JPH0414379A - 画像領域識別装置 - Google Patents

画像領域識別装置

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JPH0414379A
JPH0414379A JP2116948A JP11694890A JPH0414379A JP H0414379 A JPH0414379 A JP H0414379A JP 2116948 A JP2116948 A JP 2116948A JP 11694890 A JP11694890 A JP 11694890A JP H0414379 A JPH0414379 A JP H0414379A
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JP
Japan
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halftone
signal
block
dot
pixel
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JP2116948A
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English (en)
Inventor
Masato Obata
小幡 正人
Tomio Sasaki
富雄 佐々木
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0414379A publication Critical patent/JPH0414379A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、デジタル複写機、ファクシミリ、スキャナな
どに適用される画像領域識別装置に係り、特に入力画像
の各領域が網点処理されたものか否かを自動的に識別す
る点に特徴のある画像領域識別装置に関する。
〔従来の技術〕
例えば、デジタル複写機においては、CCD(チャージ
・カップルド・デバイス)イメージセンサ等を用いて原
稿像を微小領域、即ち、画素ごとに読み取り、イメージ
センサの出力に得られるアナログ電気信号をA/D (
アナログ/デジタル)変換し、得られるデジタル信号に
各種処理を施した後、その信号を記録装置に与えてコピ
ー画像を得ている。
ところで、この種の装置に用いられる記録装置では、各
記録画素ごとに濃度レベルを変えるのが難しいため、記
録/非記録の二値的または多値的な記録を行うのが一般
的である。しかしながら、原稿には写真等の中間調画像
も含まれることがあるので、中間調画像を再現する必要
がある。二値または多値記録を行う記録装置を用いて中
間調表現を行う方法としては、従来よりデイザ法、濃度
パターン法、サブマトリクス法、誤差拡散法等々が提案
されており、これらの方法を用いれば、中間調画像を再
現できる。
ところが、中間調処理を行う場合、原稿像濃度が写真の
ように緩やかに変化する場合には比較的好ましいコピー
像が得られるが、原稿像濃度が文字のように二値的に変
化する場合には、コピー像の輪郭がぼけて文字が読みづ
らくなったり、原稿地肌の汚れがコピー像に現れたりし
て、コピー品質が著しく低下する。
文字等の原稿像に対しては、中間調処理を行わずに、単
純な二値または多値処理を行えば、好ましいコピーが得
られる。従って、中間調処理の有無を指定するスイッチ
を設ければ、原稿の種別に応じたオペレータの判断によ
って、好ましいコピーモードが選択できる。
ところが、例えばパンフレットのように、1つの原稿中
に、写真のような中間調画像と文字のような二値画像と
が混在する場合もかなりある。このような場合、二値ま
たは多値モードを選択すれば写真の品質が低下するし、
中間調モードを選択すれば文字の品質が低下する。
ところで、この種のデジタル複写装置においてはもう1
つの不都合がある。即ち、ラインセンサ等を用いて画像
を小さな画素単位で読取る場合、原稿上の濃度変化に周
期性があると、その周期(ピッチ)と画像読取センサの
配列ピッチ(サンプリング周期)との干渉によって、記
録画像上にモアレが生しることがある。例えば、原稿に
おいて網点印刷が行われている場合、その画像上の濃度
変化には周期性があるので、この濃度変化の周期と読取
センサのサンプリング周期との干渉によってモアレが生
じる。
例えば、画像読取センサの分解能が400dpiの場合
であれば、その分解能に近い密度の網点印刷、即ち、1
33線(約10.5画素/mm)〜200線(約16画
素/ m m )の範囲の密度の場合に、読取信号にモ
アレが発生し易い。勿論、他の密度の場合でもモアレが
発生するが、前記密度の場合に特に発生が著しく、それ
による信号の変動幅が大きい。
網点印刷自体は、一種の疑似中間調表現であり、画素単
位の濃度変化は110(記録/非記録)の−値的なもの
である。網点印刷においては、網点のピッチ変化や網点
の大きさの変化によって画素集合の全体を見た場合の平
均濃度を多段に変化させ、これによって中間調濃度を表
現している。従って、モアレの問題を考えなければ、網
点印刷の原稿像をコピーする場合には、信号を二値的に
処理することにより、記録画像に網点画像を再現し、好
ましいコピーを行うことができる。しかし実際には、特
定の密度で網点印刷された原稿像に対しては、上述のよ
うにモアレが発生するため、著しくコピー品質が低下す
る。
一方、画像読取信号を中間調処理して二値または多値信
号に変換する場合、処理の過程で複数画素の濃度の平均
化、しきい値レベルの変更等々を行うため、結果的にコ
ピー画像にモアレが発生しないか、または影響が小さく
なる。この場合、コピー画像の濃度は網点によって疑似
中間調表現されるが、コピー上の網点は原稿上の網点を
直接再現したものではなく、複写機特有の中間調処理に
よって生成される網点である。
従って、網点印刷された画像あるいはデジタル複写機に
よって網点処理でコピーされた画像が原稿である場合に
は、画素単位では二値記録であるが、中間調処理を行う
複写モードを選択する方が好ましい。
また前述のように、文字部は単純二値または多値、網点
部はデイザ法等の中間調処理を行えばよく、そのため、
領域分割を行う方法も考えれられる。例えば、特開昭6
3−279665号公報に示されたように、網点領域を
検出し、網点領域は中間調処理、その他は単純二値化を
おこなえば、文字と網点写真部を良好な画像として出力
させることができる。
特開昭63−279665号公報で示された網点領域検
出方式では、入力画像情報の二次元配列パターンを予め
定めたパターンと比較して、記録ドツトおよび非記録ド
ツトの検出を行い、その検出結果に基づいて入力画像情
報が網点パターンか否かを識別する。
網点処理された画像においては、記録ドツト(例えば黒
画素)と非記録ドツト(例えば白画素)とが所定のピッ
チおよび間隔で交互に繰り返し配列されている。従っで
ある位置に存在する記録画素と、その周囲に存在する非
記録画素とが所定の配列パターンである状態、またはあ
る位置に存在する非記録画素と、その周囲に存在する記
録画素とが所定の配列パターンである状態が繰り返し現
れる場合には、その画素が網点処理されたものと見做し
得る。つまり、注目画素を順次移動し、各々の注目画素
について、それとその周囲の画素とでなる二次元領域の
画像情報を、予め定めた記録ドツト検出パターンおよび
非記録ドツH★出パターンと比較することにより、入力
画像が網点パターンか否かを識別し得る。
しかしながら、網点処理された画像をイメージスキャナ
で実際に読み取ると、画像の濃度に応じて、読み取られ
た信号の画像パターンが大きく変わり、網点の識別に誤
りを生じることが多い。即ち、網点印刷においては、濃
度を所定小領域内の網点状記録ドツトの面積の大小で表
現しているので、画像濃度が変わると、網点の形状が大
きく変わる。特に網点濃度が50%の近傍にあると、網
点を構成する記録ドツト(例えば黒画素)または非記録
ドツト(例えば白画素)が隣同士つながって連続的にな
ることがあるので、このような場合には、黒ドツトと白
ドツトのいずれも検出できないことが多い。
画像情報を記録画素レベルと非記録画素レベルとに二値
化する際のしきい値レベルを調整すると、網点濃度が5
0%の場合の識別エラーを減少できる。しかしその場合
、網点濃度が50%より高い場合または低い場合に識別
エラーが増加する。
そこで、少なくとも2種類のしきい値を設定し、記録ド
ツトを検出する回路と非記録ドツトを検出する回路とで
、互いに異なるしきい値で二値化された画像情報を参照
し、記録ドツトの検出結果と非記録ドツトの検出結果の
両者に基づいて網点パターンを識別する。
網点画像の場合、イメージスキャナで読み取られた信号
は、一般に第14図に示すようになる。
これをみると、信号の山の高さ、谷の深さおよびデユー
