 A JP 34006492A JP H06187891 A JPH06187891 A JP H06187891A
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誠輝 石橋
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洋一 国本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ハンドルによりトリップ状態を容易に確認する
ことができる回路遮断器の電動操作装置を提供する。 【構成】リセット操作が可能なハンドル8を有するとと
もにトリップ動作を検出するトリップ検出手段9を有す
る回路遮断器1の電動操作装置であって、ハンドル8を
押動する操作部11を有するとともに操作部11を駆動
する駆動部12を有する駆動手段2と、ハンドル8をオ
ンに制御するオン制御部3と、ハンドル8をオフに制御
するオフ制御部4と、トリップ状態でハンドル8を中立
位置に駆動する中立位置制御部6と、ハンドル8をリセ
ット操作するリセット制御部5とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回路遮断器のハンド
ルを遠隔で操作する回路遮断器の電動操作装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】この回路遮断器の電動操作装置は、モー
タ等の駆動部の動力により回路遮断器のハンドルを操作
するものである。図5に提案例を示す。すなわち、この
回路遮断器の電動操作装置は、リセット操作が可能なハ
ンドル105を有するとともにトリップ動作を検出する
トリップ検出手段106を有する回路遮断器100の電
動操作装置であって、ハンドル105を押動する操作部
107を有するとともに操作部107を駆動する駆動部
108を有する駆動手段101と、ハンドル105がオ
ンとなる方向に駆動手段101を駆動する遠隔オンスイ
ッチ109を有するとともにハンドル105のオン位置
を検出して駆動手段101を停止するオン位置検出手段
110を有するオン制御部102と、ハンドル105が
オフとなる方向に駆動手段101を駆動する遠隔オフス
イッチ111を有するとともにハンドル105のオフ位
置を検出して駆動手段101を停止するオフ位置検出手
段112を有するオフ制御部103と、トリップ検出手
段106の検出信号を入力した状態でハンドル105が
オン位置からオフ位置を越えてリセット位置に動作する
ように駆動手段101を駆動する遠隔リセットスイッチ
を兼用した遠隔オフスイッチ111を有するとともにハ
ンドル105のリセット位置を検出して駆動手段101
を反転駆動させるリセット位置検出手段113を有して
ハンドル105のオフ位置で駆動手段101を停止する
リセット制御部104とを備えている。
【0003】この回路遮断器の電動操作装置は、遠隔オ
ンスイッチ109を操作するとオン制御部102の動作
で駆動手段101によりハンドル105がオンに操作さ
れオン位置検出手段110が押圧されることにより停止
し、遠隔オフスイッチ111を操作するとオフ制御部1
03の動作で駆動手段101によりハンドル105がオ
フに操作されオフ位置検出手段112が押圧されること
により停止する。また回路遮断器100がトリップした
ときは遠隔オフスイッチ111を操作することによりリ
セット制御部104によりハンドル105がオフ位置を
越えてオフ位置検出手段112を押したままリセット位
置に移動しリセット位置でリセット位置検出手段113
を押圧することにより反転し、オフ位置検出手段112
を開放することにより停止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この回路遮
断器の電動操作装置は、ハンドル105のオン状態で回
路遮断器100がトリップしてもハンドル105は動か
ずオン位置のままであり、トリップ状態を確認できない
という欠点があった。したがって、この発明の目的は、
ハンドルによりトリップ状態を容易に確認することがで
