JPH0563965A - 原稿画像読取装置 - Google Patents

原稿画像読取装置

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JPH0563965A
JPH0563965A JP3268621A JP26862191A JPH0563965A JP H0563965 A JPH0563965 A JP H0563965A JP 3268621 A JP3268621 A JP 3268621A JP 26862191 A JP26862191 A JP 26862191A JP H0563965 A JPH0563965 A JP H0563965A
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JP
Japan
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image signal
pixel
edge
reading
signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP3268621A
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English (en)
Inventor
Takahito Miura
崇人 三浦
Shinichi Nishimura
伸一 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0563965A publication Critical patent/JPH0563965A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 より画質の良好な画像を得る。 【構成】 多値画信号のビット数を演算により擬似的に
増大し、非線形特性のディザ閾値を用いて中間調読取処
理し、再生画像が白っぽくなるのを防止。また、補正多
値画信号の演算処理のモードを切り換えたり、あるい
は、中間調画信号と非中間調二値化画信号を画像状況に
応じて切り換えることで、中間調画像と非中間調画像の
境界領域での画質劣化を防止。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿画像を所定の解像
度で読み取って多値画信号を形成し、その多値画信号を
中間調読取処理して二値化画信号を形成する原稿画像読
取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ファクシミリ装置のスキャナな
ど、原稿画像を読み取る原稿画像読取装置では、写真原
稿などの階調性のある画像については、中間調読取処理
することにより、その画像の階調性を疑似的に表現でき
るようにしている。
【0003】この中間調読取処理では、原稿画像を画素
に分解し、それぞれの画素について、その輝度レベルに
対応した複数ビット数の多値画信号を形成し、その多値
画信号を、例えば、組織的ディザマトリクスに形成され
た閾値を用いて二値化し、二値化画信号を形成してい
る。
【0004】これにより、階調性をもつ画像を送信した
とき、受信側で記録出力する原稿の画像品質を良好にす
ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来装置では、次のような不都合を生じていた。
【0006】すなわち、通常、多値画信号を二値化する
ときの閾値は多値画信号と同じビット数をもち、そのた
めに、中間調読取処理の二値化特性は線形な特性とな
る。
【0007】これにより、輝度レベルが小さい部分すな
わち濃度レベルの大きい部分の情報量が削減され、その
結果、中間調読取処理後の二値化画信号を記録したとき
の記録画像が白っぽくなるという不都合を生じていた。
【0008】本発明は、このような従来装置の不都合を
解消し、中間調読取処理後の二値化画信号の記録画像の
画質を向上できる原稿画像読取装置を提供することを目
的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、原稿画像を所
定の解像度で読み取って多値画信号を形成し、その多値
画信号を中間調読取処理して二値化画信号を形成する原
稿画像読取装置において、それぞれの注目画素について
その周囲画素のうち最も相関関係の大きい周囲画素の多
値画信号に基づいて注目画素の多値画信号のビット数を
疑似的に増やす演算手段と、この演算手段から出力され
る多値画信号を非線形な閾値で中間調読取処理する中間
調読取手段を備えたものである。
【0010】また、原稿画像を所定の解像度で読み取っ
て多値画信号を形成し、その多値画信号を中間調読取処
理して二値化画信号を形成する原稿画像読取装置におい
て、注目画素と周囲画素との濃度レベルの比較に基づい
てその注目画素が画像の境界領域に位置していることを
判定するエッジ判定手段と、このエッジ判定手段が判定
したエッジ画素の位置を記憶するエッジ位置記憶手段
と、それぞれの注目画素についてその周囲画素のうち最
も相関関係の大きい周囲画素であって上記エッジ位置記
憶手段に記憶されていない周囲画素の多値画信号に基づ
いて注目画素の多値画信号のビット数を疑似的に増やす
演算手段と、この演算手段から出力される多値画信号を
非線形な閾値で中間調読取処理する中間調読取手段を備
えたものである。また、前記演算手段は、演算対象から
除外した周囲画素に代えて注目画素の多値画信号を用い
るようにしたものである。
【0011】また、原稿画像を所定の解像度で読み取っ
て多値画信号を形成し、その多値画信号を中間調読取処
理して二値化画信号を形成する原稿画像読取装置におい
て、注目画素と周囲画素との濃度レベルの比較に基づい
てその注目画素が画像の境界領域に位置していることを
判定するエッジ判定手段と、このエッジ判定手段が判定
したエッジ画素の位置を記憶するエッジ位置記憶手段
と、それぞれの注目画素についてその周囲画素のうち最
も相関関係の大きい周囲画素の多値画信号に基づいて注
目画素の多値画信号のビット数を疑似的に増やす演算手
段と、この演算手段から出力される多値画信号を非線形
な閾値で中間調読取処理する中間調読取手段と、注目画
素の多値画信号を所定の固定閾値で比較して二値化画信
号を形成する固定閾値二値化手段と、上記エッジ判定手