ティが、濃度に応じて変化しているのが分かる。
ここで、濃度レベルが50%の信号に着目すると、画像
の位置によって、信号の山の高さおよび谷の深さが変化
しているのが分かる。
濃度50%の信号をしきい値TH,で二値化する場合、
最初の部分Paでは、山がTH,より大きく谷がTH,
より小さいので、二値化された信号には、山が記録画素
、谷が非記録画素として現れ、後の部分Pbでは、山と
谷のいずれもTH。
より大きいので、二値化された信号には、非記録画素は
現れない。即ち、TH,で二値化すると、最初の部分P
aでは、記録画素と非記録画素の配列パターンから網点
(記録ドツト)を検出可能であるが、後の部分pbから
は網点が検出できない。
また、この信号をしきい値TH2で二値化する場合、最
初の部分Paでは、山と谷のいずれもTH2より小さい
ので、二値化された信号には記録画素が現れず、後の部
分pbでは、山がTH2より大きく谷がTH,より小さ
いので、二値化された信号に、山が記録画素、谷が非記
録画素とじて現れる。従って、TH2で二値化すると、
最初の部分Paからは網点を検出できないが、後の部分
pbでは、記録画素と非記録画素との配列パターンから
網点(非記録ドツト)を検出し得る。
つまり、記録ドツトで構成される網点を検出する場合に
しきい値TH,を利用し、非記録ドツトで構成される網
点を検出する場合にしきい値TH2を利用すれば、濃度
が50%の網点画像であっても、記録ドツトと非記録ド
ツトのいずれか一方の網点は検出される。濃度が20%
のように低い場合には、しきい値TH,により記録ドツ
トの網点が検出されるし、濃度が80%のように高い場
合には、しきい値TH2により非記録ドツトの網点が検
出される。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら上記従来技術では、二値化スレッシュレベ
ル付近の濃度の文字、線画等は、二値化後、線の途切れ
が発生しやすくなり網点の核となりやすかった。また複
数のスレッシュレベルを設けているため、回路が複雑に
なるという欠点があつた。
また、所定領域nxmのマトリクス領域内に1個以上の
網点が存在していれば、nxmのマトリクス内を網点ブ
ロックと見做していたが、nXmのマトリクス内に1個
以上とした場合、例えば文字の一部分や地肌の汚れを一
つのドツトとして検出し、それを網点領域とし誤判定す
ることが多い。
さらに、網点ブロック(1個以上の網点が存在していた
場合)の単位ごとに主走査2個、副走査2個の、2×2
の網点ブロック領域で3個以上網点とした場合、2×2
の網点ブロックを網点エリアとしていたが、上述のごと
く文字の一部分や地肌の汚れを一つのドツトとして検出
してしまい、それを網点領域に誤判定する場合があり、
改良すべき点があった。
本発明は上記従来技術の欠点を解消し、網点領域の検出
率の向上と、網点領域外の誤検出の低減を図ることを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、入力画像情報の二次元配列パターンと予め
定めた記録ドツトおよび非記録ドツト検出パターンとを
比較し、その結果を出力する記録ドツトおよび非記録ド
ツトの検出手段と、所定の二次元領域ごとに各々複数の
前記検出手段が出力する情報の数を識別する複数の網点
パターン識別手段とを備えることにより達成される。
〔作用〕
所定領域内に、記録ドツトおよび非記録ドツトが複数存
在することを検出し、検出された所定領域内を網点ブロ
ックとする。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第2図に、本発明を実施する一形弐のデジタル複写機の
機構部の構成を示す。第2図を参照すると、この複写機
は、装置上方に配置されたスキャナ1と装置下方に配置
されたプリンタ2で構成されている。
26が、原稿を載置するコンタクトガラスである。スキ
ャナ1は、コンタクトガラス26上に載置される原稿の
像を走査しながら読み取る。副走査は機械的であり、電
気モータMTの駆動によって、スキャナに備わったキャ
リッジが第2図の左右方向に移動する。原稿からの反射
光が、各種ミラーおよびレンズを介して、固定された像
読取センサ10に結像される。像読取センサ10は、C
CDラインセンサであり、第2図においては紙面に垂直
な方向に、5000個の読取セルが1列に配列されてい
る。この例では、コピー倍率が1.0のときに原稿像の
1mmあたり16画素の分解能になる。主走査は、この
像読取センサ10の内部に備わるCODシフトレジスタ
によって電気的に行われる。主走査の方向は、読取セル
の配列方向、即ち、第2図においては紙面に垂直な方向
である。
原稿像をスキャナ1で読み取って得られる信号は、各種
処理を施された後、プリンタ2に送られる。
プリンタ2では、その信号に応して二値的に記録を行う
プリンタ2には、レーザ書込ユニット25、感光体ドラ
ム3、帯電チャージャ24、現像器12、転写チャージ
ャ14、分離チャージャ15、定着器23等々が備わっ
ている。このプリンタ2は、従来より知られている一般
のレーザプリンタと比べて格別に異なる部分はないので
、動作だけ簡単に説明する。
感光体ドラム3は、第2図においては時計方向に回転す
る。そしてその表面が、帯電チャージャ24の付勢によ
って一様に高電位に帯電する。この帯電した面に、記録
する画像に応じた二値信号によって変調されたレーザ光
が照射される。レーザ光は、機械的な走査によって、感
光体ドラム3上を主走査方向に繰り返し走査する。感光
体ドラム3の帯電した面は、レーザ光の照射を受けると
電位が変化する。従って、レーザ光の変化、即ち、記録
する像に応じた電位分布が、感光体ドラム3の表面に生
じる。この電位分布が静電潜像である。
この静電潜像が形成された部分が、現像器12を通ると
、その電位に応じてトナーが付着し、静電潜像がトナー
像、即ち、可視像に現像される。この可視像は、給紙カ
セット4または5から感光体ドラム3に送り込まれる転
写紙に重なり、転写チャージャ14の付勢によって転写
紙に転写する。
像が転写された転写紙は、定着器23を通って排紙トレ
ー22に排紙される。
第3図に、第2図のデジタル複写機の電気回路の構成を
示す。第3図を参照すると、スキャナ1には、像読取セ
ンサ10、走査制御部2o、増幅器30、A/D (ア
ナログ/デジタル)変換器40、中間調処理部55.2
値化処理部65、領域判定部70、操作制御部80、出
力制御部9o、モータドライバMD等々が備わっている
走査制御部20は、プリンタ2との信号のやりとり、主
走査制御、副走査制御および各種タイミング信号の生成
を行う。各種タイミング信号は、走査タイミングに同期
するように生成される。各種状態信号、プリントスター
ト信号、コピー倍率信号等々が、プリンタ2から走査制
御部2oに送られる。走査制御部20は、走査同期信号
、状態信号等々をプリンタ2に送出する。モータMTを
駆動することにより、スキャナ1を機械的に走査し副走
査を行う。
像読取センサ10は、一般のCCDラインセンサと同様
に、多数の読取セル、CCDシフトレジスタ等々を備え
ている。走査制御部20が副走査同期信号を出力すると
、像読取センサ10の多数の読取セルに蓄積された信号
が、CCDシフトレジスタの各ビットに一気に転送され
る。その後、主走査パルス信号に同期して、CCDシフ
トレジスタの信号シフトが行われ、該レジスタに保持さ
れた画像信号が、シリアル信号として、1画素分ずつそ
の出力端子に現れる(第3図のa:以下、画像信号から
生成される信号は括弧でくくって示す)。
増幅器30は、画像信号(a)の増幅、ノイズ除去等々
を行う。A/D変換器40は、アナログ画像信号を6ビ
ツトのデジタル信号に変換する。
なお、図面には示されていないが、A/D変換器40で
得られたデジタル信号は、シェーディング補正、地肌除
去、白黒変換等々の従来より知られている各種画像処理
を受けた後で6ビツト、即ち、64階調のデジタル画像
信号(b)として出力される。このデジタル画像信号(
b)は、メデイアンフィルタ50.MTF補正部60に
印加される。
メデイアンフィルタ50で処理されたデジタル画像信号
(c)は、中間調処理部55へ印加される。この中間調
処理部55は、6ビツトのデジタル画像信号(c)をサ
ブマトリクス法によって中間調情報を含む二値信号(e
)に変換する回路である。
サブマトリクス法ムこよる中間調処理を行う回路は公知
であり、この実施例においては特別な回路を用いていな
いので、具体的な構成および動作は省略する。なお、サ
ブマトリクス法以外に、デイザ法、濃度パターン法によ
る中間調処理を行ってもよい。
また、メデイアンフィルタ50は、nXmのマトリクス
内の画像情報を平滑化させ、前述したような網点画像の
モアレを低減する効果を持つため必要となる。またメデ
イアンフィルタ50に関する回路も公知であり、この実