きる回路遮断器の電動操作装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の回路遮断器の
電動操作装置は、リセット操作が可能なハンドルを有す
るとともにトリップ動作を検出するトリップ検出手段を
有する回路遮断器の電動操作装置であって、前記ハンド
ルを押動する操作部を有するとともに前記操作部を駆動
する駆動部を有する駆動手段と、前記ハンドルがオンと
なる方向に前記駆動手段を駆動する遠隔オンスイッチを
有するとともに前記ハンドルのオン位置を検出して前記
駆動手段を停止するオン位置検出手段を有するオン制御
部と、前記ハンドルがオフとなる方向に前記駆動手段を
駆動する遠隔オフスイッチを有するとともに前記ハンド
ルのオフ位置を検出して前記駆動手段を停止するオフ位
置検出手段を有するオフ制御部と、前記トリップ検出手
段の検出信号を入力して前記ハンドルを中立位置に動作
するように前記駆動手段を駆動する中立位置制御部と、
前記トリップ検出手段の検出信号を入力した状態で前記
ハンドルがオフ位置を越えてリセット位置に動作するよ
うに駆動手段を駆動する遠隔リセットスイッチを有する
とともに前記ハンドルのリセット位置を検出して前記駆
動手段を反転駆動させるリセット位置検出手段を有して
前記ハンドルのオフ位置で前記駆動手段を停止するリセ
ット制御部とを備えたものである。
【0006】請求項2の回路遮断器の電動操作装置は、
請求項1において、前記リセット制御部が、前記遠隔リ
セットスイッチの操作で前記駆動手段を駆動して前記ハ
ンドルをオン位置から前記オフ位置検出手段を操作した
ままオフ位置を越えてリセット位置へ移動させるリセッ
ト移動手段と、このリセット移動手段により前記ハンド
ルが動作して前記リセット位置検出手段を作動すること
により前記駆動手段を反転する反転手段と、この反転手
段の動作により前記ハンドルがオフ位置を越えて前記オ
フ位置検出手段が復帰動作することにより前記駆動手段
を再反転させかつ前記オフ位置検出手段を再動作するこ
とにより前記駆動手段を停止する再反転手段とを有する
ものである。
【0007】
【作用】請求項1の回路遮断器の電動操作装置によれ
ば、遠隔オンスイッチを操作するとオン制御部の動作に
よりハンドルがオンになり、また遠隔オフスイッチを操
作するとオフ制御部の動作によりハンドルがオフにな
る。さらに回路遮断器がトリップ動作すると中立位置制
御部の動作によりハンドルが中立姿勢に移動してハンド
ルによりトリップ表示をする。また遠隔リセットスイッ
チを操作するとリセット制御部の動作によりハンドルが
リセット位置に移動した後オフ位置に停止するリセット
操作が行われる。このように、回路遮断器のトリップ動
作に伴って中立位置制御部の動作によりハンドルが中立
位置に移動するため、回路遮断器のトリップ状態を容易
に確認することができる。
【0008】請求項2の回路遮断器の電動操作装置によ
れば、請求項1において、トリップ検出手段が動作した
状態で遠隔リセットスイッチを操作することにより、オ
フ位置検出手段が動作したまま前記ハンドルをリセット
位置に移動した後反転し、オフ位置検出手段を復帰した
後前記ハンドルを再反転し、再度オフ位置検出手段を動
作することにより前記ハンドルが停止するため、請求項
1と同作用のほか、前記ハンドルのオフ位置での停止精
度が前記ハンドルの遠隔オフスイッチの操作によるオフ
位置と同じにできるのでハンドルの停止位置精度を向上
でき、安全性を図ることができる。
【0009】
【実施例】この発明の一実施例を図1ないし図4により
説明する。すなわち、この回路遮断器の電動操作装置
は、回路遮断器1と、駆動手段2と、オン制御部3と、
オフ制御部4と、リセット制御部5と、中立位置制御部
6,7とを有する。回路遮断器1は、リセット操作が可
能なハンドル8を有するとともにトリップ動作を検出す
るトリップ検出手段9を有する。一般に回路遮断器1は
図2に示すように上面にハンドル8の一部を突出し、ハ
ンドル8の操作方向の両端部に端子10を有する。また
機構部は図示しないが一般的に異常電流検出部と、異常
