JP2605288Y2 - 転がり軸受装置の予圧機構 - Google Patents
転がり軸受装置の予圧機構Info
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- JP2605288Y2 JP2605288Y2 JP1993046853U JP4685393U JP2605288Y2 JP 2605288 Y2 JP2605288 Y2 JP 2605288Y2 JP 1993046853 U JP1993046853 U JP 1993046853U JP 4685393 U JP4685393 U JP 4685393U JP 2605288 Y2 JP2605288 Y2 JP 2605288Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、互いに離隔された転
がり軸受を持つ転がり軸受装置の予圧機構に関する。
がり軸受を持つ転がり軸受装置の予圧機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の転がり軸受装置の予圧機構として
は「実開昭62−796号明細書」や「実開昭59−1
69432号明細書」に開示されているようなものがあ
る。
は「実開昭62−796号明細書」や「実開昭59−1
69432号明細書」に開示されているようなものがあ
る。
【0003】図14はこの様な、転がり軸受装置の予圧
機構を示しているが、まずこの従来からの転がり軸受装
置の予圧機構について説明する。
機構を示しているが、まずこの従来からの転がり軸受装
置の予圧機構について説明する。
【0004】図14に於いて、10は固定部材である通
孔で、6は回転部材である回転軸で、該回転軸6の外周
面の2箇所位置には、互いに間隔をあけて一対の内輪
9,9を固定しており、前記通孔10の内周面で前記内
輪9,9に対抗する位置には、一対の外輪3,3を固定
し、前記内輪9,9と前記外輪3,3との間に複数の転
動体4,4を設けて成り、そして相対する前記外輪3,
3の端面間にはばね座1,1を介して圧縮コイルばね2
が介装されており、この圧縮コイルばねにより外輪が互
いに押圧され予圧が転がり軸受に掛かるようになってい
る。
孔で、6は回転部材である回転軸で、該回転軸6の外周
面の2箇所位置には、互いに間隔をあけて一対の内輪
9,9を固定しており、前記通孔10の内周面で前記内
輪9,9に対抗する位置には、一対の外輪3,3を固定
し、前記内輪9,9と前記外輪3,3との間に複数の転
動体4,4を設けて成り、そして相対する前記外輪3,
3の端面間にはばね座1,1を介して圧縮コイルばね2
が介装されており、この圧縮コイルばねにより外輪が互
いに押圧され予圧が転がり軸受に掛かるようになってい
る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
様に構成される従来の転がり軸受装置の予圧機構では、
以下に述べるような不都合を生じる。
様に構成される従来の転がり軸受装置の予圧機構では、
以下に述べるような不都合を生じる。
【0006】即ち、従来の転がり軸受装置の予圧機構で
は組立てる際には、回転軸に一方の転がり軸受を挿入又
は組立てた後片側の間座を回転軸に挿入し、つぎに圧縮
コイルばねを挿入し、更にもう一方のばね座を挿入し最
後に他方の転がり軸受を挿入もしくは組立てる。
は組立てる際には、回転軸に一方の転がり軸受を挿入又
は組立てた後片側の間座を回転軸に挿入し、つぎに圧縮
コイルばねを挿入し、更にもう一方のばね座を挿入し最
後に他方の転がり軸受を挿入もしくは組立てる。
【0007】上述の通りで、前記転がり軸受装置を組立
てるためには人手であっても、組立機を用いた組立てで
あっても部品点数が多く、組立てる手間も掛かり又組立
てる際に正しくばね座と圧縮コイルばねを組合せる必要
があるため、組立てる工数が更に増加すると共に、部品