施例においては特別な回路を用いていないので、具体的
な構成および動作は省略する。
さらに、MTF補正部60で処理されたデジタル画像信
号(d)は、二値化処理部65、領域判定部70へ印加
される。二値化処理部65ては、MTF補正された入力
画像信号を予め定められた固定しきい値レベルと比較し
、それらの大小に応した二値信号(f)を出力する。従
って、ここで行う処理は単純な二値化処理であり、信号
(f)には、原稿像の中間濃度の情報は含まれない。
また、ここで中間調処理部55および二値化処理部65
において、プリンタ出力か白/黒二値の場合を想定して
いるため、前述のような説明となったが、プリンタ2が
三値または四価等の多値プリンタであれは、中間調処理
部55では多値デイザ法、二値化処理部65では多段の
スレッシュレベルを持つ単純多値化による多値出力とな
る。なお、多値デイザ法および単純多値化等は、本発明
りこおいて重要なポイントではなく、さらに公知技術を
以て実施できるため、具体的な構成および動作は省略す
る。
領域判定部70は、後述するように、原稿画像が網点情
報を含むか否かを判定する回路であり、その判定結果に
応した二値信号(g)を出力制御部90に出力する。
操作制御部80は、操作ボード上のモードキーの操作に
応じたモード信号(i)を出力制御部90に与える。
出力制御部90は、操作制御部80から与えられるモー
ド信号(i)と領域判定部70から与えられる二値信号
(g)とに応して、中間調処理部55が出力する二値画
像信号(e)、二値化処理部65が出力する二値画像信
号(f)または所定レベルの信号(白レベル)を、選択
的に出力する。
この信号(a)がプリンタ2に記録信号として与えられ
る。プリンタ2は、この二値信号に応してレーザ光を変
調し、記録を行う。
第1図に、第3図に示す領域判定部70の構成を示す。
なお、この図は網点領域検出ブロック図でもある。
第1図の入力画像データDaは、前述した第3図のMT
F補正補正部外0の補正データ(d)と同じである。
領域判定部70へMTF補正信号を入力させるのは、第
4図に示すごとく入力データのままではCCDピッチと
網点とのピッチの位相差で網点を解像しない場合がある
からである。
つまり、第4図の濃度20%では、入力原稿網点濃度で
濃度の高い網点と濃度の低い網点かあり、濃度50%で
は中間濃度部に網点の濃淡が現れるが、ここでも網点の
濃淡の比が大きい場合と小さい場合があり、さらに濃度
80%では、網点の白の核の部分の濃度が薄い場合また
は濃い場合もある。
後述するように、本実施例では、網点かどうかの判定基
準を設けるうえで、この網点の黒の核または白の核が存
在しているか否かにより判定しているため、網点の濃度
情報が非常に重要なポイントとなっている。
そのため本実施例では、入力データに、予め定められた
MTFの補正を行うことを第1の特徴とする。
つまり、前述したように、入力網点ピッチとCCDl0
の読取ピッチの位相差によって生しる、網点の核濃度と
周辺濃度の差が余りない場合も想定し、MTFの補正を
かけ、第4図(b)のMTF後のデータに示すように、
網点の核濃度と周辺濃度の濃度差を拡げることにより、
後述の網点検出をし易くし、検出精度の向上を図る。
また、第5図はMTFの補正の一例であり、主、副走査
時、3×3のマトリクス内に対応する画素に対し、図に
示すような重み係数により補正を行う。
なお、この係数は一例であり、他の係数でもよく、また
モード倍率等により変更可能なものとする。
第5図に示されたMTF係数を設定するためのブロック
図を第6図に示す。図において、61361Cは、FI
FO(ファーストイン・ファーストアウト)メモリであ
り、主走査方向、1ライン遅延用であり、2個使用して
いるため、2ラインの遅延を実現させ、現ラインと合わ
せ、3ラインデータを同一時間軸上に存在させる。また
、F/F(フリップ・フロップ)61b、61d、61
e、61fにより各ラインの主走査方向遅延を実現させ
ている。
この構成により、第5図に示されたマトリクスの係数に
対応する画像データが、同一時間軸上に存在し得る。
つまり、第5図のMlに対応する画像データは第6図す
であり、M2に対応する画像データは第6図aであり、
M3に対応する画像データは第6図Cであり、M4に対
応する画像データは第6図eであり、M5に対応する画
像データは第6図dである。
また、論理回路61gでaとbのデータの和a十b、論
理回路61hでdとeのデータの和d+e、論理回路6
1iで(a十b)と(d+e)の和(a+b+d+e)
を実現し、論理回路61にでCと1ビツトシフト入力し
て2倍にした2Cとの和3Xcを実現し、さらに、(a
+b十d+e)を反転回路61jを通し、論理回路61
にで(a+b+d+e)を1ビツトシトフ入力して−(
a+b+d+e)/2と3×Cの和を取ることで3Xc
−(a十り+d十e)/2を得て(論理回路61A)、
第5図の係数による、MTFの補正を実現している。こ
の3Xc−(a十す十d十e)/2が、第3図のMTF
補正部60のd出力となり、領域判定部70へ入力され
る。
後述する領域判定部70では、MTF補正補正信号基づ
き注目画素の濃度と、周辺画素の濃度の濃度差による濃
度パターンマツチング法を述べているが、特開昭63−
279665号公報のように、入力画像情報を、あるし
きい値で二値化し、二値化後の信号による入力画像情報
でも、MTFの補正信号を入力させることにより、前述
のごとく網点の濃度振幅は広がり、濃度差を検出しやす
い。また2値化する上でも、黒ドツト、白ドツトを出力
しやすくなる効果がある。
第1図に基づき網点領域検出について述べる。
各ブロックの詳細説明は後述するため、ここでは概略を
説明する。
まず、網点かどうかを判定するため、画像データのある
エリアを同一時間軸上に存在させることが必要となる。
なお、ここでスキャナ2の主走査方向を示すためにXの
信号を用い、副走査方向を示すためにYの信号を用いる
。よって、X方向遅延回路71およびX方向遅延回路7
2により、あるエリアを同一時間軸上に存在させる。
また、次段の白レベル検出回路73、黒レベル検出回路
74は、網点の白の核または黒の核を検出するもので、
注目画素が網点の核かどうかを判定するため、周辺画素
との濃度差を検出し、ある一定収上の濃度差があれば、
白または黒の網点の核とし、この網点核の状態が定めら
れた規定のパターンと一致しているかどうかの判定をパ
ターンマツチング回路75で行い、網点の検出を行う。
そして、定められたnXmのエリアに網点が1個以上存
在する場合、nxmのエリアを網点ブロンクとする網点
ブロック検出回路(1176と、nXmのエリアに網点
が2個以上存在する場合、nXmのエリアを網点ブロッ
クとする網点ブロック検出回路(2177とを設け、さ
らに網点ブロックの複数ブロックのうちで2点以上網点
検出ブロック、1点以上網点検出ブロック、網点が存在
しないブロックが、ある一定の割合で存在しているとき
、前述の複数網点ブロックを網点エリアにする網点エリ
ア検出回路78を設ける。
X方向遅延回路71について説明する。
X方向遅延回路71は第7図に示すように、メモリ10
1〜104にて構成される。なお、この回路は一例であ
り、パターン・マツチングに使用するパターンの最大サ
イズにより回路は異なる。
また第8図にはタイミングを示す。以下これらを用いて
X方向遅延回路71について説明する。
まず、第9図を用いてタイミング関係を制御する制御信
号について説明する。図中Aは原稿を表しており、制御
信号は副走査方向(Y方向)の有効原稿幅を表す信号F
GATE、主走査方向(X方向)の有効原稿幅を表す信
号LGATE、主走査方向の読み取りの同期を取る信号
LSYNC1および閣には示していないが、システム全
体の基準信号CLKからなる。つまり図において原稿情
報はLSYNCに同期して主走査方向に1ラインずつ読
み取られ、FGATE、LGATEがともに“H”のと
き有効データとなる。そして読み取られた画像データは
CLKに同期して1画素ずつCCDl0から出力される
第8図において、FGATEが“H”になった後、最初
のLSYNCに同期して読み取られた画像データは、L
GATEが“H”の期間を1ライン目の有効画像データ
D1としてCLKに同期して1画素ずつメモリ101に
記憶される。そして次のLSYNCに同期して得られた
2ライン目の画像データD2は、やはりメモリ101に
記憶されるが、その際に、既にメモリ101に記憶され
ていたlライン目の画像データD1はCLKに同期して
、1画素ずつメモリ102に1ライン分遅延された画像
データとして記憶される。
以下3ライン目、4ライン目−−−−−−−と走査して
画像データD3.D4−・−−m=−を得ると、メモリ
103゜104で遅延していき、5ライン目を読み取っ
たときに、メモリ101〜104の各出力は、メモリ1
04の出力がDI、メモリ103の出力がD2、メモリ
102の出力がり1、メモリ101の出力がD4となり
