JP2617469B2 - 画像領域識別装置 - Google Patents

画像領域識別装置

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JP2617469B2 JP62113793A JP11379387A JP2617469B2 JP 2617469 B2 JP2617469 B2 JP 2617469B2 JP 62113793 A JP62113793 A JP 62113793A JP 11379387 A JP11379387 A JP 11379387A JP 2617469 B2 JP2617469 B2 JP 2617469B2
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/40062Discrimination between different image types, e.g. two-tone, continuous tone

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本発明は、入力画像の各領域が網点処理されたものか
否かを自動的に識別する画像領域識別装置に関し、例え
ば、デジタル複写機に利用される。
[従来の技術] 例えば、デジタル複写装置においては、CCD(チャー
ジ・カップルド・デバイス)イメージセンサ等を用いて
原稿像を微小領域、即ち画素毎に読み取り、イメージセ
ンサの出力に得られるアナログ電気信号をA/D(アナロ
グ/デジタル)変換し、得られるデジタル信号に各種処
理を施した後、その信号を記録装置に与えてコピー画像
を得ている。
ところで、この種の装置に用いられる記録装置では、
各記録画素毎に濃度レベルを変えるのが難しいため、記
録/非記録の二値的な記録を行なうのが一般的である。
しかしながら、原稿には写真等の中間調画像も含まれる
ことがあるので、中間調画像を再現する必要がある。二
値化記録を行なう記録装置を用いて中間表現を行う方法
としては、従来よりディザ法,濃度パターン法,サブマ
トリクス法等々が提案されており、これらの方法を用い
れば、中間調画像を再現できる。
ところが、中間調処理を行なう場合、原稿像濃度が写
真のようにゆるやかに変化する場合には比較的好ましい
コピー像が得られるが、原稿像濃度が文字のように二値
的に変化する場合には、コピー像の輪郭がぼけて文字が
読みづらくなったり、原稿地肌の汚れがコピー像に現わ
れたりして、コピー品質が著しく低下する。
文字等の原稿像に対しては、中間調処理を行なわず
に、単純な二値処理を行なえば、好ましいコピーが得ら
れる。従って、中間調処理の有無を指定するスイッチを
設ければ、原稿の種別に応じたオペレータの判断によっ
て、好ましいコピーモードが選択できる。
ところが、例えばパンフレットのように、1つの原稿
中に、写真のような中間調画像と文字のような二値化我
画像とが混在する場合もかなりある。このような場合、
二値モードを選択すれば写真の品質が低下すると、中間
調モードを選択すれば文字の品質が低下する。
ところで、この種のデジタル複写装置においてはもう
1つの不都合がある。即ち、ラインセンサ等を用いて画
像を小さな画素単位で読取る場合、原稿上の濃度変化に
周期性があると、その周期(ピッチ)と画像読取センサ
の配列ピッチ(サンプリング周期)との干渉によって、
記録画像上にモアレが生ずることがある。例えば、原稿
において網点印刷が行なわれている場合、その画像上の
濃度変化には周期性があるので、この濃度変化の周期と
読取センサのサンプリング周期との干渉によってモアレ
が生ずる。
例えば、画像読取センサの分解能が16画素/mmの場合
であれば、その分解能に近い密度を網点印刷、即ち133
線(約10.5画素/mm)〜200線(約16画素/mm)の範囲の
密度の場合に、読取信号にモアレが発生し易い。勿論、
他の密度の場合でもモアレが発生するが、前記密度の場
合に特に発生が著しく、それによる信号の変動幅が大き
い。
網点印刷自体は、一種の擬似中間調表現であり、画素
単位の濃度変化は1/0(記録/非記録)の二値的なもの
である。網点印刷においては、網点のピッチの変化や網
点の大きさの変化によって画素集合の全体を見た場合の
平均濃度を多段に変化させ、これによって中間調濃度を
表現している。従って、モアレの問題を考えなければ、
網点印刷の原稿像をコピーする場合には、信号を二値的
に処理することにより、記録画像に網点画像を再現し、
好ましいコピーを行なうことができる。しかし実際に
は、特定の密度で網点印刷された原稿像に対しては、上
述のようにモアレが発生するため、著しくコピー品質が
低下する。
一方、画像読取信号を中間調処理して二値信号に変換
する場合、処理の過程で、複数画素の濃度の平均化,し
きい値レベルの変更等々を行なうため、結果的にコピー
画像にモアレが発生しないか、又は影響が小さくなる。
この場合、コピー画像の濃度は網点によって擬似中間調
表現されるが、コピー上の網点は原稿上の網点を直接再
現したものではなく、複写機特有の中間調処理によって
生成される網点である。
従って、網点印刷された画像あるいはデジタル複写機
によって網点処理でコピーされた画像が原稿である場合
には、画素単位では二値化記録であるが、中間調処理を
行なう複写モードを選択する方が好ましい。
[発明の目的] 本発明は、画像の種別に応じた好ましい処理を行なう
ために、原稿上の各々領域について、中間調画像か二値
化画像かを自動的に判別し、特に、画像が網点か否かを
正確に自動識別することを目的とする。
[発明の構成] 上記目的を達成するため、本発明においては、入力画
像情報の二次元配列パターンを予め定めたパターンと比
較して、記録ドット及び非記録ドットの検出を行ない、
その検出結果に基づいて、入力画像情報が網点パターン
か否かを識別する。網点処理された画像においては、記
録ドット(例えば、黒画素)と非記録ドット(例えば白
画素)とが所定のピッチ及び間隔で交互に繰り返し配列
されている。従ってある位置に存在する記録画素とその
周囲に存在する非記録画素とが所定の配列パターンであ
る状態、又はある位置に存在する非記録画素とその周囲
に存在する記録画素とが所定の配列パターンである状態
が繰り返し現われる場合には、その画素が網点処理され
たものとみなしうる。
つまり、注目画素を順次に移動し、各々の注目画素に
ついて、それとその周囲の画素とでなる二次元領域の画
像情報を、予め定めた記録ドット検出パターン及び非記
録ドット検出パターンと比較することにより、入力画像
が網点パターンか否かを識別しうる。
しかしながら、網点処理された画像をイメージスキャ
ナで実際に読み取ると、画像の濃度に応じて、読み取ら
れた信号の画像パターンが大きく変わり、網点の識別に
誤りを生じることが多い。即ち、網点印刷においては、
濃度を、所定小領域内の網点状記録ドットの面積の大小
