JP2002044860A - 負荷の保護回路 - Google Patents

負荷の保護回路

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JP2002044860A
JP2002044860A JP2000226203A JP2000226203A JP2002044860A JP 2002044860 A JP2002044860 A JP 2002044860A JP 2000226203 A JP2000226203 A JP 2000226203A JP 2000226203 A JP2000226203 A JP 2000226203A JP 2002044860 A JP2002044860 A JP 2002044860A
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Hideki Tamura
英樹 田村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 負荷の保護回路を安価に提供すること。 【解決手段】 駆動装置14の負荷15と電源(+BA
T)との間に遮断手段12を設け、遮断手段12を制御
する制御回路13は、充電回路(C2、R6)とコンパ
レータIC1とを備え、コンパレータIC1の2つの入
力端は、一方に所定の電圧を入力し、他方に充電回路の
充電電圧を入力し、充電回路の充電電圧は、負荷15に
電圧が印加され始めてから所定の時間電圧が印加され続
けたときに、所定の電圧より高い電圧となるように回路
を構成し、充電電圧が所定の電圧より高い電圧となった
ときにコンパレータIC1の出力端から出力される電圧
によってスイッチトランジスタTR1をオフさせ、それ
によって遮断手段12を遮断させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、負荷の保護回路に
関し、特に、パワーウインド装置などの車載機器の、モ
ータなどの駆動部(負荷)と負荷に電源を供給する負荷
電源供給部とを有する駆動装置において、負荷を連続動
作させたり、負荷電源供給部が異常動作した場合に、負
荷を熱破壊から保護するために、負荷がある一定時間以
上動作し続けた場合は、駆動装置への電源供給を遮断す
るようにした負荷の保護回路に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車に用いられ、パワーウインド装置
のモータなどの大電流を使用する負荷において、負荷に
電源を供給する負荷電源供給回路の出力部は、負荷に接
続するために、ハーネスなどと接続されているが、この
接続部が車載の電源端子との天絡や接地端子との地絡な
どの短絡が起きると、負荷が連続動作したり、負荷が異
常動作し、負荷に電源を供給する負荷電源供給回路の出
力部や負荷自体が熱破壊されることが起きる。そこで、
負荷電源供給回路の出力部や負荷を保護するために、負
荷が決められた時間以上動作しないようにするための負
荷の保護回路が各種提案されている。
【0003】このような従来の負荷の保護回路は、図3
に構成を示すように、制御部34(以下「CPU」とい
う)を有する保護回路35によって構成されている。ま
た、駆動装置33は、モータなどの負荷31、負荷31
に電源を供給する負荷電源供給回路32とから構成され
ている。負荷31は、負荷電源供給回路32から電圧を
印加されたときに動作を開始し、電源の供給が止まると
停止する。ここで、負荷31は冷却機能を有せず、動作
を開始すると、発熱などが発生し、そのために、ある一
定時間以上連続して動作させると、この発熱により、遂
には、破壊してしまう可能性がある。負荷電源供給回路
32は、CPU34から制御信号を入力される入力端子
(IN)、負荷31に電圧を印加する2つの出力端子
(OUT1、OUT2)を有し、入力端子(IN)に入
力された制御信号に対応し、外部電源(+BAT)から
の電圧を出力端子(OUT1、OUT2)を介して負荷
31に印加する。CPU34は、負荷電源供給回路32
に制御信号を出力する制御信号出力端子(CNTL)を
有し、制御信号出力端子(CNTL)から制御信号を出
力することによって、負荷電源供給回路32を介して負
荷31の動作を制御する。
【0004】以上の構成により、駆動装置33を動作さ
せるために、手操作スイッチ(図示せず)が操作される
と、操作されたことを通知する信号がCPU34の入力
端子(図示せず)に入力され、CPU34は、操作され