段の判定結果およびエッジ位置記憶手段の記憶内容に基
づいて上記演算手段が参照する周囲画素または注目画素
がエッジ画素であるか否かを判定していずれかの画素が
エッジ画素であることを検出したときには上記固定閾値
二値化手段の出力信号を選択する一方、いずれの画素も
エッジ画素でなことを検出したときには上記中間調読取
手段の出力信号を選択しその選択した信号を読取二値化
画信号として出力する選択手段を備えたものである。
【0012】また、原稿画像を所定の解像度で読み取っ
て多値画信号を形成し、その多値画信号を中間調読取処
理して二値化画信号を形成する原稿画像読取装置におい
て、注目画素と周囲画素との濃度レベルの比較に基づい
てその注目画素が画像の境界領域に位置していることを
判定するエッジ判定手段と、このエッジ判定手段が判定
したエッジ画素の位置を記憶するエッジ位置記憶手段
と、それぞれの注目画素についてその周囲画素のうち最
も相関関係の大きい周囲画素の多値画信号に基づいて注
目画素の多値画信号のビット数を疑似的に増やす演算手
段と、この演算手段から出力される多値画信号を非線形
な閾値で中間調読取処理する中間調読取手段と、注目画
素の多値画信号を所定の固定閾値で比較して二値化画信
号を形成する固定閾値二値化手段と、上記エッジ判定手
段の判定結果に基づいて注目画素がエッジ画素であるこ
とを検出したとき、または、上記エッジ位置記憶手段の
記憶内容に基づいて上記演算手段が参照する周囲画素が
エッジ画素であることを検出し、かつ、注目画素とその
エッジ画素との多値画信号のレベルを比較してエッジ画
素がより画像のエッジ方向に位置していることを検出し
たときときには上記固定閾値二値化手段の出力信号を選
択し、いずれの画素もエッジ画素でないことを検出した
ときには上記中間調読取手段の出力信号を選択し、その
選択した信号を読取二値化画信号として出力する選択手
段を備えたものである。
【0013】
【作用】したがって、中間調読取処理の特性を非線形に
することができ、中間調読取処理後の二値化画信号にお
ける濃度レベルの大きい部分の読取特性を良好にするこ
とができ、記録画像の品質を向上できる。また、注目画
素のビット数を増大する演算に用いられる周囲画素また
は注目画素がエッジ画像に含まれる場合には、その周囲
画素を演算から除外するか、あるいは、固定閾値で二値
化した画信号を選択することで、演算誤差の影響で画質
が劣化するような事態を防止している。
【0014】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0015】まず、本発明の原理について説明する。な
お、以下の説明において、多値画信号のビット数は4ビ
ットである。
【0016】まず、図1(a)に示すように、3×3の
画素マトリクスを考え、この画素マトリクスの中央に位
置する画素Eを処理対象となる注目画素とすると、注目
画素Eの1ライン前に位置する周囲画素Bおよび1画素
前に位置する周囲画素Dが、注目画素Eとの相関関係が
最も強い。
【0017】そこで、この画素マトリクスについて、同
図(b)に示すような係数のデジタルフィルタを適用す
ると、注目画素Eのレベルは、次式のようになる。
【0018】E’=2E+B+C
【0019】ここで、注目画素Eおよび周囲画素B,D
の多値画信号のビット数がそれぞれ4ビットなので、こ
の演算によれば、結果的に注目画素Eのビット数を4ビ
ットから疑似的に2ビット増やした6ビットに変換する
ことができる。
【0020】このようにして、多値画信号のビット数を
4ビットから6ビットに増やすことで、階調度を16か
ら64に増大することができる。
【0021】次に、この6ビットに増やした多値画信号
を中間調読取処理するときに適用するディザマトリクス
の一例を同図(c)に示す。
【0022】このディザマトリクスでは、レベル1,
2,3,4,5,6,7,12,16,20,24,2
8,35,42,48,64の16の値を、それぞれ所
定の配置法則で配置したものであり、このディザマトリ
クスを閾値として用いた中間調読取処理の読取特性は、
図2に示すように、輝度レベルの小さい部分、すなわ
ち、濃度レベルの大きい部分の分解度を向上した非線形
特性となる。
【0023】したがって、この中間調読取処理により得
られた二値化画信号は、濃度レベルの大きい部分がより
強調されるため、従来技術のように、記録画像が白っぽ
くなるような事態を防止することができる。
【0024】図3は、本発明の一実施例にかかるグルー
プ3ファクシミリ装置を示している。
【0025】同図において、制御部1は、このファクシ
ミリ装置の各部の制御処理、および、ファクシミリ伝送
制御手順処理を行うものであり、システムメモリ2は、
制御部1が実行する制御処理プログラム、および、処理
プログラムを実行するときに必要な各種データなどを記
憶するとともに、制御部1のワークエリアを構成するも
のであり、パラメータメモリ3は、このグループ3ファ
クシミリ装置に固有な各種の情報を記憶するためのもの
である。
【0026】スキャナ4は、所定の解像度で原稿画像を
読み取るためのものであり、また、上述した非線形特性
の中間調読取処理機能を備えている。プロッタ5は、所
定の解像度で画像を記録出力するためのものであり、操
作表示部6は、このファクシミリ装置を操作するための
もので、各種の操作キー、および、各種の表示器からな
る。
【0027】符号化復号化部7は、画信号を符号化圧縮
するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信
号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置8は、
符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するためのも
のである。
【0028】グループ3ファクシミリモデム9は、グル
ープ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのもの
であり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデム
機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をやり
とりするための高速モデム機能(V.29モデム、V.
