JPH11112807A - 連続色調印刷のグレイ・レベルを作り出すための遅延線を校正するための方法及び装置 - Google Patents

連続色調印刷のグレイ・レベルを作り出すための遅延線を校正するための方法及び装置

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JPH11112807A
JPH11112807A JP10167645A JP16764598A JPH11112807A JP H11112807 A JPH11112807 A JP H11112807A JP 10167645 A JP10167645 A JP 10167645A JP 16764598 A JP16764598 A JP 16764598A JP H11112807 A JPH11112807 A JP H11112807A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 一連のアナログ遅延素子を使用し、単にスラ
イス・クロックを利用するよりも高解像度のプリンタを
提供する。 【解決手段】 遅延素子は、「校正モード」によって、
各ページの印刷開始時に自動的に校正される。校正モー
ド中には、遅延線チェーンにクロック・パルスが供給さ
れ、一度に1つの追加遅延素子を増やすことで、遅延線
チェーンを繰り返し試験し、スライス・クロックの1周
期に等しいか、またはこれより大きな時間遅延を生じさ
せるのに要する遅延素子数が判定される。この値の決定
後、校正された遅延素子を使用して、次のページ全体が
レーザ・プリンタで印刷出力される。連続階調印刷に各
種のグレイ・レベルを要求するときには、特定の画素ま
たは画素群の完全なスライス及び部分的なスライスの数
が、要求のグレイ・レベルから決定される。部分スライ
スを印刷するときには、フリップフロップを制御するの
に使用する適当な数の遅延素子を選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的に、印刷装
置のグレイ・レベル数を増大することに関し、特に、よ
り高速なクロックとして実質的に機能する遅延素子を使
用する種類のプリンタに関する。特に本発明は、別な方
法で利用可能なものよりも多くのグレイ・レベルを生成
するために、スライス・クロック・パルスを細分するこ
とができる一群の直列遅延段を提供する改良型のレーザ
・プリンタとして、そして各遅延段で導入された時間遅
延を校正する方法として開示される。
【0002】
【従来の技術】電子写真術に基づくプリンタでは印刷解
像度が増すにつれて、知覚される印刷品質に対する印刷
スムージング方法の効果は小さくなる。印刷スタンダー
ドが、カメラ・レディなコピーに向かうにつれて、EP
プリンタは一般に、画像の鮮明度となめらかさの間のト
レードオフを強いられる。よりシャープで鮮明な画像を
得るためには、各ハーフトーン・セルが、印刷画素の小
格子に対応する小さな絶対面積だけを占有しなければな
らない。実物そっくりの自然なトーンに必要なグレイ・
レベルのなめらかで漸進的な遷移を得るためには、各ハ
ーフトーン・セルは、多くの選択可能なグレイ・レベル
を含まなければならない。さらに、1ビットの情報が黒
または白の画素を表す2値印刷では、ユーザは、画像の
鮮明度か、またはなめらかさかを選択しなければならな
い。
【0003】複数ビット印刷となる連続階調印刷では、
印刷画素あたりの制御レベルを多重化することによって
鮮明度となめらかさの間の困難なトレードオフを回避す
ることができる。画像生成ソフトウェアが複数の中間レ
ベルを選択できるようにすることによって、所与の領域
に印刷できるグレイ・レベル数は大幅に増加する。例え
ば、4×4画素のアレイからなるハーフトーン・セルで
は、白及び黒を含めて17段階のグレイ・レベル{(4
×4)+1=17}が可能である。このハーフトーン・
セルの各画素をさらに4分割することができる場合に
は、65段階のグレイ・レベル{(4×4×4)+1=
65}が可能となり、画素あたりの分割数をさらに多く
すれば、プリンタの有効解像度はさらに向上する。
【0004】印刷の知覚解像度を向上させる努力におい
て、プリンタ・ハードウェアの設計は、各印刷画素を、
スライスと呼ばれるより小さな部分に分割する方法にそ
の焦点を合わせてきた。画素分割数の増加は一般に、ス
ライス・クロックの周波数を高めることによって実施さ
れ、これによって画素あたりにより多くのスライスが提
供される。この方法は、処理速度が低中速のプリンタ
(例えば16ページ/分(PPM)以下)での300d
pi及び600dpi印刷向けの標準的なASICシリ
コン処理では実施可能である。しかし、より高速な60
0dpiプリンタ及び1200dpi以上のプリンタで
は、各画素を多くのスライスに分割するのに必要なクロ
ック周波数は極めて高くなる。例えば、12PPMの速
度で1200dpi画素を8つのスライスに分割するの
に必要なスライス・クロックの周波数は、約320MH
zとなり、これは、現在の市販のASICシリコンによ
る処理で実施可能な実用上の上限を超えている。
【0005】クロックに基づいた従来の同期的方法で
は、必要な性能レベルを得ることができないので、ハー
ドウェアの設計を、非同期技術を使用できるようなもの
にしなければならない。このような技術の1つに、アナ
ログ遅延線の使用がある。しかし、所与の遅延素子が生
成する遅延が変動しやすいために、この実施態様は実際
の適用では困難である。標準的な市販のASICでは、
所望の設定で得られる時間遅延の変動は、シリコン・プ
ロセッシング、周囲温度及び電源電圧における全変動の
3〜4倍にもなることがある。従来の回路における遅延
線の使用を、印刷解像度の向上に実際的なものにするた
めには、この可変性を大幅に低減しなければならない。
【0006】別の特注の遅延線モジュールを使用して、
スライスの細分に使用できる再現可能な遅延時間を得る
ことも考えられる。また、Analog Devices社製のパルス
幅変調チップ、製品番号AD9560や、Dallas Semic
onductor社製のプログラマブル・パルス発生器、製品番
号DS1040などの別個のアナログ・パルス幅発生装
置を使用することによるアナログ・パルス幅技術の使用
もEPプリンタ・システムに有効であろう。
【0007】画像処理システムまたはプリンタに遅延素
子を使用する他の方法が、セト(Seto)の米国特許第
5,379,126号などの特許に開示されている。こ
の特許は、高トーン品質の画像処理システムを開示した
ものである。これによれば、マスター・クロック信号で
8ビットの画像入力信号の同期がとられる。ラッチ及び
遅延回路を使用して、画像信号の密度レベル値を修正す
ることができる。これは、あるビットを、1つまたは複
数の遅延クロックの遅延時間、ならびに入力画像信号あ
たりのトーン数で重み付けすることによって実施され
る。一実施例では、それぞれがマスター・クロックとは
異なる位相を有する遅延させた4つの異なるクロック信
号を使用して、4本の異なる並列線を介してラッチ回路
から出力された画像信号を入力として受け取る「切換
え」回路を駆動する。これらの並列画像信号は、クロッ
ク信号と結合されて、それぞれの画像データ・バイトに
重み付けしたトーン信号を与える。4つの異なる「サブ
画素」クロック信号の位相角は、一組の所定時間遅延素
子によって固定される。
【0008】カトー(Kato)の米国特許第5,351,
137号には、模擬ハーフトーン処理をした画像、及び
文字または線図を混合状態で含む画像の画素密度のため
の画素密度変換システムが開示されている。この特許に
開示されたさまざまな方法によって、画素密度を高めた
りまたは、低くしたりすることができる。いくつかの場
合には、画像信号は、ライン・バッファ、次いで画像ク
ロックによって刻時された遅延フリップフロップ要素を
通して送られる。図示の実施例では、「D」フリップフ
ロップは、4行ごと及び4列ごとにグループ分けされ、
参照可能な16画素の精度が得られる。
【0009】オジマ(Ojima)の米国特許第5,48
8,487号には、レーザ・プリンタとともに使用する
画像生成システムが開示されている。この画像生成シス
テムには、主クロック信号の周期より短い時間周期でパ
ルス幅変調される信号が入力される。この入力信号は、
クロック信号より持続時間の短い複数の異なる信号に変
換され、これによって所定の重み付けに基づいたパルス
幅変調が実行される。クロック信号の周波数を高くする
ことなく、高階調の信号を得ることができる。第1の実
施例では、単一の90度位相遅れ回路が提供され、これ
によって直角位相クロックが生成される。第2の実施例
では、パルス幅変調の重み付けを等分するのではなく、
その代わりに、不均等なインクリメントで時間遅延を調
節する。オジマによれば、「切換え回路素子の安定動作
が保証される限り、本発明は、遅延クロック信号の数及
びこれらの位相差に関して制限されない」。この「安定
動作」という表現は、時間遅延回路自体の動作特性が条