の管理も点数が多いため管理工数が増加し、又その為の
費用の増加が避けられなかった。
てるためには人手であっても、組立機を用いた組立てで
あっても部品点数が多く、組立てる手間も掛かり又組立
てる際に正しくばね座と圧縮コイルばねを組合せる必要
があるため、組立てる工数が更に増加すると共に、部品
の管理も点数が多いため管理工数が増加し、又その為の
費用の増加が避けられなかった。
【0008】本考案の転がり軸受装置の予圧機構は、上
述の様な事情に鑑みて考案されたものである。
述の様な事情に鑑みて考案されたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この考案では前記予圧手段が環状で薄幅のばね座
と、該ばね座の端面に接して配設される単一の圧縮コイ
ルばねとから成り、前記ばね座は、圧縮コイルばねの端
部内周面に嵌合した係止構造を有し、該係止構造を介し
て前記圧縮コイルばねが分離不能に嵌合係止されるよう
にしている。
めに、この考案では前記予圧手段が環状で薄幅のばね座
と、該ばね座の端面に接して配設される単一の圧縮コイ
ルばねとから成り、前記ばね座は、圧縮コイルばねの端
部内周面に嵌合した係止構造を有し、該係止構造を介し
て前記圧縮コイルばねが分離不能に嵌合係止されるよう
にしている。
【0010】
【作用】単一の圧縮コイルばねの端部内周面に嵌合した
係止構造を介して、ばね座と圧縮コイルばねを一体的に
係合することにより、部品の取扱い、組立の時の取扱い
も一体的な部品として取扱うことができる。
係止構造を介して、ばね座と圧縮コイルばねを一体的に
係合することにより、部品の取扱い、組立の時の取扱い
も一体的な部品として取扱うことができる。
【0011】
【実施例】図1〜13は、本考案の実施例を示してい
る。図1では金属による材料を用いて削り出し加工、又
は鋼板プレス成形により作成されたばね座1と圧縮コイ
ルばね2の係止状態を示している。
る。図1では金属による材料を用いて削り出し加工、又
は鋼板プレス成形により作成されたばね座1と圧縮コイ
ルばね2の係止状態を示している。
【0012】ばね座1は、その両端に半径方向外向きに
フランジ部1aと圧縮コイルばねの端部係止構造8を有
しており、フランジ部1aは圧縮コイルばね2の端面の
突き当て面と成り、圧縮コイルばねの端部係止構造8は
圧縮コイルばね2の内径寸法より若干フランジ径が大き
くなっており、圧縮コイルばね2の内径が圧入可能で、
圧入後は、ばね座1と圧縮コイルばね2が係止されるよ
うにしてある。
フランジ部1aと圧縮コイルばねの端部係止構造8を有
しており、フランジ部1aは圧縮コイルばね2の端面の
突き当て面と成り、圧縮コイルばねの端部係止構造8は
圧縮コイルばね2の内径寸法より若干フランジ径が大き
くなっており、圧縮コイルばね2の内径が圧入可能で、
圧入後は、ばね座1と圧縮コイルばね2が係止されるよ
うにしてある。
【0013】なお、圧縮コイルばね2と、ばね座1の寸
法およびばね座1の端面フランジ部1a、圧縮コイルば
ねの端部係止構造8の寸法は適宜選択する。
法およびばね座1の端面フランジ部1a、圧縮コイルば
ねの端部係止構造8の寸法は適宜選択する。
【0014】図2は、本考案の第2実施例を示す。この
実施例では、ばね座1を金属の材料でプレス成形し、そ
の際数箇所の折り曲げ用切込み形成させておき、該ばね
座1と圧縮コイルばね2との組立ての際、組立てとばね
座1の係止用爪(圧縮コイルばねの端部係止構造)8a
の折り曲げによる係合をプレス加工等を用いて同時に完
了させ組立工数の低減を図ったものである。又、合成樹
脂の材料を用いても良くその場合は射出成形により成形
するものである。寸法については適宜、設計の選択の問
題である。従って、本実施例によれば、ばね座1に外向
きに折り曲げ形成した係止用爪(圧縮コイルばねの端部
係止構造)8aにより、圧縮コイルばね2が係止されて
一体化されている。
実施例では、ばね座1を金属の材料でプレス成形し、そ
