JPH05110831A - 画像領域識別装置及び画像領域識別方法 - Google Patents

画像領域識別装置及び画像領域識別方法

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JPH05110831A
JPH05110831A JP29653791A JP29653791A JPH05110831A JP H05110831 A JPH05110831 A JP H05110831A JP 29653791 A JP29653791 A JP 29653791A JP 29653791 A JP29653791 A JP 29653791A JP H05110831 A JPH05110831 A JP H05110831A
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dot
halftone
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JP29653791A
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Masato Obata
正人 小幡
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 縮小時には、検出用パターンとして網点より
も大きなパターンを用いて検出することにより縮小時網
点検出率を向上させる画像領域識別装置及び画像領域識
別方法を提供する。 【構成】 原稿画像を多数の微小領域に分割し、その濃
度に対応したアナログ電気信号を出力し、画像読取手段
と原稿とを相対的に走査駆動するとともに、指定された
画像倍率に応じて走査の速度を調整し、画像の副走査方
向の画像倍率を変更し、アナログ電気信号をデジタル電
気信号に変換し、指定された画像倍率に応じてデジタル
電気信号の画像の主走査方向の間引き、又は補完を行な
って画像倍率を変更し、デジタル電気信号の二次元配列
パターンを予め定めた複数の記録ドット及び非記録ドッ
ト検出パターンと比較し、その結果を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル複写機、ファ
クシミリ、スキャナ等の入力画像の各領域が網点処理す
るものか否かを自動的に識別する画像領域識別装置及び
画像領域識別方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、デジタル複写装置においては、
CCD(チャージ・カップルド・デバイス)イメージセ
ンサ等を用いて原稿像を微小領域、即ち画素毎に読み取
り、イメージセンサの出力に得られるアナログ電気信号
をA/D(アナログ/デジタル)変換し、得られるデジ
タル信号に各種処理を施した後、その信号を記録装置に
与えてコピー画像を得ている。ところで、この種の装置
に用いられる記録装置では、各記録画素毎に濃度レベル
を変えるのが難しいため、記録/非記録の二値的又は多
値的な記録を行なうのが一般的である。しかしながら、
原稿には写真等の中間調画像も含まれることがあるの
で、中間調画像を再現する必要がある。二値又は多値記
録を行なう記録装置を用いて中間調表現を行なう方法と
しては、従来よりディザ法、濃度パターン法、サブマト
リクス法、誤差拡散法等々が提案されており、これらの
方法を用いれば、中間調画像を再現できる。ところが、
中間調処理を行なう場合、原稿像濃度が写真のようにゆ
るやかに変化する場合には比較的好ましいコピー像が得
られるが、原稿像濃度が文字のように二値的に変化する
場合には、コピー像の輪郭がぼけて文字が読みづらくな
ったり、原稿地肌の汚れがコピー像に現われたりして、
コピー品質が著しく低下する。
【0003】文字等の原稿像に対しては、中間調処理を
行なわずに、単純な二値又は多値処理を行なえば、好ま
しいコピーが得られる。従って、中間調処理の有無を指
定するスイッチを設ければ、原稿の種別に応じたオペレ
ータの判断によって、好ましいコピーモードが選択でき
る。
【0004】ところが、例えばパンフレットのように、
1つの原稿中に、写真のような中間調画像と文字のよう
な二値画像とが混在する場合もかなりある。このような
場合、二値又は多値モードを選択すれば写真の品質が低
下するし、中間調モードを選択すれば文字の品質が低下
する。
【0005】ところで、この種のデジタル写真装置にお
いてはもう1つの不都合がある。即ち、ラインセンサ等
を用いて画像を小さな画素単位で読取る場合、原稿上の
濃度変化に周期性があると、その周期(ピッチ)と画像
読取センサの配列ピッチ(サンプリング周期)との干渉
によって、記録画像上にモアレが生ずることがある。例
えば、原稿において網点印刷が行なわれている場合、そ
の画像上の濃度変化には周期性があるので、この濃度変
化の周期と読取センサのサンプリング周期との干渉によ
ってモアレが生ずる。
【0006】例えば、画像読取センサの分解能が400
dpiの場合であれば、その分解能に近い密度の網点印
刷、即ち133線(約10.5画素/mm)〜200線
(約16画素/mm)の範囲の密度の場合に、読取信号
にモアレが発生し易い。勿論、他の密度の場合でもモア
レが発生するが、前記密度の場合に特に発生が著しく、
それによる信号の変動幅が大きい。
【0007】網点印刷自体は、一種の擬似中間調表現で
あり、画素単位の濃度変化は1/0(記録/非記録)の
二値的なものである。網点印刷においては、網点のピッ
チ変化や網点の大きさの変化によって画素集合の全体を
見た場合の平均濃度を多段に変化させ、これによって中
間調濃度を表現している。従って、モアレの問題を考え
なければ、網点印刷の原稿像をコピーする場合には、信
号を二値的に処理することにより、記録画像に網点画像
を再現し、好ましいコピーを行なうことができる。しか
し実際には、特定の密度で網点印刷された原稿像に対し
ては、上述のようにモアレが発生するため、著しくコピ
ー品質が低下する。
【0008】一方、画像読取信号を中間網処理して二値
又は多値信号に変換する場合、処理の過程で、複数画素
の濃度の平均化、しきい値レベルの変更等々を行なうた
め、結果的にコピー画像にモアレが発生しないか、又は
影響が小さくなる。この場合、コピー画像の濃度は網点
によって擬似中間調表現されるが、コピー上の網点は原
稿上の網点を直接再現したものではなく、複写機特有の
中間調処理によって生成される網点である。
【0009】従って、網点印刷された画像あるいはデジ
タル複写機によって網点処理でコピーされた画像が原稿
である場合には、画素単位では二値記録であるが、中間
調処理を行なう複写モードを選択する方が好ましい。
【0010】また、前述のように、文字部は、単純二値
又は多値を行ない、網点部は、ディザ法等の中間調処理
を行なえばよく、そのため、領域分割を行なう方法も考
えられる。例えば、すでに開示された、特開昭63−2
79665号公報に示されたように、網点領域を検出
し、網点領域は、中間調処理、その他は単純2値化を行
ない、文字部と網点写真部を、良好な画像として出力さ
せることができる。特開昭63−279665号公報で
示された、網点領域検出方式を説明すると、入力画像情
報の二次元配列パターンを予め定めたパターンと比較し
て、記録ドット及び非記録ドットの検出を行ない、その
検出結果に基づいて、入力画像情報が網点パターンか否
かを識別する。
【0011】網点処理された画像においては、記録ドッ
ト(例えば黒画素)と非記録ドット(例えば白画素)と
が所定のピッチ及び間隔で交互に繰り返し配列されてい
る。従ってある位置に存在する記録画素とその周囲に存
在する非記録画素とが所定の配列パターンである状態、
又はある位置に存在する非記録画素とその周囲に存在す
る記録画素とが所定の配列パターンである状態が繰り返
し現われる場合には、その画像が網点処理されたものと
みなしうる。つまり、注目画素を順次に移動し、各々の
注目画素について、それとその周囲の画素とでなる二次
元領域の画像情報を、予め定めた記録ドット検出パター
ン及び非記録ドット検出パターンと比較することによ
り、入力画像が網点パターンか否かを識別しうる。
【0012】しかしながら、網点処理された画像をイメ
ージスキャナで実際に読み取ると、画像の濃度に応じ
て、読み取られた信号の画像パターンが大きく変わり、
網点の識別に誤りを生じることが多い。即ち、網点印刷
においては、濃度を、所定小領域内の網点状記録ドット
の面積の大小で表現しているので、画像濃度が変わる
と、網点の形状が大きく変わる。特に、網点濃度が50
%の近傍にあると、網点を構成する記録ドット(例えば
黒画素)又は非記録ドット(例えば白画素)が隣り同志
つながって連続的になることがあるので、このような場
合には、黒ドットと白ドットのいずれも検出できないこ
とが多い。
【0013】画像情報を記録画素レベルと非記録画素レ
ベルとに二値化する際の閾値レベルを調整すると、網点
濃度が50%の場合の識別エラーを減少できる。しかし
その場合、網点濃度が50%より高い場合又は低い場合
に識別エラーが増加する。
【0014】網点画像の場合、イメージスキャナで読取
られた信号は、一般に図14に示すようになる。これを
みると、信号の山の高さ、谷の深さ及びデューティが、
濃度に応じて変化しているのが分かる。ここで、濃度レ
ベルが50%の信号に着目すると、画像の位置によっ
て、信号の山の高さ及び谷の深さが変化しているのが分
かる。
【0015】濃度50%の信号を閾値TH1 で二値化す
る場合、最初の部分Paでは、山がTH1 より大きく、
谷がTH1 より小さいので、二値化された信号には、山
が記録画素、谷が非記録画素として現われ、後の部分P
bでは、山と谷のいずれもTH1 より大きいので、二値
化された信号には、非記録画素は現われない。即ちTH
1 で二値化すると、最初の部分Paでは記録画素と非記
録画素の配列パターンから網点(記録ドット)を検出可
能であるが、後の部分Pbからは網点が検出できない。
【0016】またこの信号を閾値TH2 で二値化する場
