JPH071350A - 強制停止機構付電池式締付工具 - Google Patents
強制停止機構付電池式締付工具Info
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- JPH071350A JPH071350A JP14203393A JP14203393A JPH071350A JP H071350 A JPH071350 A JP H071350A JP 14203393 A JP14203393 A JP 14203393A JP 14203393 A JP14203393 A JP 14203393A JP H071350 A JPH071350 A JP H071350A
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Abstract
足した状態で締付作業が行なわれ、締付不良が発生する
ことを防止する。また過負荷時にもモーターを止める。 【構成】 電池の残容量に対応する信号を検出し、残容
量不足のとき、電池BPとモーターM間に接続されてい
るスイッチング素子FETを強制的にオフさせる。また
過負荷時にもオフさせる。 【作用】 残容量不足のときスイッチング素子が強制的
にオフされ、操作スイッチをオンさせてもモーターが回
らない。同様に過負荷時にもモーターが回らない。
Description
等のねじ類を締付けるためのスクリュードライバ、トル
クレンチ、インパクトレンチ等の締付工具に関するもの
であり、特にモーターが電池で駆動される電池式締付工
具に関するものである。
池の残容量が低下してゆく。そこで実公平4−3222
4号公報では、電池の残容量が低下したときに発光ダイ
オードを点灯させ、工具使用者に警告を発する技術が開
示されている。この技術によると、発光ダイオードの点
灯によって、電池が交換時期あるいは充電時期となった
ことを知ることができる。
イオードが点灯しても、操作用の手動電源スイッチを操
作するとモーターが回転して締付け作業を続行すること
ができる。このため発光ダイオードが点灯している状態
で作業が続行されることがある。電池の残容量が不足し
た状態で締付作業が行なわれると、一見締付作業が完了
した結果を得ることができても実際には締付トルクが不
充分であり、将来ねじ類がゆるんでしまうことがある。
この問題に対処するために、実開平5−26278号公
報に記載の技術が提案されている。この技術では電池残
容量が所定値以下に低下したときにはモーターと電池間
のリレーをオフさせてしまう。このため電池残容量が不
足した状態で、締付作業を継続することができないよう
にされている。
合、工具に過負荷が作用したときにもモーターを停止さ
せることが好ましい。前記実開平5−26278号公報
に記載の技術によると、電池残容量がある程度低下した
(ただし強制停止させるほどには低下していない)状態
で過負荷が作用すると、電池電圧がさらに低下して強制
停止機能が働く。しかしながら、充分に充電されている
電池が用いられると、過負荷が作用してもなお強制停止
機能は作動せず、モーター等の損傷を招くおそれがあ
る。そこで本発明では、電池残容量の低下時にも、また
過負荷時にも、強制停止機能が作動するようにし、しか
もそのリセット要件を工夫することによって極めて使い
易い電池式締付工具を提供するものである。
は、下記要件を備えている電池式締付工具を創作した。
この発明に係わる電池式締付工具は、電池の残容量が所
定値以下となったときにセットされて電池電圧が印加さ
れなくなったときにリセットされる第1ラッチ回路と、
過負荷が作用したときにセットされて手動電源スイッチ
がオフされたときにリセットされる第2ラッチ回路とが
付加されており、前記第1ラッチ回路と第2ラッチ回路
の少なくともいずれか一方がセットされたときオフする
スイッチが、前記モーターと電池との間に接続されてい
ることを特徴としている。
量が低下したときから電池が交換されるまで、ないしは
リセット用スイッチが操作されて電池電圧が一旦無印加
となるまでの間、第1ラッチ回路がセットされる。また
過負荷が発生したときから手動電源スイッチがオフされ
るまでの間、第2ラッチ回路がセットされる。そしてい
ずれかのラッチ回路がセットされている間は、モーター
が強制停止される。このため電池残容量が低下した後に
電池が交換されるまで、ないしはリセット用スイッチが
操作されるまで、ならびに過負荷が発生した後に手動電
源スイッチが一旦オフ操作されるまでの間は強制停止さ
れ、この条件以外では工具が働く。すなわち電池交換が
