JP2948021B2 - 回路遮断器の電動操作装置 - Google Patents

回路遮断器の電動操作装置

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JP2948021B2
JP2948021B2 JP12724492A JP12724492A JP2948021B2 JP 2948021 B2 JP2948021 B2 JP 2948021B2 JP 12724492 A JP12724492 A JP 12724492A JP 12724492 A JP12724492 A JP 12724492A JP 2948021 B2 JP2948021 B2 JP 2948021B2
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誠輝 石橋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回路遮断器のハンド
ルを遠隔で操作する回路遮断器の電動操作装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】この回路遮断器の電動操作装置は、モー
タ等の駆動部の動力により回路遮断器のハンドルを操作
するものである。たとえば、この回路遮断器の電動操作
装置は、回路遮断器の側面に設置され、回路遮断器のハ
ンドルを遠隔信号により操作する操作部が電動操作装置
より延び、また遠隔操作信号を受け取る3つの端子(オ
ン,オフ,共通線)が用意されており、オン端子とオフ
端子をつなぎ、これと共通端子の間に2線式のワンショ
ットスイッチを結線している。回路遮断器がオフ位置に
あるときにワンショットスイッチを一度押すと、操作部
が回路遮断器のハンドルをオン位置に移動させ、再度ス
イッチを押すと操作部が回路遮断器のハンドルをオフ位
置(リセットを兼用)に移動させる。
【0003】提案例について説明すると、図6に示すよ
うに回路遮断器9のハンドル8を操作する操作部11を
有し、操作部11を往復駆動する正逆回転可能なモータ
18を有する駆動部1と、ハンドル8がオンとなるよう
にモータ18を作動するオンスイッチ部35を有し、ハ
ンドル8がオフとなるようにモータ18を作動するオフ
スイッチ部36を有し、ハンドル8をオン位置およびオ
フ位置に操作した操作部11を検出してモータ18を停
止する一対の位置検出スイッチ5,7を有する制御回路
2と、オンスイッチ部35およびオフスイッチ部36を
動作するリレー回路3と、このリレー回路3を操作する
操作スイッチ部6とを備え、リレー回路3は、2巻線ラ
ッチング型であって各巻線85,86の一端側に抵抗8
7を介して切換接点88の共通端が共に接続され巻線8
5,86の他端側に切換接点88の切換端がそれぞれ接
続されて切換接点88が切り換わっている巻線85また
は86が励磁されたとき切換接点88を非励磁側の巻線
86または85に切り換えるリレー89と、巻線85,
86の各他端側と操作スイッチ部6との間に互いに逆極
性となるように挿入された一対の通電方向制御用ダイオ
ード61,62と、巻線85,86のそれぞれに直列に
接続された開閉手段90,91と、操作スイッチ部6の
操作時に切換接点88を通して通電方向制御用ダイオー
ド61,62を流れる電流を検出してその通電方向制御
用ダイオード61,62に接続された巻線85または8
6の開閉手段90または91をオンにする電流検出手段
105,106と、この電流検出手段105,106の
動作に連動してオンスイッチ部35またはオフスイッチ
部36を動作する作動部35a,36aとを有してい
る。電流検出手段105,106は電流値検出用抵抗9
4,95と、ツェナーダイオード93,96からなる。
【0004】24は電源回路、100,101は電流検
出手段105,106に連動して開閉手段90,91を
駆動するリレー駆動部である。70,74は操作スイッ
チ部6に設けられたオン表示およびオフ表示用の発光ダ
イオードであり、切換接点31および通電方向制御用ダ
