JPH06162903A - 回路遮断器の電動操作装置 - Google Patents

回路遮断器の電動操作装置

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JPH06162903A
JPH06162903A JP31353192A JP31353192A JPH06162903A JP H06162903 A JPH06162903 A JP H06162903A JP 31353192 A JP31353192 A JP 31353192A JP 31353192 A JP31353192 A JP 31353192A JP H06162903 A JPH06162903 A JP H06162903A
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JP
Japan
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handle
switch
signal
operating
circuit
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Application number
JP31353192A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Ono
宏之 大野
Yoichi Kunimoto
洋一 国本
Masateru Ishibashi
誠輝 石橋
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 点検作業時の作業ミスによる回路遮断器およ
び電動操作装置の破損を防ぎ、回路遮断器の正常のオ
ン,オフ,トリップ動作を可能にでき安全性および信頼
性を確保することができる回路遮断器の電動操作装置を
提供する。 【構成】回路遮断器1のハンドル7を遠隔信号により操
作する回路遮断器1の電動操作装置であって、ハンドル
7を操作する操作部20がハンドル7から離脱しかつハ
ンドル7の動作範囲内に進出した状態にあるとき、遠隔
信号がハンドル7の駆動手段2に入力するのを禁止する
禁止回路56,57を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回路遮断器のハンド
ルを遠隔で操作する回路遮断器の電動操作装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】この回路遮断器の電動操作装置は、モー
タ等の駆動部の動力により回路遮断器のハンドルを操作
するものである。図5に提案例を示す。すなわち、この
回路遮断器の電動操作装置は、ハンドル8を有する回路
遮断器1の電動操作装置であって、ハンドル7の動作方
向と交差する方向に係脱自在な操作部20を有するとと
もに操作部20をハンドル7の係脱方向に進退自在に支
持する移動体19を有して移動体19をハンドル7の動
作方向に駆動する駆動部60を有する駆動手段2と、ハ
ンドル7をオン位置に操作するためのオン位置用信号を
駆動部60に出力する遠隔オンスイッチ3を有するオン
信号出力手段31と、操作部20を介してハンドル7を
オン位置に押動した移動体19を検出してオン信号出力
手段31をリセットするオン位置検出スイッチ5と、ハ
ンドル7をオフ位置に操作するオフ位置用信号を駆動部
60に出力する遠隔オフスイッチ4を有するオフ信号出
力手段32と、操作部20を介してハンドル7をオフ位
置に押動した移動体19を検出してオフ信号出力手段3
2をリセットするオフ位置検出スイッチ6とを備えてい
る。33は電源である。
【0003】したがって、遠隔オンスイッチ3を操作す
るとオン位置用信号が出力して駆動手段2の動作により
操作部20がハンドル7をオンに作動することができ、
また遠隔オフスイッチ4を操作するとオフ位置用信号が
出力して駆動手段2の動作により操作部20がハンドル
7をオフに作動することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この回路遮