合、最初の部分Paでは、山と谷のいずれもTH2 より
小さいので、二値化された信号には記録画素が現われ
ず、後の部分Pbでは、山がTH2 より大きく、谷がT
1 より小さいので、二値化された信号に、山が記録画
素、谷が非記録画素として現われる。従って、TH2
二値化すると、最初の部分Paからは網点を検出できな
いが、後の部分Pbでは、記録画素と非記録画素との配
列パターンから、網点(非記録ドット)を検出しうる。
つまり、記録ドットで構成される網点を検出する場合に
閾値TH1 を利用し、非記録ドットで構成される網点を
検出する場合に閾値TH2 を利用すれば、濃度が50%
の網点画像であっても、記録ドットと非記録ドットのい
ずれか一方の網点は検出される。濃度が20%のように
低い場合には、閾値TH1 により、記録ドットの網点が
検出されるし、濃度が80%のように高い場合には、閾
値TH2 により、非記録ドットの網点が検出される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術では、変倍時に対応する網点検出方式については
説明されていない。つまり、通常は変倍されると網点の
パターンの形状が変わってしまい、とくに、縮小される
と隣接した複数の網点の核が合わさって、1つの大きな
核となってしまい、縮小時の検出用に等倍時のパターン
よりも小さなパターンを用意しても検出することができ
ず、誤検出が多くなり、著しく画像が劣化してしまうと
いう欠点があった。
【0018】本発明はこのような背景に基づいてなされ
たものであり、縮小時には、検出用パターンとして網点
よりも大きなパターンを用いて検出することにより縮小
時網点検出率を向上させる画像領域識別装置及び画像領
域識別方法を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記目的は、原稿画像を
多数の微小領域に分割し、その濃度を読み取り、濃度に
対応したアナログ電気信号を出力する画像読取手段と、
原稿と前記画像読取手段とを相対的に走査駆動するとと
もに、指定された画像倍率に応じて走査の速度を調整
し、画像の副走査方向の画像倍率を変更する副走査変倍
手段と、前記画像読取手段が出力する前記アナログ電気
信号をデジタル電気信号に変換する変換手段と、指定さ
れた画像倍率に応じて前記変換手段が出力する前記デジ
タル電気信号の画像の主走査方向の間引き、又は補完を
行なって画像倍率を変更する主走査変倍手段と、前記デ
ジタル電気信号の二次元配列パターンを予め定めた複数
の前記記録ドット及び非記録ドット検出パターンと比較
し、その結果を出力する記録ドット及び非記録ドット検
出手段とを備え、前記記録ドット及び非記録ドット検出
手段は副走査変倍手段により縮小された画像が入力され
たときには、前記記録ドット及び非記録ドット検出パタ
ーンの副走査方向の大きさを副走査方向の網点のピッチ
より大きくしたことにより達成される。前記目的は、画
像読取手段により、原稿画像を微小領域に分割し、その
濃度を読み取り、濃度に対応したアナログ電気信号を出
力し、前記画像読取手段と原稿とを相対的に走査駆動す
るとともに、指定された画像倍率に応じて走査の速度を
調整し、画像の副走査方向の画像倍率を変更し、前記画
像読取手段が出力する前記アナログ電気信号をデジタル
電気信号に変換し、指定された画像倍率に応じて前記デ
ジタル電気信号の画像の主走査方向の間引き、又は補完
を行なって画像倍率を変更し、前記デジタル電気信号の
二次元配列パターンを予め定めた複数の前記記録ドット
及び非記録ドット検出パターンと比較し、その結果を出
力する画像領域識別方法であって、前記縮小された画像
が入力されたときには、前記記録ドット及び非記録ドッ
ト検出パターンの副走査方向の大きさを副走査方向の網
点のピッチより大きくすることにより達成される。
【0020】
【作用】前記手段により、少なくとも2種類の閾値を設
定し、記録ドットを検出する回路と非記録ドットを検出
する回路とで、互いに異なる閾値で二値化された画像情
報を参照し、記録ドットの検出結果と非記録ドットの検
出結果の両者に基づいて網点パターンを識別する。つま
り、縮小された画像が入力されたときには、前記記録ド
ット及び非記録ドット検出パターンの副走査方向の大き
さを副走査方向の網点のピッチより大きくし、縮小時に
は、検出用パターンとして網点よりも大きなパターンを
用いて検出することにより縮小時網点検出率を向上させ
る。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2に、本発明を実施する一形式のデジタル複写
機の機構部の構成を示す。図2を参照すると、この複写
機は、装置上方に配置されたスキャナ1と装置下方に配
置されたプリンタ2で構成されている。
【0022】26は原稿を載置するコンタクトガラスで
ある。スキャナ1は、コンタクトガラス26上に載置さ
れる原稿の像を走査しながら読み取る。副走査は機械的
であり、電気モータMTの駆動によって、スキャナに備
わったキャリッジが図2の右左方向に移動する。原稿か
らの反射光が、各種ミラー及びレンズを介して、固定さ
れた像読取センサ10に結像される。像読取センサ10
は、CCDラインセンサであり、図2においては紙面に
垂直な方向に、5000個の読取セルが1列に配列され
ている。この例では、コピー倍率が1.0の時に、原稿
像の1mmあたり16画素の分解能になる。主走査は、
この像読取センサ10の内部に備わるCCDシフトレジ
スタによって電気的に行なわれる。主走査の方向は、読
取セルの配列方向、即ち図2においては紙面に垂直な方
向である。原稿像をスキャナ1で読取って得られる信号
は、各種処理を施された後、プリンタ2に送られる。プ
リンタ2では、その信号に応じて二値的に記録を行な
う。プリンタ2には、レーザ書込ユニット25、感光体
ドラム3、帯電チャージャ24、現像器12、転写チャ
ージャ14、分離チャージャ15、定着器23等々が備
わっている。このプリンタ2は、従来より知られている
一般のレーザプリンタと比べて格別に異なる部分はない
ので、動作だけ簡単に説明する。感光体ドラム3は、図
2においては時計方向に回転する。そしその表面が、帯
電チャージャ24の付勢によって一様に高電位に帯電す
る。この帯電した面に、記録する画像に応じた二値信号
によって変調されたレーザ光が照射される。レーザ光
は、機械的な走査によって、感光体ドラム3上を主走査
方向に繰り返し走査する。感光体ドラム3の帯電した面
は、レーザ光の照射を受けると電位が変化する。従っ
て、レーザ光の変化、即ち記録する像に応じた電位分布
が、感光体ドラム3の表面に生ずる。この電位分布が静
電潜像である。この静電潜像が形成された部分が、現像
器12を通ると、その電位に応じてトナーが付着し、静
電潜像がトナー像、即ち可視像に現像される。この可視
像は、給紙カセット4又は5から感光体ドラム3に送り
込まれる転写紙に重なり、転写チャージャ14の付勢に
よって転写紙に転写する。像が転写された転写紙は、定
着器23を通って、排紙トレー22に排紙される。
【0023】図3に、図2のデジタル複写機の電気回路
の構成を示す。図3を参照すると、スキャナ1には、像
読取センサ10、走査制御部20、増幅器30,A/D
(アナログ/デジタル)変換器40、メディアンフィル
ター50、中間調処理部55,MTF補正フィルタ6
0、二値化処理部65、主走査変倍処理部66、領域判
定部70、操作制御部80、出力制御部90、モータド
ライバMD等々が備わっている。
【0024】走査制御部20は、プリンタ2との信号の
やりとり、主走査制御、副走査制御及び各種タイミング
信号の生成を行なう。各種タイミング信号は、走査タイ
ミングに同期するように生成される。各種状態信号、プ
リントスタート信号、コピー倍率信号等々が、プリンタ
2から走査制御部20に送られる。走査制御部20は、
走査同期信号、状態信号等々をプリンタ2に送出する。
モータMTを駆動することにより、スキャナを機械的に
走査し副走査を行なう。このモータMTの線速を可変に
することにより副走査方向の変倍がなされる。このモー
タMTの線速可変は、従来のモータ制御方式で十分対応
できるため本実施例では制御方式について特に説明しな
い。
【0025】像読取センサ10は、一般のCCDライン
センサと同様に、多数の読取セル、CCDシフトレジス
タ等々を備えている。走査制御部20が副走査同期信号
を出力すると、像読取センサ10の多数の読取セルに蓄
積された信号が、CCDシフトレジスタの各ビットに一
気に転送される。その後、主走査パルス信号に同期し
て、CCDシフトレジスタの信号シフトが行なわれ、該
レジスタに保持された画像信号が、シリアル信号とし
て、1画素分づつその出力端子に現われる(図3のa:
以下、画像信号から生成される信号を括弧でくくって示
す)。
【0026】増幅器30は、画像信号(a)の増幅、ノ
イズ除去等々を行なう。A/D変換器40は、アナログ
画像信号を6ビットのデジタル信号に変換する。なお図
面には示されていないが、A/D変換器40で得られた
デジタル信号は、シェーディング補正、地肌除去、白黒
変換等々の従来より知られている各種画像処理を受けた
後で、6ビット、即ち64階調のデジタル画像信号
(b)として出力される。また、ここで、中間調処理部
及び二値化処理部において、プリンターが白/黒の場合
を想定しているため、前述のような、説明となったが、
プリンターが、3値または4値等の多値プリンターであ
れば、中間調処理部では、多値ディザ法、二値化処理部
では、多段のスレッシュレベルによる単純多値化によ
る、多値出力となる。また、多値ディザ法、及び単純多
値化等、本発明において、重要なポイントではなく、さ
らに、公知技術を持って、実施例できるため、具体的な
構成及び動作は省略する。このデジタル画像信号(b)
は、メディアンフィルター50,MTF補正フィルタ6
0に印加される。メディアンフィルター50で処理され
たデジタル画像信号(c)は、主走査変倍処理部66を
経て、中間調処理部55へ入力され、中間調処理部55