電流検出部に応動するトリップリンクと、トリップリン
クにラッチされるラッチリンクと、ラッチリンクに支持
された状態でハンドル8のオン,オフの動作により開閉
しラッチリンクの釈放によりトリップ開極する可動接触
子とを有し、ハンドル8のリセット位置はオフ位置より
もオン位置と反対側でハンドル8の回動が規制される位
置にあり、このリセット位置にハンドル8を操作するこ
とにより、釈放されているラッチリンクを既に復帰して
いるトリップリンクにラッチさせることが可能となる。
またトリップ検出手段9は通常時は開成し、トリップ時
にたとえばラッチリンクの動作に連動して閉成する警報
スイッチの接点を実施例としていいる。
【0010】駆動手段2は、ハンドル8を押動する操作
部11を有するとともに操作部11を駆動する駆動部1
2を有する。実施例の駆動手段2の本体16は図2のよ
うに回路遮断器1の操作方向と直交する方向の側部に設
けられ、図4のように回路遮断器1を設置する取付板1
3の残部に駆動部12の基台21が設置され、カバー1
4により被覆されている。
【0011】駆動部12は、図3および図4に示すよう
に遠隔信号により動作するモータ18と、モータ18を
制御する図1の制御回路29と、操作部11の操作方向
に配設されモータ18に連動して操作部11を直線運動
させるねじ軸15と、このねじ軸15に平行で操作部1
1を摺動自在に支持するガイド軸19とを有する。モー
タ18は正逆回転用であり、ハンドル8の突出方向に回
転軸20の軸方向を向けて基台21に固定され、また基
台21にねじ軸15が回転自在に支持され、かつガイド
軸19が支持されている。そして回転軸20にかさ歯車
22が連結され、かさ歯車22にかさ歯車23が噛み合
い、かさ歯車23にねじ軸15の一端が連結されてい
る。したがって、モータ18の回転により傘歯車22,
23を介してねじ軸15が回転する。
【0012】操作部11はねじ軸15に螺合する雌ねじ
部を有する従動体24と、従動体24と一体になりガイ
ド軸15に摺動自在に支持される移動体25と、移動体
25の上面の中央のガイド用凸部26に基端部が摺動自
在に支持される動作部材27からなり、ガイド用凸部2
6の両側に形成したガイド溝26aに摺動部材27の係
止片27aが摺動自在に係合し、動作部材27の先端部
に図2および図3のようにハンドル8に係脱自在に係合
する切欠部28が設けられている。すなわち動作部材2
7を移動体25に対して摺動することにより、動作部材
27の切欠部28がハンドル8に対して係脱し、離脱状
態でハンドル8を直接手動操作することができる。また
係合状態でモータ18の回転によりねじ軸15が回転す
ると、移動体25がねじ軸15の軸方向に移動し、これ
により動作部材27によってハンドル8が操作される。
なお、70は動作部材27のハンドル8から離脱した状
態を検知する検知スイッチであり、操作片71に押圧さ
れて動作する。
【0013】制御回路29は、モータ18を正逆回転さ
せるためのトランジスタTr1〜Tr4からなるトラン
ジスタブリッジにより構成され、入力端子39,40を
電源33に接続し、出力端子をモータ18に接続してい
る。オン制御部3は、ハンドル8がオンとなる方向に駆
動手段2を駆動する遠隔オンスイッチ31を有するとと
もに、ハンドル8のオン位置を検出して駆動手段2を停
止するオン位置検出手段65を有する。実施例ではトラ
ンジスタTr1,Tr3を駆動する信号を供給するナン
ド回路からなるモータ18の正転用の信号ラッチ回路で
ある。すなわち、出力端がオア回路68,69を介して
制御回路29のトランジスタTr1,Tr3の各ベース
に接続され、セット入力端50は遠隔オンスイッチ31
に接続され、リセット入力端51はオン位置検出手段6
5に接続されている。遠隔オンスイッチ31は、オン制
御部3のセット入力端50に接続された入力端子34に
一端が接続され、他端が共通端子36に接続され、共通
端子36は入力端子39に接続されている。オン位置検
出スイッチ65はハンドル8をオン位置に押動した操作
部11を検出してオン制御部3をリセットするものであ