イオード61,62を通して微小電流が流れることによ
り点灯する。
【0005】77,78は点検オンスイッチおよび点検
オフスイッチであり、点検時にこれらを操作すると操作
スイッチ部6を操作しなくても電動操作装置は動作し回
路遮断器9のハンドル8を動作させることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この回路遮断器の電動
操作装置は、点検オンスイッチ77または点検オフスイ
ッチ78を操作した場合、制御回路2が動作してモータ
18が回転しハンドル8がオンまたはオフに動作する
が、リレー89の切換接点31は切換動作しないため発
光ダイオード70,74の点灯は変化せず点検操作以前
のままであり、このためハンドル8がオンであるのにオ
フ表示の発光ダイオード70が点灯していたり、逆にハ
ンドル8がオフであるのにオン表示の発光ダイオード7
4が点灯し、表示とハンドル位置とが食い違うという欠
点があった。
【0007】したがって、この発明の目的は、点検スイ
ッチを操作しても表示とハンドル位置とを一致すること
ができる回路遮断器の電動操作装置を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の回路遮断器の
電動操作装置は、回路遮断器のハンドルを操作する操作
部を有し前記操作部を往復駆動する正逆回転可能なモー
タを有する駆動部と、前記ハンドルがオンとなるように
前記モータを作動するオンスイッチ部を有し前記ハンド
ルがオフとなるように前記モータを作動するオフスイッ
チ部を有しさらに前記ハンドルをオン位置およびオフ位
置に操作した前記操作部を検出して前記モータを停止す
る一対の位置検出スイッチを有する制御回路と、切換接
点を有して切換動作により前記オンスイッチ部およびオ
フスイッチ部を動作するリレー回路と、このリレー回路
を操作する操作スイッチ部と、前記切換接点を通す微小
電流によりオン表示またはオフ表示をする表示手段と、
前記オンスイッチ部およびオフスイッチ部を動作する点
検スイッチとを備えた回路遮断器の電動操作装置におい
て、前記リレー回路は、2巻線ラッチング型であって各
巻線の一端側に抵抗を介して前記切換接点の共通端が共
に接続され前記巻線の他端側に前記切換接点の切換端が
それぞれ接続されて前記切換接点が切り換わっている前
記巻線が励磁されたとき前記切換接点を非励磁側の前記
巻線に切り換えるリレーと、前記巻線の各他端側と前記
操作スイッチ部との間に互いに逆極性となるように挿入
された一対の通電方向制御用ダイオードと、前記巻線の
それぞれに直列に接続された一対の開閉手段と、前記操
作スイッチ部の操作時に前記切換接点を通して前記通電
方向制御用ダイオードを流れる大きい電流を検出する一
対の電流検出手段と、これらの電流検出手段の動作に連
動して前記オンスイッチ部またはオフスイッチ部を動作
する一対の作動部とを有し、前記制御回路は、前記モー
タの正逆回転の各停止時にそれぞれ切換信号を出力して
前記切換接点が切り換わっている前記巻線の前記開閉手
段をオンにする切換信号出力部を有することを特徴とす
るものである。
【0009】
【作用】この発明の構成によれば、操作スイッチ部によ
りハンドルオンの操作をすると、リレーの切換接点およ
び一方の通電方向制御用ダイオードを通して一方向に電
流が流れ、この電流を電流検出手段が検出すると、作動
部が動作してオンスイッチ部が動作し、これにより制御
回路が動作して駆動部のモータが一方向に回転し操作部
が一方向に動作してハンドルがオンとなり、そのとき操
作部を位置検出スイッチで検出するとモータが停止す
る。モータが停止すると、制御回路の切換信号出力部が
動作して切換接点が切り換わっている巻線の開閉手段が
オンとなり、そのリレーの巻線が励磁されてリレーの切
換接点が切り換わる。この切換接点の切り換わりによ
り、切換接点を通して微小電流により点灯している表示
手段がオフ表示からオン表示に変わる。
【0010】一方、操作スイッチ部によりハンドルオフ
