JP4007655B2 - ワンウェイクラッチ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に自動車の自動変速機等用に好適な、ワンウェイクラッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
特に、自動車の自動変速機用のワンウェイクラッチは、オートマチック変速型の自動車の普及につれて盛んに使用されている。
【0003】
従来のこの種のワンウェイクラッチにおいて、内側部材と該内側部材と同中心の外輪との径方向の間に配置され、トルク伝達位置とトルク非伝達位置とをとり、該内側部材と外輪とを一体的にしたり、又は相対的に回転させるようにするトルク伝達部材は、金属板製の保持器に付勢部材と共に保持され、該保持器は外輪に軸方向には2枚の側板を加締めることにより、そして周方向にはブロックベアリングを介して固定的にされている。
【0004】
従来技術におけるこの金属板製の保持器は、軸方向両側で径方向に延びる第1および第2の環状側部と、これら第1および第2の環状側部間を接続する柱部とで形成され、該第1および第2の環状側部と柱部との間に画成される孔部分に前記トルク伝達部材およびトルク伝達部材をトルク伝達位置に付勢している付勢部材を嵌め込み、また保持器を外輪に対して周方向に位置決めするブロックベアリングを嵌め込んでいる。
【0005】
この従来のワンウェイクラッチにおいて、例えば実願平4−1403号に開示の如く、ブロックベアリングを保持器に保持するために、保持器側板に一体に爪を突出させ該爪を側板に加締め込んでいた。
【0006】
【発明が解決すべき課題】
本発明はブロックベアリング組み付け時のこのような加締め工程をなくし、簡単な工程で組立ができ、しかも耐久性に優れたワンウェイクラッチを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決する手段】
本発明の第1の態様によるワンウェイクラッチは内側部材と、該内側部材と同中心の外輪と、該内側部材と外輪との間に配置され、トルク伝達位置とトルク非伝達位置との間に変位するトルク伝達部材と、所定トルクがかかるまでは該トルク伝達部材を前記トルク伝達位置に付勢している付勢部材と、該トルク伝達部材および該付勢部材とを保持する保持器とから成り、前記外輪には内周側所定箇所に軸方向に延びる溝が形成されており、該溝に対応して、前記保持器に設けられた孔を通して該溝内に嵌め込まれ、該保持器を周方向に位置決めするように構成されたブロックベアリングとから成り、前記保持器は樹脂の一体成形品であり、第1環状側部と、第2環状側部と、該第1環状側部と該第2環状側部とを軸方向に接続する多数の柱部とを有し、該柱部のうち隣り合う所定の対は前記第1および第2環状側部と共に前記外輪の前記溝に対応して前記ブロックベアリング取付用の前記孔を画成しており、前記対をなす柱の少なくとも一方のものには径方向外向きかつ前記孔側に向かって延びる半径方向突出部が形成されており、前記ブロックベアリングが組み込まれるときに撓み、組み込まれた後、該ブロックベアリングを支持していることを特徴とする。
【0008】
本発明の参考例によるワンウェイクラッチは内側部材と、該内側部材と同中心の外輪と、該内側部材と外輪との間に配置され、トルク伝達位置とトルク非伝達位置との間に変位するトルク伝達部材と、所定トルクがかかるまでは該トルク伝達部材を前記トルク伝達位置に付勢している付勢部材と、該トルク伝達部材および該付勢部材とを保持する保持器とから成り、前記外輪には内周側所定箇所に軸方向に延びる溝が形成されており、該溝に対応して、前記保持器に設けられた孔を通して該溝内に嵌め込まれ、該保持器を周方向に位置決めするように構成され、軸方向に孔を有するブロックベアリングとから成るワンウェイクラッチにおいて、前記保持器は第1環状側部と、第2環状側部と、該第1環状側部と該第2環状側部とを軸方向に接続する多数の柱部とを有し、該柱部のうち隣り合う所定の対は前記第1および第2環状側部と共に前記外輪の前記溝に対応して前記ブロックベアリング取付用の前記孔を画成しており、前記対をなす柱には径方向外向きに延びる半径方向突出部が形成されており、前記ブロックベアリングはその側部が前記半径方向突出部に接触し押圧されており、前記保持器の前記第1および第2環状側部の少なくとも一方には弾性爪が形成されており、該弾性爪はブロックベアリングが保持器に組み込まれるときに撓み、組み込まれた後該ブロックベアリングを支持していることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1−図7は本発明の第一実施の形態としてのワンウェイクラッチを例示するものであり、内輪である内側部材1の周りには、該内側部材1と同中心である外輪・保持器組立体2が嵌装されている。内側部材1は外周が円周軌道面となっている。