の際数箇所の折り曲げ用切込み形成させておき、該ばね
座1と圧縮コイルばね2との組立ての際、組立てとばね
座1の係止用爪(圧縮コイルばねの端部係止構造)8a
の折り曲げによる係合をプレス加工等を用いて同時に完
了させ組立工数の低減を図ったものである。又、合成樹
脂の材料を用いても良くその場合は射出成形により成形
するものである。寸法については適宜、設計の選択の問
題である。従って、本実施例によれば、ばね座1に外向
きに折り曲げ形成した係止用爪(圧縮コイルばねの端部
係止構造)8aにより、圧縮コイルばね2が係止されて
一体化されている。
【0015】図3は、本考案の第3の実施例である。こ
こでは、ばね座1と圧縮コイルばね2の係止方法として
該ばね座1の圧縮コイルばね2との突きあて部1aの一
部を折り曲げ部(圧縮コイルばねの端部係止構造)8b
としたものである。従って、本実施例によれば、ばね座
1に内向きに折り曲げ形成した折り曲げ部(圧縮コイル
ばねの端部係止構造)8bにより、圧縮コイルばね2が
係止されて一体化されている。
こでは、ばね座1と圧縮コイルばね2の係止方法として
該ばね座1の圧縮コイルばね2との突きあて部1aの一
部を折り曲げ部(圧縮コイルばねの端部係止構造)8b
としたものである。従って、本実施例によれば、ばね座
1に内向きに折り曲げ形成した折り曲げ部(圧縮コイル
ばねの端部係止構造)8bにより、圧縮コイルばね2が
係止されて一体化されている。
【0016】図4は、本考案の第4の実施例である。こ
こでは、ばね座1と圧縮コイルばね2の係止方法とし
て、該ばね座1の圧縮コイルばね2との嵌合部の一箇所
を外方に折り曲げて折り曲げ部(圧縮コイルばねの端部
係止構造)8bを突設することにより、圧縮コイルばね
2を一体的に係止している。又、図示例にて圧縮コイル
ばねの端部係止構造8を構成する折り曲げ部に変えて突
起部を設けても同様の効果を奏する。
こでは、ばね座1と圧縮コイルばね2の係止方法とし
て、該ばね座1の圧縮コイルばね2との嵌合部の一箇所
を外方に折り曲げて折り曲げ部(圧縮コイルばねの端部
係止構造)8bを突設することにより、圧縮コイルばね
2を一体的に係止している。又、図示例にて圧縮コイル
ばねの端部係止構造8を構成する折り曲げ部に変えて突
起部を設けても同様の効果を奏する。
【0017】図5は、本考案の第5の実施例である。こ
こでは、ばね座1と圧縮コイルばね2との嵌合部に、圧
縮コイルばね2の内径とほぼ等しい谷径からなる螺旋溝
12を刻設し、該螺旋溝12をもって圧縮コイルばねの
端部係止構造とすることで、圧縮コイルばね2と該ばね
座1を螺合して一体化している。
こでは、ばね座1と圧縮コイルばね2との嵌合部に、圧
縮コイルばね2の内径とほぼ等しい谷径からなる螺旋溝
12を刻設し、該螺旋溝12をもって圧縮コイルばねの
端部係止構造とすることで、圧縮コイルばね2と該ばね
座1を螺合して一体化している。
【0018】図6は、本考案の第6の実施例である。こ
こでは、ばね座1と圧縮コイルばね2の係止方法とし
て、該ばね座1の軸方向に延在する部分に半径方向に圧
縮コイルばね2の終端部13が陥入する空孔(圧縮コイ
ルばねの端部係止構造)11を貫設している。本実施例
によれば、この空孔(圧縮コイルばねの端部係止構造)
11により、圧縮コイルばね2の一端を陥入して一体と
している。
こでは、ばね座1と圧縮コイルばね2の係止方法とし
て、該ばね座1の軸方向に延在する部分に半径方向に圧
縮コイルばね2の終端部13が陥入する空孔(圧縮コイ
ルばねの端部係止構造)11を貫設している。本実施例
によれば、この空孔(圧縮コイルばねの端部係止構造)
11により、圧縮コイルばね2の一端を陥入して一体と
している。
【0019】図7は、本考案の第7の実施例である。こ
の実施例では、ばね座1を金属のプレス加工もしくは、
合成樹脂の材料を用い射出成形により成形したものであ
り、圧縮コイルばねの端部係止構造等の構成は、上述の