の操作をすると、リレーの切換接点および他方の通電方
向制御用ダイオードを通して他方向に電流が流れ、この
電流を電流検出手段が検出すると、作動部が動作してオ
フスイッチ部が動作し、これにより制御回路が動作して
駆動部のモータが他方向に回転し操作部が他方向に動作
してハンドルがオフとなり、そのとき操作部を位置検出
スイッチで検出するとモータが停止する。モータが停止
すると、制御回路の切換信号出力部が動作して切換接点
が切り換わっている巻線の開閉手段がオンとなり、その
リレーの巻線が励磁されてリレーの切換接点が切り換わ
る。この切換接点の切り換わりにより、切換接点を通し
て微小電流により点灯している表示手段がオン表示から
オフ表示に変わる。
【0011】また点検スイッチを操作してオンスイッチ
部またはオフスイッチ部を動作した場合も、制御回路が
動作してハンドルがオンまたはオフに動作するが、モー
タの停止時に制御回路の切換信号出力部が動作してリレ
ーの切換接点が切り換わるため、操作スイッチ部を操作
したときと同様に表示手段も表示内容が変化する。した
がって、点検スイッチを操作しても操作スイッチ部を操
作したときと同様に、表示とハンドル位置とを一致する
ことができる。またリレーの巻線に直列に自己の切換接
点が接続されていないため、各巻線はその切換接点の開
閉と関係なく通電可能となるので、電流を切り換える切
換接点の動作信頼性が増し、ワンショットスイッチを操
作スイッチ部に用いても、回路遮断器を安定かつ確実に
遠隔操作することができる。
【0012】
【実施例】この発明の一実施例を図1ないし図5により
説明する。すなわち、この回路遮断器の電動操作装置
は、駆動部1と、制御回路2と、リレー回路3と、操作
スイッチ部6、点検スイッチ77,78と、表示手段1
07とを有する。駆動部1は、回路遮断器9のハンドル
8を操作する操作部11を有し、操作部11を往復駆動
する正逆回転可能なモータ18を有する。一般に回路遮
断器9は図3に示すように上面にハンドル8の一部を突
出し、ハンドル8の操作方向の両端部に端子10を有す
る。また回路遮断器9の内部の機構部は公知のため図示
しないが、一般的に異常電流検出部と、異常電流検出部
に応動するトリップリンクと、トリップリンクにラッチ
されるラッチリンクと、ラッチリンクに支持された状態
でハンドル8のオン,オフの動作により開閉しラッチリ
ンクの釈放によりトリップ開極する可動接触子とを有
し、ハンドル8の回路遮断器9のオフ位置はリセット位
置にしてあるので、ハンドル8をオフ操作することによ
り、釈放されているラッチリンクを既に復帰しているト
リップリンクにラッチさせることが可能となる。
【0013】実施例の駆動部1は図3ないし図5のよう
に回路遮断器9の操作方向と直交する方向の側部に設け
られ、図5のようにベース13とカバー14をピン17
により結合してなるケース16内に設けられ、接続手段
(図示せず)により回路遮断器9に一体に接続されてい
る。この駆動部1は、遠隔信号により動作するモータ1
8と、モータ18を制御する図1の制御回路2と、操作
部11の動作方向に配設されモータ18に連動して操作
部11を直線運動させる手段12を有し、この手段12
はねじ軸15と、このねじ軸15に平行で操作部11を
摺動自在に支持するガイド軸19とを有する。モータ1
8は正逆回転用であり、ベース13の一端側に固定され
て、ハンドル8の突出方向に回転軸20の軸方向を向け
ている。またモータ18の側部に基台21が立設され基
台21にねじ軸15が回転自在に支持され、かつガイド
軸19が支持されている。そして回転軸20にかさ歯車
22が連結され、かさ歯車22にかさ歯車23が噛み合
い、かさ歯車23にねじ軸19の一端が連結されてい
る。したがって、モータ18が回転すると、回転軸2
0、かさ歯車22,23およびねじ軸15の順序で動力
伝達されねじ軸15の回転により操作部11がその軸方
向に移動してハンドル8をオンまたはオフに操作する。
【0014】操作部11はねじ軸15に螺合しかつガイ
