JPH11141576A - 一方向クラッチ - Google Patents
一方向クラッチInfo
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- JPH11141576A JPH11141576A JP31766597A JP31766597A JPH11141576A JP H11141576 A JPH11141576 A JP H11141576A JP 31766597 A JP31766597 A JP 31766597A JP 31766597 A JP31766597 A JP 31766597A JP H11141576 A JPH11141576 A JP H11141576A
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- retainer
- flange
- way clutch
- ring
- outer ring
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Abstract
チを提供すること。 【解決手段】 スプラグを保持するとともに外輪に接触
して固定される固定用鍔部を形成した保持器を有する一
方向クラッチにおいて、外側保持器4の固定用鍔部10
側の端部に、この固定用鍔部10外側面より軸方向に所
定距離突出する突部11を形成し、この突部11と外輪
に形成した環状部12,15との当接により、上記外側
保持器4が位置決めされたことを特徴とする。
Description
の改良に関する。
載の構成のものが知られている。図7における一方向ク
ラッチは、内輪70と、この内輪70側に延びるように
固定されたスナップリング80を有する外輪71と、内
輪70と外輪71間に周方向に所定間隔をあけて配置さ
れるスプラグ72と、円筒状を成すとともに周方向に形
成されたポケット73a,74aによって上記スプラグ
72を上記所定間隔に保持する内側保持器74および外
側保持器73と、上記内外保持器74,73間に配置さ
れ上記スプラグ72を上記内輪70と外輪71とに対し
て噛み合い方向に付勢するスプリング75とを有してい
る。
リング80側端部には、半径方向外側に向かって所定量
だけ折り曲げて成る鍔部77を有している。そして、図
8に示すように、上記外側保持器73における任意の隣
接するポケット73aの鍔部77を切除し、上記一対の
ポケット77aを開放してTバー78を形成している。
さらに、このTバー78の箇所を外側に押し広げて鍔部
79とし、外側保持器73の中心からTバー78の鍔部
79の端面までの距離をこの外側保持器73が装着され
る外輪71の内周面の半径より大きくすることにより、
固定用鍔部79が形成されている。こうして、Tバー7
8の固定用鍔部79の外周面を外輪71に押し付けて外
側保持器73を外輪71に対して固定するのである。
持器73の鍔部77間には、スペーサ82が介装されて
いる。このスペーサ82は、内輪70あるいは外輪71
の軸方向の取付スペースに対して、一方向クラッチの組
幅が短い場合に、スプラグ72の軸方向の位置決めとし
て使用される。なお、外側保持器73の固定用鍔部77
とは反対側の端部側の外輪には別のスナップリング81
が固定されて外側保持器の軸方向移動を規制している。
て、別部材のスペーサ82が必要であるため、部品点数
が多くなり、組立工数ならびに取扱いが繁雑となる。ま
た、コストが高くなる。
し、組立工数を低減して取扱いを容易とするとともに、
コスト低減ができる一方向クラッチを提供することを目
的とするものである。
の手段として、請求項1においては、内輪と、この内輪
側に延びる環状部を有する外輪と、内輪と外輪間に周方
向に所定間隔をあけて配置されるスプラグと、円筒状を
成すとともに周方向に形成されたポケットによって上記
スプラグを上記所定間隔に保持する保持器と、上記スプ
ラグを上記内輪と外輪とに対して噛み合い方向に付勢す
るスプリングとを有し、上記保持器の上記環状部側端部
の円周状に半径方向外側に向かう固定用鍔部が形成さ
れ、この固定用鍔部外周面を上記外輪に押し付けて保持
器を外輪に固定してなる一方向クラッチにおいて、上記
保持器の固定用鍔部側の端部に、この固定用鍔部外側面
より軸方向に所定距離突出する突部を形成し、この突部
と上記環状部の内側面との当接により上記保持器が軸方
向に位置決めされるようにしたことを特徴とする。
を、外輪とは別体のスナップリングの固定により形成し
たことを特徴とする。
状部を、外輪と一体に形成された半径方向フランジによ
り形成したことを特徴とする。
輪の内周面と上記フランジ内側面との連結部に内底面が
軸方向に所定寸法平坦とされた周溝を形成し、この周溝
の内底面に上記保持器の鍔部外周面を押し付けて保持器
を外輪に固定し、上記保持器の突部と上記フランジ内側
面との当接により上記鍔部外周面が上記周溝の内底面に
接触する位置に維持されるようにしたことを特徴とす
る。
記保持器端部の延長部にて形成されたことを特徴とす
る。
ついて説明する。図1は、本実施例の一方向クラッチで
ある。この一方向クラッチは、内輪1と両端部に固定さ