、これと現在読み取った5ライン目の画像データD5と
合わせて5ライン分の画像データが同一時間に得られる
次にX方向遅延回路72について説明する。
X方向遅延回路72は第10図に示すように5つのブロ
ックからなり、各ブロックがそれぞれ5個のフリップ・
フロップ群(111〜115,116〜120,121
〜125,126〜130゜131〜135)にて構成
される。なお、この回路は一例であり、パターン・マツ
チングに使用するパターンの最大サイズにより回路は異
なる。各ブロックは、それぞれX方向遅延回路71によ
り得られた5ライン分の画像データDbI〜D115を
処理するものであり、同じ動作をするので画像データD
b+を処理するブロックについてのみ説明する。
また第1I図には回路の動作のタイミングを示す。
以下これらの図を用いてX方向遅延回路72について説
明する。
第11図において、5ライン目の画像データを読み取る
と、メモリ104からCLKに同期して、1画素ずつ1
ライン目の画像データD1が出力される。そして、lラ
イン目の1画素目の画像データD+−+かフリップ・フ
ロップ111に入力されると、フリップ・フロップ11
1にラッチされ、その値が記憶される。そして2画素目
の画像データD1−2が入力されると、フリップ・フロ
ップ111はその値を記憶するが、その際既に記憶して
いた1画素目の画像データD、−1はCLKに同期して
、1画素分遅延されたデータとしてフリップ・フロップ
112に記憶される。
以下、3画素目、4画素目−の画像データDI)+−4
’−が入力されると、フリップ・フロップ113〜11
5で遅延していき、6画素目の画像データが入力される
と、フリップ・フロップエ11〜115の各出力は、フ
リップ・フロップ115の出力がDI−1、フリップ・
フロップ114の出力がD14、フリップ・フロップ1
13の出力がDl−1、フリップ・フロップ112の出
力がDI−4、フリップ・フロップ111の出力がDl
−5となり、これと現在入力されてきた6画素目の画像
データD1−6と合わせて、同一ライン内の6画素分の
画像データが同一時間に得られる。
従って、5つのブロックを合わせると第12図に示すよ
うに5ライン×6画素、合計300画素の画像データI
)c+”[)cff。が同一時間に得られる。
X方向遅延回路72より5ライン×6画素、合計300
画素画像データDCI〜DC3゜が得られるが、このう
ちの数画素を用いてパターン・マツチングを行い、網点
を検出する。
第13図(al〜telは、パターン・マツチングに使
用するパターンの例であり、−それぞれ丸印を付けた画
素De15が現在注目している注目画素であり、実線の
四角形で囲まれた画素が周辺画素となる。
例えば、同図(alのパターンにおいては、注目画素は
D c 1sであり、周辺画素はD cz〜D (5+
 D c7゜D c+z、 DCI:1. DCI8.
 DCI9. Dcza、 DC26〜D(29の14
画素である。そしてパターン・マツチングは注目画素と
周辺画素の関係が、 輸)注目画素の濃度が全ての周辺画素の濃度よりもある
一定の濃度以上高い場合、 (+1)注目画素の濃度が全ての周辺画素の濃度よりも
ある一定の濃度以上低い場合、 をパターンにマツチしていると見做して、その注目画素
を網点として検出する。なお、上述のある一定の濃度を
以下重みと呼ぶ。
第16図に20%、80%の濃度の網点と各網点を簡単
にするためへの部分で一次元的に見た場合の濃度分布を
示す。そして上記(i)の場合には第16図中■の部分
、つまり網点そのものを網点として検出し、上記(II
)の場合には第16図中■の部分、つまり網点と網点て
囲まれた部分を網点として検出する。
上記のごとく網点は、濃度の高い、つまり一定面積の黒
の面積比率が高い場合、白の核が存在しており、濃度の
低い、つまり白の面積比率が高い場合、黒の核が存在し
得る。(以下余白)ここで、網点検出を行う上で第14
図に示すごとく網点画像の入力データを、複数のスレツ
シュレベルで二値化し、その各々の二値化パターンが、
網点パターンとマツチングしているか否かにより、網点
の検出を行うパターンマツチングでは第15図に示すご
とく、二値化スレッシュレベル周辺の文字、線画情報は
、画像自体の濃度ムラ、搬送ムラ等による機械的ノイズ
、照明および前述したCCDI(lのピッチムラ等によ
り、文字、線画濃度情報は均一ではなく、入力画像の濃
度のムラが生じ、二値化後のデータは黒の途切れが発生
してしまう。この黒の途切れが網点パターンとマツチン
グすれば、誤検出となる。
つまり本実施例においては、上記欠点を補正するもので
あり、多少の濃度ムラが生しても、濃度差レベルは網点
ムこ比較し、十分少さいものであるため、ある程度の濃
度差を、注目画素と周辺画素に持たせた濃度差パターン
マツチングにより、上記欠点を補い、誤ヰ★出を低減で
きる。
また、この濃度差は、網点の濃度(面積率)によって変
化させることもないため、回路自体の構成も比較的容易
となる効果を奏する。
以下第13図(alに示すパターンの場合を、白レベル
検出回路73および黒レベル検出回路74について説明
する。
黒レベル検出回路74では前記(i)の場合についで、
白レベル検出回路73では前記(11)の場合について
、それぞれ周辺画素に対する注目画素の重み付けを行い
、重み付けをした注目画素(重み付き注目画素)と周辺
画素との大小関係を判定する。
第13図(a)のパターンを用いた場合の黒レベル検出
回路74を第17図に示す。黒レベル検出回路74は、
減算器161および比較器162〜175にて構成され
る。なお、この回路は一例であり、パターン等により構
成は変わる。減算器161では、注目画素の周辺画素に
対する重み付けを行う。つまり、注目画素データDco
b+sと周辺画素データ(この場合D C2〜D C5
+  D C?、  D C+2+D C+3. D 
e18+ D c+q、 D C24,D CZ6〜D
 c z qの14画素の濃度の大小関係に応して、信
号D e l−D m + 4を得る。
ここで信号Del〜D!+4は(重み付き注目画素デー
タ)〉(周辺画素データ)のとき“H”となり、それ以
外のときは“L”となる。
次に第13図(alのパターンを用いた場合の白レベル
検出回路73を第18図に示す。白レベル検出回路73
は、加算器141および比較器142〜155にて構成
される。なお、この回路は一例であり、パターン等によ
り構成は変わる。加算器141では注目画素の周辺画素
に対する重み付けを行うが、白レベル検出回路73では
黒レベル検出回路74とは逆に注目画素データDe15
に重みデータD。8を加えて重み付き注目画素データD
c6wrsを生成し、比較器142〜155へ出力する
。なおこの重みデータD。0は任意に設定できる。そし
て比較器142〜155では、黒レベル検出回路74と
同様に、重み付き注目画素と周辺画素の濃度の大小関係
に応じて、信号D a +”’−D a + 4を得る
。ここで信号Ddl〜D4,4は黒レベル検出回路74
とは逆に(重み付き注画素データ)〈(周辺画素データ
)のとき“H”となり、それ以外のときは“L”となる
なお、パターン・マツチングは単一パターンのみでなく
複数パターンを用いてもよく、その際は各パターンに応
じた第17図、第18図に類イ以した黒レベル検出回路
74および白レベル検出回路73を一例として第19図
のように、並列に配置することにより実現できる。
次にパターン・マツチング回路について説明する。
第13図(a)のパターンを用いた場合のパターン・マ
ツチング回路の一例を第20図に示す。パターン・マツ
チング回路75は、ANDゲート181.182および
ORゲート183にて構成される。なお、この回路は一
例であり、パターン等により構成は変わる。白レベル検
出回路73より得られた信号Ddl〜Dd+4は、(重
み付き注画素データ)<(周辺画素データ)のとき“H
”となり、それ以外のときは“L″となる。従ってAN
Dゲート181に信号Ddl〜D4.4を入力して、信
号Ddl〜D414が全て“H”のとき、つまり注目画
素が全ての周辺画素に対して、ある重み以上濃度が低い
とき、パターンにマツチしているので、その注目画素を
網点と判定し、信号D a Wを“H”とする。逆に信
号II)di〜D、14のうち1つでも“L”のときは
パターンにマツチしていないので、その注目画素を非網
点と判定し、信号D a wを“L”とする。同様にし
て黒レベル検出回路74より得られた信号D0〜D8,
4をANDゲート182に人力し、信号D@+−[)e
+4が全て“H”のときは注目画素が、全ての周辺画素
に対しである重み以上濃度が高いので、パターンにマツ
チしていることになる。したがって、その注目画素を網
点と判定し、信号Dabを“H”とする。また逆に信号
り、、1〜D e l 4のうち、1つでも“L”のと
きはパターンにマツチしていないので、その注目画素を