ド軸19に摺動自在に支持される移動体25と、移動体
25の上面の中央のガイド用凹部26に基端部が摺動自
在に支持される動作部材27からなり、動作部材27の
先端部に図4のようにハンドル8に係脱自在に係合する
切欠部28が形成されている。すなわち動作部材27を
移動体25に対して摺動することにより、動作部材27
の切欠部28がハンドル8に対して係脱し、離脱状態で
ハンドル8を直接手動操作することができる。
【0015】制御回路2は、ハンドル8がオンとなるよ
うにモータ18を作動するオンスイッチ部35を有し、
ハンドル8がオフとなるようにモータ18を作動するオ
フスイッチ部36を有し、さらにハンドル8をオン位置
およびオフ位置に操作した操作部11を検出してモータ
18を停止する一対の位置検出スイッチ5,7を有す
る。さらにモータ18の正逆回転の各停止時にそれぞれ
切換信号を出力して切換接点88が切り換わっている巻
線85,86の開閉手段90,91(後述)をオンにす
る切換信号出力部108,109を有する。
【0016】実施例では、図2のようにモータ18を正
逆回転させるためのトランジスタTr1〜Tr4からな
るトランジスタブリッジにより構成されたモータ制御回
路44と、オンスイッチ部35,オフスイッチ部36が
操作されてオン,オフ信号が入力されたとき信号をラッ
チし、位置検出スイッチ5,7が動作したときラッチを
解除する制御部43とを有し、制御部43は、モータ制
御回路44のトランジスタTr1,Tr3を駆動する信
号を供給するナンド回路からなる正転用の信号ラッチ部
112と、モータ制御回路44のトランジスタTr2,
Tr4を駆動する信号を供給するナンド回路からなる逆
転用の信号ラッチ部113とを有する。
【0017】モータ制御回路44は入力端子39,40
を有し、出力端子をモータ18に接続している。信号ラ
ッチ部112はオンスイッチ部35のオン位置信号を入
力して出力信号を出力するための入力部50と位置検出
スイッチ5の停止信号を受けて出力信号を停止するため
のリセット入力部51を有し、信号ラッチ部113はオ
フスイッチ部36のオフ位置信号を入力して出力信号を
出力するための入力部52と位置検出スイッチ7の停止
信号を受けて出力信号を停止するためのリセット入力部
53を有する。したがって、正転用の信号ラッチ部11
2の出力信号によりモータ制御回路44のトランジスタ
Tr1,Tr3がオンとなり、モータ18を正転させる
方向に電流が流れ、モータ18が正転する。反対に信号
ラッチ部113の出力信号によりモータ制御回路44の
トランジスタTr2,Tr4がオンとなり、モータ18
を逆転させる方向に電流が流れ、モータ18が逆転す
る。モータ18の正転によりねじ軸15が一方向に回転
し、操作部11がハンドル8をオフ位置からオン位置へ
押動する。またモータ18の逆転によりねじ軸15が反
対方向に回転し、操作部11がハンドル8をオン位置か
らオフ位置へ押動する。
【0018】オンスイッチ部35は、ハンドル6をオン
位置に操作するオン位置用信号を出力するものであり、
信号ラッチ部112の入力端子50に一端が接続され、
他端が入力端子40に接続され電源回路24に接続され
ている。実施例のオンスイッチ部35は図1に示すよう
にホトサイリスタカプラの受光部を適用している。オフ
スイッチ部36は、ハンドル8をオフ位置に操作するオ
フ位置用信号を出力するものであり、信号ラッチ部11
3の入力端子52に一端が接続され、他端が入力端子4
0に接続され電源回路24に接続されている。そして実
施例のオフスイッチ部36は図1に示すようにホトサイ
リスタカプラの受光部を適用している。
【0019】位置検出スイッチ5は、ハンドル8をオン
位置に押動した操作部11を検出して停止信号を出力す
るものであり、マイクロスイッチを実施例とし、図4お
よび図5のようにベース13内の基台21の移動体25
に対向する所定の位置に配設されている。そして入力端
子40に一端が接続され他端が信号ラッチ部112のリ
セット入力部51に接続されている。位置検出スイッチ