行なわれれば再使用可能となり、また電源スイッチを一
旦オフしたあと再度オンするまでの間に過負荷が解消し
ていれば再使用できる。このため電動工具の使い勝手が
すこぶる良くなっている。さらに強制停止のためのスイ
ッチが1つでよく、コスト的にも有利となっている。
から、電池残容量が所定値以上か以下かを比較し、以下
の場合にはスイッチ(この場合電界効果トランジスタで
あるスイッチング素子FETが用いられている)を強制
的にオフさせてしまう。さらにこの実施例では、工具に
過負荷がかかってモーターに大電流が流れる場合にも同
一のスイッチをオフさせてしまう。
り、図中BPは電池パックを示している。この電池パッ
クBPはニッケル・カドミウム電池のセルを内蔵してお
り、充電可能となっている。この電池パックBPを締付
工具の電池収容部に収容したときに、電池接点が接点C
N1,CN2に接続されるようになっている。この電池
パックBPは充電可能であり、充電済みの電池パックB
Pが前記の電池収容部に収容され、使用後電池収容部か
ら取出されて交換される。
N1,CN2を介して電池パックBPと操作用の手動電
源スイッチSW1と正逆切換スイッチSW2a,SW2
bとモーターMとスイッチFETが直列に接続された回
路が完成する。操作用の手動電源スイッチSW1はa,
b接点間で切換可能となっており、工具使用者がオン操
作している間a接点となり、オン操作を止めるとb接点
となる。正逆切換スイッチSW2a,SW2bは、d・
e接点側とc・f接点側で切換可能となっており、d・
e接点側のときはモーターMに正転方向に電流を流し、
c・f接点側のときは逆転方向に電流を流す。スイッチ
FETがオンの状態で、手動電源スイッチSW1がオン
操作されてa接点が閉じられると、モーターMに電流が
流れる。一方手動電源スイッチSW1がオン操作されな
いでb接点が閉じると、モーターMの制動回路が完成す
る。
ETは、モーターMを強制的にオフさせるものであり、
これがオフであるかぎり、手動電源スイッチSW1をオ
ン操作してもモーターMに電流は流れない。このスイッ
チング用の電界効果トランジスタFETはゲート電極に
ハイ電圧が印加されたときにオンし、ハイ電圧が印加さ
れないとオフする。
タFETの制御回路について説明する。図中2は電池パ
ックBPの残容量が不充分なときに、スイッチング用の
電界効果トランジスタFETをオフさせる強制停止回路
である。この強制停止回路2は第1の比較回路CM1を
有し、プラス側には電池電圧を分圧した電圧V1が入力
され、マイナス側には第1のツェナーダイオードZD1
の降伏電圧V2(これは一定の電圧となる)が入力され
る。ここで前記の電位V1とV2は、電池パックBPの
残容量が適正範囲内にある間は、モーターMの始動時
(このときV1は最も低下する)においてもV1>V2
の関係となる一方、電池パックBPの残容量が所定値以
下になると、モーターMの始動時にV1<V2の関係と
なるように調整されている。
ド式ラッチ回路4のS1端子に入力される。ナンド式ラ
ッチ回路4のR1端子には電池電圧が入力される(図1
中マルAに示される部位の電圧が入力される)。図2を
参照して、この回路の作用を説明する。電池パックBP
の交換時、操作用スイッチSW1はオフであり、a接点
は開いている。この状態で充電済み電池パックBPがセ
ットされると、V1>V2となり、第1比較回路CM1
はハイ電圧を出力し、S1接点にハイ電圧が入力される
(コンデンサC1によって若干遅れる)。一方R1端子
に入力される電圧もハイとなる(ここでもコンデンサC
2によって若干遅れてハイ電圧となる)。コンデンサC
1とC2の容量の相違によって、R1端子の方がS1端
子よりも遅れてハイ電圧となる。
ように変化する。前述のように、電池が挿入された瞬
間、S1,R1端子はともにローであり、Q1a端子も
Q1b端子もハイとなる。次にS1端子の方が先にハイ
電圧となる。そこでQ1a端子はロー、Q1b端子はハ
イのままとなる。その後端子R1もハイ電圧となる。こ
のときはQ1a,Q1b端子の出力に変化はなく、Q1
a端子はロー、Q1b端子はハイのままとなる。
ってセットとリセットが切換えられる。Q1b端子がハ
イの間はリセット状態であり、Q1b端子がローの間が
セット状態である。前述のように、電池が交換のために
取外されると、リセット端子R1に電池電圧が印加され
なくなり、そのときQ1b端子はハイとなり、リセット
される。Q1b端子がハイの間スイッチング素子FET
はオン状態である。そこで手動電源スイッチSW1が操
作されてa接点が閉じると、モーターMに電流が流れ始
