JP2850307B2 - 回路遮断器の電動操作装置 - Google Patents

回路遮断器の電動操作装置

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JP2850307B2
JP2850307B2 JP3324454A JP32445491A JP2850307B2 JP 2850307 B2 JP2850307 B2 JP 2850307B2 JP 3324454 A JP3324454 A JP 3324454A JP 32445491 A JP32445491 A JP 32445491A JP 2850307 B2 JP2850307 B2 JP 2850307B2
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洋一 国本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回路遮断器のハンド
ルを遠隔で操作する回路遮断器の電動操作装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】この回路遮断器の電動操作装置は、モー
タ等の駆動部の動力により回路遮断器のハンドルを操作
するものである。すなわち、図9に示すように、この回
路遮断器の電動操作装置は、回路遮断器100のハンド
ル101を操作する操作部102を有し、操作部102
を往復駆動する正逆回転可能なモータ103を有する駆
動部104と、ハンドル101がオンとなるようにモー
タ103を作動する遠隔オンスイッチ105を有し、ハ
ンドル101がオフとなるようにモータ103を作動す
る遠隔オフスイッチ106を有し、ハンドル101をオ
ン位置およびオフ位置に操作した操作部102を検出し
てモータ103を停止する位置検出スイッチ108,1
09を有する制御回路107とを備えている。
【0003】ところが、この回路遮断器の電動操作装置
は、遠隔オンスイッチ105および遠隔オフスイッチ1
06が別々にあり、それぞれの接点信号をそれぞれの信
号線L1 ,L2 および共通線L0 で伝達する3線式のた
め、半波の整流波形を出力する2線式の操作スイッチが
使用できないという欠点があった。そこで、2線式およ
び3線式の操作スイッチが使用できるこの発明の基礎と
なる回路遮断器の電動操作装置が提案された。
【0004】この発明の基礎となる回路遮断器の電動操
作装置を図1ないし図5により説明する。すなわち、こ
の回路遮断器の電動操作装置は、駆動部1と、制御回路
2と、リレー3と、通電方向制御用ダイオード61,6
2と、操作スイッチ部6とを有する。駆動部1は、回路
遮断器9のハンドル8を操作する操作部11を有し、操
作部11を往復駆動する正逆回転可能なモータ18を有
する。一般に回路遮断器9は図3に示すように上面にハ
ンドル8の一部を突出し、ハンドル8の操作方向の両端
部に端子10を有する。また回路遮断器9の内部の機構
部は公知のため図示しないが、一般的に異常電流検出部
と、異常電流検出部に応動するトリップリンクと、トリ
ップリンクにラッチされるラッチリンクと、ラッチリン
クに支持された状態でハンドル8のオン,オフの動作に
より開閉しラッチリンクの釈放によりトリップ開極する
可動接触子とを有し、ハンドル8の回路遮断器9のオフ
位置はリセット位置にしてあるので、ハンドル8をオフ
操作することにより、釈放されているラッチリンクを既
に復帰しているトリップリンクにラッチさせることが可
能となる。
【0005】この駆動部1は図3ないし図5のように回
路遮断器9の操作方向と直交する方向の側部に設けら
れ、図5のようにベース14aとカバー14をピン17
により結合してなるケース16内に設けられ、接続手段
(図示せず)により回路遮断器9に一体に接続されてい
る。この駆動部1は、遠隔信号により動作するモータ1
8と、モータ18を制御する図1の制御回路2と、操作
部11の動作方向に配設されモータ18に連動して操作
部11を直線運動させる手段12を有し、この手段12
はねじ軸15と、このねじ軸15に平行で操作部11を
摺動自在に支持するガイド軸19とを有する。モータ1
8は正逆回転用であり、ベース14aの一端側に固定さ
れて、ハンドル8の突出方向に回転軸20の軸方向を向
けている。またモータ18の側部に基台21が立設され
基台21にねじ軸15が回転自在に支持され、かつガイ
ド軸19が支持されている。そして回転軸20にかさ歯
車22が連結され、かさ歯車22にかさ歯車23が噛み