たスィッチに応じて、制御信号出力端子(CNTL)か
ら制御信号(例えば、+5V)を出力し、負荷電源供給
回路32の入力端子(IN)に、制御信号が入力され、
入力された制御信号に応じて、負荷電源供給回路32の
出力端子(OUT1)から、負荷31の一方の入力端子
(31a)に、例えば、+12Vの電圧を印加し、か
つ、負荷電源供給回路32の出力端子(OUT2)か
ら、負荷31の他方の入力端子(31b)に、例えば、
0Vの電圧を印加することで、負荷31は駆動する。
【0005】このとき、CPU34の内部でタイマー機
能などにより、制御信号出力端子(CNTL)から負荷
電源供給回路32に出力している制御信号の出力時間
を、制御信号の出力開始時から計測し、予め、負荷31
の連続動作可能な時間と同じ時間に設定された所定の時
間と比較を行い、所定の時間よりも長く制御信号を出力
し続けた場合には、直ちに、制御信号の出力を停止し、
それに基づき、後段の負荷電源供給回路32が、負荷3
1への外部電源(+BAT)の供給を遮断することで、
連続使用することにより、負荷31自身が異常発熱し、
破壊に至る危険性から保護している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな負荷の保護回路では、高価なCPU34を使用して
いるために、製品価格が高くなるという問題があり、ま
た、制御プログラムによって負荷31の動作を制御して
いるために、予期せぬ事態などにより、プログラムが誤
動作する可能性があり、誤動作した場合には、負荷31
の保護はもちろんのこと、負荷31の制御そのものもで
きなくなり、最悪の場合には、制御信号出力端子(CN
TL)から制御信号を出力し続け、負荷31を破壊にい
たらしめる危険性があるという問題点があった。
【0007】本発明は、この問題を解決するもので、そ
の目的は、安価で、誤動作が少なく、安定して動作する
負荷の保護回路を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は、負荷と電源との間に接続された遮断手段
と、遮断手段を制御する制御回路とを備え、制御回路
は、充電回路とコンパレータとを有し、負荷に印加され
る電圧を充電回路にも印加し、コンパレータの2つの入
力端の一方に第1の電圧を入力するとともに、他方に充
電回路から出力される充電電圧を入力し、負荷に電圧が
印加され始めてから第1の所定時間を経過したときに、
充電電圧が第1の電圧より高い電圧となるように構成
し、充電電圧が第1の電圧より高い電圧となったときに
コンパレータによって遮断手段をオフさせるようにし
た。
【0009】さらに、本発明は、充電回路は第1の抵抗
と第1のコンデンサとの直列回路から構成し、前記の一
方の入力端を、コンパレータの非反転入力端とし、前記
の他方の入力端を、コンパレータの反転入力端とし、遮
断手段を、常開接点と励磁コイルとからなるリレーで構
成し、制御回路は、コレクタが電源と接続され、エミッ
タが接地されるNPN型のスイッチトランジスタを有
し、スイッチトランジスタのベースをコンパレータの出
力端に接続し、励磁コイルを、電源とコレクタとの間、
又は、エミッタと接地との間に介挿した。
【0010】さらに、本発明は、スイッチトランジスタ
のベースには、スイッチトランジスタがオンするための
バイアス電圧を電源から印加した。
【0011】さらに、本発明は、第1の電圧を、負荷に
印加される電圧を分圧した電圧とした。
【0012】さらに、本発明は、制御回路は、遮断手段
をオフさせてから第2の所定時間の経過後に、遮断手段
をオンさせるようにした。
【0013】さらに、本発明は、第1のコンデンサに第
2の抵抗を並列に接続し、コンパレータの非反転入力端
に、電源の電圧を分圧した第2の電圧を入力し、第2の
電圧を第1の電圧よりも低くなるように構成した。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の負荷の保護回路の
実施の形態を図1〜図2を参照して説明する。
【0015】図1は、本発明の負荷の保護回路の構成を
示す図である。本発明の負荷の保護回路11は、遮断手
段12と制御回路13とを備えている。また、駆動装置
14は、例えば、モータなどの負荷15、負荷15に電
源を供給する負荷電源供給回路16を備え、負荷15は
2つの電源入力端子(15a、15b)を有している。
そして、負荷15は、負荷電源供給回路16から電圧を
印加されたときに動作を開始し、電源の供給が止まると