で表現しているので、画像濃度が変わると、網点の形状
が大きく変わる。特に、網点濃度が50%の近傍にある
と、網点を構成する記録ドット(例えば黒画素)又は非
記録ドット(例えば白画素)が隣り同志つながって連続
的になることがあるので、このような場合には、黒ドッ
トと白ドットのいずれも検出できないことが多い。
画像情報を記録画素レベルと非記録画素レベルとに二
値化する際のしきい値レベルを調整すると、網点濃度が
50%の場合の識別エラーを減少できる。しかしその場
合、網点濃度が50%より高い場合又は低い場合に識別エ
ラーが増加する。
そこで、本発明においては、少なくとも2種類のしき
い値を設定し、記録ドットを検出する回路と非記録ドッ
トを検出する回路とで、互いに異なるしきい値で二値化
された画像情報を参照し、記録ドットの検出結果と非記
録ドットの検出結果の両者に基づいて網点パターンを識
別する。
網点画像の場合、イメージスキャナで読取られた信号
は、一般に第14図に示すようになる。これをみると、信
号の山の高さ,谷の深さ及びデューティが、濃度に応じ
て変化しているのが分かる。ここで、濃度レベルが50%
の信号に着目すると、画像の位置によって、信号の山の
高さ及び谷の深さが変化しているのが分かる。
濃度50%の信号をしきい値TH1で二値化する場合、最
初の部分Paでは、山がTH1より大きく谷がTH1より小さい
ので、二値化された信号には、山が記録画素、谷が非記
録画素として現われ、後の部分Pbでは、山と谷のいずれ
もTH1より大きいので、二値化された信号には、非記録
画素は現われない。即ちTH1で二値化すると、最初の部
分Paでは記録画素と非記録画素の配列パターンから網点
(記録ドット)を検出可能であるが、後の部分Pbからは
網点が検出できない。またこの信号をしきい値TH2で二
値化する場合、最初の部分Paでは、山と谷のいずれもTH
2より小さいので、二値化された信号には記録画素が現
われず、後の部分Pbでは、山がTH2より大きく、谷がTH1
より小さいので、二値化された信号に、山が記録画素、
谷が非記録画素として現われる。従って、TH2で二値化
すると、最初の部分Paからは網点を検出できないが、後
の部分Pbでは、記録画素と非記録画素との配列パターン
から、網点(非記録ドット)を検出しうる。つまり、記
録ドットで構成される網点を検出する場合にしきい値TH
1を利用し、非記録ドットで構成される網点を検出する
場合にしきい値TH2を利用すれば、濃度が50%の網点画
像であっても、記録ドットと非記録ドットのいずれか一
方の網点は検出される。濃度が20%のように低い場合に
は、しきい値TH1により、記録ドットの網点が検出され
るし、濃度が80%のように高い場合には、しきい値TH2
により、非記録ドットの網点が検出される。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の、図面を参照し
た実施例説明により明らかになろう。
[実施例] 第2図に、本発明を実施する一形式のデジタル複写機
の構成を示す。第2図を参照すると、この複写機は、装
置上方に配置されたスキャナ1と装置下方に配置された
プリンタ2で構成されている。
26が、原稿を載置するコンタクトガラスである。スキ
ャナ1は、コンタクトガラス26上に載置される原稿の像
を走査しながら読み取る。副走査は機械的であり、電気
モータMTの駆動によって、スキャナに備わったキャリッ
ジが第2図の右左方向に移動する。原稿からの反射光
が、各種ミラー及びレンズを介して、固定された像読取
センサ10に結像される。像読取センサ10は、CCDライン
センサであり、第2図においては紙面に垂直な方向に、
5000個の読取セルが1列に配列されている。この例で
は、コピー倍率が1.0の時に、原稿像の1mmあたり16画素
の分解能になる。種走査は、この像読取センサ10の内部
に備わるCCDシフトレジスタによって電気的に行なわれ
る。主走査の方向は、読取セルの配列方向、即ち第2図
においては紙面に垂直な方向である。
原稿像をスキャナ1で読取って得られる信号は、各種
処理を施された後、プリンタ2に送られる。
プリンタ2では、その信号に応じて二値的に記録を行
なう。
プリンタ2には、レーザ書込ユニット25,感光体ドラ
ム3,帯電チャージャ24,現像機12,転写チャージャ14,分
離チャージャ15,定着器23等々が備わっている。このプ
リンタ2は、従来より知られている一般のレーザプリン
タと比べて格別に異なる部分はないので、動作だけ簡単
に説明する。
感光体ドラム3は、第2図においては時計方向に回転
する。そしてその表面が、帯電チャージャ24の付勢によ
って一様に高電位に帯電する。この帯電した面に、記録
する画像に応じた二値信号によって変調されたレーザ光
が照射される。レーザ光は、機械的な走査によって、感
光体ドラム3上を主走査方向に繰り返し走査する。感光
体ドラム3の帯電した面は、レーザ光の照射を受けると
電位が変化する。従って、レーザ光の変化、即ち記録す
る像に応じた電位分布が、感光体ドラム3の表面に生ず
る。この電位分布が静電潜像である。
この静電潜像が形成された部分が、現像器12を通る
と、その電位に応じてトナーが付着し、静電潜像がトナ
ー像、即ち可視像に現像される。この可視像は、給紙カ
セット4又は5から感光体ドラム3に送り込まれ転写紙
に重なり、転写チャージャ14の付勢によって転写紙に転
写する。像が転写された転写紙は、定着器23を通って排
紙トレー22に排紙される。
第3図に、第2図のデジタル複写機の電気回路の構成
を示す。第3図を参照すると、スキャナ1には、像読取
センサ10,走査制御部20,増幅器30,A/D(アナログ/デジ
タル)変換器40,中間調処理部50,2値化処理部60,領域判
定部70,走査制御部80,出力制御部90,モータドライバMD
等々が備わっている。
走査制御部20は、プリンタ2との信号のやりとり,主
走査制御,副走査制御及び各種タイミング信号の生成を
行なう。各種タイミング信号は、走査タイミングに同期
するように生成される。各種状態信号,プリントスター
ト信号,コピー倍率信号等々が、プリンタ2から走査制
御部20に送られる。走査制御部20は、走査同期信号,状
態信号等々をプリンタ2に送出する。モータMTを駆動す
ることにより、スキャナを機械的に走査し制御走査を行
なう。
像読取センサ10は、一般のCCDラインセンサと同様
に、多数の読取セル、多数の読取セル,CCDシフトレジス
タ等々を備えている。走査制御部20が副走査同期信号を
出力すると、像読取センサ10の多数の読取セルに蓄積さ
れた信号が、CCDシフトレジスタの各ビットに一気に転
送される。その後、主走査パルス信号に同期して、CCD
シフトレジスタの信号シフトが行なわれ、該レジスタに
保持された画像信号が、シリアル信号として、1画素分
づつその出力端子に現われる(第3図のa:以下、画像信
号から生成される信号は括弧でくくって示す)。