断器の電動操作装置の点検等の作業において、操作部6
0をハンドル7から離脱するように後退した後、ハンド
ル7に係合することなくハンドル7の動作範囲上に進出
した状態のまま作業を終了すると、遠隔信号が入ること
により操作部60が動作してハンドル7に衝突し、ハン
ドル7または操作部60を破損するおそれがあり、回路
遮断器を正常にオン,オフ,トリップ動作させることが
不可能となってしまう。
【0005】したがって、この発明の目的は、点検作業
時の作業ミスによる回路遮断器および電動操作装置の破
損を防ぎ、回路遮断器の正常のオン,オフ,トリップ動
作を可能にでき安全性および信頼性を確保することがで
きる回路遮断器の電動操作装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の回路遮断器の
電動操作装置は、ハンドルを有しこのハンドルのオン状
態およびオフ状態の少なくとも一方を検出する補助スイ
ッチを有する回路遮断器の電動操作装置であって、前記
ハンドルの動作方向と交差する方向に係脱自在な操作部
を有するとともに前記操作部を前記ハンドルの係脱方向
に進退自在に支持する移動体を有して前記移動体を前記
ハンドルの動作方向に駆動する駆動部を有する駆動手段
と、前記ハンドルをオン位置に操作するためのオン位置
用信号を前記駆動部に出力する遠隔オンスイッチを有す
るオン信号出力手段と、前記操作部を介して前記ハンド
ルを前記オン位置に押動した前記移動体を検出して前記
オン信号出力手段をリセットするオン位置検出スイッチ
と、前記ハンドルをオフ位置に操作するためのオフ位置
用信号を前記駆動部に出力する遠隔オフスイッチを有す
るオフ信号出力手段と、前記操作部を介して前記ハンド
ルを前記オフ位置に押動した前記移動体を検出して前記
オフ信号出力手段をリセットするオフ位置検出スイッチ
と、前記操作部の前記ハンドルから離脱する程度に後退
した位置を検出する操作部位置検出手段とを備え、前記
操作部が前記ハンドルから離脱しかつ前記ハンドルの動
作範囲内に進出した状態にあるときの前記補助スイッ
チ,前記操作部位置検出手段,前記オン位置検出スイッ
チおよび前記オフ位置検出スイッチの検出信号を入力し
て、前記オン信号出力手段の前記オン位置用信号および
前記オフ信号出力手段の前記オフ位置用信号が前記駆動
手段に入力するのを禁止する禁止回路を設けたことを特
徴とするものである。
【0007】
【作用】この発明の回路遮断器の電動操作装置によれ
ば、遠隔オンスイッチを操作するとオン信号出力手段に
よりオン位置用信号を駆動部に出力し、駆動部が動作し
て移動体が移動することにより操作部がハンドルをオン
位置に押し、移動体の移動をオン位置検出スイッチが検
出するとオン信号出力手段がリセットされて駆動部が停
止し、これによりハンドルが遠隔でオン操作されたこと
となる。また遠隔オフスイッチを操作するとオフ信号出
力手段によりオフ位置用信号が駆動部に出力し、移動体
が移動することにより駆動部が動作して操作部がハンド
ルをオフ位置に押し、移動体の移動をオフ位置検出スイ
ッチが検出するとオフ信号出力手段がリセットされて駆
動部が停止し、これによりハンドルが遠隔でオフ操作さ
れたこととなる。しかし、操作部がハンドルに係合可能
な位置まで進出した状態にあるが、操作部がハンドルに
係合していないときは禁止回路により遠隔オンスイッチ
の操作によるオン位置用信号および遠隔オフスイッチの
操作によるオフ位置用信号が駆動手段に入力するのを禁
止するので、操作部が動作することができない。このた
め、点検作業時の作業ミスによる回路遮断器および電動
操作装置の破損を防ぎ、また回路遮断の正常なオン,オ
フおよびトリップ動作を可能にすることができる。
【0008】
【実施例】この発明の一実施例を図1ないし図4により
説明する。すなわち、この回路遮断器の電動操作装置
は、回路遮断器1と、駆動手段2と、駆動手段2を制御
する制御部品とを有する。回路遮断器1は、ハンドル7
を有しこのハンドル7のオン状態およびオフ状態の少な
くとも一方を検出する補助スイッチ9を有する。一般に
回路遮断器1は図2に示すように上面にハンドル7の一
部を突出し、ハンドル7の操作方向の両端部に端子10