27terモデム)を備えている。
【0029】網制御装置10は、このファクシミリ装置
を公衆電話回線網に接続するためのものであり、自動発
着信機能を備えている。
【0030】これらの、制御部1、システムメモリ2、
パラメータメモリ3、スキャナ4、プロッタ5、操作表
示部6、符号化復号化部7、画像蓄積装置8、グループ
3ファクシミリモデム9、および、網制御装置10は、
システムバス11に接続されており、これらの各要素間
でのデータのやりとりは、主としてこのシステムバス1
1を介して行われている。
【0031】また、網制御装置10とグループ3ファク
シミリモデム9との間のデータのやりとりは、直接行な
われている。
【0032】図4は、スキャナ4の読取制御部の一例を
示している。
【0033】同図において、画像読取部21は、原稿画
像を走査して画素に分解するとともに、おのおのの画素
を読み取るものであり、その読取動作により得られたア
ナログ画信号AVは、アナログ/デジタル変換器22に
より4ビットの多値画信号DVに変換される。この多値
画信号DVは、演算回路23およびラインバッファ24
に加えられるとともに、比較器25の入力端Aに加えら
れている。
【0034】ラインバッファ24は、1ライン分の多値
画信号DVを記憶可能なFIFOバッファであり、その
出力は、現在読み込み中のラインの1ライン前の多値画
信号DVaとして演算回路23およびラインバッファ2
6に加えられている。ラインバッファ26は、ラインバ
ッファ24と同様なFIFOバッファであり、その出力
は、現在読み込み中のラインの2ライン前の多値画信号
DVbとして演算回路23に加えられている。
【0035】演算回路23は、上述したように、注目画
素Eのビット数を、その注目画素Eの多値画信号DV
a、周囲画素Dの多値画信号DVa、および、周囲画素
Bの多値画信号DVbに基づいて、6ビットに増やす演
算を実行するものであり、その実行結果は、補正多値画
信号CDとして、比較器27の入力端Aに加えられてい
る。
【0036】ディザ発生器28は、上述したディザマト
リクスの要素を順次周期的に発生するものであり、その
出力は、ディザ閾値RDとして比較器27の入力端Bに
加えられている。
【0037】比較器27は、入力端Aに加えられている
補正多値画信号CDを、入力端Bに加えられているディ
ザ閾値RDと比較し、補正多値画信号CDの値がディザ
閾値RDよりも大きい場合には、出力を論理Hレベルに
立上げるものであり、その出力信号は、中間調二値化画
信号HTとしてセレクタ29の入力端Bに加えられてい
る。
【0038】固定閾値発生器30は、非中間調読取を行
なうときの固定的な閾値RRを発生するものであり、そ
の閾値RRは、比較器25の入力端Aに加えられてい
る。
【0039】比較器25は、入力端Bに加えられている
多値画信号DVを、入力端Aに加えられている閾値RR
と比較し、多値画信号DVの値が閾値RRよりも大きい
場合には、出力を論理Hレベルに立上げるものであり、
その出力信号は、非中間調二値化画信号BWとしてセレ
クタ29の入力端Aに加えられている。
【0040】セレクタ29は、制御部1から出力される
選択信号SLが論理Hレベルになっているときには、入
力端Aに加えられている非中間調二値化画信号BWを選
択するとともに、選択信号SLが論理Lレベルになって
いるときには、入力端Bに加えられている中間調二値化
画信号HTを選択するものであり、その選択した画信号
を、二値化画信号BVとして出力する。
【0041】以上の構成で、スキャナ4の読取動作が開
始されると、画像読取部21からは、1ライン単位に、
走査開始位置から各画素の読取結果に対応したアナログ
画信号AVが出力される。
【0042】このアナログ画信号AVは、アナログ/デ
ジタル変換器22により対応する多値画信号DVに変換
され、比較器25に加えられるとともに、ラインバッフ
ァ24に順次記憶される。また、比較器25は、順次入
力される多値画信号DVの画素ごとに比較動作を行な
い、その比較結果に基づいて非中間調二値化画信号BW
を順次出力する。
【0043】このとき、非中間調読取モードが選択され
ていて、選択信号SLが論理Hレベルに設定されている
とすると、セレクタ29は、入力端Aに加えられている
非中間調二値化画信号BWを選択し、二値化画信号BV
として次段回路に出力する。
【0044】一方、多値画信号DVは、ラインバッファ
24に順次記憶され、1ライン分の多値画信号DVがラ
インバッファ24に蓄積されると、次の画素タイミング
からは、ラインバッファ24から多値画信号DVaが出
力されて、次のラインバッファ26に順次記憶される。
【0045】同様に、ラインバッファ26に1ライン分
の多値画信号DVaが蓄積されると、次の画素タイミン
グからは、ラインバッファ26から多値画信号DVbが
出力される。
【0046】このようにして、ラインバッファ24,2
6からそれぞれ多値画信号DVa,DVbが出力される
ようになると、演算回路23は、注目画素Eに対する演
算動作を開始し、6ビットの補正多値画信号CDを順次
比較器27に出力する。
【0047】これにより、比較器27は、順次入力され
る補正多値画信号CDの画素ごとに比較動作を行ない、
その比較結果に基づいて中間調二値化画信号HTを順次
出力する。
【0048】この中間調二値化画信号HTは、中間調読
取モードが設定されていて選択信号SLが論理Lレベル
に設定されている状態で、セレクタ29を介し、二値化