では、デジタル画像信号(c)をディザ法、誤差拡散法
等により中間調情報を含む二値信号(e)に変換する回
路である。ディザ法、誤差拡散法による中間調処理を行
なう回路は公知であり、この実施例においては、特別な
回路を用いていないので、具体的な構成及び動作は省略
する。尚、ディザ法、誤差拡散法以外に、サブマトリク
ス法、濃度パターン法による中間調処理を行なってもよ
い。
【0027】また、メディアンフィルター50は、n×
mのマトリクス内の画像情報を、平滑化させ、前述した
ような網点画像のモアレを低減する効果を持つため、必
要となる。また、メディアンフィルター50に関する回
路も、公知であり、この実施例においては、特別な回路
を用いていないので、具体的な、構成及び動作は省略す
る。
【0028】さらに、MTF補正フィルタ60で処理さ
れたデジタル画像信号(d)は、主走査変倍処理部66
を経て、二値化処理部65へ入力され、二値化処理部6
5では、MTF及び変倍処理されたデジタル画像信号
を、予め定められた固定閾値レベルと比較し、これらの
大小に応じた二値画像信号(f)を出力する。したがっ
て、ここで行なう処理は単純な二値化処理であり、二値
画像信号(f)には原稿像の中間濃度の情報は含まれな
い。また、MTF補正フィルタ60で処理されたデジタ
ル画像信号(d)は領域判定部70に入力される。
【0029】領域判定部70は、後述するように、原稿
画像が網点情報を含むか否かを判定する回路であり、そ
の判定結果に応じた二値信号(g)を主走査変倍処理部
66に出力する。
【0030】図42に主走査変倍処理のブロック図を示
す。この変倍処理方式は一例であり、他の方法を用いて
もよい。図42に示す変倍処理方式においては、トグル
RAM420a,420bのアドレスカウンタ421
a,421bのクロックを、倍率データROM422
a,422bで作っている。
【0031】これは、倍率に合わせたデータをROMま
たはRAMの内部メモリに格納していることで、例えば
等倍の場合、前記RAM420a,420bのアドレス
とデータが1:1、つまり、等倍の場合、アドレスカウ
ンタ421a,421bのクロックはRAMのライト
時、ライトのクロックを入力し、またRAMのリード
時、リード(画周波数)のクロックを入力しRAMのア
ドレスとすれば、入力データはそのまま画周波数と対応
して出力され、入出力の画周波数の変換をし、さらに等
倍のデータとなる。これは図43に示すタイミングチャ
ート(×1)の場合である。
【0032】また、RAM420a,420bのアドレ
スとデータの関係で、ライト時、ライトクロックの画周
波数を間引く。例えば、図43の(×0.5)のCLK
のように、CLKを間引けば、ライト時RAMのアドレ
スカウンタは、ライトクロックに対し間引かれたクロッ
クとなり、その時のデータは、ライトのクロックに対応
しているため、(×0.5)の場合、アドレスが+1ず
つ増加するうちに、データは2個迄進むから、アドレス
1に対しデータ1、アドレス2に対しデータ3となり、
RAM420a,420bにはデータが間引かれた状態
となる。このRAMの格納されたデータを、リード時、
リードのクロックでアドレスカウンタクロックとする
と、出力データはリードクロックの画周波数で、×0.
5の倍率となる。これは図43のタイミングチャートの
(×0.5)の場合である。
【0033】RAM420a,420bのアドレスとデ
ータの関係で、ライト時、ライトのクロックをアドレス
カウンタのクロックとして入力し、データをRAMに取
り込み、リード時、リードクロックの画周波数を間引
く。例えば図43のタイミングチャートの(×2)のC
LKのようにCLKを間引けば、リードクロックに対し
間引かれたクロックとなり、その時のデータはリードの
クロックに対応しているため、(×2)の場合、アドレ
スが+1ずつ増加するうちに、データはリードクロック
に対し2個出力する形になり、同一データが1個ずつ付
加された、×2倍のデータの状態となる。
【0034】つまり、縮小時はライトクロックを間引
き、リード時は、リードのクロックで出力し、拡大時は
リードクロックを間引き、ライト時はライトのクロック
で入力を行う。
【0035】また、前記方式において、ライト/リード
時のクロックの切り換えは、トグルRAM420a,4
20bのライト/リードと同期させ、倍率データROM
のループカウンタのカウンタークロックに切り換えて入
力させる。倍率データROM422a,422bには、
アドレスに合わせた倍率データが格納されている。
【0036】図44はこの倍率ROMの格納データを示
すものである。
【0037】×1の場合はすべてHで、図42のゲート
426a,426bでのクロックとのANDを取るた
め、クロックと同じクロックがアドレスカウンタ421
aに入力される。
【0038】×0.5の場合は、HとLが交互、つまり
100個中50個がHとなり、ゲート426a,426
bとのANDで、アドレスクロックはもとのクロックの
半分となる。
【0039】さらに×2の場合は、200個中、100
個がHとなり、ゲート426a,426bとのAND
で、アドレスクロックはもとのクロックの半分となる。
【0040】×0.5と、×2の場合、ROMデータの
切り換えはRAM420a,420bのライト/リード
の切り換えと同期する。
【0041】また、セレクタ423a,423bによ
り、倍率データROM422a,422bの上位アドレ
スを切り換え、リード/ライト時のROMデータの切り
換えを行っている。
【0042】初期データは、アドレスカウンタ421
a,421bへのクロックがもとのクロックと同様にな
るようなROMデータ、つまり、すべてHのデータを出
力するように設定している。
【0043】前記でもわかるように、縮小時は、縮小デ
ータ/100=縮小クロック、拡大時は、100/拡大
データ=拡大クロックとして1%きざみの縮小、拡大に
も対応するようにしている。
【0044】尚、424a,424bはループカウンタ
制御部、425a,425bはラッチ部、427は3ス
テートバッファーで、RAM420a,420bの入力
データの切り換えるもので、428はRAM420a,
420bの出力データの切り換えを行うセレクタであ
る。
【0045】図45は倍率データROM422a,42
2bのループカウンタ制御部424a,424bの説明
図である。
【0046】データセレクタ430は、倍率データが1
00以上か、100未満かの制御信号で、倍率データと
初期データ(ここでは100とする)をセレクトする。
【0047】これは100未満の場合、つまり縮小時、
前記RAM420a,420bのアドレスカウンタ42
1a,421bのクロックが、カウンタ431のクロッ
クに対し、何カウントかで縮小時の抜き取りデータの量
が決定されるため、初期値データを選択する(この場合
は100ループカウンタとなる)。
【0048】また、拡大時、縮小時と同様にすると、ル
ープカウンタ431では、100/拡大データ量とな
り、誤差が出るため、拡大データ量は常に100個と
し、1ループ拡大データ量とすると、拡大データ量/1
00となり、正確な倍率にあった前記RAM420a,
420bのアドレスカウンタ421a,421bのクロ
ックとなる。前記説明で、縮小時は100ループカウン
タ431、拡大時は拡大データ量のループカウンタを構
成するために、カウンタ431の値と、セレクタ430
の値とをコンパレータ432で比較し、カウンタ値がセ
レクタ値より多ければ、カウンタ431のクリヤー信号
をコンパレータ432より出力してループカウンタとす
る。このカウンタ431の出力データが、前記ROM4
22a,422bの下位アドレスと接続されている。
【0049】前述したごとく、主走査変倍後の画像デー
タのうち、メディアンフィルターからの出力cが、中間
調処理部55で処理された出力eとMTF補正後のデー
タdが二値化処理部65で処理された出力fと、さら
に、領域判定部70からの出力が、出力制御部90へ入
力される。
【0050】操作制御部80は、操作ボード上のモード
キーの操作に応じたモード信号(i)を出力制御部90
に与える。出力制御部90は、操作制御部80から与え
られるモード信号(i)と領域判定部70から与えられ
る二値信号(g)とに応じて、中間調処理部55が出力
する二値画像信号(e)、二値化処理部65が出力する
二値画像信号(f)または所定レベルの信号(白レベ
ル)を、選択的に出力する。この信号(h)が、プリン
タ2に記録信号として与えられる。プリンタ2は、この
二値信号に応じてレーザ光を変調し、記録を行なう。
【0051】図1に、図3の領域判定部70の構成を示
す。図1の入力画像データDaは、前述図3のMTF補
正部60からの補正データであるデジタル画像信号
(d)と同じである。領域判定部70へ、MTF補正信
号を入力させるのは、図4に示すごとく、入力データの
ままでは、前述CCDピッチと、網点とのピッチの位相
差で網点を解像しない場合があるためである。つまり、
図4の濃度20%では入力原稿網点濃度で、濃度の高い
網点と、濃度の低い網点があり、濃度50%では中間濃
度部に、網点の濃淡が現われるが、ここでも、網点の濃
淡の比が、大きい場合と、小さい場合があり、さらに濃
度80%では、網点の白の核の部分の濃度が、薄い場合
または濃い場合もある。後述するように本実施例では、
網点かどうかの判定基準を設けるうえで、この網点の黒
の核または白の核が、存在しているか、否かにより判定
しているため、網点の濃度情報が非常に重要なポイント
となっている。そのため、本実施例では、入力データ
を、あらかじめ定められたMTFの補正を行なうこと
を、第1の特徴とする。つまり、前述に示されたよう
に、入力網点のピッチとCCDの読取りピッチの位相差
によって生じる網点の核濃度と、周辺濃度の差が、あま
りない場合も想定し、MTFの補正をかけ、図4MTF
後のデータに示すように、網点の核濃度と周辺濃度の濃
度差を拡げることにより、後述の網点検出をし、検出精
度の向上を図る。
【0052】また、図5では、MTFの補正の一例で、
主、副操作に3×3のマトリクス内に対応する画素に対