停止する。ここで、負荷15は冷却機能を有せず、動作
を開始すると、発熱などが発生し、そのために、ある一
定時間以上連続して動作させると、この発熱により、遂
には、破壊してしまう可能性がある。
【0016】また、遮断手段12(以下「リレー」とい
う。)は、負荷電源供給回路16を介して負荷15と電
源(+BAT)との間に接続され、常開接点SW1と励
磁コイルL1とから構成されている。そして、リレー1
2は、通常はオフ状態となっており、励磁コイルL1に
電流が流れている間だけオンとなる。
【0017】また、制御回路13は、リレー12を制御
するための回路で、例えば、互いに一端が接続され、直
列接続された抵抗R6とコンデンサC2とから構成され
る、充電回路と、コンパレータIC1を有している。こ
こで、コンデンサC2の他端は接地され、抵抗R6の他
端はダイオードD4のカソードに接続されている。ま
た、ダイオードD4のアノードは、ダイオードD2のカ
ソードに接続されるとともに、ダイオードD3のカソー
ドに接続されている。そして、ダイオードD2のアノー
ドは、負荷15の入力端子15aに接続され、ダイオー
ドD3のアノードは、負荷15の入力端子15bに接続
されている。ここで、ダイオードD2及びD3によっ
て、負荷15の2つの入力端子(15a、15b)に印
加される電圧のうち、高い方の電圧をダイオードD2及
びD3のカソードに出力するようにしている。
【0018】次に、コンパレータIC1の2つの入力端
の一方、例えば、非反転入力端(以下「+端子」とい
う。)は、抵抗R5の一端が接続され、抵抗R5の他端
は、ダイオードD2及びD3のカソードに接続されてい
る。また、コンパレータIC1の+端子は、抵抗R4の
一端にも接続され、抵抗R4の他端は、電源(+BA
T)とグランド(GND)との間に接続された抵抗R8
と抵抗R9とから構成される分圧回路に接続されてい
る。さらに、コンパレータIC1の2つの入力端の他
方、例えば、反転入力端(以下「−端子」という。)
は、コンデンサC2と抵抗R6との接続点に接続される
とともに、抵抗R7を介して接地されている。そして、
コンパレータIC1の出力端は、抵抗R2を介してNP
N型のスイッチトランジスタTR1のベースに接続され
ている。
【0019】ここで、スイッチトランジスタTR1のエ
ミッタは接地され、コレクタは励磁コイルL1の一端に
接続され、励磁コイルL1の他端は電源(+BAT)に
接続されている。また、スイッチトランジスタTR1の
ベースは、抵抗R2を介して抵抗R1の一端に接続さ
れ、抵抗R1の他端は、逆流防止用のダイオードD1を
介して電源(+BAT)に接続されている。この抵抗R
1及びR2によって、スイッチトランジスタTR1のベ
ースには、オンとなるためのバイアス電圧が電源(+B
AT)から印加されている。なお、励磁コイルL1は、
電源(+BAT)とスイッチトランジスタTR1のコレ
クタとの間でなくとも、スイッチトランジスタTR1の
エミッタとグランド(GND)との間に接続しても良
い。さらに、スイッチトランジスタTR1のベースとエ
ミッタとの間には、抵抗R3が接続されるとともに、ノ
イズ除去用のコンデンサC1が接続されている。
【0020】以上の構成によって、リレー12がオンの
ときは、電源(+BAT)からの電圧が、負荷電源供給
回路16を介して負荷15に印加され、負荷15が動作
する。このとき、コンパレータIC1の+端子には、負
荷15に印加される電圧を抵抗R5、R4、R9によっ
て分圧された電圧が入力され、また、負荷15に印加さ
れる電圧は抵抗R6、R7によって分圧され、この分圧
された電圧によってコンデンサC2は充電され、このと
きの充電電圧がコンパレータIC1の−端子に入力され
る。また、リレー12がオフのときは、電源(+BA
T)からの電圧は負荷15には印加されず、したがっ
て、負荷15は動作しない。このとき、コンパレータI
C1の+端子には、電源(+BAT)の電圧を抵抗R
8、R9によって分圧した電圧が入力され、−端子に
は、コンデンサC2に充電された電荷が抵抗R7によっ
て放電される放電電圧が入力される。
【0021】そして、コンパレータIC1の+端子及び
−端子に入力される電圧の比較により、出力端から出力
される電圧は変化し、この電圧によって、スイッチトラ
ンジスタTR1がオン/オフし、スイッチトランジスタ
TR1がオン/オフすることによって、励磁コイルL1
に電流が流れ/流れなくなり、それによって、リレー1
2がオン/オフすることで、電源(+BAT)から負荷