画信号BVとして次段回路に出力される。
【0049】このようにして、読取動作の設定モードに
対応した二値化画信号BVが、スキャナ4より出力され
る。
【0050】以上のように、本実施例では、中間調読取
モードが設定されている場合、多値画信号DVのビット
数を増やして6ビットの補正多値画信号CDに変換する
とともに、その補正多値画信号CDを非線形中間調読取
処理しているので、濃度レベルの大きい部分の読取特性
を改善でき、記録画像が白っぽくなるような事態を防止
でき、記録画像の品質を向上することができる。
【0051】ところで、図1(b)の係数マトリクスを
みると、補正演算に使用する画素が、注目画素E、この
注目画素Eと同じラインの周囲画素D、および、注目画
素Eの1ライン前の周囲画素Bであるので、2ライン分
の多値画信号DVがあれば、補正演算を行なうことがで
きる。
【0052】すなわち、多値画信号DVを記憶するライ
ンバッファの数を1つに減らすことができ、その場合の
実施例を図5に示す。なお、同図において、図4と同一
部分および相当する部分には、同一符号を付している。
【0053】同図において、アナログ/デジタル変換器
22から出力される多値画信号DVは、演算回路2
3’、ラインバッファ24、および、比較回路25に加
えられている。
【0054】ラインバッファ24の出力信号は、現在読
み込んでいるラインの1ライン前の多値画信号DVaと
して演算回路23’に加えられている。
【0055】演算回路23’は、注目画素Eの多値画信
号DV、周囲画素Dの多値画信号DVおよび周囲画素B
の多値画信号DVaに基づいて、上述した演算を実行
し、その演算結果を、注目画素Eの補正多値画信号C
D’として比較器27に出力する。
【0056】このように、この実施例では、1つのライ
ンバッファ24を用いて、中間調読取処理を行なうこと
ができるので、より装置コストを低減することができ
る。
【0057】ところで、上述した実施例では、元の多値
画信号のビット数が4ビットで、補正後の多値画信号の
ビット数を6ビットの場合について説明したが、それ以
外の場合にも、本発明を同様にして適用することができ
る。
【0058】また、上述した実施例では、グループ3フ
ァクシミリ装置のスキャナに本発明を適用したが、それ
以外の装置にも、本発明を同様にして適用することがで
きる。
【0059】さて、上述した実施例では、注目画素Eの
周囲画素D,Bに基づいて、注目画素Eの多値画信号の
ビット数を増やしているが、これらの画素が画像の白黒
境界位置、すなわち、エッジ画像の近傍に位置している
ときには、注目画素Eの中間調読取結果得られた二値化
画信号の二値化結果(白黒)が反転するという不都合を
生じる場合がある。
【0060】このような不都合を防止できる、本発明の
別な実施例を図6に示す。なお、同図において、図4と
同一部分および相当する部分には、同一符号を付してい
る。
【0061】同図において、アナログ/デジタル変換器
22から出力される多値画信号DV、ラインバッファ2
4から出力される多値画信号DVa、および、ラインバ
ッファ26から出力される多値画信号DBbは、マトリ
クスレジスタ部35に加えられている。
【0062】マトリクスレジスタ部35は、入力した多
値画信号DV,DVa,DVbに基づいて、注目画素E
の多値画信号DE、および、周囲画素B,D,F,Hの
多値画信号DB,DD,DF,DHを抽出するものであ
り、多値画信号DEは、演算回路36、比較器37、お
よび、エッジ検出部38に加えられており、多値画信号
DBおよび多値画信号DDは、演算回路36およびエッ
ジ検出部38に加えられており、多値画信号DF,DH
は、エッジ検出部38に加えられている。
【0063】演算回路36は、制御部39から加えられ
ているモード信号MDによりモード1が指定されている
ときには、周辺画素B,Dの値を用いて注目画素Eの値
を補正する次式(I)の演算を実行し、モード信号MD
によりモード2が指定されているときには、周辺画素B
の値のみを用いて注目画素Eの値を補正する次式(I
I)の演算を実行し、モード信号MDによりモード3が
指定されているときには、周辺画素Dの値のみを用いて
注目画素Eの値を補正する次式(III)の演算を実行
し、モード信号MDによりモード4が指定されていると
きには、周辺画素B,Dの値をともに使用しない次式
(IV)の演算を実行して、それぞれ注目画素Eを6ビ
ットに拡張した補正多値画信号CVを算出するものであ
り、その補正多値画信号CVは、比較器40の入力端B
に加えられている。
【0064】E’=E+D+B … (I)
【0065】E’=2E+B … (II)
【0066】E’=2E+D … (III)
【0067】E’=4E … (IV)
【0068】エッジ検出部38は、多値画信号DEと、
多値画信号DB,DD,DF,DHとのそれぞれの差を
演算し、そのいずれか1つ以上の差が所定値よりも大き
いときに、注目画素Eがエッジ画素であると検出するも
のであり、エッジ画素を検出すると、セレクタ41に出
力している制御信号ELを論理Hレベルに立ち上げると
ともに、その位置座標をあらわす座標信号PSをエッジ
位置記憶部42に出力する。
【0069】比較器37は、入力端Bに加えられている
多値画信号DEを、固定閾値発生器30から出力され入
力端Aに加えられている閾値RRと比較し、多値画信号
DEの値が閾値RRよりも大きい場合には、出力を論理
Hレベルに立上げるものであり、その出力信号は、非中
