JPH06303424A - 網点領域判定装置 - Google Patents

網点領域判定装置

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JPH06303424A
JPH06303424A JP5083628A JP8362893A JPH06303424A JP H06303424 A JPH06303424 A JP H06303424A JP 5083628 A JP5083628 A JP 5083628A JP 8362893 A JP8362893 A JP 8362893A JP H06303424 A JPH06303424 A JP H06303424A
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JP
Japan
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threshold value
pixel
halftone dot
halftone
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Application number
JP5083628A
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English (en)
Inventor
Shinjirou Inahata
深二郎 稲畑
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 網点画像を判別するための最適な閾値レベル
を自動的に決定して正確な判別結果を得るようにするこ
と。 【構成】 網点画像を判別するための閾値の値TH0〜
TH7を変えながらブロック中の画素を2値化し、2値
化後の画素が変化する回数を数え、この変化する回数が
最大の時の閾値を採用する。この閾値によって画素を2
値化した後、パターンマッチングによって網点画像の判
別を行う。これにより、ブロック中の網点の密度によら
ず、網点画像の判別のための最適な閾値を自動的に選び
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、多値ディジタル画像
データを入力し、その中のブロック毎に網点で構成され
た画像か否かを判定する網点領域判定装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、ディジタル複写機などにおい
て、入力画像はイメージセンサなどで読み込まれ、画像
を構成する各画素毎に、その階調をあらわすアナログ信
号に変換される。このアナログ信号は、A/D変換器で
8ビットなどの多値ディジタルデータに変換された後、
フィルタリング処理といったディジタル処理を経て、プ
リントされる。このとき、画像が文字や線画など、白お
よび黒の2値情報のみで構成されている場合には、白お
よび黒の2値により記録され、画像が写真や印刷物など
の絵であり、中間の階調の情報が含まれている場合に
は、2値だけでなく、中間調による記録が行われる。但
し、中間調による記録の場合、通常の複写機ではトナー
の濃度を変えて中間調を表現することは困難なため、微
小な画像領域内で2値で記録する画素の数を変えること
によって中間調を表現する方法がとられている。具体的
には、「画像電子学会 Vol.10 No.5 p
p.388−397 Oct.,1981」などに示さ
れているディザ法などが使われている。
【0003】ところがこの記録方法では、プリントされ
た画像中に黒レベルが周期的に表れてくることになる。
このため、画像が網点で表された印刷物の場合、網点の
ピッチと記録画像中の黒レベルのピッチが近い時、これ
らのピッチ同士の干渉によって記録画像にモアレが発生
し、画質が劣化する。なお、このようにモアレが発生す
る現象は、「電子情報通信学会誌 D−II Vol.
J72−D−II No.11 pp.1875−18
83 Nov.,1989」などに記されている。
【0004】このようなモアレを避けるため、網点で表
された印刷物に対してはディザ法などの中間調処理を適
用せず、直接2値化することによって網点をそのまま白
/黒で記録する方法などがとられている。このように中
間調処理を適用するかどうかを区別するため、画像が写
真などの中間の階調で表されたものであるか、印刷物な
どの網点で表されたものであるかを判別する手段が必要
になってくる。また、画像の中に写真と印刷物が混在し
ている場合があるため、通常は画像全体を複数個の画素