り、本体16内の移動体25の操作片37に対向する所
定の位置に配設され、入力端子39に一端が接続され他
端がオン制御部3のリセット入力部51に接続されてい
る。したがって、遠隔オンスイッチ31をオンにすると
オン制御部3のセット入力部50がロウになり出力端が
ハイになり、制御回路29のトランジスタTr1,Tr
3がオンとなり、モータ18を正転させる方向に電流が
流れ、モータ18が正転する。こうして、モータ18の
正転によりねじ軸15が一方向に回転し、操作部11が
ハンドル8をオフ位置からオン位置へ押動する。そして
オン位置検出スイッチ65がオンになるとリセット入力
端51がロウになりオン制御部3がリセットされ、制御
回路29のトランジスタTr1,Tr3はオフとなり、
モータ18への給電が停止する。その結果、操作部11
が停止してハンドル8がオン位置に停止することとな
る。
【0014】オフ制御部4は、ハンドル8がオフとなる
方向に駆動手段2を駆動する遠隔オフスイッチ32を有
するとともに、ハンドル8のオフ位置を検出して駆動手
段2を停止するオフ位置検出手段66を有する。実施例
ではトランジスタTr2,Tr4を駆動する信号を供給
するナンド回路からなる逆転用の信号ラッチ回路であ
る。すなわち、出力端がオア回路70〜72を介して制
御回路29のトランジスタTr2,Tr4の各ベースに
接続され、セット入力端52は遠隔オフスイッチ32に
接続され、リセット入力端53はオフ位置検出手段66
に接続されている。遠隔オフスイッチ32はセット入力
端52に接続された入力端子35に一端が接続され、他
端が共通端子36に接続されている。オフ位置検出スイ
ッチ66は、ハンドル8をオフ位置に押動した操作部1
1を検出してオフ制御部4をリセットするものであり、
移動体25に設けられた操作片38に対向して本体16
内の基台21の所定位置に設置され、入力端子39に一
端が接続され他端がオフ制御部4のリセット入力端53
に接続されている。したがって、遠隔オフスイッチ32
をオンにするとオフ制御部4のセット入力部52がロウ
になり出力端がハイになり、制御回路29のトランジス
タTr2,Tr4がオンとなり、モータ18を逆転させ
る方向に電流が流れ、モータ18が逆転する。こうし
て、モータ18の逆転によりねじ軸15が他方向に回転
し、操作部11がハンドル8をオン位置からオフ位置へ
押動する。そしてオフ位置検出スイッチ66がオンにな
るとリセット入力端53がロウになりオフ制御部4がリ
セットされ、制御回路29のトランジスタTr2,Tr
4はオフとなり、モータ18への給電が停止する。その
結果、操作部11が停止してハンドル8がオフ位置に停
止することとなる。
【0015】リセット制御部5は、トリップ検出手段9
の検出信号を入力した状態でハンドル8がオフ位置を越
えてリセット位置に動作するように駆動手段2を駆動す
る遠隔リセットスイッチ(32)を有するとともに、ハ
ンドル8のリセット位置を検出して駆動手段2を反転駆
動させるリセット位置検出手段67を有して、ハンドル
8のオフ位置で駆動手段2を停止する。遠隔リセットス
イッチは遠隔オフスイッチ32により兼用されている。
リセット位置検出手段67は、リセット位置に移動した
操作部11を検出してリセット規制信号出力手段57を
リセットし規制を解除するものであり、移動体25に設
けられた操作片49に対向して本体16内の基台21に
設置されている。
【0016】実施例のリセット制御部5は、遠隔リセッ
トスイッチ(32)の操作で駆動手段2を駆動してハン
ドル8をオン位置からオフ位置検出手段66を操作した
ままオフ位置を越えてリセット位置へ移動させるリセッ
ト移動手段73と、このリセット移動手段73によりハ
ンドル8が動作してリセット位置検出手段67を作動す
ることにより駆動手段2を反転する反転手段74と、こ
の反転手段74の動作によりハンドル8がオフ位置を越
えてオフ位置検出手段66が復帰動作することにより駆
動手段2を再反転させかつオフ位置検出手段66を再動
作することにより駆動手段2を停止する再反転手段75
とを有する。