合い、かさ歯車23にねじ軸19の一端が連結されてい
る。したがって、モータ18が回転すると、回転軸2
0、かさ歯車22,23およびねじ軸15の順序で動力
伝達されねじ軸15が回転する。
【0006】操作部11はねじ軸15に螺合しかつガイ
ド軸19に摺動自在に支持される移動体25と、移動体
25の上面の中央のガイド用凹部26に基端部が摺動自
在に支持される動作部材27からなり、動作部材27の
先端部に図4のようにハンドル8に係脱自在に係合する
切欠部28が設けられている。すなわち動作部材27を
移動体25に対して摺動することにより、動作部材27
の切欠部28がハンドル8に対して係脱し、離脱状態で
ハンドル8を直接手動操作することができる。
【0007】制御回路2は、ハンドル8がオンとなるよ
うにモータ18を作動するオンスイッチ部35を有し、
ハンドル8がオフとなるようにモータ18を作動するオ
フスイッチ部36を有し、ハンドル8をオン位置および
オフ位置に操作した操作部11を検出してモータ18を
停止する一対の位置検出スイッチ5,7を有する。詳し
くは図2に示すようにモータ18を正逆回転させるため
のトランジスタTr1〜Tr4からなるトランジスタブ
リッジにより構成されたモータ制御回路44と、オンス
イッチ部35,オフスイッチ部36が操作されてオン,
オフ信号が入力されたとき信号をラッチし、位置検出ス
イッチ5,7が動作したときラッチを解除する制御回路
43とを有し、制御回路43は、モータ制御回路44の
トランジスタTr1,Tr3を駆動する信号を供給する
ナンド回路からなる正転用の信号ラッチ部12と、モー
タ制御回路44のトランジスタTr2,Tr4を駆動す
る信号を供給するナンド回路からなる逆転用の信号ラッ
チ部13とを有する。
【0008】モータ制御回路44は入力端子39,40
を有し、出力端子をモータ18に接続している。信号ラ
ッチ部12はオンスイッチ部35のオン位置信号を入力
して出力信号を出力するための入力部50と位置検出ス
イッチ5の停止信号を受けて出力信号を停止するための
リセット入力部51を有し、信号ラッチ部13はオフス
イッチ部36のオフ位置信号を入力して出力信号を出力
するための入力部52と位置検出スイッチ7の停止信号
を受けて出力信号を停止するためのリセット入力部53
を有する。したがって、正転用の信号ラッチ部12の出
力信号によりモータ制御回路44のトランジスタTr
1,Tr3がオンとなり、モータ18を正転させる方向
に電流が流れ、モータ18が正転する。反対に信号ラッ
チ部13の出力信号によりモータ制御回路44のトラン
ジスタTr2,Tr4がオンとなり、モータ18を逆転
させる方向に電流が流れ、モータ18が逆転する。モー
タ18の正転によりねじ軸28が一方向に回転し、操作
部11がハンドル8をオフ位置からオン位置へ押動す
る。またモータ18の逆転によりねじ軸15が反対方向
に回転し、操作部11がハンドル8をオン位置からオフ
位置へ押動する。
【0009】オンスイッチ部35は、ハンドル6をオン
位置に操作するオン位置用信号を出力するものであり、
信号ラッチ部12の入力端子50に一端が接続され、他
端が入力端子40に接続されている。ここではリレー3
が一方向に動作するときオンとなるリレー3の復帰型の
接点を適用している。オフスイッチ部36は、ハンドル
8をオフ位置に操作するオフ位置用信号を出力するもの
であり、信号ラッチ部13の入力端子52に一端が接続
され、他端が入力端子40に接続される。そしてここで
はリレー3が他方向に動作するときオンとなるリレー3
の復帰型の接点を適用している。
【0010】位置検出スイッチ5は、ハンドル8をオン
位置に押動した操作部11を検出して停止信号を出力す
るものであり、マイクロスイッチを用い、図4および図
5のようにベース14a内の基台21の移動体25に対
向する所定の位置に配設されている。そして入力端子4
0に一端が接続され他端が信号ラッチ部12のリセット
入力部51に接続されている。位置検出スイッチ5が移
動体25により押されるとオンとなり停止信号がリセッ
ト入力部51に入力され、信号ラッチ部12の出力信号
が出力を停止し、モータ制御回路44のトランジスタT
r1,Tr3はオフとなり、モータ18への給電が停止
する。
【0011】位置検出スイッチ7は、ハンドル8をオフ
位置に押動した操作部11を検出して停止信号を出力す
るものであり、マイクロスイッチを用い、図4および図
5のように移動体25に対向してベース14a内の基台
21の移動体25に対向する所定位置に設置され、入力