間調二値化画信号BWとしてセレクタ41の入力端Bに
加えられている。
【0070】比較器40は、入力端Aに加えられている
補正多値画信号CVを、ディザ発生器28から出力され
入力端Bに加えられているディザ閾値RDと比較し、補
正多値画信号CDの値がディザ閾値RDよりも大きい場
合には、出力を論理Hレベルに立上げるものであり、そ
の出力信号は、中間調二値化画信号HTとしてセレクタ
41の入力端Aに加えられている。
【0071】セレクタ41は、エッジ検出部38から出
力される制御信号ELが論理Lレベルになっているとき
には、入力端Aに加えられている中間調二値化画信号H
Tを選択するとともに、制御信号ELが論理Hレベルに
なっているときには、入力端Bに加えられている非中間
調二値化画信号BWを選択するものであり、その選択さ
れた信号は、二値画信号BVとして出力されている。
【0072】制御部39の処理例を図7に示す。
【0073】制御部39は、現在処理対象となっている
注目画素Eの座標に基づいて、周辺画素Bに相当する座
標を算出し、その座標がエッジ位置記憶部42に記憶さ
れているかどうかを調べる(判断101)。
【0074】判断101の結果がYESになるときに
は、現在処理対象となっている注目画素Eの座標に基づ
いて、周辺画素Dに相当する座標を算出し、その座標が
エッジ位置記憶部42に記憶されているかどうかを調べ
る(判断102)。
【0075】判断102の結果がYESになるときに
は、周辺画素B,Dの両方がエッジ画素である場合なの
で、周辺画素B,Dのいずれの値も使用しないで注目画
素Eを補正させるために、モード信号MDの値にモード
4をあらわす値をセットし(処理103)、また、判断
102の結果がNOになるときには、周辺画素Bのみが
エッジ画素である場合なので、周辺画素Dの値のみを使
用して注目画素Eを補正させるために、モード信号MD
の値にモード3をあらわす値をセットする(処理10
4)。
【0076】また、判断101の結果がNOになるとき
には、上述と同様にして、周辺画素Dに相当する座標が
エッジ位置記憶部42に記憶されているかどうかを調べ
る(判断105)。
【0077】判断105の結果がYESになるときに
は、周辺画素Dのみがエッジ画素である場合なので、周
辺画素Bの値のみを使用して注目画素Eを補正させるた
めに、モード信号MDの値にモード2をあらわす値をセ
ットし(処理106)、判断105の結果がNOになる
ときには、周辺画素B,Dのいずれもがエッジ画素でな
い場合であるので、周辺画素B,Dの値を用いて注目画
素Eを補正させるために、モード信号MDの値にモード
1をあらわす値をセットする(処理107)。
【0078】このようにして、周辺画素B,Dがエッジ
画素であるか否かに応じて、制御部39は、モード信号
MDの値を設定する。
【0079】すなわち、本実施例では、エッジ画素であ
ると判定された周辺画素B,Dの多値画信号DB,DD
を、注目画素Eの補正多値画信号DVを形成する演算に
使用しないことで、補正多値画信号DVを演算するとき
の誤差を低減できるようにしている。
【0080】以上の構成で、スキャナ4の読取動作が開
始されると、画像読取部21からは、1ライン単位に、
走査開始位置から各画素の読取結果に対応したアナログ
画信号AVが出力される。
【0081】このアナログ画信号AVは、アナログ/デ
ジタル変換器22により対応する多値画信号DVに変換
され、マトリクスレジスタ部35に加えられるととも
に、ラインバッファ24に順次記憶され、1ライン分の
多値画信号DVがラインバッファ24に蓄積されると、
次の画素タイミングからは、ラインバッファ24から多
値画信号DVaが出力されて、次のラインバッファ26
に順次記憶されとともに、マトリクスレジスタ部35に
加えられる。
【0082】同様に、ラインバッファ26に1ライン分
の多値画信号DVaが蓄積されると、次の画素タイミン
グからは、ラインバッファ26から多値画信号DVbが
出力されるとともに、マトリクスレジスタ部35に加え
られる。
【0083】このようにして、ラインバッファ24,2
6からそれぞれ多値画信号DVa,DVbが出力される
ようになると、マトリクスレジスタ部35は、注目画素
E、および、周辺画素B,D,F,Hの多値画信号D
E,DB,DD,DF,DHを抽出し、出力する。
【0084】このとき、制御部39は、注目画素Eが変
更になるたびに、上述した処理を実行して、モード信号
MDの値を設定し、それにより、演算回路36は、上述
したように、モード信号MDの値に対応した演算動作を
実行して、注目画素Eの補正多値画信号CVを形成し、
比較器40に出力する。これにより、比較器40は、順
次入力される補正多値画信号CVの画素ごとに比較動作
を行ない、その比較結果に基づいて中間調二値化画信号
HTを順次出力する。
【0085】それとともに、比較器37は、順次入力さ
れる多値画信号DEの画素ごとに比較動作を行ない、そ
の比較結果に基づいて非中間調二値化画信号BWを順次
出力する。
【0086】一方、エッジ検出部38は、入力した多値
画信号DE,DB,DD,DF,DHに基づき、上述し
た処理を実行して、注目画素Eがエッジ画素であるか否
かを判定し、エッジ画素であると検出した場合には、制
御信号ELを論理Hレベルに立ち上げる。
【0087】これにより、セレクタ41は、このときに
は、制御信号ELが論理Hレベルになっているので、入
力端Bに加えられている非中間調二値化画信号BWを選
択し、二値化画信号BVとして次段回路に出力する。