件によって変化しないことを指していることは明らかで
ある。
【0010】カンター(Kantor)の米国特許第4,68
1,424号には、印刷する特定の画素の全体のグレイ
露光を決定する「環境制御信号」(ECS)を使用する
EPプリンタが開示されている。環境条件の変化を補償
するために、画素の前縁及び後縁を事前に移動させるこ
とができる。遅延線回路は、一連の選択回路に接続され
た別個の5つの出力を有する。一組の比較器の出力状態
が、現在の環境制御信号の電圧レベルによって制御され
る。これらの比較器の出力が、黒の画素の後縁に与える
遅延量を制御し、その全幅を増大させる。同様に、これ
らの比較器の出力はさらに、この同じ画素の前縁の遷移
のタイミングを決定する。遅延線は、本来のクロック信
号に関して連続的に遅延させた一組のパルスを生成す
る。環境条件の補償によって、環境制御信号のアナログ
電圧に基づいてどの遅延線出力を使用するかが、自動的
に選択される。
【0011】バセッティ(Bassetti)の米国特許第4,
625,222号には、プリントヘッドの駆動信号を修
正するEPプリンタ用の印刷強化回路が開示されてい
る。修正には、階段状の斜線の縁のスムージング、なら
びに単一の画素の幅線の、走査方向に垂直な方向及び走
査方向に平行な方向への拡張が含まれる。開示の回路
は、シフト・レジスタ、及び可変時間遅延素子を遅延線
として使用して、画素に使用するグレイ信号の密度を変
化させる。前縁及び後縁グレイ信号は、走査方向に平行
な方向に関して黒データの次に供給され、拡張された黒
信号は、単一の画素データに対して走査方向に垂直な方
向に提供される。動作モードに応じて、黒及びグレイの
両方の信号を通過させてもよいし、または、単一の画素
領域が、2つのグレイ信号を含む場合には、先頭のグレ
イ信号のみを通過させ、または単一の画素領域が、2つ
の追加の黒信号及び1つのグレイ信号を含む場合には、
グレイ信号のみを通過させることができる(いくつかの
変形形態が開示されている)。
【0012】バセッティ(Bassetti)の米国特許第4,
544,264号には、バセッティの米国特許第4,6
25,222号と類似の回路が開示されている。この特
許は、単一の画素の幅を拡張する前縁または後縁の黒信
号情報を生成する遅延回路を開示している。一般にグレ
イ画素は、黒の線の一縁に常に追加されるが、この開示
では、グレイ画素を、黒の線の後縁に隣接して追加する
こととしている。バセッティの米国特許第4,544,
264号では、黒の画素が追加された同じ場所にグレイ
画素を置くことを禁じている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
主な目的は、連続階調印刷のグレイ・レベルの数を増加
させる一連のアナログ遅延素子を使用することによっ
て、単にスライス・クロックを利用することによって得
られる解像度よりも高い解像度を示すプリンタを提供す
ることにある。
【0014】本発明の他の目的は、スライス・クロック
をさらに分割して、連続階調印刷においてより多くのグ
レイ・レベルを生成し、遅延素子が動作する条件が変化
しても、再現可能な視覚解像度を印刷出力に与えるため
に、これらの遅延素子のタイミングを校正する一連のア
ナログ遅延線を含むプリンタを提供することにある。
【0015】本発明の他の目的は、連続階調印刷におい
てより多くのグレイ・レベルを生成するために、スライ
ス・クロックをさらに分割し、非同期設計に関連した通
常パルス幅の可変性の全ての影響を実質的に排除する一
連のアナログ遅延素子を含むプリンタを提供することに
ある。
【0016】本発明の他の目的は、スライス・クロック
を効果的にさらに分割して、連続階調印刷においてより
多くのグレイ・レベルを生成させるのに使用する一連の
遅延素子のその時点の時間遅延をリアル・タイムで校正
することができるプリンタを提供することにある。この
校正では、スライス・クロックの1周期に含まれる遅延
素子の数が自動的に判定される。
【0017】本発明の追加の目的、利点及びその他の新
規な特徴は、その一部が以下の説明に記載されるが、他
の部分は、当業者が以下の説明を吟味することによっ
て、または本発明の実施によって明白となろう。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記及びその他の目的を
達成するために、本発明の一態様に基づいて、初期印刷
解像度を生み出す従来の画素クロック及び従来のスライ
ス(サブ画素)クロックを含む改良型のプリンタが提供
される。本発明のプリンタはさらに、非常に高速に動作
し、したがってスライスをさらに細分して、連続階調印
刷に使用可能な非常に多様なグレイ・レベルを生み出す
拡張モードで使用できる一連のアナログ遅延素子を提供
する。この連続階調印刷の拡張モードを使用することに
よって、一連の遅延素子の制御の下で、完全な「オン」
スライスの直前または直後に部分的なスライスを置くこ
とができる。開示の一実施例では、レーザ・プリントヘ
ッドに供給されるパルス出力が、遅延線チェーン(例え
ば直列遅延段群)にも供給される。遅延線チェーンは、
複数入力マルチプレクサに接続された個別の出力を有す
る。この複数入力マルチプレクサは、レーザ・プリント
ヘッドにリアル・タイムで出力されている1つのスライ
スを細分するのに使用する適当な数の遅延素子を選択す
るのに使用される。開示の他の実施例では、レーザ・プ
リントヘッドへのパルス出力が、遅延線素子及び2入力
マルチプレクサをそれぞれが含む個別の遅延段のチェー
ンに供給される。それぞれの2入力マルチプレクサは、
少なくとも1つの遅延線素子を通って伝わった遅延パル
スを入力するか、またはレーザ・プリントヘッドに送ら
れている「ビデオ出力」信号に起因するバッファされた
パルスを入力するように制御される。
【0019】開示のどちらの実施例でも、遅延線チェー
ンは、印刷エンジンのASIC(特定用途向け集積回
路)内の電子部品から構成され、遅延素子は、各ページ
の印刷開始時に自動的に校正される。これは、遅延線チ
ェーン回路を「校正モード」に置くことによって実行さ
れる。校正モード中には、遅延線チェーンにクロック・
パルスが供給され、一度に1つの追加遅延素子を増やす
ことで、遅延線チェーンを繰り返し試験し、スライス・
クロックの1周期に等しいか、またはこれより大きな時
間遅延を生じさせるのに要する遅延素子数が判定され
る。この値の決定後、校正された遅延素子を使用して、
次のページ全体が印刷され、レーザ・プリントヘッドか
ら出力される。
【0020】プリンタが、連続階調印刷にさまざまなグ
レイ・レベルを要求するときには、特定の画素または画
素群の完全なスライス及び部分的なスライスの数が、要
求のグレイ・レベルから決定される。部分スライスを印
刷するときには、レーザ・プリントヘッドに「ビデオ出
力」信号を出力するフリップフロップを制御するのに使
用する適当な数の遅延素子をプリンタが選択する。これ
は、このフリップフロップが、非同期「リセット」入力
を有し、この入力に制御信号が印加されると、フリップ
フロップの出力の状態が直ちに変化して、その時点でレ
ーザ・プリントヘッドに出力されていた「オンタイム」
のスライスが打ち切られることによって実行される。こ
のフリップフロップの非同期リセットを使用することに
よって、画素クロックやスライス・クロックの周波数ま
たは位相角とは無関係に、遅延線チェーンの完全な制御
の下でスライスを、より小さな時間間隔に細分すること
ができる、
【0021】当業者は、発明実施の最良の形態の1つと
して本発明の好ましい実施例が記述、図示された以下の
説明及び図面から本発明の他の目的を明確に理解するで
あろう。本発明の他の異なる実施例も可能であり、ま
た、そのいくつかの詳細を、本発明から逸脱することな
く、さまざまな明白な態様において修正することができ
ることが理解されよう。したがって、これらの図面及び
説明はその性質上例示的なものであり、本発明を限定す
るものではない。
【0022】
【発明の実施の形態】本明細書に組み込まれ、本明細書
の一部を構成する添付図面は、本発明のいくつかの態様
を示すものであり、以下の説明及び請求の範囲ととも
に、本発明の原理を説明するものである。
【0023】次に、本発明の現時点での好ましい実施例
を詳細に参照する。その一例を添付図面に示す。全図面
を通して同じ参照番号は同じ要素を示す。
【0024】図面について説明する。図1は、通常は参
照番号10で示すレーザ・プリンタのハードウェア・ブ
ロック図である。レーザ・プリンタ10は好ましくは比
較的標準的な構成要素を含み、複数の異なる電圧レベル
を出力することができる直流電源12と、アドレス線、
データ線、並びに、制御及び/或は割込み線を有するマ
イクロプロセッサ14と、リード・オンリー・メモリ
(ROM)16と、ソフトウェア動作によって幾つかの
異なる機能を実施する幾つかの部分に分割されたランダ
ム・アクセス・メモリ(RAM)とが図示されている。
【0025】レーザ・プリンタ10はさらに、少なくと