端子40に一端が接続され他端が信号ラッチ部13のリ
セット入力部53に接続されている。移動体25の移動
により位置検出スイッチ27が押されてオンになると、
停止信号がリセット入力部53に入力され、信号ラッチ
部13の出力信号が出力を停止し、モータ制御回路44
のトランジスタTr2,Tr4はオフとなり、モータ1
8への給電が停止する。
【0012】リレー3は、オンスイッチ部35およびオ
フスイッチ部36を操作するものであり、リレーコイル
63の一端が電源回路24に接続されている。通電方向
制御用ダイオード61,62は、互いに逆極性となる一
端部がリレー3の切換接点31を介してリレーコイル6
3の他端にそれぞれ接続されている。32,33は切換
接点31が接触する固定接点である。
【0013】操作スイッチ部6は、通電方向制御用ダイ
オード61,62の他端部に接続されて操作信号を出力
するものである。詳しくは、切換接点を有する遠隔スイ
ッチ65と、遠隔スイッチ65のオン側接点に互いに逆
並列に接続された一対のサイリスタ66,67と、遠隔
スイッチ65のオフ接点側に接続されたコンデンサ68
および抵抗69と、コンデンサ68および抵抗69の接
続点とオン用サイリスタ67のゲートとの間に接続され
たオフ表示用発光ダイオード70および抵抗73と、オ
フ用サイリスタ66のアノードとゲートとの間に接続さ
れたトランジスタ71およびダイオード72と、トラン
ジスタ71のベースとオフ表示用発光ダイオード70お
よび抵抗73の接続点との間に接続されたオン表示用ダ
イオード74とを有する。75はオフ用サイリスタ66
のゲート抵抗である。そして操作スイッチ部6の一端が
通電方向制御用ダイオード61,62の他端に共に接続
され、操作スイッチ部6の他端が電源回路24に接続さ
れている。この操作スイッチ部6において、オフ表示用
発光ダイオード70とオン表示用発光ダイオード74と
は状態表示であり、遠隔スイッチ65のオフ側接点を通
してハンドル8の状態に応じていずれか一方が点灯する
が、そのときの通電電流は約3mA程度であり、リレー
3は動作しない。図1の状態は回路遮断器9がオフのと
きであり、オフ表示用発光ダイオード70が点灯してい
る。ここで遠隔スイッチ65をオンに操作すると、オン
用サイリスタ67がオンとなり10倍以上の電流が流れ
ることによりリレー3が一方向に動作し、切換接点31
が固定接点32から固定接点33に切り換わる。同時に
リレー3の接点である制御回路2のオンスイッチ部35
がオン位置信号を出力し、前記した動作でハンドル8が
オン状態となる。リレー3の動作による切換接点31の
切換わりによりオン用サイリスタ67は停止するが、通
電方向制御用ダイオード62および遠隔スイッチ65の
オフ側接点を通してオン表示用発光ダイオード74が点
灯する。
【0014】つぎに、遠隔スイッチ65を再度オンに操
作すると、通電方向制御用ダイオード62を通じてオフ
用サイリスタ66がオンとなり、前記と逆向きに10倍
以上の電流が流れ、リレー3が反転動作するとともに、
オフスイッチ部36がオフ位置信号を出力し、前記した
ようにハンドル8がオフ状態となる。またリレー3の動
作による切換接点31の切換わりによりオフ用サイリス
タ66は停止するが、通電方向制御用ダイオード61お
よび遠隔スイッチ65のオフ側接点を通してオフ表示用
発光ダイオード70が点灯する。
【0015】図2において、60は点検スイッチであ
り、オンスイッチ部35およびオフスイッチ部36に直
列に接続されている。したがって、点検スイッチ60を
オフに操作するとオンスイッチ部35およびオフスイッ
チ部36の回路が開くのでこれらを操作しても駆動部1
は動作しない。77は点検オンスイッチであり、図2の
ようにオンスイッチ部35と点検スイッチ60の直列回
路に並列に接続されている。したがって、点検オンスイ
ッチ77を操作するとオンスイッチ部35を操作したと
きの動作でモータ18が正転動作する。78は点検オフ
スイッチであり、図2のようにオフスイッチ部36と点
検スイッチ60の直列回路に並列に接続されている。し
たがって、点検オフスイッチ78を操作するとオフスイ
ッチ部36を操作したときの動作でモータ18が逆転動
作する。図3は点検スイッチ60、点検オンスイッチ7
7,点検オフスイッチ78の各ボタンを示すとともに点
検表示ランプ79およびトリップ表示ランプ78を示し
ている。点検表示ランプ79は点検スイッチ(77,6
7)の別接点を利用して点灯させる。トリップ表示ラン
プ80は回路遮断器9のトリップ動作に連動する警報ス