非網点と判定し、信号Dabを“L”とする。そして信
号D a W +  D m bはORゲート183に
入力され、信号D M W +  D m bのうちの
いずれか一方が“H”のとき、つまりいずれか一方のパ
ターンとマツチし、その注目画素が網点と検出されたと
きは、その注目画素を最終的に網点とし、信号り、を“
H”とする。また信号りっW+Dabが両方とも“L”
のときは、その注目画素は最終的に非網点とし、信号D
fを“L”とする。
なお、パターンを複数使用してパターン・マツチングを
行う場合は、−例として第19図に示すように複数の黒
レベル検出回路74a〜74cおよび白レベル検出回路
732〜73cに対応したANDゲートを設け、パター
ンにマツチしているかどうか(注目画素が網点か非網点
か)を判定し、その出力をORゲートに入力して、各パ
ターンのうち1つでもその注目画素を網点と判定した場
合には、その注目画素を最終的に網点と判定し、いずれ
のパターンでもその注目画素を非網点と検出した場合に
は、その注目画素を最終的に非網点と判定するようにす
れば実現できる。
網点ブロック検出回路fl)76および網点ブロック検
出回路f2177について説明する。
網点ブロック検出回路Fl)76および網点ブロック検
出回路(2177では、複数画素からなるブロック中に
網点画素が1画素存在するブロック(網点ブロック1)
、同しく複数画素存在するブロック(M@点ジブロック
2をそれぞれ検出する。
従来の技術では、このような網点ブロック化を行う際に
、そのブロック中に1画素でも網点画素が存在する場合
、そのブロックを網点ブロックとして領域化を行ってき
たが、この場合、ノイズ等によj/J1画素でも非網点
画素を網点画素と誤認識すると、そのブロック全体を網
点ブロックとして誤認識してしまう欠点が存在したこと
は前述の通りである。
第21図(a)、 (b)に、100線、濃度50%お
よび150線、濃度50%の網点画像を前述の40Qd
p iで読み取った場合の画像データを示す。
画像データは数値の高い方を黒、低い方を白とし、図中
ハツチングしたところが網点てあり、画像データの上お
よび左の1〜16の数字は各画素に対応する。この図よ
り明らかなように、適当な太きさのサイズのブロック、
例えば8×8画素をブロックとすると、100線、濃度
50%の場合は4〜5個、150線、濃度50%の場合
は10個程度の網点が存在しているので、ブロック中に
複数の網点画素が存在する場合に、そのブロックを網点
ブロックとすると、前述のような欠点を防ぐことができ
る。さらに100線のように粗い網点と150線のよう
に細かい網点では、同一サイズのブロック中に存在する
網点画素数は異なり、細かい網点の方が粗い網点と比較
して同一サイズのブロック中に存在する網点画素は多く
なるので、ブロック化する際、ブロック中の網点画素数
が細かい網点と粗い網点とでは細かい網点の方が多くな
るようにブロック化することにより、誤検出をさらに防
くことができる。但し、モアレ等の影響により網点画素
が検出しすらくなっている場合、フロック中に複数画素
網点が存在する場合に、そのブロックを網点ブロックと
すると、逆に網点画像部を非網点画像部と誤認識してし
まう欠点が生しるので、本実施例においては、ブロック
中に所定の複数網点画素が存在する場合を網点ブロック
2、ブロック中に網点ブロック2を検出する場合よりも
少ない所定の網点画素が存在する場合を網点ブロック1
として各パターンごとに検出し以後の処理に使用する。
以後、粗い網点の場合、8×8画素のブロック中網点画
素が1画素でも存在するときに網点ブロックIとし、2
画素以上存在するときに網点ブロック2とし、また細か
い網点の場合、8×8画素のブロック中、3画素以上網
点画素が存在するときに網点ブロック1とし、4画素以
上存在するときに網点ブロック2とするものとして説明
を行う。
粗い網点の場合について第22図に網点ブロック検出回
路(1176および網点ブロック検出回路(2)77の
構成を示す。なお、粗い網点の場合も細かい網点の場合
も構成に大きな差はないので以下粗い網点の場合につい
て主に説明を続ける。
粗い網点の場合なので第13図(a)または山)のパタ
ーンで検出した結果を入力信号として用いる。
なお細かい網点の場合には、第13図fc)〜fe)の
パターンで検出した結果を入力信号として用いる。
網点ブロック検出回路tl)76は粗い網点の場合8×
8のブロック中、1画素でも網点画素が存在すればその
ブロックを網点ブロック1とするので、主走査方向網点
ブロック検出回路(11201によりブロックの主走査
方向8画素中に1画素でも網点画素が存在するラインを
検出し、検出結果を副走査方向網点ブロック検出回路(
11203に入力し、ブロックの副走査方向8ライン中
に1ラインでも網点画素が存在するラインがあるときに
そのブロックを網点ブロック1として検出する。
網点ブロック検出回路(2+ 77は、粗い網点の場合
8×8のブロック中、2画素以上網点画素が存在すれば
そのブロックを網点ブロック2とするので、主走査方向
網点ブロック検出回路(2) 202により、ブロック
の主走査方向8画素中に2画素以上網点画素が存在する
ラインを検出し、検出結果を副走査方向網点ブロック検
出回路(1) 205に入力し、ブロックの副走査方向
8ライン中に1ラインでも2画素以上網点画素が存在す
るラインがあるときにそのブロックを網点ブロック2と
して検出し、また主走査方向網点ブロック検出回路(1
)201の検出結果を副走査方向網点ブロック検出回路
(21204に入力し、1画素でも網点画素が存在する
ラインが2ライン以上あるときにそのブロックを網点ブ
ロック2とし、そして何れか一方でそのブロックが網点
ブロック2として検出されればそのブロックを網点ブロ
ック2として検出する。
なお、細かい網点の場合もブロックとして検出する際の
網点画素数を変え、同様にブロック中に3画素以上網点
画素が存在する場合を網点ブロック1として、ブロック
中4画素以上網点画素が存在する場合を網点ブロック2
として検出することができる。
主走査方向網点ブロック検出回路(11201は、第2
3図に示すように、8進カウンタ210、フリップ・フ
ロップ211〜213、ANDゲート214.215、
ORゲート216およびNANDゲート217にて構成
される。なお、この回路は一例であり、ブロックのサイ
ズにより回路は異なる。
また、第25図にはこの回路の動作のタイミングの一例
を示す。なお、図中の■〜■の信号は、第23図中の■
〜■の各位置に対応する。また第25図のCLKO上の
数字は画素に対応する。
以下、これらの図を用いて、主走査方向網点ブロック検
出回路(11201について説明する。
主走査方向網点ブロック検出回路(11201では、ブ
ロックの主走査方向8画素中に網点画素が存在するかし
ないかを検出する。8進カウンタ210のQA−Qcの
各出力は、基準信号CLKが入力される度に第25図の
ように順次出力を変えていくので、これをANDゲート
214に入力することにより、フリップ・フロップ21
1の出力■。
■は8クロツク毎に“H”または“L”になる。
ここで例えば、2画素目が網点と判定され、信号Dfが
“H”になっている場合、ANDゲート215の出力■
の状態にかかわらず、ORゲート216の出力■が“H
”となるので、次のCLKの立上がりでこの信号がラッ
チされ、フリップ・フロップ212の出力■が“H”と
なる。そして信号■と■をANDゲート215に入力す
ることにより、ANDゲート215の出力■は“H”と
なり、この信号■がORゲート216に入力されるので
、以下信号り、の状態にかかわらず、信号■は“H″と
なり、信号■も“H”となる。そして9画素目にくると
信号■が“L”になるので、信号Dfが“L”のとき信
号■は“L”となり、次のCLKの立上がりでこの信号
がラッチされ、信号■が“L”となる。信号■とCLK
をNANDゲート217に入力することにより、NAN
Dゲート217の出力■は第25図のようになり、この
信号■をフリップ・フロップ213のクロックに入力す
ることにより、信号■の立上がりで信号■がラッチされ
るので、フリップ・フロップ213の出力■は信号■が
“H”のとき、つまり8画素中に網点が存在したときは
“H”となり、逆に信号■が“L”、つまり8画素中に
網点が存在しなかったとき“L”となる。
以下、9画素目〜16画素目まで8画素中には網点画素
が2個存在する場合を、また17画素目から24画素目
までは網点画素が存在しない場合のタイミングの例を示
す。
主走査方向網点ブロック検出回路(2) 202につい
て説明する。
主走査方向網点ブロック検出回路(2) 202は、第
24図に示すように、8進カウンタ220,221、フ
リップフロップ222〜224、デイレイ225,22
6、ANDゲート227,228、ORゲート229,
230およびNANDゲート231にて構成される。な