増幅器30は、画像信号(a)の増幅,ノイズ除去等々
を行なう。A/D変換器40は、アナログ画像信号を6ビッ
トのデジタル信号に変換する。なお図面には示されてい
ないが、A/D変換器40で得られたデジタル信号は、シェ
ーディング補正,地肌除去,色黒変換等々の従来より知
られている各種画像処理を受けた後で、6ビット,即ち
64階調のデジタル画像信号(b)として出力される。
このデジタル画像信号(b)は、中間調処理部50,2値
化処理部60及び領域判定部70に印加される。
中間調処理部50は、6ビットのデジタル画像信号
(b)を、サブマトリクス法によって中間調情報を含む
二値信号(d)に変換する回路である。サブマトリクス
法による中間調処理を行なう回路は高知であり、この実
施例においては特別な隘路を用いていないので、具体的
な構成及び動作は省略する。なお、サブマトリクス法以
外に、ディザ法,濃度パターン法による中間調処理を行
なってもよい。
2値化処理部60では、入力される6ビットのデジタル
画像信号(b)をMTF補正し、その補正結果を予め定め
た固定しきい値レベルTH3と比較し、それらの大小に応
じた2値化信号(e)を出力する。従って、ここで行な
う処理は単純な二値化処理であり、信号(e)には原稿
像の中間調濃度の情報は含まれない。
領域判定部70は、後術するように、原稿画像が中間調
情報を含むか否かを判定する回路であり、その判定結果
に応じた二値化信号(f)を出力制御部90に出力する。
操作制御部80は、操作ボード上のモードキーの操作に
応じたモード信号(g)を出力制御部90に与える。
出力制御部90は、操作制御部80から与えられるモード
信号(g)と領域判定部70から与えられる二値信号
(f)とに応じて、中間調処理部50が出力する二値画像
信号(d),2値化処理部60が出力する二値画像信号
(e)又は所定レベルの信号(白レベル)を、選択的に
出力する。この信号(h)が、プリンタ2に記録信号と
して与えられる。プリンタ2は、この二値信号に応じて
レーザ光を変調し、記録を行なう。
第1図に、第3図の領域判定部70の構成を示す。第1
図を参照すると、領域判定部70は、第1判定部71,第2
判定部72及びオアゲート73でなっている。第1判定部71
には6ビットの画像信号(b)が印加され、第2判定部
72には画像信号(b)のうち上位2ビット(b5,b6)が
印加される。領域判定部70の出力には、第1判定部71が
出力する信号(l)と第2判定部72が出力する信号
(r)との論理和信号(f)が現われる。
第1判定部71は、二値回路110,Y遅延回路120,X遅延回
路130及び論理積回路140でなっている。
なお、この明細書では、スキャナの主走査方向を示す
ためにx又はXの記号を用い、副走査方向を示すために
y又はYの記号を用いる。また、二値化画像信号の
「1」は、黒画素レベルに対応し、「0」は白画素レベ
ルに対応する。
第1判定部71の構成の詳細を第4図に示し、各部の信
号波形及びタイミングの一例を、第5図及び第6図に示
す。
第4図を参照して第1判定部の詳細を説明する。
二値化回路110には、デジタル比較器111,プルアップ
回路112及びスイッチ回路113が備わっている。デジタル
比較器111は、その6ビット入力端子Aに印加されるデ
ジタル画像信号(b)の値と、もう一方の6ビット入力
端子Bに印加されるデジタル参照信号の値とを比較し、
その比較結果を出力する。
即ち、A≧Bなら信号(j)が「1」(高レベルHに
対応:以下同様)になり、そうでなければ信号(j)が
「0」低レベルLに対応:以下同様)になる。
スイッチ回路113の各スイッチは、比較器111の入力端
子Bの値が所定のしきい値TH3になるように設定され
る。このしきい値TH3は、変更可能であるが、通常は、
第6図に示すように、かなり濃度の低いレベルになるよ
うに設定される。2値化処理部60が利用するしきい値TH
4は、この例では濃度階調の中央のレベル(32)に設定
してある。
つまり、この二値化回路110では、通常の黒画素判定
と比べてかなり濃度が薄い画素に対しても、それを黒レ
ベルに判定する。
Y遅延回路120は、二値化回路110が出力する信号
(j)を処理して、y方向、即ち副走査方向に所定画素
分、信号のタイミングを遅らせる回路であり、7つの信
号jn及びkを出力する。第4図において、信号jnは、信
号jをn画素分y方向に遅らせた信号を表わす。信号k
は、遅延量に関しては信号j3と同一である。y方向の画
素単位で信号を遅らせることにより、y方向に互いに隣
り合う複数画素の信号を並列信号として取り出すことが
できる。つまり、この回路は、直列−並列変換回路と見
なすことができる。
第5図に、X遅延回路120の動作タイミングを示す。
第5図をも参照して動作を説明する。
入力信号(j)は、x方向の画素毎のタイミングで出
力されるクロックパルスt2により、ラッチ121にラッチ
される。即ち、ラッチ121の入力端子D1に印加される信
号(j)がその出力端子Q1に現われ、その状態が保持さ
れる。クロックパルスt3によって、ラッチ121の出力端
子Q1〜Q6の状態は、x方向の画素毎のタイミングで、RA
M(読み書きメモリ)123の各ビットに記憶される。
記憶するメモリアドレスは、アドレス信号t1によって
指定される。このアドレス信号t1の内容は、x方向の画
素毎に更新され、x方向で同一位置にある画素に対して
は、同一の内容(値)が設定される。即ち、信号t1は、
x走査方向における画素位置に対応する。この例では、
x方向の画素数が4096であるため、信号t1は12ビットの
並列信号である。
RAM123の記憶内容は、クロックパルスt3によって、x
走査方向の画素毎に読み出される。読み出されるデータ
は、その時のx方向位置で前に記憶したデータである。
ここでRAM123のデータラインD1〜D6とラッチ121との接
続に注目すると、RAM123のデータラインのピット1,2,3,
4,4及び6が、それぞれラッチ121の入力端子のビット2,
3,4,5,6及び7に、1ビットづつシフトした状態で接続
されている。
従って、あるタイミングで入力された信号(j)は、
ラッチ121のビット1にラッチされ、ラッチ121に次の画
素のデータがセットされる前にRAM123のビット1に記憶
される。そして、y方向に1画素分遅れたタイミング
で、RAM123のビット1から読み出され、ラッチ121のビ
ット2の入力端子D2に印加される。この信号は、それの
x位置で、y方向に1画素分遅れて現われる画像信号が
ラッチ121のビット1にラッチされるタイミングで、ラ
ッチ121のビット2にラッチされる。
以後、この動作の繰り返しによって、信号は、ラッチ
121のビット3,4,5,6及び7に、タイミングがy方向に1
画素分に進む毎に、順次転送される。つまり、その信号
がラッチ121のビット7にラッチされた時には、ラッチ1
21の各ビット6,5,4,3,2及び1には、それぞれビット7