し、図4に示すような重み係数により、補正を行なう。
また、この係数は、一例であり、他の係数でもよく、ま
た、モード倍率等により変更可能なものとする。
【0053】図5に示された、MTF係数を実現するた
めのブロック図を図6に示す。61a,61cは、FI
FOメモリであり、副走査方向、一ライン遅延用であ
り、2個使用しているため、2ラインの遅延を実現さ
せ、現ラインと合わせ、3ラインデータを、同一時間軸
上に存在させる。また、F/F61b,61d,61
e,61fにより、各ラインの主走査方向遅延を実現さ
せている。この構成により、図5に示されたマトリクス
の係数に対応する画像データが、同一時間軸上に存在し
える。 つまり、図5のM1に対応する画像データは図6eであ
り つまり、図5のM2に対応する画像データは図6dであ
り つまり、図5のM3に対応する画像データは図6cであ
り つまり、図5のM4に対応する画像データは図6bであ
り つまり、図5のM5に対応する画像データは図6aであ
る。 また、Σ61gでaとbのデータの和a+b Σ61hでdとeのデータの和d+e Σ61iで(a+b)と(d+e)の和(a+b+d+
e)を実現し、 Σ61kでcと1ビットシフト入力して2倍にした2×
cとの和3×cを実現し、 反転61iで前述(a+b+c+d)の反転、−(a+
b+c+d)を実現しΣ61mで、前述−(a+b+c
+d)を1ビットシフト入力して1/2にした−(a+
b+c+d)/2と3×cの和を取ることで、3×c−
(a+b+d+e)/2により、前述、図5の係数によ
る、MTFの補正を実現している。この3×c−(a+
b+d+e)/2が、図3のMTF補正部60のd出力
となり、領域判定部70へ入力される。後述する領域判
定部70では、MTF補正信号dに基づき注目画素の濃
度と、周辺画素の濃度の濃度差による。濃度パターンマ
ッチング法を述べているが、前記従来例のように、入力
画像情報をある閾値で二値化し、二値化後の信号による
パターンマッチング法での網点検出方式のどちらの入力
画像情報でもMTFの補正信号を入力させることによ
り、前述のごとく、網点の濃度振幅は広がり、濃度差を
検出しやすい。また、二値化する上でも黒ドット、白ド
ットを出しやすくなる効果がある。
【0054】図1に網点領域検出の全体ブロック図を示
す。各ブロックの詳細説明は後述するため、ここでは概
略を説明する。まず網点かどうかを判定するため画像デ
ータのあるエリアを同一時間上に存在させることが必要
となる。なおここでスキャナの主走査方向を示すために
xまたはXの記号を用い、副走査方向を示すためにyま
たはYの記号を用いる。よってY方向遅延回路71及び
X方向遅延回路72により、あるエリアを同一時間軸上
に存在させる。
【0055】また次段の白レベル検出回路73及び黒レ
ベル検出回路74は、網点の白の核を検出するもので、
注目画素が網点の核がどうかを判定するために、注目画
素と周辺画素との濃度差を検出し、ある一定以上の濃度
差があれば、その注目画素を白または黒の網点の核と
し、次段のパターンマッチング回路75において、この
網点核の状態が定められた規定のパターンと一致してい
るかどうかの判定を行い、網点の検出を行なう。
【0056】後に、網点ブロック検出回路(1)76、
網点ブロック検出回路(2)77に入力する。網点ブロ
ック検出回路(1)76は、定められたn×mのエリア
に網点が1個以上存在する場合n×mのエリアを網点ブ
ロックとする回路であり、網点ブロック検出回路(2)
77は、n×mのエリアに網点が2個以上存在する場合
n×mのエリアを網点ブロックとする回路であり、さら
に網点ブロックの複数ブロックの内で2点以上網点検出
ブロック、1点以上網点検出ブロック、網点の存在しな
いブロックがある一定以上の割合で存在しているとき、
前述の複数の網点ブロックを網点エリアとする網点エリ
ア検出回路78とから、この図1に示す網点領域検出ブ
ロックが構成されている。
【0057】Y方向遅延回路71について説明する。Y
方向遅延回路71は図7に示すようにメモリ101〜1
04にて構成される。なお、このY方向遅延回路は一例
であり、パターンマッチングに使用するパターンの最大
サイズにより回路は異なる。また図8にはタイミングを
示す。以下これらを用いてY方向遅延回路71について
説明する。まず図9を用いて、タイミング関係を制御す
る制御信号について説明する。図9中Aは原稿を表わし
ており、制御信号は副走査方向(Y方向)の有効原稿幅
を表す信号FGATE、主走査方向(X方向)の有効原
稿幅を表す信号LGATE、主走査方向の読取りの同期
を取る信号LSYNC、及び、図9には示していない
が、システム全体の基準信号CLKからなる。つまり図
9において原稿情報はLSYNCに同期して主走査方向
に1ラインづつ読み取られ、FGATE,LGATEが
共に“H”のとき有効データとなる。そして読取られた
画像データはCLKに同期して1画素づつCCDから出
力される。
【0058】図8においてFGATEが“H”になった
後、最初のLSYNCに同期して、読取られた画像デー
タはLGATEが“H”の期間を、1ライン目の有効画
像データD1 として1ライン分CLKに同期して1画素
づつ、メモリ101に記憶される。そして次のLSYN
Cに同期して得られた2ライン目の画像データD2 は同
様にして、メモリ101に記憶されるが、その際にすで
にメモリ101に記憶されていた1ライン目の画像デー
タD1はCLKに同期して1画素づつメモリ102に1
ライン分遅延された画像データとして記憶される。以下
3ライン目、4ライン目……と走査して画像データD
3 ,D4 ……を得るとメモリ103,104で遅延して
いき、5ライン目を読取ったときに、メモリ101〜1
04の各出力は、メモリ104の出力がD1 、メモリ1
03の出力がD2 、メモリ102の出力がD3 、メモリ
101の出力がD4 となり、これと現在読取った5ライ
ン目の画像データD5 とあわせて5ライン分の画像デー
タが同一時間に得られる。
【0059】次にX方向遅延回路72について説明す
る。
【0060】X方向遅延回路72は図10に示すように
5つのブロックからなり、各ブロックが5個フリップフ
ロップにて構成される。なお、この回路は一例であり、
パターンマッチングに使用するパターンの最大サイズに
より回路は異なる。各ブロックはそれぞれY方向遅延回
路により得られた5ライン分の画像データDb1〜Db5
処理するものであり同じ動作をするので画像データDb1
を処理するブロックについてのみ説明する。また図11
には回路の動作のタイミングを示す。以下これらの図を
用いて、X方向遅延回路について説明する。
【0061】図11において5ライン目の画像データを
読取ると、メモリ104からCLKに同期して1画素づ
つ1ライン目の画像データD1 が出力される。そして、
1ライン目の1画素目の画像データD1-1 がフリップフ
ロップ111に入力されるとフリップフロップ111に
ラッチされその値が記憶される。そして2画素目の画像
データD1-2 が入力されるとフリップフロップ111は
その値を記憶するが、その際すでに記憶していた1画素
目の画像データD1-1 は、CLKに同期して、1画素分
遅延されたデータとしてフリップフロップ112に記憶
される。以下3画素目、4画素目……の画像データD
1-3 ,D1-4 ……が入力されると、フリップフロップ1
13〜115で遅延していき、6画素目の画像データが
入力されると、フリップフロップ111〜115の各出
力は、フリップフロップ115の出力がD1-1 、フリッ
プフロップ114の出力がD1-2 、フリップフロップ1
13の出力がD1-3 、フリップフロップ112の出力が
1-4 、フリップフロップ111の出力がD1-5 とな
り、これと現在入力されてきた、6画素目の画像デー
タ、D1-6 とあわせて、同一ライン内の6画素分の画像
データが同一時間に得られる。 したがって、5つのブ
ロックを合わせると、図12に示すように5ライン×6
画素、合計30画素分の画像データDc1〜Dc30 が同一
時間に得られる。
【0062】X方向遅延回路より、5ライン×6画素、
合計30画素の画像データDc1〜Dc30 が得られるが、
このうちの数画素を用いてパターンマッチングを行い網
点を検出する。図13(a)〜(f)は、パターンマッ
チングに使用するパターンの例でありそれぞれ丸印を付
けた画素Dc15 が現在注目している注目画素であり、実
線の四形で囲まれた画素が周辺画素となる例えば図13
(a)のパターンにおいては注目画素はDC15 であり、
周辺画素はDc2〜Dc5,Dc7,Dc12 ,Dc13,D
c18 ,Dc19 ,Dc24 ,Dc26 〜Dc29 の14画素であ
る。そしてパターンマッチングは注目画素と周辺画素の
関係が (i)注目画素の濃度が全ての周辺画素の濃度よりもあ
る一定の濃度以上高い場合 (ii)注目画素の濃度が全ての周辺画素の濃度よりもあ
る一定の濃度以上低い場合 をパターンにマッチしていると見なしてその注目画素を
網点として検出する。なお、前述のある一定の濃度を以
下重みと呼ぶ。
【0063】図16に20%,80%の濃度の網点と、
各網点を簡単にするためAの部分で一次元的に見た場合
の濃度分布を示す。そして(i)の場合には図16中の
「1」の部分、つまり、網点そのものを網点として検出
し、(ii)の場合には図16中の「2」の部分、つま
り、網点と網点で囲まれた部分を網点として検出する。
【0064】前記のごとく、網点は、濃度の高い、つま
り、一定面積の黒の面積比率が高い場合、白の核が存在
しており、濃度の低い、つまり、白の面積比率が高い場
合、黒の核が存在しうる。
【0065】ここで、従来のごとく、網点検出を行なう
上で、図14に示すごとく、網点画像の入力データを複
数のスレッシュレベルで、二値化し、その各々の二値化
パターンで、網点パターンと、マッチングしているか否
かにより、網点の検出を行なうパターンマッチングで
は、図15に示すごとく、二値化スレッシュレベル近辺
の文字、線画情報は、画像自体の濃度ムラ、搬送ムラ等