【0088】また、エッジ検出部38が注目画素Eをエ
ッジ画素でないと判断した場合には、エッジ検出部38
は、制御信号ELを論理Lレベルに設定し、これによっ
て、セレクタ41は、入力端Aに加えられている中間調
二値化画信号HTを選択し、二値化画信号BVとして次
段回路に出力する。
【0089】また、エッジ検出部38が注目画素Eをエ
ッジ画素であると判定した場合には、エッジ検出部38
は、そのエッジ画素と判定した画素の座標情報PSを形
成して、エッジ位置記憶部42に記憶する。
【0090】このようにして、注目画素Eがエッジ画素
であるか否かに応じた二値化画信号BVが、スキャナ4
より出力される。したがって、中間調画像中の白黒二値
画像領域において、エッジ画素の近傍での二値化画信号
BVの反転現象などを防止することができ、読取画像の
画質を格段に向上することができる。
【0091】このようにして、本実施例では、いずれの
演算モードでも、補正多値画信号CVのビット数が6ビ
ットになるように演算回路36の演算動作を設定してい
るので、演算モードにかかわらず後段の比較器40のビ
ット数、および、ディザ発生器28が発生するディザ閾
値RDのビット数を変化する必要がなく、装置を簡略化
することができる。
【0092】図8は、本発明のさらに別な実施例を示し
たものである。なお、同図において、図6と同一部分お
よび相当する部分には、同一符号を付している。
【0093】同図において、演算回路36’は、マトリ
クスレジスタ部35から出力される注目画素Eの多値画
信号DE、および、周辺画素B,Dの多値画信号DB,
DDに基づいて、上式(I)の演算を実行して補正多値
画信号CVを算出するものであり、その補正多値画信号
CVは、比較器40の入力端Bに加えられている。
【0094】制御部39’は、エッジ部38が出力する
制御信号EL、および、エッジ位置記憶部42の記憶内
容に基づいて、注目画素Eあるいは周辺画素B,Dのい
ずれかにエッジ画素が含まれているか否かを判断するも
のであり、それらの画素のいずれかにエッジ画素が含ま
れている場合には、セレクタ41に出力する制御信号E
Sを論理Hレベルに設定し、それらの画素のいずれにも
エッジ画素が含まれていない場合には、制御信号ESを
論理Lレベルに設定するものである。
【0095】この制御部39’の処理例を図9に示す。
【0096】制御部39’は、エッジ検出部38から加
えられる制御信号ELの値を調べて、注目画素Eがエッ
ジ画素であるか否かを判断し(判断201)、判断20
1の結果がYESになるときには、演算回路36’の演
算結果に誤差が含まれている可能性があり、したがっ
て、セレクタ41に非中間調二値化画信号BWを選択さ
せるために、制御信号ESを論理Hレベルに設定する
(処理202)。
【0097】また、判断201の結果がNOになるとき
には、そのときの注目画素Eの座標から、周辺画素B,
Dの座標を算出し、それらの座標のいずれかがエッジ位
置記憶部42に記憶されているかどうかを調べる(判断
203)。判断203の結果がYESになるときには、
処理202に移行して、それ非中間調二値化画信号BW
を選択させる。
【0098】また、判断203の結果がNOになるとき
には、注目画素Eおよび周辺画素B,Dのいずれにもエ
ッジ画素がない場合であり、演算回路36’の演算結果
に誤差が含まれていない場合なので、セレクタ41に中
間調画信号HTを選択させるために、制御信号ESを論
理Lレベルに設定する(処理204)。
【0099】このようにして、本実施例では、注目画素
Eあるいは周辺画素B,Dのいずれかにエッジ画素が含
まれているときには、二値化画信号BVとして非中間調
二値化画信号BWを選択し、注目画素Eあるいは周辺画
素B,Dのいずれにもエッジ画素が含まれていないとき
には、二値化画信号BVとして中間調二値化画信号HT
を選択しているので、画像状態に応じた二値化画信号B
Vを適切に出力することができ、出力画像の画質を向上
することができる。
【0100】図10は、本発明のさらに他の実施例を示
したものである。なお、同図において、図8と同一部
分、および、相当する部分には、同一符号を付してい
る。
【0101】同図において、制御部39”は、マトリク
スレジスタ部35から出力される多値画信号DB,D
D,DE、エッジ検出部38から出力される制御信号E
L、および、エッジ位置記憶部42の記憶内容に基づい
て、注目画素Eまたは周辺画素B,Dがエッジ画素であ
るか、あるいは、注目画素Eがエッジ領域にあるかを判
定するものであり、注目画素Eまたは周辺画素B,Dが
エッジ画素であるか、あるいは、注目画素Eがエッジ領
域にある場合には、セレクタ41に出力する制御信号E
Sを論理Hレベルに設定し、また、それ以外の場合に
は、制御信号ESを論理Lレベルに設定するものであ
る。
【0102】この制御部39”の処理例を図11に示
す。
【0103】制御部39”は、まず、エッジ検出部38
から出力される制御信号ELの論理レベルを調べて、注
目画素Eがエッジ画素であるか否かを判別する(判断3
01)。判断301の結果がNOになるときには、注目
画素Eの座標に基づいて周辺画素Bの座標を判別し、そ
の座標がエッジ位置記憶部42に記憶されているかどう
かを調べる(判断302)。
【0104】周辺画素Bがエッジ画素であり、判断30
2の結果がYESになるときには、多値画信号DBの値
を固定閾値と比較してエッジ画素Bが白画素であるかど
うかを調べる(判断303)。判断303の結果がYE
