JP2502214B2 - 回路遮断器の電気操作装置 - Google Patents

回路遮断器の電気操作装置

Info

Publication number
JP2502214B2
JP2502214B2 JP17131891A JP17131891A JP2502214B2 JP 2502214 B2 JP2502214 B2 JP 2502214B2 JP 17131891 A JP17131891 A JP 17131891A JP 17131891 A JP17131891 A JP 17131891A JP 2502214 B2 JP2502214 B2 JP 2502214B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handle
circuit breaker
switch
reset
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP17131891A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0520994A (ja
Inventor
洋一 国本
誠輝 石橋
洋一 青山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP17131891A priority Critical patent/JP2502214B2/ja
Publication of JPH0520994A publication Critical patent/JPH0520994A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2502214B2 publication Critical patent/JP2502214B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Breakers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回路遮断器のハンド
ルを遠隔で操作する回路遮断器の電気操作装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】この回路遮断器の電気操作装置は、モー
タ等の駆動部の動力により回路遮断器のハンドルを操作
するものである。図7ないし図9に従来例を示す。すな
わち、この回路遮断器の電気操作装置110は、リセッ
ト操作が可能なハンドル100を有する回路遮断器を対
象とし、ハンドル100をオン位置に操作するオン位置
用信号を出力する遠隔オンスイッチ111と、ハンドル
100をオフを兼ねたリセット位置に操作するリセット
位置用信号を出力する遠隔オフスイッチ112と、ハン
ドル100を押動する操作部101を有するとともに前
記オン位置用信号を受けて操作部101をハンドル10
0の前記オン位置の方向に駆動し前記リセット位置用信
号を受けて操作部101をハンドル100の前記オフ位
置の方向に駆動しかつ停止信号を受けて停止する駆動部
105を有する駆動手段104と、ハンドル100を前
記オン位置に押動した操作部101を検出して前記停止
信号を出力するオン位置検出スイッチ108と、ハンド
ル100を前記リセット位置に押動した操作部101を
検出して前記停止信号を出力するリセット位置検出スイ
ッチ109とを備えている。
【0003】図9は駆動部105の制御回路であり、1
15は駆動部105を正逆回転させる正逆制御部、11
3は正逆制御部115を正転駆動する正転用の信号ラッ
チ部、114は正逆制御部115を逆転駆動する逆転用
の信号ラッチ部、116は電源、117は回路遮断器1
03の警報スイッチである。また図7の駆動部105に
おいて、106は駆動部105に連結されて操作部10
1を往復移動させるためのねじ軸、107は操作部10
1をガイドするガイド軸である。なお、操作部101の
先端は図8のように切欠部102になっており、ハンド
ル100に係脱自在に係合している。すなわち、係合寸
法H1 は図8(c)のようにハンドル100の幅寸法H
3 よりも小さいが、移動量H2 は図8(d)のように寸
法H1 よりも大きく設定されている。
【0004】遠隔オンスイッチ111を操作すると、そ
のオン位置用信号により正転用の信号ラッチ部113が
動作し、正逆制御部115により駆動部105を正転す
る方向に駆動部105に通電する。これにより駆動部1
05が正転して操作部101が移動しハンドル100が
図8(b)のリセット位置から図8(a)のオン位置へ
移動し、その操作部101をオン位置検出スイッチ10