の信号よりもy方向に1,2,3,4,5及び6画素分遅れた信
号が存在する。これによって、ラッチ121の出力端子Q1
〜Q7には、所定のx位置においてy方向に互いに隣接す
る7つの画素の信号が同一のタイミングで得られる。
なおラッチ122は、Y遅延回路120の出力に接続される
回路に信号を送り出すタイミングを整えるためのもので
ある。従って、信号j0〜j6は、ラッチ121が出力する信
号とほぼ同一である。
なお、第6図において、記号j2,j2,・・・B1,B2,B3・
・・及びA1,A2,A3・・・で示した信号は、各信号のx方
向の画素毎の変化を表わしており、ラッチ122が出力す
る信号とは異なるので注意されたい。
Y遅延回路120が出力する信号kは、X遅延回路130に
印加される。X遅延回路130は、第4図に示すように、
1つのシフトレジスタで構成されている。信号(k)
は、シフトレジスタのシリアルデータ入力端子に印加さ
れる。このシフトレジスタのパラレルデータ出力端子Q1
〜Q7から、信号(k1,k2,k3,k4,k5,k6及びk7)が出力さ
れる。このシフトレジスタ(130)は、x方向の走査位
置が画素単位で変わる毎に出力されるクロックパルスt4
が現われる毎に、データを1ビットずつシフトする。例
えば、あるタイミングでこのシフトレジスタに印加され
た信号kは、次の画素タイミング(x方向)で出力端子
のビット1に現われ(k1)、画素タイミングが変わる毎
にビット2,3,4,5,6及び7に順次転送される。
即ち、例えばx方向の画素座標でNに位置する画素の
信号が信号(k7)として現われている時には、各信号
(k6,k5,k4,k3,k2,k1)に現われる画素の位置は、y方
向が(k7)と同一で、x方向がそれぞれN+1,N+2,N+
3,N+4,N+5及びN+6である。つまり、信号(k1〜K
7)は、x方向で互いに隣り合う画素位置にある7つの
画素の信号であり、これらが同一のタイミングで得られ
る。従って、X遅延回路130は、シリアル画素信号に対
する直列−並列変換回路と見なすこともできる。
Y遅延回路120から出力される信号(j0〜j6及びk1〜k
7)は、論理積回路140に印加される。アンドゲート141
は、信号(j0〜j6)が全て1の時に1を出力し、それ以
外の時には0を出力する。従って、アンドゲート141か
ら出力される信号(j10)は、x方向の位置が同一で、
y方向に隣り合う7つの画素が、全て黒レベル(TH3
対して)の時に1になる。この信号は、シフトレジスタ
143によって、x方向に所定画素分(i画素)分だけ遅
延され、信号(j11)としてアンドゲート144に印加され
る。
アンドゲート142は、信号(k1〜k7)が全て1の時に
1を出力し、それ以外の時には0を出力する。従って、
アンゲート142から出力される信号(k10)は、y方向の
位置が同一で、x方向に隣り合う7つの画素が、全て黒
レベル(TH3に対して)の時に1になる。アンドゲート1
44は、信号(J11)と信号(k10)との論理積、即ち信号
(l)を出力する。
つまり、この第1判定部71は、その時の注目画素に関
して、それを中心とするX方向7画素とy方向の7画素
が全て黒レベル(TH3に対して)の時に、中間情報(l
が1)に判定する。シフトレジスタ143を設けて、信号
(j11)を信号(j10)に対してx方向にシフトするの
は、x方向の7画素とy方向の7画素のタイミングを調
整するためである。
即ち、信号(j0〜j6)は、x方向に関して信号(k)
と同一位置であるため、x方向の中心画素に対応する信
号(k4)と対応するx位置での信号(j11)を得るため
に、x方向にi画素(この例では4画素)だけ信号(j1
0)をシフトしている。つまり、微小パターンを考える
と、一般に円形に近いものが多いから、注目画素を
“+”形状パターンを構成する画素群の中心画素に配置
するのがよい。
第6図を参照する。なお、この図では理解し易いよう
に、x方向のみについて示してある。デジタル画像信号
(b)は、6ビットであるから64段階の濃度階調情報を
含んでいる。この例では、図に示す信号(b)の各部分
(B11,B12)が写真のような中間調画像を読んで得られ
た信号を示し、(B13)が背景(即ち白)画像を読んで
得られた信号を示し、(B14)が比較的太い線で書かれ
た文字(即ち二値濃度画素)を読んで得られた信号を示
し、(B15)が比較的細い線で書かれた文字を読んで得
られた信号を示し、(B16,B17)が原稿の汚れを読んで
得られた信号を示している。
二値化回路110では、濃度の低いレベルTH3をしきい値
レベルに設定して、信号の二値化を行なっているので、
得られる画像信号(j)においては、画像の濃度が非常
に薄い場合でも、画像が存在する部分は、全て黒画素に
対応する。それに対して、中間レベルの32をしきい値と
して設定した2値化処理部60から出力される信号(e)
においては、中間調画像に関しては濃度の薄い部分は自
画素に対応し、濃度の濃い部分だけが黒画素に対応す
る。
信号(k10)は、画像信号の黒がx方向に7画素連続
して現われる場合にのみ、つまり、パターンが所定値以
上の大きさの時のみ1になるので、各画像信号部分(B
11,B12,B14)に対しては信号(k10)が1になるが、他
の部分(B13,B15,B16,B17)に対しては0になる。通常
は、この信号(k10)に応じて、中間調処理された信号
(d)と二値化処理された信号(e)とが選択されるの
で、第6図に示す信号(b)のA,B及びCで示す部分が
中間調処理された信号(d)に対応し、他の部分D,E及
びFが二値処理された信号(e)に対応する。ここで、
C,D及びEは同一の文字の部分であるが、輪郭部分に対
応するD及びE(各々x方向に6画素)は、中間調情報
の判定条件である7画素に達しないので、二値化処理さ
れる。画像信号(b)の各部分(B16,B17)は、しきい
値レベルTH4に対して二値化処理されるため、原稿の汚
れはコピー画像として出力されない。
第1図を参照して、第2判定部72を説明する。この第
2判定部72は、簡単にいうと網点状パターンの有無を判
定する回路である。また、この第2判定部は、網点の黒
ドットを検出する回路,網点の白ドットを検出する回
路,第1領域での網点の有無を識別する回路,第2領域
での網点の有無を識別する回路及び第3領域での網点の
有無を識別する回路で構成されている。
黒ドット検出回路160が、網点の黒ドットを検出す
る。ここで言う黒ドットは、例えば第8図に示す10%及
び30%網点で、ハッチングを施して示したように、規則
的に配列された記録ドット(一般には黒ドット)のこと
である。黒ドット検出回路160は、XY遅延回路150が出力
する29画素分の信号(mij)を処理して、黒ドットの有
無を識別する。
XY遅延回路150は、信号をX方向及びy方向に遅延さ
せ、所定の二次元領域に含まれる複数画素の信号を同一
のタイミングで出力する回路である。この回路150に