5が移動体25により押されるとオンとなり停止信号が
リセット入力部51に入力され、信号ラッチ部112の
出力信号が出力を停止し、モータ制御回路44のトラン
ジスタTr1,Tr3はオフとなり、モータ18への給
電が停止する。
【0020】位置検出スイッチ7は、ハンドル8をオフ
位置に押動した操作部11を検出して停止信号を出力す
るものであり、マイクロスイッチを実施例とし、図4お
よび図5のように移動体25に対向してベース13内の
基台21の移動体25に対向する所定位置に設置され、
入力端子40に一端が接続され他端が信号ラッチ部11
3のリセット入力部53に接続されている。移動体25
の移動により位置検出スイッチ27が押されてオンにな
ると、停止信号がリセット入力部53に入力され、信号
ラッチ部113の出力信号が出力を停止し、モータ制御
回路44のトランジスタTr2,Tr4はオフとなり、
モータ18への給電が停止する。
【0021】切換信号出力部108,109は、ホトサ
イリスタカプラの発光部を実施例とし、図示しないが位
置検出スイッチ5,7のオン動作に連動して発光動作す
るように接続している。リレー回路3は、切換接点88
を有して切換動作によりオンスイッチ部35およびオフ
スイッチ部36を動作するものであり、2巻線ラッチン
グ型であって各巻線85,86の一端側に抵抗87を介
して切換接点88の共通端が共に接続され、巻線85,
86の他端側に切換接点88の切換端がそれぞれ接続さ
れて、切換接点88が切り換わっている巻線85,86
が励磁されたとき切換接点88を非励磁側の巻線85,
86に切り換えるリレー89と、巻線85,86の各他
端側と操作スイッチ部6との間に互いに逆極性となるよ
うに挿入された一対の通電方向制御用ダイオード61,
62と、巻線85,86のそれぞれに直列に接続された
一対の開閉手段90,91と、操作スイッチ部6の操作
時に切換接点88を通して通電方向制御用ダイオード6
1,62を流れる電流を検出する一対の電流検出手段1
05,106と、これらの電流検出手段105,106
の動作に連動してオンスイッチ部35またはオフスイッ
チ部36を動作する一対の作動部35a,36aとを有
する。そして巻線85,86の共通端と操作スイッチ部
6の遠隔スイッチ65の共通端107が電源回路24に
接続されている。
【0022】電流検出手段105,106は通電方向制
御用ダイオード61,62に直列に接続された電流値検
出用抵抗94,95と、電流値検出用抵抗94,95に
並列に接続されたツェナーダイオード93,96とを有
する。すなわち、電流値検出用抵抗94,95を流れる
電流が大きくなってツェナー電圧を超えるとツェナーダ
イオード93,96がオンとなり電流検出動作となる。
【0023】また開閉手段90,91は切換信号出力部
108,109を構成するホトサイリスタカプラの発光
部に対する受光部を実施例としている。すなわち位置検
出スイッチ5,7の一方がオンになるとモータ18が停
止するとともに切換信号出力部108,109の一方が
発光し、その光を受光した開閉手段90,91の一方が
オンとなる。
【0024】さらに作動部35a,36aは、オンスイ
ッチ部35およびオフスイッチ部36に用いたホトサイ
リスタカプラの受光部に対する発光部を実施例とし、ツ
ェナーダイオード93,96に直列に接続している。し
たがって、電流検出手段105,106の動作に連動し
て作動部35a,36aが発光し、受光部であるオンス
イッチ部35またはオフスイッチ部36が動作する。
【0025】そして、電流値検出用抵抗94,95に操
作スイッチ部6の接続端子102,103を設けてい
る。操作スイッチ部6は、リレー回路3を操作するもの
である。実施例はワンショットスイッチであり、切換接
点88を通す微小電流によりオン表示またはオフ表示を
する表示手段107を内蔵している。すなわち、切換接
点を有する遠隔スイッチ65と、遠隔スイッチ65のオ
ン側接点に互いに逆並列に接続された一対のサイリスタ
66,67と、遠隔スイッチ65のオフ側接点に接続さ