も1つのシリアルまたはパラレル入力ポートを含む。た
だし多くの場合、両方の種類の入力ポートを含む。シリ
アル・ポートを参照番号18、パラレル・ポートを参照
番号20で示す。これらのポート18及び20はそれぞ
れ、一般に参照番号22で図1に示す対応する入力バッ
ファに接続される。シリアル・ポート18は一般に、ワ
ード・プロセッサ、グラフィックス・パッケージ、また
はコンピュータ支援描画パッケージなどのソフトウェア
・プログラムを含むパーソナル・コンピュータまたはワ
ークステーションのシリアル出力ポートに接続される。
同様にパラレル・ポート20を、同じ種類のプログラム
を含む同じ種類のパーソナル・コンピュータまたはワー
クステーションのパラレル出力ポートに接続することが
できる。このような入力装置を、それぞれ図1の参照番
号24及び26で示す。
【0026】入力バッファ22が、テキストまたはグラ
フィック・データを受け取ると、これらは一般に、参照
番号28で示す1つまたは複数のインタープリタに転送
される。一般的なインタープリタにはPostScri
ptTMがあり、これは、ほとんどのレーザ・プリンタ
が使用する業界標準となっている。解釈後、この入力デ
ータは一般に、一般的なグラフィックス・エンジンに送
られてラスタ化される。これは一般に、図1の参照番号
30で示すRAMの一部分で実施される。ほとんどのレ
ーザ・プリンタではラスタ化処理の速度を上げるため
に、フォント・プール及びおそらくはフォント・キャッ
シュが、ROM及びRAMにそれぞれ記憶される。これ
らのフォント・メモリを図1の参照番号32に示す。こ
のようなフォント・プール及びキャッシュは、一般的な
文字数字用のビットマップ・パターンを供給し、これに
よって一般的なグラフィックス・エンジン30は、最小
限の経過時間でこのような文字のそれぞれをビットマッ
プに変換することができる。
【0027】ラスタ化されたデータは、参照番号34で
示すRAMの一部である待ち行列管理プログラムまたは
ページ・バッファに送られる。一般的なレーザ・プリン
タでは、ラスタ化データのページ全体は、そのページの
ハード・コピーを物理的に印刷する時間中、待ち行列管
理プログラムに記憶される。待ち行列管理プログラム3
4内のデータは、参照番号36で示す印刷エンジンにリ
アル・タイムで転送される。印刷エンジン36はプリン
トヘッド48内にレーザ光源を含む。プリントヘッドの
出力50は用紙上への物理的インキングであり、これが
レーザ・プリンタ10からの最終的な印刷出力となる。
【0028】アドレス線、データ線及び制御線は一般
に、レーザ・プリンタ10内のさまざまな電子部品間で
並列に(時に多重化されて)物理的に連絡される導電性
経路であるバスにまとめられることを理解されたい。例
えば、アドレス・バス及びデータ・バスは一般に、全て
のROM及びRAM集積回路に送られ、制御線または割
込み線は一般に、バッファとして働く全ての入力または
出力集積回路に接続される。
【0029】印刷エンジン36は、印刷エンジン内の各
種ハードウェア構成要素のコントローラ及びデータ操作
デバイスとして働くASIC(特定用途向け集積回路)
40を含む。ASIC40は、待ち行列管理プログラム
34から届いたビットマップ印刷データを受け取り、適
当な時期にこれをレーザ・プリントヘッド48に送る。
【0030】ラスタ化されたビットマップ情報が、デー
タ経路38を介して印刷エンジン36に提示されると、
この情報は最終的に直列化され、レーザ・プリントヘッ
ド48に転送されて、印刷出力50を生み出すのに必要
なドットが生成される。画像処理回路41は、データ経
路38からの着信データを検査し、スライス・ベースの
直列信号「PI」をデータ経路42で、サブスライス
「印刷打切り選択」信号「PT」をデータ経路94で生
成する。データ経路42上の直列化された信号PIを、
本明細書では「パルス入力(Pulse Input)」信号とも
呼ぶ。遅延線チェーン線60によって操作された参照番
号46で示すパルス出力信号(「PO」信号)は、レー
ザ・プリントヘッド48を駆動する「ビデオ出力」直列
化信号を表す。
【0031】遅延線チェーン60の2つの別個の実施例
を本明細書に開示する。これらの実施例はともに、図1
に示した一般的な信号を使用する。別個のマイクロプロ
セッサ70が、印刷エンジン・ハードウェア内に提供さ
れ、遅延線チェーン60を適正に動作させるための重要
な判断のいくつかを制御する。例えばマイクロプロセッ
サ70は、個別の遅延段に生じる時間遅延を校正するモ
ードに遅延線チェーン60を置く「校正モード」信号
(「CM」信号)を信号経路90に出力する。このモー
ドについては後に詳細に論じる。
【0032】マイクロプロセッサ70が制御するもう1
つの重要な信号が、信号経路92上の「校正打切り選
択」信号(「CT」)である。信号CTは、適当な状況
で使用されて、遅延線チェーン60で使用される遅延段
の数を選択する。
【0033】マイクロプロセッサ70はさらに、遅延線
チェーン60から信号経路52に出力され、マイクロプ
ロセッサ70及び「校正結果レジスタ」(「CRR」)
54に伝送される「校正完了」信号(「CC」)を含む
信号をASIC40から受け取る。このCRRレジスタ
54は、遅延線チェーン60が実行した最も最近の校正
手順の結果を記憶するのに使用される。この結果は、ス
ライス・クロックの1周期全体におよぶ十分な時間遅延
を生成するのに要した遅延段数を表す。この結果は一般
に、好ましい実施例では15を最大値とする2進数の整
数として与えられる。これはすなわち、最大で15の遅
延段が遅延線チェーン60に提供されることを表す。こ
の2進数の変数名を「CR」とする。CR信号は、CR
Rレジスタ54から信号経路56を介してマイクロプロ
セッサ70に送られる。
【0034】図2に、遅延線チェーン60の第1の実施
例を示す。一連の遅延素子61,62,63,64(そ
の他の遅延素子は図示せず)は、複数入力マルチプレク
サ80に入力する出力を有する。画素の大きさが1/6
00インチ(すなわち600dpi)、スライスの大き
さが1/8画素のレーザ・プリンタを仮定すると、17
0MHzで動作するスライス・クロックの使用が適当と
なる。このようなプリンタは、24ページ/分(PP
M)の生成能力を有し、1つのスライスに要する時間は
5.8ナノ秒となる。市販ASICシリコンでは、処理
可能な最大クロック・スピードは約200MHzである
ので、クロック方式でスライスをさらに細分してグレイ
・レベル数を増やし、解像度を高めることは不可能であ
る。
【0035】その代わりにアナログ遅延線(図2の遅延
素子61,62,63,64)を使用して、信号L0,
L1,L2,L3,L15で示す遅延線の出力の1つ
を、複数入力マルチプレクサ80(本明細書では「マス
ターMUX」とも呼ぶ)に入力する。これらの出力L0
〜L15の1つが、マルチプレクサ80の出力に切り換
えられ、この出力信号は、信号経路108を介してフリ
ップフロップ100の非同期リセット入力に入力され
る。マスターMUX80の出力が論理状態1に駆動され
ると、フリップフロップ100の非同期リセットは、Q
出力を直ちに論理0に駆動する。これにより、フリップ
フロップ100が現在、論理パルス1を出力している場
合(レーザ・プリントヘッドがスライスを印刷すること
を表す)、非同期リセットによって、そのスライスは打
ち切られて、そのスライスの一部分のみがレーザ・プリ
ントヘッドによって実際に印刷される。
【0036】直列ビットマップ・データは、信号経路4
2のPI(Pulse In)入力から図2に達する。スライス
・クロックの周期の始めに、信号経路44のSCクロッ
ク信号が論理1に遷移し、フリップフロップ100はこ
れを受け取ると、フリップフロップのQ出力を論理状態
1に駆動し、それがD入力に現れる。スライス・クロッ
クのSCクロック信号の遷移とほぼ同時に起こるPI信
号の遷移は、SCクロックの次の周期まで、Q出力の遷
移を生じさせない。これは、SCクロック・パルスによ
ってフリップフロップ100がそのD入力を検査し、そ
のQ出力状態を変化させるまで、PI入力による遷移が
効力を発しない本来の伝搬遅延のためである。このよう
に、信号経路46のPO(Pulse Out)信号はPI信号
に直ちには追随せず、SCクロック1周期分、遅延す
る。
【0037】レーザ・プリントヘッド48が1つのスラ
イス全体を印刷すると仮定すると、「マスターMUX」
80は、信号経路108の出力を論理0にするように指
令し、これによってフリップフロップ100の出力をリ
セットしないようにする。これは、PO出力パルスを切
り捨てないようにする効果を有し、そのため、そのSC
クロック周期の間(すなわちそのスライス全体)、PO
出力パルスは論理1のままとなる。
【0038】市販シリコンASICで使用可能な遅延線
は、公称遅延時間の3〜4倍程度の時間遅延の可変性を
有するので、これらの装置を、再現性を有する信頼でき
る機構として動作させて、スライス・クロックの1周期
よりも高い解像度を得ることは実際的ではなかった。こ