電源供給回路16への電源が供給され/されなくなり、
負荷15へも電圧が印加され/されず、負荷15が動作
する/しなくなる。
【0022】次に、図2は、この負荷の保護回路11の
コンパレータIC1の各端子の電圧とスイッチトランジ
スタTR1の動作を説明する図である。また、リレー1
2の動作は、図示していないが、スイッチトランジスタ
TR1のオン/オフと同じタイミングでオン/オフす
る。
【0023】図2において、電源(+BAT)に電圧が
印加されると(t0時)、ダイオードD1を介して、電
源(+BAT)の電圧を抵抗R1、R2、R3によって
分圧されたバイアス電圧が、スイッチトランジスタTR
1のベースに印加され、スイッチトランジスタTR1が
オンする。スイッチトランジスタTR1がオンすると、
電源(+BAT)から、励磁コイルL1を介して、スイ
ッチトランジスタTR1のコレクタ、エミッタを通して
接地に至る直列回路が形成され、励磁コイルL1に電流
が流れ、これによって、リレー12がオンし、電源(+
BAT)からの電源が負荷電源供給回路16に供給され
る。そして、負荷電源供給回路16から電圧が出力され
ると、負荷15に電圧が印加され、負荷15が動作す
る。
【0024】この状態においては、負荷15に印加され
る電圧は、ダイオードD2又はD3を介して、抵抗R5
及びダイオードD4にも印加される。入力電圧比較用の
コンパレータIC1の+端子には、負荷15に印加され
る電圧からダイオードD2又はD3によっての電圧降下
を差し引いたのち、抵抗R5、R4、R9によって分圧
された図2に実線で示す第1の電圧が入力される。同様
に、負荷15に印加される電圧は、ダイオードD2又は
D3、及び、D4を介したのち、抵抗R6へ印加され
る。そして、コンデンサC2、及び、コンパレータIC
1の−端子は、抵抗R7によって接地されているので、
負荷15に電圧が印加され始めると(t0時)、コンデ
ンサC2は、負荷15に印加される電圧からダイオード
D2又はD3、及び、D4での電圧降下を差し引いたの
ち、抵抗R6とR7によって分圧された電圧によって充
電され、この充電電圧がコンパレータIC1の−端子に
も入力される。そして、この充電電圧は、図2の破線に
示すように時間とともに上昇する。
【0025】ここで、コンパレータIC1は、+端子に
入力される電圧が、−端子に入力される電圧よりも高い
ので、出力端から、ハイレベル、例えば+5V、の電圧
を出力し、抵抗R2を介してスイッチトランジスタTR
1のベースにこのハイレベルの電圧を印加する。したが
って、スイッチトランジスタTR1は、オンしたままと
なり、リレー12もオンし続け、負荷15にも電源が供
給され続ける。
【0026】そして、負荷15に電圧が印加され始めて
から(t0時)、負荷15の連続動作により破壊にいた
るまでの制限時間(第1の時間)まで電圧が印加され続
けたとき(t1時)に、コンデンサC2に充電される電
圧がコンパレータIC1の+端子に入力される第1の電
圧よりも高い電圧となるようにコンデンサC2の容量値
と各抵抗の抵抗値とを設定しておく。
【0027】次に、コンデンサC2への充電が進み、前
述のように設定した充電電圧がコンパレータIC1の+
端子に入力される電圧より高い電圧となると(t1
時)、コンパレータIC1の出力端にはローレベル、例
えば、0V、の電圧が出力される。このとき、抵抗R2
は接地電圧となるために、電源(+BAT)からの、抵
抗R1、R2、R3によって分圧された電圧がスイッチ
トランジスタTR1のベースに印加されなくなり、スイ
ッチトランジスタTR1がオフする。スイッチトランジ
スタTR1がオフすると、スイッチトランジスタTR1
のコレクタとエミッタとの間は電気的に非導通となり、
電源(+BAT)から、励磁コイルL1を介して、スイ
ッチトランジスタTR1のコレクタ、エミッタを通して
接地に至る直列回路が形成されなくなるので、励磁コイ
ルL1には電流が流れなくなり、これによって、リレー
12がオフし、負荷電源供給回路16に電源(+BA
T)からの電源が供給されなくなり、負荷15へも電圧
が印加されなり、負荷15の動作が停止する。そして、
負荷15に印加される電圧からコンパレータIC1の+
端子へ入力されていた電圧は、入力されなくなり、ま
た、コンデンサC2への充電も停止する。
【0028】このとき、コンパレータIC1の+端子
は、抵抗R4を介して、電源(+BAT)を抵抗R8、
R9によって分圧する分圧回路に接続されているため
に、入力される電圧(第2の電圧)は、例えば、約0.