による機械的ノイズ照明及び前述した、CCDのピッチ
ムラ等により、文字、線画濃度情報は、均一ではなく、
入力画像の濃度のムラが称し、二値化後のデータは、黒
のトギレが発生してしまう。
【0066】この黒のトギレが、網点パターンと、マッ
チングすれば、誤検出となる。
【0067】つまり、本発明においては、前記欠点を補
正するものであり、多少の濃度ムラが生じても、濃度差
レベルは、網点に比較し、十分小さいものであるため、
本発明のごとく、ある程度の濃度差を、注目画素と周辺
画素にもたせた、濃度差パターンマッチングにより、前
記欠点を補い、誤検出を低減できる。
【0068】また、この濃度差は、通常の網点の濃度
(面積率)にょって変化させることもないため、回路自
体の構成も、比較的容易となる。
【0069】以下、図13(a)のパターンの場合につ
いて白レベル検出回路73及び黒レベル検出回路74に
ついて説明する。黒レベル検出回路74では(i)の場
合について、また白レベル検出では(ii)の場合につい
て、それぞれ、周辺画素に対する注目画素の重み付けを
行い、重み付けをした注目画素(重み付き注目画素)と
周辺画素との大小関係を判定する。
【0070】黒レベル検出回路74の図13(a)のパ
ターンを用いた場合について、図17に示す、黒レベル
検出回路74は減算器161及び比較器162〜175
にて構成される。なお、この回路は一例であり、パター
ン等により構成は変わる。減算器161では、注目画素
の周辺画素に対する重み付けを行う。つまり、注目画素
データDc15 から重みデータDobを引いて重み付き注目
画素データDcob15 を生成し、比較器162〜175へ
出力する。なお、重みデータDobは任意に設定できる。
そして比較器162〜175では重み付き注目画素デー
タDcob15 と周辺画素データ(この場合Dc2〜Dc5,D
c7,Dc12 ,Dc13 ,Dc18 ,Dc19 ,Dc24 ,Dc26
〜Dc29 の14画素)の濃度の大小関係に応じて信号D
e1〜De14 を得る。ここで信号De1〜De14 は(重み付
き注目画素データ)>(周辺画素データ)のとき“H”
となり、それ以外のときは“L”となる。
【0071】次に白レベル検出回路73の図13(a)
のパターンを用いた場合について図18に示す、白レベ
ル検出回路73は、加算器141及び比較器142〜1
55にて構成される。なおこの回路は一例でありパター
ン等により構成は変わる。加算器141では注目画素の
周辺画素に対する重み付けを行うが、白レベル検出回路
73では黒レベル検出回路74とは逆に注目画素データ
c15 に重みデータDONを加えて重み付き注目画素デー
タDCOW15 を生成し、比較器142〜155へ出力す
る。なおこの重みデータDOWは任意に設定できる。そし
て比較器142〜155では黒レベル検出回路74と同
様に重み付き注目画素と周辺画素の濃度の大小関係に応
じて信号Dd1〜Dd14 を得る。ここで信号Dd1〜Dd14
は、黒レベル検出回路74とは逆に(重み付き注目画素
データ)<(周辺画素データ)のとき“H”となりそれ
以外のときは“L”となる。
【0072】なお、パターンマッチングは、単一パター
ンのみではなく、複数パターンを用いてもよく、その際
は各パターンに応じた図17、図18に類似した黒レベ
ル検出回路(1)74a〜黒レベル検出回路(n)74
c及び白レベル検出回路(1)73a〜白レベル検出回
路(n)73cを一例として図19のように並列に配置
することにより実現できる。
【0073】次にパターンマッチング回路75について
説明する。
【0074】まず本発明において、パターンマッチング
を行う際に入力画像が、副走査方向に縮小されている場
合に、副走査方向の大きさが、網点のピッチよりも大き
なパターンを用いる効果について説明する。
【0075】図21に示すように、荒い網点を副走査方
向に50%縮小した場合は、等倍時の検出パターンを、
副走査方向に小さくしたパターンが検出パターンとなる
か、図20に示すように、細かい網点を副走査方向に縮
小した場合は、隣接した網点の核どうしが、つながりあ
ってしまい、大きな核を形成してしまう。このため、等
倍時の検出パターンを副走査方向に小さくするのではな
く、逆に副走査方向に大きくしたパターンか、または同
じ大きさのパターンにより網点の核を検出することがで
きるのがわかる。
【0076】以下、回路を用いて、パターンマッチング
回路について説明する。
【0077】パターンマッチング回路75の図13
(a)のパターンを用いた場合について図22に示す。
パターンマッチング回路75はANDゲート181,1
82及びORゲート183にて構成される。なおこの回
路は一例でありパターン等により構成は変わる。白レベ
ル検出回路73より得られた信号Dd1〜Dd14 は、(重
み付き注目画素データ)<(周辺画素データ)のとき
“H”となり、それ以外のときは“L”となる。したが
って、ANDゲート181に信号Dd1〜Dd14 を入力し
て、信号Dd1〜Dd14 が全て“H”のとき、つまり注目
画素が、全ての周辺画素に対して、ある重み以上濃度が
低いとき、パターンにマッチしているので、その注目画
素を網点と判定し、信号Dawを“H”とする。逆に信号
d1〜Dd14 のうち1つでも“L”のときはパターンに
マッチしていないので、その注目画素を非網点と判定
し、信号Dawを“L”とする。同様にして黒レベル検出
回路74より得られた信号De1〜De14 をANDゲート
182に入力し、信号De1〜Dc14が全て“H”のとき
は、注目画素が全ての周辺画素に対してある重み以上濃
度が高いとき、パターンにマッチしているので、その注
目画素を網点と判定し信号D abを“H”とする。また逆
に信号De1〜De14 のうち、1つでも“L”のときは、
パターンにマッチしていないので、その注目画素を非網
点と判定し信号Dabを“L”とする。そして信号Daw
abはORゲート183に入力され、信号Daw,Dab
うちいづれか一方が“H”のとき、つまり、いづれか一
方のパターンとマッチし、その注目画素が網点と検出さ
れたときは、その注目画素を網点とし、信号Dfを
“H”とする。また信号Daw,Dabが両方とも“L”の
ときは、その注目画素は非網点とし、信号Dfを“L”
とする。
【0078】なお、パターンを複数使用してパターンマ
ッチングを行う場合は、一例として図19に示すように
複数の黒レベル検出回路(1)74a〜黒レベル検出回
路(n)74c及び白レベル検出回路(1)73a〜白
レベル検出回路(n)73cに対応したANDゲートを
設け、パターンにマッチしているかどうか(注目画素が
網点が非網点か)を判定し、その出力をORゲートに入
力して、各パターンのうち1つでもその注目画素と網点
と判定した場合には、その注目画素を網点として判定
し、いづれのパターンでもその注目画素を非網点と検出
した場合には、その注目画素を非網点で判定するように
すれば実現できる。
【0079】網点ブロック検出回路(1)76及び網点
ブロック検出回路(2)77について説明する。網点ブ
ロック検出回路(1)76及び、網点ブロック検出回路
(2)77では、複数画素からなるブロック中に網点画
素が、1画素存在するブロック(網点ブロック1)、同
じく複数画素存在するブロック(網点ブロック2)をそ
れぞれ検出する。
【0080】従来の技術では、このような網点ブロック
化を行う際にそのブロック中に1画素でも網点画素が存
在する場合、そのブロックを網点ブロックとして、領域
化を行ってきたが、この場合ノイズ等により、1画素で
も非網点画素を網点画素と誤認識するとそのブロック全
体を網点ブロックとして誤認識してしまう欠点が存在し
た。図23に、100線、濃度50%の網点画像を前述
の400dpiで読取った場合の画像データを示す。図
中ハッチングをした所が網点であり、画像データの上及
び左の1〜16の数字は各画素に対応する。図23より
明らかなように、適当な大きさのサイズのブロック、例
えば8×8画素をブロックとするとブロック中に、4〜
5個網点が存在しているので、ブロック中に複数の網点
画素が存在する場合にそのブロックを網点ブロックとす
ると、前述のような欠点を防ぐことができる。ただし、
モアレ等の影響により、網点画素が検出しづらくなって
いる場合、ブロック中に複数画素存在する場合に、その
ブロックを網点ブロックとすると、逆に網点画像部を非
網点画像部と誤認識してしまう欠点が生じるので、本発
明においては、ブロック中に1画素でも網点画素が存在
する場合とブロック中複数網点画素が存在する場合をそ
れぞれ網点ブロック1、網点ブロック2として検出し、
以後の処理に使用する。
【0081】図24に網点ブロック検出回路(1)76
及び網点ブロック検出回路(2)77の構成を示す。網
点ブロック検出回路(1)76は、主走査方向網点ブロ
ック検出回路(1)201で、ブロックの主走査方向
に、網点画素が存在するかしないかを検出し、副走査方
向網点ブロック検出回路(1)203により、ブロック
の副走査方向に、網点画素が存在するラインが1ライン
でも存在するときにそのブロックを網点ブロック1とし
て検出する。
【0082】網点ブロック検出回路(2)77は、主走
査方向網点ブロック検出回路(1)201によりブロッ
クの主走査方向に網点画素が存在するかしないかを検出
し、副走査方向網点ブロック検出回路(2)204によ
り、網点画素の存在するラインが所定の複数ライン存在
するときそのブロックを網点ブロック2として検出す
る。また、主走査方向網点ブロック検出回路(2)20
2により、ブロックの主走査中、網点画素が、所定の複
数画素存在するかしないかを検出し、副走方向網点ブロ
ック検出回路(1)205により、ブロックの副走査方
向に網点画素が所定の複数画素存在するラインが1ライ
ンでも存在するときそのブロックを網点ブロック2とし
て検出する。そしていずれか一方で、そのブロックが網
点ブロック2として検出された場合に、そのブロックを
網点ブロック2として検出する。
【0083】以下各部の詳細をブロックのサイズを主走