【0017】まずリセット移動手段73は、一対のナン
ド回路からなる信号ラッチ回路であり、そのセット入力
端にオア回路54を介して遠隔オフスイッチ32とトリ
ップ検出手段9とを接続し、出力端をオフ制御部4のオ
ア回路71の入力端に接続し、さらにリセット入力端を
リセット位置検出スイッチ67に接続している。したが
って、回路遮断器1がトリップしてトリップ検出手段9
がオンとなった状態で遠隔リセットスイッチすなわち遠
隔オフスイッチ32がオンに操作されるとオア回路54
がロウになりリセット移動手段73の出力端がハイにな
り、オア回路71がハイになる。なお遠隔オフスイッチ
32のオンにより前記したようにオフ制御部4がハイに
なる。そのため、オア回路72がハイになり制御回路2
9のトランジスタTr2 ,Tr4 がオンとなりモータ1
8が逆転し、移動体25の動作によりハンドル8がオン
位置側からオフ位置側に移動する。移動体25の移動に
よりオフ位置検出手段66がオンになるとオフ制御部4
がリセットされるが、リセット移動手段73はリセット
されないので移動体25は移動を続ける。移動体25の
移動により操作片49でリセット位置検出手段67をオ
ンにするとリセット移動手段73がリセットされ、その
出力端がロウになるので制御回路29およびモータ12
が停止し、ハンドル8はリセット位置に停止する。な
お、移動体25はリセット位置にあるが、図3の想像線
のように操作片38によりオフ位置検出スイッチ66を
オンに押した状態のままになっている。
【0018】反転手段74は、一対のナンド回路からな
る信号ラッチ回路であり、セット入力端はリセット位置
検出手段67に接続され、出力端はオン制御部3のオア
回路69の入力端に接続され、リセット入力端はインバ
ータ55を介してオフ位置検出手段66に接続されてい
る。したがって、リセット位置検出手段67のオンによ
りセット入力端がロウになり反転手段74がハイにな
り、オア回路69がハイになるので制御回路29のトラ
ンジスタTr1,Tr3がオンとなりモータ12が正転
し、移動体25がリセット位置からオフ位置側に移動
し、オフ位置検出手段66がオンからオフに復帰する
と、インバータ55がハイからロウになるので反転手段
74がリセットされ、制御回路29およびモータ18が
停止する。
【0019】再反転手段75は、一対のナンド回路から
なる信号ラッチ回路であり、そのセット入力端がナンド
回路56を介してオフ位置検出手段66および反転手段
74の出力端に接続され、出力端はオフ制御部4のオア
回路72の入力端に接続され、かつリセット入力端はオ
フ位置検出手段66に接続されている。したがって、反
転手段74がハイの状態でオフ位置検出手段56がオン
からオフに復帰するときナンド回路56がロウとなり、
再反転手段75の出力端がハイになり、オフ制御部4の
オア回路72がハイになり、制御回路29が動作してモ
ータ18が逆転し移動体25が移動して再度オフ位置検
出手段66をオンにする。オフ位置検出手段66のオン
により再反転手段75がリセットされ、このためモータ
18が停止し、移動体25はオフ位置検出手段66を押
した状態に停止し、ハンドル8がオフ位置に停止する。
【0020】中立位置制御部6は、トリップ検出手段9
の検出信号を入力してハンドル8をオン位置から中立位
置に動作するように駆動手段2を駆動する。実施例の中
立位置制御部6は、ハンドル8を中立位置まで一定時間
駆動するタイマであり、オア回路77の入力端にオン位
置検出手段65とトリップ検出手段9が接続され、オア
回路77にインバータ78,オア回路79,インバータ
80を介して抵抗RおよびコンデンサCの直列回路が接
続され、抵抗RおよびコンデンサCの接続点をアンド回
路81の入力端に接続している。またオア回路79の出
力端をアンド回路81の入力端に接続し、アンド回路8
1の出力端をオア回路79の入力端に接続するとともに
オフ制御部4のオア回路70の入力端に接続している。
したがって、ハンドル8がオンの位置にあって移動体2
5によりオン位置検出手段65をオンにしている状態で
回路遮断器1のトリップ動作によりトリップ検出手段9