5V程度となっている。また、コンパレータIC1の−
端子へは、コンデンサC2は充電を止め抵抗R7を介し
て放電を開始するために、図2の破線で示すような時間
とともに低下する電圧が入力される。さらに、リレー1
2をオフさせてから(t1時)、負荷15の冷却に必要
な第2の時間(連続動作後から、負荷15が再び第1の
時間の連続動作を行えるようになるまでの時間)経過し
た時に、コンデンサC2の放電電圧がコンパレータIC
1の+端子に入力される第2の電圧よりも低い電圧とな
るようにコンデンサC2の容量値と各抵抗の抵抗値とを
設定しておく。
【0029】そして、コンデンサC2の放電の進行にと
もない、コンパレータIC1の−端子に入力される電圧
(コンデンサC2の放電電圧)は低下し、やがては、コ
ンパレータIC1の+端子に入力されている第2の電圧
よりも低くなる(t2時)。コンパレータIC1の−端
子に入力される電圧が、コンパレータIC1の+端子に
入力される電圧よりも低くなるとコンパレータIC1の
出力端には、ハイレベルの電圧が出力され、この電圧が
抵抗R2を介してスイッチトランジスタTR1のベース
に印加されるため、t0時と同様に、スイッチトランジ
スタTR1がオンし、リレー12もオンし、負荷電源供
給回路16への電源(+BAT)から電源供給も再開
し、負荷16が再び動作可能となり、コンデンサC2は
再び充電を開始する。
【0030】以上のような構成と動作によって、本発明
の負荷の保護回路は、負荷15の連続動作により破壊に
いたるまでの制限時間(第1の時間)以上動作を続ける
と、負荷15への電圧の印加を停止し、負荷15の冷却
必要時間(連続動作後から、負荷15が再び第1の時間
の連続動作を行えるようになる温度に達するまでの時
間)経過した時に、負荷15への電圧の印加を再開する
ことが可能となるようになっている。
【0031】ここで、本発明の負荷の保護回路は、高価
なCPUを使用せず、安価な、リレー12、コンパレー
タIC1、コンデンサC2などによって構成しているの
で、製品価格が高価とならず、また、制御プログラムに
よって制御せずに、コンデンサC2の充電特性と放電特
性とによってオン/オフの時間の制御を行っているの
で、誤動作が少なく、安定して動作する回路となってい
る。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
負荷と電源との間に接続された遮断手段と、遮断手段を
制御する制御回路とを備え、制御回路は、充電回路とコ
ンパレータとを有し、負荷に印加される電圧を充電回路
にも印加し、コンパレータの2つの入力端の一方に第1
の電圧を入力するとともに、他方に充電回路から出力さ
れる充電電圧を入力し、負荷に電圧が印加され始めてか
ら第1の所定時間を経過したときに、充電電圧が第1の
電圧よりも高い電圧となるように構成し、充電電圧が第
1の電圧よりも高い電圧となったときにコンパレータに
よって遮断手段をオフさせるようにしたので、高価な部
品を必要とせず、したがって、製品価格が高価となら
ず、また、充電回路とコンパレータによって構成してい
るので、誤動作が少なく、安定して動作することが可能
となる。
【0033】また、本発明によれば、充電回路は第1の
抵抗と第1のコンデンサとの直列回路から構成し、一方
の入力端を、コンパレータの非反転入力端とし、他方の
入力端を、コンパレータの反転入力端とし、遮断手段
を、常開接点と励磁コイルとからなるリレーで構成し、
制御回路は、コレクタが電源と接続され、エミッタが接
地されるNPN型のスイッチトランジスタを有し、スイ
ッチトランジスタのベースをコンパレータの出力端に接
続し、励磁コイルを、電源とコレクタとの間、又は、エ
ミッタと接地との間に介挿したので、第1の所定時間の
設定が、コンデンサの容量値と抵抗値とによる時定数の
設定だけで済み、容易に設定できるとともに、コンパレ
ータの出力する電圧の変化だけで、スイッチトランジス
タのオン/オフに連動して励磁コイルの電流がオン/オ
フされるので、リレーのオン/オフの切り替えが容易に
できる。
【0034】また、本発明によれば、スイッチトランジ
スタのベースには、スイッチトランジスタがオンするた
めのバイアス電圧を電源から印加したので、制御部を電
源に接続したときには、自動的にスイッチトランジスタ
もオンとなるので、すぐに負荷を使用することができ
る。
【0035】また、本発明によれば、第1の電圧を、負
荷に印加される電圧を分圧した電圧としたので、充電電
圧と第1の電圧とが互いに等しくなり、リレーがオフと
なったときには、充電電圧に比較して、第1の電圧は充
分に低くなるので、リレーを確実にオフに切り替えるこ