からなるブロックに分割し、各ブロック毎に判別を行っ
ている。
【0005】このように画像が写真などの中間の階調で
表されたものであるか、印刷物などの網点で表されたも
のであるかを判別するための従来例としては、特開昭6
3−279665号公報に示されているものがあった。
これは、網点で表された画像では、表現する中間調の濃
度によって網点の密度が変わってくるため、網点の密度
によってはイメージセンサで読み込んだ黒または白のレ
ベルが変動するため、記録ドットを検出する閾値レベル
と非記録ドットを検出する閾値レベルを2種類持ち、記
録ドットを検出する閾値レベルより上にある画素または
非記録ドットを検出する閾値レベルより下にある画素が
どちらか網点のパターンと一致すれば、網点で表された
画像であると判別するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、2種類の閾値レベルを決定するために
は網点の密度による白と黒の信号レベルを調べる必要が
あり、この信号レベルは一般にイメージセンサの特性な
どによって変わってくるため、これらの閾値レベルを決
定する作業が大変になるといった課題があった。
【0007】そこで本発明は、網点画像を判別するため
の最適な閾値レベルを自動的に決定して正確な判別結果
を得るようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、画像信号を
特定領域毎に分割し、該領域中の画素データが網点画像
領域か非網点画像領域かを判定する網点領域判定装置に
おいて、画像信号を特定領域の画素群に分割し、該画素
群毎に画素信号を出力するブロック分割手段と、該ブロ
ック分割手段より画素信号を入力し、該画素信号を2値
化するための閾値を複数個備え、該画素信号を複数個の
閾値のそれぞれにより2値化する第1の2値化手段と、
該第1の2値化手段により2値化された画素信号の変化
回数を計数する計数手段と、該計数手段により計数され
た該画素群の画素信号の変化回数のうち、この変化回数
の値が最大となるときの閾値を該複数個の閾値より選び
出す選択手段と、該選択手段により選び出された閾値を
用いて、該画素群の画素信号を2値化する第2の2値化
手段と、該第2の2値化手段によって2値化された画素
信号を入力し、この画素信号より画像領域が網点画像領
域か非網点画像領域かを判定する判定手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0009】
【作用】このような構成とすることにより、2値化され
た画素信号の変化回数が最大となるような閾値が選択さ
れるため、この閾値により2値化された画素信号には網
点パターンが明確に現れるようになり、パターン・マッ
チングによって画像領域が網点画像領域か非網点画像領
域かの判定が行い易くなる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
【0011】図1は、この発明を適用するディジタル複
写機の構成を示したブロック図である。但し、画像を読
み取るためのイメージセンサ、及びイメージセンサから
出力されるアナログ信号をディジタル信号に変換するA
/D変換器は省略し、ディジタル画像データから先の処
理を示した。まず、A/D変換器により8ビットのディ
ジタルデータに変換されたディジタル画像データ1は、
ブロック分割部2で1ブロック毎に分割される。このと
き、ブロックのサイズは、網点を識別できる位の大きさ
にする。例えば、イメージセンサの解像度が400sp
i(spotper inch)の場合、1画素の大き
さは0.0635mmであるため、150線/inch
といった網点ピッチが3個以上入るようにする場合に
は、ブロックのサイズを8画素×8画素といったものに
しておく。
【0012】ブロックに分割されたディジタル画像デー
タは、文字/写真/網点判定部3に入力され、ブロック
中の画像が文字や線画などの2値の画像であるか、写真
などの中間の階調をもつ画像であるか、印刷物などの網
点で構成された画像であるかを判別する。この判別結果
を表す2ビットの制御信号を選択部8に出力する。
【0013】一方で、ブロックに分割されたディジタル
画像データは、まず遅延部4により選択部8に記録デー
タと制御信号が同時に入るように遅延時間を調整された
後、写真画像処理部5、網点画像処理部6、文字画像処
理部7に同時に入力される。写真画像処理部5では、ロ
ーパスフィルタによりノイズ除去を行い、ディザ法によ
って2値化するといった、画像データが写真などの中間