れをそのままにしておけば、この制御のない可変性は、
全体プリンタの性能に悪影響を与えるであろう。例えば
エンド・ユーザが、ある画像のコピーを100部印刷す
るとした場合、最後のプリントアウトは、最初の印刷ペ
ージよりかなり暗いものとなる。これは、プリンタが暖
まるにつれて遅延線が遅くなり、これによって、遅延素
子を通って印刷される各画素にレーザがより長く照射さ
れるためである。冷えたシリコン中では電子がより高速
に移動するので、プリンタの温度が低いほど、所定の数
の遅延素子の効果は小さくなる。しかしこの例で、最後
のページを印刷するまでに、ASICのシリコンはかな
り暖まり、これによって遅延線はかなり遅くなる。最後
のページを印刷するときには、低速となった遅延線によ
って、レーザへのパルスの持続時間は延長され、そのた
めに、最後のページは最初のページよりも著しく暗く印
刷される。
【0039】本発明は、遅延線を定期的にリアル・タイ
ムで校正することによって、非同期回路の設計に一般に
関連するパルス幅の可変性の全てを実質的に排除し、前
述の問題を回避する。結果システムでは、画像制御ソフ
トウェアによって、一般的なオフィス温度環境下でレー
ザ・スポットの大きさを約1.2ナノ秒のインクリメン
トで成長させることができる。それぞれの遅延素子の大
きさを小さくし、チェーンの総素子数を増やすことによ
って、さらに高い精度を得ることもできる。
【0040】リアル・タイム校正を実施する能力は、
「校正動作モード」及び「印刷動作モード」を提供する
ことによって、図2の第1の実施例で実現される。印刷
動作モードは、信号経路90のCM信号が論理0に設定
されたときに、有効となる。この論理状態でCM信号
は、一連の2入力マルチプレクサ72,74,76,7
8の「選択」入力を論理0にセットし、これによって、
これらのそれぞれの「0」入力を「選択」する。この動
作状態では、「PTO」、「PT1」、「PT2」、並
びに「PT3」で示された信号が、これらのそれぞれの
マルチプレクサの「Y」出力に送られる。これによっ
て、変数PT0−PT3の論理状態は、信号経路82,
84,86,88を介してマスターMUX80の4つの
「選択」入力S0,S1,S2,S3に伝達される。こ
れらの4つのデジタル信号を使用して、マスターMUX
80の切換えに関して合計で16の異なる論理状態を選
択することができる。これによってマスターMUX80
は、合計16のその入力における可能性から選択を行う
ことができることになる。例えば特定のスライスを、2
遅延段に等しい時間遅延周期の後に切り捨てる場合、マ
スターMUX80は、信号経路L2からの入力を出力1
08に接続し、これによってパルスが、POデータ経路
46から、遅延段61、遅延段62、信号経路L2の入
力、マスターMUX80の出力を介して、最後に信号経
路108に伝達され、フリップフロップ100の非同期
リセットを作動させる。これが起こると、フリップフロ
ップ100のQ出力は論理1から論理0に直ちに遷移す
る。
【0041】1つないし複数の遅延段を選択したとき
に、どれだけの時間遅延が導入されるかを正確に知るこ
とが当然ながら重要となる。したがってこれによって、
それぞれの遅延段61から64中をパルスが伝わるのに
要する時間を校正することが重要である。図2から分か
るとおり、遅延段63と遅延段64の間には図中の3つ
の点で示したようにさらにいくつかの遅延段が配置され
る。図2に示した実施例では15の遅延段が提供されて
いる。しかしこれに関しては、本発明の原理から逸脱す
ることなく、遅延段の数をどんな長さにでも増やすこと
ができる。
【0042】遅延段61〜64を校正するためには、マ
イクロプロセッサ70がCM信号を論理1とする。これ
が実施されると、2入力マルチプレクサ72,74,7
6,78はそれぞれ、信号経路「CT0」、「CT
1」、「CT2」、並びに「CT3」にそれぞれ接続さ
れたそれぞれの「1」入力にそれぞれのY出力を接続す
る。同時に、ANDゲート106の入力の1つに論理1
信号が入力される。
【0043】変数CT0−CT3を全て論理0に設定し
て、マスターMUX80の選択入力(すなわち入力S0
〜S3)を全て論理0に設定することによって、遅延段
が選択されていない状態から校正手順が開始される。こ
の条件では、マスターMUX80はL0入力を選択し、
これをその出力に接続する。論理1パルスが信号経路4
2のPIに導入され、これによって、フリップフロップ
100が、スライス・クロックSC44の次の正遷移後
にそのQ出力を論理1に駆動させる。これが実施される
とQ出力は論理1に遷移し、これによって、マスターM
UX80のL0入力で正の遷移が生じる。これによって
最後に信号経路108が論理1に遷移し、このため、フ
リップフロップ100の非同期リセットが切り換わっ
て、そのQ出力が再び論理0に駆動される。一般的に言
って、スライス・クロックSC信号の周期が完全に終了
するまで、信号経路108の正遷移を生じさせないよう
な深刻な時間遅延が回路のどこかに生じない限り、この
手順は、図6に示したタイミング図によく似たものとな
る(ただし遷移358と360の間のパルス幅ははるか
に短い)。深刻な時間遅延が生じる場合には、これらの
条件でスライス・クロックをさらに細分することは不可
能であり、状況が修正されるまで、遅延線チェーンは使
用されないことが、この回路に直ちに明らかとなる。
【0044】図6について説明する。スライス・クロッ
クSC信号は、参照番号350に示す波形を有する。出
力パルス信号POは、参照番号352に示す波形を有す
る。時間軸上の番号356でSCクロックが正遷移して
からある時間が経過するまで、358での前縁の正遷移
が起こらないことが分かる。これは、フリップフロップ
100内の伝搬遅延による。図6で、PO信号は、2遅
延段の時間間隔の間、論理1状態を保ち、その後、参照
番号360で論理0に戻る。図6に示すように、この負
の遷移は、参照番号362の次のスライス・クロック周
期の始まりよりもずっと以前に起こる。このため、PO
信号は、時間軸の番号362の時点で起こる参照番号3
64で示したクリティカルな瞬間には論理0となってい
る。そのため、CC(「校正完了」)信号は、参照番号
354で示した波形に見られるように論理0を維持す
る。
【0045】校正モード中は、遅延時間が十分に累積し
て、スライス・クロック信号の周期を超えるまで、短い
時間の間に1遅延段ずつ増やして、各遅延段を連続して
検査することが好ましい。これに関して、この段階的選
択は、2進値00002から始まり、2進値11112
まで増分される信号CT0−CT3の制御下にある。図
7に、校正手順で9つの遅延段を検査する状況を示す。
この状況では、波形372のPO信号は、時間軸上の時
間標識376からわずかな伝搬遅延時間を経た378で
正遷移する。SCクロック波形は370である。9遅延
間隔後、PO信号は参照番号380で負遷移する。これ
は、SCクロック信号の次の正遷移の始まりである時間
標識382より前に起こる。したがって参照番号384
で示したクリティカルな時刻には、PO信号は論理0で
あり、CC信号は、波形374に示すように論理0のま
まである。
【0046】図8では最終的に、校正モードで選択した
遅延段の数が、累積時間遅延がSCクロックの1周期よ
り大きくなるのに十分な数となる。SCの波形を参照番
号400に、POの波形を番号402に示す。SC波形
は、時間標識406で正遷移し、その後408でPOの
波形が正遷移する。10段の遅延段が含まれると、波形
が番号410に達するまでPO信号は負遷移しない。S
Cクロックの第2の周期は時間標識412から始まるの
で、参照番号414で示したクリティカルな瞬間に達し
たときには、PO信号の論理状態は1のままである。こ
のことが起こるとORゲート104へのPO入力は、こ
の特定の校正手順中はじめて、論理1にセットされる。
ORゲート104の出力は、ANDゲート106の第2
の入力をハイレベルに駆動し、次いでANDゲート10
6はその出力を論理状態1に駆動する。時間標識412
でのSCクロック信号の第2の遷移(図8)の後、フリ
ップフロップ102はそのQ出力を論理状態1に駆動し
(SCの遷移の開始時414でのD入力が論理1である
ため)、この参照番号52の出力信号は、この特定の手
順での校正モードが完了したことを信号CCを介してマ
イクロプロセッサ70に知らせる。CC信号は、ORゲ
ート104にも戻されるため、CC信号は、それ自体を
ハイレベルにラッチし、図8に示すその波形404は、
PO信号が論理0になった後も論理状態1に維持され
る。
【0047】全ての遅延段が1つの校正手順に含めて
も、校正完了信号CCが論理1にならなかった場合に
は、マイクロプロセッサ70は、エラーが発生したこ
と、及び、この状況での印刷に遅延線チェーンを使用し
ようとしてはならないことを知る。エラーが発生しなか
ったと仮定すると、スライス・クロックSC信号の1周
期全体にわたる時間遅延を生み出すのに必要な遅延段数
に関係した数値がCRRレジスタ54に置かれる。