お、この回路は一例であり、ブロックのサイズにより回
路は異なる。
また、第26図には、この回路の動作のタイミングの一
例を示す。なお、第26図中の■〜[相]の信号は第2
4図中の■〜[相]の各位置に対応する。また、第26
図のCLKO上の数字は画素に対応する。
以下、これらの図を用いて主走査方向網点ブロック(2
) 202について説明する。
主走査方向網点ブロック検出回路(2) 202では、
ブロックの主走査方向8画素中に網点画素が2画素以上
存在するかしないかを検出する。8進カウンタ220の
QA−QCの各出力は、基準信号CLKが入力される度
に第26図のように順次出力が変わるので、これらをA
NDゲート227に人力することにより、フリップ・フ
ロップ222の出力■、■は8クロツク毎に“H”また
は“L”になる。ここで例えば、3画素目と6画素目が
網点と判定され、信号り、が“H”になっている場合、
信号り、とCLKの反転信号をANDゲート228に・
入力することにより、ANDゲート228の出力■は信
号り、が“H”のときにCLKの反転信号が出力される
。そしてこの信号■を8進カウンタ221のクロックに
入力すると、最初の信号■が“H”となったときは、8
進カウンタ221のQtr 、  Qc比出力ともに“
L”なので、この2つの信号をORゲート230に入力
して得られたORゲート230の出力■も“L”となる
が、信号■が2回目に“H”となったときは、8進カウ
ンタ221のQB出力が“H”となるので、信号■が“
H”となる。そしてこの次のCLKの立上がりでこの信
号■がラッチされるので、フリップ・フロップ223の
出力■も“H″となる。これ以後8進カウンタ221が
クリアされるまではQB比出力“H”の状態を保つので
、信号■も“H”の状態を保つ。そして信号■とCLK
をNANDゲート231に入力することにより、NAN
Dゲート231の出力■は第26図のようになり、この
信号■をフリップ・フロップ224のクロックに入力す
ることにより、信号■の立上がりで信号■がラッチされ
るので、フリップ・フロップ224の出力[相]は信号
■が“H”のとき、つまり8画素中網点画素が2画素以
上存在したときは“H”となり、信号■が“L”のとき
、つまり8画素中網点画素が1画素しか存在しなかった
とき、または網点画素が存在しなかったときは“L”と
なる。8進カウンタ221のクリアは信号■をデイレイ
225に入力して、得られた信号■と信号■をORゲー
ト229に入力して得られる。ORゲート229の出力
■をさらにデイレイ226に人力し、遅延させた信号■
を8進カウンタ221のクリア端子(CR)に入力する
ことにより行う。
以下、9画素目〜16画素目は、網点画素が1画素存在
する場合を、また17画素目から24画素目までは網点
画素が存在しない場合のタイミングの例を示す。
副走査方向網点ブロック検出回路(1)(符号203ま
たは205;以下203として表示する)について説明
する。
副走査方向網点ブロック検出回路(11203は、第2
7図に示すように、8進カウンタ240、メモリ241
、ORゲート242、ANDゲート243およびNAN
Dゲート244にて構成される。
なお、この回路は一例であり、ブロックのサイズにより
回路は異なる。
また第28図には、この回路の動作のタイミングの一例
を示す。なお、第28図中の■〜■の信号は第27図中
の■〜■の各位置での信号と対応する。また第28図の
1/8CLKの上の数字はブロックに対応する。以下こ
れらの図を用いて副走査方向網点ブロック検出回路(1
) 203について説明する。
副走査方向網点ブロック検出回路(11203では、主
走査方向網点ブロック検出回路(t) 201または主
走査方向網点ブロック検出回路f2) 202により、
ブロックの主走査8画素中に網点画素が存在するかしな
いか、または網点画素が2画素以上存在するかしないか
を検出した後に、ブロックの副走査8ライン中1ライン
でも網点画素が存在するという検出結果が存在したとき
に、そのブロックを網点ブロック1として検出し、また
8ライン中1ラインでも網点画素が2画素以上存在する
という検出結果が存在したときに、そのブロックを網点
ブロック2として検出する。
まず網点ブロックlの検出について説明する。
8進カウンタ240は、LSYNCが入力される度に順
次カウント・アップしていく。そして、このQA−QC
出力をNANDゲート244に入力することにより、信
号■を得る。まず、8進カウンタ240の出力が7の場
合、QA−Qcの各出力は“H”となるので、信号■は
“L”となる。
そして主走査方向網点ブロック検出回路(11203の
検出結果の信号■(−D91)が、今1ブロック目と4
フロツク目に網点画素が存在し“H”となったとすると
、メモリ241の出力■がどのような状態であっても、
信号■が“L”なので、ANDゲート243の出力■は
“L”となる。そして信号■と信号■をORゲート24
2に入力し、信号■を得る。次に次のラインに進み、カ
ウンタ240の出力がOの場合、信号■は“H”となる
そして信号■が今2ブロック目と4ブロツク目が“H”
になったとすると、メモリ241の出力■は、前ライン
でORゲート242の出力信号■を1/8CLKでラッ
チした信号であり、前ラインの信号■で1フ゛ロツク目
と4フ゛ロツク目が“H”であった信号が保持されてい
る。そして信号■が“H”なので、信号■は信号■がそ
のまま出力された信号となり、従ってORゲート242
がらの出力■は1.2.4ブロツク目が“H”の信号と
なる。
以下同様に進み、カウンタの出力が6の場合、信号■は
“H”となる。そして信号■が今3ブロック目が前の7
ラインも含めて初めて“H”になったとすると、信号■
が“H”なので、信号■はメモリ241で保持していた
信号■がそのまま出力された信号となり、従って信号■
は、1〜4ブロツク目が“H”の信号となる。そしてこ
の信号■が1/8CLKでラッチされ、次のラインでの
メモリ241からの出力■となるので、結局ブロックの
副走査方向8ライン中1ラインでも信号■が“H”、す
なわち、ブロックの主走査8画素中に網点画素が存在す
るという検出結果になると、それを保持し続けて、その
ブロックを網点ブロック1として検出し、“H”の信号
を出力する。
逆に8ライン中全ての信号が“L″、すなわち、網点画
素が存在しないという検出結果になると、それを保持し
続けそのブロックを非網点ブロックとして“L”の信号
を出力する。そして次のラインに進み、カウンタ240
の出力が再び7になると、信号■が“L”になるので、
メモリ241の出力■は保持されな(なり、クリアされ
る。
網点ブロック2の検出については、信号■をDhlにす
るだけで、動作は網点ブロック1の検出と同様である。
副走査方向網点ブロック検出回路(2+ 204につい
て説明する。
副走査方向網点ブロック検出回路(2+ 204は第2
9図に示すように、メモリ250、ANDゲートブロッ
ク251およびORゲート252にて構成される。さら
にANDゲートフロック251は、第31図に示すよう
に複数のANDゲート260〜287にて構成される。
なお、これらの回路は一例であり、他の構成にしてもよ
い。
また第30図には、この回路のメモリ250の出力まで
の動作のタイミングを、また第32図には、ANDゲー
トブロック251からORゲート252の出力までの動
作の一例を示す。
以下、これらの図を用いて副走査方向網点ブロック検出
回路(21204について説明する。
主走査方向網点ブロック検出回路(11201によりブ
ロックの主走査方向8画素中に網点画素が存在するかど
うかを検出した信号D91をメモリ250のDIN+に
入力し、DOLIア、の出力をDIN□にフィードバッ
クして入力し、以下同様にり。UT2の出力をDI83
の入力に、DooT3の出力をDI84の入力に、とい
うように出力を次の入力にフィードバックしてやると、
主走査方向網点ブロック検出回路(11201からの1
ライン目の検出信号D g + −+をまずD IN+
 に入力し、次に2ライン目の検出信号り、、2を入力
すると、DOUT+の出力をDl、2に入力しているの
で、D OUT□の出力からはり、−+が1ライン分遅
延して出力される。
以下、3ライン目、4ライン目、−・の検出信号D g
 1−3 +  D g + −4+ ’−−−を順次
入力し、8ライン目の検出信号Dg□−6を入力すると
、D(ILIア、〜8の各出カイ言号D 9 + 1 
””” D 91 aは1ライン目〜8ライン目の検出
信号Dg、−1〜D□−8となり、ブロックの副走査方
向8ライン分の信号が得られることになる。
次に信号D93.〜D9..をANDゲートブロック2
51に入力すると、ANDゲートブロック251では第
31図に示すように、信号り、、、%D、、。
の各2つの信号の入力のANDを取っているので、第3
2図に示すように、信号D91Iが1. 3. 47.