め工具は回転し始める。なおこの場合は電池パックが一
旦取外されることでリセットされる。電池が交換不能と
なっていれば、電池と図1のマルAの間にリセットスイ
ッチを設ける。そしてこのリセットスイッチを設ける
と、リセットスイッチの操作によってR1端子に一旦電
池電圧が印加されるようにして第1ラッチ回路4をリセ
ットすることができる。このようにすると、電池が交換
不能なタイプにも適用できる。
時の大電流が流れるため電池電圧は低下し、図1中マル
Aで示される部位の電圧も低下する。電池の残容量が所
定値以上であれば、起動時に電池電圧が低下しても、第
1比較回路CM1のプラス端子に入力される電圧V1は
なおツェナーダイオードZD1の降伏電圧(V2)以上
であり、S1端子はハイのままである。従ってFETは
オン状態に維持され、工具は適正に運転される(図2
(A) のイ→ハ参照)。電池の残容量が所定値以下になる
と、起動時の電池電圧が低下して前記電圧V1がツェナ
ーダイオードZD1の降伏電圧(V2)以下となる。す
るとS1端子がローとなり(コンデンサC1により若干
遅れる)、Q1a端子はハイとなりQ1b端子はローと
なる(図2(A) のイ→ロ参照)。すなわち第1ラッチ回
路4はセットされる。Q1b端子がローとなると、スイ
ッチング素子FETがオフとなり操作用スイッチSW1
をオンさせていてもモーターMに電流が流れなくなる。
このため工具は強制的に停止され、電池残容量が不充分
な状態で作業を続行することが禁止される。
ッチSW1がオンされ、その直後に前記のようにしてF
ETがオフされると、モーターMに電流が流れなくな
り、電池電圧は再度上昇する。このため比較回路CM1
は再度ハイを出力する。ナンド式ラッチ回路4の場合、
S1端子が再度ハイとなってもQ1a,Q1b端子に変
化なく、FETはオフ状態に保たれる(すなわち第1ラ
ッチ回路4はセット状態に保たれる。)。なお操作用ス
イッチSW1がオンされた後、電池電圧が低下してFE
Tがオフされるまでの時間は一瞬であり、締付作業はで
きない。
操作用スイッチSW1がオンされるまでの間を示し、ロ
はバッテリパックBPの残容量が不充分な状態で操作用
スイッチSW1を操作した後の電圧変動を示し、ハはバ
ッテリパックBPの残容量が充分な状態で操作用スイッ
チSW1を操作した後の電圧変動を示している。実際に
はイ→ロの変化またはイ→ハの変化が起る。前記から明
らかなように、電池が残容量が低下すると第1ラッチ回
路4はセットされてスイッチ(FET)がオフされる。
この状態は電池が外されて新しい電池がセットされるま
で続き、電池の交換時に第1ラッチ回路4はリセットさ
れてスイッチ(FET)がオンされる。
た場合にモーターMが焼損することを防止し、またFE
Tを保護するために工具を強制的に停止させる回路6が
付加されている。この2つの強制停止回路2,6はいず
れかがローを出力するときにFETをオフ状態とする。
後述のように、手動電源スイッチSW1をオンした直後
は強制停止回路6の側はハイ電圧を出力するように構成
されており、電池の残容量不足をモーター起動時の電池
電圧に基づいて検出してFETをオフ状態とする強制停
止回路2の作動が過負荷時に強制的にオフさせる回路6
によって妨げられることはない。
回路CM2を有し、プラス端子には電池電圧を分圧した
電圧V1が入力され、マイナス端子には操作用スイッチ
SW1とモーターM間の部位マルBの電圧が入力され
る。ただしここにもツェナーダイオードZD2が用いら
れており、この降伏電圧V3以上にはならない。第2の
ツェナーダイオードZD2の降伏電圧V3は第1のツェ
ナーダイオードZD1の降伏電圧V2よりも高いものが
使用されている。スイッチSW1がオンの状態で、モー
ターMに過負荷がかかり、電池電圧が低下すると、V2
<V1<V3となる時期があり、第2の比較回路CM2
の方が第1の比較回路CM1よりも先にオフする関係と
なっている。
ド式ラッチ回路8のS2端子に入力される。一方第2ナ
ンド式ラッチ回路8のR2端子には操作用の手動電源ス
イッチSW1とモーターM間の部位マルBの電圧が入力
される。ただしコンデンサC3が用いられているため、
R2端子の電圧はスイッチSW1がオンされたあとに遅
れて上昇する。前記したようにR1端子の電圧もコンデ
ンサC2によって遅れて上昇するが、このR1端子には
スイッチSW1がオフされていても電池電圧がかかって
いる部位(マルA)の電圧が印加されるため、電池パッ
クの挿入時に上昇し、スイッチSW1をオンするときに
すでにハイ電圧がかかっている。これに対し、R2端子
には部位(マルB)の電位が加えられるために、スイッ