第1実施例と同様であるが、外輪内径に嵌合する段部1
4を有しており軸受内部に対するシール効果と同時にば
ね座の芯出し効果も兼ねている。寸法については適宜、
設計の選択の問題である。
の実施例では、ばね座1を金属のプレス加工もしくは、
合成樹脂の材料を用い射出成形により成形したものであ
り、圧縮コイルばねの端部係止構造等の構成は、上述の
第1実施例と同様であるが、外輪内径に嵌合する段部1
4を有しており軸受内部に対するシール効果と同時にば
ね座の芯出し効果も兼ねている。寸法については適宜、
設計の選択の問題である。
【0020】図8は、本考案の第8の実施例である。こ
の実施例では、ばね座1の圧縮コイルばね圧入側フラン
ジ部に代えて、ばね座軸方向円筒部(圧縮コイルばねの
端部係止構造)1bを端面より圧縮コイルばね突き当て
面(フランジ部)1aに向けて外径寸法を拡径したテー
パー形状としており、該ばね座軸方向円筒部(圧縮コイ
ルばねの端部係止構造)が圧縮コイルばね2の内径に圧
入して一体化している。この場合、材料、加工法、成形
法は適宜、設計の選択である。特に形状が簡単に形成で
きるので、加工コストや金型を用いた成形コストが低減
できる上に、圧縮コイルばねや間座の加工寸法公差も大
きめに設定できるので更にコストを低減できる。
の実施例では、ばね座1の圧縮コイルばね圧入側フラン
ジ部に代えて、ばね座軸方向円筒部(圧縮コイルばねの
端部係止構造)1bを端面より圧縮コイルばね突き当て
面(フランジ部)1aに向けて外径寸法を拡径したテー
パー形状としており、該ばね座軸方向円筒部(圧縮コイ
ルばねの端部係止構造)が圧縮コイルばね2の内径に圧
入して一体化している。この場合、材料、加工法、成形
法は適宜、設計の選択である。特に形状が簡単に形成で
きるので、加工コストや金型を用いた成形コストが低減
できる上に、圧縮コイルばねや間座の加工寸法公差も大
きめに設定できるので更にコストを低減できる。
【0021】図9は、本考案の第9の実施例である。こ
の実施例では、前記圧縮コイルばね2を合成樹脂からな
るばね座1の射出成形時に一体で成形している。合成樹
脂の材料としてはポリアミド樹脂、アセタール樹脂など
が望ましいが、使用条件によりABS、PC、PTFE
等を用いることもある。
の実施例では、前記圧縮コイルばね2を合成樹脂からな
るばね座1の射出成形時に一体で成形している。合成樹
脂の材料としてはポリアミド樹脂、アセタール樹脂など
が望ましいが、使用条件によりABS、PC、PTFE
等を用いることもある。
【0022】図10は、本考案の第10の実施例を示
す。この実施例では、ばね座1を従来部品を使用するこ
とで、新たな投資を必要とせず接着剤8cを用いて一体
的に係止するものである。
す。この実施例では、ばね座1を従来部品を使用するこ
とで、新たな投資を必要とせず接着剤8cを用いて一体
的に係止するものである。
【0023】図11は、本考案の第11の実施例を示
す。この実施例では、ばね座1の圧縮コイルばね嵌合部
に焼き付けもしくは接着により合成ゴムからなる弾性材
8dを成形したものである。寸法については適宜、設計
の選択の問題である。
す。この実施例では、ばね座1の圧縮コイルばね嵌合部
に焼き付けもしくは接着により合成ゴムからなる弾性材
8dを成形したものである。寸法については適宜、設計
の選択の問題である。
【0024】図12は、本考案の転がり軸受装置を示
す。この実施例では、転がり軸受を対で使用した転がり
軸受装置の例である。10は固定部材である通孔、6は
回転部材である回転軸である。尚本実施例では、上述の
第1実施例に開示した圧縮コイルばねの端部係止構造8
を適用している。
す。この実施例では、転がり軸受を対で使用した転がり
軸受装置の例である。10は固定部材である通孔、6は
回転部材である回転軸である。尚本実施例では、上述の
第1実施例に開示した圧縮コイルばねの端部係止構造8
を適用している。
【0025】図13は、本考案の別の転がり軸受装置を