の階調をもつ画像であるときに従来行われていた処理を
行う。また網点画像処理部6では、画像データを特定の
閾値で2値化するといった、画像データが印刷物などの
網点で構成された画像であるときに従来行われていた処
理を行う。さらに文字画像処理部7では、画像データを
ハイパスフィルタによりエッジ強調した後、特定の閾値
で2値化するといった、画像データが文字や線画などの
2値の画像であるときに従来行われていた処理を行う。
これら3つの画像処理部によって処理された画像データ
は、最終的に1ビットよりなる、出力装置の画素ごとに
ドットを記録するか記録しないかの情報を表す記録デー
タとなって選択部8に入力され、文字/写真/網点判定
部3の判定結果を表す制御信号の値に応じて3つの記録
データのうち判定結果に対応する1つが選択されて出力
装置9に出力される。出力装置9ではこの記録データを
もとにして1画素ずつのドットの記録を行う。
【0014】次に、文字/写真/網点判定部3について
詳しく説明を行う。文字/写真/網点判定部3の内部を
示すブロック図を図2に示す。ブロック分割部2でブロ
ック毎に分割された画像データは絵/文字判定部151
と網点判定部150に入力される。網点判定部150で
は、入力画像が網点画像であるか、絵または文字である
かを判定し、たとえば、1ビットの出力から網点画像の
時には1、それ以外の時には0を出力する。また、絵/
文字判定部151では、入力画像が絵であるか文字であ
るかを判定し、たとえば、1ビットの出力から絵の時に
は1、文字の時には0を出力する。これらの網点判定部
150、絵/文字判定部151から出力される1ビット
ずつの判定結果のデータをまとめた2ビットの信号が制
御信号として選択部8に入力される。このとき、制御信
号の上位ビットに網点判定部の出力がくるようにするこ
とにより、この例では、制御信号が11または10の時
に入力画像は網点、制御信号が00のときに入力画像は
文字、制御信号が01のときに入力画像は絵であること
を表すようにできる。
【0015】この文字/写真/網点判定部の絵/文字判
定部151では、ブロック内の画素値の範囲などから絵
/文字の判定を行うといった公知の技術を使用する。
【0016】次に、網点判定部150について説明す
る。網点判定部150の内部を示すブロック図を図3に
示す。まず、イメージセンサで読み込んだ画像データが
1ブロック毎に適応2値化部160に入力される。この
適応2値化部160で、8ビットの画像データをブロッ
ク毎に最適な閾値を選び出しながら2値化する。次に、
この2値化されたデータは、パターン・マッチング部1
70に送られる。このパターン・マッチング部170
で、2値化されたデータと網点パターンとをパターン・
マッチング法により比較し、網点画像かどうかを判定
し、判定結果を1ビットの出力データとして出力する。
このパターン・マッチング部170で正確な判定を行う
ためには、適応2値化部160で最適な閾値を用いて2
値化が行われる必要がある。この発明は、適応2値化部
160の閾値の選び方に特徴がある。
【0017】ここで、適応2値化部160について詳し
く説明する。適応2値化部160では、閾値の値を変え
ながら2値化された値の変化の回数を計数し、この計数
値が最大となる閾値を選び出す。ここで、網点パターン
がイメージセンサによって読み込まれる様子を図4を用
いて説明する。
【0018】図4(a)は、網点のドットが小さいとき
の画像とイメージセンサで読み込む画素の関係を表した
図である。この図で、100は網点のドット、101は
1ブロック中のウインドウを示している。ウインドウ1
01は8×8の升目よりなり、1つの升目がイメージセ
ンサで読み込む1画素に相当する。ここでイメージセン
サで読み込んでA/D変換した8ビットディジタルデー
タで表されるブロック中の画素のうち、ライン110で
示される横方向の8画素分の画素値を左から順番に並べ
たグラフを図4(b)に示す。ただし、シェーディング
補正などのイメージセンサに必要な補正は済んでいるも
のとする。この8画素中には、網点のドットが3つある
ため、図4(b)のグラフには山が3つ現れている。こ
こである閾値によって画素値を2値化し、画素値がこの
閾値以上になるところで1、画素値が閾値未満になると
ころで0とすることにより、3つのドットが現れている
ところのみで2値化した画素値を1にすることができ
る。このように2値化することにより、1になっている
画素値の位置を網点のパターンと比較することにより、
網点を判別することができる。ここで、図4(b)に示