イッチ(図示せず)により点灯する。
【0016】この回路遮断器の電動操作装置によれば、
操作スイッチ部6をオン操作して操作信号を出力する
と、リレー3の切換接点がオンとなっている通電方向制
御用ダイオード61,62を通してハンドルオンの操作
信号がリレー3に一方向に通電されリレー3が一方向に
動作する。このためリレー3の切換接点31が切り換わ
って操作信号が停止する。またリレー3の一方向の動作
にオンスイッチ部35が連動し、制御回路2によりモー
タ18が一方向に回転し操作部11が一方向に動作して
ハンドル8がオンとなり、そのとき操作部11を位置検
出スイッチ5で検出するとモータ18が停止する。一方
操作スイッチ部6をオフ操作して操作信号を出力する
と、リレー3の切換接点31がオンとなっている別の通
電方向制御用ダイオード61,62を通してハンドルオ
フの操作信号が入力され、リレー3に他方向に通電され
リレー3が他方向に動作する。このためリレー3の切換
接点31が元の位置に切り換わって操作信号が停止す
る。またリレー3の他方向の動作にオフスイッチ部36
が連動し、制御回路2によりモータ18が他方向に回転
し操作部11が他方向に動作してハンドル8がオフとな
り、そのとき操作部11を位置検出スイッチ7で検出す
るとモータ18が停止する。
【0017】この場合、操作スイッチ部6のハンドルオ
ンおよびハンドルオフの操作信号は通電方向制御用ダイ
オード61,62により整流された信号のみが通電され
るので、操作スイッチ部6として3線式のものを使用す
ることができるとともに、たとえば半波の整流波形を出
力する2線式のものも使用することができる。したがっ
て、2線式用の専用スイッチを開発する必要がなく周辺
付属装置の合理化が図れる。
【0018】またオンスイッチ部35およびオフスイッ
チ部36はリレー3の接点であるため構成が簡単にな
る。図6は、回路遮断器の電動操作装置の操作スイッチ
部6を前記の2線式から3線式にしたものである。すな
わち、通電方向方向制御用ダイオード61に接続される
オン操作スイッチ90と、通電方向制御用ダイオード6
2に接続されるオフ操作スイッチ91とからなり、オフ
操作スイッチ91に並列に発光ダイオード92を接続し
ている。
【0019】オン操作スイッチ90もオフ操作スイッチ
91もそれぞれのオンにより電源回路24により交流が
供給されるが、通電方向制御用ダイオード61,62に
よりリレー3には整流された電流が通電され、したがっ
てリレー3および制御回路2は前記した2線式のものと
同じ動作をする。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この発明の基
礎となる回路遮断器の電動操作装置は、リレーの接点を
使用しているため、制御回路に適用する電圧と操作スイ
ッチ部に適用する電圧とが異り、たとえば制御回路はD
C5Vであるのに対して、操作スイッチ部がAC24
V、100V、200V等の場合、同じリレーを用いて
これらの絶縁をとることは困難であった。
【0021】したがって、この発明の目的は、2線式お
よび3線式の操作スイッチが使用できるとともに、広い
電圧範囲で制御回路と操作スイッチ部との間の絶縁を容
易に確保することができる回路遮断器の電動操作装置を
提供することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1の回路遮断器の
電動操作装置は、回路遮断器のハンドルを操作する操作
部を有し前記操作部を往復駆動する正逆回転可能なモー
タを有する駆動部と、前記ハンドルがオンとなるように
前記モータを作動するオンスイッチ部を有し前記ハンド
ルがオフとなるように前記モータを作動するオフスイッ
チ部を有し前記ハンドルをオン位置およびオフ位置に操
作した前記操作部を検出して前記モータを停止する一対
の位置検出スイッチを有する制御回路と、前記オンスイ
ッチ部およびオフスイッチ部を操作するリレーと、互い
に逆極性となる一端部が前記リレーの切換接点を介して
リレーコイルにそれぞれ接続された一対の通電方向制御
用ダイオードと、これらの通電方向制御用ダイオードの
他端部に接続されて操作信号を出力する操作スイッチ部
とを備えた回路遮断器の電動操作装置において、前記通
電方向制御用ダイオードの各々に直列に接続された抵抗
を有し、この抵抗に並列でその抵抗に接続された前記通
電方向制御用ダイオードと反対向きに接続されたツェナ
ーダイオードを有し、このツェナーダイオードに直列で
そのツェナーダイオードと反対向きに接続されたホトカ