を有する。また機構部は公知であり図示していないが、
一般的に異常電流検出部と、異常電流検出部に応動する
トリップリンクと、トリップリンクにラッチされるラッ
チリンクと、ラッチリンクに支持された状態でハンドル
7のオン,オフの動作により開閉しラッチリンクの釈放
によりトリップ開極する可動接触子とを有し、ハンドル
7のリセット位置はオフ位置よりもオン位置と反対側で
ハンドル7の回動が規制される位置にあり、リセット位
置にハンドル7を操作することにより、釈放されている
ラッチリンクを既に復帰しているトリップリンクにラッ
チさせることが可能となる。なお補助スイッチ9も公知
であるので図示を省略している。
【0009】駆動手段2は、ハンドル7の動作方向と交
差する方向に係脱自在な操作部20を有するとともに操
作部20をハンドル7の係脱方向に進退自在に支持する
移動体19を有して移動体19をハンドル7の動作方向
に駆動する駆動部60を有する。実施例の駆動手段2の
本体は図2のように回路遮断器1の操作方向と直交する
方向の側部に設けられ、図4のようにベース45とカバ
ー29をピン18により結合してなり、接続手段(図示
せず)により回路遮断器1に一体に接続されている。
【0010】駆動部60は、遠隔信号により動作するモ
ータ12と、モータ12を制御する図1の制御回路29
と、操作部20の操作方向に配設されモータ12に連動
して操作部20を直線運動させるねじ軸15と、このね
じ軸15と同一平面上に平行に位置して操作部20を摺
動自在に支持するガイド軸17とを有する。モータ12
は正逆回転用であり、ベース45の一端側に固定され
て、ハンドル7の突出方向に回転軸30の軸方向を向け
ている。またモータ12の側部に基台16が立設され基
台16にねじ軸15が回転自在に支持され、かつガイド
軸17が支持されている。そして回転軸30にかさ歯車
13が連結され、かさ歯車13にかさ歯車14が噛み合
い、かさ歯車13にねじ軸15の一端が連結されてい
る。
【0011】移動体19はねじ軸15に螺合する従動体
25と一体になりガイド軸17に摺動自在に支持され
る。操作部20は移動体19の上面の中央のガイド用凸
部31に基端部が摺動自在に支持されてほぼねじ軸15
およびガイド軸17を含む平面と平行に延出した棒状の
動作部材により形成され、操作部20の先端に図2のよ
うにハンドル7の動作方向と交差する方向に係脱自在に
係合する切欠部32を設けている。移動体19のガイド
用凸部31の両側にガイド溝36を形成し、操作部20
の後端部に形成した係合片33をガイド溝36に摺動自
在に案内している。すなわち操作部20を移動体19に
対して摺動することにより、操作部20の切欠部32が
ハンドル7に対して係脱し、離脱状態でハンドル7を直
接手動操作することができる。
【0012】制御回路29は、モータ12を正逆回転さ
せるためのトランジスタTr1〜Tr4からなるトラン
ジスタブリッジにより構成され、入力端子39,40を
電源33に接続し、出力端子をモータ12に接続してい
る。オン信号出力手段31は、ハンドル7をオン位置に
操作するためのオン位置用信号を駆動部60に出力する
遠隔オンスイッチ3を有する。実施例ではトランジスタ
Tr1,Tr3を駆動する信号を供給するナンド回路か
らなる正転用の信号ラッチ回路である。そして出力端が
制御回路29のトランジスタTr1,Tr3の各ベース
に接続されている。50はセット入力部、51はオン位
置検出スイッチ5の動作信号を受けてオン信号出力手段
31をリセットするためのリセット入力部である。した
がって、オン信号出力手段31の出力信号によりトラン
ジスタTr1,Tr3がオンとなり、モータ12を正転
させる方向に電流が流れ、モータ12が正転する。こう
して、モータ12の正転によりねじ軸15が一方向に回
転し、操作部20がハンドル7をオフ位置からオン位置
へ押動する。また遠隔オンスイッチ3は、入力端子34
に一端が接続され、他端が共通端子36に接続され、共
通端子36は入力端子39に接続されている。
【0013】オン位置検出スイッチ5は、操作部20を
介してハンドル7をオン位置に押動した移動体19を検