11.12ブロツク目で、信号D91□が23.4.6
.8,9.12ブロツク目で、主走査8画素中網点画素
が存在して“H”になり、信号Dg13〜Dell+に
は網点画素が存在せず常に“L”だったとすると、AN
Dゲートブロック251からの出力信号Dhll〜D 
h3Bは、信号Dh+□が信号D9111D912と3
. 4. 127゛ロツク目でともに“H″′というこ
とは、3.4.12ブロツク中に少なくとも2画素以上
網点画素が存在していることを示しているので、3,4
.12ブロツク目を網点ブロック2として検出し“H”
とする。
その他の信号は2ラインでともに“H”となるブロック
が存在しないので、網点ブロック2として検出できず、
“L”となる。そして信号DI、、〜D13.をORゲ
ート252に入力すると、信号D1□の3.4.12フ
゛ロツク目が”H”なので、3.4,12フ゛ロツク目
を網点フ゛ロック2として検出して“H”を出力する。
第33図ないし第36図は、前述の回路より得られた1
点網点ブロック情報DG、2点網点ブロック情報DHを
基に、第37図に示す計6つのブロック(以下エリアと
言う)のDG、DHにより、網点エリアであるかを判定
する回路の具体的な一例を示すブロック図である。また
、第38図、第39図は上記網点エリアであるかを判定
する回路の動作を示すタイミングチャートである。
以下、これらの図を基に説明を行う。
第33図ないし第36図において、300,330はP
 I FORAM (ファーストイン・ファーストアウ
ト・ラム)、301,302は多入力DF/F、303
〜317.319〜325は多入力AND素子、318
,326,327,329.333は多入力OR素子、
328はAND素子、331はOR素子、332はシフ
ト・レジスタである。
第38図において、前述の回路より、LGATE、1/
8LGATE、1/8CLK、IN−DG  IN−D
H(第33図のDC,DHに入力される1点または2点
網点ブロック情報)が入力される。上段の5つの信号(
LGATE、1/8LGATE、IN−DG、IN−D
H,1/8CLK)のIN−DG、IN−DHのDAT
Gn、DATHnの部分を詳細に示した信号がその下段
の信号である。IN−DGは1点網点ブロック情報デー
タ、nライン目の8ピクセルこ゛とに1,23−40.
11,12.13− n、すなわち、DATGn−1,
DATGn−2,DATGn−3゜DATGn−4,−
一−−−−−DATGn−10,DATGn −11、
DATG n −12,−nとする。IN−DH(2点
網点ブロック情報データ)も同様にDATHn−1,D
ATHn−2,DATHn−3,DATHn−4,−−
−−−−DATHn−10゜DATHn−11,DAT
Hn−12,DATHn−13とする。P I FOR
AM300はリード・ライトCLKをl/3CLKとし
、ライト・リセット信号、リード・リセット信号を1/
8LGATEとしている。すなわち、DIN+端子から
入力されたデータをDATGn−1とすると、同一時間
上に1つ前の1/8LGATEが“H”になったとき書
き込んだ値、すなわち、nライン目より8ライン目のデ
ータCDATG (n−8)1〕を1/8CLKに同期
して、読み出しを順次行う。
よってDC23,DH23,DGI3.DHI3なるタ
イミングの信号を得られる。またDG23、DH23,
DGI3.DHI3は多大力DF/F 301により、
1/8CLKをクロックとし、DG22.DH22,D
GI2.DHI2なるタイミングの信号を得る。さらに
DG22.DH22DGI2.DHI2は同しく、多大
力DF/F 302により、DG21.DH21,DG
ll、DHIIを得る。これで第37図に示すエリアの
各ブロックの1点、2点網点情iDG。
DHが同一時間上に出力され、次段の網点エリア判定回
路へと入力される。これは第38図に示すタイミング上
では、IN−DG、IN−DHにnライン目で1/8L
GATEが“H″になってから8ピクセル単位計算し、
3番目のDATGn3、DATHn−3が人力されたと
き、DG23.DH23からはnライン目より8ライン
前で1/8LGATEが“H”になってから3番目のD
ATG (n−8)−3,DATH<n−8)  −3
、 DG22.DH22からは、その1/8CLK1個分前
(1/8LGATEが“H”になってから2番目)のD
ATG (n−8)−2,DATH(n−8)  −2
、 DG21、DH21からは同様に1/8 LGATEが
rHJになってから1番目のDATG (n−8)−1
,DATH(n−8)−1、DGI3.DHI3からは
nライン目より、16ライン前で1/8LGATEが”
H″になってから3番目のDATG (n−16) −
3,DATH(n−16)−3、 DGI2.DHI2からはDATG (n−16)2、
DATH(n−16) −2、 DGI 1.DHI 1からはDATG (n−16)
−1,DATH(n−16)−1、 が各々得られることから理解される。
第34図、第35図は、上記第33図で同一時間上に得
られた第37図のエリアの各ブロックの1点、2点網点
情IDG、DHを基に、ある条件が成立すればそのエリ
アを網点エリアと判定する回路を示すブロック図である
上記のある条件とは、第37図のエリアにおいて以下の
通りである。
■)2点網点情IDHが4つ“H”で、かつ1点網点情
報DCが1つ以上“H”のとき。
2)2点網点悄iDHが5つ以上“H”であるとき。
そして、1)、2)のいずれかが満足すれば、そのエリ
アを網点エリアとする。上記条件は一例であり、DH,
DGの個数は勿論システムにより可変できる。
前述のごとく網点ブロック内に存在する網点検出信号は
、複数個存在する。つまり、網点エリア検出部で網点ブ
ロック6個をDH1つまり2点網点検出とすればよいが
、網点原稿はCCDl0による読取ピッチとの位相差に
より、モアレが発生する。このモアレにより網点ブロッ
クが実際網点画像であるにもかかわらず、複数の網点検
出がなされないことがある。
また、例えば文字の一部分や地肌の汚れを1つのドツト
として検出し、それを網点領域に誤判定することがある
よって前述のごとく網点ブロックを1点以上網点検出の
みにすると、上記誤判定が多くなり、さらに網点ブロッ
ク2点以上網点検出のみにすると、上記モアレにより網
点エリアを検出できなくなる。
そのため、1点網点および2点網点検出ブロックの組み
合わせ、さらには網点検出がないブロックとの組み合わ
せにより、上記欠点を改善するものである。
第34図の多入力AND素子303〜317は、各2点
網点情報DHII〜DH13,DH21〜DH23の中
から、4つずつ全ての組み合わせを選び、前述の条件1
)の2点網点情報が4つ“H”になるかを示し、その情
報を次段の回路へ伝える。
そしてB41〜B49+  B41゜〜B a Isは
、多入力OR素子327の入力となり、いずれか1つで
も“H”になるかの情報をAND素子328の一方の人
力へ、また他方の人力に多入力OR素子318より1点
網点情報DGII〜DG13.DG21〜DG23その
中の1つ以上の“H”があるかを多入力OR素子329
に伝えている。よってAND素子328の出力は条件l
)が当てはまることになる。
次に、多入力AND素子320〜325は、2点網点情
報DHI 1−D)(13,DH21−DH23の中か
ら5つずつ全ての組み合わせを選び、多入力OR素子3
26に出力し、それらのうち1つでも“H”があるかを
多入力OR素子329に伝えている。多入力AND素子
319は、2点網点情報DHII〜DH13,DH21
〜DH23の全てが“H”であるかを多入力OR素子3
29に伝える。以上のことは条件の2)に当てはまる。
よって多入力OR素子329からは、条件1)または2
)力く当てはまったときは“H”、そうでなかったとき
は”L”というAMI信号が出力される。
第36図は、第37図のエリアか網点エリアであったら