れ、内輪1側に延びるスナップリング12,13を有す
る外輪2と、内輪1と外輪2間に介装され周方向に所定
間隔をあけて配置されるスプラグ3と、円筒状を成すと
ともに周方向に形成された略矩形のポケット4a,5a
によって、上記スプラグ3を上記所定間隔に保持する内
側保持器5および外側保持器4と、この内,外側保持器
5,4に配置された上記スプラグ3を上記内輪1と外輪
2とに対して噛み合い方向に付勢するスプリング6とを
有している。
プリング12に対向する上記外側保持器4の側端部に
は、半径方向外側に向かって所定量だけ折り曲げてなる
鍔部8を有している。そして、上記外側保持器4におけ
る任意の隣接するポケット4aの鍔部8を切除し、上記
一対のポケット4aを開放して図2のようにTバー9を
形成している。この実施例ではこのTバー9は180度
対向位置に二ケ所形成されている。また、このTバー9
の箇所を外側に押し広げて鍔部10とし、外側保持器4
の中心からTバー9の鍔部10の端面までの距離をこの
外側保持器4が装着される外輪2の内周面2aの半径よ
り大きくすることにより、固定用鍔部が形成されてい
る。そして、このTバー9の固定用鍔部10の外周面1
0aを外輪2の内周面2aに押し付けて外側保持器4を
外輪2に対して固定する。このTバー9の構成は従来の
ものと同様で詳細には図8にて理解される。
は、90度位相がずれた180度対向位置の鍔部8側端
部に、鍔部8外側面よりも軸方向に所定寸法だけ突出す
る突部11が外側保持器4の一部の延長により一体形成
されている。すなわち、Tバー9部の軸方向寸法HCと
突部11位置の軸方向寸法HA、他の部位の保持器寸法
HBとは、HA>HB=HCの関係にある。そして、こ
の突部11は、スナップリング12の内側面12aに当
接して、外側保持器4すなわちスプラグ3の軸方向の位
置決め用突部として作用する。また、突部11は外側保
持器4と一体であるため、部品点数が少なくコストが低
減できる。
形成された構成であったが、図3のように外側保持器4
にTバー9を形成しないで、180度対向位置の鍔部8
側端部に、鍔部8よりも軸方向に所定寸法だけ突出する
上記突部11を外側保持器4の一部の延長により一体形
成してもよい。すなわち、突部11位置の保持器軸方向
寸法HAと他の保持器部位の軸方向寸法HBとは、HA
>HBの関係にある。なお、図3の場合には、図示しな
いが、外側保持器4に外輪2の内周面2aに接触する部
材が取り付けられる。
は図1の実施例と同様のため、同一部品には同一符号を
つけて重複説明を省略し相違点と特徴のみを以下に説明
する。外輪2の一端部には内輪1側に向けて環状部とし
ての半径方向フランジ15が一体に形成されている。こ
れは、図1のスナップリング12の取り付けが省略でき
る効果がある。この外輪2の内周面2aと上記フランジ
15の内側面15aとの連結部に、内底面14aが所定
寸法だけ外輪2の軸線と平行な平坦面とされた周溝14
が形成されている。外側保持器4には図1と同様に図2
のTバー9付きのものが使用されている。このTバー9
の鍔部10の外周面10aは、周溝14の内底面14a
に押し付けられる寸法に形成されており、これにより外
側保持器4は外輪2に固定されている。そして、上記突
部11はフランジ15の内側面15aに当接して、外側
保持器4の位置決めを行っている。なお、外側保持器4
の鍔部8とは反対の端部側は、内輪1と一体形成した半
径方向フランジ16により、軸方向に支持されている。
また、この周溝14は、外輪2の内周面2aの研磨を行
う際の砥石の逃げ溝としても利用される。
上記突部11とフランジ15の当接により、上記周溝1
4の平坦な内底面14aとの接触位置に維持されてい
る。これにより、外側保持器4の固定用鍔部10の外周
面10aが外輪2の周溝14の平坦な内底面14aに図
5のように面接触させた状態が維持されるため、常に安
定した外側保持器4の固定力が得られる。すなわち、も
し、外側保持器4の固定用鍔部10が図4のように突部
11にて位置決めされていない場合、図6のように固定
用鍔部10が周溝14内に傾斜して組み込まれ、固定用
鍔部10の両角部A,Bの二点支持の線接触状態とな
り、安定した固定力が得られず、さらに固定用鍔部10
の摩耗も発生しやすいという問題が発生するが、本実施
例では上記構成により、このような問題が生じない。
した軸方向に突出する突部にて外輪に対する位置決めを
行うようにしたため、位置決め用のスペーサ等の別部材
が不用となり、組立工数を低減して取扱いを容易とする
とともに、コスト低減できる。
面図である。
側からみた正面図、図2Bは図2AのA−A断面図、図
2Cは図2AのB−B断面図、図2Dは図2AのC−C
断面図である。
鍔部側からみた正面図、図3Bは図3AのA−A断面
図、図3Cは図3AのB−B断面図である。
断面図である。
接状態説明図である。
接状態説明図である。
図8Aは正面図、図8Bは側面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 内輪と、この内輪側に延びる環状部を有
する外輪と、内輪と外輪間に周方向に所定間隔をあけて