8で検出して停止信号が信号ラッチ部113のリセット
端子に入力されて駆動部105が停止する。反対に遠隔
オフスイッチ112を操作すると、リセット位置用信号
により逆転用の信号ラッチ部114が動作し、正逆制御
部115により駆動部105が逆転する方向に駆動部1
05に通電する。これにより駆動部105が逆転して操
作部101が移動しハンドル100が図8(a)のオン
位置から図8(b)のリセット位置へ移動し、その操作
部101をリセット位置検出スイッチ109で検出して
停止信号が信号ラッチ部114のリセット端子に入力さ
れて駆動部105が停止する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この回路遮
断器の電気操作装置は、通常のオフ操作時に回路遮断器
をリセットしているため、オフ操作の都度回路遮断器の
内部機構のラッチ部等が摩擦等により摩耗するので機構
寿命に悪影響を与えており、回路遮断器の信頼性を損な
うおそれがあった。
【0006】したがって、この発明の目的は、回路遮断
器のトリップ時のみハンドルをリセット位置に駆動する
ようにした回路遮断器の電気操作装置を提供することで
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の回路遮断器の
電気操作装置は、リセット操作が可能なハンドルを有す
るとともにトリップ動作に連動する警報スイッチを有す
る回路遮断器の電気操作装置であって、前記ハンドルを
オン位置に操作するオン位置用信号を出力する遠隔オン
スイッチと、前記ハンドルをオフ位置に操作するオフ位
置用信号を出力する遠隔オフスイッチと、前記ハンドル
を押動する操作部を有するとともに前記オン位置用信号
を受けて前記操作部を前記ハンドルの前記オン位置の方
向に駆動し前記オフ位置用信号を受けて前記操作部を前
記ハンドルの前記オフ位置の方向に駆動しかついずれも
停止信号を受けて停止する駆動部を有する駆動手段と、
前記ハンドルを前記オン位置に押動した前記操作部を検
出して前記停止信号を出力するオン位置検出スイッチ
と、前記ハンドルを前記オフ位置に押動した前記操作部
を検出して前記停止信号を出力するオフ位置検出スイッ
チと、前記ハンドルを前記オン位置から前記オフ位置を
越えたリセット位置に押動した前記操作部を検出して前
記停止信号を出力するリセット位置検出スイッチとを備
え、前記回路遮断器の通常状態で前記リセット位置検出
スイッチの回路を開き、前記回路遮断器のトリップ状態
で前記オフ位置検出スイッチの回路を開くように、前記
警報スイッチにより前記両回路を切り換えることを特徴
とするものである。
【0008】請求項2の回路遮断器の電気操作装置は、
請求項1において、前記回路遮断器の前記ハンドルは前
記リセット位置で動作規制されるものであり、前記駆動
部の駆動源はモータであり、かつ、前記リセット位置検
出スイッチに代えて前記ハンドルの動作規制による前記
モータのロックを検出するロック検出手段により前記停
止信号を出力することを特徴とするものである。
【0009】請求項3の回路遮断器の電気操作装置は、
請求項1および請求項2において、前記警報スイッチの
動作により前記ハンドルが前記オン位置から前記オン位
置と前記オフ位置の中間の中立位置まで押動されるよう
に前記駆動部を制御する中立位置制御手段を有するもの
である。
【0010】
【作用】請求項1の回路遮断器の電気操作装置によれ
ば、遠隔オンスイッチを操作すると駆動部が操作部を駆
動してハンドルをオン位置に押しオン位置検出スイッチ
の検出動作により駆動部が停止し、これによりハンドル
が遠隔でオン操作されたこととなる。遠隔オフスイッチ
を操作すると駆動部が操作部を駆動してハンドルをオフ
位置に押しオフ位置検出スイッチの検出動作により駆動
部が停止し、これによりハンドルを遠隔でオフ操作され
たこととなる。ハンドルのオン状態で回路遮断器がトリ
ップ動作するとこれに連動して警報スイッチが切換動作
する。この状態で遠隔オフスイッチを操作すると駆動部
が操作部を駆動してハンドルをオフ位置に押すが、オフ
位置検出スイッチの回路は警報スイッチにより開いてい
るので停止信号は駆動部に入力されず、したがってハン
ドルはリセット位置まで押され続けてリセット位置検出
スイッチの検出動作により駆動部が停止する。このた
め、回路遮断器のトリップ動作後に遠隔オフスイッチを
操作するとハンドルはオン位置からリセット位置まで移
動するので回路遮断器はリセットされ、つぎに遠隔オン
スイッチを操作するとハンドルはオン位置に移動するの
で回路遮断器をトリップさせる事故が起こった回路が復
旧後に再投入されることとなる。
【0011】このように、通常時においてハンドルはオ