【0048】校正手順は、レーザ・プリンタ10が印刷
すべき各ページの始めに実施され、実際には印刷が実施
されない短い時間を有効に利用することが好ましい(少
しの間、用紙がレーザ・プリントヘッドに提示されない
ため)。校正手順は、極めて短時間に完了され、印刷エ
ンジン36の制御に係る他の多くのタスクを実施するマ
イクロプロセッサ70を不必要に拘束することがない。
校正手順は、かなり単純なソフトウェア・ルーチンを使
用して制御することができる。その一例を以下に示す。
【0049】校正モード入力をハイレベルにセットする 校正打切り選択を0に初期化する Do{ PIに試験パルスを送る 校正打切り選択の値を増分する if(校正打切り選択値>最大有効選択数) then 校正エラーを宣言する }while(CCが低) 校正値=校正打切り選択値−1
【0050】前記例では、SCクロックの1周期をカバ
ーするのに10段の遅延段が必要であった。この仮定を
使用して図5の波形を、画素クロックが1/600イン
チで、画素クロックの波形が参照番号300で示される
以下の例で論じる。対応するスライス・クロックを波形
302に示す。画素あたりのスライス数は8である。標
準的なスライス・ベースの解像度を有する従来のプリン
タでは、ビデオ出力を表す波形304(図2の変数PO
に等しい)において、グレイ・レベルは、50%トーン
密度にあたる4/8画素である。これはビデオ出力を、
306(画素クロック周期の始め)で正遷移させ、4ス
ライス後の308で負遷移させることによって実施され
る。
【0051】従来のプリンタの標準的な解像度を使用し
た次の可能なグレイ・レベルを、参照番号310で示し
た波形に示す。ビデオ出力は、5画素スライスの期間、
論理1となる。このビデオ出力の正遷移は312、負遷
移は314で起こり、グレイ・レベルは5/8画素、す
なわち約62.5%トーン密度となる。
【0052】改良された本発明の解像度を使用したビデ
オ出力を波形320に示す。このビデオ出力は、画素の
約58%のトーン密度を生成する。ビデオ出力は322
で正遷移、324で負遷移する。この負遷移は、スライ
ス・クロックの遷移に基づいて起こるのではなく、スラ
イスの中間で起こる。このスライス全体を印刷するので
あれば、この時間標識がブラケット326の終わりに達
するまで、負遷移は起こらないであろう。代わりに遅延
線チェーンを使用することによって、この1つのスライ
ス326に多くのシャットオフ時間が可能になることを
波形328に示す。遅延段10段が、スライス・クロッ
クの1周期に等しい場合、参照番号330〜340で示
したどの時間間隔でビデオ出力を負遷移させるようにも
命令することができる。
【0053】波形320の例では、画素の約58%のグ
レイ・レベルを生成させることが望ましい。これは、最
初の4つのスライス全体を論理1の値のときに印刷し、
次いで、スライス1つ分に当たる画素全体の12.5%
を印刷するのではなく、画素の8%分だけをさらに印刷
するように、5番目のスライス(参照番号326)を切
り捨てることで実施できる。これは、スライス326
を、6番目と7番目の遅延段の間のどこかで切り捨てな
ければならないことを意味し、この値を、切り上げるか
または切り捨てるかに応じて、スライスは、波形328
の参照番号336または337で切り捨てられる。
【0054】切り上げるか、または切り捨てるかの判断
は、補間、または本発明の原理に反しない他の方法によ
って実施することができることを理解されたい。さらに
精度をよくするには、スライス・クロック周期あたりの
遅延線の数を増やせばよい。これは、スライス・クロッ
クの周波数を低くするか、または遅延線チェーン60の
各遅延段が供給する遅延時間を短くすることによって実
施できる。
【0055】図3に、遅延線チェーンの第2の実施例を
示す。本発明ではこれを一般に、参照番号200で示
す。第2の実施例では各遅延段が、遅延線素子及び2入
力マルチプレクサを含む。これらのマルチプレクサの入
力の1つには、従来のプリンタでは通常、レーザ・プリ
ントヘッド48に直接に供給される直列パルス入力信号
が実質的に直接入力される。これらのマルチプレクサの
それぞれは、マイクロプロセッサ70からの一連の段階
選択信号によって個々に選択することもできる。これ
は、入力パルス(信号「PO」)が、遅延線チェーンの
第1の段61のみに供給され、各遅延段の出力が、16
入力マルチプレクサ(マスターMUX80)に供給され
る図2に示した第1の実施例とは全く異なる。さらに第
1の実施例では、マスターMUX80が、MUX「選
択」信号として働く4ビットの並列2進信号をさらに受
け取り、これによって、16入力のうちのどの入力を
も、マスターMUXの出力に切り換えることができた。
【0056】図3を再び参照する。PI入力42は、イ
ンバータ202に供給され、続いてANDゲート204
に供給される。ANDゲート204のもう一方の入力
は、パルス出力(PO)信号である。PO信号は、ある
条件下ではPI信号のミラーであるが、スライス・クロ
ック1周期分だけ遅れている。ANDゲート204の出
力はライン・バッファ206に供給される。このライン
・バッファは、回路200の遅延線チェーンに使用され
る異なる16個の2入力マルチプレクサ・チップのそれ
ぞれに出力を送る能力を有している。バッファ206
は、図3の一番上の遅延素子212にも出力を送る。こ
れは次いで、マルチプレクサ214の「0」入力に供給
される。
【0057】図3には4つの遅延段のみが示されている
が、この実施例は、3〜14の番号が付された遅延段
が、遅延段2及び15(それぞれ、参照番号220及び
230に対応する)に示したと同じように接続された合
計16個の遅延段を表すものであることを理解された
い。
【0058】遅延素子212及びマルチプレクサ214
は、参照番号210で示した「遅延段16」の一次素子
を構成する。この遅延段16を「遅延段1」と呼ばない
理由は後に明らかとなる。マルチプレクサ214は、バ
ッファ206の出力に直接に接続された「1」入力、及
びマイクロプロセッサ70を起源とする信号を出力「D
16」から伝達する遅延段選択線216に接続された
「選択」入力を有する。選択入力216の状態に基づい
て、マルチプレクサ214の出力「Y」は、0入力また
は1入力のいずれかに接続され、出力パルスが、出力
「Y」から信号経路218を介して、遅延段220
(「遅延段15」とも呼ぶ)の一部である次の遅延素子
222に伝達される。遅延素子212,222,23
2,242(及び図3に示さなかった他の遅延素子)の
各公称時間遅延が、1.2ナノ秒である場合、バッファ
206から出力されたパルスは、マルチプレクサ214
の1入力には直ちに達するが、マルチプレクサ214の
0入力に達するパルスは、遅延素子212があるために
これに比べて1.2ナノ秒だけ遅れることを理解された
い。
【0059】遅延チェーン200のその他の遅延段も同
様に機能する。すなわち、マルチプレクサの0入力に到
達するパルスは、対応する遅延素子によって遅延されて
おり、マルチプレクサの1入力に到達するパルスは、実
質的にバッファ206から出力された直後に到達する。
各マルチプレクサの選択入力(「S−入力」)は、当然
ながら、2つの入力のどちらをY出力に接続するかを決
定する。遅延段220では、マルチプレクサ224の選
択入力は、選択線226を介して出力D15から送られ
る。マルチプレクサ224の出力は、信号経路228を
介して次の遅延段14(図示せず)に送られる。この遅
延段14のマルチプレクサは、信号D14によって制御
される。この形態の回路構成が、遅延段230に達する
まで続く。遅延段230では、遅延段3(図示せず)の
出力が遅延素子232の入力に接続される。遅延段3の
マルチプレクサは出力D3によって制御される。
【0060】遅延段230(すなわち「遅延段2」)の
マルチプレクサ234は、信号経路236を介して出力
D2に接続された選択入力を有する。マルチプレクサ2
34の出力は、信号経路238を介して次の遅延素子2
42に伝達される。「最後」の遅延段240(すなわち
「遅延段1」)は、遅延素子242及びマルチプレクサ
244を含む。マルチプレクサ244は、信号経路24
6を介して出力D1に接続された選択入力を有し、その
出力は、信号経路248を介してフリップフロップ25
0に伝達される。
【0061】フリップフロップ250は、図2のフリッ
プフロップ100と同様の働きをする。フリップフロッ
プ250のD入力はPI信号線に直接に接続され、Q出
力は、レーザであるプリントヘッド48に信号経路46
を介して供給されるビデオ出力であるPO信号経路に直
接に接続される。フリップフロップ250はさらに、ク
ロック線44を介してSCクロックに接続された入力、
及びマルチプレクサの出力に接続された非同期リセット
入力を有する。ただしこの場合は、(信号経路108を
介して16入力マスターMUX80の出力に接続される
のではなく)2入力マルチプレクサ244の出力に接続
される。
【0062】遅延線チェーン200の校正を実行するた