がオンになるとオア回路77がロウとなり、インバータ
78がハイになり、オア回路79がハイになりインバー
タ80がロウとなり、インバータ80がハイのとき充電
していたコンデンサCの電荷は抵抗Rを通して放電を開
始するが、アンド回路81の入力端がロウとなる電圧に
なるまではアンド回路81がハイを継続するのでオア回
路70がハイとなり、制御回路29が動作しモータ18
が逆転を始め、移動体25が移動しハンドル8が中立方
向に移動する。コンデンサCの放電が進行しアンド回路
81の入力端がロウになるとアンド回路81がロウにな
りオア回路70がロウになり制御回路29およびモータ
18が停止し、ハンドル8が停止する。その位置は抵抗
RとコンデンサCの時定数により決まる一定時間であ
り、この時間をモータ18を作動することによりハンド
ル8がオン位置から中立位置になるまでの時間に設定し
ている。なお、この状態からハンドル8をリセットする
ときは遠隔リセットスイッチを兼用した遠隔オフスイッ
チ32を操作する。
【0021】中立位置制御部7は、ハンドル8のオフ位
置からハンドル8を中立位置に移動させるものである。
すなわち、回路遮断器1にトリップテスト釦を有する場
合において、ハンドル8がオフ位置にある状態でトリッ
プテスト釦を操作することにより、回路遮断器1の機構
部をトリップ状態にしこれに連動するトリップ検出手段
9の検出信号を用いてハンドル8を中立位置に移動させ
て、トリップ動作を確認するものである。この中立位置
制御部7もタイマを用いており、オア回路77とインバ
ータ78との間にオア回路82が挿入されている以外は
中立位置制御部6と同構成であるので共通の符号を付し
ている。そして、オア回路77の入力端にオフ位置検出
手段66とトリップ検出手段9が接続され、オア回路7
7の出力端をオア回路82の入力端に接続するとともに
オア回路82の入力端にリセット移動手段73の出力端
を接続し、オア回路82の出力端をインバータ78に接
続している。またアンド回路81の出力端をオン制御部
3のオア回路68に接続している。したがって、ハンド
ル8がオフ位置にありオフ位置検出手段66がオンのと
きにトリップ検出手段9がオンになると、オア回路77
がロウになり、遠隔オフスイッチ32が押されない限り
リセット移動手段73はロウであるのでオア回路82が
ロウとなり、このため中立位置制御部6の動作と同様に
動作して一定時間オア回路68がハイになり、制御回路
29が動作し、モータ12が正転方向に動作してハンド
ル8の中立位置で停止する。
【0022】この実施例によれば、遠隔オンスイッチ3
1を操作するとオン制御部3の動作によりハンドル8が
オンになり、また遠隔オフスイッチ32を操作するとオ
フ制御部4の動作によりハンドル8がオフになる。さら
に回路遮断器1がトリップ動作すると中立位置制御部6
の動作によりハンドル8が中立姿勢に移動してハンドル
8によりトリップ表示をする。また遠隔リセットスイッ
チ(32)を操作するとリセット制御部5の動作により
ハンドル8がリセット位置に移動した後オフ位置に停止
するリセット操作が行われる。このように、回路遮断器
1のトリップ動作に伴って中立位置制御部6の動作によ
りハンドル8がオン位置またはオフ位置から中立位置に
移動するため、回路遮断器1のトリップ状態を容易に確
認することができる。
【0023】とくに、動作部材27がハンドル8に対し
て係脱自在な構成の場合、操作部11の着脱時の操作性
が向上する。またトリップ検出手段9が動作した状態で
遠隔リセットスイッチ(32)を操作することにより、
オフ位置検出手段66が動作したままハンドル8をリセ
ット位置に移動した後反転し、オフ位置検出手段66を
復帰した後ハンドル8を再反転し、再度オフ位置検出手
段66を動作することによりハンドル8が停止するた
め、ハンドル8のオフ位置での停止精度がハンドル8の
遠隔オフスイッチ32の操作によるオフ位置と同じにで
きるのでハンドル8の停止位置精度を向上でき、安全性
を図ることができる。
【0024】さらに、トリップテスト釦を有する回路遮
断器1では、トリップテスト釦によりトリップ動作をさ