チSW1をオンした後にハイ電位が加わることになり、
しかもハイ電圧となるのが少し遅れる。このことは図2
(A) のイ→ロやイ→ハに図示されている。
S2端子がハイであり、R2端子はローである(図2
(A) イ参照)。このためQ2b端子はハイであり、FE
Tをオフすることはない。すなわちモーターMの起動時
に停止回路6がスイッチング素子FETをオフさせるこ
とはなく、停止回路2の側がFETをオフさせるかオン
のままにするのかを決める。スイッチSW1がオンされ
た後所定時間が経過すると、R2端子もハイとなるが、
ハイとなってもQ2b端子はハイを続ける。すなわち第
2ラッチ回路8はリセット状態を続ける。
池電圧が下降すると、今度は第2の比較回路CM2の方
が先にオフし、S2端子がロー、R2端子がハイとな
る。この結果第2ラッチ回路8はセットされてQ2b端
子はオフとなり、FETがオフされる(図2(A) ハ→ニ
参照)。この結果モーターMに過負荷がかかったままモ
ーターMに通電され続け、モーターMが損傷するといっ
たことが防止される。
し、第2比較回路CM2はハイとなる。しかしハイとな
ってもFETはオフのままであり、過負荷の状態でモー
ターMに再度通電されることはない。この場合一旦操作
用の手動電源スイッチSW1をオフさせると、コンデン
サC3の電荷が抵抗を介して放電されるのでR2端子が
ローとなり、第2ラッチ回路8はリセットされてQ2b
端子はハイとなる。このため、再度操作用の手動電源ス
イッチSW1がオンされることによってモーターMは再
度動き始める。このとき電池の残容量が充分であれば強
制停止回路2がモーターMを強制停止させることはな
く、また過負荷状態が解消していれば強制停止回路6が
モーターMを強制停止させることもない。以上の実施例
では強制停止用のスイッチとして電界効果トランジスタ
FETを用いる例を説明した。しかしこれに限られるも
のでなく、リレーやバイポーラトランジスタを利用する
こともできる。
た状態で、電池式締付工具を作動させることができなく
なり、残容量が不足した状態で不完全な締付作業等がな
されることを有効に防止することができる。また過負荷
発生時にもモーターが停止される。電池が交換されると
再使用可能となり、手動電源スイッチを一旦オフしても
再使用可能となる。このために工具の使い勝手がすこぶ
る良い。さらに前記の作動が1つのスイッチで行なわ
れ、部品点数が少なくて済む。
Claims (1)
- 【請求項1】 電池で駆動されるモーターによって工具
を回転させてねじ類を締付ける電池式締付工具におい
て、 電池の残容量が所定値以下となったときにセットされて
電池電圧が印加されなくなったときにリセットされる第
1ラッチ回路と、 過負荷が作用したときにセットされて手動電源スイッチ
がオフされたときにリセットされる第2ラッチ回路とが
付加されており、 前記第1ラッチ回路と第2ラッチ回路の少なくともいず
れか一方がセットされたときオフするスイッチが、前記
モーターと電池との間に接続されていることを特徴とす
る強制停止機構付電池式締付工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14203393A JP3583155B2 (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | 強制停止機構付電池式締付工具 |
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Publications (2)
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JPH071350A true JPH071350A (ja) | 1995-01-06 |
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Family
ID=15305810
Family Applications (1)
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Country Status (1)
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- 1993-06-14 JP JP14203393A patent/JP3583155B2/ja not_active Expired - Lifetime
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