めには、マイクロプロセッサ70からのCM出力が信号
経路90を介してANDゲート254に伝達される。同
時に、マルチプレクサ選択線D1〜D16のうちの1本
の論理状態が1に、それ以外の論理状態が0になる(こ
れらは全て、マイクロプロセッサ70によって制御され
る)。例えば、選択線D1が論理1にされた場合には、
マルチプレクサ244がその1入力をその出力Yに切り
換え、バッファ206のパルス出力が、マルチプレクサ
244のY出力に直接に送られる。これが実施されると
パルスは、マルチプレクサ244の伝搬遅延によって遅
延させられるだけで、ほとんど瞬時に信号経路248上
に置かれる。
【0063】図3に示した2入力マルチプレクサは、非
常に高速なものであること、すなわち入力と出力の間の
伝搬遅延が非常に小さいことが好ましい。ただし、マル
チプレクサ素子内の遅延は、校正結果に算入されるの
で、マルチプレクサの遅延はこの技術の精度に影響しな
いことを理解されたい。ただし、マルチプレクサによっ
て生じる遅延の量は、選択する遅延素子の大きさにかな
り影響する。この例では、最初にバッファ206からパ
ルスを放出させる入力パルスPIは、フリップフロップ
250のD入力にも送られる。信号経路248を介して
その非同期リセット入力に論理1パルスが供給されてい
るか否かに基づいて、フリップフロップ250のQ出力
は、スライス・クロックSCの次の正遷移後に論理0に
とどまるか、または論理状態が1に遷移する。この第1
の例では、遅延線チェーン200によって導入される時
間遅延は実質的にゼロなので、フリップフロップ250
のリセット入力は、ほとんど瞬時に論理状態が1にセッ
トされ、250のQ出力は、SCクロックの次の正遷移
よりかなり前に論理0にリセットされる(図6参照。た
だし、遷移358と360の間の遅延時間はこの図より
もかなり短くなる)。
【0064】次に校正手順は、「次」の遅延線レベルに
増分され、出力D2の論理状態が1にされ、出力D1の
論理状態が0に戻される。これによってバッファ206
の出力が、マルチプレクサ234内でY出力に切り換え
られ、ほとんど瞬時にパルスが信号経路238上に現れ
る。このパルスは次いで、遅延素子242によって遅延
され、マルチプレクサ244がこの信号をその0入力を
介してY出力に転送する。さらにこの信号は、信号経路
248を介してフリップフロップ250の非同期リセッ
トに送られる。この校正手順で出力D2を選択すること
によって、遅延段1で1段分の時間遅延が導入されたこ
とが分かる。
【0065】校正手順は、直列遅延段によって提供され
た累積遅延周期が、SCクロック・パルスの1周期を十
分に超える時間間隔となるまで、選択線をD1からD1
6まで増分し続ける。これが実施されると、SCクロッ
ク44の第2の正遷移後もフリップフロップ250の非
同期リセット入力は論理1を維持する。この状況で、フ
リップフロップ250の出力Qは急に論理1に遷移す
る。これが実施されると、ORゲート252の出力が、
論理1をANDゲート254に送り、ANDゲートの出
力が論理1に遷移して、フリップフロップ256のD入
力が論理1に駆動される。SCクロックの正遷移の後、
フリップフロップ256のQ出力が、信号経路52で論
理状態1に遷移する。このQ出力は、校正手順が完了し
たことをマイクロプロセッサ70に知らせる変数CCを
表すものである。このCC信号は、ORゲート252の
入力にもフィードバックされ、校正モードが終了するま
でフリップフロップ256のQ出力を論理値1にラッチ
する。校正手順の結果はまた、マイクロプロセッサ70
の将来の参照に備えて、CRRレジスタ(図1の54参
照)に記憶される。
【0066】印刷動作の間、選択線D1〜D16のうち
の適当な1本の選択線が論理状態1にセットされ、その
他の選択線は全て、論理状態0にセットされる。例え
ば、スライスの特定の部分を印刷するのに1段の遅延段
のみが必要である場合のように、非常に短い遅延が必要
な場合は、D2線が論理1にセットされる。その結果形
成されるパルス経路を図4に示す。パルスは、バッファ
206を出て、マルチプレクサ234の1入力を通って
そのY出力に伝わり、次いで信号経路238を介して遅
延素子242に達する。このパルスは、適当な遅延時間
の後、マルチプレクサ244の0入力に達し、次いで非
常に短い時間間隔の後、その出力Yに達し、データ経路
248を介してフリップフロップ250を非同期的にリ
セットする。
【0067】信号D3〜D16の論理状態は、図4に示
した例に何ら差異を与えないことを理解されたい。マル
チプレクサ234のY出力は、0−入力ではなく1−入
力に切り換えられているため、マルチプレクサ・チップ
214及び224と、遅延線チェーン200とに含まれ
る図4に示されていないその他のマルチプレクサの切換
え状態の如何に関わらず、マルチプレクサ234の状態
はこれらの影響を受けない。したがって、遅延素子23
2の出力の状態に関わらず、信号経路248上の出力
は、単一の遅延素子(すなわち遅延素子242)によっ
て遅延される。
【0068】図3の選択線D1〜D16は、マスターM
UX80の切換え動作を指示する図1の「CT」信号及
び「PT」信号と実質的に同じ機能を実行することを理
解されたい。
【0069】図3に示した第2の実施例が、図2の第1
の実施例より優れている主な点は、比較的「高速」な2
入力マルチプレクサを使用することによって、非常に短
い遅延間隔を得ることができることである。図2に示し
たマスターMUX80では、マルチプレクサ集積回路内
をパルスが伝わるのにはるかに多くの回路を通過し、特
に16の異なる入力を切り換える性能を有するために、
その応答は比較的遅い。16を超える数の遅延素子を、
図2にしたがって接続されたマルチプレクサが切り換え
る場合には、状況はさらに悪化するであろう。
【0070】図3の回路では、図4に示したように信号
を切り換えるだけで、遅延時間の非常に短いパルスを生
成することができるため、使用する遅延段の数の多少で
差異は生じない。より長い時間遅延のパルスを得るため
には(すなわち1つのスライスをより大きな割合で印刷
するためには)、マイクロプロセッサ70が、他の遅延
段選択線のうちの1本を選択し、最後のマルチプレクサ
244がパルスを放出するまでに、より多くの遅延素子
を直列に連結すればよい。
【0071】アナログ遅延線をスライス・クロック・パ
ルスをさらに細分するのに使用して、所望の時間遅延を
達成し、これを校正するのに、本発明の原理から逸脱せ
ずにその他の回路構成を容易に実施することができるこ
とを理解されたい。例えば、2、3の信号の場所を変え
ることによって、スライスの追加部分を、完全なスライ
スの直後ではなくそのスライスの直前に追加するように
してもよい。一例では、図2において、フリップフロッ
プ100が、マスターMUX80の出力パルスを、(図
2に示すように)「リセット」入力で受け取る代わり
に、フリップフロップの「セット」入力で受け取るよう
にすることもできる。本発明の原理を達成するために
は、この入力が、非同期セット入力である必要がある。
さらに、遅延線チェーンへのL0入力信号が、46のP
O信号ではなく、42のPI信号である必要がある。こ
のシナリオでは、遅延段数を選択する論理も逆転する。
同じ種類の回路変更を、図3に示した第2の実施例に容
易に適用することができる。
【0072】本発明の好ましい実施例の以上の記述は、
例示及び説明の目的で示したものであって、本発明を網
羅すること、または開示の精密な形態に本発明を限定す
ることを意図したものではない。以上の教示を考慮して
明らかな修正または変形が可能である。本実施例は、本
発明の原理及びその実際の適用を最もよく例示し、これ
によって当業者が、企図された特定の使用に適したさま
ざまな実施例及びさまざまな修正に本発明を利用できる
ように、選択され、記述されたものである。本発明の範
囲は、本明細書に添付の請求の範囲によって画定される
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の原理に基づいて構築されたレ
ーザ・プリンタに使用される主要な構成要素のハードウ
ェア・ブロック図である。
【図2】図2は、スライス・クロックの遷移とは一致し
ない瞬間に図1のプリンタのレーザ・プリントヘッドに
供給された出力パルスを、さらに分割するのに使用する
遅延線チェーンと複数入力マルチプレクサの組合わせの
第1の実施例に使用される電子回路の部分概略ブロック
図である。
【図3】図3は、スライス・クロックの遷移とは一致し
ない瞬間に図1のプリンタのレーザ・プリントヘッドに
供給された出力パルスをさらに分割するのに使用する遅
延線チェーン及び一連の2入力マルチプレクサの第2の
実施例に使用される電子回路の部分概略ブロック図であ
る。
【図4】図4は、早い時期に打ち切られたスライスの具
体的な例におけるパルスの正確な伝達経路を示す図3に
開示した電子回路の部分概略ブロック図である。
【図5】図5は、画素クロック、スライス・クロック、
並びに、標準的な解像度のプリンタ及び図1に示した高