は、入力画像信号(b)のうち最上位ビット(MSB)の
みが印加される。従って、XY遅延回路150が処理する信
号は、画像信号(b)の階調が32以上であれば1、そう
でなければ0になる二値信号である。つまり、黒ドット
を検出する回路で画は、画像信号(b)をしきい値32
(TH1)によって二値化した信号を参照して、黒ドット
を検出する。
また、白ドット検出回路220が、網点の白ドットを検
出する。ここで言う白ドットは、例えば第8図に示す80
%網点で、ハッチングを施して示したように、規則的に
配列された記録ドットと記録ドットとの間の隙間、即ち
非記録ドット(一般には白ドット)のことである。白ド
ット検出回路220は、XY遅延回路210が出力する13画素分
の信号(Cij)を処理して、黒ドットの有無を識別す
る。
XY遅延回路210は、信号をx方向及びy方向に遅延さ
せ、所定の二次元領域に含まれる複数画素の信号を同一
のタイミングで出力する回路である。この回路210に
は、入力画像信号(b)のうち上位2ビット(b5,b6)
の論理積が印加される。従って、XY遅延回路210が処理
する信号は、画像信号(b)の種類が48以上であれば
1、そうでなければ0になる二値信号である。つまり、
白ドットを検出する回路では、画像信号(b)をしきい
値48(TH2)によって二値化した信号を参照して、白ド
ットを検出する。黒ドットの有/無に応じて、信号
(n)が1/0に設定され、白ドットの有/無に応じて、
信号(p)が1/0に設定される。信号(n)と(p)と
の論理和、即ち信号(q1)が、第1エリア検出回路170
に印加される。
第1エリア検出回路170は信号(q1)を処理して信号
(q2)を出力し、第2エリア検出回路180が信号(q2)
を処理して信号(q3)を出力し、第3エリア検出回路
(q3)を処理して信号(r)を出力する。この信号
(r)と信号(l)との論理和が、信号(f)として、
領域判定部70から出力される。
第7a図にXY遅延回路150の構成を示す。第7a図を参照
すると、この回路は、Y遅延回路150とXY遅延回路でな
っている。Y遅延回路151の構成は、第4図に示したY
遅延回路120と同一である。但し、前記信号(k)に対
応する信号が不要であるため、出力端子は、ラッチ122
の出力の7本のみを利用している。つまり、Y遅延回路
151から出力される信号(m11〜m17)は、x方向が同一
でy方向に互いに隣接する7つの画素に対応する。
X遅延回路は、6個の7ビットラッチ152,153,54,15
5,156及び157でなっている。ラッチ152はY遅延回路が
出力する信号(m11〜m17)をラッチし、ラッチ153,154,
155,156及び157は、それぞれラッチ152,153,154,155及
び156が出力する信号(m21〜m27),(m31〜m37),(m
41〜m47),(m51〜m57)及び(m61〜m67)をクロック
パルスt4に同期してラッチする。従って、各信号(m21,
m31,m41,m51,m61及びm71)は、それぞれ信号(m11)を
x方向に1,2,3,4,5及び6画素分遅らせた信号になる。
つまり、このXY遅延回路150は、互いに隣接する、x
方向7画素及びy方向7画素で構成される7×7画素マ
トリクスの各画素の信号mijを同一のタイミングで全て
出力する。
第7b図に、黒ドット検出回路160の具体的な構成を示
す。第7b図を参照すると、この黒ドット検出回路160
は、4つのゲート回路161,162,163,164でなっている。
ゲート回路161,162及び164に、XY遅延回路150が出力す
る信号mijが印加される。
この実施例においては、黒ドットを検出するために、
第9a図に示す検出パターンを用いている。即ち、第9a図
は7×7画素でなる二次マトリクス領域を示している
か、これにおいて、×印で示す画素(m44)が黒画素レ
ベルで、かつ○印で示す12個の画素が全て白画素レベル
の場合、もしくは、×印の画素が黒レベルで、かつ△印
で示す16個の画素が全て白画素レベルである場合を、黒
ドット有(即ち1)に識別し、それ以外を黒ドット無し
(即ち0)に識別するように条件付けている。
第9a図の○印の画素を検出するために、第7b図に示す
ゲート回路161の入力端子には、12個の画素m23,m24,m2
5,m32,m36,m42,m46,m52,m56,m63,m64及びm65の信号が印
加される。また、第9a図の△印の画素を検出するため
に、ゲート回路162の入力端子には、16個の画素m13,m1
4,m15,m22,m26,m31,m37,m41,m47,m51,m57,m62,m66,m73,
m74及びm75の信号が印加される。
ゲート回路161と162の少なくとも一方が1で、しかも
中心画素m44の信号が1であると、第9a図の条件を満た
すので、黒ドット検出回路160の出力(n)が1にな
り、黒ドットが検出される。
また、この実施例では、白ドットを検出するために、
第9b図に示す検出パターンを用いている。即ち、第9b図
は5×5画素でなる二次元マトリクス領域を示している
が、これにおいて、×印で示す画素(c33)が白画素レ
ベルで、かつ○印で示す4個の画素が全て黒画素レベル
の場合、もしくは、×印の画素が白レベルが、かつ△印
で示す8個の画素が全て黒画素レベルである場合を、白
ドット有(即ち1)に識別し、それ以外を白ドット無し
(即ち0)に識別するように条件付けている。
この検出を実現するのが、XY遅延回路210及び白ドッ
ト検出回路220である。XY遅延回路210の機能は、既に説
明した回路150と同様であり、二次元領域のサイズが5
×5に減少した分だけ、回路構成が回路150より簡略化
されている。
白ドット検出回路220の具体的な構成を第7c図に示
す。第7c図を参照すると、この回路は、4つのゲート回
路221,222,223及び224でなっている。ゲート回路221の
入力端子には、第9b図の○印の画素c23,c32,c34及びc43
の信号が印加される。また、ゲート回路222の入力端子
に、第9b図の△印の画素c13,c22,c24,c35,c42,c44及びc
53の信号が印加される。
ゲート回路221と222の出力の少なくとも一方が1で、
しかも中心画素c33の信号が0であると、第9b図の条件
を満たすので、白ドット検出回路220の出力(p)が1
になり、白ドット検出される。
第10a図に網点画像を読み取る場合のドットと画素と
の位置関係の例を示し、第10a図の各画素の信号を所定
のしきい値で二値化した信号の配列の第10b図に示す。
第10b図に示す信号から網点の有無を識別する場合を
考える。例えば、注目画素m44の位置が、第10b図の座標
(6,4)の時に、第9a図に×印で示す示す画素が黒画素
レベルであり、第9a図に○印で示す画素群の全て及び△
印で示す画素群の全てが白画素レベルであるから、黒ド
ット検出回路160の出力(n)が1(黒ドット有)にな