プラの発光部を有し、前記制御回路のオンスイッチ部お
よびオフスイッチ部に前記ホトカプラの受光部を用いた
ことを特徴とするものである。
【0023】
【作用】請求項1の回路遮断器の電動操作装置によれ
ば、操作スイッチ部をオン操作して操作信号を出力する
と、リレーの切換接点がオンとなっている通電方向制御
用ダイオードを通してハンドルオンの操作信号がリレー
に一方向に通電されリレーが一方向に動作する。このた
めリレーの切換接点が切り換わって操作信号が停止す
る。またリレーの一方向の動作にオンスイッチ部が連動
し、制御回路によりモータが一方向に回転し操作部が一
方向に動作してハンドルがオンとなり、そのとき操作部
を位置検出スイッチで検出するとモータが停止する。一
方操作スイッチ部をオフ操作して操作信号を出力する
と、リレーの切換接点がオンとなっている別の通電方向
制御用ダイオードを通してハンドルオフの操作信号が入
力され、リレーに他方向に通電されリレーが他方向に動
作する。このためリレーの切換接点が元の位置に切り換
わって操作信号が停止する。またリレーの他方向の動作
にオフスイッチ部が連動し、制御回路によりモータが他
方向に回転し操作部が他方向に動作してハンドルがオフ
となり、そのとき操作部を位置検出スイッチで検出する
とモータが停止する。
【0024】この場合、操作スイッチ部のハンドルオン
およびハンドルオフの操作信号は通電方向制御用ダイオ
ードにより整流された信号のみが通電されるので、操作
スイッチ部として3線式のものを使用することができる
とともに、たとえば半波の整流波形を出力する2線式の
ものも使用することができる。さらにホトカプラにより
制御回路とリレーとの絶縁を容易にとることができ、操
作スイッチ部が制御回路の電圧に影響を与えずに種々の
電圧、たとえば制御回路がDC5Vの電圧に対して操作
スイッチ部がAC24V、100V、200V等の電圧
を使用することができる。またツェナーダイオードのツ
ェナー電圧以下の電圧で抵抗を通して電流が流れること
ができるので、この電流を表示部の点灯に利用すること
ができる。
【0025】
【実施例】この発明の第1の実施例を図7に示す。すな
わち、この回路遮断器の電動操作装置は、図1ないし図
6に示すこの発明の基礎となる回路遮断器の電動操作装
置において、通電方向制御用ダイオード61,62の各
々に直列に接続された電流値検出用の抵抗94,95を
有し、この抵抗94,95に並列でその抵抗94,95
に接続された通電方向制御用ダイオード61,62と反
対向きに接続されたツェナーダイオード93,96を有
し、このツェナーダイオード93,96に直列でそのツ
ェナーダイオード93,96と反対向きに接続されたホ
トカプラの発光部35a,36aを有し、制御回路2の
オンスイッチ部35およびオフスイッチ部36にホトカ
プラの受光部を用いたものである。
【0026】まず、電源回路24より電力を投入するこ
とにより、図7の状態でリレー3の切換接点31,固定
接点32および遠隔スイッチ65のオフ側接点を通して
3mA程度の電流が流れておりオフ表示用発光ダイオー
ド70が点灯しているが、リレー3は動作せず、また抵
抗94間の電圧が小さいためツェナーダイオード93は
オフとなっていてオンスイッチ部35の発光部35aに
は電流が流れず、オンスイッチ部35は動作しない。こ
こで遠隔スイッチ65を閉じるとオン用サイリスタ67
がオンとなり、10倍以上の電流が通電方向制御用ダイ
オード61に電流が流れるとともに抵抗94の電圧が大
きくなってツェナーダイオード93のツェナー電圧を超
え発光部35aに電流が流れ、オンスイッチ部35のホ
トトランジスタがオンになるとともにリレー3が動作し
て切換接点31が切換動作する。これにより制御回路2
が動作し、前記したようにモータ18が動作してハンド
ル8がオンとなるが、遠隔スイッチ65のオフ状態で通
電方向制御用ダイオード62を通してオン表示用発光ダ
イオード70が点灯する。
【0027】つぎに、遠隔スイッチ65を再度オンに操
作するとオフ用サイリスタ66がオンとなって、通電方
向制御用ダイオード62に電流が流れるとともに抵抗9
5の電圧が大きくなってツェナーダイオード96のツェ
ナー電圧を超え発光部36aに電流が流れ、オフスイッ
チ部36のホトトランジスタがオンになるとともにリレ
ー3が動作し、オフスイッチ部36により制御回路2が
動作してハンドル8がオフになるとともに、切換接点3
1の切換えによってオフ表示用発光ダイオード70が再
度点灯する。
【0028】その他の構成および動作は、この発明の基