Sになるときには、多値画信号DEの値が多値画信号D
Bの値以上の大きさであり、注目画素Eがエッジ画素B
よりも濃度的にエッジ側にあるかどうかを調べる(判断
304)。
【0105】判断304の結果がYESになるときに
は、注目画素Eがエッジ領域に隣接した位置にある場合
なので、非中間調二値化画信号BWを選択するために、
制御信号ESを論理Hレベルに設定する(処理30
5)。
【0106】また、判断304の結果がNOになるとき
には、注目画素Eがエッジ領域に隣接した位置にない場
合なので、中間調二値化画信号HTを選択するために、
制御信号ESを論理Lレベルに設定する(処理30
6)。
【0107】また、判断303の結果がNOになるとき
には、エッジ画素Bが黒画素なので、多値画信号DEの
値が多値画信号DBの値以下の大きさであり、注目画素
Eがエッジ画素Bよりも濃度的にエッジ側にあるかどう
かを調べる(判断307)。判断307の結果がYES
になるときには、注目画素Eがエッジ領域に隣接した位
置にある場合なので、処理305に進んで非中間調二値
化画信号BWを選択し、また、判断307の結果がNO
になるときには、注目画素Eがエッジ領域に隣接した位
置にない場合なので、処理306に進んで中間調二値化
画信号HTを選択する。
【0108】また、判断302の結果がNOになるとき
には、注目画素Eの座標に基づいて周辺画素Dの座標を
判別し、その座標がエッジ位置記憶部42に記憶されて
いるかどうかを調べる(判断308)。
【0109】周辺画素Dがエッジ画素であり、判断30
8の結果がYESになるときには、多値画信号DDの値
を固定閾値と比較してエッジ画素Dが白画素であるかど
うかを調べる(判断309)。判断309の結果がYE
Sになるときには、多値画信号DEの値が多値画信号D
Dの値以上の大きさであり、注目画素Eがエッジ画素D
よりも濃度的にエッジ側にあるかどうかを調べる(判断
310)。
【0110】判断310の結果がYESになるときに
は、注目画素Eがエッジ領域に隣接した位置にある場合
なので、非中間調二値化画信号BWを選択するために、
処理305に進んで制御信号ESを論理Hレベルに設定
する。
【0111】また、判断310の結果がNOになるとき
には、注目画素Eがエッジ領域に隣接した位置にない場
合なので、処理306に進んで中間調二値化画信号HT
を選択するために、制御信号ESを論理Lレベルに設定
する。
【0112】また、判断309の結果がNOになるとき
には、エッジ画素Dが黒画素なので、多値画信号DEの
値が多値画信号DDの値以下の大きさであり、注目画素
Eがエッジ画素Dよりも濃度的にエッジ側にあるかどう
かを調べる(判断311)。判断311の結果がYES
になるときには、注目画素Eがエッジ領域に隣接した位
置にある場合なので、処理305に進んで非中間調二値
化画信号BWを選択し、また、判断311の結果がNO
になるときには、注目画素Eがエッジ領域に隣接した位
置にない場合なので、処理306に進んで中間調二値化
画信号HTを選択する。
【0113】このようにして、本実施例では、エッジ領
域に隣接した位置にある画素については、非中間調読取
処理を適用するようにしているので、適切な読取画像を
得ることができる。
【0114】なお、ビット数を増大するための演算処理
は、上述した実施例のものに限ることはない。
【0115】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
中間調読取処理の特性を非線形にすることができ、中間
調読取処理後の二値化画信号における濃度レベルの大き
い部分の読取特性を良好にすることができ、記録画像の
品質を向上できる。また、注目画素のビット数を増大す
る演算に用いられる周囲画素または注目画素がエッジ画
像に含まれる場合には、その周囲画素を演算から除外す
るか、あるいは、固定閾値で二値化した画信号を選択す
ることで、演算誤差の影響で画質が劣化するような事態
を防止できるという効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】画素マトリクスの一例および多値画信号のビッ
ト数を増やす演算のためのデジタルフィルタの畳み込み
演算用の係数マトリクスの一例を示す概略図および非線
形読取特性を実現するためのディザマトリクスの一例を
示す概略図。
【図2】非線形読取特性の一例を示すグラフ図。
【図3】本発明の一実施例にかかるグループ3ファクシ
ミリ装置を示すブロック図。
【図4】スキャナの読取処理系の一例を示すブロック
図。
【図5】スキャナの読取処理系の他の例を示すブロック
図。
【図6】スキャナの読取処理系のさらに他の例を示すブ
ロック図。
【図7】図6の制御部の処理例を示すフローチャート。
【図8】スキャナの読取処理系の別の例を示すブロック
図。
【図9】図8の制御部の処理例を示すフローチャート。
【図10】スキャナの読取処理系のさらに別の例を示す
ブロック図。
【図11】図10の制御部の処理例を示すフローチャー
ト。
【符号の説明】
22 アナログ/デジタル変換器 23,23’,36,36’ 演算回路 24,26 ラインバッファ 27,37,40 比較器 28 ディザ発生器 35 マトリクスレジスタ部 38 エッジ検出部 39,39’,39" 制御部 41 セレクタ 42 エッジ位置記憶部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を所定の解像度で読み取って多