れたコンデンサ68および抵抗69と、コンデンサ68
および抵抗69の接続点とオン用サイリスタ67のゲー
トとの間に接続された表示手段107のオフ表示用発光
ダイオード70および抵抗73と、オフ用サイリスタ6
6のアノードとゲートとの間に接続されたトランジスタ
71およびダイオード72と、トランジスタ71のベー
スと表示手段107のオフ表示用発光ダイオード70お
よび抵抗73の接続点との間に接続されたオン表示用ダ
イオード74とを有する。75はオフ用サイリスタ66
のゲート抵抗である。そして操作スイッチ部6の出力端
104がリレー回路3の接続端子102,103にとも
に接続され、遠隔スイッチ65の共通端107が電源回
路24に接続されている。
【0026】点検オンスイッチ77は、図2のようにオ
ンスイッチ部35と点検切換スイッチ60の直列回路に
並列に接続されている。点検切換スイッチ60は図2に
示すように、オンスイッチ部35およびオフスイッチ部
36に直列に接続されている。このため、点検切換スイ
ッチ60をオフに操作するとオンスイッチ部35および
オフスイッチ部36の回路が開くので操作スイッチ部6
を操作しても駆動部1は動作しなくなる。したがって、
点検オンスイッチ77を操作するとオンスイッチ部35
を操作スイッチ部6を操作したときの動作でモータ18
が正転動作する。
【0027】また点検オフスイッチ78はオフスイッチ
部36と点検切換スイッチ60の直列回路に並列に接続
されている。したがって、点検オフスイッチ78を操作
するとオフスイッチ部36を操作スイッチ部6を操作し
たときの動作でモータ18が逆転動作する。図3は点検
切換スイッチ60、点検オンスイッチ77,点検オフス
イッチ78の各ボタンを示すとともに点検表示ランプ7
9およびトリップ表示ランプ80を示している。点検表
示ランプ79は点検スイッチ(77,78)の別接点を
利用して点灯させる。トリップ表示ランプ80は回路遮
断器9のトリップ動作に連動する警報スイッチ(図示せ
ず)により点灯する。
【0028】動作について、説明する。まず、電源回路
24より電力を投入すると、図1の状態では電源回路2
4,抵抗87,リレー89の切換接点88(実線の状
態),通電方向制御用ダイオード62,電流値検出用抵
抗95を通して3mA程度の電流が流れ、表示手段10
7のオン表示用発光ダイオード74が点灯しているが、
電流値検出用抵抗95間の電圧が小さいためツェナーダ
イオード96はオフとなっている。すなわち、この状態
はオン表示用発光ダイオード74によりオン表示してお
り、回路遮断器9のハンドル8はオン位置にある。
【0029】操作スイッチ部6によりハンドルオフの操
作をする。すなわち、図1の状態から遠隔スイッチ65
をオン操作すると、オフ用サイリスタ66がオンとな
り、前記の3mAの通電路すなわちリレー89の切換接
点88および通電方向制御用ダイオード62を通して1
0倍以上の電流が流れる。この電流が電流値検出用抵抗
95を流れることによりその両端の電圧がツェナー電圧
を超えるとツェナーダイオード96がオンとなり、電流
検出手段106が検出動作する。電流検出手段106が
検出動作すると、ホトサイリスタカプラの作動部36a
が発光し、その受光部であるオフスイッチ部36が動作
する。オフスイッチ部36の動作により出力信号が発生
すると、前記したように制御回路2が動作して駆動部1
のモータ18がハンドル8をオフにする方向に回転し操
作部11がハンドル8をオフにするように動作してハン
ドル8がオフとなり、そのとき操作部11を位置検出ス
イッチ7で検出するとモータ18が停止する。モータ1
8を停止させる位置検出スイッチ7のオンにより切換信
号出力部109が発光動作し、切換接点88が切り換わ
っている開閉手段91がオンとなり、そのリレー89の
巻線86が励磁される。これによりリレー89の切換接
点88が図1の実線の状態から破線の状態に切り換わ
る。この切換接点88の切り換わりによりオン表示用発
光ダイオード74が発光停止するが、電流値検出用抵抗