ン位置とオフ位置のみを移動し、回路遮断器のトリップ
後のリセット時にのみハンドルをリセット位置に移動で
きるので、従来例と比較して機構部の摩耗が少なくなり
回路遮断器の機械的な信頼性が向上する。請求項2の回
路遮断器の電気操作装置によれば、請求項1において、
前記リセット位置検出スイッチに代えて前記ハンドルの
動作規制による前記モータのロックを検出するロック検
出手段により前記停止信号を出力するため、請求項1と
同作用がある。
【0012】請求項3の回路遮断器の電気操作装置によ
れば、請求項1および請求項2において、前記警報スイ
ッチの動作により前記ハンドルが前記オン位置から前記
オン位置と前記オフ位置の中間の中立位置まで押動され
るように前記駆動部を制御する中立位置制御手段を有す
るため、請求項1および請求項2の作用のほか、回路遮
断器のトリップ動作がハンドルの位置により容易にわか
るという利点がある。
【0013】
【実施例】この発明の第1の実施例を図1ないし図5に
より説明する。すなわち、この回路遮断器の電気操作装
置は、回路遮断器1と、駆動手段2と、遠隔オンスイッ
チ3と、遠隔オフスイッチ4と、オン位置検出スイッチ
5と、オフ位置検出スイッチ6と、リセット位置検出ス
イッチ7とを有する。
【0014】回路遮断器1は、リセット操作が可能なハ
ンドル8を有するとともにトリップ動作に連動する警報
スイッチ9を有する。一般に回路遮断器1は図2に示す
ように上面にハンドル8の一部を突出し、ハンドル8の
操作方向の両端部に端子10を有する。また機構部は図
示しないが一般的に異常電流検出部と、異常電流検出部
に応動するトリップリンクと、トリップリンクにラッチ
されるラッチリンクと、ラッチリンクに支持された状態
でハンドル8のオン,オフの動作により開閉しラッチリ
ンクの釈放によりトリップ開極する可動接触子とを有
し、ハンドル8のリセット位置はオフ位置よりもオン位
置と反対側でハンドル8の回動が規制される位置にあ
り、このリセット位置にハンドル8を操作することによ
り、釈放されているラッチリンクを既に復帰しているト
リップリンクにラッチさせることが可能となる。
【0015】駆動手段2は、ハンドル8を押動する操作
部11を有するとともにオン位置用信号を受けて操作部
11をハンドル8のオン位置の方向に駆動し、オフ位置
用信号を受けて操作部11をハンドル8のオフ位置の方
向に駆動しかついずれも停止信号を受けて停止する駆動
部12を有する。実施例の駆動手段2の本体16は図2
のように回路遮断器1の操作方向と直交する方向の側部
に設けられ、図4のようにベース13とカバー14をピ
ン17により結合してなり、接続手段(図示せず)によ
り回路遮断器1に一体に接続されている。
【0016】駆動部12は、遠隔信号により動作するモ
ータ18と、モータ18を制御する図1の制御回路29
と、操作部11の操作方向に配設されモータ18に連動
して操作部11を直線運動させるねじ軸15と、このね
じ軸15に平行で操作部11を摺動自在に支持するガイ
ド軸19とを有する。モータ18は正逆回転用であり、
ベース13の一端側に固定されて、ハンドル8の突出方
向に回転軸20の軸方向を向けている。またモータ18
の側部に基台21が立設され基台21にねじ軸15が回
転自在に支持され、かつガイド軸19が支持されてい
る。そして回転軸20にかさ歯車22が連結され、かさ
歯車22にかさ歯車23が噛み合い、かさ歯車23にね
じ軸15の一端が連結されている。
【0017】操作部11はねじ軸15に螺合する従動体
24と、従動体24と一体になりガイド軸15に摺動自
在に支持される移動体25と、移動体25の上面の中央
のガイド用凹部26に基端部が摺動自在に支持される動
作部材27からなり、動作部材27の先端部に図2のよ
うにハンドル8に係脱自在に係合する切欠部28が設け
られている。すなわち動作部材27を移動体25に対し
て摺動することにより、動作部材27の切欠部28がハ
ンドル8に対して係脱し、離脱状態でハンドル8を直接
手動操作することができる。
【0018】制御回路29は、モータ18を正逆回転さ
せるためのトランジスタTr1〜Tr4からなるトラン
ジスタブリッジにより構成された正逆制御部30と、正
逆制御部30のトランジスタTr1,Tr3を駆動する
信号を供給するナンド回路からなる正転用の信号ラッチ
部31と、正逆制御部30のトランジスタTr2,Tr
4を駆動する信号を供給するナンド回路からなる逆転用
の信号ラッチ部32とを有する。正逆制御部30は入力
端子39,40を有し、出力端子をモータ18に接続し
ている。信号ラッチ部31は遠隔オンスイッチ3のオン
位置信号を入力して出力信号を出力するための入力部5