る。
既に説明したように、この実施例では、黒ドット検出
系で画像信号を二値化する際のしきい値レベルTH1と白
ドット検出系で画像信号を二値化する際のしきい値レベ
ルTH2とが互いに異なる。これは、以下に説明するよう
に、網点印刷における濃度が50%の近傍にある場合の網
点検出ミスをなくするのに非常に効果的である。
第14図は、それぞれ濃度が20%,50%及び80%の網点
印刷された画像を読んで得られた階調画像信号とそれら
を二値化した信号を示している。
第14図を参照すると、濃度が20%の画像については、
しきい値TH1で二値化すると画像の濃淡(記録画素/非
記録画素の切換わり)に応じた二値信号(ba)が得られ
るが、しきい値TH2で二値化すると、画像の濃淡が二値
信号(bb)に現われないことが分かる。また、濃度が80
%の画像については、しきい値TH1で二値化すると画像
の濃淡が二値信号(ba)に現われないが、しきい値TH2
で二値化すると、画像の濃淡が二値信号に現われること
が分かる。更に、濃度が50%の画像に着目すると、画像
の位置によって、信号の山の高さ及び谷の高さが変化し
ているのが分かる。この種の変化は、互いに隣り合う黒
ドット同志又は白ドット同志が継がって連続的になる状
態、つまり黒ドットと白ドットとが入れ替わる時、もし
くは黒/白いずれかがはっきりしないドットにおいて生
じるものである。この種のドットに対する網点の検出
は、従来は非常に難しかった。
濃度50%の信号をしきい値TH1で二値化する場合、最
初の部分Paでは、山がTH1より大きく谷がTH1より小さい
ので、二値化された信号(ba)には、山が記録画素、谷
が非記録画素として現われ、後の部分Pbでは、山谷のい
ずれもTH1より大きいので、二値化された信号(ba)に
は、非記録画素は現われない。即ちTH1で二値化する
と、最初の部分Paでは記録画素と非記録画素の配列パタ
ーンから網点(記録ドット)を検出可能であるが、後の
部分Pbからは網点が検出できない。
またこの信号をしきい値TH2で二値化する場合、最初
の部分Paでは、山と谷のいずれもTH2より小さいので、
二値化された信号(bb)には記録画素が現われず、後の
部分Pbでは、山がTH2より大きく、谷がTH1より小さいの
で、二値化された信号(bb)に、山が記録画素、谷が非
記録画素として現われる。従って、TH2で二値化する
と、最初の部分Paからは網点を検出できないが、後の部
分Pbでは、記録画素と非記録画素との配列パターンか
ら、網点(非記録ドット)を検出しうる。
また、いずれにしても、濃度が低い場合には、即ち黒
ドットを検出したい場合には、信号の山のレベル及び谷
のレベルが低いので、しきい値レベルを比較的小さく設
定する(TH1にする)ことにより、確実なドット検出が
期待でき、また濃度が高い場合には、即ち白ドットを検
出したい場合には、信号の山レベル及び谷のレベルが高
いので、しきい値レベルを比較的大きく設定する(TH2
にする)ことにより、確実なドット検出が期待できるこ
とが分かる。
また、白ドット検出におけるしきい値TH2と黒ドット
検出におけるしきい値TH1とを各々適切に設定すること
により、網点画像濃度が50%の時でも、2つの信号(b
a,bb)のいずれか一方に、画像の濃淡に応じた変化が現
われる。
この例では、二値信号の変化のパターンを基準パター
ンと比較してドット検出を行なうので、画像の濃度変化
が二値信号に現われるということは、ドット検出が可能
なことを意味する。つまり、濃度が50%の近傍であって
も、網点検出にエラーが生じない。
また、この例では、黒ドットの検出に利用する検出パ
ターン(第9a図)と白ドットの検出に利用する検出パタ
ーン(第9b図)とが互いに異なっている。これは、本質
的に黒ドットと白ドットとの形状が異なるためである。
即ち、一般に黒ドットの形状が円形であり、白ドット
は、円形の複数の黒ドット間に挟まれたの隙間の部分で
あり円形にならない。また、この形状は、インクの滲み
など、印刷上の性質によるドット形状の変形の影響や、
画像読取系の解像度特性やフレアの影響に応じて各々変
化する。
また、網点でない画像においても、部分的に、文字等
が、黒ドット又は白ドットとまぎらわしいパターンにな
る場合があり、それをドット、即ち網点として誤検出し
ない方が良い。
そこで、この例では、黒ドットと白ドットの各々に最
も適したマトリクスサイズ、ならびに黒画素及び白画素
の配列パターンを選んで、各々の検出パターンを定めて
ある。
ゲート回路232の出力には、黒ドット及び白ドットの
少なくとも一方が検出されたか否かを示す二値信号(q
1)が現われるが、そのドットが網点か否かの識別精度
を高めるために、この例では更に後術する処理を行なっ
て、網点の有無を識別するようにしている。
第7d図に、第1エリア検出回路170の具体的な構成を
示す。この第1エリア検出回路170は、簡単にいうと、
第11図に示すようなx方向w画素(例えば8画素)及び
y方向w画素でなる所定画素マトリクス(これを第1エ
リアと呼ぶ)を想定し、この第1エリア中に1個以上の
ドットが存在するかどうかを判定する。信号q2は、ドッ
トが存在する場合に1、存在しない場合に0になる。
第7d図を参照すると、この回路170は、読み出し専用
メモリROM1,カウンタCN1,CN2,フリップフロップFF1,FF
2,読み書きメモリRAM1,ゲートG1,G2,G3,G4,G5,G6,イン
バータIV1及びIV2でなっている。
第7d図の回路の動作タイミングを、第12a図に示す。
カウンタCN1は、クロックパルスt4を計数し、x方向の
画素毎にカウントアップする。計数値が15になると、キ
ャリー端子CYが高レベルHになる。この信号も反転した
信号がプリント端子LDに印加されるので、次のクロック
パルスが現われた時に、入力端子D1〜D4のデータがカウ
ンタにセットされる。第13a図では、プリセットするデ
ータが8になっている。
従って、カウンタCN1は、クロックパルスt4が現われ
る毎にカウントアップするN進カウンタとして動作す
る。Nの値はデータ入力端子D1〜D4に印加する値によっ
て、1〜16の範囲で任意に設定できる。信号ラインQxに
は、クロックパルスt4のN個毎に、その1周期の間、低
レベルLになる信号が現われる。
一方、x方向の画素毎に出力される信号q2は、オアゲ
ートG1を介してフリップフロップFF1に印加され、t4に
同期してFF1にラッチされる。信号ラインQxが高レベル
Hであると、フリップフロップFF1にラッチされた信号
は、その出力端子QからアンドゲートG2を介してオアゲ
ートG1の一方の入力端子に印加される。
従って、一担、信号q1が1になると、フリップフロッ
プFF1の出力端子Qは、信号ラインQxが低レベルLにな
るまで、1(H)の状態を維持する。即ち、カウンタCN
1が8進カウンタにセットされた場合には、第12a図に示