したTH0〜7の8つの閾値のうち、TH0〜2で2値
化を行った場合、およびTH5〜7で2値化を行った場
合、正しく3つの山が分離されず、網点と判別できな
い。ここでTH3またはTH4を閾値に選ぶことによっ
て3つの山が正しく認識され、網点と判別できるように
なる。
【0019】図4(c)は、網点のドットが大きいとき
の画像とイメージセンサで読み込む画素の関係を表した
図である。この図で、符号100、101は図4(a)
と同じであるので説明を省略する。ここでイメージセン
サで読み込んでA/D変換した8ビットディジタルデー
タで表されるブロック中の画素のうち、ライン111で
示される横方向の8画素分の画素値を左から順番に並べ
たグラフを図4(d)に示す。ただし、シェーディング
補正などのイメージセンサに必要な補正は済んでいるも
のとする。この8画素中には、網点のドットが3つある
ため、図4(d)のグラフには山が3つ現れている。こ
こで図4(b)と同様ある閾値によって画素値を2値化
する。ここで、図4(d)に示したTH0〜7の8つの
閾値のうち、TH0〜5で2値化を行った場合、正しく
網点と認識できない。ここでTH6またはTH7を閾値
に選ぶことによって3つの山が正しく認識され、網点と
判別できるようになる。
【0020】以上みてきたように、ブロック中の網点の
密度によって、2値化を行う時の閾値の値を変える必要
がある。この発明は、閾値の値を変えながらブロック中
の画素を2値化し、2値化後の画素が変化する回数を数
え、この変化する回数が最大の時の閾値を採用する。こ
の閾値によって2値化した後、パターンマッチングによ
って網点画像の判別を行うものである。このことによ
り、ブロック中の網点の密度によらず、網点画像の判別
のための最適な閾値を自動的に選び出すものである。
【0021】図5は、画像データを入力し、閾値の値を
変えながら最適な閾値の値を選び出し、この閾値で2値
化した画像データを出力する回路のブロック図である。
また図6は、この回路の動作を示すタイムチャートであ
る。これらの図にもとづいてこの回路の動作について説
明する。但し、図5ではメモリやカウンタに入力される
コントロール信号は複雑化を避けるため省略した。この
回路は、(S1)画像データをメモリに書き込むシーケ
ンス、(S2)適当な閾値を選択するシーケンス、(S
3)選択された閾値を用いて画像データを2値化するシ
ーケンス、の3つのシーケンスからなっている。
【0022】まず、画像データをメモリに書き込むシー
ケンスS1の動作について説明する。1ブロック64個
の8ビットの画像データはメモリ200のデータ入力端
子に入力される。このシーケンスでは、メモリ200は
書き込み状態となっている。一方、アドレスカウンタ2
01からは0〜63までのアドレス信号が画像データが
入力される度に順番にインクリメントされ、メモリ20
0のアドレス端子に入力される。このようにして、1ブ
ロック64個の8ビットの画像データはメモリ200に
書き込まれる。このシーケンスが終わった後、次のブロ
ックの画像データが入力され、再びこのシーケンスが始
まるまで、メモリ200には書き込みは行われない。ま
た、このシーケンスの間にリセット入力をかけることに
より、レジスタ212の出力を0にリセットする。
【0023】次に、適当な閾値を選択するシーケンスS
2の動作について説明する。アドレスカウンタ201
は、再び0〜63までのアドレス信号を順番にインクリ
メントしていく。このとき、メモリ200からは書き込
んだ1ブロック64個の8ビットの画像データが順番に
読み出され、減算器203に入力される。このシーケン
スでは、このようにメモリ200から64個の8ビット
の画像データを順番に読み出す操作を閾値の種類である
8回分繰り返す。
【0024】一方、レジスタファイル204は、8ビッ
トレジスタが8本で構成されており、各レジスタには図
4に示したTH0〜7の8個の閾値が格納されている。
これら8本のレジスタから、3ビットのアドレスによっ
て1本が選択されて減算器203に閾値が供給される。
このシーケンスでは、レジスタファイル204にアドレ
スを供給するセレクタ207は、アドレスカウンタ20
5の出力を選択した状態となっている。従って、レジス
タファイル204のアドレスは、アドレスカウンタ20
5によって供給される。アドレスカウンタ205の出力
は、メモリ200から64個の8ビットの画像データを
順番に読み出す間一定値となっており、減算器203に
64個の8ビットの画像データが入力されている間、一
定の閾値が入力されるようにする。またアドレスカウン