示す。この実施例では、転がり軸受装置の内輪の代りに
回転部材である回転軸6に直接転がり軸受装置の内輪の
軌道輪を2本刻設した、軸付き転がり軸受の構成の例を
示している。尚、本実施例では、上述の第1実施例に開
示した圧縮コイルばねの端部係止構造8を適用してい
る。
示す。この実施例では、転がり軸受装置の内輪の代りに
回転部材である回転軸6に直接転がり軸受装置の内輪の
軌道輪を2本刻設した、軸付き転がり軸受の構成の例を
示している。尚、本実施例では、上述の第1実施例に開
示した圧縮コイルばねの端部係止構造8を適用してい
る。
【0026】なお、ここでは外輪に予圧を負荷した例を
示しているが、内輪に負荷させる場合でも考案の奏する
効果は同様である。
示しているが、内輪に負荷させる場合でも考案の奏する
効果は同様である。
【0027】図14は、一般的なばね座と圧縮コイルば
ねの構成の例を示す。
ねの構成の例を示す。
【0028】
【考案の効果】以上のように、この考案によれば転がり
軸受装置の予圧機構は予圧手段が環状で薄幅のばね座
と、該ばね座の端面に接して配設される前記圧縮コイル
ばねとから成り、前記ばね座に備えた単一の圧縮コイル
ばねの端部内周面に嵌合した係止構造を介して前記圧縮
コイルばねが一体的に嵌合係止されるようにしているの
で、ばね座と圧縮コイルばねを一体的に係合することに
より、部品の取扱い、組立の時の取扱いも一体的な部品
として取扱うことができる。この為部品点数も少なく出
来、管理工数の低減と合せて組立工数の簡略化が達成で
きる。又自動組立機を使用する場合にも、組立機の設備
が大幅に簡略化出来たのでコストの大幅な削減ができ
た。更に軸受の挿入がやり易くなり、安定した品質の転
がり軸受装置を得ることが出来た。
軸受装置の予圧機構は予圧手段が環状で薄幅のばね座
と、該ばね座の端面に接して配設される前記圧縮コイル
ばねとから成り、前記ばね座に備えた単一の圧縮コイル
ばねの端部内周面に嵌合した係止構造を介して前記圧縮
コイルばねが一体的に嵌合係止されるようにしているの
で、ばね座と圧縮コイルばねを一体的に係合することに
より、部品の取扱い、組立の時の取扱いも一体的な部品
として取扱うことができる。この為部品点数も少なく出
来、管理工数の低減と合せて組立工数の簡略化が達成で
きる。又自動組立機を使用する場合にも、組立機の設備
が大幅に簡略化出来たのでコストの大幅な削減ができ
た。更に軸受の挿入がやり易くなり、安定した品質の転
がり軸受装置を得ることが出来た。
【図1】本考案第1実施例を示す縦断面図である。
【図2】本考案第2実施例を示す縦断面図である。
【図3】本考案第3実施例を示す縦断面図である。
【図4】本考案第4実施例を示す縦断面図である。
【図5】本考案第5実施例を示す縦断面図である。
【図6】本考案第6実施例を示す縦断面図である。
【図7】本考案第7実施例を示す縦断面図である。
【図8】本考案第8実施例を示す縦断面図である。
【図9】圧縮コイルばねにばね座をプラスチック樹脂で
射出成形した本考案第9実施例の縦断面図を示す。
射出成形した本考案第9実施例の縦断面図を示す。
【図10】本考案第10実施例を示す縦断面図である。
【図11】本考案第11実施例を示す縦断面図である。
【図12】図12は、本考案の転がり軸受装置を示す。
この実施例では、転がり軸受を対で使用した転がり軸受
装置の例を示している。
この実施例では、転がり軸受を対で使用した転がり軸受
装置の例を示している。
【図13】図13は、本考案の転がり軸受装置を示す。
この実施例では、軸付き転がり軸受の構成の例を示して
いる。
この実施例では、軸付き転がり軸受の構成の例を示して
いる。
【図14】従来の転がり軸受装置の構成の例を示す。
1:ばね座 1a:圧縮コイルばね突きあてフランジ部 1b:ばね座、軸方向円筒部 2:圧縮コイルばね 3:外輪 4:転動体 6:回転部材である回転軸 8:圧縮コイルばね圧入側フランジ部(圧縮コイルばね