出してオン信号出力手段31をリセットするものであ
り、ベース45内の移動体19に設けた操作片37に対
向する所定の位置に配設され、入力端子39に一端が接
続され他端がオン信号出力手段31のリセット入力部5
1に接続されている。オン位置検出スイッチ5がオンと
なるとリセット信号がリセット入力部51に入力し、オ
ン信号出力手段31がリセットされ、出力信号の出力を
停止し、制御回路29のトランジスタTr1,Tr3は
オフとなり、モータ12への給電が停止する。その結
果、操作部20が停止し、ハンドル7がオン位置に停止
することとなる。
【0014】オフ信号出力手段32は、ハンドル7をオ
フ位置に操作するためのオフ位置用信号を駆動部60に
出力する遠隔オフスイッチ4を有する。実施例ではトラ
ンジスタTr2,Tr4を駆動する信号を供給するナン
ド回路からなる逆転用の信号ラッチ回路である。そして
出力端が制御回路29のトランジスタTr2,Tr4の
各ベースに接続されている。52はセット入力部、53
はオフ位置検出スイッチ6の信号を受けてリセットする
ためのリセット入力部である。したがって、オフ信号出
力手段32の出力信号によりトランジスタTr2,Tr
4がオンとなり、モータ12を逆転させる方向に電流が
流れ、モータ12が逆転する。またモータ12の逆転に
よりねじ軸15が反対方向に回転し、操作部20がハン
ドル7をオン位置からオフ位置へ押動する。遠隔オフス
イッチ4は入力端子35に一端が接続され、他端が共通
端子36に接続されている。
【0015】オフ位置検出スイッチ6は、操作部20を
介してハンドル7をオフ位置に押動した移動体19を検
出してオフ信号出力手段32をリセットするものであ
り、移動体19に設けられた操作片38に対向してベー
ス45内の基台16の所定位置に設置されている。そし
て、入力端子39に一端が接続され他端がオフ信号出力
手段32のリセット入力部53に接続されている。オフ
位置検出スイッチ6がオンとなると動作信号がリセット
入力部53に入力し、オフ信号出力手段32がリセット
され、その出力信号の出力を停止するので、制御回路2
9のトランジスタTr2,Tr4はオフとなり、モータ
12への給電が停止する。その結果、操作部20が停止
し、ハンドル7がオフ位置に停止することとなる。
【0016】操作部位置検出手段24は、操作部20の
ハンドル7から離脱する程度に後退した位置を検出す
る。実施例では図3に示すように操作部20の後端部の
側面に押圧片46を設け、押圧片46に対向して移動体
19に操作部位置検出手段24を設けている。操作部2
0の切欠部41がハンドル7から離れる程度に操作部2
0が後退すると、操作部位置検出手段24が押圧片46
に押圧され、反対に切欠部41がハンドル7に係合する
状態に進出すると押圧片46が操作部位置検出手段24
から離れる。
【0017】禁止回路56,57は、操作部20がハン
ドル7から離脱しかつハンドル7の動作範囲内に進出し
た状態にあるときの補助スイッチ9,操作部位置検出手
段24,オン位置検出スイッチ5およびオフ位置検出ス
イッチ6の検出信号を入力して、オン信号出力手段31
のオン位置用信号およびオフ信号出力手段32のオフ位
置用信号が駆動手段2に入力するのを禁止する。
【0018】実施例において、補助スイッチ9はハンド
ル7がオン状態のとき「L」となり、オフ状態のとき
「H」となる。また操作部位置検出手段24は操作部2
0が後退しているとき「L」で進出しているとき「H」
となる。オン位置検出スイッチ5は移動体19がハンド
ル7をオン位置に移動させた位置で「H」となり、オフ
位置検出スイッチ6は移動体19がハンドル7をオフ位
置に移動させた位置で「H」となる。また禁止回路5
6,57はそれぞれ、オア回路OR1 〜OR3 およびア
ンド回路Aを縦続接続するとともにオア回路OR4 の出
力端をアンド回路Aの別の入力端に接続している。そし
て遠隔オンスイッチ3が入力端子34を介してアンド回
路OR1 ,OR4 の第1入力端に接続され、アンド回路
Aの出力端がオン信号出力手段31のセット入力部50
に接続されている。また遠隔オフスイッチ4が禁止回路
57のオア回路OR1 ,OR4 の第1入力端に接続さ