査方向8画素×副走査方向8ラインとし、ブロック中2
画素以上、網点画素が存在するときに網点ブロック2と
する場合について説明する。
【0084】主走査方向網点ブロック検出回路(1)2
01について説明する。主走査方向網点ブロック検出回
路(1)201は図25に示すように、8進カウンタ2
10、フリップフロップ211〜213、ANDゲート
214,215、ORゲート216及びNANDゲート
217にて構成される。なお、この回路は一例でありブ
ロックのサイズにより回路は異なる。また、図27には
この回路の動作のタイミングの一例を示す。なお、図2
7中の〜の信号は図25中の〜の各位置に対応
する。また図27のCLKの上の数字は画素に対応す
る。以下これらの図を用いて、主走査方向網点ブロック
検出回路(1)201について説明する。
【0085】主走査方向網点ブロック検出回路(1)2
01では、ブロックの主走査方向8画素中に網点画素が
存在するかしないかを検出する。8進カウンタ210の
A〜QC の各出力は基準信号CLKが入力されるたび
に、図27のように順次出力を変えていくので、これを
ANDゲート214に入力することにより、フリップフ
ロップ211の出力,は、8クロック毎に“H”ま
たは“L”になる。ここで例えば2画素目が網点と判定
され信号Dfが“H”になっている場合、ANDゲート
215の出力の状態にかかわらずORゲート216の
出力が“H”となるので次のCLKの立上りでこの信
号がラッチされ、フリップフロップの出力が“H”と
なるそして信号と信号をANDゲート215に入力
することにより、ANDゲート215の出力は“H”
となり、この信号がORゲート216に入力されるの
で、以下、信号Dfの状態にかかわらず信号は“H”
となり信号も“H”となる。そして、9画素目にくる
と信号が“L”になるので、信号Dfが“L”のと
き、信号は“L”となり、次のCLKを立上りで、こ
の信号がラッチされ信号が“L”となる信号とCL
KをNANDゲート217に入力することにより、NA
NDゲート217の出力は図27のようになり、この
信号をフリップフロップ213のクロックに入力する
ことにより、信号の立上りで信号がラッチされるの
で、フリップフロップ213の出力は信号が“H”
のとき、つまり、8画素中に網点が存在したときは
“H”となり逆に信号が“L”つまり8画素中に網点
が存在しなかったとき“L”となる。図27において、
以下9画素目〜16画素目まで8画素中には網点画素が
2個存在する場合を、また17画素目から24画素目ま
では、網点画素が存在しない場合のタイミングの例を示
す。
【0086】主走査方向網点ブロック検出回路(2)2
02について説明する。主走査方向網点ブロック検出回
路(2)202は、図26に示すように、8進カウンタ
220,221、フリップフロップ222〜224、デ
ィレイ225,226,ANDゲート227,228,
ORゲート229,230及びNANDゲート231に
て構成される。なお、この回路は一例であり、ブロック
のサイズにより回路は異なる。また図28には、この回
路の動作のタイミングの一例を示す。なお、図28中の
〜丸10の信号は図26中の〜丸10の各位置に対応す
る。また図28のCLKの上の数字は画素に対応する。
以下これらの図を用いて、主走査方向網点ブロック検出
回路(2)202について説明する。
【0087】主走査方向網点ブロック検出回路(2)2
02では、ブロックの主走査方向8画素中に網点画素が
2画素以上存在するか否かを検出する。8進カウンタ2
10のQA 〜QC の各出力は基準信号CLKが入力され
る度に図28のように順次出力が変わるので、これらを
ANDゲート227に入力することにより、フリップフ
ロップ222の出力,は、8クロック毎に“H”ま
たは“L”になるここで例えば3画素目と6画素目が網
点と判定され、信号Df が“H”になっている場合、信
号DfとCLKの反転信号をANDゲート228に入力
することにより、ANDゲート228の出力は、信号
f が“H”のときにCLKの反転信号が出力される。
そして、この信号を8進カウンタ221のクロックに
入力すると、最初信号が“H”となったときは、8進
カウンタ221のQB ,QC 出力は共に“L”なので、
この2つの信号をORゲート230に入力して得られる
ORゲート230の出力も“L”となるが、信号が
2回目に“H”になったときは、8進カウンタ221の
B 出力が“H”となるので、信号が“H”となる。
そしてこの次のCLKの立上りで、この信号がラッチ
されるので、フリップフロップ223の出力も“H”
となる。これ以後8進カウンタ221がクリアされるま
ではQB 信号が“H”の状態を保つので、信号も
“H”の状態を保つ。そして信号とCLKをNAND
ゲート231に入力することにより、NANDゲート2
31の出力は図28のようになり、この信号をフリ
ップフロップ224のクロックに入力することにより、
信号の立上りで、信号がラッチされるので、フリッ
プフロップ224の出力丸10は信号が“H”のとき、
つまり8画素中網点画素が2画素以上存在したときは
“H”となり、信号が“L”のとき、つまり8画素中
網点画素が1画素しか存在しなかったとき、または網点
画素が存在しなかったときは、“L”となる。8進カウ
ンタ221のクリアは信号をディレイ225に入力し
て得られた信号と信号をORゲート229に入力し
得られる。ORゲート229の出力を更にディレイ2
26に入力し遅延させた信号を、8進カウンタ221
のクリア端子(CR)に入力することにより行う。図2
8において、以下9画素目〜16画素目は、網点画素が
1画素存在する場合を、また17画素目から24画素目
までは、網点画素が存在しない場合のタイミングの例を
示す。
【0088】副走査方向網点ブロック検出回路(1)2
03,205について説明する。副走査方向網点ブロッ
ク検出回路(1)203,205は、図29に示すよう
に、8進カウンタ240、メモリ241,ORゲート2
42,ANDゲート243及びNANDゲート244に
て構成される。なお、この回路は一例であり、ブロック
のサイズにより回路は異なる。また図30にはこの回路
の動作のタイミングの一例を示す。なお、図30中の
〜の信号は図29中の〜の各位置での信号と対応
する。また図30の1/8CLKの上の数字は、ブロッ
クに対応する。なお、ここで1/8CLKとは、基準信
号CLKを8クロックにつき1クロック出力する信号で
ある。以下これらの図を用いて副走査方向網点ブロック
検出回路(1)203,205について説明する。
【0089】副走査方向網点ブロック検出回路(1)2
03,205では、主走査方向網点ブロック検出回路
(1)201又は主走査方向網点ブロック検出回路
(2)202により、ブロックの主走査8画素中に網点
画素が存在するかしないか又は網点画素が、2画素以上
存在するかしないかを検出した後に、ブロックの副走査
8ライン中1ラインでも、網点画素が存在するという検
出結果が存在したときにそのブロックを網点ブロック1
として検出し、また8ライン中1ラインでも、網点画素
が2画素以上存在するという検出結果が存在したときに
そのブロックを網点ブロック2として検出する。まず網
点ブロック1の検出について説明する。8進カウンタ2
40は、LSYNCが入力されるたびに、順次、カウン
トアップしていく。そしてこのQA 〜QC 出力をNAN
Dゲート244に入力することにより、信号を得る。
まずカウンタ240の出力が7の場合QA 〜QC の各出
力は“H”となるので、信号は“L”となる。そして
主走査方向網点ブロック検出回路(1)201の検出結
果の信号が今、1ブロック目と4ブロック目に網点画
素が存在し“H”になったとすると、メモリ241の出
力がどのような状態であっても、信号が“L”なの
でANDゲート243の出力は“L”となる。そし
て、信号と信号をORゲート242に入力し1ブロ
ック目と4ブロック目が“H”となった信号を得る。
次に、次のラインに進み、カウンタ240の出力が0の
場合、信号は“H”となる。そして、信号が今、2
ブロック目と4ブロック目で“H”になったとすると、
メモリ241の出力は、前ラインでORゲートの出力
信号を1/8CLKでラッチした信号であり、前ライ
ンの信号で1ブロック目と4ブロック目が“H”であ
った信号が保持されている。そして信号が“H”なの
で、信号は信号がそのまま出力された信号となり、
従ってORゲート242からの出力は、1,2,4ブ
ロック目が“H”の信号となる。以下同様に進みカウン
タの出力が6の場合、信号は“H”となる。そして信
号が、今3ブロック目が前の7ラインも含めて初めて
“H”になったとすると、信号が“H”なので、信号
は、メモリ241で保持していた信号がそのまま出
力された信号となり、従って信号は、1〜4ブロック
目が“H”の信号となる。そしてこの信号が1/8C
LKでラッチされ次のラインでのメモリ241からの出
力となるので、結局、ブロックの副走査方向8ライン
中1ラインでも、信号が“H”すなわち、ブロックの
主走査8画素中に網点画素が存在するという検出結果に
なると、それを保持しつづけて、そのブロックを網点ブ
ロック1として検出し、“H”の信号を出力する。逆に
8ライン中全て信号が“L”すなわち網点画素が存在し
ないという検出結果になると、それを保持しつづけその
ブロックを非網点ブロックとして“L”の信号を出力す
る。そして次のラインに進みカウンタ240の出力が再
び7になると信号が“L”になるので、メモリ241
の出力は保持されなくなり、クリアされる。
【0090】網点ブロック2の検出については、信号1
をDh1にするだけで、動作は網点ブロック1の検出と同
様である。
【0091】副走査方向網点ブロック検出回路(2)2
04について説明する。副走査方向網点ブロック検出回
路(2)204は、図31に示すようにメモリ250,
ANDゲートブロック251及びORゲート252にて
構成される。さらにANDゲートブロック251は図3
3に示すように複数のANDゲート260〜287にて
構成される。なお、これらの回路は一例であり、他の構