    値画信号を形成し、その多値画信号を中間調読取処理し
    て二値化画信号を形成する原稿画像読取装置において、
    それぞれの注目画素についてその周囲画素のうち最も相
    関関係の大きい周囲画素の多値画信号に基づいて注目画
    素の多値画信号のビット数を疑似的に増やす演算手段
    と、この演算手段から出力される多値画信号を非線形な
    閾値で中間調読取処理する中間調読取手段を備えたこと
    を特徴とする原稿画像読取装置。
  2. 【請求項2】 原稿画像を所定の解像度で読み取って多
    値画信号を形成し、その多値画信号を中間調読取処理し
    て二値化画信号を形成する原稿画像読取装置において、
    注目画素と周囲画素との濃度レベルの比較に基づいてそ
    の注目画素が画像の境界領域に位置していることを判定
    するエッジ判定手段と、このエッジ判定手段が判定した
    エッジ画素の位置を記憶するエッジ位置記憶手段と、そ
    れぞれの注目画素についてその周囲画素のうち最も相関
    関係の大きい周囲画素であって上記エッジ位置記憶手段
    に記憶されていない周囲画素の多値画信号に基づいて注
    目画素の多値画信号のビット数を疑似的に増やす演算手
    段と、この演算手段から出力される多値画信号を非線形
    な閾値で中間調読取処理する中間調読取手段を備えたこ
    とを特徴とする原稿画像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記演算手段は、演算対象から除外した
    周囲画素に代えて注目画素の多値画信号を用いることを
    特徴とする請求項2記載の原稿画像読取装置。
  4. 【請求項4】 原稿画像を所定の解像度で読み取って多
    値画信号を形成し、その多値画信号を中間調読取処理し
    て二値化画信号を形成する原稿画像読取装置において、
    注目画素と周囲画素との濃度レベルの比較に基づいてそ
    の注目画素が画像の境界領域に位置していることを判定
    するエッジ判定手段と、このエッジ判定手段が判定した
    エッジ画素の位置を記憶するエッジ位置記憶手段と、そ
    れぞれの注目画素についてその周囲画素のうち最も相関
    関係の大きい周囲画素の多値画信号に基づいて注目画素
    の多値画信号のビット数を疑似的に増やす演算手段と、
    この演算手段から出力される多値画信号を非線形な閾値
    で中間調読取処理する中間調読取手段と、注目画素の多
    値画信号を所定の固定閾値で比較して二値化画信号を形
    成する固定閾値二値化手段と、上記エッジ判定手段の判
    定結果およびエッジ位置記憶手段の記憶内容に基づいて
    上記演算手段が参照する周囲画素または注目画素がエッ
    ジ画素であるか否かを判定していずれかの画素がエッジ
    画素であることを検出したときには上記固定閾値二値化
    手段の出力信号を選択する一方、いずれの画素もエッジ
    画素でなことを検出したときには上記中間調読取手段の
    出力信号を選択しその選択した信号を読取二値化画信号
    として出力する選択手段を備えたことを特徴とする原稿
    画像読取装置。
  5. 【請求項5】 原稿画像を所定の解像度で読み取って多
    値画信号を形成し、その多値画信号を中間調読取処理し
    て二値化画信号を形成する原稿画像読取装置において、 注目画素と周囲画素との濃度レベルの比較に基づいてそ
    の注目画素が画像の境界領域に位置していることを判定
    するエッジ判定手段と、 このエッジ判定手段が判定したエッジ画素の位置を記憶
    するエッジ位置記憶手段と、 それぞれの注目画素についてその周囲画素のうち最も相
    関関係の大きい周囲画素の多値画信号に基づいて注目画
    素の多値画信号のビット数を疑似的に増やす演算手段
    と、 この演算手段から出力される多値画信号を非線形な閾値
    で中間調読取処理する中間調読取手段と、 注目画素の多値画信号を所定の固定閾値で比較して二値
    化画信号を形成する固定閾値二値化手段と、 上記エッジ判定手段の判定結果に基づいて注目画素がエ
    ッジ画素であることを検出したとき、または、上記エッ
    ジ位置記憶手段の記憶内容に基づいて上記演算手段が参
    照する周囲画素がエッジ画素であることを検出し、か
    つ、注目画素とそのエッジ画素との多値画信号のレベル
    を比較してエッジ画素がより画像のエッジ方向に位置し
    ていることを検出したときときには上記固定閾値二値化
    手段の出力信号を選択し、いずれの画素もエッジ画素で
    ないことを検出したときには上記中間調読取手段の出力
    信号を選択し、その選択した信号を読取二値化画信号と
    して出力する選択手段を備えたことを特徴とする原稿画
    像読取装置。
JP3268621A 1990-10-19 1991-09-20 原稿画像読取装置 Pending JPH0563965A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100405426C (zh) * 2002-08-23 2008-07-23 汤姆森许可贸易公司 减少量化噪声的方法和相应的设备

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