0とオン位置検出スイッチ5の停止信号を受けて前記出
力信号を停止するためリセット入力部51を有し、信号
ラッチ部32は遠隔オフスイッチ4のオフ位置信号を入
力して出力信号を出力するための入力部52とオフ位置
検出スイッチ6およびリセット位置検出スイッチ7の停
止信号を受けて前記出力信号を出力するためのリセット
入力部53を有する。33は電源であり、入力端子3
9,40間に接続されている。したがって、正転用の信
号ラッチ部31の出力信号により正逆制御部30のトラ
ンジスタTr1,Tr3がオンとなり、モータ18を正
転させる方向に電流が流れ、モータ18が正転する。反
対に信号ラッチ部32の出力信号により正逆制御部30
のトランジスタTr2,Tr4がオンとなり、モータ1
8に逆転させる方向に電流が流れ、モータ18が逆転す
る。モータ18の正転によりねじ軸15が一方向に回転
し、操作部11がハンドル8を図5(c)のオフ位置か
ら図5(a)のオン位置へ押動する。またモータ18の
逆転によりねじ軸15が反対方向に回転し、操作部11
がハンドル8を図5(a)のオン位置から図5(c)の
オフ位置へ押動する。
【0019】遠隔オンスイッチ3は、ハンドル8をオン
位置に操作するオン位置用信号を出力するものであり、
信号ラッチ部31の入力端子34に一端が接続され、他
端が共通端子36に接続され、共通端子36は入力端子
39に接続されている。遠隔オフスイッチ4は、ハンド
ル8をオフ位置に操作するオフ位置用信号を出力するも
のであり、信号ラッチ部32の入力端子35に一端が接
続され、他端が共通端子36に接続される。
【0020】オン位置検出スイッチ5は、ハンドル8を
前記オン位置に押動した操作部11を検出して前記停止
信号を出力するものであり、ベース13内の移動体25
の操作片37に対向する所定の位置に配設され、入力端
子39に一端が接続され他端が信号ラッチ部31のリセ
ット入力部51に接続されている。停止信号をリセット
入力部51に入力すると信号ラッチ部31の出力信号が
出力を停止し、正逆制御部30のトランジスタTr1,
Tr3はオフとなり、モータ18への給電が停止する。
【0021】オフ位置検出スイッチ6は、ハンドル8を
前記オフ位置に押動した操作部11を検出して前記停止
信号を出力するものであり、移動体25に設けられた操
作片38に対向してベース13内の基台21の所定位置
に設置されている。リセット位置検出スイッチ7は、ハ
ンドル8をオン位置からオフ位置を越えたリセット位置
に押動した操作部11を検出して前記停止信号を出力す
るものであり、移動体25に設けられた操作片49に対
向してベース13内の基台21に設置されている。
【0022】そして、回路遮断器1の通常状態でリセッ
ト位置検出スイッチ7の回路を開き、回路遮断器1のト
リップ状態でオフ位置検出スイッチ6の回路を開くよう
に、警報スイッチ9により前記両回路を切り換えるよう
にしている。すなわち、入力端子39に警報スイッチ9
の共通端子が接続され、その切換接点の一方がオフ位置
検出スイッチ6の一端に接続され、切換接点の他方がリ
セット位置検出スイッチ7の他端に接続され、オフ位置
検出スイッチ6およびリセット位置検出スイッチ7の他
端がそれぞれ逆転用の信号ラッチ部32のリセット入力
部53に接続されている。したがって、オフ位置検出ス
イッチ6およびリセット位置検出スイチ7の停止信号を
リセット入力部53に入力すると信号ラッチ部32の出
力信号が出力を停止し、正逆制御部30のトランジスタ
Tr2,Tr4はオフとなり、モータ18への給電が停
止し、ハンドル8の操作部11による押動が停止する。
【0023】さらに制御回路29には警報スイッチ9の
動作によりハンドル8をオン位置からオン位置とオフ位
置の中間の中立位置まで押動するように駆動部12を制
御する中立位置制御手段43を有する。この中立位置制
御手段43はタイマー回路を実施例とし、その入力端子
を警報スイッチ9のリセット位置検出スイッチ7側に接
続し、逆転用の信号ラッチ部32の出力端子と正逆制御
部30のトランジスタTr2,Tr4のベース接続部と
の間にオア回路41を設け、オア回路41の入力端子の
一つに中立位置制御手段43の出力端子を接続してい
る。この中立位置制御手段43のタイマ時間はハンドル
8を駆動部12により正転駆動してハンドル8がオン位
置から中立姿勢となる位置までに要する時間すなわち数
100msec としている。
【0024】この実施例によれば、遠隔オンスイッチ3
を操作すると駆動部12が操作部11を駆動してハンド
ル8をオン位置に押しオン位置検出スイッチ5の検出動
作により駆動部18が停止し、これにより図5(a),