すようにある1番目の画素に対する信号q1が信号O1とし
てFF1のQに現われた後、その信号O1と次の信号q1との
論理和が信号O2としてFF1のQに現われ、同様の繰り返
しによって信号ラインQxが低レベルになった時に、x方
向に連続する8画素分の各信号q1の全ての論理和を演算
した結果、即ち信号O7が、FF1のQに得られる。
信号O7が現われている時に、次のクロックパルスt4が
到来すると、その信号がフリップフロップFF2にラッチ
され、ラッチされた信号は、信号q2として出力される。
また、FF2が出力する信号は、クロックパルスt5に同期
して、読み書きメモリRAM1に記憶される。メモリRAM1の
アドレスを指定する信号t6は、x方向のN画素毎にその
x方向位置に応じた値に更新される。なお、信号t6はy
方向の画素位置とは無関係である。従って、メモリRAM1
には、x方向の1ライン分のデータが格納される。
また、クロックパルスt41のタイミングでは、メモリR
AM1に前のライン(y方向の相対座標が−1の位置)で
記憶したデータが読み出され、それがアンドゲートG5を
介してオアゲートG4の一方の入力端子に印加される。
一方、カウンタCN2は、クロックパルスt7が現われる
毎にカウントアップするN進カウンタとして動作する。
クロックパルスt7は、y方向の画素位置が変わる毎に出
力される副走査同期パルスである。他の動作は、カウン
タCN1の場合と同一である。
従って、信号ラインQyは、通常は高レベルHで、y方
向の画素のN画素に1回の割合いで、低レベルLにな
る。信号ラインQyが高レベルの間に、フリップフロップ
FF2のデータ端子Dに一度でも高レベルHが印加される
と、それと入力信号との論理和をFF1及びメモリRAM1が
保持するので、信号q2は高レベルHになる。
即ち、進行ラインQyが低レベルLになった時に、y方
向に連続するN画素分の領域(Nライン)について、FF
1が出力した信号(例えばO7)の全ての論理和を演算し
た結果が、信号nとして出力される。つまり、N×N
(例えば8×8)の配列でなる予め定めた画素マトリク
ス、即ち各々の第1エリアに関して、その中の画素に1
つでも信号q1が1のものが存在すると、信号q2が1にな
り、それ以外の時はq2が0になる。この信号q2が、第1
エリア検出回路におけるドットの有無、即ち網点の有無
を示す。
一方、カウンタCN1のデータ端子D1〜D4は読み出し専
用メモリROM1のデータ端子D5〜D8に接続され、カウンタ
CN2のデータ端子D1〜D4はメモリROM1のデータ端子D1〜D
4に接続されている。メモリROM1のアドレス端子には、
コピー倍率信号が印加される。読み出し専用メモリROM1
には、予め、各コピー倍率に対応付けた第1エリアの大
きさの情報が記憶してある。
例えば、この例ではコピー倍率が1.0の時には、第1
エリアの大きさを8×85画素にするので、ROM1の第1グ
ループの4ビットの出力端子D1〜D4に8を出力し、第2
グループの4ビットの出力端子D5〜D8にも8を出力す
る。この場合、カウンタCN1及びCN2は、プリセット時に
8がセットされ、8,9,10,11,12,13,14,15,8,9,10・・・
・と計数するので、8進カウンタとして動作する。コピ
ー倍率が異なる場合には、カウンタCN1及びCN2の計数範
囲が変わり、それによって、第1エリアの大きさ(画素
の数)が変わる。
第7e図に、第2エリア検出回路180及び第3エリア検
出回路190の構成を示す。まず第2エリア検出回路180を
説明する。
概略でいうと、第2エリア検出回路180では、第11図
に示すように、x方向に互いに連結する2つの第1エリ
アと、それらに、y方向で互いに連続する2つの第1エ
リアとでなる、4つの第1エリアで構成される第2エリ
アを想定し、この第2エリアの中にドット検出された
(信号q2が1の)第1エリアが3個以上存在するか否か
を判定する。ドット検出された第1エリアが3個以上で
あると、その第2エリア中の所定の第1エリアに対し
て、信号q3を1にセットし、網点を検出したことを示
す。
このような第2エリア検出処理を行なうのは、次のよ
うな誤検出を防止するためである。即ち、印刷ミス等に
よる原稿側を原因とするドットの欠落や、読取ミス等に
よる複写機側を原因とするドット検出ミスがあると、信
号q2の段階では、実際は網点の部分を網点無しと判定す
ることがある。また、網点画像でない場合に、信号q2の
段階では、例えば文字の一部分や地肌の汚れを1つのド
ットとして検出し、それを網点領域に誤判定することが
ある。
第2エリア検出回路180の動作タイミングを第12b図に
示す。第7e図と第12b図を参照して説明する。181はデー
タセレクタ、182及び183はラッチ、184は読み書きメモ
リである。データセクタ181,ラッチ182及び読み書きメ
モリ184は、第1エリア毎に出力される信号q2を、第1
エリアに対応する画素分、y方向に遅延させる回路であ
り、ラッチ182の出力端子Q1及びQ2には、x方向に互い
に隣り合う2つの第1エリアの信号が同一タイミングで
得られる。
ラッチ183は、ラッチ182が出力する信号を、第1エリ
アに対応する画素分、x方向に遅延させる回路であり、
ラッチ183の出力端子Q1及びQ2には、ラッチ182がそのQ1
及びQ2に出力する信号を、それぞれ1つの第1エリア
分、x方向に遅らせた信号が現われる。従って、ラッチ
182の出力端子Q1及びQ2とラッチ183の出力端子Q1及びQ2
に、第2エリアに含まれる4つの第1エリアの各々に対
する信号q2が同一タイミングで得られる。
即ち、第11図における第1エリアE1,E2,E3及びE4の信
号q2が、それぞれ183−Q1,182−Q1,183−Q2及び182−Q2
に得られる。これらの4つの信号が、ゲートG11,G12,G1
3,G14及びG15で処理され、信号q3が生成される。4つの
信号(q2)のうち3つ以上が1であると、信号q3が1に
なる。例えば、第11図においてE1,E2,E3及びE4の中で3
つ以上のq2が1であると、第1エリアE4に対して出力さ
れる信号q3は1になる。
なお、第12b図において、Pa,Pb,Pc,Pd,・・・は各第
1エリア毎に出力される信号(q2)を示し、qa,qb,・・
・は各第1エリア毎に出力される信号(q3)を示し、pa
−1,pb−1,pc−1,・・・は、それぞれpa,pb,pc,・・・
をy方向に1つの第1エリアの画素数分遅延させた信号
を示している。例えばqbは、pb−1,pb,pc−1及びpcの
4つの信号によって定まる。
次に、第3エリア検出回路190を説明する。概略でい
うと、第3エリア検出回路190では、第11図に示すよう
に、x方向に連続する4つの第1エリアを第3エリアと
して想定し、この第3エリアの中の少なくとも1つが網
点有であると、この第3エリアを網点領域に判定し、信
号rを1にセットする。
第3エリア検出処理を行なうのは、モアレ対策のため