解像度のプリンタのビデオ出力波形を示すタイミング図
である。
【図6】図6は、図1のプリンタの校正モードに使用さ
れる適当な信号であって、遅延線チェーンが2素子分の
遅延のみを供給する信号のタイミング図である。
【図7】図7は、図1のプリンタの校正モードに使用さ
れる適当な信号であって、遅延線チェーンが、全体のス
ライス・クロック周期よりもわずかに短い時間遅延を供
給する9素子分の遅延のみを供給する信号のタイミング
図である。
【図8】図8は、図1のプリンタの校正モードに使用さ
れる適当な信号であって、遅延線チェーンが、最終的
に、スライス・クロックの1周期全体を十分に横断する
時間遅延を供給する10素子分の遅延を供給する信号の
タイミング図である。
【符号の説明】
10 レーザ・プリンタ 40 ASIC(特定用途向け集積回路) 41 画像処理回路 48 レーザ・プリントヘッド 54 校正結果レジスタ(CRR) 60,200 遅延線チェーン 61,62,63,64 遅延素子(遅延段) 72,74,76,78,214,224,234,2
44 2入力マルチプレクサ 80 複数入力マルチプレクサ(マスターMUX) 100,102,250,256 フリップフロップ 206 バッファ 210,220,230,240 遅延段 212,222,232,242 遅延素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トーマス・キャンベル・ウェイド アメリカ合衆国 40504 ケンタッキー、 レキシントン、コロニアル・ドライブ 1261

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを記憶する記憶回路、画像出
    力装置への画像データの伝達を同期させるシステム・ク
    ロック、並びに、システム・クロックに基づく間隔以外
    の間隔で論理状態遷移を起こさせる遅延線回路を有する
    コンピュータ・システムにおいて、(a)選出回路に接
    続された出力をそれぞれが有する複数の直列遅延線素子
    の少なくとも1つに電気信号を送る最初の段階と、
    (b)前記選出回路にシステム・クロック信号を供給す
    る段階と、(c)前記システム・クロック信号の1周期
    の終わりに達したときに、前記複数の直列遅延線素子の
    うちいくつの素子が1回の論理遷移に含まれたかを判定
    し、{1システム・クロック・サイクルあたりの遅延線
    素子数}に等しい数値を有する「連続階調変数」を生成
    する段階と、(d)前記連続階調変数を使用して、前記
    システム・クロックの遷移とは異なるタイミングで論理
    状態遷移する少なくとも1つの「密度信号」を生成する
    段階と、を含むことからなる遅延線回路の校正方法。
  2. 【請求項2】 前記選出回路が、前記遅延線素子のそれ
    ぞれから前記出力を受け取る複数入力マルチプレクサに
    伝達される少なくとも1つの打切り選択信号を生成し、
    前記複数入力マルチプレクサの出力が、前記画像出力装
    置に伝達される直列化された信号を出力する非同期にリ
    セット可能なフリップフロップに伝達される、請求項1
    に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記直列遅延線素子のうちいくつの素子
    が1回の論理遷移に含まれたかを判定する段階が、校正
    モードを含み、前記打切り選択信号が、校正手順中に、
    前記複数入力マルチプレクサのどの1つの入力を、前記
    複数入力マルチプレクサの出力に接続するかを選択する
    校正打切り選択信号を含み、前記校正打切り選択信号
    が、最初に、前記入力のうちの第1の入力を選択し、次
    いで、この特定の校正手順の前記連続階調変数が決定す
    るまで前記入力の全てについて増分する、請求項2に記
    載の方法。
  4. 【請求項4】 前記校正モードに続く通常の出力モード
    をさらに含み、前記打切り選択信号が、前記出力モード
    中に、前記複数入力マルチプレクサのどの1つの入力を
    前記複数入力マルチプレクサの出力に接続するかを選択
    する出力打切り選択信号を含み、前記密度信号が、前記
    複数入力マルチプレクサの選択された1つの入力に対応
    する、請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記選出回路が、複数の遅延段に伝達さ
    れる少なくとも1つの段選択信号を生成し、それぞれの
    遅延段が、前記遅延線素子の1つ及び2入力マルチプレ
    クサを含み、次のそれぞれの遅延段の遅延線素子が、前
    段の2入力マルチプレクサの出力に連絡した入力を有
    し、前記2入力マルチプレクサのそれぞれが、前記少な
    くとも1つの段選択信号と連絡した選択入力を有するこ
    とと、前記複数の遅延段の最終段の2入力マルチプレク
    サが、前記画像出力装置に伝達される直列化された信号
    を出力する非同期にリセット可能なフリップフロップに
    出力を送る、請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 直列遅延線素子のうちいくつの素子が1
    回の論理遷移に含まれたかを判定する段階が校正モード
    を含み、前記段選択信号が、前記2入力マルチプレクサ
    のうちのどのマルチプレクサが、遅延入力または非遅延
    入力をその出力に切り換えるかを決定する複数のコマン
    ド信号経路を有し、校正手順中に、前記段選択信号が最
    初に、最初の前記遅延入力及び非遅延入力を選択し、次
    いで、この特定の校正手順の前記連続階調が決定される
    まで、前記遅延入力及び非遅延入力の全てについて増分
    する、請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記校正モードに続く通常の出力モード
    をさらに含み、前記段選択信号が、前記出力モード中
    に、前記2入力マルチプレクサのうちのどのマルチプレ
    クサが、遅延入力または非遅延入力をその出力に切り換
    えるかを決定し、前記密度信号が、前記遅延入力及び非
    遅延入力のうち選択された入力に対応する、請求項6に
    記載の方法。
  8. 【請求項8】 画像データを記憶する記憶回路、印刷エ
    ンジンへの画像データの伝達を同期させるシステム・ク
    ロック、並びに、システム・クロックに基づく間隔以外
    の間隔で論理状態遷移を起こさせる遅延線回線を有する
    コンピュータ・システムにおいて、印刷エンジンによっ
    て画像データの連続階調を生成する方法であって、
    (a)(i)選出回路に接続された出力をそれぞれが有
    する複数の直列遅延線素子の少なくとも1つに電気信号
    を送る最初の段階と、 (ii)前記選出回路にシステム・クロック信号を供給
    する段階と、 (iii)前記システム・クロック信号の1周期の終わ
    りに達したときに、前記複数の直列遅延線素子のうちい
    くつの素子が1回の論理遷移に含まれたかを判定し、
    {1システム・クロック・サイクルあたりの遅延線素子
    数}に等しい数値を有する「連続階調変数」を生成する
    段階と、 (iv)前記連続階調変数を使用して、前記システム・
    クロックの遷移とは異なるタイミングで論理状態遷移す
    る少なくとも1つの「密度信号」を生成する段階と、 を含む、定期的に遅延線路回線を校正する段階と、
    (b)少なくとも1画素の画像データを前記記憶回路か
    ら取り出し、その望ましい連続階調値を決定する段階
    と、(c)前記画素の望ましい連続階調値を前記連続階
    調変数の現在の値と比較し、前記画素の望ましい連続階
    調値にほぼ等しい適当な「密度信号」を選択する段階
    と、(d)前記画素の望ましい連続階調値にほぼ等しい
    物理ドットを出力するために、前記適当な密度信号を前
    記印刷エンジンに伝達する段階と、を含むことから成る
    方法。
  9. 【請求項9】 前記選出回路が、前記遅延線素子のそれ
    ぞれから前記出力を受け取る複数入力マルチプレクサに
    伝達される少なくとも1つの打切り選択信号を生成し、
    前記複数入力マルチプレクサの出力が、前記印刷エンジ
    ンに伝達される直列化された信号を出力する非同期的に
    リセット可能なフリップフロップに伝達される、請求項
    8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記直列遅延線素子のうちいくつの素
    子が1回の論理遷移に含まれたかを判定する段階が校正
    モードを含み、前記打切り選択信号が、校正手順中に、
    前記複数入力マルチプレクサのどの1つの入力を、前記