(d)のように、ハンドル8が遠隔でオン操作されたこ
ととなる。遠隔オフスイッチ4を操作すると駆動部12
が操作部11を駆動してハンドル8をオフ位置に押しオ
フ位置検出スイッチ6の検出動作により駆動部12が停
止し、これにより図5(c)のようにハンドル8を遠隔
でオフ操作されたこととなる。
【0025】ハンドル8のオン状態で回路遮断器1がト
リップ動作するとこれに連動して警報スイッチ9が図1
の実線の状態から破線の状態へ切換動作する。この状態
で遠隔オフスイッチ4を操作すると駆動部12が操作部
11を駆動してハンドル8をオフ位置に押すが、オフ位
置検出スイッチ6の回路は警報スイッチ9により開いて
いるので停止信号は駆動部12に入力されず、したがっ
てハンドル8は図5(b)のようにリセット位置まで押
され続けてリセット位置検出スイッチ7の検出動作によ
り駆動部12が停止する。このため、回路遮断器1のト
リップ動作後に遠隔オフスイッチ4を操作するとハンド
ル8はオン位置からリセット位置まで移動するので回路
遮断器1はリセットされ、つぎに遠隔オンスイッチ3を
操作するとハンドル8はオン位置に移動するので回路遮
断器1をトリップさせる事故が起こった回路が復旧後に
再投入されることとなる。
【0026】このように、通常時においてハンドル8は
オン位置とオフ位置のみを移動し、回路遮断器1のトリ
ップ後のリセット時にのみハンドル8をリセット位置に
移動できるので、従来例と比較して機構部の摩耗が少な
くなり回路遮断器1の機械的な信頼性が向上する。ま
た、警報スイッチ9の動作によりハンドル8をオン位置
からオン位置とオフ位置の中間の中立位置まで押動する
ように駆動部12を制御する中立位置制御手段43を有
するため、回路遮断器1のトリップ動作がハンドル8の
位置により容易にわかる。
【0027】この発明の第2の実施例を図6により説明
する。すなわち、この回路遮断器の電気操作装置は、第
1の実施例のリセット位置検出スイッチ7に代えて、ハ
ンドル8の動作規制によるモータ18のロックを検出す
るロック検出手段44の動作により前記停止信号を出力
するものである。このロック検出手段44はモータ18
に直列に接続された抵抗45と、この抵抗45に並列に
接続されるものでホトカプラの発光ダイオード46と限
流抵抗47の直列回路と、発光ダイオード46の発光に
よりオンとなるホトトランジスタ48とからなり、ホト
トランジスタ48が逆転用の信号ラッチ部32のリセッ
ト入力部53と警報スイッチ9の動作側との間に接続さ
れている。回路遮断器1がトリップ動作した後、遠隔オ
フスイッチ4を操作すると駆動部12が逆転を行いハン
ドル8がオン位置からオフ側へ駆動され、検出片38に
よりオフ位置検出スイッチ6が押されるが警報スイッチ
9が切換られているので信号ラッチ部32のリセット入
力部53には停止信号が入力せず、このためハンドル8
はオフ位置を越えてリセット位置となるハンドル8が動
作規制される位置まで回動したのちモータ18がロック
状態となり、これにより過電流が流れるのでロック検出
手段44の発光ダイオード46が発光し、ホトトランジ
スタ48がオンとなり逆転用の信号ラッチ部32のリセ
ット入力部53に停止信号が供給され、モータ18が停
止し、回路遮断器1がリセットされ、ついで遠隔オンス
イッチ3を操作すると前記したようにハンドル8がオン
位置に移動し回路遮断器1がオンとなる。その他は、第
1の実施例と同様である。
【0028】なお、この実施例ではリセット位置検出ス
イッチ7が不要になるが、図3のリセット位置検出スイ
ッチ7の取付位置の近傍でハンドル8がオフ位置となる
とき検出片49により動作する位置にオフ位置検出スイ
ッチ6を設けてもよい。またこの実施例にも第1の実施
例の中立位置制御手段43を設けてもよい。
【0029】
【発明の効果】請求項1の回路遮断器の電気操作装置に
よれば、遠隔オンスイッチを操作するとハンドルをオン
位置に動作でき、遠隔オフスイッチを操作するとハンド
ルをオフ位置に動作でき、回路遮断器がトリップ状態で
遠隔オフスイッチを操作するとハンドルをリセット位置
まで動作できる。このように、通常時においてハンドル
はオン位置とオフ位置のみを移動し、回路遮断器のトリ
ップ後のリセット時にのみハンドルをリセット位置に移
動できるので、従来例と比較して機構部の摩耗が少なく
なり回路遮断器の機械的な信頼性が向上する。
【0030】請求項2の回路遮断器の電気操作装置によ
れば、請求項1において、前記リセット位置検出スイッ
チに代えて前記ハンドルの動作規制による前記モータの
ロックを検出するロック検出手段により前記停止信号を
出力するため、請求項1と同効果がある。請求項3の回
路遮断器の電気操作装置によれば、請求項1および請求