れ、アンド回路Aの出力端がオフ信号出力手段32のセ
ット入力部52に接続されている。操作部位置検出手段
24がインバータI1 ,I3 を介して禁止回路56,5
7のオア回路OR1 の第2入力端に接続されるとともに
オア回路OR3 の入力端に直接接続され、補助スイッチ
9がインバータI2 を介して禁止回路56のオア回路O
2 の入力端に接続されるとともに禁止回路57のオア
回路OR2 の入力端に直接接続され、またオン位置検出
スイッチ5が禁止回路57のオア回路OR4の第2入力
端に接続され、さらにオフ位置検出スイッチ6が禁止回
路56のオア回路OR4 の第2入力端に接続されてい
る。
【0019】この結果、禁止回路56における遠隔オン
スイッチ3のオン(「L」)における論理は操作部位置
検出手段24,インバータI1 ,I3 ,補助スイッチ
9,インバータI2 ,オン位置検出スイッチ6につい
て、つぎの表のようになる。すなわち、 また、オア回路OR1 〜OR4 ,アンド回路Aについ
て、つぎの表のようになる。すなわち、 前記表において、(1)は操作部20がハンドル7から
後退し、ハンドル7がオン位置にあり、オフ位置検出ス
イッチ6がオン位置から離れている状態でありアンド回
路Aが「L」のためオン信号出力手段31に遠隔オンス
イッチ3の信号が入力される。(2)は操作部20がハ
ンドル7から後退し、ハンドル7がオン位置にあり、オ
フ位置検出スイッチ6がオン位置にある状態であり、ア
ンド回路Aが「H」のためオン信号出力手段31に信号
が入力されない。(3)は操作部20がハンドル7から
後退し、ハンドル7がオフ位置にあり、オフ位置検出ス
イッチ6がオン位置から離れている状態でありアンド回
路Aが「L」のためオン信号出力手段31に遠隔オンス
イッチ3の信号が入力される。(4)は操作部20がハ
ンドル7から後退し、ハンドル7がオフ位置にあり、オ
フ位置検出スイッチ6がオン位置にある状態であり、ア
ンド回路Aが「H」のためオン信号出力手段31に信号
が入力されない。(5)は操作部20がハンドル7側に
進出し、ハンドル7がオン位置にあり、オフ位置検出ス
イッチ6がオン位置から離れている状態でありアンド回
路Aが「L」のためオン信号出力手段31に遠隔オンス
イッチ3の信号が入力される。(6)は操作部20がハ
ンドル7側に進出し、ハンドル7がオン位置にあり、オ
フ位置検出スイッチ6がオン位置にある状態であり、ア
ンド回路Aが「H」のためオン信号出力手段31に信号
が入力されない。(7)は操作部20がハンドル7側に
進出し、ハンドル7がオフ位置にあり、オフ位置検出ス
イッチ6がオン位置から離れている状態でありアンド回
路Aが「L」のためオン信号出力手段31に遠隔オンス
イッチ3の信号が入力される。(8)は操作部20がハ
ンドル7側に進出し、ハンドル7がオフ位置にあり、オ
フ位置検出スイッチ6がオン位置にある状態であり、ア
ンド回路Aが「H」のためオン信号出力手段31に信号
が入力されない。
【0020】また禁止回路57については、補助スイッ
チ9がインバータI2 に相当するインバータを介さずに
オア回路OR2 に接続されているため、論理表はつぎの
ようになる。すなわち、 また、オア回路OR1 〜OR4 ,アンド回路Aについ
て、つぎの表のようになる。すなわち、 ここで前記の動作をまとめると、第1に操作部位置検出
手段24がオフ、補助スイッチ9がオン、オン位置検出
スイッチ5がオンのとき遠隔オフスイッチ4の操作によ
りハンドル7をオフ位置に駆動できる。第2に操作部位
置検出手段24がオフ、補助スイッチ9がオフ、オン位
置検出スイッチ6がオンのとき遠隔オンスイッチ3の操
作によりハンドル7をオン位置に駆動できる。
【0021】しかしながら、保守点検時に操作部20を
たとえばオン状態のハンドル7から離脱するように後退
した後、ハンドル7を手動でオフに操作して操作部20
を進出させるとハンドル7に係合しない状態で操作部2
0が進出する事態が起こる。この場合、禁止回路56,
57の動作により遠隔オンスイッチ3の操作でオン信号
出力手段31よりオン位置信号を出力できず、駆動部6
0を動作できない状態となるので操作部20の破損等を