94,通電方向制御用ダイオード61,切換接点88
(破線の状態),抵抗87を通して3mA程度の電流が
流れ、操作スイッチ部6のオフ表示用発光ダイオード7
0が点灯するので、表示内容が切り換わる。なお、この
ときも電流値検出用抵抗94間の電圧が小さいためツェ
ナーダイオード93はオフとなっている。すなわち、こ
の状態はオフ表示用発光ダイオード70によりオフ表示
しており、回路遮断器9のハンドル8はオフ位置にある
ことを示している。
【0030】操作スイッチ部6によりハンドルオンの操
作をする。すなわち、遠隔スイッチ65を再度オン操作
すると、オン用サイリスタ67がオンとなり、前記の3
mAの通電路すなわちリレー89の切換接点88および
通電方向制御用ダイオード61を通して10倍以上の電
流が流れる。この電流が電流値検出用抵抗94を流れる
ことによりその両端の電圧がツェナー電圧を超えるとツ
ェナーダイオード93がオンとなり、電流検出手段10
5が検出動作する。電流検出手段105が検出動作する
と、ホトサイリスタカプラの作動部35aが発光し、そ
の受光部であるオンスイッチ部35が動作する。オンス
イッチ部35の動作により出力信号が発生すると、前記
したように制御回路2が動作して駆動部1のモータ18
がハンドル8をオンにする方向に回転し操作部11がハ
ンドル8をオンにするように動作してハンドル8がオン
となり、そのとき操作部11を位置検出スイッチ5で検
出するとモータ18が停止する。モータ18を停止させ
る位置検出スイッチ5のオンにより切換信号出力部10
8が発光動作し、切換接点88が切り換わっている開閉
手段90がオンとなり、そのリレー89の巻線85が励
磁される。これによりリレー89の切換接点88が図1
の破線の状態から実線の状態に切り換わる。この切換接
点88の切り換わりによりオフ表示用発光ダイオード7
0が発光停止するが、抵抗87,切換接点(実線の状
態),通電方向制御用ダイオード62,電流値検出用抵
抗95を通して3mA程度の電流が流れ、操作スイッチ
部6のオン表示用発光ダイオード74が点灯するので、
表示内容が切り換わる。
【0031】また点検オンスイッチ77または点検オフ
スイッチ78を操作してオンスイッチ部35またはオフ
スイッチ部36を動作した場合も、制御回路2が動作し
てハンドル8がオンまたはオフに動作するが、モータ1
8の停止時に制御回路2の切換信号出力部108,10
9が動作してリレー89の切換接点88が切り換わるた
め、操作スイッチ部6を操作したときと同様に表示手段
107も表示内容が変化する。
【0032】したがってこの実施例によれば、点検スイ
ッチ77,78を操作しても操作スイッチ部6を操作し
たときと同様に、表示とハンドル位置とを一致すること
ができる。またリレー89の巻線85,86に直列に自
己の切換接点88が接続されていないため、各巻線8
5,86はその切換接点88の開閉と関係なく通電可能
となるので、電流を切り換える切換接点88の動作信頼
性が増し、ワンショットスイッチを操作スイッチ部6に
用いても、回路遮断器9を安定かつ確実に遠隔操作する
ことができる。
【0033】なお、前記実施例はオンスイッチ部35お
よびオフスイッチ部36にホトサイリスタカプラを用い
たが、リレー89等の切換接点を用いてもよい。また操
作スイッチ部6は2線式のワンショットスイッチに限ら
ず各通電方向制御用ダイオード61,62に接続される
通常の3線式の接点スイッチを用いることができる。さ
らに表示手段107は操作スイッチ部6と別に回路構成
されてもよい。また切換信号出力部108,109と開
閉手段90,91はホトサイリスタカプラに限らず、他
のリレー等の手段を用いて連動させることができる。
【0034】
【発明の効果】この発明の回路遮断器の電動操作装置に
よれば、点検スイッチを操作しても操作スイッチ部を操
作したときと同様に、表示とハンドル位置とを一致する
ことができる。またリレーの巻線に直列に自己の切換接
点が接続されていないため、各巻線はその切換接点の開