(AMJ信号が“H”のとき)、その全てのデータ、8
 (ピクセル)×8 (ライン)を網点領域とする回路
のブロック図である。ここで第39図のタイミング・チ
ャートを参照しながら、説明を行う。
1/8CLK、1/8LGATE、LGATEを基準と
し、画像データDAT−INが第39図のようになって
いるとする。ここでDATn−1は、nライン目でLG
ATEの立上がりから数え、8ピクセル単位で1番目の
画像データを表している。さらにAMInはnライン目
の前述の回路より検出された網点エリア情報、AMI 
 (n−8)は(n−8)ライン目、AMI(n−16
)は(n−16)ライン目の網点エリア情報のことであ
り、各々第39図に記したタイミングの信号を得たもの
とする。
F I FORAM330は、リード・ライトCLKを
1/8CLK、ライト・リセット信号を1/8 LGA
TE、リード・リセット信号をLGATEとすることで
、l/8 LGATEが“H”のときに書き込んだ網点
エリア情報を、LGATEが“H”になったとき、1ラ
イン前に書き込まれた網点エリア情報を1/8CLKに
同期しながら、順次読み出す。
第39図において、AMInは画像データDATn−1
と、DAT (n+1)−3のとき”H”で、AMI 
 (n−8)、AMI  (n−16)は第39図に記
した画像データの範囲内では、全て″L″であったとす
る。F I FORAM330のD 0UTII  D
 outz端子からは画像データDATn−1に対応す
る部分のみ“H″で、後は“L”という信号を出力する
。OR素子331は○R比出力いう信号を出力し、これ
がシフト・レジスタ332へと伝えられ、さらにOR素
子331の出力と、シフト・レジスタ332のQ+ 、
Qz比出力1回ラッチと2回ラッチ)とのORを、多入
力OR素子333で取られることにより、Bなる信号を
得る。
これは画像データ、DATn−1,DATn−2、DA
Tn−3,DAT  (n−8)   1.  DAT
 (n−8)  −2,DAT (n−8)−3のエリ
アにおいて、DATn−1のブロックのみ網点エリア情
報が“H”であるのを、エリア全体に対応する網点エリ
ア情報を“H”とすることになる。
例えば最終段で、本実施例で使用したPIFORAM、
多入力D−F/F等で遅延された分、画像データも同様
に遅延させ、網点エリア情報を制御信号とし、例えば、
文字処理を施した画像データと中間調処理を施した画像
データを、セレクタ等を用いることで、文字、中間調の
分離を行うことができる。また、本発明の具体的な実施
例の説明では、第37図のエリアを網点判定エリアとし
たが、そのエリアの大きさを、その装置の入・出力特性
や対象原稿の特性等により可変し、判定エラーを低減す
るように、本実施例を基に容易に応用することもできる
。また網点エリアを判定する条件も、前述の理由により
可変し、判定エラーの低減を図ることもできる。
ところで、粗い網点の場合、ある所定領域に含まれる網
点の数は少なく、細かい網点の場合、ある所定N域に含
まれる網点の数は多い。従って所定領域内に記録ドツト
および非記録ドツトが所定の複数個存在する場合に、そ
の所定領域を網点領域として検出する際、細かい網点領
域の検出時、所定領域中に含まれる記録ドツトの所定数
を大きくしてやることによりノイズや地肌の汚れなどに
よる誤検出をより一層低減することが可能となる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、画像の種別に応
じた好ましい処理を行うため、原稿上の各々の領域につ
いて中間調画像か二値画像かを自動的に判別し、特に画
像網点か否かを検出するようにしたので、網点領域の検
出率の向上と網点領域外の誤検出の低減を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る網点領域検出回路の全
体を示すブロック図、第2図はデジタル複写機の概略構
成図、第3図はスキャナの電気的構成図、第4図は入力
データと補正後データの波形図、第5図はMTF補正の
一例の説明図、第6図はMTF係数設定の回路構成を示
すプロ・ンク図、第7図はY方向遅延回路図、第8図は
Y方向遅延回路のタイミングチャート、第9図はタイミ
ング関係を制御する制御信号についての説明図、第10
図はX方向遅延回路図、第11図はX方向遅延回路のタ
イミングチャート、第12図はX方向遅延回路によって
得られる画像データを示す説明図、第13図はパターン
マツチングに使用するパターンを示す説明図、第14図
はイメージスキャナで読取られた網点画像の信号波形図
、第15図は従来例のパターンマツチング方式の説明図
、第16図は網点とその濃度分布を示す説明図、第17
図は黒レベル検出回路のブロック図、第18図は白レベ
ル検出回路のブロック図、第19図は黒レベル検出回路
と白レベル検出回路を並列に配置した例を示す図、第2
0図はパターンマツチング回路の−例を示すブロック図
、第21図は100線、濃度50%および150線、濃
度50%の網点画像を400dp iで読取った場合の
画像データを示す説明図、第22図は網点ブロック検出
回路の一例を示すブロック図、第23図、第24図は主
走査方向網点ブロック検出回路の一例を示すブロック図
、第25図は第23図に示す回路のタイミングチャート
、第26図は第24図に示す回路のタイミングチャート
、第27図は副走査方向網点ブロック検出回路(1)の
−例を示すブロック図、第28図は第27図に示す回路
のタイミングチャート、第29図は副走査方向網点ブロ
ック検出回路(2)の−例を示すブロック図、第30図
は第29図のメモリの動作タイミングチャート、第31
図は第29図のANDゲートブロックの一例を示す回路
図、第32図は第31図に示す回路のタイミングチャー
ト、第33図、第34図、第35図、第36図は網点エ
リアを判定する回路の一例を示す・ブロック図、第37
図は6つのブロック(エリア)を示す図、第38図、第
39図は網点エリア判定回路のタイミングチャートであ
る。 71・・・Y方向遅延回路、72・・・X方向遅延回路
、73・・・白レベル検出回路、74・・・黒レベル検
出回路、75・・・パターン・マツチング回路、76・
・・網点ブロック検出回路(1)、77・・・網点ブロ
ック検出回路(2)、78・・・網点エリア検出回路。 第 図 第 図 (b) 1 bit シフト(82) 1 bitシフ[へ (X2〕 第 ? 図 〜 q 噂 N       さ 一一一−d Dc+ 第 図 Dr−+ Dr−z 第72 図 b 80x 第 図 第 図 ON 第15図 入力画(象 2(直イヒ後 4部の濃度 第20 図 」 −〜つ寸O■トの001〜0寸のψ 第22図 ■ 第23図 −一□−−ヨ 第27図 さぶ謝贋さぶ討 たコ ξ蛋 ろdad Q目よ ! 第37図 主走査(ピクセル)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 入力画像情報の二次元配列パターンと予め定めた記録ド
    ットおよび非記録ドット検出パターンとを比較し、その
    結果を出力する記録ドットおよび非記録ドットの検出手
    段と、所定の二次元領域ごとに各々複数の前記検出手段
    が出力する情報の数を識別する複数の網点パターン識別
    手段とを備えたことを特徴とする画像領域識別装置。
JP2116948A 1990-05-08 1990-05-08 画像領域識別装置 Pending JPH0414379A (ja)

Priority Applications (1)

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JP2116948A JPH0414379A (ja) 1990-05-08 1990-05-08 画像領域識別装置

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