【0010】
外輪・保持器組立体2は、外輪3と保持器4と、該保持器4に保持されたトルク伝達部材5と、該トルク伝達部材を後述のトルク伝達位置に押圧している付勢部材6とから構成されている。本実施の形態において、トルク伝達部材5は円筒状ころ部材から成り、付勢部材6は板ばねから成る。
【0011】
外輪3はプレス成形品または焼結合金等の金属であり、その内周面は基礎円に沿って所定角度離隔して、軸方向に延びる溝31が設けられている。外輪内周面にはまた、溝と溝との間にカム面32が所定数形成されている。カム面32は内側部材1の外周面との間隔が大きい部分32aと小さい部分32bとを形成する滑らかに傾斜する面である。
【0012】
図3の(b)に示す如く、外輪の内周側の一方の側面は、基礎円より幾分大きめの径の環状段部33が形成されている。
【0013】
保持器4はプラスチック製の一体成形品として形成されており、図4の(b)に明らかなように径の大きな第1環状側部41と径の小さな第2環状側部42、およびこれら第1と第2の環状側部41,42を内周側で軸方向に連結する複数の柱部43とで一体に成形されている。
【0014】
保持器4の第1の環状側部41の外径は、外輪の基礎円の径よりも少なくとも大きく、保持器4を後述の如く、外輪3に組付けたときに外輪3の対応する側の側面に接触するに十分な径となっている。
【0015】
保持器4の第2の環状側部42の外径は、径方向突出部44を除いて外輪3の基礎円より小さくされている。該径方向突出部44は、外輪3の前述した軸方向溝31と同じ角度配置で設けられており、これら径方向突出部44の外径は該軸方向溝31の溝底の径より小さくされている。
【0016】
保持器4の第1の環状側部41と第2の環状側部42とを連結する柱部43は、前記径方向突出部44とは所定角度ずれた位置に前記外輪3の軸方向溝部31と同角度配置で第1の孔45を画成している。第1の孔45の周方向幅は外輪の前記溝の周方向幅より大きく保持器4を外輪3内の所定位置に組み付けたときに、保持器内側から該第1の孔45を通してブロックベアリング7を挿入し、該ブロックベアリング7の頭部71が外輪の前記溝部31に嵌まり込んで保持器4を外輪3に対して周方向に位置決めできるようになっている。
【0017】
ブロックベアリング7は焼結合金製であり、軸方向に孔72が設けられている。保持器4はプラスチック製であるため、前記第1の孔45は、周方向幅をブロックベアリング7の胴部73の周方向幅よりも小さめに形成しておき、プラスチックの弾性を利用して押し込む。
【0018】
ブロックベアリング7にはその肩部が周方向両側に突出する周方向突出部71a、71bを形成している。
【0019】
本実施の形態において、保持器4の第1の孔45を画成する周方向両側の柱部43,43の内の一方には先端が該第1の孔45の内方に向かって傾斜する径方向突出部43dが形成されており、従って第1の孔45は該突出部43dと他方の側の柱43とにより画成される。
【0020】
こうして、ブロックベアリング7が第1の孔45内に挿入され、その頭部71が外輪の溝部31に嵌め込まれて位置決めされたときに、突出部43dの先端部が段部を形成しているブロックベアリング7のつけ根部75(図7参照)に接触押圧してブロックベアリング7を外輪の溝部31の一方の側壁角部側に斜め上向きに押しつける。こうして保持器4は外輪3に対して周方向及び径方向に遊びなく保持されるようになっている。
【0021】
保持器4の第1環状側部41と第2環状側部42とを連結する柱部43はまた、保持器4を外輪3内に位置決めしたときに、外輪のカム面32と対応して向かい合う位置に第2の孔46を画成すると共に、該第2の孔46の周方向一方の側にばね固定用の少なくとも2本の径方向突出部43a、43bを形成している。
【0022】
従って、第1の孔45と第2の孔46との間の柱部43には少なくとも3つの径方向突出部43a,43b,43dが形成されている。これら3つの突出部43a,43b,43dは同一方向に傾斜しており、突出部43a,43bには後述の如く付勢部材6が支持され、また突出部43dにはブロックベアリング7がその肩部を押圧されて外輪に対して固定される。
【0023】
第2の孔46内には、本実施の形態においては円筒状ころ部材であるトルク伝達部材5が配装され、該トルク伝達部材5は同じく第2の孔46内に隣り合って接触配置される付勢部材としての付勢部材6の付勢によりカム面の小径部32b側に付勢されている。
【0024】
保持器柱部43の突出部43bのうち、第2の孔46を画成し、円筒状のトルク伝達部材5と対面する部分は、トルク伝達部材5の円筒形状に対応して凹み部43cとされている。また、トルク伝達部材5と接触する付勢部材6の端部も、トルク伝達部材5の円筒形状に合わせて凹み部を形成されている。このようにトルク伝達部材5を周方向両側から抱き込むように保持することにより、より小さな付勢力でもってトルク伝達部材5を保持することができ、そのためトルク伝達部材5のいわゆるドラグを減少できる。