閉と関係なく通電可能となるので、電流を切り換える切
換接点の動作信頼性が増し、ワンショットスイッチを操
作スイッチ部に用いても、回路遮断器を安定かつ確実に
遠隔操作することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の回路図である。
【図2】その制御回路の回路図である。
【図3】全体の斜視図である。
【図4】カバーを外した状態の平面図である。
【図5】その断面図である。
【図6】提案例の回路図である。
【符号の説明】
1 駆動部 2 制御回路 3 リレー回路 5,7 位置検出スイッチ 6 操作スイッチ部 8 ハンドル 9 回路遮断器 11 操作部 18 モータ 35 オンスイッチ部 36 オフスイッチ部 35a,36a 作動部 61,62 通電方向制御用ダイオード 77,78 点検スイッチ 85,86 巻線 87 抵抗 88 切換接点 89 リレー 90,91 開閉手段 105,106 電流検出手段 107 表示手段 108,109 切換信号出力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−307929(JP,A) 特開 平5−159686(JP,A) 実開 昭60−189942(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01H 71/00 - 83/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路遮断器のハンドルを操作する操作部
    を有し前記操作部を往復駆動する正逆回転可能なモータ
    を有する駆動部と、前記ハンドルがオンとなるように前
    記モータを作動するオンスイッチ部を有し前記ハンドル
    がオフとなるように前記モータを作動するオフスイッチ
    部を有しさらに前記ハンドルをオン位置およびオフ位置
    に操作した前記操作部を検出して前記モータを停止する
    一対の位置検出スイッチを有する制御回路と、切換接点
    を有して切換動作により前記オンスイッチ部およびオフ
    スイッチ部を動作するリレー回路と、このリレー回路を
    操作する操作スイッチ部と、前記切換接点を通す微小電
    流によりオン表示またはオフ表示をする表示手段と、前
    記オンスイッチ部およびオフスイッチ部を動作する点検
    スイッチとを備えた回路遮断器の電動操作装置におい
    て、 前記リレー回路は、2巻線ラッチング型であって各巻線
    の一端側に抵抗を介して前記切換接点の共通端が共に接
    続され前記巻線の他端側に前記切換接点の切換端がそれ
    ぞれ接続されて前記切換接点が切り換わっている前記巻
    線が励磁されたとき前記切換接点を非励磁側の前記巻線
    に切り換えるリレーと、前記巻線の各他端側と前記操作
    スイッチ部との間に互いに逆極性となるように挿入され
    た一対の通電方向制御用ダイオードと、前記巻線のそれ
    ぞれに直列に接続された一対の開閉手段と、前記操作ス
    イッチ部の操作時に前記切換接点を通して前記通電方向
    制御用ダイオードを流れる大きい電流を検出する一対の
    電流検出手段と、これらの電流検出手段の動作に連動し
    て前記オンスイッチ部またはオフスイッチ部を動作する
    一対の作動部とを有し、 前記制御回路は、前記モータの正逆回転の各停止時にそ
    れぞれ切換信号を出力して前記切換接点が切り換わって
    いる前記巻線の前記開閉手段をオンにする切換信号出力
    部を有することを特徴とする回路遮断器の電動操作装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101807499B (zh) * 2009-05-14 2012-08-29 上海立新电器控制设备有限公司 快合自动开关

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