項2において、前記警報スイッチの動作により前記ハン
ドルが前記オン位置から前記オン位置と前記オフ位置の
中間の中立位置まで押動されるように前記駆動部を制御
する中立位置制御手段を有するため、請求項1および請
求項2の効果のほか、回路遮断器のトリップ動作がハン
ドルの位置により容易にわかるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例の制御回路図である。
【図2】回路遮断器の電気操作装置の外観斜視図であ
る。
【図3】本体のカバーを外した状態の平面図である。
【図4】その断面図である。
【図5】ハンドルのオン,オフ,リセットの各位置を示
す説明図である。
【図6】第2の実施例の制御回路図である。
【図7】従来例の断面図である。
【図8】ハンドルのオン,オフ(リセット)の各位置を
示す説明図である。
【図9】従来例の制御回路図である。
【符号の説明】
1 回路遮断器 2 駆動手段 3 遠隔オンスイッチ 4 遠隔オフスイッチ 5 オン位置検出スイッチ 6 オフ位置検出スイッチ 7 リセット位置検出スイッチ 8 ハンドル 9 警報スイッチ 11 操作部 12 駆動部 18 モータ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リセット操作が可能なハンドルを有する
    とともにトリップ動作に連動する警報スイッチを有する
    回路遮断器の電気操作装置であって、前記ハンドルをオ
    ン位置に操作するオン位置用信号を出力する遠隔オンス
    イッチと、前記ハンドルをオフ位置に操作するオフ位置
    用信号を出力する遠隔オフスイッチと、前記ハンドルを
    押動する操作部を有するとともに前記オン位置用信号を
    受けて前記操作部を前記ハンドルの前記オン位置の方向
    に駆動し前記オフ位置用信号を受けて前記操作部を前記
    ハンドルの前記オフ位置の方向に駆動しかついずれも停
    止信号を受けて停止する駆動部を有する駆動手段と、前
    記ハンドルを前記オン位置に押動した前記操作部を検出
    して前記停止信号を出力するオン位置検出スイッチと、
    前記ハンドルを前記オフ位置に押動した前記操作部を検
    出して前記停止信号を出力するオフ位置検出スイッチ
    と、前記ハンドルを前記オン位置から前記オフ位置を越
    えたリセット位置に押動した前記操作部を検出して前記
    停止信号を出力するリセット位置検出スイッチとを備
    え、前記回路遮断器の通常状態で前記リセット位置検出
    スイッチの回路を開き、前記回路遮断器のトリップ状態
    で前記オフ位置検出スイッチの回路を開くように、前記
    警報スイッチにより前記両回路を切り換えることを特徴
    とする回路遮断器の電気操作装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記回路遮断器の前
    記ハンドルは前記リセット位置で動作規制されるもので
    あり、前記駆動部の駆動源はモータであり、かつ、前記
    リセット位置検出スイッチに代えて前記ハンドルの動作
    規制による前記モータのロックを検出するロック検出手
    段により前記停止信号を出力することを特徴とする回路
    遮断器の電気操作装置。
  3. 【請求項3】 前記警報スイッチの動作により前記ハン
    ドルが前記オン位置から前記オン位置と前記オフ位置の
    中間の中立位置まで押動されるように前記駆動部を制御
    する中立位置制御手段を有する請求項1または請求項2
    記載の回路遮断器の電気操作装置。
JP17131891A 1991-07-11 1991-07-11 回路遮断器の電気操作装置 Expired - Lifetime JP2502214B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17131891A JP2502214B2 (ja) 1991-07-11 1991-07-11 回路遮断器の電気操作装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17131891A JP2502214B2 (ja) 1991-07-11 1991-07-11 回路遮断器の電気操作装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0520994A JPH0520994A (ja) 1993-01-29
JP2502214B2 true JP2502214B2 (ja) 1996-05-29