礎となる回路遮断器の電動操作装置と同様である。この
実施例によれば、制御回路2とリレー3との絶縁を確保
でき、回路遮断器2の信頼性と絶縁性が向上する。すな
わち、制御回路2はDC5Vであるのに対して、操作ス
イッチ部6はAC24V,100V,200Vの3種類
があるが、この電圧差ではいずれも同じリレー3内で接
点間の絶縁をとることが困難である。しかし、このよう
に絶縁が確保される結果、現状のさまざまなリモコンス
イッチをそのまま使用することができる。したがって、
AC24V,100V,200Vの2線式のワンショッ
トスイッチが同じ構成の入力部で対応できるので設計容
易であり、現状の様々なリモコンスイッチをそのまま使
用可能となる。
【0029】この発明の第2の実施例を図8に示す。す
なわち、この回路遮断器の電動操作装置は、第1の実施
例の操作スイッチ部6に代えて図6に示した操作スイッ
チ部6を用いて3線式としたものであり、共通個所に同
一符号を付している。
【0030】
【発明の効果】請求項1の回路遮断器の電動操作装置に
よれば、操作スイッチ部のハンドルオンおよびハンドル
オフの操作信号は通電方向制御用ダイオードにより整流
された信号のみが通電されるので、操作スイッチ部とし
て3線式のものを使用することができるとともに、たと
えば半波の整流波形を出力する2線式のものも使用する
ことができる。さらにホトカプラにより制御回路とリレ
ーとの絶縁を容易にとることができ、操作スイッチ部が
制御回路の電圧に影響を与えずに種々の電圧、たとえば
制御回路がDC5Vの電圧に対して操作スイッチ部がA
C24V、100V、200V等の電圧を使用すること
ができる。またツェナーダイオードのツェナー電圧以下
の電圧で抵抗を通して電流が流れることができるので、
この電流を表示部の点灯に利用することができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の基礎となる回路遮断器の電動操作装
置の回路図である。
【図2】その制御回路の回路図である。
【図3】全体の斜視図である。
【図4】カバーを外した状態の平面図である。
【図5】その断面図である。
【図6】3線式の回路遮断器の電動操作装置の回路図で
ある。
【図7】この発明の第1の実施例の回路図である。
【図8】第2の実施例の回路図である。
【図9】従来例の回路図である。
【符号の説明】
1 駆動部 2 制御回路 3 リレー 5,7 位置検出スイッチ 6 操作スイッチ部 8 ハンドル 9 回路遮断器 11 操作部 18 モータ 21,22 位置検出スイッチ 31 切換接点 35 オンスイッチ部 35a ホトカプラの発光部 36 オフスイッチ部 36a ホトカプラの発光部 61,62 通電方向制御用ダイオード 63 リレーコイル 93,96 ツェナーダイオード 94、95 抵抗

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路遮断器のハンドルを操作する操作部
    を有し前記操作部を往復駆動する正逆回転可能なモータ
    を有する駆動部と、前記ハンドルがオンとなるように前
    記モータを作動するオンスイッチ部を有し前記ハンドル
    がオフとなるように前記モータを作動するオフスイッチ
    部を有し前記ハンドルをオン位置およびオフ位置に操作
    した前記操作部を検出して前記モータを停止する一対の
    位置検出スイッチを有する制御回路と、前記オンスイッ
    チ部およびオフスイッチ部を操作するリレーと、互いに
    逆極性となる一端部が前記リレーの切換接点を介してリ
    レーコイルにそれぞれ接続された一対の通電方向制御用
    ダイオードと、これらの通電方向制御用ダイオードの他
    端部に接続されて操作信号を出力する操作スイッチ部と
    を備えた回路遮断器の電動操作装置において、 前記通電方向制御用ダイオードの各々に直列に接続され
    た抵抗を有し、この抵抗に並列でその抵抗に接続された
    前記通電方向制御用ダイオードと反対向きに接続された
    ツェナーダイオードを有し、このツェナーダイオードに
    直列でそのツェナーダイオードと反対向きに接続された
    ホトカプラの発光部を有し、前記制御回路のオンスイッ
    チ部およびオフスイッチ部に前記ホトカプラの受光部を
    用いたことを特徴とする回路遮断器の電動操作装置。
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