とができ、切り替わった後に誤動作を起こさなくなる。
【0036】また、本発明によれば、制御回路は、遮断
手段をオフさせてから第2の所定時間の経過後に、遮断
手段をオンさせるようにしたので、負荷が再び使用開始
になったときは、リセットボタンを押すなどの手操作し
ないで、自動的に負荷の使用が可能となる。
【0037】また、本発明によれば、第1のコンデンサ
に第2の抵抗を並列に接続し、コンパレータの非反転入
力端に、電源の電圧を分圧した第2の電圧を入力し、第
2の電圧を第1の電圧よりも低くなるように構成したの
で、第2の所定時間の設定が、コンデンサの容量値と抵
抗値とによる時定数の設定だけで済み、容易に設定でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の負荷の保護回路の実施の形態の回路図
である。
【図2】本発明の負荷の保護回路のコンパレータとスイ
ッチトランジスタの動作を説明する図である。
【図3】従来の負荷の保護回路の実施の形態の回路図で
ある。
【符号の説明】
11 負荷の保護回路 12 遮断手段 13 制御回路 C2 第1のコンデンサ IC1 コンパレータ R6 第1の抵抗 R7 第2の抵抗 SW1 常開接点 L1 励磁コイル TR1 スイッチトランジスタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷と電源との間に接続された遮断手段
    と、前記遮断手段を制御する制御回路とを備え、前記制
    御回路は、充電回路とコンパレータとを有し、前記負荷
    に印加される電圧を前記充電回路にも印加し、前記コン
    パレータの2つの入力端の一方に第1の電圧を入力する
    とともに、他方に前記充電回路から出力される充電電圧
    を入力し、前記負荷に電圧が印加され始めてから第1の
    所定時間を経過したときに、前記充電電圧が前記第1の
    電圧より高い電圧となるように構成し、前記充電電圧が
    前記第1の電圧より高い電圧となったときに前記コンパ
    レータによって前記遮断手段をオフさせるようにしたこ
    とを特徴とする負荷の保護回路。
  2. 【請求項2】 前記充電回路は第1の抵抗とコンデンサ
    との直列回路から構成し、前記一方の入力端を、前記コ
    ンパレータの非反転入力端とし、前記他方の入力端を、
    前記コンパレータの反転入力端とし、前記遮断手段を、
    常開接点と励磁コイルとからなるリレーで構成し、前記
    制御回路は、コレクタが前記電源と接続され、エミッタ
    が接地されるNPN型のスイッチトランジスタを有し、
    前記スイッチトランジスタのベースを前記コンパレータ
    の出力端に接続し、前記励磁コイルを、前記電源と前記
    コレクタとの間、又は、前記エミッタと接地との間に介
    挿したことを特徴とする請求項1に記載の負荷の保護回
    路。
  3. 【請求項3】 前記スイッチトランジスタのベースに
    は、前記スイッチトランジスタがオンするためのバイア
    ス電圧を前記電源から印加したことを特徴とする請求項
    2に記載の負荷の保護回路。
  4. 【請求項4】 前記第1の電圧を、前記負荷に印加され
    る電圧を分圧した電圧としたことを特徴とする請求項3
    に記載の負荷の保護回路。
  5. 【請求項5】 前記制御回路は、前記遮断手段をオフさ
    せてから第2の所定時間の経過後に、前記遮断手段をオ
    ンさせるようにしたことを特徴とする請求項1〜4に記
    載の負荷の保護回路。
  6. 【請求項6】 前記コンデンサに第2の抵抗を並列に接
    続し、前記コンパレータの非反転入力端に、前記電源の
    電圧を分圧した第2の電圧を入力し、前記第2の電圧を
    前記第1の電圧よりも低くなるように構成したことを特
    徴とする請求項5に記載の負荷の保護回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011229295A (ja) * 2010-04-20 2011-11-10 Amano Corp 直流モータ保護装置
CN102723693A (zh) * 2012-05-31 2012-10-10 南京德朔实业有限公司 电动工具的负载保护电路及方法
JP2017063560A (ja) * 2015-09-25 2017-03-30 株式会社ミツバ ブラシモータ

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