【0025】
保持器4の柱部43のうち付勢部材6を支持する2つの突出部43a、43bは、図5に示す如く内径側から外径側に傾斜している。
【0026】
付勢部材6の基部62はクリップ状にされ、図5に示す如く一方の突出部43aを外径側から巻きかける如く内径側に折り曲げられ、内径基部側で外向きに折り返されて、クリップ状部63を形成し、該クリップ状部63で他方の突出部43bをつっぱるように押圧して柱部43に支持されている。
【0027】
付勢部材基部62の波状すなわちアコーディオン状付勢部材本体部64への接続部65は、軸方向中央部で部分的に切り欠かれ折り返されて舌状部66を形成し、第1の突出部43aにつっぱられたつっぱり部を形成している。クリップ状部63の支持と、舌状部66のつっぱり具合によりトルク伝達部材6への付勢力の具合および方向を微調整できる。
【0028】
また、前述した如く、付勢部材基部支持用の2つの径方向突出部43a,43bを傾斜して形成しているため、型の形状を簡素化でき、保持器4の成形が容易に行える。すなわち、型を斜めに打ち抜くことができ、型の先端でローラ保持用の凹み部43cを無理抜きせずに成形できる。
【0029】
次に本実施の形態に係るワンウェイクラッチの組み立て方の一例について説明する。
【0030】
まず、プラスチックにより一体に射出成形することにより作られた保持器4に付勢部材6とトルク伝達部材5とを組み付けて、保持器・トルク伝達部材の組立体を作る。
【0031】
次いで、保持器・トルク伝達部材組立体を外輪3内へ横側から挿入する。挿入にあたっては、外輪内周側の溝31に保持器4の径方向突出部44を対応させることにより挿入する。保持器4の径方向突出部44が、外輪3の溝31に嵌まり込んだ状態でトルク伝達部材5が外輪のカム面32にくるように設定されているので、保持器・トルク伝達部材組立体の外輪への組み付けは容易である。挿入後保持器4を所定角度だけ外輪3に対して回動させると、保持器4の径方向突出部44は外輪3の段部33に対面し係合するので、保持器・トルク伝達部材組立体2は外輪3に対して軸方向に位置決めされる。また、段部33内に保持器の径方向突出部44があるため、外輪3の側面と保持器4の側面とは面一にされる。
【0032】
この時、保持器4と外輪3との関係は、所定位置関係になっているので、次いで、保持器4の内径側から、第1の孔45を通してブロックベアリング7を挿入し、その頭部71を外輪3の溝部31に前述の如く嵌め込んで保持器4を周方向に位置決め固定する。
【0033】
このようにして、外輪・保持器組立体2を完成し、内側部材1を嵌めあわせればワンウェイクラッチが完成する。
【0034】
従来の金属製保持器においては、ブロックベアリングは保持器および外輪へ嵌め込んでから、保持器側板に加締め込まれていたが、本実施の形態によればブロックベアリングを嵌め込むだけでよい。
【0035】
本実施の形態によれば、単純な形状のブロックベアリングを用い、ブロックベアリングを嵌め込むだけで、外輪に対しガタのないワンウェイクラッチを作ることができる。
【0036】
本実施の形態において、ブロックベアリングを支持する弾性突出部はブロックベアリングを周方向片側からのみ支持しているが、ブロックベアリング用の孔の周方向両側に弾性突出部を形成してブロックベアリングを周方向両側から支持するようにしても良い。
【0037】
次に、図8ないし図12を参照して本発明の参考例について説明する。
【0038】
参考例において、保持器304は、金属製の2部品構成であり、その一つである第1保持器部材は、外輪3の基礎円よりも大径の第1の環状側部341を形成した板部材であり、第2保持器部材は、外輪3の基礎円よりも小径の第2の環状側部342と軸方向に延びる柱部343,およびブロックベアリング307の中空部内に突出した爪344とを一体に有する一枚板で形成されている。第2保持器部材の柱部343のうち所定のものは、図8に示す如く第1保持器部材である第1環状側部341を突き抜けて加締め部343aが加締め込まれることにより第1保持器部材と第2保持器部材との組立体を構成している。
【0039】
本参考例において、柱部343はもともと第2環状側部342と同一平面にある一枚板を所定形状に切り、折り曲げて形成されたものであり、そのため第2環状側部342の輪郭形状は柱部343の形状に応じた異形状となっている。
【0040】