である。即ち、走査の方法及び構造上の理由により、副
走査方向に比較して主走査方向の方が圧倒的にモアレ発
生の危険性が大きい。副走査方向では、モアレは全くな
いか、又は目立たない。主走査方向では、一般に、読取
解像度が16画素/mmの時に、網点ピッチや原稿と走査と
の相対角度にもよるが、網点ピッチが1〜3mm程度のモ
アレが発生する。モアレによって読取信号の振幅が小さ
くなると、ドット検出の精度が低下し、ドット検出にエ
ラーが生ずることもある。従って、モアレ発生の恐れが
ない場合には、この第3エリア検出処理は不要である。
なお、この実施例では、第3エリアのx方向画素数が
32であり、読取解像度が16画素/mmであるから、第3領
域のピッチは2mmである。第7d図を参照すると、第3エ
リア検出回路190は、シフトレジスタ191とオアゲート19
2でなっている。シフトレジスタ191は、クロックパルス
t41に同期して、第1エリアのx方向画素数毎にq3をシ
フトする。
x方向に連結する4つの第1エリアの中で、1回以上
信号qが1になると、その第1エリアを含む第3エリア
を構成する全ての第1エリアに対して、信号rが1にセ
ットされる。つまり、第11図において、第3エリアの中
の第1エリアE1で信号qが1になると、その第3エリア
を構成する他の第1エリアE2,E5及びE6に対しても、信
号rが1になる。
第3図に示す走査制御部80及び出力制御部90の構成を
第13図に示す。この例では、信号を出力するための動作
モードが実際には4つ備わっているが、ここでは通常使
用される動作モードのみを説明する。即ち、モードキー
K3をオンすると、自動分離モードが選択される。このモ
ードでは、信号(f)が1の時、即ち入力画像が中間調
もしくは網点画像の時には、サブマトリクス法によって
中間調処理を受けた信号(d)と同一の信号がプリンタ
2に出力される。また、信号(f)が0の時、即ち入力
画像が網点以上の二値画像の時には、しきい値TH3によ
って単純に二値化された信号(e)と同一の信号がプリ
ンタ2に出力される。
従って、網点処理された画像に対しては、中間調処理
が行われ、モアレの発生が防止される。
なお、黒ドット検出パターン及び白ドット検出パター
ンとしては、上記実施例で示したもの以外のものを用い
てもよい。例えば、黒ドット検出パターンとして、第15
a図及び第15b図に示すものを利用しうる。更に、第15c
図に示すものを黒ドット検出パターンとして利用し、第
15d図に示すものを白ドット検出パターンとして利用し
てもよい。第15c図及び第15dのパターンは、例えば新聞
印刷用の網点のようにピッチの粗い網点に対し有効であ
る。
[効果] 以上のとおり、本発明によれば、網点検出における誤
検出を減少しうる。特に、従来は30%〜60%程度の網点
画像において部分的に誤検出を生じたが、本発明の実施
により著しく改善されたことが確認された。
【図面の簡単な説明】
第1図は、第3図の領域判定部70の構成を示すブロック
図である。 第2図は、本発明を実施する一形式の複写機の機構部を
示す正面図である。 第3図は、第2図の複写機の電気回路を示すブロック図
である。 第4図は、第1図の第1判定部71を示す電気回路図であ
る。 第5図及び第6図は、第4図の回路の動作を示すタイミ
ングチャートである。 第7a図,第7b図,第7c図第7d図及び第7e図は、第1図に
示す第2判定部72の構成を示す電気回路図である。 第8図は4種類の濃度で網点印刷された画像を拡大して
示す平面図である。 第9a図及び第9b図は、それぞれ、黒ドット及び白ドット
を検出する時の画素の配列パターンを示す平面図であ
る。 第10a図は網点印刷された画像の一部を示す平面図、第1
0b図は第10a図の画像を読んで得られた2値信号を示す
平面図である。 第11図は第1判定部72で想定している第1エリア,第2
エリア及び第3エリアの構成を示す平面図である。 第12a図及び第12b図は、それぞれ第1エリア検出回路17
0及び第2エリア検出回路180の動作を示すタイミングチ
ャートである。 第13図は、操作制御部80と出力制御部90の構成を示す電
気回路図である。 第14図は、階調画像信号と2種類のしきい値で二値化さ
れた信号を示すタイミングチャートである。 第15a図,第15b図,第15c図及び第15d図は、ドット検出
パターンの変形例を示す平面図である。 1:スキャナ、2:プリンタ(記録手段) 3:感光体ドラム、10:像読取センサ 40:A/D変換器、50:中間調処理部 60:2値化処理部、70:領域判定部 71:第1判定部、72:第2判定部 80:操作制御部、90:出力制御部 110:二値化回路、120:Y遅延回路 130:X遅延回路、140:論理積回路 150:XY遅延回路(第1の二値化手段) 160:黒ドット検出回路(記録ドット検出手段) 170:第1エリア検出回路 180:第2エリア検出回路 190:第3エリア検出回路 210:XY遅延回路(第2の二値化手段) 220:白ドット検出回路(非記録ドット検出手段) 232:ゲート回路(網点パターン識別手段) K1,K2,K3,K4:モードキー

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力画像情報を第1のしきい値で二値化す
    る、第1の二値化手段; 前記第1の二値化手段が出力する二値化情報を参照し、
    それの二次元配列パターンを予め定めた記録ドット検出
    パターンと比較しその結果を出力する記録ドット検出手
    段; 前記入力画像情報を第1のしきい値とは異なる第2のし
    きい値で二値化する、第2の二値化手段; 前記第2の二値化手段が出力する二値化情報を参照し、
    それの二次元配列パターンを予め定めた非記録ドット検
    出パターンと比較しその結果を出力する非記録ドット検
    出手段;及び 前記記録ドット検出手段の出力と前記非記録ドット検出
    手段の出力とに基づいて、入力画像情報が網点パターン
    か否かを識別する、網点パターン識別手段; を備える画像領域識別装置。
  2. 【請求項2】前記第1の二値化手段及び第2の二値化手
    段は、各々、時系列で入力される入力画像情報を主走査
    方向及び副走査方向に画素単位で遅延し、主走査方向及
    び副走査方向に並ぶ複数画素の情報を、二次元情報とし
    て同時に出力する、二次元情報生成手段を備える、前記
    特許請求の範囲第(1)項記載の画像領域識別装置。
  3. 【請求項3】前記網点パターン識別手段は、入力画像情
    報の所定の二次元領域毎に前記記録ドット検出手段及び
    前記非記録ドット検出手段が出力する情報の数もしくは
    有/無を識別する、前記特許請求の範囲第(1)項又は
    第(2)項記載の画像領域識別装置。
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