防止することができる。
【0022】前記とは反対に操作部位置検出手段24が
オフ、補助スイッチ9がオン、オフ位置検出スイッチ6
がオンとなる場合が起こり得るが、この場合も前記と同
様な動作で遠隔オンスイッチ3および遠隔オフスイッチ
4の操作によって駆動部60を駆動することができな
い。なお、11は電動操作装置の端子である。23はリ
セット位置検出スイッチ、22は移動体19に設けたリ
セット位置検出スイッチ23の押圧体であり、たとえば
回路遮断器1のトリップ状態を警報スイッチで検出して
オフ位置検出スイッチ6をリセット位置検出スイッチ2
3に切り換え、遠隔オフスイッチ4を操作することによ
り移動体19をハンドル7のオフ側に移動させて移動体
19の操作片38がオフ位置検出スイッチ6を押した後
さらに移動させ操作片22がリセット位置検出スイッチ
23を押したときモータ12が反転し、タイマ等により
オフ位置検出スイッチ6の位置で停止させることにより
トリップ状態をリセットする。
【0023】この実施例によれば、遠隔オンスイッチ3
を操作するとオン信号出力手段31によりオン位置用信
号を駆動部60に出力し、駆動部60が動作して移動体
19が移動することにより操作部20がハンドル7をオ
ン位置に押し、移動体19の移動をオン位置検出スイッ
チ5が検出するとオン信号出力手段31がリセットされ
て駆動部60が停止し、これによりハンドル7が遠隔で
オン操作されたこととなる。また遠隔オフスイッチ4を
操作するとオフ信号出力手段32によりオフ位置用信号
が駆動部60に出力し、移動体19が移動することによ
り駆動部60が動作して操作部20がハンドル7をオフ
位置に押し、移動体19の移動をオフ位置検出スイッチ
6が検出するとオフ信号出力手段32がリセットされて
駆動部60が停止し、これによりハンドル7が遠隔でオ
フ操作されたこととなる。しかし、操作部20がハンド
ル7に係合可能な位置まで進出した状態にあるが、操作
部20がハンドル7に係合していないときは禁止回路5
6,57により遠隔オンスイッチ3の操作によるオン位
置用信号および遠隔オフスイッチ4の操作によるオフ位
置用信号が駆動手段2に入力するのを禁止するので、操
作部20が動作することができない。このため、点検作
業時の作業ミスによる回路遮断器および電動操作装置の
破損を防ぎ、また回路遮断の正常なオン,オフおよびト
リップ動作を可能にすることができる。
【0024】この発明の第2の実施例を図5に示す。す
なわち、この回路遮断器の電動操作装置は、禁止回路5
6,57を図5のように、オア回路OR3 〜OR6 ,ア
ンド回路A1 およびインバータI4 〜I6 により構成し
ている。その他は、第1の実施例と同様である。遠隔オ
ンスイッチ3をオンに操作したときの出力は禁止回路5
6について、つぎようになる。すなわち、 手段24 I5 スイッチ9 I4 スイッチ6 出力 (1) L H L H L L (2) L H L H H L (3) L H H L L L (4) L H H L H L (5) H L L H L H (6) H L L H H H (7) H L H L L L (8) H L H L H H したがって、(1)〜(4),(7)のとき出力は
「L」のためオン信号出力手段31に遠隔オンスイッチ
3の操作信号が入力され駆動回路29が動作する。反対
に(5),(6),(8)のときは遠隔オンスイッチ3
を操作してもオン信号出力手段31には信号が入力され
ない。
【0025】また、遠隔オフスイッチ4を操作したとき
の禁止回路57の出力はつぎのようになる。すなわち、 手段24 I5 スイッチ9 I6 スイッチ5 出力 (1) L H L H L L (2) L H L H H L (3) L H H L L L (4) L H H L H L (5) H L L H L H (6) H L L H H L (7) H L H L L H (8) H L H L H H したがって、出力が 「L」のとき遠隔オフスイッチ4
を操作するとオフ信号出力手段32に信号が入力され、
駆動回路29が動作し、操作部がハンドル係合可能な位
置まで進出しているが、操作部がハンドルに係合してい