成にしてもよい。また図32には、この回路のメモリ2
50の出力までの動作のタイミングを、また、図34に
はANDゲートブロック251からORゲート252の
出力までの動作の一例を示す。以下これらの図を用いて
副走査方向網点ブロック検出回路(2)204について
説明する。
【0092】主走査方向網点ブロック検出回路(1)2
01によりブロックの主走査方向8画素中に網点画素が
存在するかどうかを検出した信号Dg1をメモリ250の
IN1 に入力し、DOUT1の出力をDIN2 にフィードバッ
クして入力し、以下同様にDOUT2の出力をDIN3 の入力
に、DOUT3の出力をDIN4 の入力に……というように出
力を次の入力にフィードバックしてやると主走査方向網
点ブロック検出回路(1)201からの1ライン目の検
出信号Dg1-1をまずDIN1 に入力し、次に2ライン目の
検出信号Dg1-2を入力すると、DOUT1の出力をDIN2
入力しているので、DOUT2 の出力からはDg1-1が1ラ
イン分遅延して出力される。以下、3ライン目、4ライ
ン目、……の検出信号Dg1-3,Dg1-4,……を順次入力
し、8ライン目の検出信号Dg1-8を入力すると、DOUT1
8 の各出力信号Dg11 〜Dg18は、1ライン目〜8ラ
イン目の検出信号Dg1-1〜Dg1-8となり、ブロックの副
走査方向8ライン分の信号が得られることになる。次に
信号Dg11 〜Dg18 をANDゲートブロック251に入
力すると、ANDゲートブロック251では、図に示す
ように信号Dg11 〜Dg18 の各2つの信号の入力のAN
Dを取っているので、図に示すように、信号Dg11
1,3,4,7,11,12ブロック目で、信号Dg12
が2,3,4,6,8,9,12ブロック目で、主走査
8画素中網点画素が存在し“H”になり、信号Dg13
g18 には網点画素が存在せず常に“L”だったとする
と、ANDゲートブロック251からの出力信号Dh11
n381は信号〜Dh12 が信号Dg11 ,Dg12 が3,4,
12ブロック目で共に“H”ということは3,4,12
ブロック中に少くとも、2画素以上網点画素が存在して
いるので、3,4,12ブロック目を網点ブロック2と
して検出し“H”とする。その他の信号は、2ラインで
共に“H”となるブロックが存在しないので網点ブロッ
ク2として検出できず“L”となる。そして信号Dh11
〜Dh38 をORゲート252に入力すると、信号Dh12
の3,4,12ブロック目が“H”なので、3,4,1
2ブロック目を網点ブロック2と検出して“H”を出力
する。
【0093】図35〜図38は、前述の回路より得られ
た、1点網点ブロック情報DG ,2点網点ブロック情報
H を基に、図39に示す、計6つのブロック(以下エ
リアと言う)のDG ,DH により、網点エリアであるか
を判定する回路の具体的な一例を示すブロック図であ
る。また、図40、図41は、前記網点エリアであるか
を判定する回路の動作を示す、タイミングチャートであ
る。以下、図35図〜38と図40、図41を基に説明
を行う。
【0094】図35〜図38において、300,330
はFIFORAM(ファースト・イン・ファースト・ア
ウト・ラム)、301,302は多入力D−FF,30
3〜317,319〜325は多入力アンド素子、31
8,326,327,329,333は多入力オア素
子、328はアンド素子、331はオア素子、332は
シフトレジスタである。
【0095】図40において、前述の回路より、LGA
TE,1/8LGATE,1/8CLK,INDG ,I
NDH (本回路図35のDG ,DH に入力される、1点
または2点網点ブロック情報)が入力される。上段5つ
の信号(LGATE,1/8LGATE,INDG ,I
NDH ,1/8CLK)のINDG ,INDH のDAT
G n,DATH nの部分を詳細に示した信号がその下段の
信号である。INDGには1点網点ブロック情報デー
タ、nライン目の8ピクセルごとに1,2,3……1
0,11,12,13……nとし、即ち、DATGn-1
DATGn-2,DATGn-3,DATG-4 ,……DAT
Gn-10 ,DATGn-11 ,DATGn-12……nとする。I
NDH(2点網点ブロック情報データ)も同様にDAT
Hn-1,DATHn-2,DATHn-3,DATHn-n4 ……DA
Hn-10 ,DATHn-11 ,DATHn-12,DATHn-13
とする。FIFORAM300のリードライトCLKを
1/8CLKとし、ライト・リセット信号、リード・リ
セット信号を1/8LGATEとしている。即ち、D
IN1 端子から入力されたデータをDATGn-1とすると、
同一時間上に、一つ前の1/8LGATEが「H」にな
った時に書込んだ値、即ち、nライン目より8ライン前
のデータ(DATG(n-8)-1)を1/8CLKに同期し
て、読出しを順次行う。
【0096】よって、DG23 ,DH23 ,DG13 ,DH13
なるタイミングの信号を得られる。また、DG23 ,D
H23 ,DG13 ,DH13 は多入力D−F/F301によ
り、1/8CLKをクロックとし、DG22 ,DH22 ,D
G12 ,DH12 なるタイミングの信号を得る。更にD
G22 ,DH22 ,DG12 ,DH12 は、同じく、多入力D−
FF302により、DG21 ,DH21 ,DG11 ,DH11
得る。これで図39示すエリアの各ブロックの1点、2
点網点情報DG ,DH が同一時間上に出力され、次第の
網点エリア判定回路へと入力される。タイミングチャー
ト図40上では、INDG ,INDH にnライン目で1
/8LGATEが「H」になってから、8ピクセル単位
で計算し、3番目のDATGn-3,DATHn-3が入力され
た時、DG23 ,DH23 からは、nライン目より8ライン
前で1/8LGATEが「H」になってから3番目のD
ATG(n-8)-3,DATH(n-8)-3,DG22 ,DH22 から
は、その1/8CLK1個分前(1/8LGATEが
「H」になってから2番目)の、DATG(n-8)-2,DA
H(n-8)-2,DG21H21からは同様に1/8LGATE
が「H」になってから1番目のDATG(n-8)-1,DAT
H(n-8)-1,DG13 ,DH13 からはnライン目より、16
ライン前で1/8LGATEが「H」になってから、3
番目のDATG(n-16)-3 ,DATH(n-16)-3 、同様に、
G12 ,DG12 からは、DATG(n-16)-2 ,DAT
H(8n-16)-2,DG11 ,DH11 からは、DA
G(n-16)-1,DATH(n-16)-1 が各々得られることに
より、前述のことから理解される。
【0097】図36、図37は前記図35で、同一時間
上に得られた図39のエリアの各ブロックの1点、2点
網点情報DG ,DH を基に、ある条件が成立すれば、そ
のエリアを網点エリアと判定する回路を示すブロック図
である。
【0098】前記のある条件とは、図39のエリアにお
いて、以下の通りである。 (1)2点網点情報DH が4つ「H」で、かつ、1点網
点情報DG が1つ以上「H」のとき。 (2)2点網点情報DH が5つ以上「H」であるとき、 そして、(1),(2)のいずれかが満点すればそのエ
リアを網点エリアとする。前記条件は一例であり、D
H ,DG の個数はもちろんシステムにより可変できる。
前述のごとく、網点ブロック内に存在する。網点検出信
号は、複数個存在する。つまり、網点エリア検出部で、
網点ブロック6個を、DH つまり、2点網点検出とすれ
ばよいが、網点原稿はCCDによる読取ピッチとの位相
差により、モアレが発生する。このモアレにより、網点
ブロックが実際網点画像であるにもかかわらず、複数の
網点検出がなされないことがある。また、例えば、文字
の一部分や地肌の汚れを1つのドットとして検出し、そ
れを網点領域に誤判定することがある。よって、前述の
ごとく、網点ブロックを、1点以上網点検出のみにする
と、前記誤判定が多くなり、さらに網点ブロック2点以
上網点検出のみにすると、前記モアレにより、網点エリ
アを、検出できなくなる。そのため、1点網点及び2点
網点検出ブロックの組合せ、さらには、網点検出がない
ブロックとの組合せにより、前記欠点を改善するもので
ある。
【0099】図36の、多入力アンド素子303〜31
7は、各2点網点情報DH11 〜DH13 ,DH21 〜DH23
るの中から、4つづつ、すべての組合せを選び、前述の
条件(1)の2点網点情報が4つ「H」となるかを示
し、その情報を次段の回路へ伝えられる。そして、B41
〜B49,B410 〜B415 は、多入力オア素子327の入
力となり、いずれか1つでも「H」になるかの情報をア
ンド素子328の一方の入力へ、また、他方の入力に、
多入力オア素子318より1点網点情報DG11 〜D
G13 ,DG21 〜DG23 その中の1つ以上の「H」が有る
かを多入力オア素子329に伝えている。よって、アン
ド素子328の出力は、条件(1)があてはまることに
なる。
【0100】次に、多入力アンド素子320〜325
は、2点網点情報DH11 〜DH13 ,DH21 〜DH23 の中
から、5つづつ、すべての組合せを選び、多入力オア素
子326に出力し、それらの内1つでも「H」があるか
を多入力オア素子329に伝えている。多入力アンド素
子319は、2点網点情報DH11 〜DH13 ,DH21 〜D
H23 のすべてが「H」であるかを多入力オア素子329
に伝える。以上のことは、条件の(2)にあてはまる。
【0101】よって多入力オア素子329からは、条件
(1)または(2)があてはまった時は「H」、そうで
なかった時は「L」というAMI 信号が出力される。
【0102】図38は、図39のエリアが網点エリアで
あったら、(AMI 信号が「H」の時)、そのすべての
データ、8(ピクセル)×8(ライン)を網点領域とす
る回路のブロック図である。ここで、図41のタイミン
グチャートを参照しながら説明を行う。
【0103】1/8CLK,1/8LGATE,LGA