隣り合う柱部343,343の周方向の間で、外輪2の内周側の軸方向溝31に対応する第1孔部345には、ブロックベアリング307が嵌め込まれている。ブロックベアリング307を周方向両側から支持する柱部343bと343cとは各々第2保持器部材の環状側部342の内周側から軸方向に延びると共に径方向に延在して、ブロックベアリング307を周方向両側から面接触により挟みこんでいる。
【0041】
第2環状側部342のうち、ブロックベアリング307の軸方向端面に対面する部分には、第2環状側部342の一部を折り曲げて形成された前述の爪344がブロックベアリング307の軸方向中空部307a内に入り込んで、ブロックベアリング307を径方向外向きに外輪3に対して押しつけている。
【0042】
隣り合う柱部343の周方向の間で、上記以外の部分である第2孔部346には円筒状のころ部材であるトルク伝達部材5と該トルク伝達部材5をトルク伝達位置に付勢するための付勢部材6とが介装されている。
【0043】
柱部343のうち、トルク伝達部材5を接触保持する部分は上下2つの柱部343d、343eで形成されている。本参考例において、343bと343eとは同一片として形成されている。
【0044】
また、付勢部材6は、アコーディオン状に折り曲げられた板ばねで形成されており、該付勢部材の一方の端部は柱部343のうち前述の柱部343d、343eとは周方向に向かい合う側の柱部343fに形成された孔343gに係止されている。付勢部材6の他方の端部はトルク伝達部材5に接触して、トルク伝達部材5を前述の如くトルク伝達位置に付勢している。
【0045】
本参考例によれば、複雑な構成の保持器柱部を保持器の一方の環状側部を構成する一枚の板部材から形成することができ、製造が簡単であると共に、保持器の位置決めおよび心出しがしっかり確保されてガタのないワンウェイクラッチを提供できる。
【0046】
【発明の効果】
本発明によれば、組み立てやすく、しかもガタのないワンウェイクラッチを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施の形態としてのワンウェイクラッチの一部を切欠いて示す正面図である。
【図2】 図1の部分拡大図である。
【図3】 上記実施の形態の外輪の概略図であり、(a)は正面図、(b)は3B−3B断面図である。
【図4】 上記実施の形態の保持器の概略図であり、(a)は上半分を切欠いて示す正面図、(b)は(a)の4B−4B断面図であり、(c)は保持器の部分拡大図である。
【図5】 上記実施の形態のうち保持器とばねの関係を示す説明図である。
【図6】 上記実施の形態のうち、ばね部分のみを示す平面図である。
【図7】 保持器にブロックベアリングを組み込む状態を示す説明図である。
【図8】 本発明の参考例のワンウェイクラッチの一部を切り欠いて示す正面図である。
【図9】 図8のブロックベアリング部分を拡大した軸方向断面概略図である。
【図10】 図8の保持器を拡大した断面図である。
【図11】 図8の保持器を一部切り欠いて拡大して示す正面図である。
【図12】 図11に示す保持器の部分拡大図である。
【符号の説明】
1 内側部材
3 外輪
4、304 保持器
5 トルク伝達部材(円筒状ころ部材)
6 付勢部材(板ばね)
7、307 ブロックベアリング
31 軸方向溝
41、341 第1環状側部
42、342 第2環状側部
43、343 柱部45第1の孔
Claims (2)
- 内側部材と、
該内側部材と同中心の外輪と、
該内側部材と外輪との間に配置され、トルク伝達位置とトルク非伝達位置との間に変位するトルク伝達部材と、
所定トルクがかかるまでは該トルク伝達部材を前記トルク伝達位置に付勢している付勢部材と、
該トルク伝達部材および該付勢部材とを保持する保持器とから成り、
前記外輪には内周側所定箇所に軸方向に延びる溝が形成されており、
該溝に対応して、前記保持器に設けられた孔を通して該溝内に嵌め込まれ、該保持器を周方向に位置決めするように構成されたブロックベアリングとから成るワンウェイクラッチにおいて、
前記保持器は樹脂の一体成形品であり、第1環状側部と、第2環状側部と、該第1環状側部と該第2環状側部とを軸方向に接続する多数の柱部とを有し、
該柱部のうち隣り合う所定の対は前記第1および第2環状側部と共に前記外輪の前記溝に対応して前記ブロックベアリング取付用の前記孔を画成しており、
前記対をなす柱の少なくとも一方のものには径方向外向きかつ前記孔側に向かって延びる半径方向弾性突出部が形成されており、
この弾性突出部は、前記ブロックベアリングが組み込まれるときに撓み、組み込まれた後該ブロックベアリングを支持することを特徴とするワンウェイクラッチ。 - 前記ブロックベアリングの側部は段部が形成されており、該ブロックベアリングは該段部で前記弾性突出部に押圧されていることを特徴とする請求項1に記載のワンウェイクラッチ。
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