    複数入力マルチプレクサの出力に接続するかを選択する
    校正打切り選択信号を含み、前記校正打切り選択信号
    が、最初に、前記入力のうちの第1の入力を選択し、次
    いで、この特定の校正手順の前記連続階調変数が決定す
    るまで前記入力の全てについて増分する、請求項9に記
    載の方法。
  11. 【請求項11】 前記校正モードに続く通常の印刷モー
    ドをさらに含み、前記打切り選択信号が、前記印刷モー
    ド中に、前記複数入力マルチプレクサのどの1つの入力
    を前記複数入力マルチプレクサの出力に接続するかを選
    択する印刷打切り選択信号を含み、前記密度信号が、前
    記複数入力マルチプレクサの選択された1つの入力に対
    応する、請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記選出回路が、複数の遅延段に伝達
    される少なくとも1つの段選択信号を生成し、それぞれ
    の遅延段が、前記遅延線素子の1つ及び2入力マルチプ
    レクサを含み、次のそれぞれの遅延段の遅延線素子が、
    前の段の2入力マルチプレクサの出力に連絡した入力を
    有し、前記2入力マルチプレクサのそれぞれが、前記少
    なくとも1つの段選択信号と連絡した選択入力を有し、
    前記複数の遅延段の最終段が、その2入力マルチプレク
    サから、前記印刷エンジンに伝達される直列化された信
    号を出力する非同期にリセット可能なフリップフロップ
    に出力を送る、請求項8に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記直列遅延線素子のうちいくつの素
    子が1回の論理遷移に含まれたかを判定する段階が校正
    モードを含み、前記段選択信号が、前記2入力マルチプ
    レクサのうちのどのマルチプレクサが、遅延入力または
    非遅延入力を出力に切り換えるかを決定する複数のコマ
    ンド信号経路を有し、校正手順中に、前記段選択信号が
    最初に、最初の前記遅延入力及び非遅延入力を選択し、
    次いで、この特定の校正手順の前記連続階調が決定され
    るまで、前記遅延入力及び非遅延入力の全てについて増
    分する、請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記校正モードに続く通常の印刷モー
    ドをさらに含み、前記段選択信号が、前記印刷モード中
    に、前記2入力マルチプレクサのうちのどのマルチプレ
    クサが、遅延入力または非遅延入力をその出力に切り換
    えるかを決定し、前記密度信号が、前記遅延入力及び非
    遅延入力のうち選択された入力に対応する、請求項13
    に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記システム・クロックが、画素クロ
    ックを細分するスライス・クロックであって、前記密度
    信号の論理状態遷移が、前記スライス・クロックの論理
    状態遷移間に起こる、請求項8に記載の方法。
  16. 【請求項16】 処理回路、画像データを記憶する記憶
    回路、並びに、印刷エンジンを有するレーザ・プリンタ
    において、(a)選出回路にそれぞれが連絡した複数の
    直列遅延線素子を含む印刷エンジンと、(b)前記選出
    回路に連絡し、前記印刷エンジンへの画像データの伝達
    を同期させるのに使用するシステム・クロックと、
    (c)前記システム・クロック信号の1周期の終わりに
    達したときに、前記複数の直列遅延線素子のうちいくつ
    の素子が1回の論理遷移に含まれたかを判定し、{1シ
    ステム・クロック・サイクルあたりの遅延線素子数}に
    等しい数値を有する「連続階調変数」を生成することに
    よって、前記遅延線素子を校正するように構成された処
    理回路とを含み、(d)前記処理回路がさらに、前記連
    続階調変数を使用して、前記システム・クロックの遷移
    とは異なるタイミングで論理状態遷移する少なくとも1
    つの「密度信号」を生成するように構成されていること
    と、を備えるレーザ・プリンタ。
  17. 【請求項17】 前記処理回路がさらに、少なくとも1
    画素の画像データを前記記憶回路から取り出し、その望
    ましい連続階調値を決定し、前記画素の望ましい連続階
    調値を前記連続階調変数の現在の値と比較し、前記画素
    の望ましい連続階調値にほぼ等しい適当な「密度信号」
    を選択し、前記画素の望ましい連続階調値に近い物理ド
    ットを出力するために、前記適当な密度信号を前記印刷
    エンジンに伝達するように構成されている、請求項16
    に記載のレーザ・プリンタ。
  18. 【請求項18】 前記選出回路が、前記遅延線素子のそ
    れぞれから前記出力を受け取る複数入力マルチプレクサ
    に伝達される少なくとも1つの打切り選択信号を生成
    し、前記複数入力マルチプレクサの出力が、前記印刷エ
    ンジンに伝達される直列化された信号を出力する非同期
    にリセット可能なフリップフロップに伝達される、請求
    項16に記載のレーザ・プリンタ。
  19. 【請求項19】 遅延線素子の前記校正が、校正モード
    を含み、前記打切り選択信号が、校正手順中に、前記複
    数入力マルチプレクサのどの1つの入力を、前記複数入
    力マルチプレクサの出力に接続するかを選択する校正打
    切り選択信号を含み、前記校正打切り選択信号が、最初
    に、前記入力のうちの第1の入力を選択し、次いで、こ
    の特定の校正手順の前記連続階調変数が決定するまで前
    記入力の全てについて増分する、請求項18に記載のレ
    ーザ・プリンタ。
  20. 【請求項20】 前記校正モードに続く通常の出力モー
    ドをさらに含み、前記打切り選択信号が、前記印刷モー
    ド中に、前記複数入力マルチプレクサのどの1つの入力
    を前記複数入力マルチプレクサの出力に接続するかを選
    択する印刷打切り選択信号を含み、前記密度信号が、前
    記複数入力マルチプレクサの選択された1つの入力に対
    応する、請求項19に記載のレーザ・プリンタ。
  21. 【請求項21】 前記選出回路が、複数の遅延段に伝達
    される少なくとも1つの段選択信号を生成し、それぞれ
    の遅延段が、前記遅延線素子の1つ及び2入力マルチプ
    レクサを含み、次のそれぞれの遅延段の遅延線素子が、
    前の段の2入力マルチプレクサの出力に連絡した入力を
    有し、前記2入力マルチプレクサのそれぞれが、前記少
    なくとも1つの段選択信号と連絡した選択入力を有する
    ことと、前記複数の遅延段の最終段の2入力マルチプレ
    クサが、前記印刷エンジンに伝達される直列化された信
    号を出力する非同期にリセット可能なフリップフロップ
    に出力を送る、請求項16に記載のレーザ・プリンタ。
  22. 【請求項22】 遅延線素子の前記校正が、校正モード
    を含み、前記段選択信号が、前記2入力マルチプレクサ
    のうちのどのマルチプレクサが、遅延入力または非遅延
    入力をその出力に切り換えるかを決定する複数のコマン
    ド信号経路を有し、校正手順中に、前記段選択信号が最
    初に、最初の前記遅延入力及び非遅延入力を選択し、次
    いで、この特定の校正手順の前記連続階調が決定される
    まで、前記遅延入力及び非遅延入力の全てについて増分
    する、請求項21に記載のレーザ・プリンタ。
  23. 【請求項23】 前記校正モードに続く通常の印刷モー
    ドをさらに含み、前記段選択信号が、前記印刷モード中
    に、前記2入力マルチプレクサのうちのどのマルチプレ
    クサが、遅延入力または非遅延入力をその出力に切り換
    えるかを決定し、前記密度信号が、前記遅延入力及び非
    遅延入力のうち選択された入力に対応する、請求項21
    に記載のレーザ・プリンタ。
  24. 【請求項24】 前記システム・クロックが、画素クロ
    ックを細分するスライス・クロックであって、前記密度
    信号の論理状態遷移が、前記スライス・クロックの論理
    状態遷移間に起こる、請求項16に記載のレーザ・プリ
    ンタ。
  25. 【請求項25】 前記遅延線素子が全て、前記印刷エン
    ジンの一部としてASICに含まれる、請求項16に記
    載のレーザ・プリンタ。
JP10167645A 1997-05-09 1998-05-11 連続色調印刷のグレイ・レベルを作り出すための遅延線を校正するための方法及び装置 Withdrawn JPH11112807A (ja)

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