端部係止構造) 8a:係止用爪(圧縮コイルばね端部係止構造) 8b:折り曲げ部(圧縮コイルばね端部係止構造) 8c:接着剤 8d:弾性材 9:内輪 10:固定部材である通孔 11:空孔(圧縮コイルばね端部係止構造) 12:螺旋溝(圧縮コイルばね端部係止構造) 13:圧縮コイルばね終端部 14:段部
端部係止構造) 8a:係止用爪(圧縮コイルばね端部係止構造) 8b:折り曲げ部(圧縮コイルばね端部係止構造) 8c:接着剤 8d:弾性材 9:内輪 10:固定部材である通孔 11:空孔(圧縮コイルばね端部係止構造) 12:螺旋溝(圧縮コイルばね端部係止構造) 13:圧縮コイルばね終端部 14:段部
Claims (3)
- 【請求項1】 固定部材に対して回転する回転部材とこ
の回転部材を前記固定部材に対して回転自在に支持する
転がり軸受と、該転がり軸受は回転部材の軸方向の2箇
所互いに間隔をあけて配設されており、前記転がり軸受
の外輪を互いに離隔する方向に押圧する予圧手段とから
なる転がり軸受装置の予圧機構に於いて、前記予圧手段
が環状で薄幅のばね座と、該ばね座の端面に接して配設
される単一の圧縮コイルばねとからなり、前記ばね座
は、圧縮コイルばねの端部内周面に嵌合した係止構造を
有し、該係止構造を介して前記圧縮コイルばねが分離不
能に嵌合係止されていることを特徴とする転がり軸受装
置の予圧機構。 - 【請求項2】 前記、ばね座が金属、又は合成樹脂材料
からなる一体成形であることを特徴とする請求項1記載
の転がり軸受装置の予圧機構。 - 【請求項3】 前記、転がり軸受に内輪の軌道溝が前記
回転部材の外径に一体に形成されたことを特徴とする請
求項1又は2記載の転がり軸受装置の予圧機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993046853U JP2605288Y2 (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | 転がり軸受装置の予圧機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993046853U JP2605288Y2 (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | 転がり軸受装置の予圧機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0712625U JPH0712625U (ja) | 1995-03-03 |
JP2605288Y2 true JP2605288Y2 (ja) | 2000-07-04 |
Family
ID=12758907
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993046853U Expired - Fee Related JP2605288Y2 (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | 転がり軸受装置の予圧機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2605288Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5606221B2 (ja) * | 2010-08-31 | 2014-10-15 | ミネベア株式会社 | 転がり玉軸受の予圧装置及びその予圧装置を有するモータ |
-
1993
- 1993-08-06 JP JP1993046853U patent/JP2605288Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0712625U (ja) | 1995-03-03 |
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