配置されるスプラグと、円筒状を成すとともに周方向に
形成されたポケットによって上記スプラグを上記所定間
隔に保持する保持器と、上記スプラグを上記内輪と外輪
とに対して噛み合い方向に付勢するスプリングとを有
し、上記保持器の上記環状部側端部の円周状に半径方向
外側に向かう固定用鍔部が形成され、この固定用鍔部外
周面を上記外輪に押し付けて保持器を外輪に固定してな
る一方向クラッチにおいて、上記保持器の固定用鍔部側
の端部に、この固定用鍔部外側面より軸方向に所定距離
突出する突部を形成し、この突部と上記環状部の内側面
との当接により上記保持器が軸方向に位置決めされるよ
うにしたことを特徴とする一方向クラッチ。 - 【請求項2】 上記環状部を、外輪とは別体のスナップ
リングの固定により形成したことを特徴とする請求項1
に記載の一方向クラッチ。 - 【請求項3】 上記環状部を、外輪と一体に形成された
半径方向フランジにより形成したことを特徴とする請求
項1に記載の一方向クラッチ。 - 【請求項4】 上記外輪の内周面と上記フランジ内側面
との連結部に内底面が軸方向に所定寸法平坦とされた周
溝を形成し、この周溝の内底面に上記保持器の鍔部外周
面を押し付けて保持器を外輪に固定し、上記保持器の突
部と上記フランジ内側面との当接により上記鍔部外周面
が上記周溝の内底面に接触する位置に維持されるように
したことを特徴とする請求項3に記載の一方向クラッ
チ。 - 【請求項5】 上記突部が上記保持器端部の延長部にて
形成されたことを特徴とする請求項1から4の何れか一
つに記載の一方向クラッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31766597A JP3881100B2 (ja) | 1997-11-04 | 1997-11-04 | 一方向クラッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31766597A JP3881100B2 (ja) | 1997-11-04 | 1997-11-04 | 一方向クラッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11141576A true JPH11141576A (ja) | 1999-05-25 |
JP3881100B2 JP3881100B2 (ja) | 2007-02-14 |
Family
ID=18090672
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31766597A Expired - Fee Related JP3881100B2 (ja) | 1997-11-04 | 1997-11-04 | 一方向クラッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3881100B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006177509A (ja) * | 2004-12-24 | 2006-07-06 | Jtekt Corp | 動力伝達装置 |
JP2015105738A (ja) * | 2013-12-02 | 2015-06-08 | 株式会社ジェイテクト | 一方向クラッチ |
DE102019104467A1 (de) | 2018-02-22 | 2019-08-22 | Jtekt Corporation | Freilaufkupplung |
-
1997
- 1997-11-04 JP JP31766597A patent/JP3881100B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006177509A (ja) * | 2004-12-24 | 2006-07-06 | Jtekt Corp | 動力伝達装置 |
JP2015105738A (ja) * | 2013-12-02 | 2015-06-08 | 株式会社ジェイテクト | 一方向クラッチ |
DE102019104467A1 (de) | 2018-02-22 | 2019-08-22 | Jtekt Corporation | Freilaufkupplung |
US10830290B2 (en) | 2018-02-22 | 2020-11-10 | Jtekt Corporation | One-way clutch |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3881100B2 (ja) | 2007-02-14 |
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Legal Events
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A521 | Written amendment |
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