タ205は、メモリ200から次の64個の画像データ
の読み出しを始めるときに1だけカウントアップする。
従って、メモリ200からの64個の画像データの読み
出しを8回繰り返すことにより、全ての閾値は減算器2
03の片側に供給される。
【0025】減算器203では、このようにメモリ20
0から供給される画像データから、レジスタファイル2
04から供給される閾値の値を減算し、9ビットの符号
付データを出力する。ここで、画像データが閾値より大
きければ、減算器203の出力は正、画像データが閾値
より小さければ、減算器203の出力は負となる。従っ
て減算器203の9ビット出力の符号ビットを取り出す
ことにより、閾値で2値化されたデータを得ることがで
きる。
【0026】このように2値化されたデータのブロック
内の変化量を調べるため、フリップフロップ208、X
ORゲート209、カウンタ210により変化量計数回
路を構成する。次に、この変化量計数回路について説明
する。
【0027】2値化された画像データは、フリップフロ
ップ208により、1画素分遅延される。従って、XO
Rゲート209には、2値化された画像データと、1画
素分前の2値化された画像データが入力されている。こ
こで、XORゲート209は、2本の入力が異なってい
るときだけ1が出力されるため、2値化された画像デー
タ1画素分前の2値化された画像データが異なっている
ときだけ1が出力される。XORゲート209の出力
は、カウンタ210のイネーブル端子に入力されている
ため、2値化された画像データが変化しているときのみ
カウンタ210はカウントアップされる。従って、画像
データが64画素分入力した後で、カウンタ210はこ
のブロック中の2値化された画像データの変化分を計数
した値を出力していることになる。
【0028】カウンタ210により計数された、2値化
された画像データの変化分のデータは、比較器211の
片方の入力端子に入力される。また比較器211のもう
片方の入力端子には、レジスタ212の出力が入力され
る。ここで、比較器211は、カウンタ210の出力デ
ータがレジスタ212の出力データ以上であれば0を出
力し、この信号をイネーブル端子に入力しているレジス
タ212、レジスタ206とも、書き込みは行われな
い。またカウンタ210の出力データがレジスタ212
の出力データよりも小さければ1を出力し、レジスタ2
12、レジスタ206をイネーブル状態にするため、こ
れらのレジスタに書き込みが行われる。また、画像デー
タをメモリに書き込むシーケンスS1において、レジス
タ212の内容を0にリセットしているため、図6に示
したタイムチャートで、レジスタファイル204から閾
値0が出力されているときには、比較器211の出力は
1となり、必ずレジスタ212、レジスタ206に書き
込みが行われる。このとき、レジスタ212には、カウ
ンタ210で計数された画像データの変化分のデータが
書き込まれる。また、レジスタファイル204から閾値
1以降が出力されているときには、レジスタ212に書
き込まれたデータの値と、カウンタ210から出力され
る画像データの変化分のデータの値とが比較され、カウ
ンタ210の出力がレジスタ212の値以上のときにレ
ジスタ212、レジスタ206はイネーブルとなり、書
き込みが行われる。従って、レジスタ212には画像デ
ータの変化分計数値のうち最大のものが書き込まれるこ
とになる。
【0029】一方レジスタ206には、遅延器213を
通してアドレスカウンタ205によって生成されたレジ
スタファイル204のアドレス値が入力されている。こ
のとき、遅延器213は、比較器211からイネーブル
信号が出力されるまでの画像データの遅延時間分アドレ
スカウンタ205の値を遅延させ、アドレスカウンタ2
05が次の閾値のアドレスにカウントアップした後でも
1つ前のカウント値をレジスタ206に供給できるよう
にしている。上述のように、レジスタ206のイネーブ
ル信号はレジスタ212のイネーブル信号と同時に入力
されるため、このレジスタ206には画像データの変化
分計数値が最大のときのアドレスカウンタの値が書き込
まれることになる。
【0030】このようにして、このシーケンスの終わり
にはレジスタ212には8つの閾値で2値化したときの
画像データの変化分計数値のうち最大のものが書き込ま
れている。この閾値が、網点画像を判別するための最適
な閾値である。またレジスタ206にはレジスタファイ
ル204に格納されているこの最適な閾値のアドレスが
書き込まれていることになる。
【0031】最後に、選択された閾値を用いて画像デー