ないときは禁止回路57により駆動回路29の動作を禁
止する。したがって、その作用効果は第1の実施例と同
様である。
【0026】
【発明の効果】この発明の回路遮断器の電動操作装置に
よれば、操作部がハンドルに係合可能な位置まで進出し
た状態にあるが、操作部がハンドルに係合していないと
きは禁止回路により遠隔オンスイッチの操作によるオン
位置用信号および遠隔オフスイッチの操作によるオフ位
置用信号が駆動手段に入力するのを禁止するので、操作
部が動作することができない。このため、点検作業時の
作業ミスによる回路遮断器および電動操作装置の破損を
防ぎ、また回路遮断の正常なオン,オフおよびトリップ
動作を可能にすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例の遠隔操作回路図であ
る。
【図2】回路遮断器の電動操作装置の外観斜視図であ
る。
【図3】本体のカバーを外した状態の平面図である。
【図4】その断面図である。
【図5】第2の実施例の遠隔操作回路図である。
【図6】提案例の遠隔操作回路図である。
【符号の説明】
1 回路遮断器 2 駆動手段 3 遠隔オンスイッチ 4 遠隔オフスイッチ 5 オン位置検出スイッチ 6 オフ位置検出スイッチ 7 ハンドル 9 補助スイッチ 19 移動体 20 操作部 24 操作部位置検出手段 31 オン信号出力手段 32 オフ信号出力手段 56,57 禁止回路 60 駆動部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドルを有しこのハンドルのオン状態
    およびオフ状態の少なくとも一方を検出する補助スイッ
    チを有する回路遮断器の電動操作装置であって、前記ハ
    ンドルの動作方向と交差する方向に係脱自在な操作部を
    有するとともに前記操作部を前記ハンドルの係脱方向に
    進退自在に支持する移動体を有して前記移動体を前記ハ
    ンドルの動作方向に駆動する駆動部を有する駆動手段
    と、前記ハンドルをオン位置に操作するためのオン位置
    用信号を前記駆動部に出力する遠隔オンスイッチを有す
    るオン信号出力手段と、前記操作部を介して前記ハンド
    ルを前記オン位置に押動した前記移動体を検出して前記
    オン信号出力手段をリセットするオン位置検出スイッチ
    と、前記ハンドルをオフ位置に操作するためのオフ位置
    用信号を前記駆動部に出力する遠隔オフスイッチを有す
    るオフ信号出力手段と、前記操作部を介して前記ハンド
    ルを前記オフ位置に押動した前記移動体を検出して前記
    オフ信号出力手段をリセットするオフ位置検出スイッチ
    と、前記操作部の前記ハンドルから離脱する程度に後退
    した位置を検出する操作部位置検出手段とを備え、前記
    操作部が前記ハンドルから離脱しかつ前記ハンドルの動
    作範囲内に進出した状態にあるときの前記補助スイッ
    チ,前記操作部位置検出手段,前記オン位置検出スイッ
    チおよび前記オフ位置検出スイッチの検出信号を入力し
    て、前記オン信号出力手段の前記オン位置用信号および
    前記オフ信号出力手段の前記オフ位置用信号が前記駆動
    手段に入力するのを禁止する禁止回路を設けたことを特
    徴とする回路遮断器の電動操作装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017200390A (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 河村電器産業株式会社 電源自動切替装置
JP2017200389A (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 河村電器産業株式会社 電源自動切替装置
CN111816519A (zh) * 2020-06-23 2020-10-23 株洲国创轨道科技有限公司 一种伸缩装置及断路器系统

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