せた場合にも、ハンドル8をオフ位置から中立位置へ移
動することができるので、回路遮断器1のテスト釦によ
るトリップ動作を容易に確認することができる。なお、
この発明において、トリップ時にハンドル8をオフ位置
から中立位置に移動させる中立位置制御部7はなくても
よい。
【0025】
【発明の効果】請求項1の回路遮断器の電動操作装置に
よれば、回路遮断器のトリップ動作に伴って中立位置制
御部の動作によりハンドルが中立位置に移動するため、
回路遮断器のトリップ状態を容易に確認することができ
るという効果がある。請求項2の回路遮断器の電動操作
装置によれば、請求項1と同効果のほか、リセット制御
部がハンドルをオン位置からオフ位置を越えたリセット
位置で反転しオフ位置を越えた後再度オフ位置に移動し
て停止する構成のため、ハンドルのオフ位置での停止精
度がハンドルの遠隔オフスイッチの操作によるオフ位置
と同じにできるのでハンドルの停止位置精度を向上で
き、安全性を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の回路図である。
【図2】回路遮断器の電動操作装置の外観斜視図であ
る。
【図3】本体のカバーを外した状態の平面図である。
【図4】本体の断面図である。
【図5】提案例の回路図である。
【符号の説明】
1 回路遮断器 2 駆動手段 3 オン制御部 4 オフ制御部 5 リセット制御部 6 中立位置制御部 8 ハンドル 9 トリップ検出手段 11 操作部 12 駆動部 31 遠隔オンスイッチ 32 遠隔オフスイッチ 65 オン位置検出手段 66 オフ位置検出手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リセット操作が可能なハンドルを有する
    とともにトリップ動作を検出するトリップ検出手段を有
    する回路遮断器の電動操作装置であって、前記ハンドル
    を押動する操作部を有するとともに前記操作部を駆動す
    る駆動部を有する駆動手段と、前記ハンドルがオンとな
    る方向に前記駆動手段を駆動する遠隔オンスイッチを有
    するとともに前記ハンドルのオン位置を検出して前記駆
    動手段を停止するオン位置検出手段を有するオン制御部
    と、前記ハンドルがオフとなる方向に前記駆動手段を駆
    動する遠隔オフスイッチを有するとともに前記ハンドル
    のオフ位置を検出して前記駆動手段を停止するオフ位置
    検出手段を有するオフ制御部と、前記トリップ検出手段
    の検出信号を入力して前記ハンドルを中立位置に動作す
    るように前記駆動手段を駆動する中立位置制御部と、前
    記トリップ検出手段の検出信号を入力した状態で前記ハ
    ンドルがオフ位置を越えてリセット位置に動作するよう
    に駆動手段を駆動する遠隔リセットスイッチを有すると
    ともに前記ハンドルのリセット位置を検出して前記駆動
    手段を反転駆動させるリセット位置検出手段を有して前
    記ハンドルのオフ位置で前記駆動手段を停止するリセッ
    ト制御部とを備えた回路遮断器の電動操作装置。
  2. 【請求項2】 前記リセット制御部は、前記遠隔リセッ
    トスイッチの操作で前記駆動手段を駆動して前記ハンド
    ルをオン位置から前記オフ位置検出手段を操作したまま
    オフ位置を越えてリセット位置へ移動させるリセット移
    動手段と、このリセット移動手段により前記ハンドルが
    動作して前記リセット位置検出手段を作動することによ
    り前記駆動手段を反転する反転手段と、この反転手段の
    動作により前記ハンドルがオフ位置を越えて前記オフ位
    置検出手段が復帰動作することにより前記駆動手段を再
    反転させかつ前記オフ位置検出手段を再動作することに
    より前記駆動手段を停止する再反転手段とを有する請求
    項1記載の回路遮断器の電動操作装置。
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