タを2値化するシーケンスS3の動作について説明す
る。本実施例では、このシーケンスで2値化に使用する
減算器203は、シーケンスS2のときに使用するもの
と共通になっている。このシーケンスの時にも、アドレ
スカウンタ201は再び0〜63までのアドレス信号を
順番にインクリメントしていく。従って、メモリ200
からは1ブロック64個の8ビットの画像データが再び
順番に読み出され、減算器203に入力される。一方、
このシーケンスの時にはセレクタ207はレジスタ20
6の出力を選択するようにして、レジスタファイル20
4に閾値を選択するシーケンスS2で設定した最適な閾
値のアドレスをレジスタファイルに入力するようにす
る。このことにより、レジスタファイル204からは最
適な閾値が得られ、減算器203に供給される。減算器
で減算した結果の符号ビットを取り出すことによって、
2値化データを得ることができる。ただし、この符号ビ
ットは、減算結果が負のときに1となることから、この
符号ビットをインバータ214で反転してから2値化デ
ータの出力としている。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
従来は固定閾値を使用して画像の2値化を行っていたも
のを、閾値を複数個用意し、これらの閾値の中から最適
な閾値を選び出し、この閾値により2値化を行い、この
2値化されたデータを用いて網点画像を判別するように
したため、従来よりも正確な判別結果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】 図1の文字/写真/網点判定部を示すブロッ
ク図である。
【図3】 図2の網点判定部を示すブロック図である。
【図4】 網点画像がイメージセンサによって読み込ま
れる様子を示した図である。
【図5】 図3の適応2値化部の回路を示す回路図であ
る。
【図6】 図5の適応2値化部の動作を示すタイムチャ
ートである。
【符号の説明】
1…ディジタル画像データ、2…ブロック分割部、3…
文字/写真/網点判定部、4…遅延部、5…写真画像処
理部、6…網点画像処理部、7…文字画像処理部、8…
選択部、9…出力装置、100…網点画像を構成するド
ット、101…1ブロック領域、110…横方向のライ
ン1、111…横方向のライン2、150…網点判定
部、151…絵/文字判定部、160…適応2値化部、
170…パターン・マッチング部、200…メモリ、2
01…アドレスカウンタ、203…減算器、204…レ
ジスタファイル、205…アドレスカウンタ、206…
レジスタ、207…セレクタ、208…フリップフロッ
プ、209…XORゲート、210…カウンタ、211
…比較器、212…レジスタ、213…遅延器、214
…インバータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号を特定領域毎に分割し、該領域
    中の画素データが網点画像領域か非網点画像領域かを判
    定する網点領域判定装置において、 画像信号を特定領域の画素群に分割し、該画素群毎に画
    素信号を出力するブロック分割手段と、 該ブロック分割手段より画素信号を入力し、該画素信号
    を2値化するための閾値を複数個備え、該画素信号を複
    数個の閾値のそれぞれにより2値化する第1の2値化手
    段と、 該第1の2値化手段により2値化された画素信号の変化
    回数を計数する計数手段と、 該計数手段により計数された該画素群の画素信号の変化
    回数のうち、この変化回数の値が最大となるときの閾値
    を該複数個の閾値より選び出す選択手段と、 該選択手段により選び出された閾値を用いて、該画素群
    の画素信号を2値化する第2の2値化手段と、 該第2の2値化手段によって2値化された画素信号を入
    力し、この画素信号より画像領域が網点画像領域か非網
    点画像領域かを判定する判定手段とを備えたことを特徴
    とする、 網点領域判定装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100377567C (zh) * 2005-10-26 2008-03-26 北京北大方正电子有限公司 在多位成像深度设备上的调频调幅混合网点网型控制方法
JP2008168016A (ja) * 2007-01-15 2008-07-24 Fujifilm Corp 超音波診断装置、imt計測方法及びimt計測プログラム

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