Family

ID=15921026

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17131891A Expired - Lifetime JP2502214B2 (ja) 1991-07-11 1991-07-11 回路遮断器の電気操作装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2502214B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5038884B2 (ja) * 2007-12-28 2012-10-03 パナソニック株式会社 直流開閉器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0520994A (ja) 1993-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5323131A (en) Molded case circuit breaker motor operator
US6489577B2 (en) Electrically operating apparatus for circuit breaker
JP2502214B2 (ja) 回路遮断器の電気操作装置
US5905239A (en) Motor operator with burn-out protection
US3899726A (en) Automatic reversing control equipment
JP2502215B2 (ja) 回路遮断器の電気操作装置
US5237248A (en) Control circuit having double-pole double-throw switching device for electrically powered tool
JP2948021B2 (ja) 回路遮断器の電動操作装置
KR100516944B1 (ko) 선행 시동형 부족전압 트립장치의 연동구조
JP2939074B2 (ja) 回路遮断器の電動操作装置
JPH05325773A (ja) 回路遮断器の電動操作装置
JPH05159686A (ja) 回路遮断器の電動操作装置
JP2821058B2 (ja) 回路遮断器の電動操作装置
JPH06162903A (ja) 回路遮断器の電動操作装置
US5695046A (en) Motor operator with burn-out protection
JPH05307929A (ja) 回路遮断器の電動操作装置
JPH05325771A (ja) 回路遮断器の電動操作装置
JPH05325772A (ja) 回路遮断器の電動操作装置
JPH08167365A (ja) 回路遮断器の電動操作装置
JP4191944B2 (ja) リモコン駆動装置を備えたブレーカ
JPH06162904A (ja) 回路遮断器の電動操作装置
JP2850307B2 (ja) 回路遮断器の電動操作装置
JPH0512463Y2 (ja)
JPH01240331A (ja) 車両用パワーシートのロック装置
US850443A (en) Motor-controller.

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080313

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090313

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090313

Year of fee payment: 13

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090313

Year of fee payment: 13

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100313

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100313

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110313

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120313

Year of fee payment: 16

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120313

Year of fee payment: 16