TEを基準とし、画像データDATINが図41の様に
なっているとする。ここでDATn-1 は、nライン目
で、LGATEの立上りから数え、8ピクセル単位で1
番目の画像データを表している。さらにAMInはnラ
イン目の前述の回路より検出された網点エリア情報、A
MI(n-8) は(n−8)ライン目、AMI(n-16)は(n
−16)ライン目の網点エリア情報のことであり、各々
図41に記したタイミングの信号を得たものとする。
【0104】FIFORAM330は、リードライトC
LKを1/8CLK、ライトリセット信号を1/8LG
ATE、リードリセット信号をLGATEとすること
で、1/8LGATEが「H」の時に書込んだ網点エリ
ア情報をLGATEが「H」になったた時、1ライン前
に書込まれた網点エリア情報を、1/8CLKに同期し
ながら順次読出す。
【0105】図41において、AMInは画像データD
ATn-1 と、DAT(n+1)-3 の時「H」で、AMI
(n-8) ,AMI(n-16)は図41に記した画像データの範
囲内では、すべて「L」であつたとする。FIFORA
M330のDout1,Dout2端子からは画像データDAT
n-1 に対応する部分のみ「H」で、後は「L」という信
号を出力する。オア素子331は図41に示す331出
力という信号を出力し、シフトレジスタ332へと伝え
られ、さらにオア素子331の出力と、シフトレジスタ
332のQ1 ,Q2 出力(1回ラッチと2回ラッチ)と
のオアを、多入力オア素子333で取られることによ
り、Bなる信号を得る。これは、画像データDAT
n-1 ,DATn-2 ,DATn-3 ,DAT(n-8)-1 ,DA
(n-8)-2 ,DAT(n-8)-3 のエリアにおいて、DAT
n-1 のブロックのみ網点エリア情報が「H」であるの
を、エリア全体に対応する網点エリア情報を「H」とす
ることになる。
【0106】例えば最終段で、本発明で使用したFIF
ORAM、多入力D−F/F等で、遅延された分画像デ
ータも同様に遅延させ、網点エリア情報を制御信号と
し、例えば、文字処理を設した画像データと中間調処理
を設した画像データを、セレクタ等を用いることで、文
字、中間調の分離を行うことができる。また、本発明の
具体的な実施例の説明では、図39のエリアを網点判定
エリアとしたが、そのエリアの大きさをその装置の入出
力特性や、対象原稿の特性等により、可変し、判定エラ
ーを低減するように、本発明を基に容易に応用すること
もできる。また網点エリアを判定する条件も、前述の理
由により、可変し判定エラーの低減を計ることもでき
る。
【0107】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
副走査方向に縮小された画像を、パターンマッチング法
により網点検出する際に、パターンの副走査方向の大き
さを、網点の副走査方向のピッチよりも大きくすること
により、縮小時に、網点が解像せず、網点の複数の核が
合さって大きな核となった場合にも、網点検出すること
が可能となり、縮小時の網点検出率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る網点領域検出回路の全体
ブロック図である。
【図2】デジタル複写機の概略説明図である。
【図3】スキャナの電気的構成図である。
【図4】入力データと補正後データの波形図である。
【図5】MTF補正の一例の説明図である。
【図6】MTF係数設定の回路構成を示すブロック図で
ある。
【図7】Y方向遅延回路図である。
【図8】Y方向遅延回路のタイミングチャートである。
【図9】タイミング関係を制御する制御信号についての
説明図である。
【図10】X方向遅延回路図である。
【図11】X方向遅延回路のタイミングチャートであ
る。
【図12】X方向遅延回路によって得られる画像データ
を示す説明図である。
【図13】パターンマッチングに使用するパターンを示
す説明図である。
【図14】イメージスキャナで読み取られた網点画像の
信号波形図である。
【図15】従来例のパターンマッチング方式の説明図で
ある。
【図16】網点とその濃度分布を示す説明図である。
【図17】黒レベル検出回路のブロック図である。
【図18】白レベル検出回路のブロック図である。
【図19】黒レベル検出回路と白レベル検出回路を並列
に配置した例を示す説明図である。
【図20】細かい網点の場合の検出例を示す説明図であ
る。
【図21】荒い網点の場合の検出例を示す説明図であ
る。
【図22】パターンマッチング回路の一例を示すブロッ
ク図である。
【図23】網点画像を読取った場合の画像データを示す
説明図である。
【図24】網点ブロック検出回路の構成を示すブロック
図である。
【図25】主走査方向網点ブロック検出回路(1)の一
例を示すブロック図である。
【図26】主走査方向網点ブロック検出回路(2)の一
例を示すブロック図である。
【図27】図25に示す回路のタイミングチャートであ
る。
【図28】図26に示す回路のタイミングチャートであ
る。
【図29】副走査方向網点ブロック検出回路(1)の一
例を示すブロック図である。
【図30】図29に示す回路のタイミングチャートであ
る。
【図31】副走査方向網点ブロック検出回路(2)の一
例を示すブロック図である。
【図32】図31に示す回路のタイミングチャートであ
る。
【図33】ANDゲートブロックの一例を示すブロック
図である。
【図34】ANDゲートブロックからORゲートの出力
までの動作の一例を示す説明図である。
【図35】網点エリアであるかを判定する回路の一例を
示すブロック図である。
【図36】網点エリアであるかを判定する回路の一例を
示すブロック図である。
【図37】網点エリアであるかを判定する回路の一例を
示すブロック図である。
【図38】網点エリアであるかを判定する回路の一例を
示すブロック図である。
【図39】エリアの各ブロックの1点、2点網点情報を
示す説明図である。
【図40】図35〜図38に示す回路のタイミングチャ
ートである。
【図41】図35〜図38に示す回路のタイミングチャ
ートである。
【図42】主走査変倍処理のブロック図である。
【図43】図42に示す回路のタイミングチャートであ
る。
【図44】倍率ROMの格納データを示す説明図であ
る。
【図45】倍率データROMのループカウンタ制御部の
説明図である。
【符号の説明】
71 Y方向遅延回路 72 X方向遅延回路 73 白レベル検出回路 74 黒レベル検出回路 75 パターン・マッチング回路 76 網点ブロック検出回路(1) 77 網点ブロック検出回路(1) 78 網点エリア検出回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を多数の微小領域に分割し、そ
    の濃度を読み取り、濃度に対応したアナログ電気信号を
    出力する画像読取手段と、原稿と前記画像読取手段とを
    相対的に走査駆動するとともに、指定された画像倍率に
    応じて走査の速度を調整し、画像の副走査方向の画像倍
    率を変更する副走査変倍手段と、前記画像読取手段が出
    力する前記アナログ電気信号をデジタル電気信号に変換
    する変換手段と、指定された画像倍率に応じて前記変換
    手段が出力する前記デジタル電気信号の画像の主走査方
    向の間引き、又は補完を行なって画像倍率を変更する主
    走査変倍手段と、前記デジタル電気信号の二次元配列パ
    ターンを予め定めた複数の前記記録ドット及び非記録ド
    ット検出パターンと比較し、その結果を出力する記録ド
    ット及び非記録ドット検出手段とを備え、前記記録ドッ
    ト及び非記録ドット検出手段は副走査変倍手段により縮
    小された画像が入力されたときには、前記記録ドット及
    び非記録ドット検出パターンの副走査方向の大きさを副
    走査方向の網点のピッチより大きくしたことを特徴とす
    る画像領域識別装置。
  2. 【請求項2】 画像読取手段により、原稿画像を微小領
    域に分割し、その濃度を読み取り、濃度に対応したアナ
    ログ電気信号を出力し、前記画像読取手段と原稿とを相
    対的に走査駆動するとともに、指定された画像倍率に応
    じて走査の速度を調整し、画像の副走査方向の画像倍率
    を変更し、前記画像読取手段が出力する前記アナログ電
    気信号をデジタル電気信号に変換し、指定された画像倍
    率に応じて前記デジタル電気信号の画像の主走査方向の
    間引き、又は補完を行なって画像倍率を変更し、前記デ
    ジタル電気信号の二次元配列パターンを予め定めた複数
    の前記記録ドット及び非記録ドット検出パターンと比較
    し、その結果を出力する画像領域識別方法であって、前
    記縮小された画像が入力されたときには、前記記録ドッ
    ト及び非記録ドット検出パターンの副走査方向の大きさ
    を副走査方向の網点のピッチより大きくすることを特徴
    とする画像領域識別方法。
JP29653791A 1991-10-17 1991-10-17 画像領域識別装置及び画像領域識別方法 Pending JPH05110831A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7085005B2 (en) 2000-03-31 2006-08-01 Riso Kagaku Corporation Method of and apparatus for distinguishing type of pixel

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7085005B2 (en) 2000-03-31 2006-08-01 Riso Kagaku Corporation Method of and apparatus for distinguishing type of pixel

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